JPH0729936Y2 - クリーム状化粧料容器 - Google Patents
クリーム状化粧料容器Info
- Publication number
- JPH0729936Y2 JPH0729936Y2 JP1989121460U JP12146089U JPH0729936Y2 JP H0729936 Y2 JPH0729936 Y2 JP H0729936Y2 JP 1989121460 U JP1989121460 U JP 1989121460U JP 12146089 U JP12146089 U JP 12146089U JP H0729936 Y2 JPH0729936 Y2 JP H0729936Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- open
- cell foam
- container
- cosmetic
- net
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Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、粘稠性を有するクリーム状化粧料の収納、取
り出しに適した容器に関する。
り出しに適した容器に関する。
〈従来の技術〉 従来、この種の粘稠性を有するクリーム状化粧料の容器
としては、第７図に示すように、中蓋13で仕切られたコ
ンパクト容器の本体１″側に収納された中皿３′内のク
リーム状化粧料12の表面を網状のネット16で覆い、該ネ
ット16の周囲を保持するネット枠15を、該中皿３′内に
摺動可能に嵌合させたものがあり、使用時は、第８図に
示すように蓋体２″側に収納されたパフ等の塗布体14を
用いてネット16上からその網目を通して、収納された化
粧料12を適量づつ取り出すようにしていた。（実開昭63
−12313号） 〈考案が解決しようとする課題〉 上述した従来の化粧料容器では、メッシュ状のネットで
化粧料の表面を被覆しているので、塗布体で化粧料を取
り出す際、その押圧力により押圧部付近のメッシュが拡
げられ、そこから集中的に化粧料が透過する為に塗布体
に均一に付着せず、化粧時、塗りむらを生じるという問
題点を有していた。
としては、第７図に示すように、中蓋13で仕切られたコ
ンパクト容器の本体１″側に収納された中皿３′内のク
リーム状化粧料12の表面を網状のネット16で覆い、該ネ
ット16の周囲を保持するネット枠15を、該中皿３′内に
摺動可能に嵌合させたものがあり、使用時は、第８図に
示すように蓋体２″側に収納されたパフ等の塗布体14を
用いてネット16上からその網目を通して、収納された化
粧料12を適量づつ取り出すようにしていた。（実開昭63
−12313号） 〈考案が解決しようとする課題〉 上述した従来の化粧料容器では、メッシュ状のネットで
化粧料の表面を被覆しているので、塗布体で化粧料を取
り出す際、その押圧力により押圧部付近のメッシュが拡
げられ、そこから集中的に化粧料が透過する為に塗布体
に均一に付着せず、化粧時、塗りむらを生じるという問
題点を有していた。
本考案は上記従来の問題点を解決しようとするものであ
る。
る。
〈課題を解決する為の手段〉 本考案では、従来のネットに代え、スポンジ状の連続気
泡発泡体を用いると共に、この連続気泡発泡体の外周端
部を挟持して組み立てられる枠体をクリーム状化粧料が
収納された容器内に没入可能に挿着することとした。ま
た上記枠体の外周には上向きの弾性片を突設した。また
場合によっては、上記連続気泡発泡体にネットを付設す
ることとした。
泡発泡体を用いると共に、この連続気泡発泡体の外周端
部を挟持して組み立てられる枠体をクリーム状化粧料が
収納された容器内に没入可能に挿着することとした。ま
た上記枠体の外周には上向きの弾性片を突設した。また
場合によっては、上記連続気泡発泡体にネットを付設す
ることとした。
〈作用〉 スポンジ状の連続気泡発泡体は、収納されたクリーム状
化粧料の外部への漏洩を防止すると共に、使用時強く押
圧されることにより、押圧部が収縮して内部の間隙が密
となり、下方からのクリーム状化粧量の透過量を制限
し、塗布体に付着する化粧料の量を均一にするように作
用する。
化粧料の外部への漏洩を防止すると共に、使用時強く押
圧されることにより、押圧部が収縮して内部の間隙が密
となり、下方からのクリーム状化粧量の透過量を制限
し、塗布体に付着する化粧料の量を均一にするように作
用する。
また連続気泡発泡体の周囲を保持した枠体は、化粧料の
使用に伴って容器の下方へと移動し、この連続気泡発泡
