JPH09330552A - データ記録再生装置 - Google Patents

データ記録再生装置

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JPH09330552A
JPH09330552A JP8232596A JP23259696A JPH09330552A JP H09330552 A JPH09330552 A JP H09330552A JP 8232596 A JP8232596 A JP 8232596A JP 23259696 A JP23259696 A JP 23259696A JP H09330552 A JPH09330552 A JP H09330552A
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recording
reproducing
hard disk
video data
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JP8232596A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Miyawaki
啓之 宮脇
Yasuo Iwasaki
康夫 岩崎
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】データ記録再生装置に関し、例えば複数台のハ
ードディスク装置を並列運転してビデオ信号を記録再生
する編集システム等に適用して、連続するデータの記録
再生処理を何ら妨げることなく、異常の発生したデータ
を修復する。 【解決手段】複数の記録再生ブロックの動作をタイムス
ロットにより時間管理し、1台の記録再生ブロックにお
いて異常が発生した場合に、空スロットの期間を利用し
て他の記録再生ブロックのデータにより修復する。また
これに代えて、またはこれに加えて、他の記録再生ブロ
ックのデータにより修復したデータを、外部より特定し
てアクセスすることができるリザーブ用の領域に記録す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ記録再生装
置に関し、例えば複数台のハードディスク装置を並列運
転してビデオ信号を記録再生する編集装置等に適用する
ことができる。本発明は、この複数台のハードディスク
装置の動作をタイムスロットにより時間管理し、1台の
ハードディスク装置において異常が発生した場合、空き
タイムスロットの期間で他のハードディスク装置のデー
タによって修復することにより、連続するデータの記録
再生処理を何ら妨げることなく、異常の発生したデータ
を修復する。また他のハードディスク装置のデータによ
って修復したデータをユーザーエリアに形成した予備の
領域に記録することにより、システムにおける冗長性の
劣化を有効に回避する。
【0002】
【従来の技術】従来、編集システム等においては、ハー
ドディスク装置にビデオ信号を蓄積するようになされた
ものがある。このような装置においては、高品質、大容
量かつ高転送レートのビデオ信号を確実に記録再生でき
るように、複数台のハードディスク装置によりディスク
アレイ装置を形成し、このディスクアレイ装置により冗
長性の高いRAID(Redandent Array of Inexpensive
Disks)を構成するようになされている。
【0003】図22は、このRAIDのディスクアレイ
装置の概略構成を示すブロック図である。このディスク
アレイ装置1では、ディスクアレイコントローラ2を介
してホストとの間でデータD1を入出力する。ここでデ
ィスクアレイコントローラ2は、複数台のハードディス
ク装置HDD0〜HDD5の動作を管理し、ディスクア
レイ装置1では、ハードディスク装置HDD5を除く5
台のハードディスク装置HDD0〜HDD4に対して、
データD1を構成する例えば各1バイトのデータ(数字
0、1、2、3、……により示す)を順次循環的に割り
当てる。またこれら5台のハードディスク装置HDD0
〜HDD4に割り当てたデータより修復用のデータでな
るパリティデータP0、P1……を生成し、このパリテ
ィデータP0、P1……を残るハードディスク装置HD
D5に割り当てる。
【0004】これによりこのRAIDのディスクアレイ
装置1においては、何れかのハードディスク装置におい
てデータの再生が困難になった場合、他のハードディス
ク装置で再生されたデータの排他的論理和を得ることに
より、簡易かつ高速度で正しいデータを修復できるよう
になされ、その分信頼性の高記録再生系を構成できるよ
うになされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの種のディ
スクアレイ装置を編集装置等に適用する場合、複数チャ
ンネルの映像信号を記録再生することが必要になる。こ
れに対してSCSI(Small Computer System Interfac
e )等の一般的な入出力インターフェースによるハード
ディスク装置においては、相互に非同期でデータを入出
力する。従ってこのような一般的な入出力インターフェ
ースによるハードディスク装置によっては、この種のデ
ィスクアレイ装置を構成して映像信号を途切れることな
く記録再生することが困難な欠点がある。すなわち映像
信号を途切れることなく記録再生するためには、映像信
号の連続性を保持することが必要になり、このためには
複数チャンネルの映像信号を同期して記録再生しなけれ
ばならないからである。なお映像信号と共に記録再生す
る音声信号についても同様のことが言える。
【0006】この欠点を解消する1つの方法として、タ
イムスロットにより時間管理して、この種のディスクア
レイ装置を複数台並列運転する方法が考えられる。
【0007】すなわち、例えば1台のディスクアレイ装
置により1チャンネル分のビデオデータを記録可能なと
きに、6台のホストとの間でビデオデータを入出力でき
るようにシステムを構成する場合、6台のディスクアレ
イ装置を用意する。さらに各チャンネルのビデオデータ
を時間軸圧縮し、これら6台のディスクアレイ装置に振
り分けて同時並列的に出力できるようにする。さらに図
23に示すように、例えば所定期間Tを周期にして動作
を繰り返すように全体の動作を制御し、各期間Tをホス
トの台数により区切ってタイムスロットT1〜T6を形
成する。これにより各ホストに順次タイムスロットT1
〜T6を割り当て、各チャンネルのビデオデータを対応
するタイムスロットT1〜T6でディスクアレイ装置に
入出力する。
【0008】これにより例えば各ディスクアレイ装置で
は、それぞれタイムスロットT1、T2、T3において
第1〜第3ホストからデータW1、W2、W3を受け取
り、各データW1、W2、W3を5台のハードディスク
装置HDD0〜HDD4に分割して、続くタイムスロッ
トT2、T3、T4で記録する。またこのとき各データ
W1、W2、W3よりそれぞれパリティデータを生成
し、このパリティデータを残るハードディスク装置HD
D5にタイムスロットT2、T3、T4で記録する(図
23(A)及び(B))。
【0009】これに対してタイムスロットT4において
第4のホストから読み出しコマンドが入力されると、各
ハードディスク装置HDD0〜HDD5よりデータR4
を読み出し、続くタイムスロットT5において、このデ
ータR4をホストに出力する(図23(B)及び
(C))。このようにすれば、例えば数字1〜6により
示す6チャンネルのデータを同期して記録再生すること
ができると考えられる。
【0010】ところがこの種のハードディスク装置にお
いては、シークエラーが発生する場合があり、SCSI
等の一般的な入出力インターフェースによるハードディ
スク装置においては、この場合シークし直していわゆる
リトライすることになる。このようなリトライの動作
が、例えばタイムスロットT2において何れかのハード
ディスク装置で発生した場合、結局このハードディスク
装置においては、このタイムスロットT2でデータW1
の記録を完了することが困難になり、続くタイムスロッ
トT3に跨がってデータW1を記録することになる。従
ってこのハードディスク装置においては、続くタイムス
ロットT3において本来記録すべきデータW2の記録が
困難になり、システム全体から見てこのハードディスク
装置に割り当てたデータW2の一部が失われることにな
る。
【0011】またタイムスロット内で処理が完了した場
合でも、何らかの異常により誤ったデータが記録される
場合も完全に防止できず、このような場合にも、データ
の一部が失われることになる。さらにハードディスク装
置においては、正しく記録できたとしても、後発的に発
生した欠陥により、データの一部が失われる場合もあ
る。
【0012】このような一部が失われたデータにおいて
は、他のハードディスク装置のデータにより修復はでき
るものの、このデータについては他のデータに比して冗
長性が劣化することになり、その分システム全体の信頼
性が低下することになる。
【0013】この場合に、ハードディスク装置を使用す
る一般機器に適用されているように、ホストより同一デ
ータを改めて送出することにより失われたデータを修復
する方法も考えられるが、映像信号の記録再生に適用す
る場合には、データを再送すること自体困難な場合もあ
り、またホスト側の負担もその分増大する。
【0014】これにより連続する映像信号及び音声信号
の記録再生を何ら妨げることなく、このように一部が失
われたデータを正しく修復することができれば、冗長性
の劣化を有効に回避することができ、その分システム全
体としての信頼性を向上することができる。またデータ
修復に関するホスト側の負担の増大も有効に回避するこ
とができる。
【0015】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、連続するデータの記録再生を何ら妨げることなく、
正しく記録再生することが困難なデータを修復すること
ができるデータ記録再生装置を提案しようとするもので
ある。
【0016】
【課題を解決するためのブロック】かかる課題を解決す
るため本発明においては、記録再生ブロックの何れかに
異常が発生した場合、記録再生ブロックをアクセスする
