JPH0879546A - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

画像処理装置及び方法

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JPH0879546A
JPH0879546A JP6229715A JP22971594A JPH0879546A JP H0879546 A JPH0879546 A JP H0879546A JP 6229715 A JP6229715 A JP 6229715A JP 22971594 A JP22971594 A JP 22971594A JP H0879546 A JPH0879546 A JP H0879546A
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JP6229715A
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Takashi Yabe
隆司 矢部
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械差、設置環境、経時変化に対応した色再
現範囲を簡単に判定し設定することを目的とする。 【構成】 パッチを出力する出力手段と、前記出力手段
で出力されたパッチを読み取り画像信号に変換する入力
手段と、前記入力手段により入力された画像信号に基づ
いて前記出力手段の色再現範囲を判定する判定手段と、
前記判定手段で判定された色再現範囲を用いて入力画像
データに対して色空間圧縮する色空間圧縮手段を備える
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、色分解信号を変換し、
新たな色分解信号を得る、画像処理装置及び方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】現在、カラー画像を可視化して出力する
装置として一般的なものとして、カラーハードコピーな
どがある。
【0003】カラーハードコピーでは装置により色再現
能力が異なっている。たとえば、銀塩写真では最大濃度
が2.0ぐらいまで再現できるのに対して、カラー複写
機では最大濃度が1.8ぐらいまでしか再現できない。
【0004】従って銀塩写真をカラー複写機でコピーし
た場合、銀塩写真の高濃度部がつぶれてしまい、結果的
に本来画像の持っている情報が失われることになる。
【0005】つまり、出力装置の色再現範囲をはみだし
た原稿を出力装置でコピーした場合、本来画像の持って
いる情報が失われることになる。
【0006】そこで、入力原稿を出力装置に出力する場
合、入力原稿中の色信号が出力装置の色再現範囲に収ま
る様に変換した後、出力する色空間圧縮に関する方法が
考えられている。
【0007】しかし、出力装置の色再現範囲は初めに予
め設定されているので、機械差や環境差、また経時変化
による色再現範囲の変化には対応していない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来例に
おいては、機械差、設置環境、経時変化で機械ごとに色
再現範囲が異なるにも関わらず同じ設定値を用いてい
た。
【0009】そのため、初めに設定された色再現範囲が
実際より小さいと、実際にはもっと広く再現できるとこ
ろを狭く再現していたことになり、実際に表現できる色
再現範囲を有効に用いていない。
【0010】即ち、実際に表現できる色再現範囲を有効
に用いることができないという問題があった。
【0011】また、初めに設定された色再現範囲が実際
より大きいと、実際には再現されない範囲を再現しよう
とするため階調のつぶれを起こすことになる。
【0012】従って、上述の色空間圧縮を有効に活用す
ることができないという問題があった。
【0013】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、機械差、設置環境、経時変化に対応した色再現範囲
を簡単に判定し設定することを目的とする。
【0014】また、複数の処理モードの各々に対応した
色再現範囲を用いることを目的とする。
【0015】また、外部機器の出力手段の色再現範囲を
示すデータを機械差、設置環境、経時変化に対応させる
ことを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために本発明の画像処理装置は以下のような構成を
有する。
【0017】本願第1の発明の画像処理装置は、パッチ
を出力する出力手段と、前記出力手段で出力されたパッ
チを読み取り画像信号に変換する入力手段と、前記入力
手段により入力された画像信号に基づいて前記出力手段
の色再現範囲を判定する判定手段と、前記判定手段で判
定された色再現範囲を用いて入力画像データに対して色
空間圧縮する色空間圧縮手段を備えることを特徴とす
る。
【0018】本願第2の発明の画像処理装置は、出力装
置の色再現範囲を示すデータを保持する保持手段と、前
記保持手段で保持している前記出力装置の色再現範囲を
示すデータに基づいて画像を出力する出力手段と、前記
出力手段で出力された画像に基づいて前記保持手段で保
持している前記出力装置の色再現範囲を示すデータを更
新する更新手段とを備えることを特徴とする。
【0019】本願第3の発明の画像処理装置は、複数の
パッチを出力する出力手段と、前記出力手段により出力
された複数のパッチを読み取り画像信号に変換する入力
手段と、前記入力手段により読み取られた複数のパッチ
の中から前記出力手段の色再現範囲の最外部を示すパッ
チを判定する判定手段とを備えることを特徴とする。
【0020】本願第4の発明の画像処理装置は、入力画
像信号に対して第1の色処理を行う第1の色処理手段
と、前記入力画像信号に対して第2の色処理を行う第2
の色処理手段と、前記第1及び第2の色処理手段の各々
に対応した色再現範囲を示すデータを保持する保持手段
とを備えることを特徴とする。
【0021】本願第5の発明の画像処理装置は、パッチ
を出力する出力手段と、前記出力手段により出力された
パッチを読み取り画像信号に変換する入力手段と、前記
入力手段により入力された画像信号に基づいて前記出力
手段の色再現範囲を判定する判定手段と、前記判定され
た色再現範囲を示すデータを外部機器に転送することを
特徴とする。
【0022】
【実施例】
(第1実施例)図1は本発明の一実施例に係る色再現範
囲判定処理の流れを示すブロック図である。
【0023】図1において、101は処理対象となる画
像信号を記憶する画像メモリであり、画像信号は一般に
R、G、Bのような3原色信号の濃度値で表されてい
る。一方、103は出力デバイスにおける8原色の測定
値を記憶するテーブルであり、出力装置指定処理部10
4、例えば複数の出力装置から選択するための指定を行
う部分によって指定された出力デバイスに対応する8原
色の測定値データを出力する。ここで、8原色の測定値
とは出力デバイスで出力可能なR(赤)、G(緑)、B
(青)、Y(黄)、M(マゼンタ)、C(シアン)、W
(白)、K(黒)の最も飽和度の高い色、すなわち彩度
の高い色を測定したものである。例えばC、M、Yを3
原色とするハードコピー装置に対応するこれら原色の測
定値はR、G、B、C、M、Y、W、Kの面積率を以下
のような値にした場合に印字出力される色を実際に測色
計で測定した値となる。
【0024】なお、上述のR、G、B、C、Y、M、
C、W、Kは、出力装置で用いる記録材C、M、Y、K
の一次色及び2次色に対応している。
【0025】 R:C=0%、M=100%、Y=100% G:C=100%、M=0%、Y=100% B:C=100%、M=100%、Y=0% Y:C=0%、M=0%、Y=100% M:C=0%、M=100%、Y=0% C:C=100%、M=0%、Y=0% W:C=0%、M=0%、Y=0% K:C=100%、M=100%、Y=100%
【0026】102、105はともに画像メモリ101
からの画像信号及び測色値テーブル103からの8原色
の測色値データ(以下、単に8原色データという)を同
一の均等色空間座標値に変換する均等色空間変換処理部
である。均等色空間座標としてはCIE(国際照明委員
会)で定義されているL* 、a* 、b* やL* 、u*
* などを用いることができる。106は均等色空間座
標値に変換された8原色データから、後述するように所
定の組み合わせで3つの色の座標値を選択し、12通り
の平面の式を定義する平面定義部である。107は、変
換処理部102から出力される、対象画像信号の均等色
空間座標値と、平面定義部106で定義された12個の
平面の式から対象画像信号が出力装置の色再現範囲に含
