JPH1146717A - スクロースの後味改善方法とその用途 - Google Patents

スクロースの後味改善方法とその用途

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JPH1146717A
JPH1146717A JP9320519A JP32051997A JPH1146717A JP H1146717 A JPH1146717 A JP H1146717A JP 9320519 A JP9320519 A JP 9320519A JP 32051997 A JP32051997 A JP 32051997A JP H1146717 A JPH1146717 A JP H1146717A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スクロースの甘味度を低減することなく、そ
のくど味に由来する後味を改善させるスクロースの後味
改善方法とその用途を提供する。 【解決手段】 スクロースに対して、無水物換算で、ト
レハロースを2乃至12w/w%含有せしめることによ
り、スクロースの甘味度を低減することなく、その後味
を改善する方法とこの方法を使用してスクロースの甘味
度を低減することなく、スクロースの後味を改善した糖
質組成物や飲食物などを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクロースの後味
改善方法とその用途に関し、詳細には、スクロースに対
して、無水物換算で、トレハロースを2乃至12w/w
%含有せしめることを特徴とするスクロースの後味改善
方法と、この方法を使用してスクロースの甘味度を低減
することなく、スクロースの後味を改善した糖質組成物
や飲食物などに関する。
【0002】
【従来の技術】スクロースは、天然甘味料として古くか
ら使用されてきたものの、豊富な食材やファーストフー
ドに囲まれた現代の食生活においては、その味質がくど
過ぎて後味の尾を引くことが大きな欠点になっている。
【0003】これを改善するために、例えば、特公昭6
1−44476号公報において、スクロース水溶液を超
音波処理してその後味を改善する方法が提案されてい
る。しかしながら、この処理は繁雑な割に効果が低く、
ほとんど利用されていないのが現状である。一方、食品
業界において、スクロースとともにマルトース、トレハ
ロース、マルトテトラオースなど他の糖質を併用するこ
とは、例えば、特公平5−77381号公報、特開平6
−319486号公報、特公平7−89916号公報な
どの記載からも公知であり、これら他の糖質は、通常、
スクロースより甘味度の低い、いわゆる低甘味度甘味料
である。従来行われてきたこれら方法は、現代感覚に合
うという名目で、食品へのスクロースの使用量を減らし
てその甘味度をできるだけ低減させ、併せて、その低減
した甘味度の範囲内で糖質全体の濃度をできるだけ高
め、食品の日持ちを延長させようとするものである。通
常、他の糖質がスクロースに対して、無水物換算で、約
40乃至300w/w%使用されている。しかしなが
ら、スクロースのこのような使われ方は、用途によって
は、スクロースの持つ高い甘味度が有効にいかされてい
ないのみならず、多くの場合、スクロース本来の風味を
も損なっている。スクロースの持つ甘味度、風味を維持
しつつ、その欠点である後味の改善を計ることが強く望
まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、スクロース
の甘味度を実質的に低減することなく、そのくど味に由
来する後味の欠点を解消させる方法とその用途を提供す
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決するために、スクロースとスクロース以外の各種
糖質の併用に着目し、鋭意研究を続けてきた。その結
