JPH1146483A - 電力変換装置及びこの電力変換装置を用いた空気調和機 - Google Patents

電力変換装置及びこの電力変換装置を用いた空気調和機

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JPH1146483A
JPH1146483A JP9199885A JP19988597A JPH1146483A JP H1146483 A JPH1146483 A JP H1146483A JP 9199885 A JP9199885 A JP 9199885A JP 19988597 A JP19988597 A JP 19988597A JP H1146483 A JPH1146483 A JP H1146483A
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JP
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current
inverter
phase
vector
unit
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JP9199885A
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Inventor
Hiroto Takebayashi
林 寛 仁 竹
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インバータ部を構成するスイッチング素子の
容量を最大能力で使用でき、かつ、高速の保護を可能に
する電力変換装置を提供する。 【解決手段】 交流電源から供給される交流電圧を直流
電圧に変換するコンバータ部と、コンバータ部の直流電
圧を交流電圧に変換して交流電動機に供給するインバー
タ部と、インバータ部の直流入力電流を検出する直流電
流検出部と、コンバータ部の交流入力電流を検出する交
流電流検出部と、直流電流検出部及び交流電流検出部の
各検出信号に基づいてゼロ電圧ベクトルの出力及び回転
ベクトル位相の進行の停止と、インバータ部の駆動停止
との少なくとも一方が可能な制御部と、を備えたもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は交流電源から供給さ
れる交流電圧をコンバータ部によって直流電圧に変換
し、さらに、この直流電圧をインバータ部によって交流
電圧に変換して交流電動機に供給するに当たり、インバ
ータ部を過電流から保護するように制御する電力変換装
置及びこれを用いた空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の電力変換装置は、インバ
ータ部の直流入力電流を検出し、その検出値がインバー
タ部を構成するスイッチング素子の定格電流の90%程
度に1段目の保護レベルを設定し、さらに、スイッチン
グ素子の定格電流の110%程度に2段目の保護レベル
を設定し、直流入力電流が1段目の保護レベルを超えた
状態が予め定めたT1 時間だけ継続したとき、あるい
は、2段目の保護レベルを超える状態が予め定めたT2
(<T1 )時間だけ継続したときにそれぞれ交流電動機
の運転を停止することによって、上記スイッチング素子
のピーク電流を制限していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電力変換装置にあっては、起動時、あるいは、瞬時負荷
変動等の過電流により、過電流保護回路が動作し、交流
電動機が停止することがあった。このため、インバータ
部を構成するスイッチング素子として、通常使用する電
流容量よりも余裕度をとって1ランク上のスイッチング
素子を採用し、電流制限レベルを上げる等の対策をとら
ざるを得なかった。
【0004】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたもので、インバータ部を構成するスイッチング素子
の容量を最大能力で使用でき、かつ、高速の保護を可能