まれるか否かを判定し、判定フラグ108を出力する色
再現範囲判定部である。判定フラグ108は対象画像の
画素単位で出力されるので、これを別の画像メモリに記
憶させてもよいし、またはカウンタに入力して色再現範
囲に含まれない画素の数をカウントするようにしてもよ
い。
【0027】判定フラグを別の画像メモリに記憶するこ
とにより、出力装置の色再現範囲外の画素をユーザに報
知する処理と通常処理により色再現範囲外の画素も出力
する処理を簡単に切り換えることができる。
【0028】また、色再現範囲外の画素の数をカウント
することにより、色再現範囲外の画素の数に応じた処
理、即ち色再現範囲外の画素が画像に与える影響に応じ
た処理を行うことができる。
【0029】次に、平面定義部106における12通り
の平面の定義方法について説明する。
【0030】図2は均等色空間上の8原色データの分布
を示す模式図である。出力デバイスの色再現範囲は同図
で示される前記Y、M、C、B、G、R、W、Kの8原
色データを頂点とする変形6面体の内部として表現で
き、6面体に含まれるような色信号は出力デバイスで再
現可能な色である。そこで、この変形6面体の表面を複
数の平面で表し、その平面の内側か否かを判定すれば、
対象となる色信号が出力装置で再現できるか否かがわか
ることになる。
【0031】3次元空間上の平面は3点を指定すれば求
まるので、図2に示す8原色データからなる頂点のうち
隣り合う3点を選択して平面を定義すれば変形6面体の
表面のひとつに定義できる。例えば、3点としてW、
R、Yを選べば、図3に示す斜線部分の表面を定義でき
る。同様にして、3点を以下の12通りに選択し12の
表面を定義すれば、6面体の全体を覆う面すべてを定義
することができる。
【0032】1:W、R、Y 2:W、Y、G 3:W、G、C 4:W、C、B 5:W、B、M 6:W、M、R 7:K、R、Y 8:K、Y、G 9:K、G、C 10:K、C、B 11:K、B、M 12:K、M、R
【0033】以上により定義された12個の平面を用い
た判定方法を以下に説明する。
【0034】一般にX、Y、Z3次元空間での平面は以
下の式で表すことができる。
【0035】Ai・X+Bi・Y+Ci・Z+Di=0 Ai、Bi、Ci、Diは平面の定義の仕方によって決
まる係数であり、この係数は、上記した12通りの各々
について定められている(i=1〜12)。X、Y、Z
は変数であり、この場合、均等色空間座標L* 、a*
* に対応する。
【0036】今、均等色空間の無彩色軸(L* 軸)上に
1点P(図3参照)を選択する。Pとして例えば、無彩
色点等の適当な明度(L* )の値を選択すると、Pはほ
とんどの出力装置で、色再現範囲の内側に含まれること
が、図3から明らかである。ここでPの座標を(L0、
a0、b0)と表わし、対象画像信号L* 、a* 、b*
座標Qを(L、a、b)と表す。このとき、これらの2
つの座標値をi番目の平面の式に代入して次の2つの値
S1、S2が得られる。
【0037】 S1=Ai・L0+Bi・a0+Ci・bo+Di S2=Ai・L+Bi・a+Ci・b+Di
【0038】そこで、対象画像信号が色再現範囲内に含
まれているならば、Pが色再現範囲内にあるから、対象
画像信号の座標Q(L、a、b)は、このi番目の平面
に関してPと同じ側に位置しているはずである。すなわ
ち、上記S1とS2が同一の符号を有していることにな
る(平面に含まれる場合、上記値は0)。一方、色再現
外にある場合にはPとQは平面を挟んで反対側にあるこ
とになり、S1とS2は異なる符号を有することになる
(図4参照)。
【0039】すなわち、ひとつの平面(i)について以
下の条件で再現範囲の内側か外側から判定できる。
【0040】S1・S2≧0ながば再現範囲内 S1・S2<0ならば再現範囲外
【0041】従って、12個の平面の全てについて上記
判定を行い、12個の平面すべてについて再現範囲内
(S1・S2≧0)という判定がでれば、対象画像信号
の持つ色は出力装置の色再現範囲に含まれていることに
なる。
【0042】即ち、対象画像信号に基づき出力装置によ
って忠実に色再現することができる。
【0043】これに対して12個の平面のうち1つでも
色再現範囲外(S1・S2<0)という判定がでれば、
対象画像信号の持つ色は出力装置の色再現範囲に含まれ
ていないことになる。
【0044】即ち、対象画像信号に基づき出力装置によ
って忠実に色再現することができない。
【0045】(第2実施例)図5は本発明の他の実施例
に係る均等色空間を示す模式図である。
【0046】前記実施例では出力デバイスの色再現範囲
を実質的に変形6面体の内側として定義したが、ここで
は、より精度の高い方法として、色再現範囲を12個の
変形4面体に分割して定義することにする。すなわち、
図5に示すように、上記第1実施例で用いた3点と無彩
色軸上の点Pより4面体501を定義し、さらに4面体
の4頂点(同図ではW、R、Y、P)の重心S(50
2)を新たに設定する。
【0047】これにより、ひとつの4面体は次の4つの
三角形である4つの平面で囲まれた内部として定義され
る。
【0048】1:ΔWYR 2:ΔWPR 3:ΔWPY 4:ΔPRY
【0049】重心Sは4面体の内部に含まれるので、入
力画像信号がひとつの4面体の内部に含まれるか否か
は、上記第1実施例と同様、対象画像信号のL、a、b
座標が、上記4平面についてSと同じ側に位置している
か否かを調べればわかることになる。この4面体を上記
第1実施例で用いた12の平面全てについて定義し判定
を行い、いずれの4面体にも含まれない色信号値は、出
力デバイスの色再現範囲外であるという判定をすること
ができる。
【0050】(第3実施例)図6は本発明のさらに他の
実施例に係る均等色空間を示す模式図である。
【0051】本実施例では、対象画像信号が出力デバイ
スの色再現範囲に含まれているか否かを第1もしくは第
2の実施例で述べた方法により判定し、含まれていない
場合には画像信号を再現範囲内の色信号に置き換えて出
力するものである。
【0052】図6に示すように、対象画像信号のL、
a、b座標Qについて第1実施例と同様に判定を行う。
これにより、Qがi番目の平面ΔWRYを挟んでPの反
対側に位置していると判定された場合を考える。このと
き、直線PQと平面(i)との交点H(601)の座標
を求めると、Hは均等色空間上の色相がQと等しく、か
つ出力デバイスで再現可能な色となっていることがわか
る。
【0053】ここで色相とは均等色空間のa* 、b*
標により以下の式で表されるような値のことである。
【0054】色相=arctan(b* /a*
【0055】このようにして求められたHの座標値を入
力画像の色信号値(R、G、B)に逆変換して、画像メ
モリ中のデータを書き換えれば、全ての画素に対する処
理が終った時点で画像メモリ中の色信号値は全て出力装
置の色再現範囲に含まれた色だけになることになる。
【0056】なお、上記各実施例では、出力デバイスと
して紙等へのプリントを行うハードコピー装置やインク
ジェットプリンタ等を挙げたが、本発明が係る出力デバ
イスはCRTディスプレーや液晶ディスプレー等であっ
てもよい。すなわち、本発明は、色再現能力の異なるデ
バイス間の画像信号変換に対して適用できるものであ
る。
【0057】以上の説明から明らかなように、上述の各
実施例によれば、出力装置で出力可能な色に基づいて定
められる原色データと画像信号とが、同一の色空間上で
比較され、このとき、上記原色データが上記色空間上に
規定する領域と画像信号との位置関係に応じて上記比較
がなされ、その画像信号が出力装置によって出力可能な
色か否かが判定される。
【0058】この結果、出力装置に基づく原色のデータ
だけをもとにして、簡略な処理で画像の色信号が色再現
範囲に含まれるか否かを判定することが可能となる。
【0059】以上の処理は専用のハードウェアで処理す
ることもでき、また、ソフトウェアで処理することもで
きるが、この際、メモリの容量を従来より低減できる。
【0060】(第4実施例)第4の実施例ではプリンタ
ーの色再現範囲を表すパラメーターをホストコンピュー
ターからの指示により適宜変更する場合について図7を
用いて説明する。
【0061】図10に示したように、複数のカラー複写
機302、307及びプリンタ303、304がホスト
コンピューター301のプリント出力手段として接続さ
れている。
【0062】更に、ホストコンピューター301の入力
手段として、複数のスキャナ305、306が接続され
ている。
【0063】ホストコンピューターは図7で示される手
順をユーザの指示に従って順に実行する。まず701で
プリンターの色再現パラメーターを更新するためのプリ
ンターキャリブレーションモードを選択する。するとコ