必要のないタイムスロットにおいて、他の記録再生ブロ
ックに記録した記録データ及び修復用のデータよりデー
タ修復する。
【0017】またこれに代えて、複数の記録再生ブロッ
クにおいて、外部より特定してアクセスすることができ
る情報記録領域を主の情報記録領域と副の情報記録領域
に割り当て、このうち主の情報記録領域に記録データ及
び修復用のデータを割り当てるようにする。このように
複数の記録再生ブロックを設定して、複数の記録再生ブ
ロックの何れかにおいて異常が発生した場合、他の記録
再生ブロックに記録した記録データ及び修復用のデータ
より異常の発生した記録再生ブロックの記録データを修
復し、修復したデータを主の情報記録領域に代えて副の
情報記録領域に記録する。
【0018】記録再生ブロックをアクセスする必要のな
いタイムスロットにおいては、本来の記録再生処理を何
ら妨げることなく、種々の処理を実行することができ
る。これにより連続するデータの記録再生処理を何ら妨
げることなく、正しく記録再生することが困難なデータ
を修復することができる。
【0019】外部より特定してアクセスすることができ
る情報記録領域においては、簡易な制御コマンドにより
短時間でアクセスすることができる。従ってこの領域を
主の情報記録領域と副の情報記録領域に割り当て、異常
が発生した場合、他の記録再生ブロックより修復したデ
ータを主の情報記録領域に代えて副の情報記録領域に記
録すれば、短時間で修復して、この修復したデータを記
録することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0021】(1)第1の実施の形態 (1−1)全体構成 図2は、本発明の実施の形態に係る記録再生装置を示す
ブロック図であり、この記録再生装置10は、編集シス
テムに適用される。この記録再生装置10は、、入力デ
ータ用及び出力データ用に各48ビットのデータバスI
N及びOUTを有し、このデータバスIN及びOUTに
6台のビデオデータコントローラ11A〜11Fと6台
のディスクアレイ装置12A〜12Fとを接続する。
【0022】ここで各ビデオデータコントローラ11A
〜11Fは、各1チャンネルCH1〜CH6のビデオデ
ータを入出力するデータ入出力回路であり、ホスト側よ
り入力されるビデオデータを内蔵のバッファメモリによ
り時間軸圧縮した後、制御コマンド、同期データ等を付
加し、所定のタイミングで、48ビットパラレルのビデ
オデータによりデータバスINに出力する。また所定の
タイミングで、出力用のデータバスOUTに出力される
48ビットパラレルのビデオデータを入力し、時間軸伸
長した後、所定フォーマットのビデオデータに変換して
出力する。
【0023】ここでこれら各チャンネルCH1〜CH6
のビデオデータは、MPEG等によりデータ圧縮された
ディジタルビデオ信号により構成され、ホストより同期
してビデオデータコントローラ11A〜11Fに供給さ
れる。各ビデオデータコントローラ11A〜11Fは、
このビデオデータを基準にした時間管理により、順次、
所定期間の間、データバスIN及びOUTの専有が許可
されるようになされている。
【0024】すなわちこの記録再生装置では、ビデオデ
ータの1フレームの期間を、ビデオデータコントローラ
11A〜11Fの台数に値1を加算した整数でなる7個
のタイムスロットに分割し、各タイムスロットを順次ビ
デオデータコントローラ11A〜11Fに割り当てると
共に、残る1つのタイムスロットを空きタイムスロット
に設定するようになされている。
【0025】これにより各ビデオデータコントローラ1
1A〜11Fは、時間軸圧縮した1フレーム分のビデオ
データを、1/7フレームの期間でなる各自に割り当て
られたタイムスロットにより制御コマンド等と共にデー
タバスINに出力するようになされている。またこれと
は逆に、各ビデオデータコントローラ11A〜11F
は、自己のタイムスロットにおいて、出力用のデータバ
スOUTより48ビットパラレルのデータ列を取り込ん
だ後、ステータスデータ等を除いて時間軸伸長した後、
ビデオデータに変換して出力するようになされている。
【0026】これに対して各ディスクアレイ装置12A
〜12Fは、入力用及び出力用各8ビットのデータバス
を有し、48ビットのデータバスIN及びOUTの上位
側より順次8ビットをそれぞれ入力用及び出力用データ
バスに接続する。これにより各ディスクアレイ装置12
A〜12Fは、それぞれデータバスIN及びOUTの上
位側より8ビットを分担して、ビデオデータコントロー
ラ11A〜11Fより出力されるビデオデータを記録
し、さらに再生したビデオデータを出力するようになさ
れている。なお各ビデオデータコントローラ11A〜1
1F及び各ディスクアレイ装置12A〜12Fは、SC
SIインターフェースにより通信するようになされてい
る。
【0027】(1−1−1)ディスクアレイ装置 図3は、各ディスクアレイ装置12A〜12Fを示すブ
ロック図である。各ディスクアレイ装置12A〜12F
は、共通に構成され、インターフェース回路20を介し
てデータバスIN、OUTとの間でビデオデータを入出
力する。ここでインターフェース回路20は、入力用デ
ータバスINより8ビットパラレルのビデオデータを所
定ビット長のデータ列に変換して記録用データコントロ
ーラ21に出力し、またこれとは逆に再生用データコン
トローラ22より出力される所定ビット長のビデオデー
タを8ビットパラレルのデータ列に変換して出力用デー
タバスOUTに出力する。
【0028】記録用データコントローラ21は、このイ
ンターフェース回路20の出力データより同期データを
検出し、この同期データを基準にして制御コマンドを検
出する。さらに記録用データコントローラ21は、この
制御コマンドをコマンド用FIFO23を介してシステ
ム制御回路24に出力すると共に、続くビデオデータを
データマルチプレクサ25に出力する。これにより記録
用データコントローラ21は、各ビデオデータコントロ
ーラ11A〜11Fより出力された制御コマンド及びビ
デオデータを分離してそれぞれシステム制御回路24及
びデータマルチプレクサ25に出力し、必要に応じてこ
の処理をタイムスロット毎に繰り返すようになされてい
る。
【0029】これに対して再生用データコントローラ2
2は、記録用データコントローラ21とは逆に、システ
ム制御回路24より出力されるステータスデータをステ
ータス用FIFO26を介して入力し、また同期データ
を生成する。さらに再生用データコントローラ22は、
この同期データ及びステータスデータをデータマルチプ
レクサ25より出力されるビデオデータに付加して出力
する。再生用データコントローラ22は、システム制御
回路24により制御されて必要に応じてこれらの処理を
タイムスロット毎に繰り返す。
【0030】データマルチプレクサ25は、システム制
御回路24により制御されて必要に応じてタイムスロッ
ト毎に動作を切り換える。すなわちデータマルチプレク
サ25は、記録に供するビデオデータについては、各ハ
ードディスク装置27A〜27Eに振り分けて対応する
メモリ回路でなるバッファ回路(M)28A〜28Eに
出力すると共に、振り分けたデータを併せてパリティ演
算回路29に出力する。なおこのビデオデータの振り分
けは、記録用データコントローラ21より出力されるデ
ータ列の1バイトを単位にして実行される。
【0031】またこれとは逆にデータマルチプレクサ2
5は、各ハードディスク装置27A〜27Eで再生した
ビデオデータをバッファ回路28A〜28Eを介して受
け、再生用データコントローラ22に出力する。このと
きデータマルチプレクサ25は、何れかのハードディス
ク装置27A〜27Eにおいて異常が検出されると、シ
ステム制御回路24からの通知により、他のハードディ
スク装置のビデオデータを一旦パリティ演算回路29に
出力し、このパリティ演算回路29より送り返されるビ
デオデータで補って出力する。これによりディスクアレ
イ装置12A〜12Fは、異常の発生したハードディス
ク装置のビデオデータをパリティ演算回路29より出力
されるビデオデータにより修復して出力する。
【0032】これに対してシステム制御回路24により
データ修復に割り当てられると、データマルチプレクサ
25は、バッファ回路28A〜28E、パリティ演算回
路29間でデータ修復に必要なビデオデータの転送処理
を実行する。すなわちデータマルチプレクサ25は、異
常の発生したハードディスク装置を除く他のハードディ
スク装置より得られるビデオデータをバッファ回路28
A〜28Eを介して受け、これらのビデオデータをパリ
ティ演算回路29に出力する。さらにパリティ演算回路
29より送り返されるビデオデータを、異常の発生した
ハードディスク装置に向けてバッファ回路28A〜28
Eに出力する。
【0033】パリティ演算回路29は、記録に割り当て
られたタイムスロットにおいては、データマルチプレク
サ25より出力されるビデオデータの排他的論理和を得
ることにより、各ビデオデータのパリティデータを生成
し、この生成したパリティデータをメモリ回路でなるバ
ッファ回路(M)28Fに出力する。これに対して再生
に割り当てられたタイムスロットにおいては、バッファ
回路28Fを介して、ハードディスク装置27Fより出
力されるパリティデータを入力する。さらにシステム制
御回路24からの要求に応じて、何れかのハードディス
ク装置27A〜27Eにおいて異常が検出されると、デ
ータマルチプレクサ25より入力される他のハードディ
スク装置のビデオデータと再生したパリティデータとで
排他的論理和を得ることにより、異常の発生したハード
ディスク装置によるビデオデータを再現し、このビデオ
データをデータマルチプレクサ25に返送する。
【0034】これに対してシステム制御回路24により
データ修復に割り当てられると、再生に割り当てられた
タイムスロットにおける処理と同様の処理を実行する。
但しこの場合、パリティ演算回路29は、パリティデー
タを記録するハードディスク装置27Fにおいて異常が
検出された場合は、データマルチプレクサ25より入力
される他のハードディスク装置のビデオデータにより排
他的論理和の演算処理を実行し、これによりパリティデ
ータを生成すると共に、生成したパリティデータをバッ
