JP3317125B2 - 誘導電動機の制御方法及び制御装置 - Google Patents

誘導電動機の制御方法及び制御装置

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JP3317125B2
JP3317125B2 JP03458196A JP3458196A JP3317125B2 JP 3317125 B2 JP3317125 B2 JP 3317125B2 JP 03458196 A JP03458196 A JP 03458196A JP 3458196 A JP3458196 A JP 3458196A JP 3317125 B2 JP3317125 B2 JP 3317125B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は誘導電動機を可変速
制御する誘導電動機の制御装置に関わり、特に加速時に
おいて過電流やストールを抑制する誘導電動機の制御方
法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】可変電圧可変周波数の電源を用いて誘導
電動機を可変速運転する場合、負荷の大きさや負荷の慣
性に対して、設定した加減速時間が短すぎると、加速時
において誘導電動機の制御装置に過大な電流が流れ、破
損することがある。これを避けるため、従来より制御装
置が適用される駆動装置毎に、実運転前にまず加速時間
を調整することが行われる。
【0003】加速時間の設定ミスや負荷変化で生じる過
電流から誘導電動機の制御装置を保護するために、電流
が第1の制限値を越えたら誘導電動機の制御装置を停止
する方法がある。これに加えて誘導電動機の制御装置を
停止しないで運転を継続させる方法として特開昭62−44
098 号に記載のものがある。これは、電流が前記の様に
設定された第2の電流制限値を越えたとき、第1の電流
制限値を越えないよう電圧を制御し、周波数は設定され
た加速率により加速する装置が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、電圧
のみを制御するため特に負荷が大きい場合に誘導電動機
の回転数と制御装置の出力周波数の差であるすべりが過
大となり、ストール状態となる。ストール状態では、誘
導電動機内部の磁束が十分に発生しないので負荷を駆動
するのに十分なトルクが発生できない。この結果、出力
周波数は周波数指令に到達するが、誘導電動機は加速で
きない。
【0005】本発明の目的は、負荷が大きい場合におい
ても過電流とストールを抑制し、自動で誘導電動機を加
速できる誘導電動機の制御装置の制御方法を得ることで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】周波数指令に基づき可変
電圧可変周波数の交流電圧を出力し、誘導電動機を加減
速制御する誘導電動機の制御方法において、通常は出力
周波数の加速率に従って出力周波数を制御し、誘導電動
機に流れる電流が第2の電流制限値を越えたとき誘導電
動機電流が前記第2の電流制限値以下となるように電圧
を制御すると共に周波数を減少させ、周波数を減少させ
ているとき出力電圧が少なくとも周波数により決まる電
圧基準値を超えたとき、出力周波数を再び増加させるこ
とにより実現できる。
【0007】本発明の誘導電動機の制御装置によれば、
第2の電流制限値を越えたとき出力電圧を制御すること
により過電流を抑制すると共に、出力周波数を減少させ
ることにより過すべり状態を解消する。過すべり状態の
解消と共に誘導電動機の電流が減少し、これを補正する
ため出力電圧が増加するため十分な磁束を発生させるこ
とができ、ストールが抑制できる。出力電圧が周波数に
より決まる電圧基準値を越えると、周波数が増加に転じ
るため加速が継続できる。これを繰り返すことにより誘
導電動機を自動で加速することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図2に本発明の誘導電動機の制御
装置の一実施例を示す。図2における制御装置は交流電
圧を発生する電源1,該電源1の交流電圧を直流電圧に
変換するコンバータ2,変換された直流電圧を平滑化す
るコンデンサ3,平滑化された直流電圧を可変電圧可変
電流の交流に変換するインバータ4,インバータ4によ
り駆動される誘導電動機5,前記誘導電動機5に流れる
電流Iu,Iwを検出する電流検出器6,該電流検出器
6で検出された電流から電流検出部7で電動機電流Iを
