JPH1175072A - 画像出力方法及び装置 - Google Patents

画像出力方法及び装置

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JPH1175072A
JPH1175072A JP9234762A JP23476297A JPH1175072A JP H1175072 A JPH1175072 A JP H1175072A JP 9234762 A JP9234762 A JP 9234762A JP 23476297 A JP23476297 A JP 23476297A JP H1175072 A JPH1175072 A JP H1175072A
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JP
Japan
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environment
image
input
color
data
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JP9234762A
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English (en)
Inventor
Toru Ozeki
徹 大関
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単かつ高精度に任意の入力環境において知
覚される画像と略一致する画像を観察環境で知覚させ
る。 【解決手段】 基準環境(暗室環境)でCRTシステム
(表示装置A)へ表示させた画像のRGB画像データ
を、CRTシステム(表示装置A)の特性値を用いてC
IELAB値による画像データに変換し(100〜10
4)、基準環境におけるCIELAB画像を生成する
(106)。観察環境(明室環境)の特性値を用いて観
察環境で補正されたCIELAB画像を得る(108〜
112)。CRTシステム(表示装置B)の特性値を用
いてCIELAB値による画像データをRGB画像デー
タに変換し出力する(114〜118)。従って、明室
環境におけるCRTシステムの画面上には、暗室環境に
おけるCRTシステムの画面上に表示された所望の色の
画像として知覚される画像と略一致する画像が表示され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像出力方法及び
画像出力装置にかかり、特に、暗室環境または所定の明
るさの明室環境において知覚される画像と略一致する画
像を他の観察環境で知覚させるために、前記画像を表す
画像データを補正して出力する画像出力方法及び画像出
力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】物体表面や原画像等の色は、周知のよう
にCIE標準のXYZ表色系の3刺激値(X,Y,Z)
で表される色度で表すことができ、色度図上で標準的に
特定できる。この3刺激値X,Y,Zは、物体等からの
反射または透過光の分光分布が測定できれば、求め得る
ことも知られている。
【0003】近年、例えば、デザイン業務の分野ではデ
ザイン評価のため、デザイナが所望する色を忠実に再現
できる色再現技術の必要性が叫ばれている。すなわち、
コンピュータを用いてデザイン業務等を行う場合には、
デザイナが所望する任意の色度や測定等によって得られ
た色、及びそれらの色を含む画像等を、正確にCRTデ
ィスプレイ(以下、CRTという)へ表示したり、ハー
ドコピー装置を用いて正確に色再現する必要がある。
【0004】また、近年の情報通信網の発展に伴い、遠
隔地間で画像や色を表す情報を授受することも可能にな
ってきており、その場合には双方のCRT等において同
一の(色や明るさの画像を表す)情報を同一の画像とし
て表示する必要がある。
【0005】CRTに画像を表示させた場合、CRTの
特性やそのCRTが設置された場所の照明光源の明るさ
や壁の反射等の環境により、オペレータが目視するとき
の知覚が異なることがある。すなわち、CRTに画像を
表示させるための画像データが同一のデータであって
も、CRTの特性が異なる場合には異なる色や明るさで
画像が表示されることになる。また、CRTは自己で発
色するが照明光源にはさまざまな色があり、この照明光
源の色や壁の反射等によって、CRTからの色や明るさ
が異なってオペレータに知覚されることがある。
【0006】また、ハードコピー装置を用いて正確に色
再現されたプリントは、その殆どが照明光源からの反射
光による作用でオペレータが目視することになるので、
そのプリントの原画像を観察する場所と、ハードコピー
装置の設置場所とが異なる場合には、照明光源の色や壁
の反射等による明るさによって、得られるプリントが異
なってオペレータに知覚されることがある。
【0007】このため、表示装置を観察する環境に関す
る特性値、すなわち可視フレア特性、画像及び周辺の相
対輝度および順応白色点をパラメータとして、人間の階
調知覚特性を考慮した表示階調特性を求め、これを用い
て画像表示する技術が提案されている(特開平7−15
612号公報参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術のように、表示装置を観察する環境に関する特性値
により、階調特性を変換するものでは、特性値が変化し
た場合に、各々について設定する必要があるので、表示
装置を観察する環境を全て網羅することは困難である。
すなわち、表示装置を観察する環境は最適値があり、例
えば、表示装置自体であっても最大輝度等のように最適
値があり、またその値は予め定められた条件で実験的に
求めた値である。このため、その測定数は膨大になり、
実用上困難である。
【0009】本発明は、上記事実を考慮して、簡単かつ
高精度に任意の入力環境において知覚される画像と略一
致する画像を観察環境で知覚させることができる画像出
力方法及び装置を得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、暗室環境または所定の明る
さの明室環境の入力環境において知覚される画像と略一
致する画像を前記明室環境の所定の明るさと異なる明る
さの観察環境で知覚させるために、前記画像を表す入力
表色系の色情報値による画像データを補正して出力する
画像出力方法であって、前記入力環境において知覚され
る画像を表す入力表色系の色情報値による画像データを
入力し、入力された画像データを、前記入力環境を表す
入力環境情報に基づいて予め定めた基準環境における前
記入力表色系と異なる基準表色系の色情報値による基準
データへ変換し、前記基準データを、前記観察環境を表
す観察環境情報に基づいて前記観察環境において知覚さ
れる画像を表す補正データに補正し、前記補正データ
を、前記観察環境において観察するための画像を出力す
る装置の特性値に基づいて入力表色系の色情報値による
変換データへ変換し、前記変換データを前記入力された
画像データとして出力する。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の画像出力方法であって、前記基準データは、入力され
た画像データを、前記入力環境において観察するための
画像を出力する装置の特性値に基づいて変換されること
を特徴とする。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の画像出力方法であって、前記基準データは、前記入力