果、意外にも、トレハロース(α、α−トレハロース)
をスクロースに特定割合で含有せしめることにより本目
的を達成しうることを見いだし、本発明を完成した。即
ち、スクロースに対して、無水物換算で、トレハロース
を2乃至12w/w%(以下、本明細書においては、特
にことわらない限り、w/w%を%と略記する。)含有
せしめることにより、実質的にスクロースの甘味度を低
減することなく、そのくど味を解消し、後味を改善する
ことを見い出し本発明を完成した。即ち、本発明は、
(1)スクロースに対して、無水物換算で、トレハロー
スを2乃至12%含有せしめることを特徴とするスクロ
ースの後味改善方法、(2)スクロースに対して、無水
物換算でトレハロースを2乃至12%含有せしめた糖質
組成物、(3)スクロースに対して、無水物換算で、ト
レハロースを2乃至12%含有せしめてスクロースの甘
味度を低減することなくスクロースの後味が改善されて
いる飲食物、(4)トレハロースを有効成分とするスク
ロースの後味改善剤、を主な構成とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に用いるスクロースは、本
発明によって味質改善、とりわけ後味の改善ができるス
クロースであればよく、その由来、種類、形態を問わな
い。例えば、白双糖、グラニュー糖、上白糖、粉糖、フ
ロストシュガー、液糖などいずれであってもよい。更に
は、スクロースと他の糖質を含有している糖質であって
もよい。一般的には、スクロース含量の高いもの程本発
明の効果を発揮し易く、例えば、スクロースとともに少
量の転化糖及びミネラルなどを含む黒糖、ラフィノー
ス、スタキオースなどαーガラクトシルスクロース及び
スクロースを含有している糖質、エルロース、マルトシ
ルスクロースなどα−グリコシルスクロース、マルトオ
リゴ糖及びスクロースを含有している糖質(登録商標
カップリングシュガー)及びβ−ガラクトシルスクロー
ス(ラクトスクロース)、ラクトース及びスクロースを
含有している糖質(登録商標 乳果オリゴ)などの各種
糖質組成物が有利に利用できる。
【0007】本発明に用いるトレハロースは、本発明に
よってスクロースの味質改善、とりわけ後味が改善でき
るものであればよく、その由来、種類、形態を問わな
い。例えば、特開平6−319486号公報、特開平7
−213283号公報などで開示される澱粉由来のトレ
ハロースや、特開昭58−216695号公報、特開平
7−170977号公報に開示されるマルトース由来の
トレハロースなどが有利に利用できる。また、トレハロ
ースは、その甘味度がスクロースの約45%であること
が知られており、それ自体の甘味度は、含水結晶、無水
結晶、粉末品、液状品のいずれであっても変わらず、こ
れら形態は、必要に応じて適宜選択できる。トレハロー
スを、スクロースの後味改善剤の有効成分として利用す
ることも有利に実施できる。
【0008】本発明の目的を達成するためには、スクロ
ースに対して、無水物換算で、トレハロースを2乃至1
2%の範囲に含有させる必要がある。2%未満では、後
味の改善が不十分であり、12%を超えるとスクロース
の甘味度が低減して不適である。本発明においては、目
的達成を阻害しない限り、スクロース及びトレハロース
に加えて、他の糖質が共存していてもよい。他の糖質と
しては、例えば、グルコース、フラクトース、ガラクト
ースなどの単糖類、マルトース、イソマルトース、ラク
トース、パラチノースなどの二糖類、マルトトリオー
ス、エルロース、ラフィノース、ラクトスクロース、ケ
ストースなどの三糖類、マルトテトラオース、スタキオ
ースなどの四糖類、キシリトール、ソルビトール、マル
チトール、ラクチトール、マルトトリイトールなどの糖
アルコールなどが適宜選ばれ、とりわけ、スクロース構
造を有するオリゴ糖を含有する糖質組成物が有利に採用
できる。このようにして得られる本発明の糖質組成物
は、スクロースに対して、無水物換算で、トレハロース