ンピューターのディスプレーモニター上に図8 801
のような画面が表示される。接続されている複数のデバ
イス名が802に表示されるので、対象となるデバイス
を選択する(702)。次に803の8原色印刷を指定
する部分をマウスなどのポインティングデバイスを用い
てクリックすると、指定したデバイスから8原色のパッ
チが図9のような形で出力される。
【0064】ここで8原色とは出力装置で出力可能なR
(赤)、G(緑)、B(青)、Y(黄)、M(マゼン
タ)、C(シアン)、W(白)、K(黒)の最も飽和度
の高い色のことであり、例えばC、M、Yを3原色とす
るハードコピー装置では図9の各パッチはC、M、Yの
面積率を以下のような値にして印字出力された色という
ことになる。
【0065】 901=R:C=0%、M=100%、Y=100% 902=G:C=100%、M=0%、Y=100% 903=B:C=100%、M=100%、Y=0% 904=Y:C=0%、M=0%、Y=100% 905=M:C=0%、M=100%、Y=0% 906=C:C=100%、M=0%、Y=0% 907=W:C=0%、M=0%、Y=0% 908=K:C=100%、M=100%、Y=100
【0066】パッチが出力されたら805の設定ボタン
をクリックすると色再現範囲設定画面806が表示され
る。ユーザーは出力されたパッチを複写機の原稿台上に
置き、パッチ読み込みボタン807をクリックする。す
るとコンピューターから複写機のリーダー部制御信号が
送られ原稿台上の原稿をスキャンし読み込む(70
4)。コンピューターは読み込まれた原稿画像中からパ
ッチ領域を自動的に切り出し、8原色部分のRGB信号
値を得る(705)。得られたRGB信号値はあらかじ
め決められた変換式によりL* 、u* 、v* などの均等
色空間座標値に変換される(706)。ここで704〜
706で8原色パッチの均等色空間座標値を得るのに複
写機のリーダー部分を利用することとしたが、もちろん
コンピューターに接続された測色計を用いてもよいし、
またオフラインの測色計を用いてパッチを測定し、測定
結果をキーボードなどを用いて入力するような構成にし
ても構わない。
【0067】以上が終了したら808の色再現範囲表示
ボタンをクリックする。すると811の色再現範囲表示
画面に今測定した8原色パッチの均等色空間座標値を座
標軸とともに表示する(707)。表示方法としては種
々考えられるが、例えば8原色で決められる12の平面
をワイヤーフレームで表示したり、あるいは各面にコン
ピューターグラフィックス分野で周知のシェーディング
手法を用いた色付けを行って表示したりすることが考え
られる。
【0068】表示されたデータが良好であれば809の
色再現範囲の保存ボタンをクリックする。これにより出
力デバイスの色再現範囲データが更新、保存される(7
08)。
【0069】以後、入力カラー画像信号がここで設定し
た出力デバイスの色再現範囲内に含まれるか否かの判定
は更新された8原色データをもとに、前述した方法で行
われることになる。
【0070】また、図10のようなシステムの場合は、
出力デバイスを設定する際は、各出力デバイスの色再現
範囲も重要な要素になる。従って、図8のように、デバ
イスを選択し選択されたデバイスの色再現範囲を表示
し、ユーザに報知することによりユーザは用途に応じて
適切な色再現範囲を有する出力デバイスを選択すること
ができる。
【0071】具体的には、出力する画像データが黄色の
画像が多い場合は、黄色に関して色再現範囲の広い出力
デバイスを選択すれば良い。
【0072】(第5実施例)以下、図面を用いて第5実
施例を説明する。第5の実施例は、上述した第3の実施
例によって述べた色再現範囲外の画像信号を再現範囲内
の色信号に置き換えて出力する処理の変形例であり、色
再現範囲外の画素の数に応じて処理を変えるものであ
る。
【0073】本実施例の概念図を図11、処理の流れを
示すフローチャートを図12に示す。
【0074】図11は、デバイス色再現領域内に忠実色
再現領域と写像色再現領域とが存在し、その2つの境界
であるマッピング境界を入力画像に応じて制御するこ
と、また、マッピング境界外の入力色信号は写像色再現
領域にマッピングすることを示している。
【0075】図12において、ステップ1でイメージス
キャナ、ビデオカメラ、CGエディタ、画像ファイル等
の画像入力装置から画像を入力し、ステップ2でイメー
ジスキャナの画像読取り特性や、モニタ、プリンタ等の
デバイス色再現領域やモニタのγ曲線等の画像出力装置
の特性を示すデータ(以下「プロファイル」という)を
入力し、ステップ3でステップ1において入力された色
信号によって表される画像の各画素が、色空間座標系の
ある領域の内部に存在するか否かを第1もしくは第2の
実施例の方法で判定し、ステップ4でステップ3におい
てステップ2で入力されたデバイス色再現領域の外側で
あると判定された画素数を実施例の1で述べた様にフラ
グをたてることにより計数する。ステップ5ではステッ
プ4によって得られたデバイス色再現領域外の画素数と
全画素数の比率からマッピング境界の位置を決定し、ス
テップ6ではステップ3によってデバイス色再現領域の
外側であると判定された画素の中で色空間圧縮をする際
に最も影響を与える画素、即ち、デバイス色再現領域の
境界に対する相対位置が最も大きい値の画素の相対位置
の値とステップ5で決定されたマッピング境界の位置か
らマッピング係数、即ち、マッピング境界外の色信号を
写像色再現領域にマッピングするための係数を求め、ス
テップ7は入力色信号がステップ5で決定されたマッピ
ング境界外部に存在するか否かを判定し、ステップ8は
ステップ7でマッピング境界の外側に存在すると判定さ
れた色信号を、ステップ6で求められたマッピング係数
を用いて、例えば後述の演算によりマッピング境界とデ
バイス色再現領域の間の領域にマッピングし、ステップ
9ではステップ7によって得られた画像をモニタ、プリ
ンタ等の画像出力装置へ出力する。
【0076】ステップ1において入力された画像の各画
素について各ステップで行われる処理を以下具体的に説
明する。
【0077】(デバイス色再現領域の内外判定)入力色
信号が画素毎にステップ2で得られたデバイス色再現領
域の内部に存在するか否かをステップ3で判定する。
【0078】例えばデバイス色再現領域がR(re
d)、G(green)、B(blue)、Y(yel
low)、M(magenta)、C(cyan)、W
(white)、K(black)の8点によって定義
される場合には、8点を色空間座標系CIE LABの
座標値に変換し、図13に示されるような、R、G、
B、Y、M、Cの6点とW及びKの陵線から形成される
12面体でデバイス色再現領域を近似し、12面体に対
するデバイス色再現領域の内部に存在する点、例えば、
収束点と判定対象の入力色信号の点が、同じ側にあれば
画素色はデバイス色再現領域の内部に存在し、反対側に
あれば外部に存在すると判定する。
【0079】なお、上述のデバイス色再現領域を示す1
2面体は、前述の実施例における変形6面体と等価であ
る。
【0080】(マッピング境界の決定)ステップ3でデ
バイス色再現領域外であると判定された入力色信号の数
をステップ4でカウントする。
【0081】ステップ5では全入力色信号数に対するデ
バイス色再現領域外入力色信号数の比率を算出し、領域
外入力色信号比率の値に基づいて、マッピング境界の位
置を規定する係数αを制御する。マッピング境界の位置
はデバイス再現領域の境界に乗じることによって定ま
る。ただし、図15に示したように、αの取り得る範囲
はb≦α≦1(bは予め決められた定数)とし、領域外
入力色信号比率の値に基づいて演算したαの値がbより
小さい場合は、αの値をαが取り得る最小値であるbと
する。
【0082】例えば、すべての入力色信号がデバイス色
再現領域内に存在する場合は、領域外入力色信号比率が
0であり、α=1となり、マッピング境界をデバイス色
再現領域の境界と等しい位置になるように制御する。こ
れとは逆に、すべての入力色信号がデバイス色再現領域
外に存在する場合は、領域外入力色信号比率が1であ
り、計算上はα=0となるが前述した通りαが取り得る
値はb≦α≦1であるので、αをαの取り得る最小値で
あるbとし、マッピング境界はデバイス色再現領域の境
界を収束点に向かってb乗じて縮小した位置になるよう
に制御する。
【0083】ここで、収束点は色空間圧縮の収束点であ
り、例えば色空間座標系の中心である。
【0084】上述のように、デバイス色再現領域外の入
力色信号が多い程αはbに近づき、マッピング境界が収
束点に近づくため、忠実色再現領域は小さくなり写像色
再現領域は広くなり、デバイス色再現領域外の入力色信
号を色の連続性を保ったマッピングができる。また、デ