にする電力変換装置及びこれを用いた空気調和機を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、交流電源
から供給される交流電圧を直流電圧に変換するコンバー
タ部と、コンバータ部の直流電圧を交流電圧に変換して
交流電動機に供給するインバータ部と、インバータ部の
直流入力電流を検出する直流電流検出部と、コンバータ
部の交流入力電流を検出する交流電流検出部と、直流電
流検出部及び交流電流検出部の各検出信号に基づいてゼ
ロ電圧ベクトルの出力及び回転ベクトル位相の進行の停
止と、インバータ部の駆動停止との少なくとも一方が可
能な制御部と、を備えたものである。このような構成に
より、交流入力電流をも含めた高速の保護が可能になる
と共に、通常使用する電流容量よりも1ランク上のスイ
ッチング素子を採用する必要性がなくなるため、スイッ
チング素子の容量を最大能力で使用することができる。
【0006】第2の発明は、インバータ部の直流入力電
流がインバータ部の電流を制限するための第1の設定レ
ベルに到達したことを直流電流検出部が検出したとき、
制御部が所定時間だけゼロ電圧ベクトルの出力及び回転
ベクトルの位相の進行の停止の状態に保持するものであ
る。このような構成により、交流電動機の運転を継続し
ながらスイッチング素子を過電流から保護することがで
きる。また、ノイズによる誤検出の危険性からノイズマ
ージンをとって設定していた保護時間に比べて高速の検
出、保護ができる。このため、過電流による駆動素子へ
のストレスも軽減できる。
【0007】第3の発明は、インバータ部の直流入力電
流がインバータ部を過電流から保護するための第2の設
定レベルに到達したことを直流電流検出部が検出したと
き、制御部がインバータ部の駆動を停止するものであ
る。このような構成により、交流電動機の負荷短絡によ
る過電流からスイッチング素子のピーク電流を制限でき
る効果もある。
【0008】第4の発明は、制御部は、ゼロ電圧ベクト
ルの出力及び回転ベクトルの位相の進行の停止の状態が
第1の設定時間を経過するまで継続したとき、交流電動
機の運転能力を低下させるものである。このような構成
により、負荷を軽減して電動機の運転を継続することが
できる。
【0009】第5の発明は、制御部は、ゼロ電圧ベクト
ルの出力及び回転ベクトルの位相の進行の停止の状態が
第2の設定時間を経過するまで継続したとき、次回にゼ
ロ電圧ベクトルの出力及び回転ベクトルの位相の進行の
停止の状態に保持する保持時間を前回よりも長くするも
のである。このような構成により、交流電動機のロック
時のコイル磁束飽和による直流電流の急激な上昇を抑制
することができる。
【0010】第6の発明は、制御部は、ゼロ電圧ベクト
ルの出力及び回転ベクトルの位相の進行の停止の状態が
第1又は第2の設定時間より長い第3の設定時間を経過
するまで継続したとき、インバータ部の駆動を停止する
ものである。このような構成により、交流電流とは無関
係に、異常と判定した交流電動機を保護することができ
る。
【0011】第7の発明は、制御部は、ゼロ電圧ベクト
ルの出力及び回転ベクトルの位相の進行の停止の状態が
第2の設定時間を経過するまで継続し、かつ、コンバー
タ部の交流入力電流がインバータ部を過電流から保護す
るための第3の設定レベルに到達したことを交流電流検
出部が検出したとき、インバータ部の駆動を停止するも
のである。このような構成により、長時間のカレントリ
ミット制御による磁束飽和状態に伴う電流の時間変化率
di/dtを低く抑えての保護が可能になる。
【0012】第8の発明は、交流電動機が冷凍サイクル
を形成する圧縮機を駆動する圧縮機駆動電動機であり、
この圧縮機駆動電動機を請求項1乃至7のいずれかに記
載の電力変換装置を用いて駆動するものである。このよ
うな構成により、空気調和機の使用電流の急激な上昇が
抑制されるので、ブレーカトリップによる運転停止を低
減できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す好適な
実施形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一
実施形態の構成を示す回路図である。同図において、1