を2乃至12%含有するものであって、スクロース含量
の高いもの程本発明の効果を発揮し易く、望ましくは、
スクロースを、無水物換算で、10%以上、更に望まし
くは40%以上含有するものが好ましい。その形態は問
わず、固状、ペースト状、液状いずれであってもよい。
【0009】このようして得られた本発明の糖質組成物
は、スクロースの甘味度を低減することなく、後味の切
れを改善しており、広く各種飲食物の甘味付けに有利に
利用される。とりわけ、本糖質組成物の使用割合が比較
的高い飲食物でその効果をよく発揮し、望ましくは、そ
の使用割合が、無水物換算で、30%以上の飲食物に有
利に利用される。例えば、甘味料、テーブルシュガー、
コーヒーシュガー、麺つゆ、ソース、ケチャップ、焼き
肉のタレ、スープの素、複合調味料などの調味料、あん
類、ういろう、羊羹、ゼリー、錦玉、カステラ、飴玉な
ど和菓子又はその糖質材料、パン、クッキー、パイ、プ
リン、チューインガム、チョコレート、サンドクリー
ム、カスタードクリーム、バタークリーム、シュークリ
ーム、ワッフル、スポンジケーキ、フラワーペースト、
ピーナッツペースト、キャンディー、スプレッド、糖
菓、シロップ漬、ボンボン、加糖練乳など洋菓子又はそ
の糖質材料、コーヒー、ココア、紅茶、ジュース、乳酸
飲料、乳酸菌飲料など清涼飲料又はその糖質材料、アイ
スクリーム、シャーベット、かき氷、氷蜜などの氷菓又
はその糖質材料、即席ジュース、即席コーヒー、即席コ
コア、即席紅茶、即席しるこ、即席プリンなど即席飲食
物又はその糖質材料などとして、更には、離乳食、治療
食、ドリンク剤、乾燥食品、珍味食品などとして甘味付
けされた各種飲食物に有利に利用できる。
【0010】また、本発明の糖質組成物の製造に際し、
スクロースとして粉糖を使用する場合には、これに粉末
状トレハロースを、無水物換算で、2乃至12%の範囲
で含有せしめることにより、粉糖の甘味度を低減するこ
となく後味の改善ができるのに加えて、粉糖の固結防止
効果をも発揮できる。
【0011】本発明により固結防止された粉末状糖質組
成物の場合には、前述の通常の飲食物に利用できること
はもとより、粉末状糖質の好適な、例えば、チューイン
ガム、チョコレート、サンドクリーム、アイシング、シ
ュガーコーティング、トッピングなどのための糖質材料
として有利に利用できる。
【0012】以上述べたような各種飲食物に本発明の糖
質組成物を含有せしめる方法は、その製品が、完成する
までの工程で含有せしめればよく、例えば、混和、混
捏、溶解、浸漬、浸透、散布、塗布、被覆、噴霧、注
入、晶出、固化など公知の方法が適宜選ばれる。また、
この際、必要に応じて、他の材料、例えば、他の甘味
料、旨味料、香料、着色料、乳化剤、強化剤、酸化防止
剤、増量剤などの適宜の素材や添加物などを適量含有せ
しめることも随意である。
【0013】以下、本発明を実験で詳細に説明する。
【0014】
【実験1】 〈スクロースの甘味度及び後味改善に及ぼす各種糖質の
影響〉各種糖質の共存によるスクロースの甘味度及び後
味改善に及ぼす影響を調べた。糖質は、全て市販品(試
薬級)を用いた。対照溶液は、スクロース10%水溶液
とし、試験溶液は、スクロースに対して各種糖質を、無
水物換算で10%ずつ配合した糖質組成物を10%水溶
液にして用いた。各種糖質としては、グルコース、ソル
ビトール、マルトース、マルチトール、ラクトース、ト
レハロース(α、α−トレハロース)及びネオトレハロ
ース(α、β−トレハロース)を用いた。甘味度及び後
味改善については、対照溶液と試験溶液とを比較する二
点試験法によるパネルテストを行った。パネルテスト
は、13名(男性8名女性5名)により25℃の室内で
行った。甘味度については、対照溶液と比較して、甘味
度が劣るか、同等か、又は優るかを選択させ、後味改善
については、対照溶液と比較して、後味の切れが劣る
か、同等か、又は優るかを選択させ、選択した人数を求