環境が所定の明るさの明室環境の場合に、入力された画
像データを、前記明室環境の明るさを表す入力環境情報
を用いて前記明室環境の明るさの影響を除去して変換さ
れることを特徴とする。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3の何れか1項に記載の画像出力方法であって、前
記変換データは、前記観察環境において観察するための
画像を出力する装置の表色系の色情報値によるデータへ
変換されることを特徴とする。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請
求項4の何れか1項に記載の画像出力方法であって、前
記装置の特性値は、前記装置の表示可能な明るさを表す
特性値であることを特徴とする。
【0015】請求項6に記載の発明は、暗室環境または
所定の明るさの明室環境の入力環境において知覚される
画像と略一致する画像を前記明室環境の所定の明るさと
異なる明るさの観察環境で知覚させるために、前記画像
を表す入力表色系の色情報値による画像データを補正し
て出力する画像出力装置であって、前記入力環境におい
て知覚される画像を表す入力表色系の色情報値による画
像データ、前記入力環境を表す入力環境情報、前記観察
環境を表す観察環境情報、前記観察環境において観察す
るための画像を出力する装置の特性値を入力するための
入力手段と、入力された画像データを、前記入力環境情
報に基づいて予め定めた基準環境における前記入力表色
系と異なる基準表色系の色情報値による基準データへ変
換する変換手段と、前記基準データを、前記観察環境情
報に基づいて前記観察環境において知覚される画像を表
す補正データに補正する補正手段と、前記補正データ
を、前記装置の特性値に基づいて入力表色系の色情報値
による変換データへ変換する変換手段と、前記変換デー
タを前記入力された画像データとして出力する出力手段
と、を備えている。
【0016】請求項1では、暗室環境または所定の明る
さの明室環境の入力環境において知覚される画像と略一
致する画像を明室環境の所定の明るさと異なる明るさの
観察環境で知覚させるために、画像を表す入力表色系の
色情報値による画像データを補正して出力する。この補
正は、入力環境において知覚される画像を表す入力表色
系の色情報値による画像データを入力し、入力された画
像データを、入力環境を表す入力環境情報に基づいて予
め定めた基準環境、例えば本来オペレータが知覚するた
めの明るさや輝度を得る光以外の光の影響を受けること
がない暗室環境における入力表色系と異なる基準表色系
の色情報値による基準データへ変換する。入力表色系と
してはディスプレイ等で用いられるRGB表色系があ
る。基準表色系としてはCIELAB表色系やXYZ表
色系がある。前記基準データは、観察環境を表す観察環
境情報に基づいて観察環境において知覚される画像を表
す補正データに補正され、その補正データを、観察環境
において観察するための画像を出力する装置の特性値に
基づいて入力表色系の色情報値による変換データへ変換
して変換データを入力された画像データとして出力す
る。このようにすることによって、入力環境で知覚され
る画像と、その画像データに基づく観察環境で知覚され
た画像とはオペレータによって略一致して知覚される。
【0017】前記基準データは、請求項2にも記載した
ように、入力された画像データを、入力環境において観
察するための画像を出力する装置の特性値に基づいて変
換することができる。画像を知覚するには表示装置や印
刷物がある。表示装置は、装置自体で画像を提示してオ
ペレータに知覚させることが可能であるが、色や明るさ
に対して個々に特性を有している。このため、装置の特
性値に基づいて画像データを変換すれば、入力環境にお
いて表示装置で観察するときの画像データから基準環境
での基準データを得ることが容易となる。また、印刷物
はスキャナ等の読取装置で読み取る必要がある。読取装
置も色や明るさに対して個々に特性を有している。この
ため、読取装置の特性値に基づいて画像データを変換す
れば、印刷物を観察するときの画像データから基準環境
での基準データを得ることが容易となる。
【0018】また、前記基準データは、請求項3にも記
載したように、入力環境が所定の明るさの明室環境の場
合に、入力された画像データを、明室環境の明るさを表
す入力環境情報を用いて明室環境の明るさの影響を除去
して変換することができる。このようにすれば、入力環
境が所定の明るさの明室環境であるとき、得られる画像
データは明室環境による影響を被ることになる。そこ
で、明室環境の明るさを表す入力環境情報を用いて明室
環境の明るさの影響を除去して変換すれば、明室環境に
よる影響を受けることなく、基準環境での基準データを
得ることが容易となる。
【0019】前記変換データは、請求項4にも記載した
ように、観察環境において観察するための画像を出力す
る装置の表色系、例えばプリンタのCMY表色系やCM
YK表色系の色情報値によるデータへ変換することがで
きる。このようにすれば、入力環境が表示装置や印刷物
によるものであっても、印刷や複写機に、表示装置に表
示された画像や印刷物の画像を形成することができる。
【0020】前記装置の特性値は、請求項5にも記載し
たように、前記装置の表示可能な明るさを表す特性値を
採用することができる。このようにすれば、装置の表示
可能な明るさから逸脱することなく、装置の特性に合致
した変換データへ変換することができる。
【0021】前記画像出力方法は、請求項6に記載した
ように、暗室環境または所定の明るさの明室環境の入力
環境において知覚される画像と略一致する画像を前記明
室環境の所定の明るさと異なる明るさの観察環境で知覚
させるために、前記画像を表す入力表色系の色情報値に
よる画像データを補正して出力する画像出力装置であっ
て、前記入力環境において知覚される画像を表す入力表
色系の色情報値による画像データ、前記入力環境を表す
入力環境情報、前記観察環境を表す観察環境情報、前記
観察環境において観察するための画像を出力する装置の
特性値を入力するための入力手段と、入力された画像デ
ータを、前記入力環境情報に基づいて予め定めた基準環
境における前記入力表色系と異なる基準表色系の色情報
値による基準データへ変換する変換手段と、前記基準デ
ータを、前記観察環境情報に基づいて前記観察環境にお
いて知覚される画像を表す補正データに補正する補正手
段と、前記補正データを、前記装置の特性値に基づいて
入力表色系の色情報値による変換データへ変換する変換
手段と、前記変換データを前記入力された画像データと
して出力する出力手段と、を備えた画像出力装置により
実現可能である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例を詳細に説明する。
【0023】図1には、加法混色のプロセスによるCR
Tに任意の色を表示させる一般的な方法を示した。この
方法では、任意の三刺激値(X,Y,Z)で表される色
度10は、CRTの赤緑青(以下、RGBという。)各
蛍光体の色度を用いた行列式による変換処理12によっ
てRGBの発光強度14へ変換され、この後にCRTの
デバイス値である信号値18へ変換される。この発光強
度14から信号値18への変換処理16には、発光強度
と信号値(例えば印加電圧)との関係を示すモデル式を
用いて変換する方法(R.S.Berns,R.J.Motta and M.E.Go
rzynski,CRTColorimetry.Part1: Theory and Practi
ce,COLOR research and application Vol.18(No.5),pp.