は交流電源であり、この交流電源1の交流電圧を直流電
圧に変換するコンバータ部10を備えている。このコン
バータ部10は、交流電源電圧を整流する整流回路1
1、その出力経路に直列に接続されたリアクトル12、
逆流防止用のダイオード13及び平滑用コンデンサ14
とで構成されている。
【0014】平滑用コンデンサ14の両端には、すなわ
ち、直流電圧の出力端には直流電圧を交流電圧に変換し
て三相誘導電動機30に供給するインバータ部20が接
続されている。このインバータ部20はブリッジ接続さ
れたIGBT等のトランジスタQ1〜Q6、これらのト
ランジスタにそれぞれ逆並列接続された還流ダイオード
D1〜D6でなるインバータ主回路21と、トランジス
タQ1〜Q6をPWM(パルス幅変調)信号に従ってオ
ン、オフ制御するドライバ22とで構成されている。
【0015】インバータ部20の入力経路にシャント抵
抗SRが接続されている。このシャント抵抗SRの両端
に発生する電圧に基づいて、直流入力電流がトランジス
タQ1〜Q6に対する1段目の保護レベル(以下、カレ
ントリミットレベルとも言う)に到達したこと、及び、
2段目の保護レベルとしての過電流レベルに到達したこ
とを検出する直流電流検出部40が設けられている。こ
の直流電流検出部40は、シャント抵抗SRに発生する
電圧に対して所定の逆バイアスを与えるバイアス電源E
b を介して、電圧を入力する過電流レベル検出回路と、
カレントリミットレベル検出回路とに印加されている。
【0016】このうち、過電流レベル検出回路は抵抗R
1,R2,コンデンサC1、ホトカプラPC1及びプル
アップ抵抗R3によって構成されている。ここで、抵抗
R1,R2は分圧回路を形成し、抵抗R2の両端電圧が
コンデンサC1の両端に印加されると共に、ホトカプラ
PC1の発光ダイオードの両端に印加されるようになっ
ている。ホトカプラPCの受光素子としてのホトトラン
ジスタのコレクタは抵抗R3を介して図示省略の直流電
源に接続され、エミッタは接地されている。しかして、
抵抗R3とホトトランジスタの相互接続点から「L」レ
ベルの過電流レベル検出信号が出力される。
【0017】一方、カレントリミットレベル検出回路は
抵抗R4,R5,コンデンサC2、ホトカプラPC2及
びプルアップ抵抗R6によって構成されている。ここ
で、抵抗R4,R5は分圧回路を形成し、抵抗R5の両
端電圧がコンデンサC2の両端に印加されると共に、ホ
トカプラPC2の発光ダイオードの両端に印加されるよ
うになっている。ホトカプラPC2の受光素子としての
ホトトランジスタのコレクタは抵抗R6を介して図示省
略の直流電源に接続され、エミッタは接地されている。
しかして、抵抗R6とホトトランジスタの相互接続点か
ら「L」レベルのカレントリミットレベル検出信号が出
力される。
【0018】次に、交流電源1に接続される整流回路1
1の入力経路に変流器CTが接続され、この変流器CT
に交流電流検出部50が接続されている。この交流電流
検出部50は、その詳細な構成を省略するが、インバー
タ部20を構成するトランジスタQ1〜Q6を三相誘導
電動機30の故障等から保護する保護レベルIr に到達
したことを検出して「L」レベルの保護レベル検出信号
を出力するものである。
【0019】制御部としてのマイクロコントローラユニ
ット(以下、MCUと略記する)60は前述の過電流レ
ベル検出信号を入力する入力ポートOC、カレントリミ
ットレベル検出信号を入力する入力ポートCL及び保護
レベル検出信号を入力する入力ポートACを備え、図示
省略の回転指令に従って、三相誘導電動機30を駆動す
る際の各相の電圧のベクトル合成値に対応する回転ベク
トルを作り、この回転ベクトルに従ってインバータを構
成する多数のスイッチング素子をオン、オフ制御するP
WM信号をドライバ22に加えると共に、各入力ポート
の信号入力条件に応じてトランジスタQ1〜Q6の動作
停止信号をドライバ22に加えるものである。
【0020】以下、本発明の理解を容易にするために、
三相電圧形PWMインバータの基本的な構成及び動作と
併せて、本発明に深く関係する「ゼロ電圧ベクトルの出
力」及び「回転ベクトル位相の進行の停止」について説
