JP3684007B2 - 化粧料容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は化粧料を収納する化粧料容器に係り、さらに詳しくは化粧料が容器の外に漏れ出ないように構成した化粧料容器である。
【0002】
【従来の技術】
図9は、従来の化粧料容器の断面図である。
主としてファンデーションのような化粧料を収納するコンパクト等の化粧料容器は、粉末状やペースト状の化粧料50を収納した中皿51と、この中皿51内に配設したメッシュ部材52を備えており、このメッシュ部材52は、リング状のメッシュ枠体52a内にメッシュ52bを張設したものであり、化粧料50の表面に載置される状態で納められている。
【0003】
このメッシュ部材52においては、メッシュ枠体52aと中皿51の内周壁51aとの間に隙間Sが存在し、メッシュ部材52は化粧料50の表面に載っているだけなので、携帯時に化粧料容器が傾斜したり反転したりすると、中身の化粧料50が隙間Sから外に漏れ出てしまうという問題があった。
【0004】
また、化粧料50を化粧料容器からパフで取出そうとする際には、パフでメッシュ52bを押圧しながらメッシュ52bの表面側に化粧料50を透過させることになるが、このとき、メッシュ部材52が下方に移動するため前記同様化粧料50が隙間Sから外に漏れ出てしまうという問題があった。
この問題を解消するために、メッシュ部材のメッシュ枠体をシール材に取り替えたメッシュ部材が提案されている(実公平6−10902号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の実公平6−10902号公報に開示されたメッシュ部材は、メッシュ枠体そのものを柔らかい弾性素材で構成するものであるため、メッシュを押圧するとメッシュの緊張状態が弛んでしまい、メッシュの緊張状態を保持することができなくなる。
【0006】
すなわち、シール部材を兼ねたメッシュ枠体が撓むため、容器本体の内周壁に均一に接触できなくなり、結果的にシール部材で容器本体の内周壁を均一にシールすることができなくなる。このことは、メッシュを押圧しない状態下においても同様に不都合となっていた。
【0007】
また、化粧料が少なくなってメッシュ部材が中皿の底部側に下がってくると、メッシュ部材と化粧料容器の上蓋との間隔が大きくなるため、メッシュ部材と化粧料容器の上蓋との間に載置してあるパフも下動するため、パフでメッシュ部材を押さえ付けることができなくなる。したがって、携帯時などにメッシュ部材及びパフがガタつき、シール部材と容器本体の内周壁との間の隙間、あるいはシール部材とパフとの間の隙間から化粧料が漏れ出すという問題があった。
【0008】
さらに、上記のものは化粧料が少なくなった時のガタつきをなくすことを考慮して、化粧料満量時に上蓋とメッシュ部材間でパフを強く押えつけてパフをつぶした状態にしておき、この状態で化粧料が減少した際には、この押えつけられていたパフが復元して、化粧料満量時と同様にパフとメッシュ部材のガタつきを防止していた。
しかしながら、パフをつぶすということは、パフの変形や毛足のつぶれを招くため、パフに与えるダメージが大きいという問題があった。
【0009】
この発明は、このような化粧料の漏れを防止し、また適量の化粧料を容易に取出せるようにした化粧料容器を提供して、上述の問題点を解消しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