体を常に化粧料の取り出しが可能な化粧料の直上位置に
保持する。また枠体の周囲に突設された弾性片は、容器
の内周に圧接し、この容器内に収納された化粧料の外部
への漏れや揮発を防止すると共に、化粧料の使用に伴っ
て下降した枠体が、容器の上側へと逆戻りすることを阻
止するように作用する。またネットを付設した場合、こ
のネットは連続気泡発泡体の表面を保護し、その耐久性
を向上させると共に、その受けとして作用したり、塗布
体との摩擦抵抗を軽減するように作用する。
使用に伴って容器の下方へと移動し、この連続気泡発泡
体を常に化粧料の取り出しが可能な化粧料の直上位置に
保持する。また枠体の周囲に突設された弾性片は、容器
の内周に圧接し、この容器内に収納された化粧料の外部
への漏れや揮発を防止すると共に、化粧料の使用に伴っ
て下降した枠体が、容器の上側へと逆戻りすることを阻
止するように作用する。またネットを付設した場合、こ
のネットは連続気泡発泡体の表面を保護し、その耐久性
を向上させると共に、その受けとして作用したり、塗布
体との摩擦抵抗を軽減するように作用する。
〈実施例〉 以下、図面に示す実施例に基づき本考案を詳細に説明す
る。
る。
第１図は、本考案の一実施例を示す容器の縦断面図であ
り、図中符号１はクリーム状の化粧料12を収納する容器
本体、２は該容器本体１の口部を覆う蓋体、14は該蓋体
２内に収納されるパフ等の塗布体、７はパッキン、17は
輸送時等の液漏れを防止するシールを示す。
り、図中符号１はクリーム状の化粧料12を収納する容器
本体、２は該容器本体１の口部を覆う蓋体、14は該蓋体
２内に収納されるパフ等の塗布体、７はパッキン、17は
輸送時等の液漏れを防止するシールを示す。
符号４は本考案が要部とするスポンジ状の連続気泡発泡
体を示しており、その周囲を保持する枠体５は上記容器
本体１内に摺動可能に嵌合している。第２図は、その要
部拡大図であり、該連続気泡発泡体４の外周端部は、係
合片b,cの係合により連続された上枠体51と下枠体52と
の間で挟持されている。又、図中符号ｄは抑止片を示
す。
体を示しており、その周囲を保持する枠体５は上記容器
本体１内に摺動可能に嵌合している。第２図は、その要
部拡大図であり、該連続気泡発泡体４の外周端部は、係
合片b,cの係合により連続された上枠体51と下枠体52と
の間で挟持されている。又、図中符号ｄは抑止片を示
す。
尚、上記連続気泡発泡体の発泡密度は、収納されたクリ
ーム状化粧料の粘度等に応じて適宜設定されるものとす
る。
ーム状化粧料の粘度等に応じて適宜設定されるものとす
る。
このようにして成る本考案の化粧料容器では、収納され
たクリーム状の化粧料を取り出すには、従来と同様に蓋
体２を開放し、取り出した塗布体14を連続気泡発泡体４
上に押し付け、該塗布体14にクリーム状化粧料12を付着
させることにより行うが、ここにおいてスポンジ状の該
連続気泡発泡体４は、塗布体14により押圧されることに
より第６図に示すように押圧部が収縮し、内部の連続気
泡の間隙が密となるので、クリーム状化粧料の透過量は
制限される。つまり、塗布体の押圧力を強くすればする
ほど、化粧料の通過間隙が狭められることとなり、結果
として塗布体14に付着する化粧料の量は該連続気泡発泡
体４中に含まれたほぼ一定量となるものである。
たクリーム状の化粧料を取り出すには、従来と同様に蓋
体２を開放し、取り出した塗布体14を連続気泡発泡体４
上に押し付け、該塗布体14にクリーム状化粧料12を付着
させることにより行うが、ここにおいてスポンジ状の該
連続気泡発泡体４は、塗布体14により押圧されることに
より第６図に示すように押圧部が収縮し、内部の連続気
泡の間隙が密となるので、クリーム状化粧料の透過量は
制限される。つまり、塗布体の押圧力を強くすればする
ほど、化粧料の通過間隙が狭められることとなり、結果
として塗布体14に付着する化粧料の量は該連続気泡発泡
体４中に含まれたほぼ一定量となるものである。
このように本考案の化粧料容器では、押圧力に関係なく
ほぼ一定量が塗布体の均一に付着する。
ほぼ一定量が塗布体の均一に付着する。
そして、使用により化粧料12が減少してくると、上述し
た操作により、下方への押圧力を受ける連続気泡発泡体
４は、容器１に摺動可能に嵌合した枠体５により、該容
器１の下方へと案内され、常に化粧料12が取り出し可能
な化粧料の直上位置に保持されるものである。
た操作により、下方への押圧力を受ける連続気泡発泡体
４は、容器１に摺動可能に嵌合した枠体５により、該容
器１の下方へと案内され、常に化粧料12が取り出し可能
な化粧料の直上位置に保持されるものである。
