JPH114353A - 画像処理方法および装置 - Google Patents

画像処理方法および装置

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JPH114353A
JPH114353A JP9156937A JP15693797A JPH114353A JP H114353 A JPH114353 A JP H114353A JP 9156937 A JP9156937 A JP 9156937A JP 15693797 A JP15693797 A JP 15693797A JP H114353 A JPH114353 A JP H114353A
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color
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output device
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JP9156937A
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English (en)
Inventor
Takuji Katsu
拓二 勝
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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  • Color, Gradation (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】色空間の異なる2つの画像形成装置の一方の装
置において、他方の装置で再現される色に合わせた画像
形成を行うことを可能とする。 【解決手段】補正テーブルファイル24は、同じ画像デ
ータに基づいて、CRTモニタによって出力した表示画
像とプリンタによって出力したプリント画像との色差に
基づく補正値を保持する。色調変換処理部26は、CR
Tモニタで再現される色を、プリント画像で再現される
色に近づけるべく、補正テーブルファイル24の補正値
を用いて、アプリケーション17より受け取った原画像
データを変換する。CRTドライバ18は、色調変換処
理部26で変換された原画像データに基づいてCRTモ
ニタによる画像表示を行う。CRTモニタには、原画像
データによる画像と、色調変換処理部26で変換された
画像データに基づく補正画像とが表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理方法及び装
置に関し、特にカラーマッチング処理を行う画像処理方
法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CRTモニタ上の色再現はレッド,グリ
ーン,ブルー(以後、R,G,Bと略記する)の3原色
光の加法混色であり、それらの3原色の純度は高く、特
に彩度の高いR,Gの色再現が良い。一方、カラー印刷
物上の色再現はシアン,マゼンタ,イエロー(以後、
C,M,Yと略記する)の3原色インクの減法混色であ
り、彩度の高いC,Yの色再現は比較的良いが、CRT
モニタに比べて色再現範囲は狭い。
【0003】以上のようにカラー印刷物とCRTモニタ
上の色再現を比較すると、CRTモニタの方が再現域が
広く、カラー印刷物のそれは狭い。また個々の印刷イン
ク等の記録剤の顔料の特性、CRTモニタの撮像特性な
どによっても色再現域は変わってくる。
【0004】上記理由によって、ユーザがパーソナルコ
ンピュータなどを使ってCRTモニタ画面上で描画させ
たフォトイメージなどの高画質のものをカラープリンタ
(以後、単にプリンタという)で印刷させた場合、CR
Tモニタ上の色と実際に印刷された印刷物上の色が異な
っている感じを受けることが多い。そのため、ユーザが
希望した色をカラー印刷物上に再現させようとする場
合、何度もテストプリントをやり直して色補正を行い、
経験的に両者の色合わせをしている場合が多い。このよ
うなテストプリントは被記録媒体と記録剤を浪費してし
まう。
【0005】従来のカラーマッチングの方法には、 (i)色見本による指定 (ii)CRTによる指定 というような2通りの方法がある。(i)の方法は色見
本とカラー印刷物の色を合わせる方法であって、CRT
モニタ上の色とカラー印刷物の色は異なる。また、(i
i)の方法はCRTモニタ上の色とカラー印刷物上の色
を主観的に一致させる方法であり、その代表的なものと
しては、 (a)CanCFS Canon Information System (商標) (b)Apple ColorSync (商標) がある。
【0006】これらのシステムが用いる手法は、プリン
タドライバやシステムソフトウェアに登録されている入
出力装置のプロファイル、また輝度調整、照明光等の設
定をもとにCRTモニタ出力とプリンタ出力特性のカラ
ーマッチングを行うというものである。
【0007】また、スキャニングソフトとしてLight So
urce社のOfoto(商標)では、付属しているカラーパッ
チを現在使用しているプリンタで印刷させ、それをスキ
ャニングすることによって原稿とカラー印刷物のカラー
マッチングを行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、異なる
デバイス間での色再現では以下のような問題があるた
め、正確にカラーマッチングを行うことは難しい。 (1)RGB信号とCMY信号の色空間の変換により再
現色にずれが生じてしまう。 (2)各装置には固有のカラースペースが存在するた