ファ回路28Fに出力する。
【0035】バッファ回路28A〜28Eは、各ハード
ディスク装置27A〜27Eに割り当てられたコントロ
ーラ(図示せず)により制御されて動作を切り換え、記
録に割り当てられたタイムスロットにおいては、データ
マルチプレクサ25より入力されるビデオデータをSC
SIコントローラ(SPC)30A〜30Eに出力す
る。これに対してバッファ回路28Fは、バッファ回路
28A〜28Eの動作に連動してパリティ演算回路29
より出力されるパリティデータをSCSIコントローラ
30Fに出力する。
【0036】これに対して再生に割り当てられたタイム
スロットにおいて、バッファ回路28A〜28Eは、S
CSIコントローラ30A〜30Eを介して入力される
ビデオデータを保持した後、同期したタイミングにより
データマルチプレクサ25に出力する。これに連動して
バッファ回路28Fは、SCSIコントローラ30Fを
介して入力されるパリティデータを保持してパリティ演
算回路29に出力する。
【0037】これに対してデータ修復に割り当てられる
と、異常の発生したハードディスク装置以外のハードデ
ィスク装置に対応するバッファ回路28A〜28Fにお
いては、再生の処理に割り当てられたタイムスロットと
同様に、SCSIコントローラ30A〜30Eを介して
入力されるデータを保持した後、所定のタイミングでデ
ータマルチプレクサ25及びパリティ演算回路29に出
力するのに対し、異常の発生したハードディスク装置に
対応するバッファ回路においては、続いてデータマルチ
プレクサ25又はパリティ演算回路29より入力される
修復されたデータ(すなわちビデオデータ又はパリティ
データにより構成される)をSCSIコントローラ30
A〜30Fに出力する。
【0038】SCSIコントローラ30A〜30Eは、
システム制御回路24から出力されるSCSIインター
フェースによる制御コマンドに応動して動作を切り換
え、それぞれハードディスク装置27A〜27Eの動作
を制御する。すなわち記録に割り当てられたタイムスロ
ットにおいては、それぞれハードディスク装置27A〜
27Eの動作モードを書き込みの動作モードに設定し、
バッファ回路28A〜28Fを介して入力されるビデオ
データ及びパリティデータをハードディスク装置27A
〜27Eに記録する。これに対して再生に割り当てられ
たタイムスロットにおいて、ハードディスク装置27A
〜27Fを読み出しの動作モードに設定し、各ハードデ
ィスク装置27A〜27Fよりビデオデータ及びパリテ
ィデータを再生してバッファ回路28A〜28Fに出力
する。またデータ修復に割り当てられると、システム制
御回路24からの制御コマンドに応動して、異常の発生
したハードディスク装置以外のハードディスク装置を読
み出しの動作モードに設定するのに対し、異常の発生し
たハードディスク装置については書き込みの動作モード
に設定する。
【0039】このように書き込み及び読み出しの処理を
実行する際に、SCSIコントローラ30A〜30E
は、システム制御回路24より出力される論理アドレス
を、内蔵の論理物理アドレスの変換リスト(LBA)3
1A〜31Fにより物理アドレスに変換した後、この物
理アドレスによりハードディスク装置27A〜27Fを
アクセスする。かくするにつきこの変換リスト31A〜
31Fは、いわゆるスリッピング処理により初期の欠陥
セクタを飛び越してアクセスするように、各ハードディ
スク装置27A〜27Fの初期化処理において形成され
る。
【0040】さらにSCSIコントローラ30A〜30
Eは、ハードディスク装置より得られる書き込み及び読
み出し結果をシステム制御回路24に通知する。さらに
書き込み読み出しの処理を実行している際に、システム
制御回路24より中止の制御コマンドが入力されると、
一連の処理を中止して続く制御コマンドの入力を待ち受
ける。
【0041】各ハードディスク装置27A〜27Fは、
それぞれセクタを単位にして、SCSIコントローラ3
0A〜30Eより入力される制御コマンド、物理アドレ
スに従ってビデオデータ及びパリティデータを書き込み
及び読み出しする。さらに各ハードディスク装置27A
〜27Fは、書き込み時、リードアフタライトの処理を
実行し、これによりビデオデータ及びパリティデータを
正しく書き込めたか否か検出し、対応するSCSIコン
トローラ30A〜30Eに通知する。また再生時におい
ては、ビデオデータに付加した誤り検出符号により正し
く再生できたか否か検出し、対応するSCSIコントロ
ーラ30A〜30Eに通知する。
【0042】システム制御回路24は、各ディスクアレ
イ装置12A〜12Fの動作を制御するマイクロコンピ
ユータにより形成され、コマンド用FIFO23を介し
て入力される制御コマンドを解析し、解析結果に基づい
て対応するビデオデータコントローラ11A〜11Fに
ステータスデータ等を出力する。またビデオデータコン
トローラ11A〜11Fより書き込み及び読み出しの制
御コマンドが入力されると、SCSIコントローラ30
A〜30EにそれぞれSCSIインターフェースによる
書き込み読み出しの制御コマンドを発行すると共に、デ
ータマルチプレクサ25等の動作を切り換える。
【0043】このときシステム制御回路24は、制御コ
マンドに付加されたアドレスデータをハードディスク装
置27A〜27Fの論理アドレスに変換した後、この論
理アドレスによる制御コマンドをSCSIコントローラ
30A〜30Fに出力する。このときシステム制御回路
24は、この論理アドレスをアドレス変換回路30に出
力し、ここで各ハードディスク装置27A〜27F毎
に、この論理アドレスをアドレス変換回路30に内蔵の
スリップリスト31のデータにより補正して出力する。
【0044】かくするにつき、このスリップリスト31
は、主に、後発的に発生した欠陥セクタの論理アドレス
を各ハードディスク装置27A〜27F毎に記録して形
成され、アドレス変換回路30においては、このスリッ
プリストのデータにより後発的に発生した欠陥セクタを
スリッピング処理により避けるように、システム制御回
路24で生成した論理アドレスを補正する。これにより
システム制御回路24においては、後発的に発生した欠
陥セクタについても、スリッピング処理による場合と同
様にこの欠陥セクタを避けてビデオデータ及びパリティ
データを記録再生するようになされている。
【0045】(1−1−2)システム制御回路における
欠陥修復処理 図1は、システム制御回路における処理手順を示すフロ
ーチャートである。システム制御回路24は、この処理
手順を各タイムスロット毎に繰り返すことにより、ビデ
オデータコントローラ11A〜11Fより出力される制
御コマンドに応動してディスクアレイ装置全体の動作を
制御し、また必要に応じて正しく記録再生困難なデータ
を修復する。
【0046】すなわちシステム制御回路24は、ビデオ
データに同期してステップSP1からステップSP2に
移り、ここで現在のタイムスロットが空きタイムスロッ
トか否か判断する。ここで現在のタイムスロットが何れ
かのビデオデータコントローラ11A〜11Fに割り当
てられたタイムスロットの場合、否定結果が得られるこ
とによりステップSP3に移る。
【0047】このステップSP3において、システム制
御回路24は、コマンド用FIFO23より入力される
制御コマンドが書き込みの制御コマンドか否か判断し、
肯定結果が得られると、ステップSP4に移る。ここで
システム制御回路24は、制御コマンドと共に入力され
るアドレスデータより論理アドレスを生成し、この論理
アドレスをアドレス変換回路30で補正する。さらにシ
ステム制御回路24は、この補正した論理アドレスによ
り各SCSIコントローラ30A〜30Fに順次制御コ
マンドを発行し、これによりビデオデータコントローラ
11A〜11Fにより指定される領域にビデオデータを
記録する。なおシステム制御回路24は、このとき併せ
てデータマルチプレクサ25等の動作を切り換える。
【0048】さらにシステム制御回路24は、この書き
込みの制御コマンドを発行した後、各SCSIコントロ
ーラ30A〜30Fより返送されるステータスデータを
監視し、所定の期間内に、正しく書き込みを完了した旨
のステータスデータが得られないSCSIコントローラ
30A〜30Fに対して、書き込み中止の制御コマンド
を発行する。
【0049】これによりシステム制御回路24は、続く
ステップSP5において、全てのハードディスク装置2
7A〜27Fが正しく動作を完了したか否か判断し、肯
定結果が得られると、ステップSP6に移ってこの処理
手順を終了する。これに対して所定の期間以内に、正し
く書き込みを完了した旨のステータスデータが得られな
いハードディスク装置(すなわち書き込み処理を異常終
了したハードディスク装置でなる)が存在する場合、シ
ステム制御回路24は、ステップSP5において否定結
果が得られることにより、ステップSP7に移る。ここ
でシステム制御回路24は、この異常終了のハードディ
スク装置に割り当てられたIDを、論理アドレスと共に
内蔵のメモリに記録した後、ステップSP6に移ってこ
の処理手順を終了する。かくするにつきシステム制御回
路24は、シークエラー等により所定期間内に書き込み
の処理を完了しなかったハードディスク装置、リードア
フタライトによりエラーが検出されたハードディスク装
置等を異常終了のハードディスク装置として記録するこ
とになる。
【0050】これに対してコマンド用FIFO23より
書き込み制御コマンドが入力されない場合、システム制
御回路24は、ステップSP3において否定結果が得ら
れることにより、ステップSP8に移る。ここでシステ
ム制御回路24は、コマンド用FIFO23より読み出
しの制御コマンドが入力されたか否か判断し、肯定結果
が得られると、ステップSP9に移る。ここでシステム
制御回路24は、制御コマンドと共に入力されるアドレ
スデータより論理アドレスを生成し、この論理アドレス
をアドレス変換回路30で補正する。さらに補正した論
理アドレスにより各SCSIコントローラ30A〜30
Fに順次制御コマンドを発行する。これによりシステム
制御回路24は、ビデオデータコントローラ11A〜1
1Fにより指定される領域よりビデオデータを再生す