バイス色再現領域外の入力色信号が少ない程αは1に近
づき、マッピング境界はデバイス色再現領域と等しい位
置に近づくため、忠実色再現領域が広くなり写像色再現
領域が小さくなり、本来、忠実に色再現可能なデバイス
色再現領域内の入力色信号の大部分は、そのまま変化せ
ず出力される。
【0085】(マッピング係数)ステップ3でデバイス
色再現領域外であると判定された画素からマッピング係
数をステップ6によって決定する。
【0086】例えば、領域外の色信号と収束点を結ぶ軌
跡に沿って色空間圧縮を行う場合、図4に示されるよう
にその軌跡とデバイス色再現領域表面との交点の絶対位
置:Pg、その軌跡とマッピング境界との交点の絶対位
置:Pg′、マッピング境界外の色信号の絶対位置:P
b、Pbの色マッピング後の絶対位置:Pb′とする
と、色信号の相対位置Prは Pr=Pb/Pg…(1.1) で求められる。
【0087】相対位置により演算することにより、全入
力色信号がデバイス色再現領域を基準として標準化され
るので、全入力色信号を色空間全体の中で後述のPb
rmaxと比較することができ、入力画像の特徴を考慮
したマッピングができる。
【0088】式(1.1)により求められるPgの相対
位置:Pgr、Pg′の相対位置:Pgr′Pbの相対
位置:Pbr、Pb′の相対位置:Pbr′とする。
【0089】また、式(1.1)によって求められる相
対位置を全てのデバイス色再現領域外の色信号について
求め、最大値を全てのデバイス色再現領域から最も遠い
色信号の相対位置Pbrmaxとする。
【0090】また、図14にはPbrmaxの絶対位置
をPbmaxとし、Pbmaxを収束点とPbの軌跡上
に移した点をPbmax′とした。
【0091】Pbrのマッピング後の相対位置Pbr′
は Pbr′=(Pgr−Pgr′)/(Pbrmax−P
gr′)×(Pbr−Pgr′)+Pg′…(1.2) となる。
【0092】ただし、式(1.1)でPgr=1、Pg
r′=αである。
【0093】ここで、相対位置表示するための基準位置
をPgr′とするため、式(1.2)の両辺をPgr′
で除算すると、色信号Pbrのマッピング後Pbr′の
マッピング境界Pgr′に対する相対位置Pr′は、
【0094】
【外1】 ここで、式(1.1)でPgr=1、Pgr′=αであ
るので Pr′=A・(Pbr−1)+1…(1.4) ここで、Aはマッピング係数であり、 A=(1/α−1)/(Pbrmax/α−1)…(1.5) で求められる。
【0095】ステップ6では上述のマッピング係数Aを
前述のPbrmaxとαから決定する。
【0096】また、式(1.2)では、Pbr′を演算
するために画素毎に4つの変数が必要となるが式(1.
4)に変形することにより、マッピング係数Aを1回演
算すれば画素毎には1つの変数ですむため、式(1.
2)を式(1.4)に変形することにより効率よく後述
のステップ8においてマッピングを行うことができる。
【0097】(マッピング)ステップ8では、入力色信
号がマッピング境界外の場合は、写像色再現範囲に式
(1.4)で均等に圧縮してマッピングする。
【0098】一方、入力色信号がマッピング境界内の場
合は、入力色信号の色の特性を変化させる処理を行わな
い。
【0099】なお、前述のステップ5を実行してマッピ
ング境界を決定しているのでステップ6、7、8を実行
することにより、デバイス色再現領域外の入力色信号が
多い程、忠実色再現領域が小さくなり写像色再現領域が
広くなるので、デバイス色再現領域外の色信号は色の連
続性を保たれたマッピングができる。また、デバイス色
再現領域外の入力色信号が少ない程、忠実色再現領域が
広くなって写像色再現領域が小さくなり、本来、忠実に
色再現可能なデバイス色再現領域内の入力色信号の大部
分は、そのまま変化せず出力することができる。
【0100】従って、忠実色再現領域内は入力画像に忠
実な出力画像が、写像色再現領域外では、色バランスが
崩れず、色の連続性を保った出力画像が得られる。
【0101】上述した一連の処理の1例を、R、G、
B、Y、M、C、W、Kの8点によってデバイス色再現
領域が定義される場合を用いて以下に示す。
【0102】ステップ2で入力されたデバイス色再現領
域によって、ステップ3で入力色信号がデバイス色再現
領域の内部に存在するか否かを判定し、ステップ4でデ
バイス色再現領域外の画素数をカウントしステップ5で
領域外入力色信号比率を求め、その値に基づいてαを求
め、ステップ6では、αとPbrmaxのからマッピン
グ係数を求める。
【0103】マッピング境界を収束点に向かってαだけ
縮小した位置とすれば、色空間座標系において8点を収
束点に向かってαだけ縮小する。その8点によって入力
色信号がマッピング境界の内部に存在するか否かをステ
ップ7で判定する。
【0104】ステップ8では、マッピング境界外ならば
収束点からの距離とマッピング係数を用いてマッピング
後の位置を求める。
【0105】例えば、マッピング境界外の色信号と収束
点を結ぶ軌跡に沿って色空間圧縮を行う場合、その軌跡
とマッピング境界との交点を求め、式(1.1)によっ
て相対位置を算出する。次に、その相対位置を式(1.
4)に代入してマッピング後の位置を求める。
【0106】一方、マッピング境界内ならば入力色信号
の色の特性を変化させる処理を行わない。
【0107】ステップ9で色空間圧縮処理後の画像を出
力する。
【0108】(第5実施例の変形例)次に、第5実施例
の変形例として上述の実施例で説明した画像処理方法を
ハードウェアで実現した場合を説明する。
【0109】図16は、本発明に係る画像処理方法を実
施するシステムの概略内部構成の一例を示すブロック図
である。本実施例システムは、画像入力装置1、画像出
力装置11、デバイス色再現領域、モニタのγ曲線など
画像出力装置11のプロファイルを入力するための外部
入力装置12、及び画像処理装置100で構成されてい
る。
【0110】画像処理装置100において、2は、画像
入力装置1からの色信号を受信するインターフェイス、
3は、入力された1フレームの色信号をR、G、Bごと
に格納するフレームメモリ、4はセレクタでありフレー
ムメモリ3からのR、G、B色信号を画素ごとに1フレ
ーム分を先ず、マッピング制御回路6に出力し、次に、
同一フレームの色信号をマッピング回路5に出力する。
マッピング制御回路6では、画像データとCPU7から
のデバイス色再現領域データより、前述したデバイス色
再現領域データの内外判定、マッピング境界の決定、マ
ッピング係数の演算を行い、マッピング回路5にマッピ
ング境界データ200とマッピング係数データ201を
出力する。一方、マッピング回路5では、マッピング制
御回路6から入力されるマッピング境界データ200と
マッピング係数データ201に基づいて前述したマッピ
ングを行い、マッピング後の色信号R′、G′、B′を
出力する。フレームメモリ3は、1フレームの色信号を
全て色マッピング回路5に出力し終るとCPU7によっ
てリセットされ新しい色信号の書き込みを始める。10
は、入力されたR′、G′、B′色信号を画像出力装置
11に送信するインターフェイスである。7は、CPU
でありRAM8に格納された外部入力装置12からのデ
バイス色再現領域、モニタのγ曲線など画像出力装置1
1のプロファイルデータをROM9に格納されたプログ
ラムに基づき、マッピング制御回路6に出力すると共
に、フレームメモリ3、セレクタ4、マッピング制御回
路6を制御する。
【0111】図17は、マッピング制御回路6の構成を
詳細に示すブロック図である。
【0112】セパレータ20は、セレクタ4から入力さ
れる色信号を最大相対位置判定回路21とα判定回路2
2の双方に出力する。最大相対位置判定回路21は、画
素ごとに入力されるR、G、B絶対位置色信号とCPU
7からのデバイス色再現領域データに基づいて、デバイ
ス色再現領域を基準とした相対位置を全画素について求
め、最大相対位置Pbrmaxを出力する。一方、α判
定回路22は、入力される画素数のカウントとCPU7
から入力されるデバイス色再現領域データに基づいて、
入力される色信号についてデバイス色再現領域の内外判
定を行い、デバイス色再現領域外の画素数をカウント
し、全画素数に対するデバイス色再現領域外画素数の比
率を演算し、範囲外画素比率の値からマッピング境界を
制御するα(αmax≦α≦1)の値を演算し出力す
る。マッピング係数回路23は、判定回路21から入力
されるPbrmaxと判定回路22から入力されるαの
値から色マッピング係数Aを求める式(1.5)を実行
する演算回路であり、マッピング係数Aを色マッピング
回路5に出力する。忠実色再現範囲決定回路24は、入
力されるαの値とCPU7から入力されるデバイス色再
現領域データと判定回路22より入力されるαの値より