又、使用後は蓋体２を閉じると、パッキン７が本体１の
口部周縁に密着し、また弾性片ａが本体１の内周に密着
しているので、収納された化粧料12の外部への漏れや揮
発は確実に防止される。
口部周縁に密着し、また弾性片ａが本体１の内周に密着
しているので、収納された化粧料12の外部への漏れや揮
発は確実に防止される。
第４図は、他の実施例を示しており、容器本体１′を中
枠９により２つに分離し、一方をパフ等の塗布体14の収
納部とすると共に、他方をクリーム状化粧料12の収納部
とし、前記実施例と同様に該化粧料12の上面をスポンジ
状の連続気泡発泡体４で被覆したものである。第５図
は、その要部拡大図であり、上記連続気泡発泡体４の外
周端部は挟持片ｅを内周下方に突設した上枠体51′と、
同じく挟持片ｆを内周上方に突設した下枠体52′との間
で挟持されている。ここにおいて該上枠体51′と該下枠
体52′との連結は、前述の実施例とは異なり、超音波、
熱圧着等により連続気泡発泡体４と一体的に連続固定す
ることとしている。
枠９により２つに分離し、一方をパフ等の塗布体14の収
納部とすると共に、他方をクリーム状化粧料12の収納部
とし、前記実施例と同様に該化粧料12の上面をスポンジ
状の連続気泡発泡体４で被覆したものである。第５図
は、その要部拡大図であり、上記連続気泡発泡体４の外
周端部は挟持片ｅを内周下方に突設した上枠体51′と、
同じく挟持片ｆを内周上方に突設した下枠体52′との間
で挟持されている。ここにおいて該上枠体51′と該下枠
体52′との連結は、前述の実施例とは異なり、超音波、
熱圧着等により連続気泡発泡体４と一体的に連続固定す
ることとしている。
尚、図中符号３は化粧料12が装填される中皿、７′は該
中皿３の上端周囲に密着するパッキン、６はパッキン押
え、８は蓋体２′の裏面に取り付けられた鏡、10は操作
釦、11は枢支軸を示す。
中皿３の上端周囲に密着するパッキン、６はパッキン押
え、８は蓋体２′の裏面に取り付けられた鏡、10は操作
釦、11は枢支軸を示す。
又、上述した本考案が要部とする連続気泡発泡体は、従
来用いられていたネットと併用しても良く、第３図
（ａ）に示すようにネット16を連続気泡発泡体４の下面
に設けた場合には、該ネットが受けとして作用するの
で、連続気泡発泡体を収縮させ易く、塗布量が安定する
と共に、該連続気泡発泡体が破れにくくなり、耐久性が
向上する。
来用いられていたネットと併用しても良く、第３図
（ａ）に示すようにネット16を連続気泡発泡体４の下面
に設けた場合には、該ネットが受けとして作用するの
で、連続気泡発泡体を収縮させ易く、塗布量が安定する
と共に、該連続気泡発泡体が破れにくくなり、耐久性が
向上する。
又、第３図（ｂ）に示すように連続気泡発泡体４の上面
にネット16を設けた場合には、塗布体との摩擦抵抗が軽
減でき、使用感が向上すると共に、該連続気泡発泡体の
耐久性も向上する。
にネット16を設けた場合には、塗布体との摩擦抵抗が軽
減でき、使用感が向上すると共に、該連続気泡発泡体の
耐久性も向上する。
更に、第３図（ｃ）に示すように上下両面にネット16,1
6を設けた場合には、上記夫々の効果を合わせ持つこと
となるものである。
6を設けた場合には、上記夫々の効果を合わせ持つこと
となるものである。
〈考案の効果〉 以上の通り、本考案のクリーム状化粧料容器では、スポ
ンジ状の連続気泡発泡体を透過して容器内部のクリーム
状化粧料を取り出すこととしたので、従来のネットのよ
うに取り出し時、必要以上にネット上にはみ出したり、
塗布体に不均一に付着することがなく、化粧時に塗りむ
らが生じない。また連続気泡発泡体の発泡密度を変える
ことにより異なる粘度に対応できると共に、各種クリー
ム状化粧料の特性に応じた最適な量が取り出せるように
設定することもできる。更にネットを併用した場合に
は、使用感や耐久性を向上させる事ができる。さらにま
た枠体の外周には、上向きの弾性片が突設されているの
で、枠体が逆戻りすることが防止されると共に、隙間か
ら化粧料が外部に漏洩したり、揮発することが防止さ
れ、クリーム状化粧料容器の操作性並びに機能の向上に
優れた効果を奏する。
ンジ状の連続気泡発泡体を透過して容器内部のクリーム
状化粧料を取り出すこととしたので、従来のネットのよ
うに取り出し時、必要以上にネット上にはみ出したり、
塗布体に不均一に付着することがなく、化粧時に塗りむ
らが生じない。また連続気泡発泡体の発泡密度を変える
ことにより異なる粘度に対応できると共に、各種クリー
ム状化粧料の特性に応じた最適な量が取り出せるように
設定することもできる。更にネットを併用した場合に