る。なおシステム制御回路24は、書き込み時と同様
に、このとき併せてデータマルチプレクサ25等の動作
を切り換える。
【0051】さらにシステム制御回路24は、この読み
出しの制御コマンドを発行した後、各SCSIコントロ
ーラ30A〜30Fより返送されるステータスデータを
監視し、所定の期間内に、正しく読み出しを完了した旨
のステータスデータが得られないSCSIコントローラ
30A〜30Fに対して、読み出し中止の制御コマンド
を発行する。
【0052】システム制御回路24は、続くステップS
P10において、全てのハードディスク装置27A〜2
7Fが正しく動作を完了したか否か判断し、肯定結果が
得られると、ステップSP6に移ってこの処理手順を終
了する。これに対して正しく読み出しを完了した旨のス
テータスデータが得られないハードディスク装置(すな
わち異常終了のハードディスク装置でなる)が存在する
場合、システム制御回路24は、ステップSP10にお
いて否定結果が得られることにより、ステップSP7に
移って異常終了のハードディスク装置のID及び論理ア
ドレスを内蔵のメモリに記録する。さらにデータマルチ
プレクサ25、パリティ演算回路29に制御データを出
力し、パリティ演算回路29の演算処理によるビデオデ
ータで異常終了したハードディスク装置のビデオデータ
を補った後、ステップSP6に移ってこの処理手順を終
了する。かくするにつきシステム制御回路24は、この
場合もシークエラーによって所定期間内で読み出しの処
理を完了しなかったハードディスク装置、後発的な欠陥
等により再生したデータにビット誤りが発生したハード
ディスク装置等を異常終了のハードディスク装置として
記録することになる。
【0053】これに対して書き込み及び読み出しの制御
コマンドが入力されない場合、システム制御回路24
は、ステップSP7に続いてステップSP8においても
否定結果が得られることにより、ステップSP11に移
り、書き込み及び読み出し以外の制御コマンドで、ハー
ドディスク装置27A〜27Fをアクセスする制御コマ
ンド(すなわちハードディスク装置の処理に関する制御
コマンドでなる)がコマンド用FIFO23より入力さ
れたか否か判断する。ここで肯定結果が得られると、シ
ステム制御回路24は、ステップSP11からステップ
SP12に移り、対応する処理を実行してステップSP
6に移る。
【0054】これに対してハードディスク装置27A〜
27Fをアクセスする必要のない制御コマンドが入力さ
れている場合、さらには何ら制御コマンドが入力されて
いない場合、ステップSP11において否定結果が得ら
れることにより、システム制御回路24は、ステップS
P13に移る。またこのタイムスロットが空タイムスロ
ットの場合、システム制御回路24は、ステップSP2
において否定結果が得られることにより、ステップSP
2から直接ステップSP13に移る。
【0055】このステップSP13において、システム
制御回路24は、先のステップSP7においてメモリに
記録した異常終了の確認修復処理を実行した後ステップ
SP6に移ってこの処理手順を終了する。これによりシ
ステム制御回路24においては、図4に示すように、1
フレームの期間Tを7つのタイムスロットT1〜TSに
分割して予め設定した空きタイムスロットTSの期間の
間で(図4(A)〜(C))、異常終了のハードディス
ク装置の動作を確認する。さらにこの空きタイムスロッ
トTSを利用して、必要に応じてデータ修復し、これに
よりビデオデータの記録再生を何ら妨げることなく、さ
らにはホストでなるビデオデータコントローラ11A〜
11Fに対しては何ら負担を掛けることなく、データ修
復する。
【0056】これに加えてシステム制御回路24は、予
め設定した空きタイムスロットTS以外の、実質的な空
きタイムスロットでなるハードディスク装置をアクセス
する必要のないタイムスロットにおいても、同様に異常
終了の確認修復処理を実行し、これにより一旦発生した
異常終了については短時間で確認修復するようになさ
れ、その分システム全体としての信頼性を向上するよう
になされている。
【0057】すなわち図5は、この異常終了の確認修復
処理を示すフローチャートであり、システム制御回路2
4は、ステップSP14からステップSP15に移っ
て、メモリの内容を確認することにより、異常終了して
この異常終了の確認修復処理を完了していないハードデ
ィスク装置が存在するか否か判断する。ここで否定結果
が得られると、システム制御回路24は、ステップSP
16に移り、図1のステップSP6に戻る。
【0058】これに対して異常終了してこの異常終了の
確認修復処理を完了していないハードディスク装置が存
在する場合、ステップSP15において肯定結果が得ら
れることにより、システム制御回路24は、ステップS
P17に移り、該当箇所を論理アドレスにより指定して
書き込みの制御コマンドを発行する。この場合システム
制御回路24は、予め設定された所定のテストデータを
異常終了したハードディスク装置の該当箇所に記録し、
所定の期間で書き込みを完了するか否か、さらにはリー
ドアフタライト結果より正しく記録再生できるか否か監
視し、これにより該当箇所にビデオデータを正しく記録
可能か否か判断する。
【0059】ここで例えば外乱等によりシークエラーが
発生して異常終了したハードディスク装置については、
このステップSP17における書き込みの処理におい
て、正しくテストデータを書き込めることにより肯定結
果が得られ、システム制御回路24は、このような場合
にはステップSP18に移る。ここでシステム制御回路
24は、全体の動作をデータ修復の動作に切り換え、他
のハードディスク装置より対応するビデオデータを再生
し、パリティ演算回路29により異常終了したハードデ
ィスク装置のビデオデータを生成する。
【0060】さらにシステム制御回路24は、続くステ
ップSP19において、この生成したビデオデータを異
常終了したハードディスク装置の該当箇所に記録し直
し、これにより異常終了したハードディスク装置のデー
タを修復する。この修復の処理を完了すると、システム
制御回路24は、メモリより該当項目を削除した後、ス
テップSP16からステップSP6に戻り、この一連の
処理手順を終了する。
【0061】これに対して後発的に発生した欠陥等によ
り異常終了した場合は、ステップSP17において正し
くビデオデータを記録することが困難なことにより、シ
ステム制御回路24は、ステップSP17よりステップ
SP20に移り、データの再配置処理により異常終了し
たハードディスク装置のデータを修復する。ここでこの
データの再配置処理は、欠陥の発生したセクタよりリザ
ーブ用セクタまでの記録済セクタについて、これら記録
済セクタのビデオデータ等(すなわちビデオデータ又は
パリティデータでなる)を1セクタ分リザーブ側に順次
移動させて記録し直し、欠陥の発生したセクタに続くセ
クタに異常終了したビデオデータ等を記録し直す処理で
ある。システム制御回路24は、この処理と連動してス
リップリスト31の内容を順次更新する。
【0062】この場合システム制御回路24は、欠陥の
発生したセクタの位置に応じて、処理対象のセクタ数が
変化することにより、1つの空きタイムスロットにより
処理を完了しない場合、処理の内容に応じてスリップリ
スト31の内容を更新した後、ステップSP16からス
テップSP6に戻る。これによりシステム制御回路24
は、この再配置処理については、欠陥の発生したセクタ
の位置に応じて、複数の空きタイムスロット等を利用し
て、異常終了したハードディスク装置のデータを修復す
る。
【0063】(1−1−3)システム制御回路における
再配置処理 図6は、この空きタイムスロット等毎に繰り返される再
配置処理の処理手順を纏めて示すフローチャートであ
る。システム制御回路24は、この処理手順において、
ステップSP21からステップSP22に移り、欠陥の
発生したセクタk用に確保されたリザーブ用セクタであ
って、未使用の先頭セクタMのアドレスを変数mにセッ
トし、この変数mにより指定される論理アドレスのセク
タを予めスリップリスト31に登録する。
【0064】ここで図7に示すように、システム制御回
路24においては、フォーマット直後の、ハードディス
ク装置27A〜27Fに何ら後発的な欠陥が発生してい
ない状態で、各トラックの論理アドレスの先頭より所定
の範囲のセクタを使用して(図7においては、それぞれ
論理アドレス5〜104、115〜214、225〜3
24のセクタでなる)ビデオデータ等を記録再生し、残
る論理アドレスのセクタ(図7においては、それぞれ論
理アドレス105〜114、215〜224のセクタで
なる)リザーブ用のセクタRとして確保する(図7
(A))。すなわちシステム制御回路24は、ビデオデ
ータコントローラ11A〜11Fより発行されるアドレ
スに対して、このリザーブの領域を飛び越すようにして
論理アドレスを発行する。
【0065】システム制御回路24においては、このリ
ザーブ用セクタの未使用、先頭論理アドレスを予めスリ
ップリスト31に登録すると、続くステップSP23に
おいて、書き換えの範囲lenを設定する。ここでこの
書き換えの範囲lenは、各バッファ回路28A〜28
Fに蓄積可能なデータ量に設定され、システム制御回路
24は、変数m2(m−1)からm1により指定される
論理アドレスの範囲を書き換えの範囲lenにセットす
る(図7(B))。
【0066】続いてシステム制御回路24は、ステップ
SP24に移り、変数m1と変数kとの比較結果を得る
ことにより、書き換えの範囲lenが欠陥セクタkを跨
ぐか否か判断し、ここで否定結果が得られると、ステッ
プSP25に移る。ここでシステム制御回路24は、欠
陥の発生したハードディスク装置27A〜27Fに書き
換えの範囲lenを指定して読み出しコマンドを発行
し、読み出したビデオデータ等を対応するバッファ回路
28A〜28Fに保持する。さらにこの読み出しの処理
が完了すると、システム制御回路24は、論理アドレス
を値1だけ加算して書き込みの制御コマンドを発行し、
バッファ回路28A〜28Fに保持したビデオデータ等
を対応するハードディスク装置27A〜27Fに記録し
直す。これによりシステム制御回路24は、この書き換
え範囲lenのビデオデータ等を1セクタ分だけリザー