このため本発明の請求項1は、容器本体に上蓋を開閉自在に取り付け、化粧料を収納できる凹部を容器本体内に形成し、この容器本体内に収納した化粧料の上面にメッシュ部材を載置し、このメッシュ部材をパフで押圧して化粧料をメッシュ部材の表面に透過させる化粧料容器において、メッシュ部材はメッシュ枠体にメッシュを張設することにより構成し、このメッシュ枠体に弾性変形可能なリップ部材を取り付け、このリップ部材で前記容器本体の内周壁をシールし、かつメッシュ部材上面に載置した前記パフをつぶすことなく、化粧料満量時から化粧料少量時に至るまで常にパフを上蓋に押し付け可能にしたことを特徴とする化粧料容器である。
【0011】
上記した本発明に係る化粧料容器は、リップ部材を容器本体の内周壁に常時接触させることができる。したがって、化粧料容器を携帯した場合に、容器本体の内周壁とリップ部材との隙間から化粧料が漏れ出すことを防止できる。
【0012】
以下本明細書中で、化粧料を中皿に充填して容器本体に収納するコンパクト容器等の場合には、明細書中の「容器本体」の用語を、「中皿」と読み替えるものとする。
【0013】
メッシュの表面にパフを載せて上蓋を閉めると、リップ部材がパフを上蓋に押し付けるので、メッシュ部材がパフで固定されることとなる。したがって、従来のようにメッシュ部材がガタつかず、容器本体の内周壁とメッシュ部材との間の隙間及びシール部材とパフとの隙間の両方をリップ部材で完全にシールすることができ、化粧料の漏れ出しを防ぐことができる。また、リップ部材はパフよりも柔らかく、変形し易い形状であるため、リップ部材がパフに与えるダメージは無い。
【0014】
また、メッシュ枠体にメッシュを緊張状態に取付けることができるので、リップ部材が容器本体の内周壁の全周に適度の圧力で均一に接触することができ、メッシュをパフで押圧すると、メッシュ部材が容器本体の内周壁に沿ってスムーズに移動でき、適量の化粧料を容易に取出すことが可能となる。
【0015】
請求項2は、前記リップ部材として、スポンジ、不織布等の弾性体を取り付け、その弾性体外周をメッシュ枠体よりも外側に張り出させることにより、容器本体の内周壁に接触させたことを特徴とする化粧料容器である。
【0016】
メッシュ枠体の外周周囲に設けた弾性体により、メッシュ枠体の周囲からの化粧料の漏れを防止し、かつメッシュ枠体はスムーズに容器本体内を上下動させることができる。
【0017】
このため、メッシュ部材と上蓋との空間にパフを配置して上蓋を閉めることにより、弾性体の上辺でパフを上蓋に押し付け、同時に弾性体の上辺がメッシュ部材側に押し込まれ、弾性体の外周が容器本体の内周壁側に広げられながら接触することになる。したがって、容器本体の内周壁とリップ部材とのシール性が一層向上する。
【0018】
請求項3は、リップ部材の内周をスリット状に開口し、その断面を扁平にして扁平環状体となし、この扁平環状体の下辺をメッシュ枠体に取り付け、その外周を容器本体の内周壁に接触させ,扁平環状体の上辺をメッシュ枠体の上方に浮かせたことを特徴とする化粧料容器である。
【0019】
メッシュ部材と上蓋との空間にパフを配置して上蓋を閉めることにより、リップ部材の上辺でパフを上蓋に押し付け、同時にリップ部材の上辺がメッシュ部材側に押し込まれ、リップ部材の外周が容器本体の内周壁側に広げられながら接触することになる。したがって、容器本体の内周壁とリップ部材とのシール性が一層向上する。
【0020】
請求項4は、リップ部材の断面を内周から中央部にかけて湾曲状に形成し、リップ部材の内周をメッシュ枠体に取り付け、その外周を斜め上方に延伸させて容器本体の内周壁に接触させ,リップ部材の湾曲状の中央部をメッシュ枠体の上方に浮かせたことを特徴とする化粧料容器である。
【0021】
メッシュ部材と上蓋との空間にパフを配置して上蓋を閉めることにより、リップ部材の中央部でパフを上蓋に押し付ける。同時に、リップ部材の中央部がメッシュ部材側に押し込まれて、リップ部材の外周が容器本体の内周壁側に広げられながら接触することになる。したがって、容器本体の内周壁とリップ部材とのシール性が向上する。
【0022】