忠実色再現領域データを求めて、色マッピング回路5に
出力する。
【0113】図18は、マッピング回路5についての詳
細を示すブロック図である。
【0114】忠実色再現範囲判定回路30は、入力され
る絶対位置色信号をマッピング制御回路6からのマッピ
ング境界データ200に基づいて忠実色再現領域内か否
かを判定し、忠実色再現領域内ならそのままインターフ
ェイス10に出力し、忠実色再現領域外ならマッピング
演算回路31に出力する。マッピング演算回路31は、
判定回路30より入力される絶対位置色信号について入
力されるマッピング境界データ200に基づいて忠実色
再現領域を基準とした相対位置を求める。前記相対位置
と入力されるマッピング係数データ201を用いて式
(1.4)を実行する演算回路により、マッピング後の
相対位置P′を求め、絶対位置変換を行いインターフェ
イス10に色マッピング後の画素データR′、G′、
B′として出力する。遅延回路32は、判定回路30か
ら入力される絶対位置色信号をマッピング演算回路31
で演算にかかる時間分遅延する回路であり、例えば、ラ
インメモリで構成されている。
【0115】他の変形例として上述した画像処理方法を
他のハードウェアを用いて実施した場合を示す。
【0116】図19は、本発明に係る色空間圧縮方法を
実施するシステムの概略内部構成の一例を示すブロック
図である。本実施例システムは、画像入力装置1、画像
出力装置11、画像処理装置101、コンピューター1
3で構成されている。
【0117】画像処理装置101において、2は、画像
入力装置1からの入力色信号を受信するインターフェイ
ス、41は、入力される入力色信号をインターフェイス
42から入力されたマッピングデータに基づいて、マッ
ピングして出力するマッピングメモリであり、例えばR
AMで構成される。10は、入力されるマッピング後の
入力色信号を画像出力装置に送信するインターフェイ
ス、42は、コンピューターからのマッピングデータを
受信するインターフェイスである。
【0118】コンピューター13は、画像出力装置11
のデバイス色再現領域と画像入力装置1からの入力色信
号に基づき、マッピング境界を決定し、入力色信号に対
応するマッピング後のデータを作成しインターフェイス
42を介してマッピングメモリ41にルックアップテー
ブルを形成する。
【0119】なお、本発明の上述の実施例においては、
CIEのL、a、b色空間とR、G、B色空間を用いて
いるが、例えば、CIEのL、u、vやY、I、Q等の
色空間であっても構わない。
【0120】また、実施例の計数手段のデバイス色再現
領域外画素数、マッピング係数決定手段の最大相対位置
を全入力色信号から求めず、入力信号をサンプリングし
て求めてもよい。
【0121】また、マッピングの方法は、式(1.4)
の様な線形の色空間圧縮に限らず非線形であってもよ
い。
【0122】また、上述の特定の色信号の値はPbrm
axに限らず、例えば最大頻度の色信号等の入力画像の
特徴を示すものであればよい。
【0123】また、本発明の上述の実施例においては、
1フレームを対象に上述の画像処理を行っているが、例
えば、1フレーム内に写真、文書などいくつかの特徴の
異なった画像が混在するような場合は、領域分離を行
い、各領域ごとに上述の画像処理を行ってもよい。
【0124】また、上記実施例は、入力色信号のうち所
定の色空間外の画素数に応じてマッピング境界を制御す
ることにより、マッピング境界の制御を確実に行うこと
ができる。
【0125】さらに、特定の入力色信号の値に基づい
て、マッピング境界を制御することにより、入力画像の
特徴に応じたマッピング可能となる。
【0126】以上のように、本発明の第5の実施例及び
その変形例によれば、入力色信号に基づいて、マッピン
グ境界を制御することにより、、デバイス色再現領域外
でも色の連続性を保ちながら良好なカラー画像を再生で
きる。
【0127】(第6実施例)第4実施例におけるプリン
ターの色再現範囲を表すパラメーターの適宜変更につい
て、上記実施例の変形例を用いて第6の実施例として詳
述する。
【0128】出力装置の色再現範囲は環境差及び経時変
化によって変化する。
【0129】本実施例は、色再現範囲の変化に対応し
て、色再現範囲と表すパラメータを変更させることによ
り、出力装置か実際に表現できる色再現範囲を有効に用
いることを目的とする。
【0130】以下、図面を参照して本願発明の第6実施
例を詳細に説明する。
【0131】図20は、本実施例の画像処理装置の一例
を示した図であり、原稿画像を走査しRGB信号を入力
する入力部1101、制御信号1120により制御され
るセレクター1102、同様に制御信号1121により
制御されるセレクター1107、画像を出力するプリン
ター1108、CPU1105、パッチを表す画像信号
及び色再現範囲を示す6原色の値を記憶するメモリー1
106、色処理を行うマトリックス変換回路1103、
及び色処理回路1104、プリンター1108の色再現
範囲を判定する際に用いるサンプリング回路1109、
バッファメモリー1110、パターン発生回路1111
で構成されている。
【0132】(通常の画像処理)通常の出力を行う場合
を説明する。入力部1101で入力されたRGB信号が
CPU1105からの制御信号1120に基づきセレク
タ1102を通ってマトリックス変換回路1103に入
力される。マトリックス変換回路1103では、具体的
には入力RGB信号に対してCPU1105によって設
定された係数を用いて、以下のマトリックス演算を行い
R′、G′、B′を出力する。
【0133】
【外2】
【0134】ここで、R、G、BはもともとのR、G、
B信号で、dR、dG、dBは以下の演算で求まる画像
信号圧縮量である。
【0135】
【外3】
【0136】ここでXはR、G、Bのうちの最小値を示
す。
【0137】次にCPUによって設定される(3)式の
マトリックス変換係数aijの求め方について説明す
る。マトリックス変換の目的は図23に示されているよ
うに広い色再現範囲をもった原稿の色をプリンターの色
再現範囲にマッピング即ち、色空間圧縮することであ
る。ここではまず赤色の再現について説明する。
【0138】画像信号がR、G、B各8ビットで表され
ているとし原稿の最も彩度の高い赤色(例えば図23で
RG点で示されている)がR=200、G=15、B=
0という色信号であったとする。しかし、プリンターで
再現できる最も彩度の高い赤色はRP点であるのでRP
点とRG点の間にある色はすべてRP点の色としてプリ
ントアウトされてしまうことになる。
【0139】逆にRP点の色信号値をR、G、B信号で
表すと、通常R=160、G=20、B=10程度にな
っている。従って、入力される色信号をR=200、G
=15、B=0をマトリックス変換回路によってR′=
160、G′=20、B′=10となるように変換する
ことによって、RG点はRP点に変換され、その間の色
はRP点より内側へマッピングされ、入力信号の原色は
保存したまま、原稿画像の色再現範囲をプリンターの色
再現範囲にマッピングすることができる。
【0140】また、このような対応関係を6原色(R、
G、B、C、M、Y)全てについて設定すると(2)式
と(3)式から、18個の連立方程式ができる。未知数
として(3)式のマトリックス変換係数aijがやはり
18個あるので一義的に解くことができる。
【0141】次に、上述したマトリックス変換回路10
3によって画像信号圧縮された画像信号R′、G′、
B′は対数変換、マスキング、UCR(下色除去)など
の色処理が色処理回路1104で行われC、M、Y、K
に変換される。そして、CPU1105からの制御信号
1121に基づきセレクター1107によってプリンタ
ー1108に入力され、プリンター1108で入力され
た画像信号に基づき画像が形成される。
【0142】したがって、入力画像信号が階調を保存し
たままプリンター1108の色再現範囲内に変換される
ので、プリンター1108の色再現範囲外の画素につい
ても階調が保存され、より原稿に忠実な画像を出力する
ことができる。
【0143】また、色再現範囲をR、G、B、C、M、
Yの6点で定義することにより簡単に色再現範囲を更新
することができる。
【0144】(プリンターの色再現範囲判定処理)プリ
ンターの色再現範囲の最外部に対応する6原色R、G、
B、C、M、Yを表すC、M、Y、Kの値を予めメモリ
ー1106に設定しておき、CPU1105を介して設
定値をパターン発生回路1202で画像信号に展開し、
セレクター1203を通してプリンター1108に出力
し、プリンター1108で6原色R、G、B、C、M、
Yを示すパッチを出力する。出力されたパッチを入力部
1101で読み取り、セレクター1102を通してサン