めた。結果は表1にまとめた。
【0015】
【表1】
【0016】表1の結果から明らかなように、スクロー
スに対してトレハロース(α、α−トレハロース)を共
存させた溶液は、他の糖質を共存させた溶液とは違っ
て、スクロースの甘味度を低減することなく、スクロー
スの後味の改善、つまり後味の切れの良いことが判明し
た。トレハロース以外の糖質を共存させた場合には、ス
クロースの甘味度が明らかに低減するにもかかわらず後
味の切れに改善が見られない。従って、トレハロース
は、スクロースの甘味を低減することなく後味の切れを
改善できること、しかも、この作用は、トレハロース特
有であることが判明した。
【0017】
【実験2】 〈スクロースの甘味度及び後味改善に及ぼすトレハロー
ス濃度の影響〉スクロースの甘味度及び後味改善に及ぼ
すトレハロース濃度の影響を、水溶液、コーヒー及び紅
茶で調べた。スクロース及びトレハロースは、実験1の
方法と同様に市販品(試薬級)を用いた。
【0018】水溶液の場合には、試験溶液は、スクロー
スに対して、無水物換算で、トレハロースを1.0、
2.0、5.0、8.0、12.0、16.0及び2
0.0%配合したそれぞれの糖質組成物を10%水溶液
にして用いた。別途、対照溶液としてスクロースのみの
10%液を用いた。これらを室温のままパネルテストに
供した。
【0019】コーヒーの場合には、市販のレギュラーコ
ーヒー粉末を常法に従って抽出し、これにスクロース及
びトレハロースの配合割合を水溶液の場合と同様にした
各種糖質組成物をコーヒーに対して、10%になるよう
溶解した。この場合の対照溶液としては、スクロースの
みの10%液を用いた。これらをホットでパネルテスト
に供した。
【0020】紅茶の場合には、市販のティーバックを常
法に従って抽出し、これにスクロース及びトレハロース
の配合割合を水溶液の場合と同様にした各種糖質組成物
を5%になるよう溶解した。この場合の対照溶液として
はスクロースのみの5%液を用いた。これらをホットで
パネルテストに供した。
【0021】甘味度及び後味改善については、実験1と
同様に、二点試験法によるパネルテストを行った。
【0022】結果は表2にまとめた。
【0023】
【表2】
【0024】表2の結果から明らかなように、水溶液、
コーヒー、紅茶いずれの場合にも、トレハロースをスク
ロースに対して、無水物換算で、2.0%以上12.0
%以下の範囲に共存させることにより、スクロースの甘
味度を実質的に低減することなく、スクロースの後味改
善、すなわち後味の切れをよくすることが判明した。
【0025】
【実験3】 〈粉糖に与えるトレハロースの固結防止作用〉粉糖(粉
末状スクロース)に与える粉末状トレハロースの固結防
止作用を調べた。グラニュー糖を粉砕して調製した粉糖
(JIS250μ篩を90%以上通過する粉末状スクロ
ース)100重量部に、食品級含水結晶トレハロース
(林原商事販売、登録商標 トレハオース)を加熱して
無水結晶に変換させ、前記グラニュー糖の場合と同様に
粉砕して調製した粉末状トレハロース10重量部(スク
ロースに対して、無水物換算で約10%のトレハロース
相当)を均一に混合して糖質組成物を得た。また、本品
を20Kgずつ、常法に従って、ポリエチレン製袋に充
填し、口を輪ゴムで止め、これを三層クラフト紙に入
れ、ミシン掛けして試験標品とした。本標品5袋をパレ
ット上に一段に並べ、この上に20Kg詰めの食品級ト
レハロース50袋(計1t)を乗せたパレットを積み重
ねて室温で1カ月間保管庫に保存した。対照として粉糖
(粉末状スクロース)のみを、同様に充填し保管庫に保
存した。1カ月後に開袋して内容物の状態を調べたとこ
ろ、対照の粉糖が堅く固結していたのに対し、本発明の
糖質組成物は固結がほとんど見られず、袋を手でかるく
ゆするだけで容易にほぐれ、流動可能な粉末であった。
従って、本発明の粉末状糖質組成物は、スクロースの甘