明した後で、本実施形態の詳しい動作について説明す
る。
【0021】汎用のインバータ及び冷凍サイクルを形成
する圧縮機や送風機を用いた空気調和機に応用されてい
る三相電圧形インバータは、三相誘導電動機を回転させ
るために各相の電圧あるいは電流を合成した回転ベクト
ルを作り、電動機の回転数を制御している。図2に示す
三相電圧形PWMインバータにおけるトランジスタQ1
〜Q6のスイッチングモードはu,v,wの各相におい
て、直流電源Ed の正側に接続されたトランジスタ(正
相)がオンするか、負側に接続されたトランジスタ(負
相)がオンするかの2通りあり、それが3相分あるので
3 =8通りある。そのスイッチングパターンを図3の
図表に示す。
【0022】このスイッチングパターンに対応する電圧
ベクトルV0〜V7は図4のようになる。V1〜V6は
π/3 [rad]ずつ位相差を持ちステップ的に回転するベ
クトルである。V0,V7は大きさがゼロの電圧ベクト
ルでゼロ電圧ベクトルと呼ぶ。
【0023】ゼロ電圧ベクトルでは、正相又は負相のど
ちらかの全相(3相)が導通するため、電動機端子間を
短絡した状態となる。電圧ベクトルV1〜V6のスイッ
チングパターンからゼロ電圧ベクトルV0,V7に切り
換えた場合、三相誘導電動機30のu相、v相、w相の
各コイルに蓄えられたエネルギーは還流用のダイオード
D1、D3,D5又はD2,D4,D6を通して還流す
る。
【0024】三相誘導電動機30に印加される電圧の積
分は磁束鎖交数(Φ=V・t)に相当し、三相誘導電動
機30を滑らかにかつ電流リップルが小さくなるように
回転させるためには、各相巻線磁束鎖交数の合成ベクト
ルをできるだけ滑らかに回転させることが必要である。
【0025】その合成ベクトルは、図4に示すように各
相電圧合成ベクトルから得られる。各電圧ベクトルから
得られる各相巻線の磁束鎖交数の合成ベクトルは、電圧
に対して位相がπ/2遅れ、その大きさは出力電圧ベク
トルの大きさとベクトルを出力する時間の積になる。
【0026】図5は電圧ベクトルV1とそれから得られ
る磁束鎖交数ベクトルΦ1を示したもので、電圧ベクト
ルV0〜V7に対応して磁束鎖交数ベクトルΦ0〜Φ7
が得られる。ゼロ電圧ベクトルV0,V7に対応するゼ
ロ磁束鎖交ベクトルΦ0,Φ7は大きさがなく、時間が
経過しても1点にとどまっているベクトルであり、位相
の進行を停止している状態である。
【0027】図6に電圧ベクトルV1〜V6に対応した
磁束鎖交数ベクトルΦ1〜Φ6の軌跡を示す。実際に誘
導電動機を回転させる場合、三相電圧形インバータは、
磁束鎖交数ベクトルΦ1〜Φ6を組み合わせて軌跡を円
に近付けると共に、図7に示すように、ゼロ磁束鎖交数
ベクトルΦ0,Φ7をも用いて円軌跡の滑らかさ、回転
速度、大きさを変えようとするものである。
【0028】一方、上述したゼロ電圧ベクトルV0,V
7を用いることによって、インバータに対する電流増加
を抑制する、いわゆる、カレントリミット制御を行うこ
とができる。カレントリミット制御では、図2に示す三
相電圧形インバータによる電動機制御において、瞬時過
負荷や、急加速時の過電流により電流が制限値を超えた
ときにはインバータ出力電圧ベクトルを強制的にゼロ電
圧ベクトル、すなわち、電動機の端子間を短絡すること
により電源からの電流供給を遮断し、電流が制限値を十
分に下まわった後にPWM信号を出力している。この方
法によるとゼロ電圧ベクトルを出力する前に電動機のコ
イルに蓄積されたエネルギーは還流ダイオードを通って
還流し(励磁電流)、磁束の低下を抑えながら電流の増
加を抑制することができる。
【0029】また、ゼロ電圧ベクトルの出力時、ゼロ電
圧ベクトルの位相の進行を停止し、PWM信号の出力復
帰時に再びゼロ電圧ベクトル出力前の電圧位相に復帰す
ることによって、復帰時のトルク成分電流の増加を防止
している。
【0030】ここで、電圧位相の進行を停止しないと、
図8に示すように、PWM信号の出力復帰時に円軌道の
接線方向Vr には移動できず、円の内側Vc へ向かい磁
束が減少する方向へ進むことになる。このため、磁束の
大きさが低下し、磁束の進行速度は出力電圧の大きさで