プリング回路1109に入力する。
【0145】サンプリング回路1109では、原稿画像
であるパッチの所定の位置にあたる信号を所定のサンプ
リングピッチでサンプリングし、バッファメモリー11
10に書き込む。CPU1105はバッファメモリー1
110の中の画像信号を順次読み出し、各出力したパッ
チの各平均値を求め、プリンターの色再現域の最外部の
設定値を決定し、メモリー1106にセットする。
【0146】したがって、例えば出力したパッチにむら
ができたとしても、サンプリングした値の平均で求める
ため、本来の値と誤差が小さくなり、より正確な色再現
範囲を求めることができる。
【0147】プリンターの色再現範囲の最外部を決定す
る為のメモリー1106に予め設定されている6原色を
示すパッチの出力信号値のC、M、Y、K値の一例と読
取装置で読み込んだR、G、B信号値の対応を示す。こ
のR、G、B信号値が原稿の最外部の6原色をプリンタ
ーの色再現域へマッピングのする際の図23に示したR
P、GP、BP、CP、MP、YPに相当する。
【0148】
【外4】
【0149】また、上述の6原色に基づいてプリンター
で出力されたパッチを図22に示す。出力用紙401上
に6原色(R、G、B、C、M、Y)のパッチ402か
ら407を所定の位置に所定の大きさで予め設定した信
号値で出力されている。408は位置決めマークであ
る。
【0150】次に、図21のフローチャートを用いてプ
リンターの色再現範囲を判定する際の処理の流れを説明
する。
【0151】ステップ301で例えば(4)式に示した
ような6原色のC、M、Y、K値を出力パッチの値とし
て予めメモリー1106に設定する。ステップ1302
で設定された値に基づいて、パターン発生回路1111
で画像信号に展開し、プリンター1108で例えば図2
2に示したようなパッチを出力する。ステップ1303
で出力されたパッチを1408の位置決めマークに基づ
いて入力部1101の原稿台の所定の位置に設置する。
ステップ1304で原稿台のパッチを入力部1101に
より読み取る。ステップ1305でバッファメモリー1
110に記憶されている入力RGB信号をサンプリング
した値に値づきCPU1105が演算し、プリンター1
108の色再現範囲の最外部を判定し、メモリー110
6に最外部の6原色の値を設定する。
【0152】以上、説明したようにプリンター1108
の色再現範囲が6原色で近似的に表現されている場合
は、6原色をプリンター1108が出力することができ
る最高濃度の値で出力することにより、簡単に色再現範
囲の最外部を判定することができる。
【0153】また、機械差、設置環境差、経時変化によ
って機械ごとに色再現範囲が異なっていても、プリンタ
ー1108のエンジンの状態及びインクの状態に応じた
正確な色再現範囲を設定することができる。
【0154】よって、実際に表現できる色再現範囲を有
効に用いることができ、また、上述のマトリックス変換
等の色空間圧縮処理を有効に活用することができる。
【0155】なお、上述のプリンターの色再現判定処理
は、画像処理装置が記録部の補正を行い安定化させるキ
ャリブレーション機能を有する場合は、キャリブレーシ
ョンを行い記録部を補正してから、色再現判定処理を行
いキャリブレーションによって補正できなかった部分を
色再現判定処理で認識し画像処理を補正するようにす
る。
【0156】したがって、設置環境や経時変化で生じる
色再現範囲の変化にキャリブレーション機能で対応でき
なくなった場合でも、色再現判定処理を行うことにより
正確に画像処理を補正することができる。また、第4の
実施例に示したように、判定された色再現範囲をユーザ
に報知してもよい。
【0157】(第6実施例の変形例1)本願発明の第2
の実施例として実施例1におけるパッチを変形したもの
を図面を参照して説明する。
【0158】本実施例では、プリンターの色再現範囲を
更に精度よく検出するために、図24に示すように6原
色の各色について複数のパッチを出力し、読み取ること
により複数のパッチより最外部を検出してプリンターの
色再現範囲を設定する。
【0159】図25に処理の流れのフローチャートを示
す。
【0160】例えば、6原色を各4つ出力する場合を図
24に示す。ここでは、説明を簡単にするため4つにし
たが本願発明はこれに限られるものではなく、複数なら
良く数を増やすほど精度は増すことは言うまでもない。
【0161】まず、ステップ1701で図6の各パッチ
のC、M、Y、K値を予め設定しておく。ステップ17
02で設定値でパッチを画像出力装置より出力する。ス
テップ1703で出力されたパッチは画像読取装置に設
置する。ステップ1704でR、G、B信号値を読み取
る。ステップ1705で読み取られた各原色の4つのパ
ッチの内、最外部のパッチを後述する方法で検出する。
ステップ1706で検出したパッチのR、G、B信号値
を色再現範囲の最外部として決定する。
【0162】次に、図27を用いて各原色のパッチの内
の最外部のパッチを検出する方法を説明する。
【0163】まず、均等色空間で検出するため、ステッ
プ801で各原色のR、G、B信号をL*、u*、v*
変換する。R、G、BからL*、u*、v*に変換するに
は以下の式を用いればよい。
【0164】L*=116(Y/Y0)1/3−16 u*=13L*(u−u0) v*=13L*(v−v0) ここで u=4X/(X+15Y+3Z) v=9Y/(X−15Y+3Z) また X=0.6067R+0.1736G+0.20
01B Y=0.2988R−0.5868G+0.1144B Z=0.0000R−0.0661G+1.1150B ここでは説明を簡単にするため赤色に付いて説明する
と、4つのパッチのL*、u*、v*値を図27に示す。
【0165】ここに示したように中心点Oからの距離が
大きいほど色再現域の外側になるのでステップ802で
中心点からの距離dを求める。
【0166】d=L*2+u*2+v*2…(5) また、計算を簡単にするため以下の式を用いても構わな
い。
【0167】d=u*2+v*2…(6) ステップ803でdの最大値を求める。
【0168】図27ではdR3が最大となりR3が赤の
彩度最大の点であることがわかる。
【0169】そこで、ステップ1804でR3の読み取
りR、G、B信号を赤の色再現域の最外部として設定す
る。他の5色についてもRと同様にして求め、6原色の
色再現域の最大値を求める。
【0170】なお、色空間の最外部を検出するのに
*、u*、v*空間を用いたがこれは一例で、他の色空
間のL*、a*、b*やY、I、Qなどを用いても構わな
い。
【0171】よって、色再現範囲の最外部が輝度、色相
及び彩度に多少ずれていても複数のパッチを用いるので
対応することができ色再現範囲の最外部を正確に把握す
ることができる。
【0172】(第6実施例の変形例2)上記実施例(6
原色を用いた実施例)では、R、G、B、C、M、Yの
6原色で説明したが、第4の実施例のように白(W)と
黒(Bk)を加え8原色に拡張してもよい。
【0173】以下、8原色を用いた場合を説明する。
【0174】まず、黒について述べる。黒の最大再現域
は黒の最大濃度に相当し、プリンターの再現範囲の最外
部を決定するための黒のパッチの出力信号値と読取装置
で読み込んだR、G、B信号値の一例を以下に示す。
【0175】C=145、M=145、Y=145、K
=255→R=4、G=4、B=4 黒の最大濃度のパッチが読み取り値で4なので4以下の
値の時は再現されないことになってしまう。しかし、6
原色で説明した方法によれば、原稿の黒の最小読み取り
値が1の様な最現外のものでも、1を4に変換するよう
に変形した式(7)を用いることで4以下の階調を再現
できるようになる。
【0176】次に白の場合であるが、白については何も
プリントされてない部分が最大白になるので、プリンタ
ーの出力値C、M、Y、Kが0になる必要がある。プリ
ンターの出力値C、M、Y、Kが0になるのは、読み取
り値のR、G、B信号値が255(読み取り信号値の最
大値)のときなので強制的に255にする必要がある。
【0177】しかし、プリンターの出力値C、M、Y、
Kが0で実際に何も出力されてないか、白のパッチ(プ
リンター出力値C、M、Y、K=0)を出力し、読み取
り装置で読み取りパッチ以外の用紙の下地の値と比較し
プリンターがかぶってないか、正常に動作しているか確
認する。
【0178】上記白、黒を追加したときのプリンターの
再現範囲の最外部を決定する為のパッチの一例を図30
に示す。
【0179】
【外5】
【0180】ここで、R、G、BはもともとのR、G、
B信号で、dR、dG、dBは画像信号圧縮量である。
【0181】(第7実施例)本実施例は、各処理モード
により色再現範囲が異なることに対応したものである。