請求項5は、リップ部材の断面を上向き凹状に形成し、その中央部に下方に突出する中央突片を備え、この中央突片をメッシュ枠体に取り付け、リップ部材の外周を容器本体の内周壁に接触させ、その内周をメッシュ枠体の上方に浮かせたことを特徴とする化粧料容器である。
【0023】
メッシュ部材と上蓋との空間に、パフを配置して上蓋を閉めることにより、リップ部材の内周でパフを上蓋に押し付けることとなる。これにより、メッシュ部材のガタつきをなくすことができるので、容器本体の内周壁とリップ部材とのシール性がよくなる。
【0024】
請求項6は、リップ部材の内周をメッシュ枠体に取り付け、このリップ部材の外周に容器本体の内周壁に接触するシール部材を取り付け、メッシュ枠体の上面にはパフを上蓋に押し付ける押付け部材を設置したことを特徴とする化粧料容器である。
【0025】
メッシュ部材の上面にパフを配置して上蓋を閉めることにより、押付け部材でパフを上蓋に押し付けることができる。これにより、メッシュ部材のガタつきをなくすことができるので、容器本体の内周壁とリップ部材とのシール性が向上する。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る化粧料容器の斜視図である。
【0027】
化粧料容器1は、中皿2を収容した容器本体3と、この容器本体3にピン4(図3参照)を介して転動自在に取付けた上蓋5と、中皿2内に配置したメッシュ部材10と、このメッシュ部材10の上に載せて上蓋5とメッシュ部材10との間に配置されるパフ15とからなる。
【0028】
容器本体3は、ピン4の反対側に係止突起3aを備え、その上蓋5には係止突起3aに係合する係合爪5a(図5参照)が備えられている。この係合爪5aを係合突起3aに係止することにより、上蓋5は、容器本体3にロック状態で閉じられることになる(図5参照)。
なお、符号8は上蓋5の内側に取付けられた鏡である。
【0029】
図2は、本発明に係る化粧料容器(第1実施の形態)の縦断面図である。
メッシュ部材10は、中皿2内の化粧料17の表面を覆うメッシュ11と、メッシュ11の周囲に取り付けられた適宜形状のメッシュ枠体12と、このメッシュ枠体12に取り付けられたスポンジ、不織布等の弾性体であるリップ部材13とからなる。
【0030】
これを携帯する場合には、メッシュ部材の上面にパフを載置させ、そのパフを上蓋で押さえると、メッシュ枠の上面周囲に設けたスポンジ層がパフを上蓋側に常時圧接することになり、次いで容器本体内の化粧料が減少していった場合には、その減少状態に応じてスポンジ層が復元して、パフは常時上蓋と接するため化粧料漏れは無く、またスポンジ層は柔軟素材であるためパフにメッシュ枠の段差を押しつけてパフの変形を招来することも無い。
【0031】
図3は、本発明に係る化粧料容器(第2実施の形態)の縦断面図である。
メッシュ部材10は、中皿2内の化粧料17の表面を覆うメッシュ11と、メッシュ11の周囲に取り付けられた適宜形状のメッシュ枠体12と、このメッシュ枠体12に取り付けられた弾性変形可能なリップ部材13とからなる。ここでメッシュ枠体12とリップ部材13は、一般的にはリング状を呈するが、それに限らず四角形状等適宜の形状にすることも可能である。
【0032】
なお、メッシュ枠体12は、通常は非弾性部材で形成される。また、リップ部材13は、内周をスリット状に開口するとともに、断面を扁平とした扁平環状体14に形成した部材で、この扁平環状体14の下辺13aをメッシュ枠体12に取り付け、外周13bを中皿2の内周壁2aに接触させ、上辺13cをメッシュ枠体12の上方に浮かせた部材である。
【0033】
前記の如く構成した、本発明に係る化粧料容器の作用を説明する。
図4は、本発明に係る化粧料容器(第2実施の形態)の作用説明図である。
【0034】