299- 314,1993 参照)や、ルックアップテーブル(以
下、LUTという)を用いて変換する方法(D.L.Post a
nd C.S.Calhoun,An evaluation ofmethods for produci
ng specific colors on CRTs,Proceedings of the Huma
n Factors Society 31st Annual Meeting,pp.1276-128
0,1987、参照)がある。この信号値18をCRTディス
プレイシステム(CRTとD/A変換器を組み合わせた
システム、以下CRTシステムという)へ入力させるこ
とにより、任意の三刺激値(X,Y,Z)で表される色
度の表示が可能になる。
【0024】CRTで任意の色度の色を色再現するため
には、信号値と蛍光体の発光強度との関係として、各信
号値に対応した蛍光体の発光強度を全て把握する必要が
ある。しかし、全ての信号値について蛍光体の発光強度
を測定することは、膨大な測定点数となるので現実的で
はない。このため、CRTの特性を予めモデル化し、少
数の測定点からそのモデル式のパラメータを求め、測定
点以外の信号値に対する蛍光体の発光強度については、
モデル式の計算値から求めることが多い。
【0025】発光強度から信号値への変換にモデル式を
用いた方法を適用する場合には、CRTのRGB各蛍光
体の色度は、予めRGB各蛍光体を最大発光させ、その
色度を色度計で計測する。また、発光強度から信号値へ
の変換処理のためのモデル式は、一般的に各単色毎に以
下に示す(1)式で表すことができる。
【0026】
【数1】
【0027】ただし、Y :発光輝度 Yo:信号値0の時の発光輝度 Yc:信号値最大の時の発光輝度 D :任意の信号値 γ :CRTのガンマ特性値
【0028】上記の(1)式のガンマ特性値γは、RG
Bの各単色について予め複数の信号値での発光強度を測
定し、その測定値から予め求める。このようにCRTの
特性がモデル化されたモデル式を用いて測定点以外の信
号値に対する蛍光体の発光強度を求めることができる。
【0029】一方、発光強度と信号値との関係をLUT
で表わす場合には、各単色について予め複数の信号値で
の発光強度を測定し、その測定値を線形補間することに
より、任意の信号値に対する発光強度を求める。このよ
うに、モデル式を用いる方法に代えて、測定点以外の信
号値に対する蛍光体の発光強度を、測定したデータの直
線補間で求める方法がある。この場合には、モデル式の
精度等を考慮する必要がなく、必ずしも理想的な挙動を
示さない実際のCRTシステムでも、信号値と蛍光体の
発光強度との関係を表現することができる。
【0030】また、減法混色のプロセスによるハードコ
ピー装置で任意の色度のハードコピーを作成する場合に
は、発光強度に対応するデータを求めることが困難なた
め、図2に示すように一般的に信号値と色度の関係を表
した最小二乗法による色予測式や3次元LUT等の変換
処理20によって、任意の色度10は、例えば、シア
ン、マゼンタ、イエロー、及びブラック(以下、CMY
Kという。)信号値22に変換される。なお、減法混色
ではCMYの各々の組み合わせからK色に相当する色を
生じさせることもできるため、信号値としてK色を除外
したCMYのみで信号値を構成することもできる。
【0031】[色再現]次に、任意の色についての色再
現の原理について説明する。
【0032】図3には、色を表す信号値によるCRTの
表示から色(色度)が知覚されるまでの色再現のプロセ
スを示した。
【0033】コンピュータ上で表現される色は、R色の
光強度を制御する信号値( 以下、R信号値) 、G色の光
強度を制御する信号値( 以下、G信号値) 及びB色の光
強度を制御する信号値( 以下、B信号値) で表されるこ
とが多い。これらR信号値、G信号値及びB信号値から
なるデジタルの信号値30はD/A変換器の処理である
変換プロセス32によってアナログの映像信号34に変
換される。この映像信号34は、CRTに入力され、C
RT内の図示しない電気回路における処理である回路プ
ロセス36によって電子線の強度38に変換される。C
RTでは蛍光体に強度38に応じた電子線が照射され、
蛍光体における発光プロセス40によって照射された電
子線の強度に応じた発光がなされる。従って、CRTで
は、RGB色の各蛍光体が、各々の発光強度42で発光
する。これら各蛍光体の発光は、同時に発光することに
よって周知のように視覚によって混色(知覚プロセス4
4)されて、色(色度)46として知覚される。ここ
で、これらの蛍光体は、発光強度に関わらず色味が一定
であることが知られている。従って、蛍光体の電子線の
強度に応じた発光は、色空間内において一定のベクトル
の方向でスカラー量のみが変化することと表現できる。
【0034】上記の色再現のプロセスは、図4に示すよ
うに、信号値30が強度情報値としての蛍光体の発光強
度42へ変換されるまでの変換プロセス48と、各蛍光
体が同時に発光強度42で発光することによって混色さ
れて色( 色度) 46として知覚されるまでの知覚プロセ
ス44とに大別できる。
【0035】変換プロセス48は、原理的にはRGBに
ついて、各々独立に存在する。従って、変換プロセス4
8は、信号値と蛍光体の発光強度との関係を各色毎に把
握することによって、信号値から蛍光体の発光強度を予
測することや、蛍光体の発光強度から信号値を予測する
ことが可能になる。
【0036】一方、知覚プロセス44は、上記説明した
各蛍光体の色味が一定であること及び加法混色理論を利
用して、3×3の行列を用いた計算により、蛍光体の発
光強度から知覚される色度を予測することや、色度から
蛍光体の発光強度を予測することができる。従って、信
号値から色度を予測することや色度から信号値を予測す
ることができる。
【0037】図5にはカラーハードコピー装置における
色再現のプロセスを示した。なお、ここでは、印画色材
としてCMYKの染料を使用する熱昇華型ハードコピー
装置を例にして説明する。
【0038】コンピュータからプリンタへは、CMYK
各色材の信号が出力される。これらの信号値31はD/
A変換装置でアナログ電圧に変換される処理と、その電
圧により印画ヘッドを発熱させる処理である印画ヘッド
の変換プロセス33によって、発熱温度35に変換され
る。この印画ヘッドによる発熱温度35は、熱昇華型ハ
ードコピー装置では昇華型インクフィルムが加熱されて
色材(染料)が昇華して紙に転写される処理である変換
プロセス37によって色材転写量39に変換される。こ
の印画ヘッドの発熱強度(温度)に対応する転写される
色材の量は、昇華型インクフィルムの温度・色材(染
料)転写量特性により定まる。転写された色材(染料)
は半透明であるため、各色色材(染料)が重ねられるこ
とにより得られる色は減法混色であり、周知のように視
覚(または測定器)によって(減法混色プロセス)、色
(色度)46として知覚される。この減法混色において
は、各色の色材(または染料)転写量と知覚される色と