め、カラースペースを適切に選択しないと再現される色
にずれが生じる。 (3)光源色と物体色では、前述のように原色が異なる
ため、色再現レンジが異なる。つまり、両者のレンジが
一致しないためカラーマッチングは困難である。 (4)周囲からの照明光によっても色再現は変化する。
これは反射光に依存する物体色の方がより顕著に現れ
る。つまり、常に観測条件が一致しないとカラーマッチ
ングは困難である。 (5)物理的な刺激量と人の間隔量は一致しない。例え
ばG、Yの物理的刺激量を同じだけ変化させたとして
も、人がその変化をより顕著に知覚するのはGの方であ
る。これは網膜上の色分解細胞の数に依存する。つま
り、人間の感覚量を考慮しないと完全なカラーマッチン
グは行えない。 (6)光源色と物体色では網膜に与えられる刺激(輝
度、明度変化)に応じて伝えられる視覚系の伝達特性が
異なる。このために、(5)と同様に、人間の感覚量を
考慮しないと完全なカラーマッチングは行えない。 (7)何らかの手段によりカラーマッチングが実現した
としても、その評価は難しい。つまり、最終的な判断は
人が主観的に行うからである。
【0009】上記の従来の技術(i)、(ii)では、具
体的には以下のような問題があった。即ち、(i)の手
法は、色見本を使って各原色の色成分をしているため、
プロ向きの調整方法であり、一般のユーザには困難な方
法である。また、(ii)の方法では、ユーザに複雑な処
理を意識させずに手軽にカラーマッチングを行うことが
可能であるが、自分の使用しているCRTモニタやプリ
ンタのプロファイルがない場合、また新機種がでると、
当該カラーマッチング処理が使用できなかったり、新た
にプロファイルを手に入れる必要がある。
【0010】また、(ii)の手法では、定まったカラー
マッチングテーブルを用いるため、様々な条件によって
必ずしも最適なマッチングを行っているとは限らず、ま
た、使用者の好みに応じて個々に設定することができな
い場合が多い。
【0011】上記の様な不具合により、前述のように一
般ユーザがCRTモニタとカラー印刷物上の色を一致さ
せようとする場合、何度もテストプリントをやり直し、
経験的に両者の色合わせを行うという作業が必要とな
り、テストプリントによる被記録媒体(メディア)と記
録剤(例えばインク)の浪費が生じてしまう。
【0012】本発明は上記の問題に鑑みてなされたもの
であり、色空間の異なる2つの画像形成装置の一方の装
置において、他方の装置で再現される色に合わせた画像
形成を行うことを可能とする画像処理方法及び装置を提
供することを目的とする。
【0013】特に、本発明の目的は、CRTモニタ上の
発光色とカラー印刷物上の表示色を光学センサを用いて
測色し、均等色空間で色差を求めることによってCRT
モニタ上に描画させた画像の色再現を、プリンタのそれ
に合わせて画像処理を施し、色調整し、両者をカラーマ
ッチングさせることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による画像処理装置は以下の構成を備える。
すなわち、同じ画像データに基づいて、第1画像出力装
置で出力した画像と第2画像出力装置で出力した画像と
の色差に基づく補正値を保持する保持手段と、前記第1
画像出力装置で再現される色を、前記第2画像出力装置
で再現される色に近づけるべく、前記補正値を用いて原
画像データを変換する変換手段と、前記変換手段で変換
された原画像データに基づいて前記第1画像出力装置に
よる画像表示を行う表示手段とを備える。
【0015】また、好ましくは、前記第1画像出力装置
の色再現範囲が前記第2画像出力装置の色再現範囲より
も広い。
【0016】また、好ましくは、前記第1画像出力装置
はカラーディスプレイであり、前記第2画像出力装置は
プリンタである。カラーディスプレイで印刷状態を確認
してからプリンタで印刷を行うという手順は一般的に行
われており、このような環境に本発明を適用できる。
【0017】また、好ましくは、前記変換手段は、前記
補正値を用いて白色調整、色度調整、明度調整を行なう
ことによって原画像データを変換する。白色調整、色度
調整、明度調整をおこなうことで、第1画像出力装置に
おける色再現を精度よく行えるからである。
【0018】また、好ましくは、前記補正値は、同じ画
像データに基づいて第1画像出力装置で出力した画像と
第2画像出力装置で出力した画像との色温度差に基づく
ものであり、前記変換手段は、前記補正値を用いて白色
調整のみを行う。カラーマッチングの処理構成が簡素化
されるからである。
【0019】また、好ましくは、前記表示手段は、前記
原画像データに基づいてなされる画像表示と、前記変換
された原画像データに基づいてなされる画像表示とを同
時に行う。2つの画像表示を容易に比較でき、ユーザが
第2画像出力装置の色再現特性等を容易に把握できるか
らである。
【0020】また、好ましくは、前記第1画像出力装置
で出力された画像を測色する第1測色手段と、前記第2
画像出力装置で出力された画像を測色する第2測色手段
と、前記第1及び第2測色手段による測色結果に基づい
て前記保持手段で保持すべき補正値を算出する算出手段
とを更に備える。第1画像出力装置や第2画像出力装置
が変更されても、常に第1及び第2画像出力装置に適し
た補正値が得られるからである。
【0021】また、好ましくは、前記第1測色手段はC
RT画面上の分光特性を測定し、前記第2測色手段は記
録媒体上に記録された画像のRGB輝度を測定する。
【0022】また、好ましくは、前記算出手段は、前記
第1及び第2測色手段で得られた結果を共通の色空間の
データに変換して両者の差を獲得し、補正値を算出す
る。
【0023】また、好ましくは、前記共通の色空間はL
*a*b*表色系である。