ブ側に移動させる(図7(C))。
【0067】続いてシステム制御回路24は、ステップ
SP26に移り、ステップSP22において変数mによ
りスリップリスト31に登録した欠陥セクタを、変数m
1により指定される書き換え範囲lenの先頭のセクタ
に更新し、これにより一連の再配置処理を繰り返す途中
で、このセクタm1に対してアクセスコマンドが入力さ
れた場合でも、この変数m1により指定されるセクタを
飛び越してアクセスするように設定する。
【0068】続いてシステム制御回路24は、変数mを
変数m1により更新した後、ステップSP28におい
て、変数m及び変数k+1が一致するか否か判断するこ
とにより、欠陥セクタkの直後のセクタまでビデオデー
タ等の移動が完了したか否か判断し、ここで否定結果が
得られると、ステップSP23に戻る。
【0069】この実施の形態において、このようにして
1回の読み出し及び書き込み処理により移動可能なデー
タ量は、1タイムスロット内で処理を完了するデータ量
に設定され、これによりシステム制御回路24は、図1
について上述した予め設定した空きタイムスロットTS
及びハードディスク装置をアクセスする必要の無い実質
的な空きタイムスロット毎に、このステップSP23−
SP24−SP25−SP26−SP27−SP28の
処理手順を繰り返し、順次欠陥セクタよりリザーブ側に
記録済みのビデオデータ等を1セクタ移動する(図7
(D)及び(E))。
【0070】この一連の処理を繰り返すと、ステップS
P23で設定した書き換え範囲lenに欠陥セクタが含
まれるようになる。この場合に、欠陥セクタkの直後ま
で移動が完了して続く書き換え範囲lenに欠陥セクタ
が含まれる場合は、事前に、ステップSP28において
肯定結果が得られることにより、システム制御回路24
は、ステップSP28よりステップSP29に移る。こ
れに対して書き換え範囲lenが欠陥セクタkを跨ぐよ
うな場合は、ステップSP24において肯定結果が得ら
れることにより、システム制御回路24は、ステップS
P24よりステップSP30に移る。
【0071】このステップSP30において、システム
制御回路24は、変数m2を変数k+1に更新すること
により、欠陥セクタkの直後のセクタにまで書き換えの
範囲lenを縮小した後(図7(F))、ステップSP
25−SP26−SP27−SP28の処理手順を実行
し、この修正した書き換え範囲lenのビデオデータ等
をリザーブ側に1セクタ移動する(図7(G))。さら
にこの場合ステップSP28において肯定結果が得られ
ることにより、システム制御回路24は、続いてステッ
プSP29に移る。
【0072】このステップSP29において、システム
制御回路24は、ステップSP26において更新した変
数m1で指定される欠陥セクタを変数k+1のセクタに
更新した後、ステップSP31に移ってこのセクタk+
1に欠陥セクタkのビデオデータ等を記録し直し、これ
により欠陥セクタのデータを修復する(図7(G))。
なおこの欠陥セクタのデータ修復においても、システム
制御回路24は、ステップSP19(図5)において上
述したと同様に、他のハードディスク装置に記録したビ
デオデータ及びパリティデータを再生して、パリティ演
算回路29により欠陥セクタのビデオデータ又はパリテ
ィデータを修復し、この修復したデータをセクタk+1
に記録する。
【0073】またこのデータ修復の処理についても、書
き換え範囲lenのビデオデータ等の移動が完了した
後、続く空きタイムスロット等において実行され、これ
によりシステム制御回路24は、ステップSP29にお
いて、欠陥セクタkの直後のセクタk+1を欠陥セクタ
としてスリップリスト31に登録することにより、続く
空きタイムスロットまでの期間の間で、このセクタk+
1をアクセスしないようにセットする。
【0074】システム制御回路24は、このステップS
P31における処理を完了すると、ステップSP32に
移り、スリップリスト31に欠陥セクタkを登録した
後、ステップSP33に移ってこの処理手順を終了す
る。
【0075】これにより図8に示すように、システム制
御回路24は、ビデオデータA、B、……により構成さ
れるデータ列がビデオデータコントローラ11A〜11
Fの何れかより入力され、このうちのビデオデータA
0、B0、……を受け持つハードディスク装置において
ビデオデータC0を記録するセクタに欠陥が発生すると
(図8(A))、矢印により示すように、1セクタずつ
ビデオデータをリザーブ側にシフトさせて記録し直す
(図8(B))。これによりシステム制御回路24にお
いては、スリッピング処理によりビデオデータ又はパリ
ティデータを記録する場合と同様の配列に記録済のビデ
オデータ等を再配置し、またこれに対応してスリップリ
スト31の内容を更新する。これにより各ハードディス
ク装置においては、続くアクセス時、単に磁気ヘッドが
欠陥セクタを通過するだけの時間を間に挟んで、ビデオ
データA0、B0、……を連続して再生でき、欠陥セク
タのビデオデータ等を交替セクタに記録し直す場合に比
して、書き込み読み出しに要する時間を各段的に短縮す
ることができる。
【0076】(1−2)実施の形態の動作 以上の構成において、ビデオデータは(図2)、入力さ
れたビデオデータコントローラ11A〜11Fにおいて
時間軸圧縮されると共に、48ビットのビデオデータに
変換され、各ビデオデータコントローラ11A〜11F
に割り当てられた1/7フレームの期間の間でなるタイ
ムスロットで、1フレーム分のデータが制御コマンド等
と共に入力用データバスINに送出される。この48ビ
ットのビデオデータは、各8ビットづつディスクアレイ
装置12A〜12Fに取り込まれ、各ディスクアレイ装
置12A〜12Fのハードディスク装置に記録される。
【0077】またこれとは逆に各ディスクアレイ装置1
2A〜12Fのハードディスク装置に記録されたビデオ
データは、対応するタイムスロットにおいて、ハードデ
ィスク装置より読み出されて各8ビットのデータにより
出力用データバスOUTに送出され、48ビットに纏め
られて対応するビデオデータコントローラ11A〜11
Fに取り込まれる。ここでこれらのビデオデータは、時
間軸伸長された後、所定のフォーマットにより外部機器
に出力される。
【0078】このようにしてデータバスINよりディス
クアレイ装置12A〜12Fに入力されるビデオデータ
は(図3)、インターフェース回路20を介して記録用
データコントローラ21に入力され、ここで制御コマン
ドと分離され、データマルチプレクサ25に入力され
る。ここでこのビデオデータは、1バイト単位で振り分
けられてハードディスク装置27A〜27Fに向けて出
力され、またパリティ演算回路29に出力される。この
パリティ演算回路29において、ビデオデータは、排他
的論理和演算によりパリティデータが生成され、このパ
リティデータがハードディスク装置27Fに向けて出力
される。これによりビデオデータは、修復用のデータで
なるパリティデータと共にハードディスク装置27A〜
27Fに振り分けられて同時並列的に記録される。
【0079】これに対してディスクアレイ装置12A〜
12FよりデータバスOUTに送出されるビデオデータ
は、ハードディスク装置27A〜27Fよりパリティデ
ータと共に読み出された後、データマルチプレクサ25
において元のデータ配列に戻された後、再生用データコ
ントローラ22を介してステータスデータ等と共に送出
される。このとき故障、欠陥等により何れかのハードデ
ィスク装置27A〜27Fより正しいビデオデータを読
み出すことが困難になると、一旦ビデオデータがパリテ
ィ演算回路29に出力され、ここでパリティデータとの
間で排他的論理和演算処理が実行されることにより、こ
の正しく読み出すことが困難なビデオデータが再現さ
れ、他のビデオデータと共に送出される。
【0080】これに対して書き込み時において、ビデオ
データは、各ハードディスク装置においてリードアフタ
ライトの処理が実行され、正しく記録再生できた場合
は、その旨のステータスがシステム制御回路24に送出
される。またシークエラー、欠陥等により正しく記録再
生できた旨のステータスをタイムスロット内の所定期間
内で発行できない場合、システム制御回路24より書き
込み停止の制御コマンドが発行されて、書き込み処理が
中止される。
【0081】また読み出し時においては、ハードディス
ク装置においてビデオデータに付加された誤り訂正符号
により正しく再生できたか確認され、正しく再生できた
場合は、その旨のステータスがシステム制御回路24に
送出される。またシークエラー、欠陥等により正しく再
生できた旨のステータスをタイムスロット内の所定期間
内で発行できない場合、システム制御回路24より読み
出し停止の制御コマンドが発行されて、読み出し処理が
中止される。
【0082】このようにして書き込み及び読み出しの処
理が異常終了したビデオデータは、該当するセクタがシ
ステム制御回路24のメモリに登録され、ビデオデータ
の書き込み読み出しを妨げることのない、予め設定され
た空きタイムスロット(図1、ステップSP1−SP2
−SP13、図4)及びハードディスク装置をアクセス
する必要のない実質的な空きタイムスロットにおいて
(ステップSP1−SP2−SP3−SP8−SP11
−SP13)、ホストでなるビデオデータコントローラ
11A〜11Fに何ら負担をかけないように、システム
制御回路24により制御されて異常終了の確認修復処理
を受ける。
【0083】この異常終了の確認修復処理において(図
5)、異常終了したビデオデータの該当セクタに対して
テストデータを記録して確認することにより、正しくビ
デオデータを記録可能か否か判断され(ステップSP1
7)、外乱等の偶発的な事故によりたまたま異常終了し
たと判断される場合は、異常箇所のビデオデータが他の
ハードディスク装置に記録されたデータにより修復され
る(ステップSP18−SP19)。
【0084】具体的に、例えば1台目のハードディスク
装置27Aが異常終了した場合、このハードディスク装
置27Aにテストデータを書き込んでリードアフタライ
トすることにより、ビデオデータを正しく記録可能か否
か判断される。ここで正しく記録可能と判断された場