【0182】以下、図28を参照して本願発明の第7の
実施例を詳細に説明する。
【0183】図28において、実施例6と同じ構成の所
は同じ番号を付け説明を省略する。
【0184】図28においてコントローラ1112は4
色モードまたは3色モードのいずれかを設定する指示を
CPU1105に出力する。色処理回路1130はマト
リックス変換回路1103から入力したR′、G′、
B′信号をCPU1105からの制御信号1122に基
づいて、セレクター1141を切り替ることにより、4
色モード1142または3色モード1143により例え
ばマスキング処理等の色処理を行う。ここで、4色モー
ドとは入力されたR′、G′、B′信号をC、M、Y、
K信号に変換するモードであり、3色モードとは入力さ
れたR′、G′、B′信号をC、M、Y信号に変換する
モードである。通常の画像処理では、この色処理回路1
130から出力されるC、M、Y、K色信号(4色モー
ド)またはC、M、Y色信号(3色モード)に基づいて
プリンター1108で画像が形成される。
【0185】コントローラ1112は4色モードまたは
3色モードのいずれかを設定する指示をCPU1105
に出力する。
【0186】4色モードと3色モードでは使用するイン
クの数が違うので、プリンター1108の色再現範囲も
異なる。
【0187】したがって、メモリー1106に予め4色
モード用と、3色モード用のパッチを出力するための画
像データを記憶させておき、各モードごとにパターン発
生回路でパッチを出力するための画像データに変換す
る。即ち、4色モードに対してはC、M、Y、K信号
を、3色モードに対してはC、M、Y信号を出力し、プ
リンター1108で前述した実施例のようにパッチをプ
リンター1108で出力し、入力部1101で読み取
り、色再現範囲の最外部を判定し、メモリー1106に
各モードに対応させて記憶する。
【0188】通常の画像処理では設定されたモードに対
応したメモリー1106に記憶されている色再現範囲を
用いて画像処理を行う。
【0189】したがって、機械ごとの色再現範囲の違い
だけでなく、使用するインクの数等の設定されたモード
による色再現範囲の違いを考慮しているので、モードご
とに色再現範囲を有効に用いることができ、またマトリ
ックス変換等の色空間圧縮を有効に活用することができ
る。
【0190】よって、各モードの特徴を最大限に発揮す
ることができ、ユーザが所望の画像を得ることができ
る。
【0191】なお、本願発明は4色モードまたは3色モ
ードに限らず、例えばUCR量を変化させた場合、印字
方法を変化させた場合、OHPやコート紙等の記録材を
設定する場合等出力装置で再現できる色再現範囲が変化
する各モードについて色再現範囲を示すデータを各モー
ドに記憶させても構わない。
【0192】また、全てのモードに対応させず、モード
をグループ分けし、グループごとに色再現範囲を示すデ
ータを保持しても構わない。
【0193】また、第4の実施例に示したように、各モ
ードに対応した色再現範囲を表示させてもよい。
【0194】(第8実施例)以下、図29を参照して複
数の機器から構成されるシステムに上記実施例を適用し
た場合の一例として、本願発明の第8実施例を詳細に説
明する。
【0195】図29において、画像出力装置1160は
例えばLBPやインクジェットまたはIPUとCLC等
であり、IPUとCLCの場合上述した実施例で説明し
たような構成を持つものである。ホスト1150は、画
像編集、色変換や色修正等の画像処理を行い、画像出力
装置1160に出力し、画像を形成する。
【0196】よって、ホスト1150では画像処理を行
う際に、画像出力装置1160の色再現範囲を考慮して
画像処理を行う必要がある。そのため、ホスト1150
は予め画像処理装置1160の色再現範囲を保持してい
る。
【0197】また、前述の実施例のように画像出力装置
1160の色再現範囲を示すデータを更新した場合は、
メモリー1106からCPU1105を介してコントロ
ーラ1112に色再現範囲を示すデータを転送し、コン
トローラ1112から外部機器であるホスト1150に
送信する。そしてホスト1150では、該当する出力装
置、即ち、図29では画像出力装置1160に関するプ
ロファイルの中の色再現範囲を示すデータを、受信した
データに基づいて更新する。
【0198】なお、画像出力装置1150からホスト1
160に転送する時期は、例えば、画像出力装置150
で色再現範囲を示すデータを更新した時や、ホスト11
60から転送要求した時である。
【0199】したがって、ホスト1150内の画像出力
装置1160の色再現範囲に関するプロファイルを常に
正しい情報で保持することができるので、ホスト115
0での画像処理結果が、色再現範囲を最大限有効に活用
したものになる。
【0200】また、更新されたデータが画像出力装置1
160から転送されるので、ユーザがキーボード等の入
力装置を用いてホスト1150のプロファイルを書き直
す必要がないので簡単な操作で更新を行うことができ
る。
【0201】なお、複数の機器から構成されるシステム
に適用した一例として、ホストと画像出力装置を組み合
わせたシステムについて述べたが、本願発明はこれに限
らず、例えば、ホストに複数の入力機器及び画像出力装
置を組み合わせたシステム等に適用しても構わない。
【0202】また、本願発明は、色再現範囲を用いる画
像処理として、マトリックス変換回路に限らず、例え
ば、色再現範囲を用いてLUTを作成し、色空間圧縮を
行う処理や入力画像データが色再現範囲内か否かを判定
する処理でも構わない。
【0203】また、本発明は、システムあるいは装置に
プログラムを供給することによって達成される場合にも
適用できることはいうまでもない。
【0204】また、画像処理装置は上述のものに限ら
ず、熱エネルギーによる膜沸騰を起こして液滴を吐出す
るタイプのヘッド及びこれを用いる記録法でも構わな
い。
【0205】以上のように、本発明によれば、出力され
たパッチに基づいて判定された色再現範囲を用いて色空
間圧縮するので、表現できる色再現範囲を有効に用いて
色空間圧縮することができ画質の良い画像を得ることが
できる。
【0206】また、本発明によれば、出力された画像に
基づいて色再現範囲を示すデータを更新することができ
るので、機械差、設置環境、経時変化等に対応すること
ができ、表現できる色再現範囲を有効に用いることがで
きる。
【0207】また、本発明によれば、複数のパッチから
色再現範囲の大略最外部を示すパッチを判定するので色
再現範囲を正確に判定することができる。
【0208】また、本発明によれば、色処理手段の各々
に対応した色再現範囲を示すデータを保持するので、表
現できる色再現範囲を有効に用いることができる。
【0209】また、本発明によれば、判定された色再現
範囲を示すデータを外部機器に転送するので、外部機器
は出力手段の機械差、設置環境、経時変化に対応する色
再現範囲を正確に把握することができる。
【0210】(第9実施例)以下、本発明の第8実施例
として、上述の実施例で述べた処理を用いた一連の処理
を図31を用いて説明する。
【0211】一連の処理は、色再現範囲変更処理と設定
されている色再現範囲を用いた通常プリント処理の2つ
に大別される。
【0212】まず、色再現範囲変更処理について説明す
る。S2001は対象デバイスの色再現範囲を判定す
る、即ち、例えば図7に示されている一連の処理を行
う。具体的には、対象デバイスによって6原色もしくは
8原色に対応するパッチを出力し、入力出段で読み得ら
れたデータに基づき、色再現範囲を判定する。この判定
処理を図10に示した様なシステムにおけるホストコン
ピュータ301で行う場合は、例えば図8(a)及び
(b)のような画面に基づきユーザが各条件を設定す
る。各条件とは具体例として、対象デバイス、出力した
パッチを読み取るスキャナの指定、処理モードの設定等
である。
【0213】S2100は、S2001で判定された色
再現範囲をモニタに例えば3次元立体としてグラフィッ
ク表示する。この様に実際にグラフィック表示すること
により対象デバイスの色再現範囲に関する状態を簡単に
認識することができる。
【0214】したがって、対象デバイスの色再現範囲が
経時変化等に諸原因のため狭くなっていた場合は、修理
する等対処することができる。
【0215】S2200は、S2001で得られた色再
現範囲を示すデータを対象のデバイス名に対応して更新
し、ホスト上のメモリに保存し、管理する。
【0216】また、新しくデバイス名と色再現範囲を対
応させプロファイルとして保存することも可能である。
【0217】したがって、各デバイスの経時変化や環境
差による色再現範囲の変化に対応でき、更に、図10の
ようにバスに各機器を接続しているシステムを組んだ場