【0024】また、好ましくは、前記第1及び第2測色
手段は、前記第1及び第2画像出力装置の夫々の画像の
色温度を測定する。
【0025】また、上記の目的を達成する本発明の画像
処理方法は、同じ画像データに基づいて、第1画像出力
装置で出力した画像と第2画像出力装置で出力した画像
との色差に基づく補正値を保持する保持工程と、前記第
1画像出力装置で再現される色を、前記第2画像出力装
置で再現される色に近づけるべく、前記補正値を用いて
原画像データを変換する変換工程と、前記変換工程で変
換された原画像データに基づいて前記第1画像出力装置
による画像表示を行う表示工程とを備える。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の好適な一実施形態を説明する。
【0027】まず、本実施形態の概要を説明する。上記
目的を達成するために、本実施形態では、CRTモニタ
上の表示画像と記録媒体(メディア)上の印刷画像の測
色のために光学センサを用いることを第一の特徴とす
る。そして、プリンタによる印刷を行う前に、上記光学
センサを用いて、以下に示すような処理を行うことを第
二の特徴とする。
【0028】まず、第一段階として、印刷するメディア
の白色反射の影響を考慮するために、メディアの白色と
CRTモニタの白バランスを合わせる。そのために両者
の白画像を上記光学センサを用いて測色し、両者の色差
を求める。第二段階として色度補正をするために、光学
センサを用いてCRTモニタとメディアに出力されたカ
ラーパターンを測色し、両者の色差を求める。さらに第
三の段階として、明度調整をするために、CRTモニタ
画面とメディアにグラデーションを出力させ、両者を光
学センサによって測色し、両者の明度差を求める。
【0029】以上のようにして得られた白色差、色度差
およびに明度差のデータを用いてCRTモニタ画面上で
プリント出力される画像を得るための補正テーブルを算
出する。そして、これを用いて原画像データに画像処理
を施し、メディアに展開(印刷)される色再現を有した
補正画像データを算出し、CRTモニタで再現する。こ
れによって使用者はCRTモニタ上で、メディアに印刷
される色再現の確認がとれる。つまりカラーマッチング
がとれることになる。また、上記画像処理前の原画像と
処理後の補正画像をCRTモニタ上に並べて描画させれ
ば、両者を見比べることができる。よって、自分の使用
しているプリンタの色再現特性を知ることができ、使用
者が自分で色調調整を行う場合の参考にもなる。
【0030】また、本実施形態では、上記の様な手法を
実現するためにカラーマッチングアプリケーションソフ
トと従来のプリンタドライバに機能を拡張した拡張プリ
ンタドライバを用いて、上記、課題を解決することを提
案する。
【0031】上記のように本実施形態の特徴的な手段
は、CRTモニタ画面上に描画されたプリント予定の画
像に対して色再現域の広いCRTモニタの色再現域を縮
小させ、色再現域の狭いカラー印刷物に合わせることに
ある。これによって使用者は自分の使用しているプリン
タでどのように色再現されるかを知ることができ、カラ
ーマッチングがとれる。
【0032】また、本実施形態では画像処理技術を用い
て処理するため、印刷予定の一画面、つまりひとつのウ
インドウに描画された画像のみ色再現域を変化させるこ
とが可能となる。このため、従来の技術(ii)ようにC
RTモニタ全体の特性を変える必要はない。これによっ
てCRTモニタ上に画像が本来持った色とプリンタで印
刷した後の色を対比させることが可能となり、使用者に
CRTモニタとプリンタの色再現の特性の違いやカラー
マッチングの限界を示すことができる。
【0033】さらに、補正の際にカラーバランスだけで
なく、メディアの地色、つまり白に注目し、CRTモニ
タの白色をメディアの白に一致させることも特徴的な手
段としている。また、メディアとCRTモニタの測色を
行って補正データを作成し、保存するようにすれば、使
用者は次回から同じメディアを使用する場合には前回の
データを流用できる。このため、測色の過程を省略でき
ることになり、さらに簡単にカラーマッチングを行え
る。
【0034】(第1の実施形態)図1は第1の実施形態
における画像処理システムの概観を示す図である。図1
には、光学的に測色を行うための測色センサを用いてC
RTモニタや記録媒体上の画像を測色するシステムの様
子が示されている。図1において、1はプリンタ、2は
パーソナルコンピュータ31に接続されたCRTモニ
タ、3はスキャナである。4は既存の測色センサ(以
下、測色Pセンサという)であって、R,G,Bのそれ
ぞれの照明を媒体に照射しその分光特性を測定する。こ
こでは測色Pセンサ4はメディアに記録された表面色を
測定するために用いる。ただし、メディアの記録された
色の測定はスキャナ3を用いても可能であり、スキャナ
3あるいは測色Pセンサ4の何れかを用いて測色すれば
よい。
【0035】5はCRTモニタ3に表示された発光色を
測色するための既存の測色センサ(以下、測色Cセンサ
という)である。測色Cセンサ5は、図1に示したよう
にCRTモニタ2の表示画面上に吸着させられ、発光色
の分光特性を測定する。6はインターフェースボックス
であり、測色Pセンサ4またはスキャナ3、および測色
Cセンサ5のインターフェースを提供し、パーソナルコ
ンピュータ31に接続してデータを転送するためのもの
である。7はCRTモニタ2の画面上に描画された画像
であり、カラーマッチングをとるために用いられる試料
が描画されている様子を示している。同様に8はメディ
ア上に印刷された画像であり、試料が印刷されている様
子を示している。
【0036】図2は第1の実施形態におけるコンピュー
タ31の構成を示すブロック図である。同図において、