決まるので、磁束の回転速度が上昇、見掛け上すべりが
急増したようになり、励磁成分の電流は減少するが、ト
ルク成分の電流が急増する。この結果、再び電流抑制状
態に入ることになり、この挙動を繰り返すことになる。
このように、カレントリミット制御では過電流検出時、
ゼロ電圧ベクトルの出力と電圧位相の進行の停止を図る
ことにより、電動機の運転を継続しながら、インバータ
主回路を構成するトランジスタのピーク電流を制限する
ことができる。
【0031】本実施形態を構成するMCU60は上述し
た波形合成機能を内蔵し、入力ポートOC、CL及びA
Cの状態に応じて、過電流保護制御、カレントリミット
制御及びインバータの駆動停止の制御を実行するもので
ある。
【0032】次に、本実施形態の全体的な動作を説明し
た後で、MCU60の詳細な動作を説明する。商用の交
流電源1から供給された交流電圧は整流回路11によっ
て整流され、その整流電圧、すなわち、脈流がリアクト
ル12及び平滑用コンデンサ14によって直流電圧に変
換される。ダイオード13は平滑用コンデンサ14側か
ら電源側へ電流が逆流することを防止している。そし
て、平滑用コンデンサ14の両端から得られる直流電圧
がインバータ主回路21の直流入力端子に印加される。
【0033】このとき、MCU60から出力されるPW
M信号に従ってドライバ22がインバータ主回路21を
構成するトランジスタQ1〜Q6をオン、オフ制御して
三相誘導電動機30のu相、v相、w相の各巻線にPW
M電圧を印加する。これによって、三相誘導電動機30
が駆動される。
【0034】このとき、インバータ主回路21の入力経
路に接続されたシャント抵抗には、電流値に比例した電
圧が発生し、この電圧が直流電流検出部40に加えられ
る。直流電流検出部40は、前述したように、過電流レ
ベル検出回路とカレントリミットレベル検出回路とでな
り、過電流レベル検出回路は定格電流の110%の電流
が流れたとき、MCU60の入力ポートOCのレベルを
「H」から「L」に変化させ、カレントリミットレベル
検出回路は定格電流の90%の電流が流れたとき、MC
U60の入力ポートCLのレベルを「H」から「L」に
変化させる。また、交流電流検出部50は定格電流の略
110%に相当する交流電流を検出したとき、MCU6
0の入力ポートCLのレベルを「H」から「L」に変化
させる。MCU60は上述した回転ベクトルに従ってイ
ンバータ主回路21を構成するトランジスタQ1〜Q6
をオン、オフ制御するPWM信号をドライバ22に加え
ると共に、過電流保護制御、カレントリミット制御、及
びインバータの駆動停止の制御を実行する。
【0035】図9はカレントリミット制御のみを実施す
る場合のMCU60の具体的な処理手順を示すフローチ
ャートである。この場合、ステップ101 にて、入力ポー
トCLのレベルが「L」になったか否かにより、直流電
流IdcがカレントリミットレベルI1 以上か否かを判定
し、カレントリミットレベルI1 以上であればステップ
102 の処理に進み、直流電流Idcがカレントリミットレ
ベルI1 未満であれば、その判定動作を繰返す。ステッ
プ102 では、前述したゼロ電圧ベクトルを出力すると共
に、回転ベクトルの位相の進行を停止する。これによっ
て、電動機の運転を継続しながら、インバータ主回路2
1を構成するトランジスタQ1〜Q6のピーク電流を制
限することができる。すなわち、カレントリミット制御
が行われる。
【0036】ここで、ゼロ電圧ベクトルを出力すると共
に、回転ベクトルの位相の進行を停止する時間(以下、
ホールドタイムとも言う)は種々の実験を通して決定さ
れるが、例えば、20〜200マイクロ秒(μsec )の
範囲に設定される。そこで、ステップ103 ではこのホー
ルドタイムを設定したタイマTh でのカウントを開始
し、続いて、ステップ104 にてタイマTh のカウントを
終了したか否かを判定し、終了していなければ終了する
まで時間待ちをし、タイマTh がカウントを終了した段
階でステップ105 の処理に進み、ゼロ電圧ベクトルの出
力及び回転ベクトルの位相の進行の停止の解除、すなわ
ち、カレントリミット制御を解除してステップ101 の処