検出し外部から与えられる周波数指令f* と前記電動機
電流Iに基づき出力周波数fと出力電圧Vを出力する電
圧・周波数制御部8、及び前記出力周波数fと前記出力
電圧Vからパルス幅変調を行いインバータ4を制御する
PWM制御部9より構成される。
【0009】次に電圧・周波数制御部8と電流検出部7
の構成について述べる。他の構成要素についてはその構
成は既に知られているため、詳細な説明を省略する。
【0010】電圧・周波数制御部8の構成を図1に示
す。図1の構成は、一定周期毎のサンプリング時に制御
処理が行われる離散時間系制御の構成である。電圧・周
波数制御部8は、制御状態を決定する状態制御部20,
状態制御部20の出力である状態Sにより出力周波数f
を制御する周波数制部21,状態Sにより出力周波数f
を制御する電圧制御部22,出力周波数からVf電圧V
fを演算する係数器23,前回の状態S′を記憶するメ
モリ24,前回の出力周波数f′を記憶するメモリ2
5,前回の係数器23の出力であるVf電圧Vf′を記
憶するメモリ26、及び前回の出力電圧V′を記憶する
メモリ27からなる。
【0011】状態制御器20は、初期状態では停止中
(state1 )である。また、状態が変化する条件を表1
に示す。
【0012】
【表1】
【0013】表1に示された条件が満たされないときに
は前回のサンプリング時の状態が保持される。この状態
で零でない指令周波数が与えられると表1に示す条件1
が満たされ、通常加速(state3 )へ移行する。電動機
電流が第1の電流制限値Ilim1 を越えるとインバータ
の運転を停止させるが、この第1の電流制限値より下位
の第2の電流制限値Ilim2 を電動機電流が越えると条
件2を満たすため、通常加速(state3 )から加速保護
モード(state2 )へ移行する。加速保護モードでの電
圧制御により前回の出力電圧V′が、前回のVf電圧V
f′に予め設定した加算電圧Vaを加算した量である電
圧基準値を越えると条件3を満たすため加速保護モード
(state2 )から通常加速(state3 )へ移行する。や
がて、通常加速での周波数制御により前回の出力周波数
f1′が周波数指令f* 以上になると条件4を満たすた
め、通常加速(state3 )から定速状態(state4 )へ
と移行する。さらに、周波数指令f* が増加すると条件
5が満たされるため通常加速(state3 )に戻り、上記
を繰り返すこととなる。状態制御部20は現在の状態S
を出力し、電圧制御部22では該状態Sに基づき制御系
の切り替えを行い、周波数制御部21では前記状態Sと
前回の状態制御部20の出力を記憶するメモリ24の出
力である前回の状態S′により制御系を切り替えてい
る。
【0014】次に周波数制御部21の詳細構成を図4に
基づき述べる。周波数制御部は、状態Sと前回の状態
S′に基づき、制御系1f,制御系2f,制御系3f,
制御系4f,制御系5fのそれぞれの出力から出力周波
数f,該出力周波数の変化量である加速率df、及び該
加速率の変化量ddfを選択し出力する選択部41,選
択部42、及び選択部43と、選択部41,選択部4
2、及び選択部43のそれぞれの出力である出力周波数
f,加速率df、及び加速率の変化量ddfを次回のサ
ンプリング時まで記憶するメモリ46,メモリ45、及
びメモリ44から構成される。尚、出力周波数fを記憶
するメモリ46は図3中のメモリ25と同じ機能である
ので、兼用する事が可能である。また、制御系の選択方
法を表2に示す。
【0015】
【表2】
【0016】制御系1fは状態Sが停止中(state1 )
の時に選択され、出力周波数fとして0を出力し、加速
率dfは予め設定されたdf10に初期化し、加速率の変
化量ddfは予め設定されたddf10に初期化する。
【0017】制御系2fは状態Sが加速保護モード(st
ate2 )時に選択され、出力周波数fとして前回の出力
周波数f′に負の値であるdf1pを加算部47で加算し
た値を出力する。すなわち減速率df1pで減速を行う。
加速率dfと加速率の変化量ddfはメモリ45とメモ
リ44にそれぞれ記憶された前回の値をそのまま出力す
る。
【0018】制御系3fは状態Sが加速保護モードから
通常加速モードに移行した直後以外の通常加速(state
3)時に選択され、メモリ46に記憶された前回の出力
周波数f′にメモリ45に記憶された前回の加速率
f′を加算部48で加算し、出力周波数fとして出力
し、さらにメモリ45に記憶された前回の加速率df′
にメモリ45に記憶された前回の加速率の変化量dd