図1と同じ構成には同一の参照番号を付し、ここでは説
明を省略する。
【0037】101はCPUであり、ROM102やR
AM103に格納された制御プログラムを実行し、後述
のフローチャートで説明するような各種の制御を実現す
る。102はROMであり、当該コンピュータの立ち上
げ時やリセット時におけるブート処理プログラムや、各
種データが格納される。103はRAMであり、CPU
101のメインメモリとして外部記憶装置等よりロード
した制御プログラムを格納するとともに、CPU101
の作業領域を提供する。本実施形態では、RAM103
に、CRTモニタ2の表示制御を行うCRTドライバ1
8、プリンタ1の制御を行う拡張プリンタドライバ2
5、プリンタ1とCRTモニタ2との間の色再現を調整
するための補正テーブルを生成するカラーマッチングシ
ステム30が格納される。各制御プログラムの詳細は後
述する。
【0038】104は外部記憶装置としてのハードディ
スクである。本実施形態では、ハードディスク104に
原画像データファイル16、パッチデータファイル2
0、補正テーブルファイル24が格納される。各ファイ
ルについては後述する。
【0039】105はキーボードであり、ユーザによる
コンピュータ31への各種入力を可能とする。106は
インターフェースボックス6を当該コンピュータ31へ
接続するためのインターフェースである。107はバス
であり、上述の各構成を相互に接続する。
【0040】図3は本実施形態によるカラーマッチング
システム30の機能構成を表したブロック図である。2
0’はパッチデータファイル20を取り込んで得られる
パッチデータである。CRTドライバ18はこのパッチ
データ20’に基づいて各種パッチをCRTモニタ2に
表示する。また、プリンタドライバ19も同様に、パッ
チデータ20’に基づいてパッチ画像をメディア上に形
成する。
【0041】ここで図4を参照してパッチデータ20’
に格納されたパッチ画像を説明する。図4は本実施形態
においてカラーマッチングをとるために用いられる試料
を説明する図である。同図において、左側は図1で示し
たようなCRTモニタ2の画面上に描画された画像7に
相当し、右側はメディア上に印刷された画像8に相当す
る。ここで9aは白バランスを調整するための試料をC
RTモニタ2に表示したものであり、これに対応するメ
ディア上の白(9b)は、当該メディアの地色とする。
10a,b及び11a,bは色度調整のための試料であ
り、6色から構成される。具体的には、試料10a,b
はR,G,B各々100%からなる加法混色3原色で、
試料11a,bはC,M,Y各々100%からなる減法
混色の3原色とする。12a,b、13a,b、14
a,b、15a,bは明度調整用の試料であり、それぞ
れC,M,Y,Bkグラデーションである。なお、この
グラデーションは0〜100%の10%刻みの10段階
で構成されるものとする。
【0042】再び図3において、21a,bは、色空間
を一致させるために表色系を変換する変換部である。変
換部21a、bでは、測色センサ4、5を用いて測色さ
れたCRTモニタ画面、及びメディアに印刷された色値
を、まず、XYZ表色系で整理し、さらに人が評価しや
すいようにL*a*b*表色系に変換する。XYZ表色系
からL*a*b*表色系への変換処理は、JIS Z 8729の計
算式に基づいて行うものとする。
【0043】22は色差を計算し補正量を算出する補正
量算出部である。補正量算出部22は、変換部21a,
bによって算出されたCRTモニタ上の画像の色値とメ
ディアに印刷された画像の色値の差から補正量を計算す
る。この補正量は、プリンタで印刷した画像の色をCR
Tモニタ画面上で再現するための色差を表したものであ
る。23は補正テーブル生成部であり、色差計算ブロッ
ク22で得られた補正量を定量化した補正テーブルを生
成する。24は補正テーブルファイルであり、補正テー
ブル生成部23で生成された補正テーブルをハードディ
スク104などの記憶媒体にファイルとして保存したも
のである。
【0044】このように補正テーブルを保存できるよう
にしたのは、CRTモニタ2とプリンタ1の入出力特性
関係を上述した方法によって測定し、補正テーブルを算
出すれば、それらの関係が変わらない限り、保存した補
正テーブルファイル24を流用できるからである。な
お、このカラーマッチングシステム30はソフトウェア
によって構成され動作するものである。
【0045】以上のようにして生成された補正テーブル
を用いて画像データを補正し、CRTモニタ上にプリン
ト画像における色再現を表示することが可能となる。以
下、この処理について説明するが、まず、従来の画像デ
ータ表示処理について説明し、続いて本実施形態におけ
る画像データ表示処理を説明することにする。
【0046】図5は従来のプリントシステムの機能構成
の概略を表したブロック図である。16はCRTモニタ
に描画、またはプリンタに出力する予定の原画像データ
ファイルであり、ハードディスク104などの記録媒体
上に存在するものである。17は原画像データを加工す
るための既存のアプリケーションソフトである。18は
アプリケーションソフト17などを介してCRTモニタ
画面上に画像を形成させるためのCRTドライバであ
る。また、19はアプリケーションソフト17などを介
してプリンタ1に可視画像を出力させるためのプリンタ
ドライバである。通常、前述のようにCRTモニタ2と
プリンタ1の色再現は異なるためにCRTモニタに描画
された画像7とプリンタで出力された画像8の色調は異
なる。
【0047】図6は本実施形態による拡張プリンタドラ
イバを用いたプリントシステムの機能構成を示すブロッ
ク図である。同図は、図5に示したプリントシステムの