まず化粧料17を取出す場合には、パフ15でメッシュ11を押圧して化粧料17をメッシュ11の表面に透過させる。このとき、メッシュ11をパフ15で押圧するので、メッシュ部材10が中皿2内の下方に移動するが、リップ部材13を弾性変形しないメッシュ枠体12で形成したことにより、リップ部材13が中皿2の内周壁2aの全周に適度の圧力で均一に接触した状態で移動でき、リップ部材13と中皿2の内周壁2aとの間のシール性が確保される。
【0035】
したがって、中皿2の内周壁2aとリップ部材13との隙間から、化粧料13が外に漏れ出る心配は無い。
なお、符号17aはメッシュ11の表面に透過した化粧料である。
【0036】
図5は、本発明に係る化粧料容器(第2実施の形態)の作用説明図である。
まずメッシュ11の上にパフ15を載せて上蓋5を閉めると、リップ部材13の上辺13cでパフ15を上蓋5に押し付ける。同時に、この上辺13cがメッシュ11側に押し込まれて、リップ部材13の外周13bが、中皿2の内周壁2a側に広げられる。したがって、中皿2の内周壁2aとリップ部材13とのシール性は向上する。
【0037】
また、リップ部材13がパフ15を上蓋5に押し付けることになるので、メッシュ部材10がパフ15で固定されてガタつかなくなり、リップ部材13の中皿の内周壁2aに対するシール性が損なわれない。
これにより、携帯時に化粧料容器1が傾斜したり反転したりしても、中皿2の内周壁2aとリップ部材13との隙間は、常時塞がれることになり、化粧料が外に漏れることはない。
【0038】
本発明に係る化粧料容器の、第3実施の形態を説明する。
図6は、本発明に係る化粧料容器(第3実施の形態)の縦断面図である。
なお、図6において、第1実施の形態と同一類似部材については同一符号を付して説明を省略する。
メッシュ部材20は、メッシュ11とメッシュ枠体12とリップ部材21とからなる。
【0039】
またリップ部材21は、その断面を内周から中央部にかけて湾曲状に形成するとともに、外周を斜め上方に延伸した形状とし、リップ部材の内周21aをメッシュ枠体12に取り付け、かつリップ部材の外周21bを中皿2の内周壁2aに接触させるとともに,リップ部材の中央部21cをメッシュ枠体12の上方に湾曲状にして浮かせている。
【0040】
したがって、図5に示すようにパフ15を収納して上蓋5を閉めると、第1実施の形態と同様に、リップ部材21の中央部21cでパフ15は上蓋5に押し付けられる。同時に、リップ部材21の中央部21cがメッシュ部材11側に押し込まれて、リップ部材21の外周21bは中皿2の内周壁2a側に広げられる。したがって、中皿2の内周壁2aとリップ部材21とのシール性がよくなる。
【0041】
次に、本発明に係る化粧料容器の第4実施の形態を説明する。
図7は、本発明に係る化粧料容器(第4実施の形態)の縦断面図である。
なお、図7において、第1実施の形態と同一類似部材については同一符号を付して説明を省略する。
【0042】
メッシュ部材25は、メッシュ11とメッシュ枠体12とリップ部材26とからなる。
リップ部材26は、断面を上向き凹状に形成するとともに、その中央部に下方に突出した中央突片26aを備えた部材で、この中央突片26aをメッシュ枠体12に取り付け、リップ部材の外周26bを中皿2の内周壁2aに接触させ、リップ部材の内周26cをメッシュ枠体12の上方に浮かせている。
【0043】
したがって、図5に示すようにパフ15を収納して上蓋5を閉めると、第1実施の形態と同様に、リップ部材26の内周26cでパフ15は上蓋5に押し付けられる。これにより、メッシュ部材25のガタつきをなくすことができ、中皿2の内周壁2aとリップ部材26とのシール性がよくなる。
【0044】
次に、本発明に係る化粧料容器の第5実施の形態を説明する。
図8は、本発明に係る化粧料容器(第5実施の形態)の縦断面図である。