理に戻る。もし、カレントリミット状態に保持するホー
ルドタイムを終了しても直流電流Idcがカレントリミッ
トレベルI1 以上であれば、ステップ101 ないしステッ
プ105 の処理が繰返され、直流電流Idcがカレントリミ
ットレベルI1 未満になったとき、ゼロ電圧ベクトル出
力前の電圧位相に復帰する。これによって、三相誘導電
動機30の運転を継続しながら、インバータ主回路21
を構成するトランジスタQ1〜Q6のピーク電流を定格
電流の90%に制限することができる。
【0037】図10は入力ポートOC、CL及びACの
レベルに応じて過電流保護制御、カレントリミット制御
及びインバータの駆動停止の制御を実行する場合の具体
的な処理手順を示すフローチャートである。この場合、
ステップ201 にて、入力ポートOCのレベルが「L」に
なったか否かにより、直流電流Idcが過電流レベルI2
以上か否かを判定し、過電流レベルI2 以上であればス
テップ217 のインバータ部駆動停止処理に進み、直流電
流Idcが過電流I2 未満であればステップ202の処理に
進む。ここで、直流電流Idcが過電流I2 未満であった
とすれば、ステップ202 で、直流電流Idcがカレントリ
ミットレベルI1 以上か否かを判定し、カレントリミッ
トレベルI1 以上であればステップ203 の処理に進み、
カレントリミットレベルI1 未満であればステップ219
の処理に進む。
【0038】ステップ202 にて直流電流Idcがカレント
リミットレベルI1 未満であることは、直流電流Idcが
何等の制限を受けない範囲にあることを意味し、その時
間が予め定めた比較的長いT4 時間継続したか否かを判
定するために、ステップ219でタイマT4 のカウントを
開始し、ステップ220 にてそのカウントを終了したか否
かを判定し、そのカウントを終了した場合にはタイマT
1 、T2 ,T3 をクリアする。このうち、タイマT1 ,
T2 ,T3 はそれぞれカレントリミット状態の継続時間
を計時するもので、T1 <T2 <T3 の関係にあるもの
とする。これらのタイマT1 ,T2 ,T3 をクリアした
後、再び、ステップ201 以下の処理を実行する。
【0039】一方、ステップ202 にて直流電流Idcがカ
レントリミットレベルI1 以上であると判定された場合
には、ステップ203 でタイマT1 ,T2 ,T3 による計
時動作を開始し、さらに、ステップ204 ではタイマT4
をクリアする。続いて、ステップ205 でタイマT3 のカ
ウントを終了したか否かを判定し、ステップ206 でタイ
マT2 のカウントを終了したか否かを判定し、ステップ
207 でタイマT1 のカウントを終了したか否かを判定す
る。タイマT1 ,T2 ,T3 の間にT1 <T2<T3 の
関係があるから、直流電流Idcがカレントリミットレベ
ルI1 以上になったとすればタイマT1 のカウントが終
了したか否かが問題となる。
【0040】もし、タイマT1 のカウントが終了してい
なければ、ステップ208 〜ステップ211 にて図9で説明
したステップ101 〜105 と全く同様な処理が行われる。
すなわち、タイマTh の時間だけカレントリミット制御
を連続的に繰返す。この間、タイマT1 ,T2 ,T3 は
その計時動作を継続している。そこで、ステップ207に
てタイマT1 がカウントを終了したとすれば負荷が重い
がために、直流電流IdcがカレントリミットレベルI1
未満に降下しないものとして、ステップ215 にて運転能
力(電圧,周波数比V/F)を低下させ、ステップ216
にてタイマT1を一旦クリアした後、ステップ208 以降
のカレントリミット制御を行う。
【0041】このようにして、運転能力を低下させ、か
つ、カレントリミット制御を実行しても、なお直流電流
IdcがカレントリミットレベルI1 未満に降下しないと
きには、ステップ206 にてタイマT2 が計時動作を終了
する場合がある。この場合にはステップ212 にて入力ポ
ートACのレベルから交流電流Iacが設定値Ir 以上か
否かを判定し、設定値Ir 未満であった場合にはステッ
プ213 にてカレントリミットのホールドタイムTh を長