プリンタドライバの機能を拡張したものである。なお、
図5の構成と同じ機能を有する構成には同一の参照番号
を付し、それらについては詳細な説明を省略する。
【0048】図6のプリントシステムも、その基本的な
構成は図5で説明したものと同様である。すなわち、ハ
ードディスク104などの記憶媒体上に存在する原画像
データファイル16をアプリケーションソフト17など
で加工し、そのデータをCRTドライバ18を介してC
RTモニタ2に出力するとともに、プリンタドライバ1
9を介してプリンタ1に出力させる構成となっている。
【0049】25は拡張プリンタドライバである。拡張
プリンタドライバ25は、通常のプリンタドライバの機
能を実現するプリンタドライバ19に加え、色調変換処
理部26を備える。この、色調変換処理部26は、上記
のカラーマッチングシステム30によって生成された補
正テーブルファイル24を読み込み、当該補正テーブル
を用いて原画像データを色調補正する。なお、この色調
変換処理は画像処理技術を用いて実現する。補正データ
は後述のようにパッチ画像を測定して得る。パッチ画像
を測定して得られる測色値はXYZ空間で表される座
標、又はXYZ座標を正規化したxy座標となる。ここ
で、補正値を算出するにあたり、xy座標のままである
と計算しにくいため、また直感的にわかりやすいように
するためにL*a*b*表色系に変換する。つまり、デ
ィスプレイとプリンタで色再現を一致させるために必要
な補正量はL*a*b*で表される。具体的には、補正
データは、原画像のL*成分を何%増加、又は減少させ
るか、またa*、b*座標を移動させる移動量(ベクトル
量)から構成される。あるいは別の方法として、白、色
度、明度の各条件で求めた様々な補正量を縦軸に、また
L*a*b*座標を横軸にとってグラフを作り、それら各
点を通過する近似直線または曲線を最小自乗法で求め、
その関数を補正データとする手法も考えられる。原画像
データの補正はこのような補正関数似よって変換する。
この時、表色系を一致させるために原画像の各ドットを
R、G、B成分からL*a*b*に変換させてから補正
計算を行う。また、白、色度、明度の拡張性方法にはデ
ジタル信号処理技術を用いる。量子化された原画像のカ
ラーバランス、トーンバランスを上述の補正量をもとに
フィルタリングする。これは、通常の画像処理アプリケ
ーションにおける色、明度調整と同様である。また、他
の方法としては、上述のように最小自乗法によって求め
た補正関数を用いることがあげられる。あるいは、ディ
スプレイの色再現を構成しているRGB原刺激(蛍光体
に依存)を擬似的に補正、つまり、L*a*b*で表さ
れる上述の補正量をもとに補正した擬似原刺激RGBに
よって画像を構成する方法が挙げられる。この手法に置
いても、擬似原刺激を用いる画像は、本実施形態にある
ように一つのウインドウのみとなる。
【0050】そして、この色調変換処理された画像は、
アプリケーション17より渡される画像データと同様
に、CRTドライバ18を介してCRTモニタ2に出力
され、補正画像27として表示される。この補正画像2
7はプリンタ1で印刷した画像の色をCRTモニタ2上
で再現したものとなる。従って、図6で示したようにプ
リント画像8とCRTモニタ上に描画された補正画像2
7の色再現は一致し、カラーマッチングがとれることに
なる。
【0051】図7は本実施形態におけるカラーマッチン
グシステムと拡張プリンタドライバのソフトウェアとし
ての位置関係を図示したものである。図のようにカラー
マッチングシステム30はアプリケーションソフト17
に属し、拡張プリンタドライバ25は従来のプリンタド
ライバと同様にシステムソフトウェアに属する。また、
カラーマッチングシステム30と拡張プリンタドライバ
25は補正テーブルからなる補正テーブルファイル24
を介してデータをやり取りする。
【0052】次に本実施形態の操作手順について解説す
る。図8は本実施形態によるカラーマッチングシステム
及び拡張プリンタドライバの処理手順を示すフローチャ
ートである。
【0053】使用者はアプリケーションソフトを用いて
画像データを加工し、その画像データをプリントさせる
べく拡張プリンタドライバ25にプリント要求を出す。
プリント要求が出されると、拡張プリンタドライバ25
はステップS11において操作ウインドウを表示する。
図9は本実施形態における操作ウインドウの表示例を示
す図である。図9において28はプリント画面プレビュ
ーボタン(以下、単にボタン28という)であり、補正
画像を表示するか否かを指示する。ボタン28をクリッ
クすると、ステップS12からステップS13へ進み、
補正画像の表示処理を行う。
【0054】一方、プリンタ1で印刷する画像の色をC
RTモニタ2上で再現する必要がない場合は従来のプリ
ント処理と同様にプレビューの表示、非表示を選択でき
る(ステップS21、S22)。また、プリントボタン
29がクリックされると、ステップS23からステップ
S24へ進み、プリンタ1によるプリントを実行する。
【0055】補正画像を表示したい場合は、まず、使用
者が現在使用しているプリンタ1とCRTモニタ2の組
み合わせの補正テーブルファイルが存在するか調べ(ス
テップS13)る。補正テーブルファイルを存在しない
場合は、ステップS14へ進み、前述のようにカラーマ
ッチングシステム30を起動させ、測色処理を行う。す
なわち、パッチデータ(試料)を順次、CRTモニタ2
とプリンタ1に出力させ、色差、色度差、明度差を計算
し補正テーブルを得てファイルに保存する(ステップS
14〜ステップS17)。その後ステップS18におい
て、作成され他補正テーブルを読み込む。一方、補正テ
ーブルファイルが存在する場合は、そのままステップS