なお、図8において、第1実施の形態と同一類似部材については同一符号を付して説明を省略する。
【0045】
メッシュ部材30は、メッシュ11とメッシュ枠体12とリップ部材31とからなる。
またリップ部材31は、その内周32aをメッシュ枠体12の外周に取り付けられ、リップ部材の外周32bを中皿2の内周壁2aに接触するシール部材32と、メッシュ枠体1の上面に取り付けてパフ15を上蓋5に押し付ける押付け部材(例えば、スポンジ)33とからなる。
【0046】
したがって、図5に示すようにパフ15を収納して上蓋5を閉めると、第1実施の形態と同様に、押付け部材33でパフ15は上蓋5に押し付けられる。これにより、メッシュ部材30のガタつきをなくすことができ、中皿2の内周壁2aとリップ部材31とのシール性がよくなる。
【0047】
なお、前記第1〜第5実施の形態で説明したリップ部材に代えて、蛇腹状のリップ部材をメッシュ部材として使用することも可能である。これにより、前記第1〜第5実施の形態と同様に、容器本体の内周壁とリップ部材との間から化粧料が漏れ出すことを防ぐことができる。
【0048】
【発明の効果】
よって本発明の請求項1は、リップ部材を容器本体の内周壁に常時接触させることができる。したがって、化粧料容器を携帯した場合に、容器本体の内周壁とリップ部材との隙間から化粧料が漏れ出すことを防ぐことができる。
【0049】
メッシュの表面にパフを載せて上蓋を閉めると、リップ部材がパフを上蓋に押し付けるので、メッシュ部材がパフで固定されることとなる。したがって、従来のようにメッシュ部材がガタつかないので、容器本体の内周壁とメッシュ部材との間の隙間をリップ部材で完全にシールすることができる。これにより、化粧料の漏れ出しを防ぐことができる。
【0050】
また、メッシュを常に緊張状態でメッシュ枠体に取付けることができるので、リップ部材が容器本体の内周壁の全周に適度の圧力で均一に接触する。したがって、化粧料を化粧料容器から取り出すために、メッシュをパフで押圧すると、メッシュ部材が容器本体の内周壁に沿ってスムーズに移動でき、適量の化粧料を容易に取出すことが可能となる。
【0051】
請求項2は、メッシュ枠体の外周周囲に設けた弾性体により、メッシュ枠体の周囲からの化粧料の漏れを防止し、かつメッシュ枠体はスムーズに容器本体内を上下動させることができる。
【0052】
このため、メッシュ部材と上蓋との空間にパフを配置して上蓋を閉めることにより、弾性体の上辺でパフを上蓋に押し付け、同時に弾性体の上辺がメッシュ部材側に押し込まれ、弾性体の外周が容器本体の内周壁側に広げられながら接触することになる。したがって、容器本体の内周壁とリップ部材とのシール性が一層向上する。
【0053】
請求項3は、メッシュ部材と上蓋との空間にパフを配置して上蓋を閉めると、リップ部材の上辺でパフを上蓋に押し付けられる。同時に、リップ部材の上辺がメッシュ部材側に押し込まれて、リップ部材の外周が容器本体の内周壁側に広げられる。したがって、容器本体の内周壁とリップ部材とのシール性がさらによくなる。
【0054】
請求項4は、メッシュ部材と上蓋との空間にパフを配置して上蓋を閉めると、リップ部材の中央部でパフを上蓋に押し付けられる。同時に、リップ部材の中央部がメッシュ部材側に押し込まれて、リップ部材の外周が容器本体の内周壁側に広げられる。したがって、容器本体の内周壁とリップ部材とのシール性がよくなる。
【0055】
請求項5は、メッシュ部材と上蓋との空間にパフを配置して上蓋を閉めると、リップ部材の内周でパフを上蓋に押し付けられる。これにより、メッシュ部材のガタつきをなくすことができるので、容器本体の内周壁とリップ部材とのシール性がよくなる。
【0056】