合、ハードディスク装置27B〜27Eの対応するビデ
オデータが再生されてデータマルチプレクサ25を介し
てパリティ演算回路29に出力され、また同時にハード
ディスク装置27Fより対応するパリティデータが再生
されてパリティ演算回路29に出力される。このパリテ
ィ演算回路29において、これらビデオデータ及びパリ
ティデータの排他的論理和が順次得られ、これにより異
常終了したビデオデータが再現される。この再現された
ビデオデータが、データマルチプレクサ25を介してハ
ードディスク装置27Aに出力され、異常終了したセク
タに改めて記録される。
【0085】これに対して異常終了が後発的な欠陥によ
る場合と判断されると、再配置の処理が実行される(ス
テップSP20)。ここでこの再配置処理においては
(図6及び図7)、スリッピング処理による場合と同様
にハードディスク装置をアクセスするように、スリップ
リスト31の更新処理と記録済データを記録し直して実
行される。すなわち該当する欠陥セクタより同一トラッ
クに形成されたリザーブ用セクタまでの間で、各セクタ
のビデオデータ等が所定の書き換え範囲lenを単位に
して該当するハードディスク装置27A〜27Fよりバ
ッファ回路28A〜28Fに読み出された後、論理アド
レスが値1だけ更新されて再びハードディスク装置に記
録される(ステップSP23−SP24−SP25)。
【0086】これにより書き換え範囲lenを単位にし
て記録済のビデオデータ等が1セクタ分リザーブ側に記
録し直され、他のハードディスク装置に記録されたビデ
オデータ及び又はパリティデータにより、欠陥セクタk
の直後のセクタk+1に、欠陥セクタのビデオデータが
修復される(ステップSP29−SP31)。さらにこ
の一連の修復処理に対応してスリップリスト31の内容
が順次更新され、再配置中のビデオデータを記録再生す
る場合でも、この記録再生を何ら妨げることなく、再配
置処理が実行される。これにより予めスリッピング処理
により論理アドレスが設定されている場合と同様に、欠
陥セクタを避けてビデオデータが再配置され、またこれ
に対応するようにスリップリスト31の内容が更新され
る。
【0087】すなわちビデオデータの記録再生において
は、ビデオデータコントローラ11A〜11Fより出力
されるアドレスデータがシステム制御回路24によりハ
ードディスク装置27A〜27Fをアクセスするのに必
要な論理アドレスに変換されて出力される。さらにこの
論理アドレスがSCSIコントローラ30A〜30Fに
おいて各ハードディスク装置27A〜27Fの物理アド
レスに変換され、この物理アドレスにより特定されるセ
クタがアクセスされる。
【0088】ビデオデータは、このSCSIコントロー
ラ30A〜30Fにおいて、ハードディスク装置27A
〜27Fの初期化の際に登録された論理物理アドレスの
変換リスト31A〜31Fに従って、欠陥セクタを避け
るように、論理アドレスが物理アドレスに変換され、こ
れによりスリッピング処理により欠陥セクタを避けて各
ハードディスク装置27A〜27Fに記録再生される。
【0089】これに対してシステム制御回路24におい
て、ビデオデータコントローラ11A〜11Fより出力
されるアドレスデータより論理アドレスが生成された
後、この論理アドレスがアドレス変換回路30におい
て、スリップリスト31に登録された内容に従って補正
されることにより、後発的に発生した欠陥セクタについ
ても、スリッピング処理によりアクセスするように、ハ
ードディスク装置27A〜27Fに記録再生される。
【0090】具体的に、先の再配置処理により欠陥セク
タが1箇所登録されると、この欠陥セクタ以降のセクタ
をアクセスする場合、この欠陥セクタのハードディスク
装置に対しては、他のハードディスク装置に比して、論
理アドレスが値1だけ加算されて制御コマンドが発行さ
れ、これにより先の再配置処理に対応した論理アドレス
が発行される。またこの欠陥セクタを跨ぐようにアクセ
スする場合は、欠陥セクタの論理アドレスを飛び越して
制御コマンドが発行され、これによりスリッピング処理
により欠陥セクタを避けてハードディスク装置がアクセ
スされる。
【0091】(1−3)実施の形態の効果 以上の構成によれば、予め設定した空きタイムスロット
とハードディスク装置をアクセスする必要のない実質的
な空きタイムスロットを利用して、正しくアクセスする
ことが困難なビデオデータを修復することにより、ビデ
オデータの記録再生を何ら妨げることなく、またホスト
でなるビデオデータコントローラに負担をかけることな
く、異常の発生したビデオデータを修復することができ
る。
【0092】(2)第2の実施の形態 図9は、ディスクアレイ装置を示すブロック図であり、
図2について上述したディスクアレイ装置12A〜12
Fに代えて配置されて、本発明の第2の実施の形態に係
る記録再生装置を構成する。この第2の実施の形態にお
いては、このディスクアレイ装置42A〜42Fにおい
て、異常の発生したビデオデータを事前に修復した後、
第1の実施の形態について上述した再配置の処理を実行
することにより、システム全体の冗長性を一段と向上す
る。
【0093】さらにこのデータ修復と同様の処理を、故
障等により交換したハードディスク装置に対して実行
し、これにより対応するハードディスク装置に割り当て
たデータをディスクアレイ装置42A〜42Fの内部処
理により再現する。またこれらの処理におけるビデオデ
ータの経路を変更し、これらの処理を高速度化する。な
おこの図9の構成において、図3と同一の構成は、同一
の符号を付して示し、重複した説明は省略する。
【0094】すなわちディスクアレイ装置42A〜42
Fにおいては、データマルチプレクサ44及びバッファ
回路(M)28A〜28E間に、選択回路47A〜47
Eが配置され、またパリティ演算回路48及びバッファ
回路(M)28F間に同様の選択回路47Fが配置され
る。
【0095】これらの選択回路47A〜47Fは、それ
ぞれシステム制御回路43により制御されて接点を切り
換えるように構成され、通常の記録再生時においては、
データマルチプレクサ44に対して、上述した第1の実
施の形態と同一の経路によりビデオデータ及びパリティ
データを入出力する。
【0096】これによりデータマルチプレクサ44は、
記録再生時、それぞれ選択回路47A〜47Eを介し
て、上述の第1の実施の形態に係るデータマルチプレク
サ25と同様にバッファ回路(M)28A〜28Eとの
間でビデオデータを入出力し、またパリティ演算回路4
8との間でビデオデータを入出力し、これによりハード
ディスク装置46A〜46Fにビデオデータ及びパリテ
ィデータを振り分けて記録し、また記録したデータを再
生する。さらに再生時、何れかのビデオデータを正しく
再生できない場合、他のビデオデータ及びパリティデー
タにより修復して出力する。
【0097】これに対してシステム制御回路43により
データ修復に割り当てられると、選択回路47A〜47
Fは、異常の発生した系統以外の選択回路47A〜47
Fにおいては、バッファ回路28A〜28Fの出力デー
タをデータマルチプレクサ44に出力するのに対し、異
常の発生した系統の選択回路47A〜47Fにおいて
は、パリティ演算回路48の出力データをバッファ回路
28A〜28Fに出力する。
【0098】また何れかのハードディスク装置46A〜
46Fを交換した場合、交換されずに残されたハードデ
ィスク装置46A〜46Fにおいては、バッファ回路2
8A〜28Fの出力データをデータマルチプレクサ44
に出力するのに対し、交換されたハードディスク装置4
6A〜46Fにおいては、パリティ演算回路48の出力
データをバッファ回路28A〜28Fに出力する。
【0099】これに対応してデータマルチプレクサ44
は、選択回路47A〜47Fを介して入力されるビデオ
データ、パリティデータをパリティ演算回路48に出力
し、パリティ演算回路48は、演算結果を選択回路47
A〜47Fに出力する。これによりこの実施の形態にお
いてディスクアレイ装置42A〜42Fは、正常動作す
るハードディスク装置から、パリティ演算回路48を介
して異常動作したハードディスク装置に戻るループ状の
データ流通経路を形成する。またハードディスク装置を
交換した場合は、交換されずに残されたハードディスク
装置46A〜46Fから、パリティ演算回路48を介し
て交換されたハードディスク装置46A〜46Fに戻る
ループ状のデータ流通経路を形成する。
【0100】これによりディスクアレイ装置42A〜4
2Fは、異常動作したハードディスク装置と正常動作す
るハードディスク装置とで、また交換されずに残された
ハードディスク装置と交換されたハードディスク装置と
で、同時並列的に記録再生の処理を実行できるようにな
されている。
【0101】すなわち第1の実施の形態のように、デー
タマルチプレクサ25より正しいビデオデータをパリテ
ィ演算回路29に入力してビデオデータを再構築し、こ
の再構築したビデオデータを再びデータマルチプレクサ
25に転送して記録し直す場合、図10に示すように、
データの再構築と再構築したデータの記録とを順次実行
せざるを得ない(図10(A)及び(B))。
【0102】従って第1の実施の形態においては、1の
タイムスロットが短い時間に設定された場合、すなわち
ビデオコントローラ(図2)の台数を増設したような場
合には、高速動作するハードディスク装置によらなけれ
ばデータ修復することが困難になる。また故障等により
何れかのハードディスク装置を交換した場合には、同様
にして交換したハードディスク装置にビデオデータ、パ
リティデータを記録することになるが、この場合記録を
完了するまでに時間を要することになる。
【0103】これに対して図11に示すように、この実
施の形態のように記録に割り当てられたハードディスク
装置と再生に割り当てられた残るハードディスク装置と
で同時並列的に記録再生の処理を実行できるようすれば
(図11(A)〜(D))、その分高速度でデータ修復
することができ、また交換したハードディスク装置にデ
ータを記録する処理も短時間で完了することができる。
従ってハードディスク装置の異常、交換等において、シ
ステム全体の冗長性が一時的に低下しても、短時間で回
復することができる。さらにこのデータ修復するビデオ