目に変更する。すなわち、タイマTh の設定値を長くす
る。そして、ステップ214 にてタイマT2 をクリアして
ステップ207 の処理に戻る。
【0042】一方、ステップ212 で交流電流Iacが設定
値Ir 以上と判定されたとすれば、ステップ217 にてイ
ンバータ主回路21又は三相誘導電動機30の異常と判
定し、ステップ217 にてインバータ部20の駆動を停止
する。そして、ステップ218にてその異常を除去する異
常処理を実行する。
【0043】以上の説明から明らかなように、直流電流
IdcがカレントリミットレベルI1に到達したときにゼ
ロ電圧ベクトルの出力及び回転ベクトルの位相の進行停
止によってカレントリミット制御が実行され、三相誘導
電動機30の運転を停止することなく、インバータ主回
路21を構成するトランジスタQ1〜Q6のピーク電流
を制限することができる。
【0044】また、直流電流Idcが保護レベルI2 に到
達したとき、インバータ部20の駆動が停止され、これ
によってインバータ主回路21を構成するトランジスタ
Q1〜Q6のピーク電流を制限することができる。
【0045】さらに、カレントリミット状態が予め設定
されたT1 時間継続した場合には、運転能力を低下させ
ることによって、迅速にカレントリミットI1 以下にす
ることができる。
【0046】さらにまた、カレントリミット状態が予め
設定されたT2 時間継続した場合には、そのホールドタ
イムTh を長く設定し直すことによって、迅速にカレン
トリミットI1 以下に低減することができる。
【0047】また、カレントリミット状態が予め設定さ
れたT2 時間継続し、かつ、交流電流Iacも設定レベル
を超えたり、あるいは、カレントリミット状態が予め設
定されたT3 時間継続した場合に異常と判定してインバ
ータ部20を停止することができる。
【0048】またさらに、上述した運転能力を低下させ
場合に用いるタイマT1 の設定時間と、カレントリミッ
トのホールド時間の変更に用いるタイマT2 の設定時間
は、上述したT1 <T2 の関係に限らず、長短の関係は
逆であっても良い。
【0049】なお、上述した図9、図10の制御判定処
理を行わせるための制御プログラムは上記MCU60が
内蔵しているROMに記憶されている。
【0050】また、上述した電力変換装置を用いて冷凍
サイクルを形成する圧縮機や送風機の電動機を駆動した
場合には、空気調和機の使用電流の急激な上昇が抑えら
れるので、保護停止制御、ブレーカトリップによる運転
停止をできるだけ回避することができる。
【0051】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、本
発明によれば、インバータ部の直流入力電流及びコンバ
ータ部の交流入力電流をそれぞれ検出し、これらの検出
値に基づいてゼロ電圧ベクトルの出力及び回転ベクトル
位相の進行の停止と、インバータ部の駆動停止との少な
くとも一方の制御を可能にしたので、交流入力電流をも
含めた高速の保護が可能になると共に、通常使用する電
流容量よりも1ランク上のスイッチング素子を採用する
必要性がなくなるため、スイッチング素子の容量を最大
能力で使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の構成を示す回路図。
【図2】本発明の原理を説明するために、三相電圧形P
WMインバータにより交流電動機を駆動する回路ず。
【図3】本発明の原理を説明するために、図2に示した
インバータのスイッチング素子のスイッチングパターン
を示した図表。
【図4】本発明の原理を説明するために、図2に示した
交流電動機の各相の電圧ベクトル図。
【図5】本発明の原理を説明するために、図2に示した
交流電動機の相電圧と相電流との関係を示すベクトル
図。
【図6】本発明の原理を説明するために、図2に示した
交流電動機の相電圧と相電流との関係を示すベクトル
図。
【図7】本発明の原理を説明するために、図2に示した
交流電動機の相電圧をゼロ電圧ベクトルで補正する関係
を示したベクトル図。
【図8】本発明の原理を説明するために、図2に示した
交流電動機の磁束の変化を示したベクトル図。