は、使用感や耐久性を向上させる事ができる。さらにま
た枠体の外周には、上向きの弾性片が突設されているの
で、枠体が逆戻りすることが防止されると共に、隙間か
ら化粧料が外部に漏洩したり、揮発することが防止さ
れ、クリーム状化粧料容器の操作性並びに機能の向上に
優れた効果を奏する。
第１図は、本考案の実施例を示す半縦断面図、 第２図は、第１図の要部拡大図、 第３図（ａ）〜（ｃ）は、ネットを併用した例を示して
おり、 第３図（ａ）は、ネットを上面に設けた場合の要部断面
図、 第３図（ｂ）は、ネットを下面に設けた場合の要部断面
図、 第３図（ｃ）は、ネットを上下両面に設けた場合の要部
断面図である。 第４図は、他の実施例を示す縦断面図、 第５図は、第４図の部分拡大図、 第６図は、使用状態説明図、 第７図は、従来例の縦断面図、 第８図は、同上、使用状態説明図である。 １…本体、２…蓋体 ４…連続気泡発泡体、５…枠体 12…化粧料、14…塗布体 16…ネット ａ…弾性片
おり、 第３図（ａ）は、ネットを上面に設けた場合の要部断面
図、 第３図（ｂ）は、ネットを下面に設けた場合の要部断面
図、 第３図（ｃ）は、ネットを上下両面に設けた場合の要部
断面図である。 第４図は、他の実施例を示す縦断面図、 第５図は、第４図の部分拡大図、 第６図は、使用状態説明図、 第７図は、従来例の縦断面図、 第８図は、同上、使用状態説明図である。 １…本体、２…蓋体 ４…連続気泡発泡体、５…枠体 12…化粧料、14…塗布体 16…ネット ａ…弾性片
Claims (2)
- 【請求項１】外周に上向きの弾性片が突設された下枠体
と、この下枠体に接合される上枠体とからなる枠体で、
スポンジ状の連続気泡発泡体の外周端部が挟持され、こ
の連続気泡発泡体が上記枠体を介してクリーム状化粧料
が収納された容器内に没入可能に該容器に挿着されたこ
とを特徴とするクリーム状化粧料容器。 - 【請求項２】連続気泡発泡体にネットを付設したことを
特徴とする請求項１記載のクリーム状化粧料容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989121460U JPH0729936Y2 (ja) | 1989-10-16 | 1989-10-16 | クリーム状化粧料容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989121460U JPH0729936Y2 (ja) | 1989-10-16 | 1989-10-16 | クリーム状化粧料容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0362514U JPH0362514U (ja) | 1991-06-19 |
| JPH0729936Y2 true JPH0729936Y2 (ja) | 1995-07-12 |
Family
ID=31669493
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989121460U Expired - Fee Related JPH0729936Y2 (ja) | 1989-10-16 | 1989-10-16 | クリーム状化粧料容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0729936Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100857666B1 (ko) * | 2007-02-27 | 2008-09-08 | 금호타이어 주식회사 | 휴대용 폐타이어 펀칭기 |
| JP2011005551A (ja) * | 2010-08-09 | 2011-01-13 | Punch Industry Co Ltd | プランジャ用レンチ |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH046662Y2 (ja) * | 1987-06-19 | 1992-02-24 | ||
| JPH0510743Y2 (ja) * | 1987-11-04 | 1993-03-16 |
-
1989
- 1989-10-16 JP JP1989121460U patent/JPH0729936Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0362514U (ja) | 1991-06-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |