JPH1145158A - データ記録再生装置及び方法 - Google Patents

データ記録再生装置及び方法

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JPH1145158A
JPH1145158A JP9201468A JP20146897A JPH1145158A JP H1145158 A JPH1145158 A JP H1145158A JP 9201468 A JP9201468 A JP 9201468A JP 20146897 A JP20146897 A JP 20146897A JP H1145158 A JPH1145158 A JP H1145158A
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JP9201468A
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Kenji Makita
健志 牧田
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】記録再生にリアルタイム性を必要とするシステ
ムに実用上十分に対応し得るデータ記録再生装置及び方
法を実現し難かつた。 【解決手段】データ記録再生装置及び方法において、リ
ビルドモード時、リビルドコマンドに基づいて指定され
た第1の記録媒体以外の複数の各第2の記録媒体からそ
れぞれ指定されたデータを再生する一方、いずれかの第
2の記録媒体に再生エラーが発生することにより予め設
定された所定時間内に当該第2の記録媒体から指定され
たデータを再生できなかつたときには、再生エラーが発
生した第2の記録媒体上の位置を所定のタイミングでコ
ントローラに伝達するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。
【0002】発明の属する技術分野 従来の技術(図5) 発明が解決しようとする課題(図5) 課題を解決するための手段(図1〜図4) 発明の実施の形態 (1)AVデータ記憶編集送出システムの構成(図1及
び図2) (2)データ記録再生装置の構成(図3及び図4) (3)本実施の形態の動作(図1〜図4) (4)本実施の形態の効果(図1〜図4) (5)他の実施の形態(図1〜図4) 発明の効果
【0003】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ記録再生装置
及び方法に関し、例えばAV(Audio Video )データ記
憶編集送出システムに適用して好適なものである。
【0004】
【従来の技術】従来、データ記録再生装置として、図5
のように複数のハードデイスクドライブ(HDD:Hard
Disk Drive )2A〜2Hが並列的に設けられた、いわ
ゆるデイスクアレイ装置と呼ばれるものがある。
【0005】この種のデイスクアレイ装置1としては、
現在、各ハードデイスクドライブ2A〜2Hに対する入
力データD1の配分方法等によつていくつかの種類のも
のが提案されているが、現在では図5のように入力デー
タD1をデイスクアレイコントローラ3においてビツト
又はバイト単位でストライピング(分離)し、これをデ
ータ記録再生用の複数のハードデイスクドライブ2A〜
2Gに振り分けて一斉に記録再生させると共に、入力デ
ータD1に基づいてパリテイデータを生成し、これを専
用の1台のハードデイスクドライブ2Hに記録再生させ
る「RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disk
s )−3」と呼ばれる構成のものが広く用いられてい
る。
【0006】実際上かかる構成のデイスクアレイ装置1
においては、パリテイデータを専用のハードデイスクに
保持する分、データ記録再生用のハードデイスクドライ
ブ2A〜2Gのいずれか1台が故障した場合においても
そのハードデイスクドライブ2A〜2Gに振り分けたデ
ータをパリテイデータから再現できるため記録再生に対
する信頼性が高く、また複数台(例えばN台とする)の
ハードデイスクドライブ2A〜2Gを一斉に駆動させて
入力データD1を記録再生する分、ハードデイスクドラ
イブ2A〜2Gの1台当たりの実効転送レートの約N倍
の転送レートと、ハードデイスクドライブ2A〜2Gの
約N倍分の容量とをもつ記録再生装置として使用できる
利点を有している。
【0007】このため近年では、要求されるデータ転送
レートが高く、かつ大記憶容量を必要とする映像音声デ
ータ用のデータ記録再生装置としてこのような構成のデ
イスクアレイ装置1を用いることが提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで一般的にハー
ドデイスクドライブは、ハードデイスクドライブ自体の
故障やハードデイスクの欠陥などにより1回の記録又は
再生動作によつてデータの記録又は再生を正しく行えな
かつた場合に、そのデータの記録又は再生動作を数十回
に亘つてリトライするように構成されている。この場合
このようなハードデイスクドライブの最大のリトライ回
数は予め設定されており、これをユーザが自在に変更す
ることはできない。
【0009】そして上述のように構成されたデイスクア
レイ装置1においては、記録又は再生モード時、全ての
ハードデイスクドライブ2A〜2Hの記録又は再生動作
が終了するまではデイスクアレイ装置1全体としての記
録又は再生処理を終了することができない。
【0010】このためかかる構成のデイスクアレイ装置
1においては、記録又は再生モード時に1台でも記録又
は再生動作によつてデータの記録又は再生を正しく行わ
れないハードデイスクドライブ2A〜2Hがあつた場合
には、デイスクアレイ装置1全体としてのそのデータに
対する記録又は再生処理に多くの時間を必要とする問題
があつた。
【0011】そしてこのように記録又は再生処理に多く
の時間を必要とすることは、特に記録処理や再生処理を
時分割的に並列して行うようになされたシステムでは、
1つのデータに対する記録又は再生処理が遅れたときに
その後に行うべき記録処理又は再生処理の開始も順次遅
れることを意味し、従つて例えば通信回線等を通じて伝
送されてくる映像音声データを記録し、又はデイスクア
レイ装置1に記憶保持された映像音声データを再生して
直ちに放送するときなどのように記録再生にリアルタイ
ム性を必要とする場合に対応し得ない問題があつた。
【0012】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、記録再生にリアルタイム性を必要とするシステムに
実用上十分に対応し得るデータ記録再生装置及び方法を
提案しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、複数の記録媒体に振り分けて記録
された第2のデータのうち、上位のコントローラから与
えられる第1のコマンドに基づき指定された第1の記録
媒体に振り分けられた第2のデータを残りの第2の記録
媒体に記録された第2のデータに基づいて再構築して第
1の記録媒体に記録する第1の動作モードを有するデー
タ記録再生装置において、第1の動作モード時、いずれ
かの第2の記録媒体において再生エラーが発生すること
により再生手段が予め設定された所定時間内に当該第2
の記録媒体から第2のデータを再生できなかつたとき
に、再生手段から出力される位置情報に基づく再生エラ
ーが発生した第2の記録媒体上の位置を所定のタイミン
グでコントローラに伝達する伝達手段を設けるようにし
た。
【0014】この結果このデータ記録再生装置では、上
位のコントローラに再生エラーの発生した第2の記録媒
体上の位置をいち早く認識させることができ、その分よ
り早い段階で上位のコントローラに再生エラーが発生し
ないような第1のコマンドを送出させ得るようにするこ
とができる。
【0015】また本発明においては、複数の記録媒体に
振り分けて記録された第2のデータのうち、上位のコン
トローラから与えられる第1のコマンドに基づき指定さ
れた第1の記録媒体に振り分けられた第2のデータを残
りの第2の記録媒体に記録された第2のデータに基づい
て再構築して第1の記録媒体に記録するデータ記録再生
方法において、第1のコマンドに基づいて各第2の記録
媒体からそれぞれ指定された上記第2のデータを再生す
る一方、いずれかの第2の記録媒体に再生エラーが発生
することにより予め設定された所定時間内に当該第2の
記録媒体から指定された第2のデータを再生できなかつ
たときには、再生エラーが発生した第2の記録媒体上の
位置を所定のタイミングでコントローラに伝達するよう
にした。
【0016】この結果上位のコントローラに再生エラー
の発生した第2の記録媒体上の位置をいち早く認識させ
ることができ、その分より早い段階で上位のコントロー
ラに再生エラーが発生しないような第1のコマンドを送
出させ得るようにすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0018】(1)AVデータ記憶編集送出システムの
構成 図1において、10は全体として本発明を適用したAV
データ記憶編集送出システムを示し、回線を介して伝送
されてきた、又はビデオテープレコーダによりビデオテ
ープから再生された映像音声データD10A〜D10N
をスイツチヤ11を介して取り込み、これをエンコーダ
部12に送出する。
【0019】エンコーダ部12は、供給される映像音声
データD10A(D10B〜D10N)に対して必要に
応じて圧縮符号化やフオーマツト変換等の所定のデータ
処理を施した後、かくして得られた映像音声データD1
1をサーバデータコントローラ13に送出する。
【0020】サーバデータコントローラ13において
は、LAN(Local Area Network)14を介してマイク
ロコンピユータ構成の制御部15及び端末装置16A、
16Bと接続されており、エンコーダ部12から供給さ
れる映像音声データD11を制御部15から与えられる
記録命令に基づいて取り込み、これをSCSI(SmallC
omputer System Interface )インターフエース17を
介して接続された「RAID−3」構成のデータ記録再
生装置18に送出する。
【0021】このときデータ記録再生装置18には、予
めサーバデータコントローラ13からその映像音声デー
タD11を記録すべきハードデイスクのアドレス(LB
A(Logical Block Address ))情報を含む記録コマン
ドが与えられる。
【0022】かくしてデータ記録再生装置18は、この
記録コマンドに基づいて、SCSIインターフエース1
7を介してサーバデータコントローラ13から供給され
る映像音声データD11を複数のハードデイスクの指定
された各LBAに振り分けて記録する。
【0023】そしてこのデータ記録再生装置18内の複
数のハードデイスクに振り分けて記録された映像音声デ
ータD11は、編集装置16A、16Bを用いて再生す
ることができる。
【0024】実際上端末装置16A、16Bにおいて
は、オペレータにより編集リスト作成モードが選択さ
れ、再生すべき映像音声データD11の開始点が指定さ
れると、これに応じた再生命令をLAN14を介してサ
ーバデータコントローラ13に送出する。
【0025】このときサーバデータコントローラ13
は、供給される再生命令に基づいて、データ記録再生装
置18に対して再生すべき映像音声データD11のLB
A情報を含む再生コマンドを送出し、かくして当該デー
タ記録再生装置18に指定された映像音声データD11
を再生させる。
【0026】またサーバデータコントローラ13は、こ
のデータ記録再生装置18から再生された映像音声デー
タD11をLAN14を介して対応する端末装置16
A、16Bに送出し、かくして当該映像音声データD1
1に基づく映像をその端末装置16A、16Bのデイス
プレイに表示させ、かつ当該映像音声データD11に基
づく音声をその端末装置16A、16Bのスピーカから
放音させる。
【0027】この結果オペレータは、この端末装置16
A、16Bのデイスプレイに表示された映像及びスピー
カから出力された音声に基づいて、この端末装置16
A、16Bを用いて映像音声データD11をどのように
加工編集して放送用の映像音声を作成するかを規定した
リスト(以下、これを編集リストと呼ぶ)を作成するこ
とができる。
【0028】またオペレータは、端末装置16A、16
Bを用いて、加工編集された映像音声をいつ放送するか
を規定したリスト(以下、これをオンエアリストと呼
ぶ)を作成することができ、このようにして作成された
編集リスト及びオンエアリストのデータがLAN14を
介して制御部15に与えられ、当該制御部15により記
憶保持される。
【0029】そして制御部15は、この記憶保持したオ
ンエアリストのデータに基づいて各編集映像の送出時刻
を管理し、いずれかの編集された映像音声の送出時刻に
なると、編集リストに基づいて対応する再生命令をLA
N14を介してサーバデータコントローラ13に送出す
る。
【0030】このときサーバデータコントローラ13
は、供給される再生命令に基づいて、再生すべき映像音
声データD11のLBA情報を含む再生コマンドをデー
タ記録再生装置18に送出することにより、指定された
映像音声データD11をデータ記録再生装置18に再生
させ、これをデコーダ部19に送出させる。
【0031】デコーダ部19においては、供給される映
像音声データD11に対して必要に応じて復号やフオー
マツト変換等の所定のデータ処理を施し、かくして得ら
れた元の信号形態の映像音声データD12Aをスイツチ
ヤ20に送出する。
【0032】このときスイツチヤ20には、図示しない
スタジオ等に設置された他の映像音声データ源から映像
音声データD12B〜D12Nが供給されており、スイ
ツチヤ20は、これら供給される映像音声データD12
A〜D12Nの中から1チヤンネル分の映像音声データ
D12A(D12B〜D12N)を制御部15の制御の
もとに選択し、これを送出装置21を介して放送させ
る。
【0033】このようにしてこのAVデータ記憶編集送
出システム10においては、供給される映像音声データ
D10A〜D10Nを指定された状態に編集した映像音
声を指定された時刻に放送することができるようになさ
れている。
【0034】なおこのAVデータ記憶編集送出システム
10の場合、上述のようなサーバデータコントローラ1
3を介在した映像音声データD11のデータ記録再生装
置18による記録再生処理は、記録再生される映像音声
データD11がサーバデータコントローラ13及びデー
タ記録再生装置18間を接続するSCSIインターフエ
ース17においてぶつかり合わないようにサーバデータ
コントローラ13の制御のもとに行われる。
【0035】実際上サーバデータコントローラ13は、
図2(A)に示すように、エンコーダ部12、デコーダ
部19及び各端末装置16A、16Bに対してそれぞれ
所定時間(例えば133 〔ms〕、以下、この所定時間を基
準処理時間と呼ぶ)T1 を循環的に割り当てる。
【0036】そしてサーバデータコントローラ13は、
図2(B)に示すように、制御部15から与えられるエ
ンコーダ部12から出力された映像音声データD11の
再生命令に対する再生コマンドC1、制御部15から与
えられる編集された映像音声データD11の再生命令に
対する再生コマンドC2及び各端末装置16A、16B
から供給される再生命令に基づく再生コマンドC3、C
4をそれぞれ対応する基準処理時間T1 内にデータ記録
再生装置18に与えることにより、図2(C)に示すよ
うに、その基準処理時間T1 内にデータ記録再生装置1
8にエンコーダ部12から供給される映像音声データD
11を記録させ、又はその基準処理時間T1 内にデータ
記録再生装置18に指定された映像音声データD11を
再生させる。
【0037】このようにしてこのAVデータ記憶編集送
出システム10では、サーバデータコントローラ13の
制御のもとにデータ記録再生装置18に記録処理及び再
生処理を時分割的に行わせ得るようになされ、かくして
エンコーダ部12からデータ記録再生装置18へのデー
タ転送と、データ記録再生装置18からデコーダ部19
又は各端末装置16A、16Bへのデータ転送とが競合
することなく、これら記録処理及び再生処理を並列的に
同時に行い得るようになされている。
【0038】(2)データ記録再生装置の構成 ここでデータ記録再生装置18においては、図3に示す
ように構成されており、SPC(SCSI Protocol Contro
ller)30を介してサーバデータコントローラ13(図
1)との間で記録コマンドC1(図2(B))及び再生
コマンドC2〜C4(図2(B))等のコマンドデータ
や映像音声データD11を送受し得るようになされてい
る。
【0039】この場合SPC30は、サーバデータコン
トローラ13からSCSIインターフエース17を介し
て記録コマンドC1が与えられるとこれをCPU(Cent
ralProcessing Unit )31に送出する一方、これに続
いて供給される映像音声データD11をデータコントロ
ーラ32に送出する。
【0040】データコントローラ32は、供給される映
像音声データD11を例えば1バイト毎に分離し、得ら
れた各分離データD11A 〜D11G をデータ記録再生
用のハードデイスクドライブ33A〜33Gに対応する
各FIFO(First-In First-Out)メモリ34A〜34
Gにそれぞれ振り分けて与え、これを記憶させる。
【0041】またデータコントローラ32は、このとき
得られた各分離データD11A 〜D11G に基づいてパ
リテイデータD11P を算出し、得られたパリテイデー
タD11P をパリテイデータ記録再生用のハードデイス
クドライブ33Hに対応するFIFOメモリ34Hに与
えてこれを記憶させる。
【0042】そしてこれら各FIFOメモリ34A〜3
4Hにそれぞれ記憶された分離データD11A 〜D11
G 又はパリテイデータD11P は、CPU31の制御の
もとに対応するSPC35A〜35Hにより読み出さ
れ、SCSIインターフエース36A〜36Hを介して
対応するハードデイスクドライブ33A〜33Hに与え
られ、これら各ハードデイスクドライブ33A〜33H
内のハードデイスクの指定されたLBAに記録される。
【0043】このとき各ハードデイスクドライブ33A
〜33Hは、それぞれ与えられた分離データD11A
D11G 又はパリテイデータD11P のハードデイスク
への記録処理後、分離データD11A 〜D11G 又はパ
リテイデータD11P を正しくハードデイスクに記録で
きたか否かを示すステータス情報(正しく記録できたと
きには″Good″、正しく記録できなかつたときには″Ch
eck Condition ″)を対応するSPC35A〜35Hを
介してCPU31に送出する。
【0044】これによりこのデータ記録再生装置18に
おいては、記録モード時、いずれかのハードデイスクド
ライブ33A〜33Hに記録エラーが発生した場合に、
CPU31が各ハードデイスクドライブ33A〜33H
からそれぞれ供給されるステータス情報に基づいてどの
ハードデイスクドライブ33A〜33Hに記録エラーが
発生したかを認識し得るようになされている。
【0045】なおこのデータ記録再生装置18の場合、
CPU31は、各SPC35A〜35Hにハードデイス
クドライブ33A〜33Hへの記録命令を送出後、予め
設定された所定時間(例えば200 〔ms〕、以下、これを
タイムアウト時間と呼ぶ)内にいずれかのハードデイス
クドライブ33A〜33Hからステータス情報が得られ
なかつた場合には、そのハードデイスクドライブ33A
〜33Hに記録エラーが発生したものと判断して、これ
に応じたステータス情報をSPC30を介してサーバデ
ータコントローラ13に送出するようになされている。
【0046】これによりこのデータ記録再生装置18に
おいては、いち早くその映像音声データデータD11に
対する記録処理又は再生処理を終了すると共にこれをサ
ーバデータコントローラ13に対していち早く伝達し得
ることができ、かくしてデータサーバコントローラ13
に続く記録コマンドC1(図2(B))又は再生コマン
ドC2〜C4(図2(B))をいち早く出力させ得る
分、AVデータ記憶編集送出システム10全体としての
その映像音声データD11に対する記録処理又は再生処
理を高速化させ得るようになされている。
【0047】一方SPC30は、サーバデータコントロ
ーラ13(図1)から再生コマンドC2〜C4(図2
(B))が与えられると、これをCPU31に送出す
る。
【0048】この場合CPU31は、この再生コマンド
C2〜C4に基づいてSPC35A〜35Hを介して各
ハードデイスクドライブ33A〜33Hを制御すること
により、これらハードデイスクドライブ33A〜33H
内のハードデイスクの指定されたLBAに記録されてい
る分離データD11A 〜D11G 又はパリテイデータD
11P を再生させ、これを対応するSPC35A〜35
Hを介して対応するFIFOメモリ34A〜34Hに与
えさせて記憶させる。
【0049】このとき各ハードデイスクドライブ33A
〜33Hは、指定された分離データD11A 〜D11G
又はパリテイデータD11P をハードデイスクから再生
した後、当該指定された分離データD11A 〜D11G
又はパリテイデータD11Pを正しくハードデイスクか
ら再生できたか否かを示すステータス情報(正しく再生
できたときには″Good″、正しく再生できなかつたとき
には″Check Condition ″)を対応するSPC35A〜
35Hを介してCPU31に送出する。
【0050】そしてCPU31は、タイムアウト時間内
に全てのハードデイスクドライブ33A〜33Hから″
Good″のステータス情報を得た場合にはデータコントロ
ーラ32の動作モードを通常モードに設定する一方、い
ずれかのハードデイスクドライブ33A〜33Hからタ
イムアウト時間内にステータス情報を得られなかつた
(タイムアウトした)場合や、タイムアウト時間内にい
ずれかのハードデイスクドライブ33A〜33Hから″
Check Condition ″のステータス情報を得た場合にはデ
ータコントローラ32の動作モードをパリテイ補正モー
ドに設定する。
【0051】この結果データコントローラ32は、動作
モードとして通常モードが設定された場合には、データ
記録再生用の各ハードデイスクドライブ33A〜33G
にそれぞれ対応する全てのFIFOメモリ34A〜34
Gから分離データD11A 〜D11G を読み出し、これ
を統合して元の信号形態の映像音声データD11を復元
し、これをSPC30を介してサーバデータコントロー
ラ13(図1)に送出する。
【0052】またデータコントローラ32は、動作モー
ドとしてパリテイ補正モードが設定されたときには、タ
イムアウトした又は″Check Condition ″のステータス
情報を出力したハードデイスクドライブ(以下、これを
欠陥ハードデイスクドライブと呼ぶ)33A〜33H以
外のハードデイスクドライブ33A〜33Hに対応する
各FIFOメモリ34A〜34Hから分離データD11
A 〜D11G 又はパリテイデータD11P を読み出し、
これら読み出した分離データD11A 〜D11G 又はパ
リテイデータD11P に基づいて例えば欠陥ハードデイ
スクドライブ33A〜33Hがデータ記録再生用のハー
ドデイスクドライブ33A〜33Gであつた場合には、
この欠陥ハードデイスクドライブ33A〜33Gに振り
分けられた分離データD11A 〜D11G を再現する。
【0053】そしてデータコントローラ32は、この再
現した分離データD11A 〜D11G と、欠陥ハードデ
イスクドライブ33A〜33G以外のデータ記録再生用
のハードデイスクドライブ33A〜33Gに対応するF
IFOメモリ34A〜34Gから読み出した分離データ
D11A 〜D11G とを統合して元の信号形態の映像音
声データD11を復元し、これをSPC30を介してサ
ーバコントローラ13(図1)に送出する。
【0054】このようにしてこのデータ記録再生装置1
8においては、供給される映像音声データD11を分離
して複数のハードデイスクドライブに振り分けて記録再
生させる。
【0055】かかる構成に加えこのデータ記録再生装置
18の場合、任意の1台のハードデイスクドライブ33
A〜33Hに振り分けた分離データD11A 〜D11G
又はパリテイデータD11P を残りのハードデイスクド
ライブ33A〜33Hに振り分けられた分離データD1
A 〜D11G 又はパリテイデータD11P に基づいて
再構築し、これをリビルド対象のハードデイスクドライ
ブ33A〜33Hに与えて記憶保持させる動作モード
(以下、これをリビルドモードと呼ぶ)が設けられてい
る。
【0056】この場合このデータ記録再生装置18に
は、リビルド対象のハードデイスクドライブ33A〜3
3Hの指定と、そのハードデイスクドライブ33A〜3
3H内における所定ハードデイスクのリビルドすべきL
BAの範囲(例えば「0」〜「100 」のLBA)とを指
定した情報をふくんでなるサーバデータコントローラ1
3からリビルドモードを実行すべき旨のコマンド(以
下、これをリビルドコマンドと呼ぶ)がサーバデータコ
ントローラ13から与えられる。なおこの実施の形態の
場合、リビルドすべきLBAの範囲としては、最終的に
リビルドしたいLBAの全範囲のうち、データ記録再生
装置18が上述の基準処理時間T1 (図2(A))内に
リビルドを行い得る程度の範囲が順次分割して指定され
る。
【0057】そしてこのデータ記録再生装置18では、
このリビルドコマンドがSPC30を介してCPU31
に与えられる。
【0058】この結果CPU31は、このリビルドコマ
ンドに基づき、図4に示すリビルドモード処理手順RT
1に従つて指定されたハードデイスクドライブ33A〜
33Hの指定されたLBAの範囲のリビルド処理を実行
する。
【0059】すなわちCPU31は、ステツプSP0に
おいてこのリビルドモード処理手順RT1を開始し、続
くステツプSP1において一番初めのリビルドコマンド
がサーバデータコントローラ13から与えられたことを
確認すると、ステツプSP2に進んでリビルド対象のハ
ードデイスクドライブ33A〜33Hに対応するSPC
35A〜35H以外の残りのSPC35A〜35Hに対
してハードデイスクドライブ33A〜33Hへの再生命
令を送出する。
【0060】次いでCPU31は、ステツプSP3に進
んでタイマ37(図3)を起動させ、この後ステツプS
P4に進んでリビルド対象のハードデイスクドライブ3
3A〜33H以外の残りの各ハードデイスクドライブ3
3A〜33Hからステータス情報が得られたか否かを判
断する。
【0061】そしてCPU31は、このステツプSP4
において肯定結果を得ると、ステツプSP5に進んでデ
ータコントローラ32の動作モードをパリテイ補正モー
ドに設定することにより、リビルド対象のハードデイス
クドライブ33A〜33H以外のハードデイスクドライ
ブ33A〜33Hから再生された分離データD11A
D11G 又はパリテイデータD11P に基づいてパリテ
イ補正処理によつて指定されたハードデイスクドライブ
33A〜33Hの指定された範囲の分離データD11A
〜D11G 又はパリテイデータD11P をリビルドさ
せ、これをリビルド対象のハードデイスクドライブ33
A〜33Hに対応するFIFOメモリ34A〜34Hに
与えて記憶保持させる。
【0062】さらにCPU31は、この後ステツプSP
6に進んでこのFIFOメモリ34A〜34Hに対応す
るSPC35A〜35Hに記録命令を送出することによ
り、このFIFOメモリ34A〜34Hに格納されたリ
ビルドされた分離データD11A 〜D11G 又はパリテ
イデータD11P を読み出させ、これをリビルド対象の
ハードデイスクドライブ33A〜33Hに与えさせて対
応するLBAに記録させた後、ステツプSP7に進んで
このリビルドモード処理手順RT1を終了する。
【0063】これに対してCPU31は、ステツプSP
4において否定結果を得ると、ステツプSP8に進んで
タイマ37にアクセスし、当該タイマ37のカウント値
に基づいて、リビルド対象のハードデイスクドライブ3
3A〜33Hに対応するSPC35A〜35H以外のS
PC35A〜35Hに再生命令を送出してから、上述の
タイムアウト時間が経過したか(タイムアウトしたか)
否かを判断する。
【0064】そしてCPU31は、このステツプSP8
において否定結果を得ると、ステツプSP4に戻り、こ
の後ステツプSP4又はステツプSP8において肯定結
果を得るまでステツプSP4−SP8−SP4のループ
を繰り返す。
【0065】そしてCPU31は、やがてステツプSP
8において否定結果を得ると、ステツプSP9に進ん
で″Check Condition ″のステータス情報をSPC30
を介してサーバデータコントローラ13に送出し、この
後ステツプSP10に進む。
【0066】ただしこのときCPU31は、タイムアウ
トしたハードデイスクドライブ33A〜33HのどのL
BAにおいて再生ができないか(再生エラーが発生した
か)を特定できないため、ステツプSP9では指定され
たリビルドすべきLBAの範囲の先頭のLBAを再生エ
ラーが発生したLBAとしてステータス情報と共にサー
バデータコントローラ13に送出する。
【0067】この結果この後サーバコントローラ13か
らは、リビルドすべきLBAの範囲として、最初に指定
したLBAの範囲から順次+1ずつ範囲を移動させたL
BAの範囲(例えば「1」〜「101 」)をリビルドすべ
き旨のリビルドコマンドが所定のタイミング(すなわち
リビルド処理に割り当てられた上述の基準処理時間T1
(図2(A))の初め)で順次与えられる。
【0068】しかしながらこのときCPU31は、この
リビルドコマンドを実行することなく、ステツプSP1
0において、タイムアウトしたハードデイスクドライブ
33A〜33Hからのステータス情報を待ち受ける。
【0069】そしてCPU31には、やがてタイムアウ
トしたハードデイスクドライブ33A〜33Hから″Ch
eck Condition ″のステータス情報と共に再生エラーが
発生したハードデイスク上のLBAが与えられる。
【0070】このときCPU31は、どのハードデイス
クにおいて再生エラーが発生したか、当該ハードデイス
ク上のどのLBAにおいて再生エラーが発生したかの情
報(以下、これを欠陥情報と呼ぶ)D20をRAM38
(図3)に格納し、この後ステツプSP11に進んでサ
ーバデータコントローラ13からリビルドコマンドが与
えられるを待ち受ける。
【0071】さらにCPU31は、やがてサーバデータ
コントローラ13からリビルドコマンドが与えられる
と、ステツプSP12に進んでこのリビルドコマンドに
基づくリビルド処理を実行することなく、ステツプSP
10においてRAM38に格納した欠陥情報D20を含
んでなる″Check Condition ″のステータス情報をSP
C30を介してサーバデータコントローラ13に送出
し、この後ステツプSP13に進んで当該サーバデータ
コントローラ13から再びリビルドコマンドが与えられ
るのを待ち受ける。
【0072】この結果サーバデータコントローラ13か
らは、次のリビルドコマンドの送出時、上述の欠陥情報
D20に基づいて、再生エラーが発生したLBAの次の
LBAから所定範囲(例えば「90」のLBAにおいて再
生エラーが発生したときには、「91」〜「190 」のLB
A)をリビルドすべき旨のリビルドコマンドが出力さ
れ、これがSPC30を介してCPU31に与えられ
る。
【0073】かくしてCPU31は、この結果としてス
テツプSP13において肯定結果を得てステツプSP2
に戻り、この後ステツプSP4において肯定結果を得る
までステツプSP2−SP3−SP4−SP8−SP9
−SP10−SP11−SP12−SP13−SP2の
ループを繰り返す。
【0074】そしてCPU31は、やがてステツプSP
4において肯定結果を得ると、ステツプSP5に進み、
この後ステツプSP5及びステツプSP6を上述のよう
に順次処理した後、ステツプSP7に進んでこのリビル
ドモード処理手順RT1を終了する。
【0075】(3)本実施の形態の動作 以上の構成において、このAVデータ記憶編集送出シス
テム10のデータ記録再生装置18では、CPU31が
サーバデータコントローラ13から与えられるリビルド
コマンドに基づいてリビルド対象のハードデイスクドラ
イブ33A〜33H以外のハードデイスクドライブ33
A〜33Hへ再生命令を送出する。
【0076】このときCPU31は、タイムアウト時間
内に″Good″のステータス情報が得られたときには、デ
ータコントローラの動作モードを直ちにパリテイ補正モ
ードに設定することによりリビルドすべき分離データD
11A 〜D11G 又はパリテイデータD11P を再構築
する一方、これと共にリビルド対象のハードデイスクド
ライブ33A〜33Hに対応するSPC35A〜35H
を介して記録命令を送出し、かくして再構築された分離
データD11A 〜D11G 又はパリテイデータD11P
を当該ハードデイスクドライブ33A〜33Hに記録さ
せる。
【0077】これに対してCPU31は、サーバデータ
コントローラ13から与えられるリビルドコマンドに基
づく再生命令をリビルド対象のハードデイスクドライブ
33A〜33H以外のハードデイスクドライブ33A〜
33HにSPC35A〜35Hを介してに送出した後、
タイムアウト時間内にすべてのハードデイスクドライブ
33A〜33Hから″Good″のステータス情報が得られ
なかつたときには、タイムアウト時間経過後、サーバデ
ータコントローラ13に対して指定されたリビルドすべ
きLBAの範囲の先頭LBAを再生エラーの発生したL
BAとする″Check Condition ″のステータス情報をサ
ーバデータコントローラ13に送出する。
【0078】そしてCPU31は、この後サーバデータ
コントローラ13から供給されるリビルドコマンドを実
行することなく、タイムアウトしたハードデイスクドラ
イブ33A〜33Hからのステータス情報を待ち受け、
やがて当該ハードデイスクドライブ33A〜33Hから
再生エラーの発生したLBAを含むステータス情報を得
ると、この後一番初めに与えられるリビルドコマンドを
実行することなく、タイムアウトしたハードデイスクド
ライブ33A〜33Hからの欠陥LBA情報に基づくL
BAを欠陥LBAとする″Check Condition ″のステー
タス情報をサーバデータコントローラ13に送出する。
【0079】この結果サーバデータコントローラ13か
らは、この″Check Condition ″のステータス情報に基
づいて再生エラーの発生したLBAの次のLBAから所
定範囲分の分離データD11A 〜D11G 又はパリテイ
データD11P をリビルドすべきリビルドコマンドがデ
ータ記録再生装置18のCPU31に与えられ、かくし
てCPU31はこのリビルドコマンドに基づいてリビル
ド処理を実行する。
【0080】従つてこのAVデータ記憶編集送出システ
ム10では、データ記録再生装置18の各ハードデイス
クドライブ33A〜33Hの記録又は再生処理にタイム
アウト時間を設けるようにしたことにより、供給され又
は指定された映像音声データD11に対する記録再生処
理をいち早く終了し、続く映像音声データD11に対す
る記録又は再生処理をいち早く開始することができるた
め、リアルタイム性を格段的に向上させることができ
る。
【0081】またこのAVデータ記憶編集送出システム
10では、データ記録再生装置18において最初のリビ
ルド処理実行時にタイムアウトが発生した場合に、この
後サーバデータコントローラ13からリビルドコマンド
が与えられてもこれを実行することなく、タイムアウト
したハードデイスクドライブ33A〜33Hからステー
タス情報が得られるのを待ち受け、かくして得られた当
該ステータス情報に基づく欠陥LBA情報をサーバデー
タコントローラ13に送出した後、この後与えられるリ
ビルドコマンドに基づいてリビルド処理を実行するよう
にしたことにより、欠陥を有するハードデイスクドライ
ブ33A〜33Hがタイムアウトするのを1回に抑える
ことができ、その分AVデータ記憶編集送出システム1
0全体としてのリビルド処理を格段的に高速化させるこ
とができる。
【0082】さらに上述のように記録及び再生処理を時
分割的に行うようになされたAVデータ記憶編集送出シ
ステム10では、リビルド処理中に1台のハードデイス
クドライブ33A〜33Hがタイムアウトした場合、当
該ハードデイスクドライブ33A〜33Hは指定された
分離データD11A 〜D11G 若しくはパリテイデータ
D11P を再生できるまで、又は最大のリトライ回数ま
でリトライを行うため、その間は冗長性を利用して残り
のハードデイスクドライブ33A〜33Hだけで続く記
録又は再生処理を行わなければならず、映像音声データ
D11の記録再生に対する信頼性が低くなる問題があ
る。
【0083】しかしながらこのAVデータ記憶編集送出
システム10では、データ記録再生装置18のリビルド
処理時におけるタイムアウト回数を1回だけに抑えるこ
とができるため、その分映像音声データD11の記録再
生に対する信頼性を格段的に向上させることができる利
点もある。
【0084】(4)本実施の形態の効果 以上の構成によれば、最初のリビルド処理実行時にタイ
ムアウトが発生した場合には、この後サーバデータコン
トローラ13からリビルドコマンドが与えられてもこれ
を実行することなく、タイムアウトしたハードデイスク
ドライブ33A〜33Hからステータス情報が得られる
のを待ち受け、かくして得られた当該ステータス情報に
基づく欠陥LBAの情報をサーバデータコントローラ1
3に送出した後、この後与えられるリビルドコマンドに
基づいてリビルド処理を実行するようにしたことによ
り、AVデータ記憶編集送出システム10全体としての
リビルド処理を格段的に高速化させることができ、かく
して記録再生にリアルタイム性を必要とするシステムに
実用上十分に対応することができるデータ記録再生装置
を実現できる。
【0085】(5)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、本発明を図3のよう
に構成されデータ記録再生装置18に適用するようにし
た場合について述べたが本発明はこれに限らず、要は、
複数の記録媒体に振り分けて記録された、第1のデータ
に基づく複数の第2のデータのうち、上位のコントロー
ラから与えられる第1のコマンドに基づき指定された第
1の記録媒体に振り分けられた第2のデータを残りの第
2の記録媒体に記録された第2のデータに基づいて再構
築して第1の記録媒体に記録する第1の動作モードを有
するデータ記録再生装置であるのならば、この他種々の
構成のデータ記録再生装置に適用して好適なものであ
る。
【0086】従つて上述の実施の形態においては、第1
のデータが映像音声データD11であり、第2のデータ
が分離データD11A 〜D11G 及びパリテイデータD
11P であり、上位のコントローラがサーバデータコン
トローラ13であり、第1のコマンドがリビルドコマン
ドであり、記録媒体がハードデイスクである場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、第1のデータ、第
2のデータ、コントローラ、記録媒体がこれ以外である
場合にも本発明を広く適用できる。
【0087】また上述の実施の形態においては、本発明
を適用したデータ記録再生装置18をAVデータ記憶編
集送出システム10に適用するようにした場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々のシステ
ムに適用することができる。
【0088】さらに上述の実施の形態においては、リビ
ルドモード時、リビルド対象の分離データD11A 〜D
11G 又はパリテイデータD11P が記録されたハード
デイスク以外の各ハードデイスクから指定された分離デ
ータD11A 〜D11G 又はパリテイデータD11P
再生する一方、このときいずれかのハードデイスクにお
いて再生エラーが発生したときに、当該再生エラーが発
生したハードデイスク上のLBAを表す位置情報(すな
わちステータス情報)を出力する再生手段を、複数台の
ハードデイスクドライブ33A〜33Hにより構成する
ようにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、例えば記録媒体としてハードデイスク以外の記録媒
体を使用する場合には、これら複数台のハードデイスク
ドライブ33A〜33H以外の各種再生手段を適用でき
る。
【0089】さらに上述の実施の形態においては、リビ
ルドモード時、リビルド対象の分離データD11A 〜D
11G 又はパリテイデータD11P に基づいてリビルド
対象の分離データD11A 〜D11G 又はパリテイデー
タD11P を再構築して対応するハードデイスクに記録
するデータ再構築記録手段を、複数のハードデイスクド
ライブ33A〜33H、SPC35A〜35H、FIF
Oメモリ34A〜34H、データコントローラ32によ
り構成するようにした場合について述べたが、本発明は
これに限らず、この他種々の構成を適用できる。
【0090】さらに上述の実施の形態においては、リビ
ルドモード時、リビルド対象以外のいずれかのハードデ
イスクドライブ33A〜33Hにおいて再生エラーが発
生することにより予め設定されたタイムアウト時間内に
いずれかのハードデイスクドライブ33A〜33Hが対
応する分離データD11A 〜D11G 又はパリテイデー
タD11P を再生できなかつたときに、当該ハードデイ
スクドライブ33A〜33Hから出力される再生エラー
が発生したLBAの位置をサーバデータコントローラ1
3に伝達する伝達手段として、データ記録再生装置18
全体を制御するCPU31を併用するようにした場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、データ記録再
生装置18全体を制御するCPU31と別体に伝達手段
を設けるようにしても良く、伝達手段の構成としては、
この他種々の構成を適用できる。
【0091】さらに上述の実施の形態においては、映像
音声データD11を複数のハードデイスクに振り分けて
記録する際、当該映像音声データD11に冗長度をもた
せる方法としてパリテイデータD11P を形成するよう
にした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
例えばいわゆるRAID−1構成のデイスクアレイ装置
のように、同じ分離データD11A 〜D11G を2枚の
ハードデイスクに記録するようにして冗長度をもたせる
ようにしても良く、映像音声データD11を複数のハー
ドデイスクに振り分けて記録する際、当該映像音声デー
タD11に冗長度をもたせる方法としては、この他種々
の方法を適用できる。
【0092】さらに上述の実施の形態においては、リビ
ルドモード時、リビルド対象のハードデイスクドライブ
33A〜33H以外のハードデイスクドライブ33A〜
33Hに再生エラーが発生したときに、再生エラーの発
生したLBAを、対応するハードデイスクドライブ33
A〜33Hからステータス情報が得られた後、一番初め
にサーバデータコントローラ13からリビルドコマンド
が与えられたときに、当該リビルドコマンドに対応する
ステータス情報と共にサーバデータコントローラ13に
伝達するようにした場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、この他種々のタイミングで再生エラーの発
生したLBAをサーバデータコントローラ13に伝達す
るようにしても良い。
【0093】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、複数の記
録媒体に振り分けて記録された第2のデータのうち、上
位のコントローラから与えられる第1のコマンドに基づ
き指定された第1の記録媒体に振り分けられた第2のデ
ータを残りの第2の記録媒体に記録された第2のデータ
に基づいて再構築して第1の記録媒体に記録する第1の
動作モードを有するデータ記録再生装置において、各第
2の記録媒体からそれぞれ指定された第2のデータを再
生する再生手段と、第1の動作モード時、いずれかの第
2の記録媒体において再生エラーが発生することにより
再生手段が予め設定された所定時間内に当該第2の記録
媒体から第2のデータを再生できなかつたときに、再生
手段から出力される位置情報に基づく再生エラーが発生
した第2の記録媒体上の位置を所定のタイミングでコン
トローラに伝達する伝達手段とを設けるようにしたこと
により、上位のコントローラに再生エラーの発生した第
2の記録媒体上の位置をいち早く認識させることができ
る。かくするにつきより早い段階で上位のコントローラ
に再生エラーが発生しないような第1のコマンドを送出
させ得るようにすることができ、かくして記録再生にリ
アルタイム性を必要とするシステムに実用上十分に対応
し得るデータ記録再生装置を実現できる。
【0094】また複数の記録媒体に振り分けて記録され
た第2のデータのうち、上位のコントローラから与えら
れる第1のコマンドに基づき指定された第1の記録媒体
に振り分けられた第2のデータを残りの第2の記録媒体
に記録された第2のデータに基づいて再構築して第1の
記録媒体に記録するデータ記録再生方法において、第1
のコマンドに基づいて各第2の記録媒体からそれぞれ指
定された第2のデータを再生する一方、いずれかの第2
の記録媒体に再生エラーが発生することにより予め設定
された所定時間内に当該第2の記録媒体から指定された
第2のデータを再生できなかつたときには、再生エラー
が発生した第2の記録媒体上の位置を所定のタイミング
でコントローラに伝達するようにしたことにより、上位
のコントローラに再生エラーの発生した第2の記録媒体
上の位置をいち早く認識させることができる。かくする
につきより早い段階で上位のコントローラに再生エラー
が発生しないような第1のコマンドを送出させ得るよう
にすることができ、かくして記録再生にリアルタイム性
を必要とするシステムに実用上十分に対応し得るデータ
記録再生方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したAVデータ記憶編集送出シス
テムの構成を示すブロツク図である。
【図2】サーバデータコントローラによる記録再生の制
御処理の説明に供するタイミングチヤートである。
【図3】本実施の形態によるデータ記録再生装置の構成
を示すブロツク図である。
【図4】リビルドモード処理手順を示すフローチヤート
である。
【図5】一般的なデイスクアレイ装置の構成を示す略線
的なブロツク図である。
【符号の説明】
10……AVデータ記憶編集送出システム、13……サ
ーバデータコントローラ、18……データ記録再生装
置、31……CPU、32……データコントローラ、3
3A〜33H……ハードデイスクドライブ、37……タ
イマ、38……RAM、D10A〜D10N、D11、
D12A〜D12N……映像音声データ、D20……欠
陥アドレス情報、RT1……リビルドモード処理手順。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 20/18 570 G11B 20/18 570Z 572 572F

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の記録媒体に振り分けて記録された、
    第1のデータに基づく複数の第2のデータのうち、上位
    のコントローラから与えられる第1のコマンドに基づき
    指定された第1の上記記録媒体に振り分けられた上記第
    2のデータを残りの第2の上記記録媒体に記録された上
    記第2のデータに基づいて再構築して上記第1の記録媒
    体に記録する第1の動作モードを有するデータ記録再生
    装置において、 上記第1の動作モード時、各上記第2の記録媒体からそ
    れぞれ指定された上記第2のデータを再生する再生処理
    を実行する一方、いずれかの上記第2の記録媒体におい
    て再生エラーが発生したときに、当該再生エラーが発生
    した上記第2の記録媒体上の位置を表す位置情報を出力
    する再生手段と、 上記第1の動作モード時、上記再生手段により各上記第
    2の記録媒体からそれぞれ再生された上記第2のデータ
    に基づいて上記第1の記録媒体に振り分けられた上記第
    2のデータを再構築して上記第1の記録媒体に記録する
    データ再構築記録手段と、 上記第1の動作モード時、いずれかの上記第2の記録媒
    体において上記再生エラーが発生することにより上記再
    生手段が予め設定された所定時間内に当該第2の記録媒
    体から上記第2のデータを再生できなかつたときに、上
    記再生手段から出力される上記位置情報に基づく上記再
    生エラーが発生した上記第2の記録媒体上の位置を所定
    のタイミングで上記コントローラに伝達する伝達手段と
    を具えることを特徴とするデータ記録再生装置。
  2. 【請求項2】上記コントローラは、 上記第1のコマンドを所定のタイミングで順次出力し、 上記伝達手段は、 上記第1の動作モード時、上記再生手段から出力される
    上記再生エラーが発生した上記第2の記録媒体上の上記
    位置を、上記再生手段が当該アドレスを出力した後、上
    記コントローラから一番初めに上記第1のコマンドが与
    えられたときに、当該第1のコマンドに基づく上記再生
    処理を上記再生手段に実行させずに上記コントローラに
    伝達することを特徴とする請求項1に記載のデータ記録
    再生装置。
  3. 【請求項3】上記コントローラは、 上記第1のコマンドを所定のタイミングで順次出力し、 上記再生手段は、 上記第1の動作モード時、いずれかの上記第2の記録媒
    体において再生エラーが発生した場合、上記伝達手段が
    上記再生エラーが発生した上記第2の記録媒体の上記位
    置を上記コントローラに伝達した後、当該伝達した位置
    に基づく上記第1のコマンドが与えられるまでの間、当
    該コントローラから与えられる上記第1のコマンドに基
    づく上記再生処理を実行しないことを特徴とする請求項
    1に記載のデータ記録再生装置。
  4. 【請求項4】複数の記録媒体に振り分けて記録された、
    第1のデータに基づく複数の第2のデータのうち、上位
    のコントローラから与えられる第1のコマンドに基づき
    指定された第1の上記記録媒体に振り分けられた上記第
    2のデータを残りの第2の上記記録媒体に記録された上
    記第2のデータに基づいて再構築して上記第1の記録媒
    体に記録するデータ記録再生方法において、 上記コントローラから与えられる上記第1のコマンドに
    基づいて、各上記第2の記録媒体からそれぞれ指定され
    た上記第2のデータを再生する再生処理を開始する第1
    のステツプと、 各上記第2の記録媒体からそれぞれ再生される上記第2
    のデータに基づいて上記第1の記録媒体に振り分けられ
    た上記第2のデータを再構築して上記第1の記録媒体に
    記録する一方、いずれかの上記第2の記録媒体に再生エ
    ラーが発生することにより予め設定された所定時間内に
    当該第2の記録媒体から指定された上記第2のデータを
    再生できなかつたときには、上記再生エラーが発生した
    上記第2の記録媒体上の位置を所定のタイミングで上記
    コントローラに伝達する第2のステツプとを具えること
    を特徴とするデータ記録再生方法。
  5. 【請求項5】上記コントローラは、 上記第1のコマンドを所定のタイミングで順次出力し、 上記第2のステツプでは、 上記再生エラーが発生した上記第2の記録媒体上の位置
    を上記コントローラに伝達した後、当該伝達した位置に
    基づく上記第1のコマンドが与えられるまでの間、当該
    コントローラから与えられる上記第1のコマンドに基づ
    く上記再生処理を実行しないことを特徴とする請求項4
    に記載のデータ記録再生方法。
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