請求項6は、メッシュ部材と上蓋との空間にパフを配置して上蓋を閉めることにより、押付け部材でパフを上蓋に押し付けることができる。これにより、メッシュ部材のガタつきをなくすことができ、容器本体の内周壁とリップ部材とのシール性がよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る化粧料容器の斜視図である。
【図2】本発明に係る化粧料容器(第1実施の形態)の縦断面図である。
【図3】本発明に係る化粧料容器(第2実施の形態)の縦断面図である。
【図4】本発明に係る化粧料容器(第2実施の形態)の作用説明図である。
【図5】本発明に係る化粧料容器(第2実施の形態)の縦断面図である。
【図6】本発明に係る化粧料容器(第3実施の形態)の縦断面図である。
【図7】本発明に係る化粧料容器(第4実施の形態)の縦断面図である。
【図8】本発明に係る化粧料容器(第5実施の形態)の縦断面図である。
【図9】従来の化粧料容器を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…化粧料容器
2…中皿
2a…中皿の内周壁
3…容器本体
4…ピン
5…上蓋
5a…上蓋の係合爪
8…鏡
10,20,25,30…メッシュ部材
11…メッシュ
12…メッシュ枠体
13,21,26,31…リップ部材
13a…リップ部材の下辺
13b…リップ部材の外周
13c…リップ部材の上辺
14…扁平環状体
15…パフ
17…化粧料
17a…メッシュの表面に透過した化粧料
21a,26c,32a…リップ部材の内周
21b,26b,32b…リップ部材の外周
21c…リップ部材の中央部
26a…中央突片
32…シール部材
33…押付け部材

Claims (6)

  1. 容器本体に上蓋を開閉自在に取り付け、化粧料を収納できる凹部を容器本体内に形成し、この容器本体内に収納した化粧料の上面にメッシュ部材を載置し、このメッシュ部材をパフで押圧して化粧料をメッシュ部材の表面に透過させる化粧料容器において、
    メッシュ部材はメッシュ枠体にメッシュを張設することにより構成し、このメッシュ枠体に弾性変形可能なリップ部材を取り付け、このリップ部材で前記容器本体の内周壁をシールし、かつメッシュ部材上面に載置した前記パフをつぶすことなく、化粧料満量時から、化粧料少量時に至るまで常にパフを上蓋に押し付け可能にしたことを特徴とする化粧料容器。
  2. 前記リップ部材として、スポンジ、不織布等の弾性体を取り付け、その弾性体外周をメッシュ枠体よりも外側に張り出させることにより、容器本体の内周壁に接触させたことを特徴とする請求項1記載の化粧料容器。
  3. 前記リップ部材の内周をスリット状に開口し、その断面を扁平にして扁平環状体となし、この扁平環状体の下辺をメッシュ枠体に取り付け、その外周を容器本体の内周壁に接触させ,扁平環状体の上辺をメッシュ枠体の上方に浮かせたことを特徴とする請求項1記載の化粧料容器。
  4. 前記リップ部材の断面を内周から中央部にかけて湾曲状に形成し、リップ部材の内周をメッシュ枠体に取り付け、その外周を斜め上方に延伸させて容器本体の内周壁に接触させ,リップ部材の湾曲状の中央部をメッシュ枠体の上方に浮かせたことを特徴とする請求項1記載の化粧料容器。
  5. 前記リップ部材の断面を上向き凹状に形成し、その中央部に下方に突出する中央突片を備え、この中央突片をメッシュ枠体に取り付け、リップ部材の外周を容器本体の内周壁に接触させ、その内周をメッシュ枠体の上方に浮かせたことを特徴とする請求項1記載の化粧料容器。
  6. 前記リップ部材の内周をメッシュ枠体に取り付け、このリップ部材の外周に容器本体の内周壁に接触するシール部材を取り付け、メッシュ枠体の上面にはパフを上蓋に押し付ける押付け部材を設置したことを特徴とする請求項1記載の化粧料容器。
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