の間には線形関係が成立せず、その関係は複雑である。
また、実際には、例えば、CMYKの順で印画する装置
において、Mを印字する事によってCの色材(染料)が
Mのインクフィルムへ逆転写するという現象も発生する
ため、解析的なモデル化を行うことが不可能である。な
お、オフセット印刷等の面積印画法である網点による減
法混色については、ある程度、解析的なモデル化が可能
であるが、ここでは一般的な減法混色を対象とする。
【0039】このような装置で高精度な色再現を実現す
るためには、印画結果の色度を予測した上でCMYKの
信号値を決定する必要があり、図6に示すように、CM
YKの信号値と色度との関係を把握しなければならな
い。そのためには、統計的手法や3次元空間で補間する
方法が用いられている。この関係が把握することによっ
て、任意の色度値から、その色度を実現するCMYKの
信号値を予測することができる。
【0040】[第1実施の形態]次に、本発明の第1実
施の形態を説明する。本実施の形態は、暗室環境でCR
Tに表示させた画像データによる画像と、その画像デー
タによって明室環境でCRTに表示させたときの画像と
がオペレータによって略一致して知覚されるように、暗
室環境における画像データを補正する場合の一例であ
る。
【0041】図9に示すように、本実施の形態の画像出
力装置70は、オペレータによってデザイン時や評価・
設計時の画像データ78による画像を表示するためのC
RTシステム50と、その画像データ78による画像を
観察するためのCRTシステム50と異なるCRTシス
テム80と、マイクロコンピュータで構成されて画像デ
ータ78を補正する補正装置76と、から構成されてい
る。この画像データ78は、ホストコンピュータから出
力されたり、画像データが記憶された記憶装置から出力
されたりする。また、図示しない色再現装置による出力
データを画像データとすることもできる。画像データ7
8はCRTシステム50へ入力されると共に、補正装置
76を介してCRTシステム80へ入力される。CRT
システム50は、暗室環境72で表示可能とされてお
り、CRTシステム80は光源75による照明下の明室
環境74で表示可能とされている。なお、明室環境74
は、光源75を備えることなく、太陽光による明室環境
でもよい。また、補正装置76は、暗室環境72に設置
してもよく、この場合には暗室環境72に設置した補正
装置76からの出力信号が、明室環境74に設置したC
RTシステム80に入力されるように接続すればよい。
【0042】本実施の形態では、暗室環境72下または
明室環境74下におけるCRTシステム50及びCRT
システム80の明るさや色の環境を測定するため、環境
測定装置を備えている。本実施の形態は、この環境測定
装置を補正装置76が兼ねて機能するように構成されて
いる。なお、環境測定装置は独立して構成してもよい。
【0043】図7に示すように、環境測定装置(補正装
置76)は、マイクロコンピュータ52及びプローブ5
6を備えた色測定装置54から構成されている。マイク
ロコンピュータ52には色測定装置54が接続されると
共に、環境測定対象のCRTシステム50(または8
0)に接続される。マイクロコンピュータ52は、CP
U52A,ROM52B,RAM52C、後述するテー
ブル及び処理ルーチンを記憶するためのメモリ52D、
入出力装置(I/O)52Eを備えており、これらはデ
ータやコマンドの授受を可能とするバス52Fが接続さ
れている。この入出力装置52Eには後述する処理プロ
グラムの実行指示やデータ入力のためのキーボード53
が接続されると共に、CRTシステム50及び色測定装
置54も接続される(図8参照)。なお、色測定装置5
4が有するプローブ56は、CRTシステム50の表示
画面50Aに表示された色(色度)を測定するセンサと
して機能する。また、CRTシステム50は図示を省略
したD/A変換装置を備えている。
【0044】〔補正の概略〕ここで、暗室環境でCRT
に表示させた画像データによる画像と、その画像データ
によって明室環境でCRTに表示させたときの画像とを
オペレータに略一致して知覚させるための、画像データ
の補正について説明する。
【0045】まず、上記環境測定装置(補正装置76)
を用いて、以下の値を測定する。 〔測定値〕 Y_DispSelf:基準環境(暗室)での画像上の任意画素
の輝度(即ち、三刺激値のY値) X_DispSelf:基準環境(暗室)での画像上の任意画素
の三刺激値のX値 Z_DispSelf:基準環境(暗室)での画像上の任意画素
の三刺激値のZ値 Y_DispMaxSelf :基準環境でのCRTシステムの最大
輝度(白色輝度) Y_DispMaxInScene:観察環境(明室)でのCRTシス
テムの最大輝度(白色輝度) 略以下の関係が成立 Y_DispMaxInScene=Y_DispMinInScene+Y_DispMa
xSelf Y_DispMinInScene:観察環境でのCRTシステムの最
小輝度(黒色輝度) Y_DispMaxSelf :観察環境での視野内の最大輝度
【0046】次に、輝度と明るさとの対応を表す関係式
を設定する。本実施の形態では、次の(2)式を用いて
いる。
【0047】 RL=f(RY) ・・・(2) この(2)式のf(RY)は、視野内の最大輝度を
「1」として規格化した輝度RYに対応する規格化され
た明るさRLを与える関数であり、f(0)=0,f
(1)=1として定められている。ここで、RYは、視
野内の最大輝度を「1」として規格化した輝度(以下、
相対輝度)であり、RLは、視野内の最大明るさを
「1」として規格化した明るさである。
【0048】図10に示すように、上記の関係式で定ま
る輝度と明るさとの対応関係は、横軸を輝度(Y)に対
応させると共に縦軸を知覚される明るさ(L*)に対応
させた座標系において定められる。オペレータは、視野
内の(光原色以外の)最も明るい白色輝度(図中、Ysc
eneMAX)に順応する傾向にあることは知られている。CI
ELABでは、この効果を考慮し、最も明るい白色輝度がL
*=100となるような定義式を定めている。これに従
えば、輝度と知覚される明るさとの関係は、曲線Aで定
めることができる。この視野内に、最も明るい白色輝度
がYdisplayMAX、最も暗い黒色輝度がYdisplayMINであ
るようなディスプレイが存在した場合、その見え方は曲
線Aに従うことになり、知覚されるディスプレイの白色
の明るさは、LdisplayMAXであり、黒色の明るさは、L
displayMINである。
【0049】ところが、表示される画像データは、ディ
スプレイ自体の(環境による光の影響を受けていない)
最も明るい白色輝度が知覚される最も明るい白色の明る
さ(L*=100)に対応し、かつ完全暗黒(輝度0)
が知覚される最も暗い明るさ(L*=0)に対応するこ
とが前提である。これは完全暗黒下(完全暗室内)にバ
ックラスタ輝度0にディスプレイが設置されている環境
に等価である。従って、この画像データは、YdisplayM