f′が加算器49で加算され、加速率dfとして出力さ
れ求められる。また、加速率の変化量ddfは前回の加
速率の変化量ddf′が出力される。
【0019】制御系4fは状態Sが定速状態(state4
)の時に選択され、出力周波数fとして指令周波数f*
が出力され、加速率dfはメモリ45に記憶された前
回の加速率df′が出力され、加速率の変化量ddfは
メモリ46に記憶された前回の加速率の変化量ddf′
が出力される。
【0020】制御系5fは状態Sが加速保護モードから
通常加速に移行した直後にだけ選択される。出力周波数
fとしてメモリ46に記憶された前回の出力周波数f′
が出力され、加速率dfとしてメモリ45に記憶された
前回の加速率df′に係数部50で1より小さい係数K
dfが乗算された値が出力され、さらに加速率の変化量
ddfはメモリ44に記憶された前回の加速率の変化量
ddf′に係数部51で1より小さい係数Kddfが乗
算された値が出力される。
【0021】次に電圧制御部22の詳細構成を図5を用
いて述べる。電圧制御部22は、状態Sに基づき制御系
1v,2v,3v,4vのそれぞれの出力を選択部60
で選択し出力電圧Vとして出力する。また、出力電圧V
はメモリ61で次回のサンプリング時まで記憶される。
また、制御系の選択方法を表3に示す。
【0022】
【表3】
【0023】制御系1vは状態Sが停止中(state1 )
時に選択される。出力電圧Vとして0を出力する。
【0024】制御系2vは加速保護モード(state2 )
時に選択される。電動機電流Iが第2の電流制限値Ili
m2 以上の場合、電動機電流Iと第2の電流制限値Ili
m2の偏差に係数Kvpを乗算し、さらに乗算結果を予め
与えられた負の値と0で制限し、メモリ61に記憶され
た前回の出力電圧V′を加算して出力電圧Vとして出力
する。一方電動機電流Iが第2の電流制限値Ilim2 未
満の場合、予め与えられた正の値であるdV1pに前回の
出力電圧V′を加算し出力電圧Vとして出力する。すな
わち、電動機電流Iが第2の電流制限値Ilim2 より大
きいときには出力電圧Vを増加させ、小さいときには出
力電圧を減少させることにより、電動機電流Iは第2の
電流制限値Ilim2 に近づくように制御される。
【0025】制御系3vは状態Sが通常加速(state3
)の時に選択され、前回の出力電圧V′とVf電圧V
fの偏差に1より小さい正の係数Kvnを乗算し、前回の
出力電圧V′を加算して出力電圧として出力する。すな
わち、出力電圧VはVf電圧Vfにサンプリング毎に徐
々に近づいていく。
【0026】制御系4vは状態Sが定速状態(state4
)時に選択され、前回の出力電圧V′が出力電圧Vと
して出力される。
【0027】次に電流検出部7の構成を図6に基づき説
明する。電流検出器6で検出された誘導電動機5に流れ
る電流Iu,Iwから数1に基づきIvを求める。
【0028】
【数1】 Iv=−Iu−Iw …(数1) さらにIu,Iv,Iwからそれぞれ演算部81,演算
部82,演算部83でそれぞれの絶対値を求め、前記3
つの絶対値から最大値選択部84で最大値が選択され、
電動機電流Iとして出力される。これにより、インバー
タ4に流れる最大の電流が検出できる。
【0029】次に具体的な動作の一例を図6に基づき説
明する。まずはじめに動作を説明するために必要な図7
に示す誘導電動機の等価回路について述べる。r1とl
sは1次抵抗と漏れインダクタンスである。Mは磁束を
作るインダクタンスであり、r2は2次抵抗である。イ
ンダクタンスMの両端電圧及び2次抵抗r2とすべりs
の比によりトルク電流が決まる。誘導電動機の出力トル
クは前記トルク電流とインダクタンスMに流れる励磁電
流の積に比例する。
【0030】時刻t0で周波数指令f* が50となり条
件1が満たされ、状態Sが停止中(state1 )から通常
加速(state3 )へ移行する。状態Sが通常加速である
から制御系3fが選択され、加速率が増加するため出力
周波数fは時間に対し下に凸の曲線で増加する。出力電
圧は制御系3vにより出力周波数fに比例するVf電圧
Vfに近づくよう制御される。加速率が大きくなると出
力周波数fの増加にモータの回転数Nが追従せずすべり
sが大きくなる。すべりsが大きくなると2次抵抗r2
とすべりsの比が小さくなるためトルク電流が大きくな
り電動機電流Iが増加する。時刻t1で電動機電流Iが
第2の電流制限値Ilim2 を越えると条件2が満たされ
状態Sは通常加速(state3 )から加速保護モード(st
ate2)に移行する。状態Sが加速保護モードのときには
制御系2vにより電動機電流Iが第2の電流制限値Ili
m2 付近になるよう出力電圧Vが制御されるため、第2
の電流制限値Ilim2 より上位の第1の電流制限値Ili
m1 を越えることはなく、過電流による制御装置の破損
やトリップは発生しない。また、出力周波数fは制御系
2fにより制御されるため減少し、これに伴いすべりs
が小さくなるためトルク電流が減少する。トルク電流は
減少するが電動機電流Iは第2の電流制限値Ilim2 付
近になるよう制御されるためトルク電流が減少した分、
励磁電流が増加する。励磁電流の増加により、十分な磁
束が発生し、誘導電動機は負荷トルクに打ち勝つだけの
トルクを出力することができる。よって、ストール状態
の発生を抑制することができる。
【0031】出力周波数fの減少により出力周波数fに
比例するVf電圧Vfが減少し、電圧基準値が減少す
る。これにより、時刻t2では条件3を満たし、状態S
は加速保護モード(state2 )から通常加速(state3
)に移行する。移行した最初のサンプリング時のみ周
波数制御部21では制御系5fが選択されるため、2回
目以降のサンプリング時に選択される制御系3fにおけ
る加速率dfと加速率の変化量ddfは時刻t1におけ
る加速率dfと加速率の変化量ddfに比べ小さい値と
なる。加速率df及び加速率ddfの変化量が小さくな
るため、誘導電動機の回転数Nが出力周波数fに追従し
やすくなり、電動機電流Iは第2の電流制限値を越えに
くくなる。これにより、加速保護モードにもはいりにく
くなるためなめらかな加速を行うことができる。
【0032】また、状態Sが通常加速(state3 )のと
きには、加速率が増加するため、状態Sが加速保護モー
ド(state2 )から通常加速(state3 )に移行する
際、加速率を減少させすぎても速やかに加速することが
可能である。
【0033】上記のように状態Sが通常加速(state3
)と加速保護モード(state2 )を繰り返しながら加
速していき、時刻t3で出力周波数fが周波数指令f*
を越えると条件4が満たされ、状態Sが通常加速(stat
e3 )から定速状態(state4)へ移行し、加速が終了す
る。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、負荷が大きい場合にお
いても過電流とストールを抑制し、自動で誘導電動機を
加速できる誘導電動機の制御装置の制御方法を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電圧・周波数制御部の構成。
【図2】本発明の一実施例における電動機の制御装置の
構成。
【図3】電流検出部の構成。
【図4】周波数制御部の構成。
【図5】電圧制御部の構成。
【図6】電動機の制御装置の動作を説明するための波
形。
【図7】誘導電動機の等価回路。
【符号の説明】
2f…加速保護モードにおける周波数制御系、2v…加
速保護モードにおける電圧制御系、3f…通常加速にお
ける周波数制御系、3v…通常加速における電圧制御
系、4f…加速保護モードから通常加速に移行した最初
のサンプリングにおける周波数制御系、20…状態制御
部、21…周波数制御部、22…電圧制御部。
フロントページの続き (72)発明者 遠藤 常博 千葉県習志野市東習志野七丁目1番1号 株式会社 日立製作所 産業機器事業 部内 (56)参考文献 特開 平1−298993(JP,A) 特開 平9−201087(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 5/408 - 5/412 H02P 7/628 - 7/632 H02P 21/00 H02M 7/42 - 7/98 H02P 1/00 - 1/58

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周波数指令に基づき可変電圧可変周波数の
    交流電圧を出力し、誘導電動機を加減速制御する誘導電
    動機の制御方法において、 前記誘導電動機に流れる電流が所定の電流制限値を越え
    たとき前記誘導電動機に流れる電流が前記電流制限値以
    下となるように電圧を制御すると共に出力周波数を減少
    させ、該 出力周波数を減少させているとき、出力電圧が
    少なくとも前記出力周波数により決まる電圧基準値を超
    えたとき前記出力周波数を再び増加させることを特徴と
    する誘導電動機の制御方法。