データが再生コマンドにより指定されたビデオデータの
場合、再構築したビデオデータをビデオコントローラに
出力しながら、データ修復することもできる。
【0104】なおこれによりパリティ演算回路48は、
図12及び図13にそれぞれ記録時及びデータ修復時の
入出力データ(ビデオデータDV1〜DV5、パリティ
データDP)を、また図14及び図15に対応する演算
処理を示すように、単にデータマルチプレクサ44から
の入力データについて、論理和を反転して出力するだけ
で処理することができ、これにより記録時、データ修復
時とで処理回路を共用化するようになされている。
【0105】かくするにつき、この実施の形態におい
て、データマルチプレクサ44及び選択回路47A〜4
7Fは、第1の実施の形態について上述したデータの再
配置処理においても、記録済データをリザーブ側に移動
する際に、他のハードディスク装置より再生したデータ
によりデータを再構築して対応するハードディスク装置
で記録することにより、その分再配置に要する時間も短
縮できるようになされている。
【0106】さらにこの実施の形態において、ハードデ
ィスク装置46A〜46Fは、欠陥セクタの代替処理を
実行しないように設定され、これに代えて初期化直後の
スリッピング処理により設定された、システム制御回路
43側より特定してアクセス可能なユーザーエリアに別
途リザーブ用の領域が設定されるようになされている。
ハードディスク装置46A〜46Fは、異常発生直後の
空タイムスロットにおいて、先ず修復したデータがこの
リザーブ用の領域に記録された後、第1の実施の形態に
ついて上述したデータの再配置処理が実行される。
【0107】これに対応してアドレス変換回路49は、
先のスリップリスト31に加えて、欠陥処理リスト50
を保持し、この欠陥処理リスト50にリザーブ用領域の
管理データを保持するようになされている。
【0108】ここで図16に示すように、この管理デー
タは、1バイト分、値00Hのデータが記録された後、
1バイトの空間を間に挟んで、欠陥セクタの登録数が記
録される。すなわち再配置するセクタ数が多い場合等に
あっては、再配置処理を完了しないうちに、新たに欠陥
が発生する場合も考えられることにより、この種の欠陥
が複数登録される場合も考えられ、これによりこの実施
の形態ではこの登録数を記録する。
【0109】さらに予備の領域を間に挟んで、シリンダ
番号、トラック番号、セクタ番号による欠陥セクタのア
ドレスが4バイト記録され、続いて対応するリザーブ用
のセクタアドレスが4バイト記録され、この欠陥セクタ
及び対応するリザーブ用セクタのアドレスが繰り返され
るようになされている。
【0110】システム制御回路43においては、これら
の構成に対応して図5について上述した再配置処理を最
初に開始する際に、この再配置処理に代えて、図17に
示す欠陥セクタのデータ修復処理を実行する。すなわち
システム制御回路43は、ハードディスク装置46A〜
46Fより送出されるステータスによりこの種の欠陥が
検出された後、最初の空タイムスロットにおいて、ステ
ップSP31からステップSP32に移り、他のハード
ディスク装置より異常動作したハードディスク装置のデ
ータを再構築する。
【0111】さらにシステム制御回路43は、続くステ
ップSP33において、この再構築したデータを記録の
制御コマンドと共に対応するハードディスク装置に出力
し、このハードディスク装置のリーザーブ用領域に記録
する。続いてシステム制御回路43は、ステップSP3
4において、この欠陥セクタのアドレスと対応するリザ
ーブ領域のアドレスとを欠陥処理リストに登録した後、
ステップSP35に移ってこの処理手順を終了する。
【0112】これにより図18に示すように、このディ
スクアレイ装置においては、例えばハードディスク装置
46A〜46Fのうちの第4のハードディスク装置46
Dにおいて異常が発生した場合、図19に示すように、
再生時においては、他のハードディスク装置によりビデ
オデータをデータ修復して出力するのに対し、空きタイ
ムスロットにおいては、図20に示すように、同様にし
て再構築したビデオデータをリザーブ用の領域に記録す
る。これによりこのディスクアレイ装置においては、デ
ータの再配置中においても、システム全体として高い冗
長性を維持できるようになされている。
【0113】なおこの種のハードディスク装置において
は、いわゆる交替セクタを有し、欠陥セクタのデータを
この交替セクタに自動的に記録するように設定すること
ができる。ところがこの交替セクタに記録する処理にお
いては、時間を要し、例えばSCSIインターフェース
のハードディスク装置により実測したところ、交替処理
を別途指示して完了のステータスが得られるまで約3秒
の時間を要した。これに対してこの実施の形態のよう
に、外部より特定してアクセスすることができるユーザ
ーエリアに再構築したデータを記録し直す場合、このよ
うな処理に要する時間を1タイムスロット以下の極めて
短い時間で実行することができた。
【0114】さらにシステム制御回路43は、再配置処
理が完了すると、再配置の完了した欠陥リスト及びリザ
ーブ用の領域について、欠陥処理リストからアドレスを
削除し、これにより連続したビデオデータを連続した領
域より再生できるようにする。
【0115】これに対してシステム制御回路43は、ハ
ードディスク装置を交換した場合、図22に示すよう
に、空きタイムスロットにおいて、交換したハードディ
スク装置を記録モードに、残るハードディスク装置を再
生モードに設定し、この交換したハードディスク装置の
データを修復し、各ディスクアレイ装置の内部処理によ
り冗長性を回復する。
【0116】図9に示す構成によれば、異常の発生した
ハードディスク装置については、空タイムスロットを利
用してデータ修復した後、記録したデータを再配置する
ことにより、システム全体の冗長性の劣化を短時間で回
復して、連続するデータの記録再生処理を何ら妨げるこ
となく、連続するビデオデータを連続する領域に記録す
ることができる。
【0117】さらにこのとき異常の発生したハードディ
スク装置に対する記録の処理と、他のハードディスク装
置における再生の処理とを同時並列的に実行できるよう
にデータの経路を形成することによっても、一時的に劣
化する冗長性を短時間で回復することができる。
【0118】(3)他の実施の形態 なお上述の第1の実施の形態においては、再配置の処理
において、異常終了したハードディスク装置より読み出
したデータを記録し直して1セクタ分記録位置を移動さ
せる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、こ
の第1の実施の形態においても、他のハードディスク装
置に記録されたデータより排他的論理和を得、これを異
常終了したハードディスク装置で記録することにより、
ビデオデータの記録位置を1セクタ分記録位置を移動さ
せてもよい。このようにすれば、再配置処理を高速度化
することができる。
【0119】さらに上述の第1の実施の形態において
は、再配置処理により欠陥セクタのビデオデータをデー
タ修復する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、実用上充分な処理時間を確保できる場合は、空きタ
イムスロットを利用して必要に応じて交替セクタに記録
し直してデータ修復してもよい。
【0120】また上述の第1及び第2の実施の形態にお
いては、予め設定した空きタイムスロットと、ハードデ
ィスク装置をアクセスする必要のない実質的な空きタイ
ムスロットとを利用して、ビデオデータを修復する場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、必要に応じ
て予め設定した空きタイムスロットだけでデータ修復し
てもよい。またこれとは逆に実質的な空きタイムスロッ
トだけでデータ修復してもよく、この場合は予め空きタ
イムスロットを設定しなくても、データ修復することが
できる。
【0121】また上述の第2の実施の形態においては、
データを再構築してリザーブ用の領域に記録した後、記
録済のデータを再配置する場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、実用上十分なシーク時間を確保でき
る場合は、再配置の処理を省略してもよい。なおこの場
合は、各ディスクアレイ装置において、動作終了後、又
は空き時間を利用して欠陥処理リスト50(図9)の内
容をハードディスク装置に記録する必要があり、またこ
のようなリザーブ用領域へのデータの記録が実行される
と、各ハードディスク装置の欠陥処理リストが更新され
た旨の識別子を記録する必要がある。なおこの識別子
は、図16において括弧書により示すように、例えば欠
陥処理リストの2バイト目に記録することが考えられ
る。
【0122】また上述の第2の実施の形態においては、
データを再構築してリザーブ用の領域に記録する処理
を、空タイムスロットにより実行する場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、必要に応じて適宜実行す
ることができ、タイムスロットにおいて処理に余裕があ
る場合は、異常動作したタイムスロットで実行してもよ
い。
【0123】さらに上述の第2の実施の形態において
は、データ修復において、ビデオデータを再生する経路
と記録する経路とを分離して同時並列的に記録再生する
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、必要に
応じて第1の実施の形態と同様に直列に処理してもよ
い。
【0124】また上述の実施の形態においては、ハード
ディスク装置により複数の記録再生ブロックを構成する
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、光磁気
ディスク装置等の種々のデータ記録再生装置により各記
録再生ブロックを構成する場合にも広く適用することが
できる。
【0125】さらに上述の実施の形態においては、各ハ
ードディスク装置に1バイト単位でビデオデータとデー
タ修復用のパリティデータを振り分ける場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、必要に応じて種々の形