AXが知覚される最も明るい白色の明るさ(L*=10
0)、YdisplayMINが知覚される最も暗い黒色の明るさ
(L*=0)になる曲線Bを想定するものである。
【0050】従って、想定した特性(曲線B)とは異な
った階調特性(曲線A)を知覚することになり、特に、
画像中の暗部(シェード部)のコントラストが不足する
ことになる。また画像全体の明るさも変化が感じられ
る。このため、曲線Aと曲線Bとの各々の特性を用い
て、曲線Aの環境下でも画像を適正な階調で観察できる
ように、画像データの軌道を補正する。すなわち、画像
中の輝度Yaは曲線Bに従ってLaの明るさで知覚され
ることになることを前提として作成されるものであるた
め、曲線Aにおいて同一の明るさLaを与える輝度Y
a’へ輝度Yaを変換する。
【0051】上記のようにして測定した値と、(2)式
を用いて以下の各値を求めることができる。
【0052】〔計算値〕 RY_DispSelf:以下の(3)式から求まる基準環境で
の画像上の任意画素の相対輝度 RY_DispMaxInScene:以下の(4)式から求まるCR
Tシステムの最大輝度(白色輝度)の観察環境(明室)
における相対輝度 RY_DispMinInScene:以下の(5)式から求まるCR
Tシステムの最小輝度(黒色輝度)の観察環境(明室)
における相対輝度 RL_DispSelf:以下の(6)式から求まる基準環境で
の画像上の任意画素の明るさ RL_DispMaxInScene:以下の(7)式から求まるCR
Tシステムの最大輝度(白色輝度)の観察環境(明室)
における明るさ RL_DispMinInScene:以下の(8)式から求まるCR
Tシステムの最小輝度(黒色輝度)の観察環境(明室)
における明るさ RL’_DispInScene :以下の(9)式から求まる画像
上の任意画素に対する観察環境(明室)において表示す
べき明るさ(補正した明るさ) RY’_DispInScene :以下の(10)式から求まる画
像上の任意画素に対する観察環境(明室)において表示
すべき相対輝度(補正した観察環境における相対輝度) RY’_DispSelf:以下の(11)式から求まる画像上
の任意画素に対する観察環境(明室)において表示すべ
き相対輝度に対応する基準環境における相対輝度 (観察環境においてCRTシステムからこの輝度を発生
すれば、補正した明るさが知覚される) kc:補正係数であり、以下の(12)式から求まる Y’_DispSelf:以下の(13)式から求まる補正され
た画像上の任意画素の輝度(即ち、三刺激値のY値) X’_DispSelf:以下の(14)式から求まる補正され
た画像上の任意画素の三刺激値のX値 Z’_DispSelf:以下の(15)式から求まる補正され
た画像上の任意画素の三刺激値のZ値 〔計算式〕 RY_DispSelf=Y_DispSelf/Y_DispMaxSelf ・・・(3) RY_DispMaxInScene=Y_DispMaxInScene/Y_MaxInScene・・・(4) RY_DispMinInScene=Y_DispMinInScene/Y_MaxInScene・・・(5) RL_DispSelf=f(RY_DispSelf) ・・・(6) RL_DispMaxInScene=f(RY_DispMaxInScene) ・・・(7) RL_DispMinInScene=f(RY_DispMinInScene) ・・・(8) RL’_DispInScene = RL_DispSelf*(RL_DispMaxInScene−RL_DispMinInScene) +RL_DispMinInScene ・・・(9) RY’_DispInScene =f-1(RL’_DispInScene ) ・・・(10) RY’_DispSelf= (RY’_DispInScene −RY_DispMinInScene) /(RY_DispMaxInScene−RY_DispMinInScene) ・・・(11) kc=RY’_DispSelf/RY_DispSelf ・・・(12) X’_DispSelf=kc*X_DispSelf ・・・(13) Y’_DispSelf=kc*Y_DispSelf ・・・(14) Z’_DispSelf=kc*Z_DispSelf ・・・(15)
【0053】また、視野内での最大輝度への順応の程度
に応じて、補正係数kcを求める段階において、次の
(16)式のように係数kdによる補正度合いの調整を
行ってもよい。 kc={kd*RY’_DispSelf+(1−kd)*RY_DispSelf} /RY_DispSelf ・・・(16) 但し、kdは0から1までの値であり、順応の程度が高
い程、値を大きくする
【0054】なお、基準環境(暗室)での画像上の任意
画素の輝度(すなわち三刺激値のY値)をそのまま観察
環境において表示した場合の相対輝度は次の(17)式
のようになる。 RY’_DispInScene = (Y_DispSelf+Y_DispMinInScene)/Y_MaxInScene・・・(17) 但し、Y_DispSelf=Y_DispMaxSelf 及びY_DispSe
lf=0の場合にはRY’_DispInScene に一致し、それ
以外の場合は一般に異なる値となる。
【0055】この方法によれば、人間の階調特性に従っ
た階調補正が可能であり、例えばグラデーションの滑ら
かさが損なわれることがない。
【0056】また、既存の輝度・明るさ関係式と、数個
の輝度測定値による補正が可能なため、多大な労力を要
する実験等は不要であり、かつ、多様な観察環境に対し
ても僅かな準備工数(すなわち、数点の輝度測定)によ
り補正した画像の表示が可能である。さらに、CRTシ
ステムの最大輝度が、観察環境における視野内の最大輝
度より小さい場合(例えば、直射日光が当たっている白
壁と同じ方向にCRTシステムが配置されているような
場合)についても、補正が可能である。
【0057】さらに、f()として、CIELAB空間
のL*を求める式を利用した場合、別個の優位性が発生
する。すなわち、L*を求める式は、一般にカラーマネ
ージメントと呼ばれる技術において、デバイスインディ
ペンデントな色空間(すなわちCIELAB)で記述さ
れた画像データをディスプレイ表示すべきRGB信号値
で変換する際に頻繁に利用される式であるため、その計
算モジュールや高速化のためのテーブルを利用した変換
方法等を、そのまま利用することが可能である。また、
輝度・明るさ関係式をシステム内で統一することによ
り、システム全体を単純にする効果もある。
【0058】L*を求める式を利用する場合には、次の
各式を用いればよい。 L_DisplaySelf =116*(Y_DisplaySelf /Y_DisplayMaxSelf)1/3 −16.0 ・・・(18) L’_DisplayInScene =L_DisplaySelf /100*(L_DisplayMaxInScene −L_DisplayMinInScene ) +L_DisplayMinInScene ・・・(19) Y’_DisplayInScene ={(L’_DisplayInScene+16.0)/116.0}1/3 ・・・(20) Y’_DisplaySelf =(Y’_DisplayInScene−Y_DisplayMinInScene ) /(Y_DisplayMaxInScene −Y_DisplayMinInScene ) *Y_DisplayMaxSelf ・・・(21) kc=Y’_DisplaySelf /Y_DisplaySelf ・・・(22) 但し、 L_DisplayMaxInScene =116*(Y_DisplayMaxInScene /Y_MaxInScene)1/3 −16.0 ・・・(23) L_DisplayMinInScene =116*(Y_DisplayMinInScene /Y_MaxInScene)1/3 −16.0 ・・・(24)
【0059】次に、本実施の形態の作用を説明する。本
実施の形態の画像出力装置の電源が投入されると、補正
装置76において、図11の処理ルーチンが実行され
る。図11のステップ100では、基準環境(暗室環境
72)でCRTシステム50(表示装置A)へ表示させ
た画像のRGB画像データを入力すると共にマイクロコ
ンピュータ52のメモリに記憶してステップ102へ進
む。RGB画像データの入力は、他の装置からの出力信
号を読み取ったり、予め記憶したデータを読み取ったり
して行われる。ステップ102では、CRTシステム5
0(表示装置A)のガンマ等の特性値を読み取り、次の
ステップ104において、上記ステップ102で読み取
った特性値を用いて、周知の変換方法により、RGB画
像データをCIELAB値による画像データに変換す
る。この変換は、本出願人が既に出願済の特願平8−1
09893号、特願平8−137087号公報に記載の
変換を用いることが好ましい。
【0060】次のステップ106では、上記ステップ1
04で変換したCIELAB値による画像データから基
準環境におけるCIELAB画像を生成し、次のステッ
プ108において観察環境(明室環境74)の特性値、
すなわち基準環境(暗室環境72)でのCRTシステム
50の最大輝度(白色輝度)、観察環境(明室環境7
4)での視野内の最大輝度、観察環境でのCRTシステ
ム80の最小輝度を読み取る。なお、このステップ10
8では、基準環境でのCRTシステム50の最大輝度
と、観察環境でのCRTシステム80の最小輝度とから
観察環境でのCRTシステム80の最大輝度を求めても
よい。
【0061】次のステップ110では、上記の式を用い
て観察環境に対する補正処理を行って、次のステップ1
12において、観察環境で補正されたCIELAB画像
を得る。次のステップ114では、CRTシステム80
(表示装置B)のガンマ等の特性値を読み取り、次のス
テップ116において、上記ステップ114で読み取っ
た特性値を用いて、周知の変換方法により、CIELA
B値による画像データをRGB画像データに変換し、次
のステップ118においてCRTシステム50に表示さ
れた画像と略一致して知覚されるべき観察環境Aにおい
てCRTシステム80(表示装置B)に表示させるため
のRGB画像データとして出力する。上記ステップ11
6において行われる変換は、本出願人が既に出願済の特
願平8−109893号、特願平8−137087号公
報に記載の変換を用いることが好ましい。
【0062】このようにして、本ルーチンが終了する
と、明室環境におけるCRTシステム80の画面上に
は、暗室環境におけるCRTシステム50の画面50A
上に表示された所望の色の画像として知覚される画像と
略一致する画像が表示されることになる。従って、暗室
環境でCRTに表示させた画像データによる画像と、そ
の画像データによって明室環境でCRTに表示させたと
きの画像とがオペレータによって略一致して知覚され
る。
【0063】[第2実施の形態]次に、第2実施の形態
を説明する。本実施の形態は、明室環境でCRTに表示
させた画像データによる画像と、その画像データによっ
て異なる明室環境でCRTに表示させたときの画像とが
オペレータによって略一致して知覚されるように、明室
環境における画像データを補正する場合の一例である。
なお、本実施の形態は、上記実施の形態と略同様の構成
のため、同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省
略する。
【0064】図12に示すように、本実施の形態の画像
出力装置70は、上記実施の形態と同様に、CRTシス
テム50と、CRTシステム80と、補正装置76とを
含んで構成されている。本実施の形態では、CRTシス
テム50は、光源77による照明下の明室環境74Aで
表示可能とされており、CRTシステム80は光源75
による照明下の明室環境74で表示可能とされている。
なお、明室環境74は、光源を備えることなく、太陽光
による明室環境でもよい。また、補正装置76は、明室
環境74Aに設置してもよく、この場合には明室環境7
4Aに設置した補正装置76からの出力信号が、明室環
境74に設置したCRTシステム80に入力されるよう
に接続すればよい。また、補正装置76は、明室環境7
4及び明室環境74Aの両方にに設置してもよい。
【0065】次に、本実施の形態の作用を説明する。本
実施の形態の画像出力装置の電源が投入されると、補正
装置76において、図13の処理ルーチンが実行され
る。図13のステップ120では、明室環境74AでC
RTシステム50(表示装置A)へ表示させた画像のR
GB画像データを入力すると共にマイクロコンピュータ
52のメモリに記憶してステップ102へ進む。RGB
画像データの入力は、他の装置からの出力信号を読み取
ったり、予め記憶したデータを読み取ったりして行われ
る。ステップ102では、CRTシステム50(表示装
置A)のガンマ等の特性値を読み取り、次のステップ1
04において、上記ステップ102で読み取った特性値
を用いて、上記と同様に、周知の変換方法により、RG
B画像データをCIELAB値による画像データに変換
する。
【0066】次のステップ122では、明室環境74A
の特性値、すなわち基準環境(暗室環境72)でのCR
Tシステム50の最大輝度(白色輝度)、明室環境74
Aでの視野内の最大輝度、明室環境74AでのCRTシ
ステム50の最小輝度を読み取る。次のステップ124
では、上記ステップ122で読み取った輝度を用いて、
明室環境74Aの影響をキャンセル処理を行って、ステ
ップ106へ進む。
【0067】なお、ステップ106以下の処理は上記と
同様のため、詳細な説明を省略する。
【0068】このようにして、本ルーチンが終了する
と、明室環境におけるCRTシステム80の画面上に
は、明室環境74AにおけるCRTシステム50の画面
50A上に表示された所望の色の画像として知覚される
画像と略一致する画像が表示されることになる。従っ
て、明室環境74AでCRTに表示させた画像データに
よる画像と、その画像データによって明室環境74でC
