JPH0610902Y2 - 粘稠性化粧料容器 - Google Patents
粘稠性化粧料容器Info
- Publication number
- JPH0610902Y2 JPH0610902Y2 JP8195389U JP8195389U JPH0610902Y2 JP H0610902 Y2 JPH0610902 Y2 JP H0610902Y2 JP 8195389 U JP8195389 U JP 8195389U JP 8195389 U JP8195389 U JP 8195389U JP H0610902 Y2 JPH0610902 Y2 JP H0610902Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- net
- cosmetic
- net frame
- viscous cosmetic
- container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、粘稠性を有するクリーム状化粧料の収納に適
した容器に関する。
した容器に関する。
〈従来の技術〉 従来、この種の粘稠性を有する化粧料の容器としては、
第５図に示すように中蓋13で仕切られたコンパクト容器
の本体１′側に収納された中皿３′内の粘稠性を有する
化粧料12の表面を網状のネット４′で覆い、該ネット
４′の周囲を保持するネット枠15を該中皿３′内に摺動
可能に嵌合させたものがあり、使用時は第６図に示すよ
うに蓋体２′側に収納されたパフ等の塗布体14を用いて
ネット４′上からその網目を通して、収納された化粧料
12を適量づつ取り出すようにしていた。（実開昭63-123
13号） 〈考案が解決しようとする課題〉 上述した従来のコンパクト容器では、ネットが常時化粧
料の表面に接しているので、該ネットの網目に化粧料が
固着して詰まりやすく、また中皿の周縁部に化粧料が残
りやすく、残った化粧料が中皿とネット枠との間からは
み出し、適量づつ取り出すという機能を損なうと共に、
化粧料が手指に付着したり、あるいは容器やバック等の
収納物を汚すという問題点を有していた。
第５図に示すように中蓋13で仕切られたコンパクト容器
の本体１′側に収納された中皿３′内の粘稠性を有する
化粧料12の表面を網状のネット４′で覆い、該ネット
４′の周囲を保持するネット枠15を該中皿３′内に摺動
可能に嵌合させたものがあり、使用時は第６図に示すよ
うに蓋体２′側に収納されたパフ等の塗布体14を用いて
ネット４′上からその網目を通して、収納された化粧料
12を適量づつ取り出すようにしていた。（実開昭63-123
13号） 〈考案が解決しようとする課題〉 上述した従来のコンパクト容器では、ネットが常時化粧
料の表面に接しているので、該ネットの網目に化粧料が
固着して詰まりやすく、また中皿の周縁部に化粧料が残
りやすく、残った化粧料が中皿とネット枠との間からは
み出し、適量づつ取り出すという機能を損なうと共に、
化粧料が手指に付着したり、あるいは容器やバック等の
収納物を汚すという問題点を有していた。
〈課題を解決する為の手段〉 本考案では、ネットが取り付けられる環状のネット枠に
適当な厚みをもたせると共に、その下面の周方向に溝を
形成し、外周にガイド面と連続した弾性片を一体形成す
ることにより上記従来の問題点を解決した。
適当な厚みをもたせると共に、その下面の周方向に溝を
形成し、外周にガイド面と連続した弾性片を一体形成す
ることにより上記従来の問題点を解決した。
〈作用〉 ネットを保持するネット枠は、その厚みによりネットを
化粧料表面から所定距離々間して保持すると共に、外周
のガイド面によりネット枠をがたつきなく中皿の下方に
向かって案内し、該ガイド面の下方に連続する弾性片は
中皿の内周と密着し、化粧料の漏れをふさぐように作用
する。
化粧料表面から所定距離々間して保持すると共に、外周
のガイド面によりネット枠をがたつきなく中皿の下方に
向かって案内し、該ガイド面の下方に連続する弾性片は
中皿の内周と密着し、化粧料の漏れをふさぐように作用
する。
〈実施例〉 以下、図面に示す実施例に基づき本考案を詳細に説明す
る。
る。
第１図は、実施例による容器の縦断面図であり、図示し
たように本体１は、中枠９により２つに分離され、一方
をパフ等の塗布体14の収納部とすると共に他方を化粧料
12の収納部としている。又、該本体１に軸11で回動開閉
可能に取り付けられた蓋体２の裏面には、上記化粧料収
納部と塗布体収納部の上部に夫々対応させて、パッキン
７と鏡８が取り付けられている。
たように本体１は、中枠９により２つに分離され、一方
をパフ等の塗布体14の収納部とすると共に他方を化粧料
12の収納部としている。又、該本体１に軸11で回動開閉