18へ進み、当該補正テーブルファイルを読み込む。
【0056】ここで、測色処理及び補正データ算出時の
制御について説明しておく。図10は本実施形態による
測色処理の手順を示すフローチャートである。ステップ
S31において、パッチ表示用ウインドウを表示する。
図11はこの処理で表示されるパッチ表示用ウインドウ
の表示例を示す図である。図11に示されるように、パ
ッチ表示用ウインドウ201が表示され、パッチデータ
20’に基づく各種パッチ画像がこのウインドウに表示
される。また、202は表示パッチの種類を示すウイン
ドウである。なお、本実施形態では、このウインドウの
中にパッチ画像を1つずつ表示するものとする。例え
ば、図4のグラデーション12aを表示する場合は、グ
ラデーションの各段階の画像をパッチウインドウ201
内に順次、切り替えて表示していく。従って、パッチウ
インドウ201内にグラデーションの全段階の画像や、
色度調整パターン(図4の10a,bや11a,b)の
各色の画像が順次切り替わって表示されるので、測色C
センサ5をこのパッチウインドウ201内に吸着させて
おけば、測色センサC5を移動することなく、すべての
パッチ画像を測色することができる。
【0057】ステップS32では、測色の対象となる最
初パッチを表示する。なお、測色の順序は、例えば、白
調整用パターンとして白画像を表示し、続いて色度調整
用パターンとしてR→G→B→C→M→Yの順に表示
し、続いて明度調整用パターンとしてシアンの明度10
%画像→20%画像…を表示する、というように予めプ
ログラムされているものとする。なお、測色の順序はこ
れに限らない。また、パッチウインドウ201に各パッ
チ画像を表示する際には、ウインドウ202に、現在パ
ッチウインドウ201に表示されているパッチ画像の種
別が表示される。
【0058】ユーザは、ウインドウ202に示されたパ
ッチ画像の種別に従って、測色Pセンサ4を用いて、プ
リント画像上の対応するパッチ画像の測色を行う。な
お、測色Pセンサには、画像取り込のタイミングを与え
るための操作スイッチを設けておくと、操作性がよい。
画像の取り込みがユーザによって指示されると、測色P
センサ4、測色Cセンサ5による測色データの取り込み
が実行される。
【0059】パッチ画像の取り込みが完了すると、ステ
ップS33よりステップS34へ進み、取り込んだ画像
をRAM103に保存する。そして、ステップS35に
おいてすべてのパッチ画像について取り込みを終えたか
否かを判断し、未処理のパッチがあればステップS36
へ進む。ステップS36では、次のパッチ画像をパッチ
ウインドウ201に表示すると共に、ウインドウ202
にその名称を表示する。その後ステップS33へ進み、
当該パッチ画像の取り込を完了するのを待つ。
【0060】一方、ステップS35において、全てのパ
ッチ画像について処理を終えていれば、ステップS37
へ進む。ステップS37では補正データの算出を行って
本処理を終了する。以上の処理により、例えばステップ
S14の白差計算では、パッチ画像として白画像が表示
され、白差が計算され、補正値が獲得される。また、ス
テップS15の色度差計算では、R→G→B→C→M→
Yの順に測色が行われ、各々について色度差が算出さ
れ、補正値が獲得される。また、ステップS16では、
明度調整用パターンを用いて明度測定が行われる。その
後、図8のステップS17で、獲得された補正値により
補正テーブルが作成される。
【0061】再び図8に戻り、ステップS18で補正テ
ーブルを読み込むと、ステップS19へ進み、その補正
テーブルを用いて原画像に色調変換処理を施し、補正画
像を生成する。そしてステップS20において、当該補
正画像をCRTモニタ2上に描画する。これにより、使
用者は自分が使用しているプリンタ1で印刷する画像の
色再現を、CRTモニタ2上で見ることができる。ここ
で、原画像も同時にCRTモニタ上に出力すれば両者の
色再現を比較評価することができる。
【0062】図12は補正画像と原画像を同時に表示す
るプレビュー画面の表示例を示す図である。図12のよ
うに、プレビュー画面として、オリジナル画像と、実際
に自分が使用しているプリンタで出力される画像の色再
現を見ることができる。ここで、前述のようにオリジナ
ル画像を描画する、しないは使用者がダイヤログで選択
できるようにする。これによってCRTモニタ上に描画
された画像とプリンタで出力された画像のカラーマッチ
ングがとれることになる。
【0063】以上のように、第1の実施形態によれば、
CRTモニタ上に描画された画像の色再現はプリンタで
出力される画像に一致するので、使用者が自分の使用し
ているプリンタでどのような色再現になるかCRTモニ
タで知ることができる。これによって使用者は直感的に
カラーマッチングがとれるため、希望の色合いを得るた
めにテストプリントを何度もやり直すようなことがなく
なり、無駄なメディアとインクの浪費を防ぐことができ
る。
【0064】また、補正値を一度作成すれば、使用者は
次回から同じメディアを使用する場合、前回のデータを
流用できるため、上記、測色過程を省略でき、さらに簡
単にカラーマッチングを行える。
【0065】(第2の実施形態)上記第1の実施形態で
は、カラーマッチングを行うために使用する試料の数が
多く、補正テーブルを作成するのに手間がかかる。そこ
で第2の実施形態ではカラーマッチングをとるために用
いる試料を白色のみとする。つまり、CRT画面上に表
示される白とメディアの地色のみを利用する。白バラン
スを一致させるということは、白を生成する過程上、カ
ラー混色を行っているために、色調についても、おおま
かに一致していると考えられるためである。また、白の
みでカラーマッチングを行う場合は、CRTモニタ上で