RTに表示させたときの画像とがオペレータによって略
一致して知覚される。
【0069】[第3実施の形態]次に、第3実施の形態
を説明する。本実施の形態は、CRTシステム50に替
えてスキャナによって画像データを得る場合の一例であ
る。なお、本実施の形態は、上記実施の形態と略同様の
構成のため、同一部分には同一符号を付し詳細な説明を
省略する。
【0070】図14に示すように、本実施の形態の画像
出力装置70は、スキャナ82と、CRTシステム80
と、補正装置76とを含んで構成されている。本実施の
形態では、原稿等の原画像をスキャナ82で読み取るた
め、光源77による照明下の明室環境74Aで操作可能
とされており、CRTシステム80は光源75による照
明下の明室環境74で表示可能とされている。なお、明
室環境は、光源を備えることなく、太陽光による明室環
境でもよい。また、補正装置76は、明室環境74Aに
設置してもよく、この場合には明室環境74Aに設置し
た補正装置76からの出力信号が、明室環境74に設置
したCRTシステム80に入力されるように接続すれば
よい。また、補正装置76は、明室環境74及び明室環
境74Aの両方にに設置してもよい。
【0071】次に、本実施の形態の作用を説明する。本
実施の形態の画像出力装置の電源が投入されると、補正
装置76において、図15の処理ルーチンが実行され
る。図15のステップ130では、スキャナ82で原画
像を読み取ることによって原画像のRGB画像データを
入力すると共にマイクロコンピュータ52のメモリに記
憶してステップ132へ進む。ステップ132では、ス
キャナ82の特性値を読み取り、次のステップ104に
おいて、上記ステップ132で読み取った特性値を用い
て、周知の変換方法により、スキャナで読み取って得ら
れたRGB画像データをCIELAB値による画像デー
タに変換する。ステップ104の変換処理は、ステップ
100、102による処理と略同様である。これは、ス
キャナで読み取った画像が、基準環境(暗室環境)での
画像に略相当すると考えられるためである。なお、ステ
ップ104以下の処理は上記と同様のため、詳細な説明
を省略する。
【0072】このようにして、本ルーチンが終了する
と、明室環境におけるCRTシステム80の画面上に
は、スキャナで読み取る原画像として知覚される画像と
略一致する画像が表示されることになる。従って、スキ
ャナで読み取った画像データによる画像と、その画像デ
ータによって明室環境74でCRTに表示させたときの
画像とがオペレータによって略一致して知覚される。
【0073】[第4実施の形態]次に、第4実施の形態
を説明する。本実施の形態は、ハードコピー装置で出力
したプリントに、CRTシステム50に表示された画像
を再現する場合の一例である。なお、本実施の形態で
は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックを基本色と
する8ビット系の印刷装置として昇華型プリンタを例に
説明する。また、本実施の形態は上記実施の形態と同様
の構成のため、同一部分には同一符号を付し詳細な説明
を省略する。なお、本実施の形態では昇華型プリンタを
例にして説明するが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、インクジェット型やバブルジェット型のプリン
タ、及び熱転写型のプリンタへの応用も可能である。
【0074】図16に示すように、本実施の形態の画像
出力装置70は、オペレータによってデザイン時や評価
・設計時の画像データ78による画像を表示するための
CRTシステム50と、その画像データ78による画像
を観察するためのプリント62を出力するカラープリン
タ60と、マイクロコンピュータで構成されて画像デー
タ78を補正する補正装置76と、から構成されてい
る。画像データ78はCRTシステム50へ入力される
と共に、補正装置76を介してカラープリンタ60へ入
力される。CRTシステム50は、明室環境74Aで表
示可能とされており、カラープリンタ60はプリント6
2を観察するため光源75による照明下の明室環境74
に設置されている。なお、明室環境は、光源を備えるこ
となく、太陽光による明室環境でもよい。また、補正装
置76は、明室環境74Aに設置してもよく、この場合
には明室環境74Aに設置した補正装置76からの出力
信号が、明室環境74に設置したCRTシステム80に
入力されるように接続すればよい。また、補正装置76
は、明室環境74及び明室環境74Aの両方にに設置し
てもよい。
【0075】図17に示すように、環境測定装置(補正
装置76)は、カラープリンタ60を備えると共に、上
記実施の形態と同様にマイクロコンピュータ52及びプ
ローブ56を有する色測定装置54から構成されてい
る。このカラープリンタ60はマイクロコンピュータ5
2から入力された信号に応じた色を媒体に形成してプリ
ント62を出力する。
【0076】次に、本実施の形態の作用を説明する。本
実施の形態の画像出力装置の電源が投入されると、補正
装置76において、図18の処理ルーチンが実行され
る。図18の処理では、上記と同様にして明室環境74
AでCRTシステム50へ表示させた画像のRGB画像
データを入力し(ステップ120)、CRTシステム5
0(表示装置A)のガンマ等の特性値を読み取り、周知
の変換方法により、RGB画像データをCIELAB値
による画像データに変換する(ステップ102、10
4)。
【0077】次に、明室環境74Aの特性値を読み取り
明室環境74Aの影響をキャンセル処理した後に(ステ
ップ122、124)、CIELAB値による画像デー
タから基準環境におけるCIELAB画像を生成する
(ステップ106)。
【0078】次に、ステップ140においてカラープリ
ンタ60のの特性値を読み取って、次のステップ142
で、周知の変換方法により、カラープリンタ60に対応
するようにカラープリンタ60の環境で補正された、C
IELAB値による画像データをCMYK画像データに
変換し、次のステップ144においてCRTシステム5
0に表示された画像と略一致して知覚されるプリント6
2が得られるようにカラープリンタ60からプリントを
出力させるためのCMYK画像データとして出力する。
上記ステップ142において行われる変換は、本出願人
が既に出願済の特願平8−109893号、特願平8−
137087号公報に記載の変換を用いることが好まし
い。
【0079】このようにして、本ルーチンが終了する
と、カラープリンタ60から出力されたプリント62に
は、明室環境74AにおけるCRTシステム50の画面
50A上に表示された所望の色の画像として知覚される
画像と略一致する画像が形成されることになる。従っ
て、明室環境74AでCRTに表示させた画像データに
よる画像と、その画像データによってカラープリンタ6
0から出力されたプリント62の画像とがオペレータに
よって略一致して知覚される。
【0080】以上説明したように、上記各実施の形態に