味度を低減することなく後味の改善ができるのに加え
て、固結防止効果をも発揮することが判明した。
【0026】以下、実施例Aで本発明の糖質組成物の具
体例を、実施例Bで本発明の飲食物の具体例を述べる。
【0027】
【実施例A−1】上白糖100重量部に食品級含水結晶
トレハロース(林原商事販売、登録商標トレハオース)
を10重量部(スクロースに対して、無水物換算で約9
%のトレハロースに相当)を均一に混合して糖質組成物
を得た。本品は、スクロースの甘味度を低減することな
く、後味の切れが改善できていることから、各種飲食物
への甘味付けに有利に利用できる。
【0028】
【実施例A−2】グラニュー糖100重量部を流動層造
粒機に仕込み、排風温度40℃とし、これにトレハロー
ス50%水溶液10重量部(スクロースに対して、無水
物換算で約5%のトレハロースに相当)をスプレーして
造粒し、次いで熟成塔に移し、25℃で8時間熟成して
糖質組成物を得た。本品は、グラニュー糖にトレハロー
スをコーティングした流動性良好で安定な糖質組成物で
あって、スクロースの甘味度を低減することなく後味の
切れを改善していることから、各種飲食物への甘味付け
に有利に利用できる。
【0029】
【実施例A−3】グラニュー糖を粉砕して調製した粉糖
(JIS250μ篩を90%以上通過する粉末状スクロ
ース)100重量部に、食品級含水結晶トレハロース
(登録商標トレハオース)を加熱して無水結晶に変換さ
せ、前記グラニュー糖の場合と同様に粉砕して調製した
粉末状トレハロース5重量部(スクロースに対して、無
水物換算で約5%のトレハロース相当)を均一に混合し
て糖質組成物を得た。本品は、スクロースの甘味度を低
減することなく、後味の切れを改善していることから、
各種飲食物への甘味付けに有利に利用できる。また、本
品は、固結しにくく流動性良好な粉末状糖質として、チ
ューインガム、チョコレート、サンドクリームなどの糖
質材料として好適である。
【0030】
【実施例A−4】エルロース及びスクロースを含有する
液状糖質組成物(林原商事販売、登録商標 カップリン
グシュガー)100重量部(水分約25%、無水物換算
でスクロースを約14%含有)に、食品級含水結晶トレ
ハロース(登録商標 トレハオース)1重量部(スクロ
ースに対して、無水物換算で約9%に相当)を混合溶解
して液状糖質組成物を得た。本品は、原料の液状糖質組
成物と比較して、甘味度を変えることなく、これに含ま
れるスクロース特有の後味を解消できていることから、
各種飲食物への甘味付けに有利に利用できる。また、本
品は低う蝕性甘味料としても有利に利用できる。
【0031】
【実施例A−5】ラクトスクロース及びスクロースを含
有する液状糖質組成物(林原商事販売、登録商標 乳果
オリゴ)100重量部(水分約25%、無水物換算でス
クロースを約17%含有)に、食品級含水結晶トレハロ
ース(登録商標 トレハオース)1.4重量部(スクロ
ースに対して、無水物換算で約10%に相当)を混合溶
解して液状糖質組成物を得た。本品は、原料の液状糖質
組成物と比較して甘味度を変えることなく、これに含ま
れるスクロース特有の後味を解消できていることから、
各種飲食物への甘味付けに有利に利用できる。また、本
品は、ビフィズス菌増殖促進用糖質、ミネラル吸収促進
用糖質などとしても有利に利用できる。
【0032】
【実施例A−6】スクロース66%水溶液94重量部
に、食品級含水結晶トレハロース(登録商標 トレハオ
ース)6重量部を加熱溶解して、濃度約67%のスクロ
ース及びトレハロースを含む液状糖質組成物を製造し
た。本品は、室温下でスクロース及びトレハロースの晶
出もなく安定で、取扱い容易な液糖である。また、本品
は、スクロースの甘味度を低減することなく、後味の切
れを改善していることから、各種飲食物への甘味付に有
利に利用できる。
【0033】
【実施例B−1】 〈甘味料〉実施例A−1の方法で得た糖質組成物1重量