の測色に関しても簡易化する。すなわち、第1の実施形
態では色値を分光特性によって測定するが、第2の実施
形態では装置の規模、精度が問題となるため、色温度を
測定するものとする。そしてこの色温度値をXYZ表色
系に変換し、補正値の算出に利用する。
【0066】以上のように第2の実施形態によれば、カ
ラーマッチングの精度が多少犠牲となるもの、第1の実
施形態と同様の効果を達成するとともに、カラーマッチ
ングのための補正値の獲得が極めて容易になる。すなわ
ち、手軽にカラーマッチングを行うことが可能となる。
【0067】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0068】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0069】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0070】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0071】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0072】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0073】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードを格納することになるが、簡単に説
明すると、図13のメモリマップ例に示す各モジュール
を記憶媒体に格納することになる。すなわち、少なくと
も「保持処理モジュール」「変換処理モジュール」およ
び「表示処理モジュール」の各モジュールのプログラム
コードを記憶媒体に格納すればよい。
【0074】ここで、保持処理モジュールは、同じ画像
データに基づいて、第1画像出力装置で出力した画像と
第2画像出力装置で出力した画像との色差に基づく補正
値を保持する保持処理の実行を指示するプログラムモジ
ュールである。また、変換処理モジュールは、前記第1
画像出力装置で再現される色を、前記第2画像出力装置
で再現される色に近づけるべく、前記補正値を用いて原
画像データを変換する変換処理の実行を指示するプログ
ラムモジュールである。また、表示処理モジュールは、
前記変換処理で変換された原画像データに基づいて前記
第1画像出力装置による画像表示を行う表示処理の実行
を指示するプログラムモジュールである。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、色
空間の異なる2つの画像出力装置の一方の装置におい
て、他方の装置で再現される色に合わせた画像形成を行
うことが可能となる。
【0076】また、本発明によれば、特にCRTモニタ
上の発光色とカラー印刷物上の表示色を光学センサを用
いて測色し、均等色空間で色差を求めることによってC
RTモニタ上に描画させた画像の色再現を、プリンタの
それに合わせるべく画像処理を施し、色調整することが
可能となり、両者をカラーマッチングさせることができ
る。
【0077】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における画像処理システムの概
観を示す図である。
【図2】第1の実施形態におけるコンピュータ31の構
成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態によるカラーマッチングシステム3
0の機能構成を表したブロック図である。
【図4】本実施形態においてカラーマッチングをとるた
めに用いられる試料を説明する図である。
【図5】従来のプリントシステムの機能構成の概略を表
したブロック図である。
【図6】本実施形態による拡張プリンタドライバを用い
たプリントシステムの機能構成を示すブロック図であ
る。
【図7】本実施形態におけるカラーマッチングシステム
と拡張プリンタドライバのソフトウェアとしての位置関
係を図示したものである。
【図8】本実施形態によるカラーマッチングシステム及
び拡張プリンタドライバの処理手順を示すフローチャー
トである。
【図9】本実施形態における操作ウインドウの表示例を
示す図である。
【図10】本実施形態による測色処理の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図11】この処理で表示されるパッチ表示用ウインド
ウの表示例を示す図である。
【図12】補正画像と原画像を同時に表示するプレビュ
ー画面の表示例を示す図である。
【図13】本発明に係る制御プログラムを格納する記憶
媒体のメモリマップを示す図である。
【符号の説明】
1 プリンタ 2 CRTモニタ 3 スキャナ 4 測色Pセンサ 5 測色Cセンサ 6 インターフェースボックス 7、8 パッチ画像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/46 B41J 3/00 B 9/64 H04N 1/46 Z

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同じ画像データに基づいて、第1画像出
    力装置で出力した画像と第2画像出力装置で出力した画
    像との色差に基づく補正値を保持する保持手段と、 前記第1画像出力装置で再現される色を、前記第2画像
    出力装置で再現される色に近づけるべく、前記補正値を
    用いて原画像データを変換する変換手段と、 前記変換手段で変換された原画像データに基づいて前記
    第1画像出力装置による画像表示を行う表示手段とを備
    えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1画像出力装置の色再現範囲が前
    記第2画像出力装置の色再現範囲よりも広いことを特徴
    とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第1画像出力装置はカラーディスプ
    レイであり、前記第2画像出力装置はプリンタであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記変換手段は、前記補正値を用いて白
    色調整、色度調整、明度調整を行なうことによって原画
    像データを変換することを特徴とする請求項1に記載の
    画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記補正値は、同じ画像データに基づい
    て第1画像出力装置で出力した画像と第2画像出力装置
    で出力した画像との色温度差に基づくものであり、 前記変換手段は、前記補正値を用いて白色調整を行うこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記表示手段は、前記原画像データに基
    づいてなされる画像表示と、前記変換された原画像デー
    タに基づいてなされる画像表示とを同時に行うことを特
    徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記第1画像出力装置で出力された画像
    を測色する第1測色手段と、 前記第2画像出力装置で出力された画像を測色する第2
    測色手段と、 前記第1及び第2測色手段による測色結果に基づいて前
    記保持手段で保持すべき補正値を算出する算出手段とを
    更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理
    装置。
  8. 【請求項8】 前記第1測色手段はCRT画面上の分光
    特性を測定し、前記第2測色手段は記録媒体上に記録さ
    れた画像のRGB輝度を測定することを特徴とする請求
    項7に記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記算出手段は、前記第1及び第2測色
    手段で得られた結果を共通の色空間のデータに変換して
    両者の差を獲得し、補正値を算出することを特徴とする
    請求項7に記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記共通の色空間はL*a*b*表色系
    であることを特徴とする請求項9に記載の画像処理装
    置。
  11. 【請求項11】 前記第1及び第2測色手段は、前記第
    1及び第2画像出力装置の夫々の画像の色温度を測定す
    ることを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 同じ画像データに基づいて、第1画像
    出力装置で出力した画像と第2画像出力装置で出力した
    画像との色差に基づく補正値を保持する保持工程と、 前記第1画像出力装置で再現される色を、前記第2画像
    出力装置で再現される色に近づけるべく、前記補正値を
    用いて原画像データを変換する変換工程と、 前記変換工程で変換された原画像データに基づいて前記
    第1画像出力装置による画像表示を行う表示工程とを備
    えることを特徴とする画像処理方法。
  13. 【請求項13】 前記変換工程は、前記補正値を用いて
    白色調整、色度調整、明度調整を行なうことによって原
    画像データを変換することを特徴とする請求項12に記
    載の画像処理方法。
  14. 【請求項14】 前記補正値は、同じ画像データに基づ
    いて第1画像出力装置で出力した画像と第2画像出力装
    置で出力した画像との色温度差に基づくものであり、 前記変換工程は、前記補正値を用いて白色調整のみを行
    うことを特徴とする請求項12に記載の画像処理方法。
  15. 【請求項15】 前記表示工程は、前記原画像データに
    基づいてなされる画像表示と、前記変換された原画像デ
    ータに基づいてなされる画像表示とを同時に行うことを
    特徴とする請求項12に記載の画像処理方法。
  16. 【請求項16】 前記第1画像出力装置で出力された画
    像を測色する第1測色工程と、 前記第2画像出力装置で出力された画像を測色する第2
    測色工程と、 前記第1及び第2測色工程による測色結果に基づいて前
    記保持工程で保持すべき補正値を算出する算出工程とを
    更に備えることを特徴とする請求項12に記載の画像処
    理方法。
  17. 【請求項17】 画像データに基づいて画像表示を行う
    ための制御プログラムを格納するコンピュータ可読メモ
    リであって、 同じ画像データに基づいて、第1画像出力装置で出力し
    た画像と第2画像出力装置で出力した画像との色差に基
    づく補正値を保持する保持処理の実行を指示するコード
    と、 前記第1画像出力装置で再現される色を、前記第2画像
    出力装置で再現される色に近づけるべく、前記補正値を
    用いて原画像データを変換する変換処理の実行を指示す
    るコードと、 前記変換処理で変換された原画像データに基づいて前記
    第1画像出力装置による画像表示を行う表示処理の実行
    を指示するコードとを備えることを特徴とするコンピュ
    ータ可読メモリ。
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