可能に取り付けられた蓋体２の裏面には、上記化粧料収
納部と塗布体収納部の上部に夫々対応させて、パッキン
７と鏡８が取り付けられている。
第２図は、上記化粧料収納部の拡大図であり、前記本体
１内に装着された中皿３内には、粘稠性を有するクリー
ム状の化粧料12が収納され、該化粧料12上には該中皿３
の内周に嵌合したネット枠５で保持された網目状のネッ
ト４が、その表面から所定距離離間して設けられてい
る。
１内に装着された中皿３内には、粘稠性を有するクリー
ム状の化粧料12が収納され、該化粧料12上には該中皿３
の内周に嵌合したネット枠５で保持された網目状のネッ
ト４が、その表面から所定距離離間して設けられてい
る。
第３図は、上記ネット枠５の装着前の状態を示してお
り、該ネット枠５の下面にはその周方向にわたって溝ａ
が形成されており、その外周側面を前記中皿３の内壁に
圧接する弾性片５ａとしている。尚、符号５ｃは、該弾
性片５ａ上方のガイド面を示す。
り、該ネット枠５の下面にはその周方向にわたって溝ａ
が形成されており、その外周側面を前記中皿３の内壁に
圧接する弾性片５ａとしている。尚、符号５ｃは、該弾
性片５ａ上方のガイド面を示す。
第４図は、ネット枠の他の実施例を示しており、このネ
ット枠５は、溝ａにより外周の弾性片５ａと分離された
他方の内周側面を所定間隔毎に切欠し、複数の切欠部b,
b…を形成すると共に、該切欠部b,b…の底面を前記溝ａ
の底面と傾斜面５ｂで連続させ、該溝ａをネット枠５の
内方に開放したものである。
ット枠５は、溝ａにより外周の弾性片５ａと分離された
他方の内周側面を所定間隔毎に切欠し、複数の切欠部b,
b…を形成すると共に、該切欠部b,b…の底面を前記溝ａ
の底面と傾斜面５ｂで連続させ、該溝ａをネット枠５の
内方に開放したものである。
尚、第１図において符号６はパッキン７固定用のパッキ
ン押え、10は蓋体２開閉用の操作釦を示している。
ン押え、10は蓋体２開閉用の操作釦を示している。
次に上記構成を有する本考案の粘稠性化粧料容器の働き
を使用を追って説明すると、まず第１図に示す状態から
操作釦10を押し込み、軸11で本体１に回動可能に枢着さ
れた蓋体２を開放し、塗布体14を取り出す。次に取り出
した塗布体14をネット４上に押し付けると、該ネット４
は下方に撓んで化粧料12の表面に接し、粘稠性を有する
化粧料12は、該ネット４の網目を通して塗布体14に付着
し、使用に供される。そして使用後、塗布体14をネット
４上から取り去れば、該ネット４は自身の弾性力により
原状に復帰し、化粧料１２の表面から第２図にで示す
距離だけ離間して保持される。又、使用により化粧料12
が減少すると、ネット枠５は中皿３の内周に沿って下降
し、該ネット枠５に保持されたネット４は常時、化粧料
12が取り出し得る位置に保持されるものである。尚、こ
の時、該ネット枠５は、その外周に設けたガイド面５ｃ
及び弾性片５ａが中皿３の内周に接しているので、がた
つきなく円滑に下降案内されるようになっている。
を使用を追って説明すると、まず第１図に示す状態から
操作釦10を押し込み、軸11で本体１に回動可能に枢着さ
れた蓋体２を開放し、塗布体14を取り出す。次に取り出
した塗布体14をネット４上に押し付けると、該ネット４
は下方に撓んで化粧料12の表面に接し、粘稠性を有する
化粧料12は、該ネット４の網目を通して塗布体14に付着
し、使用に供される。そして使用後、塗布体14をネット
４上から取り去れば、該ネット４は自身の弾性力により
原状に復帰し、化粧料１２の表面から第２図にで示す
距離だけ離間して保持される。又、使用により化粧料12
が減少すると、ネット枠５は中皿３の内周に沿って下降
し、該ネット枠５に保持されたネット４は常時、化粧料
12が取り出し得る位置に保持されるものである。尚、こ
の時、該ネット枠５は、その外周に設けたガイド面５ｃ
及び弾性片５ａが中皿３の内周に接しているので、がた
つきなく円滑に下降案内されるようになっている。
また第４図に示す他の実施例によれば、ネット枠５下面
の溝ａが傾斜面５ｂにより中皿３の内周方向に開放され
ているので、使用に伴い該中皿３の周縁部に残った化粧
料12は、ネット枠５の下降によりその中心方向に導か
れ、無駄なく化粧料が使用できると共に、ネット枠５の
下降もより円滑となるものである。
の溝ａが傾斜面５ｂにより中皿３の内周方向に開放され
ているので、使用に伴い該中皿３の周縁部に残った化粧
料12は、ネット枠５の下降によりその中心方向に導か
れ、無駄なく化粧料が使用できると共に、ネット枠５の
下降もより円滑となるものである。
そして使用後、蓋体２を閉じると、該蓋体２の裏面に取
り付けたパッキン７が中皿３上部周縁に密着するので、
該中皿３内周に密着した前記ネット枠５の弾性片５ａと
相まって、中皿３内に収納された化粧料12の外部への漏