部に、α−グリコシルステビオシシド(東洋精糖株式会
社販売、商品名αGスィート)0.01重量部及びL−
アスパラチル−L−フェニルアラニンメチルエステル
(商品名アスパルテーム)0.01重量部を均一に混合
し、顆粒成型機にかけて、顆粒状甘味料を得た。本品は
甘味の質が優れ、後味の切れもよい。本品の甘味度は、
スクロースの約3倍で、甘味度当たりのカロリーは、ス
クロースの約3分の1に低下している。従って、本品は
低カロリー甘味料として、カロリー摂取を制限している
肥満者、糖尿病者などのための低カロリ−飲食物などに
対する甘味付けに好適である。
【0034】
【実施例B−2】 〈缶コーヒー〉焙煎したコーヒー豆約100重量部を粉
砕し、これを熱水約1,000重量部で抽出し、抽出液
約860重量部を得た。この抽出液約450重量部に実
施例A−2の方法で得た糖質組成物80重量部及び適量
の重曹を含む水約550重量部を均一に混合してpH約
7のコーヒーを調整し、次いで、これを常法に従って、
缶に充填し、120℃、30分間加熱滅菌して缶入りコ
ーヒーを製造した。本品は、風味良好な高品質のコーヒ
ーで、適度な甘味は、後味の切れもよい。本品は、夏物
向けに冷却して用いても、香り、味ともに良好な高品質
のコーヒーである。
【0035】
【実施例B−3】 〈チューインガム〉ガムベース3重量部を柔らかくなる
程度に加熱溶融し、これに実施例Aー3の方法で得た糖
質組成物5重量部及び無水結晶マルチトール2重量部を
加え、更に適量の香料と着色料とを混合し、常法に従っ
て、ロールにより練り合わせ、成型、包装して製品を得
た。本品は、テクスチャー、風味とも良好なチューイン
ガムである。
【0036】
【実施例B−4】 〈チョコレート〉カカオペースト40重量部、カカオバ
ター10重量部、グラニュー糖45重量部及び食品級含
水結晶トレハロース(登録商標 トレハオース)5重量
部(スクロースに対して、無水物換算で約10%に相
当)を混合してレファイナーに通して粒度を下げた後、
コンチェに入れて50℃で2昼夜練り上げる。この間
に、レシチン0.5重量部を加え充分に混和分散させ
た。次いで、温度調節機で31℃に調節し、バターの固
まる直前に型に流し込み、振動機でアワ抜きを行い、1
0℃の冷却トンネルを20分間くぐらせて固化させた。
これを型抜きして包装し製品を得た。本品は、吸湿性が
なく、色、光沢共によく、内部組織も良好で、口中でな
めらかに溶け、上品な甘味、風味で、後味の切れもよ
い。
【0037】
【実施例B−5】 〈加糖練乳〉原乳100重量部に実施例A−1の方法で
得た糖質組成物1重量部及び実施例A−5の方法で得た
液状糖質組成物3重量部を溶解し、プレートヒーターで
加熱殺菌し、次いで濃度70%に濃縮し、無菌状態で缶
詰にして製品を得た。本品は上品な甘味、風味で、後味
の切れもよく、乳幼児食品、フルーツ、コーヒー、ココ
ア、紅茶などの調味用に有利に利用できる。
【0038】
【実施例B−6】 〈あん〉原料あずき10重量部に、常法に従って、水を
加えて煮沸し、渋切り、あく抜きし、水溶性夾雑物を除
去して、あずきつぶあん約21重量部を得た。この生あ
んに上白糖14重量部、食品級含水結晶トレハロース
(登録商標 トレハオース)11重量部(スクロースに
対して、無水物換算で約7%に相当)及び水4重量部を
加えて煮沸し、これに少量のサラダオイルを加えてつぶ
あんをこわさないように練り上げ、製品のあんを約35
重量部得た。本品は、色焼けもなく、舌触りもよく、上
品な甘味、風味で、後味の切れもよい。本品は、あんパ
ン、まんじゅう、だんご、もなか、氷菓などのあん材料
として好適である。
【0039】
【実施例B−7】 〈カスタードクリーム〉コーンスターチ100重量部、
実施例A−6の方法で得た糖質組成物100重量部、マ
ルトース100重量部、及び食塩1重量部を充分に混合
し、鶏卵280重量部を加えて攪拌し、これに沸騰した