態により振り分ける場合に広く適用することができる。
【0126】さらに上述の実施の形態においては、それ
ぞれ6台のハードディスク装置により構成された6台の
ディスクアレイ装置に、6チャンネルのビデオデータを
振り分けて記録再生する場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、必要に応じてディスクアレイ装置を構
成するハードディスク装置の台数、ディスクアレイ装置
の台数は種々に設定することができ、さらには種々のチ
ャンネル数のビデオデータを記録再生する場合に広く適
用することができる。なおこの場合に、単に記録再生に
要するデータ転送レートの向上を図るために、例えば1
チャンネルのビデオデータを複数台の記録ブロックに振
り分ける場合にも広く適用することができる。
【0127】また上述の実施の形態においては、本発明
をビデオデータの記録再生装置に適用した場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、オーディオデータの
記録再生装置等、連続するデータを対象としたデータ記
録再生装置に広く適用することができる。
【0128】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、空きタイ
ムスロットを利用して、正しくアクセスすることが困難
なデータを修復することにより、一連のデータの記録再
生処理を何ら妨げることなく、またホストに負担をかけ
ることなく、異常の発生したデータを修復することがで
きる。
【0129】さらに他のハードディスク装置のデータに
よって修復したデータを、外部より特定してアクセスす
ることができるリザーブ用の領域に記録することによ
り、システムにおける冗長性の劣化を有効に回避するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る記録再生装置
におけるシステム制御回路の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図2】図1の記録再生装置の全体構成を示すブロック
図である。
【図3】図2のディスクアレイ装置を示すブロック図で
ある。
【図4】タイムスロットの説明に供するタイムチャート
である。
【図5】異常終了の確認修復処理を示すフローチャート
である。
【図6】再配置処理を示すフローチャートである。
【図7】再配置処理の説明に供するタイムチャートであ
る。
【図8】再配置処理の前後のセクタを示す略線図であ
る。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る記録再生装置
におけるディスクアレイ装置を示すブロック図である。
【図10】データ修復処理を直列に実行する場合の説明
に供するタイムチャートである。
【図11】図9のディスクアレイ装置におけるデータ修
復の説明に供するタイムチャートである。
【図12】記録時におけるパリティ演算回路の入出力デ
ータを示す接続図である。
【図13】データ修復時におけるパリティ演算回路の入
出力データを示す接続図である。
【図14】記録時におけるパリティ演算回路の動作の説
明に供する図表である。
【図15】データ修復時におけるパリティ演算回路の動
作の説明に供する図表である。
【図16】欠陥処理リストを示す図表である。
【図17】図9のディスクアレイ装置におけるシステム
制御回路の処理手順を示すフローチャートである。
【図18】図9のディスクアレイ装置におけるハードデ
ィスク装置の異常を示す模式図である。
【図19】図18に示す状態におけるビデオデータの出
力を示す模式図である。
【図20】図18に示す状態におけるビデオデータの修
復を示す模式図である。
【図21】図18に示す状態において、ビデオデータの
修復後にハードディスク装置を交換した場合を示す模式
図である。
【図22】RAIDのディスクアレイ装置を示すブロッ
ク図である。
【図23】図9のディスクアレイ装置の動作をタイムス
ロットにより時間管理した場合を示すタイムチャートで
ある。
【符号の説明】
1、12A〜12F、42A〜42F……ディスクアレ
イ装置、2……ディスクアレイコントローラ、10……
記録再生装置、11A〜11F……ビデオデータコント
ローラ、24、43……システム制御回路、25、44
……データマルチプレクサ、27A〜27F、46A〜
46F、HDD0〜HDD5……ハードディスク装置、
29、48……パリティ演算回路、30A〜30F……
SCSIコントローラ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録再生ブロックの動作をタイム
    スロットにより時間管理して、所望の記録データを前記
    複数の記録再生ブロックに振り分け、前記複数の記録再
    生ブロックで同時並列的に記録再生するデータ記録再生
    装置であって、 一系統の記録データを他の系統の記録データより再現で
    きるように、修復用のデータと共に前記記録データを前
    記複数の記録再生ブロックに振り分け、 前記複数の記録再生ブロックの何れかにおいて異常が発
    生した場合、前記記録再生ブロックをアクセスする必要
    のないタイムスロットにおいて、他の記録再生ブロック
    に記録した前記記録データ及び修復用のデータより前記
    異常の発生した記録再生ブロックの記録データを修復す
    ることを特徴とするデータ記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記異常が、対応するタイムスロットに
    おいて前記記録データを正しく記録することができなか
    った異常の場合、他の記録再生ブロックに記録した前記
    記録データ及び修復用のデータより記録データを再現し
    て、対応する記録位置に記録し直すことにより、前記異
    常の発生した記録再生ブロックの記録データを修復する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ記録再生装
    置。
  3. 【請求項3】 前記異常が、対応するタイムスロットに
    おいて前記記録データを正しく再生することができなか
    った異常の場合、対応する記録再生位置を避けて、記録
    済のデータを再配置すると共に、他の記録再生ブロック
    に記録した前記記録データ及び修復用のデータより記録
    データを再現して記録し直すことにより、前記異常の発
    生した記録再生ブロックの記録データを修復することを
    特徴とする請求項1に記載のデータ記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記異常が、対応するタイムスロットに
    おいて前記記録データを正しく再生することができなか
    った異常の場合、前記記録再生ブロックをアクセスする
    必要のないタイムスロットにおいて、対応する記録デー
    タを改めて再生して前記異常を確認した後、前記異常の
    発生した記録再生ブロックの記録データを修復すること
    を特徴とする請求項3に記載のデータ記録再生装置。
  5. 【請求項5】 複数チャンネルの記録データを受け、前
    記各タイムスロットにおいて、前記複数の記録再生ブロ
    ックに振り分ける記録データを前記複数チャンネルの記
    録データで切り換ることを特徴とする請求項1に記載の
    データ記録再生装置。
  6. 【請求項6】 一系統の記録データを他の系統の記録デ
    ータより再現できるように、修復用のデータと共に複数
    の記録再生ブロックに振り分けて記録し、前記複数の記
    録再生ブロックより前記記録データを再生するデータ記
    録再生装置であって、 前記複数の記録再生ブロックは、 外部より特定してアクセスすることができる情報記録領
    域を、主の情報記録領域と副の情報記録領域に分割し、 前記データ記録再生装置は、 前記主の情報記録領域に前記記録データ及び修復用のデ
    ータを割り当てて記録し、 前記複数の記録再生ブロックの何れかにおいて異常が発
    生した場合、他の記録再生ブロックに記録した前記記録
    データ及び修復用のデータより前記異常の発生した記録
    再生ブロックの記録データを修復し、修復した記録デー
    タを前記主の情報記録領域に代えて前記副の情報記録領
    域に記録することを特徴とするデータ記録再生装置。
  7. 【請求項7】 前記修復した記録データを記録した前記
    副の情報記録領域と、対応する主の情報記録領域との対
    応関係を、対応する記録再生ブロックに記録することを
    特徴とする請求項6に記載のデータ記録再生装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の記録再生ブロックの動作をタ
    イムスロットにより時間管理し、 前記修復したデータを前記主の情報記録領域に代えて前
    記副の情報記録領域に記録する処理を、前記記録再生ブ
    ロックをアクセスする必要のないタイムスロットにおい
    て実行することを特徴とする請求項6に記載のデータ記
    録再生装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10162502A (ja) * 1996-11-27 1998-06-19 Sony Corp データ記録再生装置およびその制御方法
US7016598B2 (en) * 2000-04-07 2006-03-21 Sony Corporation Data recording/reproduction apparatus and data recording/reproduction method
JP2008097312A (ja) * 2006-10-11 2008-04-24 Sony Computer Entertainment Inc マルチプレクサおよび情報処理装置

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