【図9】図1に示した本発明の一実施形態を構成するマ
イクロコントローラユニット(MCU)の具体的な処理
手順を示すフローチャート。
【図10】図1に示した本発明の一実施形態を構成する
マイクロコントローラユニット(MCU)の具体的な処
理手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 交流電源 10 コンバータ部 11 整流回路 12 リアクトル 14 平滑用コンデンサ 20 インバータ部 21 インバータ主回路 22 ドライバ 30 三相誘導電動機 40 直流電流検出部 50 交流電流検出部 60 マイクロコントロールユニット(MCU)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H02M 7/219 H02M 7/219 H02P 7/63 302 H02P 7/63 302S

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電源から供給される交流電圧を直流電
    圧に変換するコンバータ部と、 前記コンバータ部の直流電圧を交流電圧に変換して交流
    電動機に供給するインバータ部と、 前記インバータ部の直流入力電流を検出する直流電流検
    出部と、 前記コンバータ部の交流入力電流を検出する交流電流検
    出部と、 前記直流電流検出部及び交流電流検出部の各検出信号に
    基づいてゼロ電圧ベクトルの出力及び回転ベクトル位相
    の進行の停止と、前記インバータ部の駆動停止との少な
    くとも一方が可能な制御部と、を備えた電力変換装置。
  2. 【請求項2】前記インバータ部の直流入力電流が前記イ
    ンバータ部の電流を制限するための第1の設定レベルに
    到達したことを前記直流電流検出部が検出したとき、前
    記制御部が所定時間だけゼロ電圧ベクトルの出力及び回
    転ベクトルの位相の進行の停止の状態に保持する請求項
    1に記載の電力変換装置。
  3. 【請求項3】前記インバータ部の直流入力電流が前記イ
    ンバータ部を過電流から保護するための第2の設定レベ
    ルに到達したことを前記直流電流検出部が検出したと
    き、前記制御部が前記インバータ部の駆動を停止する請
    求項1又は2に記載の電力変換装置。
  4. 【請求項4】前記制御部は、ゼロ電圧ベクトルの出力及
    び回転ベクトルの位相の進行の停止の状態が第1の設定
    時間を経過するまで継続したとき、前記交流電動機の運
    転能力を低下させる請求項2に記載の電力変換装置。
  5. 【請求項5】前記制御部は、ゼロ電圧ベクトルの出力及
    び回転ベクトルの位相の進行の停止の状態が第2の設定
    時間を経過するまで継続したとき、次回にゼロ電圧ベク
    トルの出力及び回転ベクトルの位相の進行の停止の状態
    に保持する保持時間を前回よりも長くする請求項2又は
    4に記載の電力変換装置。
  6. 【請求項6】前記制御部は、ゼロ電圧ベクトルの出力及
    び回転ベクトルの位相の進行の停止の状態が前記第1又
    は第2の設定時間よりも長い第3の設定時間を経過する
    まで継続したとき、前記インバータ部の駆動を停止する
    請求項2又は4又は5に記載の電力変換装置。
  7. 【請求項7】前記制御部は、ゼロ電圧ベクトルの出力及
    び回転ベクトルの位相の進行の停止の状態が第2の設定
    時間を経過するまで継続し、かつ、前記コンバータ部の
    交流入力電流が前記インバータ部を過電流から保護する
    ための第3の設定レベルに到達したことを前記交流電流
    検出部が検出したとき、前記インバータ部の駆動を停止
    する請求項6に記載の電力変換装置。
  8. 【請求項8】前記交流電動機が冷凍サイクルを形成する
    圧縮機を駆動する圧縮機駆動電動機であり、この圧縮機
    駆動電動機を請求項1乃至7のいずれかに記載の電力変
    換装置を用いて駆動することを特徴とする空気調和機。
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