よる画像出力装置では、観察環境に応じた補正を表示画
像または読み込み画像に対して施し、異なる観察環境下
であっても、同様の画像として知覚させることができ
る。すなわち、表示画像の階調特性を補正することによ
って、暗室環境である基準環境で知覚される階調特性と
同様の階調特性が観察環境下において知覚されるように
することができる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、入
力環境において知覚される画像を表す入力表色系の色情
報値による画像データを、入力環境を表す入力環境情報
に基づいて暗室等の基準環境における基準表色系の色情
報値による基準データへ変換し、その基準データを、観
察環境において知覚される画像を表す補正データに補正
して、観察環境における変換データへ変換するので、入
力環境で知覚される画像と、その画像データに基づく観
察環境で知覚された画像とをオペレータに略一致して知
覚させることができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】任意の色をCRTに表示させるときの一般的な
処理の流れを示すブロック図である。
【図2】ハードコピー装置で任意の色度のハードコピー
を作成するときの処理の流れを示すブロック図である。
【図3】色を表す信号値によるCRTの表示から色(色
度)が知覚されるまでの色再現のプロセスを示す概念図
である。
【図4】図3のプロセスを変換プロセスと知覚プロセス
に大別できることを説明するための説明図である。
【図5】カラーハードコピー装置における色再現のプロ
セスを示す概念図である。
【図6】印画結果の色度を予測しCMYK値を決定する
ための概念構成を示すイメージ図である。
【図7】環境測定装置の概略構成を示す線図である。
【図8】マイクロコンピュータの概念構成を示す線図で
ある。
【図9】第1実施の形態の画像出力装置の概略構成を示
すブロック図である。
【図10】輝度と明るさとの対応関係を説明するための
説明図である。
【図11】第1実施の形態にかかる画像データ出力の処
理の流れを示すフローチャートである。
【図12】第2実施の形態の画像出力装置の概略構成を
示すブロック図である。
【図13】第2実施の形態にかかる画像データ出力の処
理の流れを示すフローチャートである。
【図14】第3実施の形態の画像出力装置の概略構成を
示すブロック図である。
【図15】第3実施の形態にかかる画像データ出力の処
理の流れを示すフローチャートである。
【図16】第4実施の形態の画像出力装置の概略構成を
示すブロック図である。
【図17】第4実施の形態の補正装置周辺の概略構成を
示すブロック図である。
【図18】第4実施の形態にかかる画像データ出力の処
理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
50 CRTシステム 80 CRTシステム 52 マイクロコンピュータ 54 測定装置 70 画像出力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G09G 5/10 B41J 3/00 B H04N 1/40 G06F 15/66 310 1/46 H04N 1/40 101Z 9/64 1/46 Z 9/79 9/79 H

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 暗室環境または所定の明るさの明室環境
    の入力環境において知覚される画像と略一致する画像を
    前記明室環境の所定の明るさと異なる明るさの観察環境
    で知覚させるために、前記画像を表す入力表色系の色情
    報値による画像データを補正して出力する画像出力方法
    であって、 前記入力環境において知覚される画像を表す入力表色系
    の色情報値による画像データを入力し、 入力された画像データを、前記入力環境を表す入力環境
    情報に基づいて予め定めた基準環境における前記入力表
    色系と異なる基準表色系の色情報値による基準データへ
    変換し、 前記基準データを、前記観察環境を表す観察環境情報に
    基づいて前記観察環境において知覚される画像を表す補
    正データに補正し、 前記補正データを、前記観察環境において観察するため
    の画像を出力する装置の特性値に基づいて入力表色系の
    色情報値による変換データへ変換し、 前記変換データを前記入力された画像データとして出力
    する、 画像出力方法。
  2. 【請求項2】 前記基準データは、入力された画像デー
    タを、前記入力環境において観察するための画像を出力
    する装置の特性値に基づいて変換されることを特徴とす
    る請求項1に記載の画像出力方法。
  3. 【請求項3】 前記基準データは、前記入力環境が所定
    の明るさの明室環境の場合に、入力された画像データ
    を、前記明室環境の明るさを表す入力環境情報を用いて
    前記明室環境の明るさの影響を除去して変換されること
    を特徴とする請求項2に記載の画像出力方法。
  4. 【請求項4】 前記変換データは、前記観察環境におい
    て観察するための画像を出力する装置の表色系の色情報
    値によるデータへ変換されることを特徴とする請求項1
    乃至請求項3の何れか1項に記載の画像出力方法。
  5. 【請求項5】 前記装置の特性値は、前記装置の表示可
    能な明るさを表す特性値であることを特徴とする請求項
    1乃至請求項4の何れか1項に記載の画像出力方法。
  6. 【請求項6】 暗室環境または所定の明るさの明室環境
    の入力環境において知覚される画像と略一致する画像を
    前記明室環境の所定の明るさと異なる明るさの観察環境
    で知覚させるために、前記画像を表す入力表色系の色情
    報値による画像データを補正して出力する画像出力装置
    であって、 前記入力環境において知覚される画像を表す入力表色系
    の色情報値による画像データ、前記入力環境を表す入力
    環境情報、前記観察環境を表す観察環境情報、前記観察
    環境において観察するための画像を出力する装置の特性
    値を入力するための入力手段と、 入力された画像データを、前記入力環境情報に基づいて
    予め定めた基準環境における前記入力表色系と異なる基
    準表色系の色情報値による基準データへ変換する変換手
    段と、 前記基準データを、前記観察環境情報に基づいて前記観
    察環境において知覚される画像を表す補正データに補正
    する補正手段と、 前記補正データを、前記装置の特性値に基づいて入力表
    色系の色情報値による変換データへ変換する変換手段
    と、 前記変換データを前記入力された画像データとして出力
    する出力手段と、 を備えた画像出力装置。
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