  2. 【請求項2】周波数指令に基づき可変電圧可変周波数の
    交流電圧を出力し、誘導電動機を加減速制御する誘導電
    動機の制御方法において、 前記誘導電動機に流れる電流が所定の電流制限値を越え
    たとき前記誘導電動機に流れる電流が前記電流制限値以
    下となるように電圧を制御すると共に出力周波数を減少
    させ、該 出力周波数を減少させているとき、出力電圧が
    少なくとも前記出力周波数により決まる第1の電圧基準
    値を超えたとき前記出力周波数を再び増加させ、さらに
    前記出力電圧が前記第1の電圧基準値より下位の電圧
    基準値であって、出力周波数により決まる第2の電圧基
    準値に時間と共に近づくように制御することを特徴と
    する誘導電動機の制御方法。
  3. 【請求項3】周波数指令に基づき可変電圧可変周波数の
    交流電圧を出力し、誘導電動機を加減速制御する誘導電
    動機の制御方法において、 通常は出力周波数の加速率に従って出力周波数を制御
    し、誘導電動機に流れる電流が所定の電流制限値を越え
    たとき前記誘導電動機に流れる電流が前記電流制限値以
    下となるように電圧を制御すると共に出力周波数を減少
    させ、前記出力周波数を減少させているとき出力電圧が
    少なくとも前記出力周波数により決まる電圧基準値を超
    えたとき、前記出力周波数を減少させる前の加速率より
    も小さい加速率αに従い前記出力周波数を再び増加させ
    ることを特徴とする誘導電動機の制御方法。
  4. 【請求項4】請求項において、前記出力周波数を増加
    させる際、前記加速率αを時間と共に増加させることを
    特徴とする誘導電動機の制御方法。
  5. 【請求項5】周波数指令に基づき出力周波数と出力電圧
    を制御することにより誘導電動機を加減速制御する誘導
    電動機の制御装置において、 前記周波数指令が前記出力周波数に比べ大きい第1の状
    態で前記誘導電動機に流れる電動機電流が予め設定され
    た電流制限値を越えたとき第2の状態に移行し、前記第
    2の状態において前記出力電圧が少なくとも前記出力周
    波数に基づき決定される電圧基準値を超えると第1の状
    態に移行する状態制御部と、 該状態制御部の状態に基づき前記出力周波数を制御する
    周波数制御部と、 前記状態制御部の状態に基づき前記出力電圧を制御する
    電圧制御部により構成されることを特徴とする誘導電動
    機の制御装置。
  6. 【請求項6】請求項において、前記周波数制御部は前
    記状態制御部の状態が前記第2の状態であるときには前
    記出力周波数を減少させることを特徴とする誘導電動機
    の制御装置。
  7. 【請求項7】請求項において、前記電圧制御部は前記
    状態制御部の状態が前記第2の状態であるときには前記
    電動機電流が前記電流制限値に近づくよう前記出力電圧
    を制御することを特徴とする誘導電動機の制御装置。
  8. 【請求項8】請求項において、前記周波数制御部は前
    記状態制御部の状態が前記第1の状態であるときには前
    記出力周波数の時間に対する変化率が時間と共に増加す
    ることを特徴とする誘導電動機の制御装置。
  9. 【請求項9】請求項において、前記状態制御部の状態
    が前記第の状態から前記第の状態に遷移した後、再
    び前記第1の状態に遷移する場合、前記第1の状態から
    前記第2の状態に遷移する直前における、時間に対する
    前記出力周波数の変化率より も、再び前記第1の状態に
    遷移した直後における、時間に対する前記周波数の変化
    率が小さいことを特徴とする誘導電動機の制御装置。
  10. 【請求項10】周波数指令に基づき可変電圧可変周波数
    の交流電圧を出力し、誘導電動機を加減速制御する誘導
    電動機の制御方法において、前記周波数指令が前記交流
    電圧の周波数より大きい加速時において、前記交流電圧
    の周波数の減少時に前記誘導電動機を流れる電流が一定
    に制御されることを特徴とする誘導電動機の制御方法。
  11. 【請求項11】請求項10において、前記交流電圧の周
    波数の増加時は前記交流電圧の周波数の時間に対する変
    化率は時間と共に増加することを特徴とする誘導電動機
    の制御方法。
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