れが確実に防止される。また該パッキン７は、化粧料12
の揮発を抑制する働きもある。
り付けたパッキン７が中皿３上部周縁に密着するので、
該中皿３内周に密着した前記ネット枠５の弾性片５ａと
相まって、中皿３内に収納された化粧料12の外部への漏
れが確実に防止される。また該パッキン７は、化粧料12
の揮発を抑制する働きもある。
以上のようにして本考案の粘稠性化粧料容器は、操作性
を損なうことなく、クリーム状の化粧料を漏れなく収納
保持するものである 〈考案の効果〉 以上の通り、本考案の粘稠性化粧料容器では、ネットは
化粧料の表面から所定距離々間して保持されるので、ネ
ットに化粧料が固着して目詰まりを生じるという恐れが
少なくなり、またネットを保持するネット枠は、中皿と
の間に間隙を生ぜずに円滑に下降するので、操作性が向
上すると共に化粧料の不用意な漏れが確実に防止され、
手指に付着したり、装着された鏡や容器、あるいは容器
が収納されたバッグ等を決して汚すことがなく、取扱
性、信頼性の向上に優れた効果を奏する。
を損なうことなく、クリーム状の化粧料を漏れなく収納
保持するものである 〈考案の効果〉 以上の通り、本考案の粘稠性化粧料容器では、ネットは
化粧料の表面から所定距離々間して保持されるので、ネ
ットに化粧料が固着して目詰まりを生じるという恐れが
少なくなり、またネットを保持するネット枠は、中皿と
の間に間隙を生ぜずに円滑に下降するので、操作性が向
上すると共に化粧料の不用意な漏れが確実に防止され、
手指に付着したり、装着された鏡や容器、あるいは容器
が収納されたバッグ等を決して汚すことがなく、取扱
性、信頼性の向上に優れた効果を奏する。
第１図は、本考案の実施例を示す縦断面図、 第２図は、同上、要部拡大図、 第３図は、同上、ネット枠の断面図、 第４図は、他の実施例を示す要部拡大断面図、 第５図は、従来例の断面図、 第６図は、同上、使用状態の斜視図である。 １……本体、２……蓋体 ３……中皿、４……ネット ５……ネット枠、５ａ……弾性片 ５ｂ……傾斜面、５ｃ……ガイド面 ７……パッキン、８……鏡 12……化粧料、14……塗布体 ａ……溝、ｂ……切欠部
Claims (1)
- 【請求項１】ネットを介して中皿内に収納された粘稠性
化粧料を取り出すようにした化粧料容器において、ネッ
トを、下面周方向に溝を設け外周のガイド面に連続して
下端が外方に突出した弾性片を一体形成した環状のネッ
ト枠に固定し、該ネット枠を粘稠性を有する化粧料が収
納された中皿に摺動可能に嵌合させた事を特徴とする粘
稠性化粧料容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8195389U JPH0610902Y2 (ja) | 1989-07-11 | 1989-07-11 | 粘稠性化粧料容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8195389U JPH0610902Y2 (ja) | 1989-07-11 | 1989-07-11 | 粘稠性化粧料容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0320911U JPH0320911U (ja) | 1991-02-28 |
| JPH0610902Y2 true JPH0610902Y2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=31628339
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8195389U Expired - Lifetime JPH0610902Y2 (ja) | 1989-07-11 | 1989-07-11 | 粘稠性化粧料容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0610902Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR3025409B1 (fr) * | 2014-09-09 | 2017-12-22 | Oreal | Dispositif comportant un tamis avec orifices de section variable |
-
1989
- 1989-07-11 JP JP8195389U patent/JPH0610902Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0320911U (ja) | 1991-02-28 |
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