牛乳1,000重量部を徐々に加え、更に、これを火に
かけて攪拌を続け、コーンスターチが完全に糊化して全
体が半透明になった時に火を止め、これを冷却して適量
のバニラ香料を加え、計量、充填、包装して製品を得
た。本品は、なめらかな光沢を有し、温和な甘味で美味
である。また、本品は糊化澱粉の老化が抑制され、その
賞味期間を大幅に延長できる。
【0040】
【発明の効果】上記から明らかなように、本発明によ
り、スクロースに対して、無水物換算で、トレハロース
を2乃至12%含有せしめることにより、スクロースの
甘味度を低減することなく、その後味を改善することが
できる。また、本発明の糖組成物や飲食物はスクロース
の甘味度を低減することなく、その後味を改善できるこ
ととなった。本発明は、甘味料として大量に利用されて
いるスクロースの後味を改善するものであることから、
それが与える影響は大きく、とりわけ、甘味料業界、飲
料業界、加工食品業界など飲食品関連業界に与える影響
が大きく、その産業的意義もきわめて大きい。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクロースに対して、無水物換算で、ト
    レハロースを2乃至12w/w%含有せしめることを特
    徴とするスクロースの後味改善方法。
  2. 【請求項2】 スクロースが粉糖であり、スクロースの
    固結をも防止する請求項1記載のスクロースの後味改善
    方法。
  3. 【請求項3】 スクロースに対して、無水物換算で、ト
    レハロースを2乃至12w/w%含有せしめた糖質組成
    物。
  4. 【請求項4】 スクロースを、無水物換算で、10w/
    w%以上含有するとともに、トレハロース以外の他の糖
    質を含有していても良い請求項3記載の糖質組成物。
  5. 【請求項5】 他の糖質が、単糖類、スクロース以外の
    二糖類、三糖類、四糖類及び糖アルコールから選ばれる
    一種又は二種以上の糖質である請求項4記載の糖質組成
    物。
  6. 【請求項6】 三糖類及び四糖類が、スクロース構造を
    有するオリゴ糖である請求項5記載の糖質組成物。
  7. 【請求項7】 スクロースが粉糖であり、その固結が防
    止されている請求項3、4、5又は6記載の糖質組成
    物。
  8. 【請求項8】 スクロースが白双糖、グラニュー糖、上
    白糖、黒糖又は液糖である請求項3、4、5又は6記載
    の糖質組成物。
  9. 【請求項9】 スクロースの甘味度を低減することな
    く、スクロースの後味が改善されている請求項3、4、
    5、6、7又は8記載の糖質組成物。
  10. 【請求項10】 請求項3、4、5、6、7、8又は9
    記載の糖質組成物を使用することを特徴とする飲食物の
    製造方法。
  11. 【請求項11】 糖質組成物を、無水物換算で30w/
    w%以上使用することを特徴とする請求項10記載の飲
    食物の製造方法。
  12. 【請求項12】請求項3、4、5、6、7、8又は9記
    載の糖質組成物を含有せしめることにより、スクロース
    の甘味度を低減することなく、スクロースの後味が改善
    されている飲食物。
  13. 【請求項13】スクロースに対して、無水物換算で、ト
    レハロースを2乃至12w/w%含有せしめてスクロー
    スの甘味度を低減することなく、スクロースの後味が改
    善されている飲食物。
  14. 【請求項14】飲食物が、甘味料、コーヒー、紅茶、チ
    ューインガム、チョコレート、加糖練乳又はあんである
    請求項12又は13記載の飲食物。
  15. 【請求項15】トレハロースを有効成分とするスクロー
    スの後味改善剤。
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