合は、プロファイル作成機能があるのでシステムを構成
する装置に柔軟に対応することができる。
【0218】次に、通常プリント処理について説明す
る。
【0219】S2300で原稿を示す画像データを入力
し、画像メモリ101に格納する。
【0220】S2400で初期条件を設定する。初期条
件とは、具体的には出力装置の指定、色空間圧縮するか
否かや処理モードの指定(3色モード、4色モード等)
等である。
【0221】S2500ではS2300で得た画像デー
タが、S2400で設定条件に基づきメモリから、読み
出した色再現範囲データが示す色再現範囲内か否かを判
定する。
【0222】なお、ここで判定結果をモニタに表示して
もよい。更に、表示結果に基づいてユーザが初期条件を
設定し直すことも可能であり、これらの処理を繰り返す
ことによりユーザは最適な処理を選択することができ
る。
【0223】S2600は、入力された画像データに対
して例えば実施例5等に示した色空間圧縮処理を行う。
【0224】S2700は、以上の処理により得られた
画像データに基づき出力する。
【0225】以上の一連の処理により、ユーザは簡単
に、最適な処理を選択、実行することができる。
【0226】なお、本発明はホスト上のメモリに保存す
るものに限らず、例えば、出力装置の各機器が対応する
プロファイルを保存し、ホストとのプロトコルにより、
ホスト側に必要時に転送するようにしてもよい。
【0227】本発明は以上の実施例に限らずフレームの
範囲で種々に変更が可能である。
【0228】
【発明の効果】以上のように、本願第1の発明によれ
ば、出力されたパッチに基づいて判定された色再現範囲
を用いて色空間圧縮するので、表現できる色再現範囲を
有効に用いて色空間圧縮することができ画質の良い画像
を得ることができる。
【0229】また、本願第2の発明によれば、出力され
た画像に基づいて色再現範囲を示すデータを更新するこ
とができるので、機械差、設置環境、経時変化等に対応
することができ、表現できる色再現範囲を有効に用いる
ことができる。
【0230】また、本願第3の発明によれば、複数のパ
ッチから色再現範囲の大略最外部を示すパッチを判定す
るので色再現範囲を正確に判定することができる。
【0231】また、本願第4の発明によれば、色処理手
段の各々に対応した色再現範囲を示すデータを保持する
ので、表現できる色再現範囲を有効に用いることができ
る。
【0232】また、本願第5の発明によれば、判定され
た色再現範囲を示すデータを外部機器に転送するので、
外部機器は出力手段の機械差、設置環境、経時変化に対
応する色再現範囲を正確に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る色変換装置における色
再現範囲判定処理の構成を示すブロック図である。
【図2】色再現範囲を説明するための均等色空間を示す
模式図である。
【図3】色再現範囲を判定する平面を説明するための均
等色空間の模式図である。
【図4】平面による判定方法を説明するための模式図で
ある。
【図5】他の実施例に係る判定方法を説明するための模
式図である。
【図6】さらに他の実施例に係り、色再現範囲外の画像
信号の修正を説明するための模式図である。
【図7】プリンタキャリブレーションの処理に係る処理
手順の1例を示す図である。
【図8】プリンタキャリブレーションの処理の際の画面
表示の1例を示す図である。
【図9】プリンタキャリブレーションの処理の際に出力
デバイスで出力するパターンの1例を示す図である。
【図10】システムを組んだ時の1例を示す図である。
【図11】第5実施例の概念図である。
【図12】第5実施例の処理の流れを示すフローチャー
トである。
【図13】第5実施例のデバイス色再現領域の説明図で
ある。
【図14】第5実施例の相対距離の説明図である。
【図15】画素比率と係数αの関係を示すグラフを示す
図である。
【図16】第5実施例の変形例における画像処理回路の
構成を示すブロック図である。
【図17】図16に示すマッピング制御回路6の構成を
示すブロック図である。
【図18】図16に示すマッピング回路5の構成を示す
ブロック図である。
【図19】第5実施例の変形例における画像処理回路の
構成を示すブロック図である。
【図20】本願発明の画像処理装置の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図21】本願発明の画像処理の一例を示すフローチャ
ートである。
【図22】本願発明の第6実施例で用いる出力パッチの
一例を示す図である。
【図23】プリンターと原稿の色再現範囲の違いの一例
を示す図である。
【図24】本願発明の第6実施例の変形例1で用いる出
力パッチの一例を示す図である。
【図25】本願発明の第6実施例の変形例1の画像処理
の一例を示すフローチャートである。
【図26】色再現範囲の最外部を検出する画像処理の一
例を示すフローチャートである。
【図27】色再現範囲の最外部を検出する方法の一例を
示す図である。
【図28】本願発明の画像処理装置の変形例を示すブロ
ック図である。
【図29】本願発明をシステム化した一例を示すブロッ
ク図である。
【図30】本願発明の第6実施例の変形例2で用いる出
力パッチの一例を示す図である。
【図31】本願発明に係る一連の処理の流れの1例を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
101 画像メモリ 102、105 均等色空間変換部 103 8原色測色値テーブル 104 出力装置の指定部 106 平面定義部 107 色再現範囲判定部 108 判定フラグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/407 H04N 1/40 101 E

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッチを出力する出力手段と、 前記出力手段で出力されたパッチを読み取り画像信号に
    変換する入力手段と、 前記入力手段により入力された画像信号に基づいて前記
    出力手段の色再現範囲を判定する判定手段と、 前記判定手段で判定された色再現範囲を用いて入力画像
    データに対して色空間圧縮する色空間圧縮手段を備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 更に、前記判定手段は、前記入力手段に
    より変換された画像信号をサンプリングするサンプリン
    グ手段と、 前記サンプリング手段で得られた画像信号を平均化し、
    前記出力手段の色再現範囲を示すデータとして設定する
    設定手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の画
    像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記出力手段で出力されるパッチは前記
    出力手段で出力することができる複数色についての大略
    最高濃度を示すパッチであることを特徴とする請求項1
    記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 色再現範囲を示すデータを保持する保持
    手段と、 前記保持手段で保持している色再現範囲を示すデータに
    基づいて画像を出力する出力手段と、 前記出力手段で出力された画像に基づいて前記保持手段
    で保持している前記色再現範囲を示すデータを更新する
    更新手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記保持手段で保持されている色再現範
    囲を示すデータは、R、G、B、C、M、Yの6原色に
    ついて保持することを特徴とする請求項4記載の画像処
    理装置。
  6. 【請求項6】 更に、出力装置をキャリブレーションす
    るキャリブレーション手段を備え、 前記キャリブレーションした後に前記色再現範囲を示す
    データを更新することを特徴とする請求項4記載の画像
    処理装置。
  7. 【請求項7】 複数のパッチを出力する出力手段と、 前記出力手段により出力された複数のパッチを読み取り
    画像信号に変換する入力手段と、 前記入力手段により読み取られた複数のパッチの中から
    前記出力手段の色再現範囲の大略最外部を示すパッチを
    判定する判定手段とを備えることを特徴とする画像処理
    装置。
  8. 【請求項8】 更に、前記判定手段によって判定された
    最外部のパッチに基づいて前記出力装置の色再現範囲の
    最外部を示すデータを設定する設定手段とを備えること
    を特徴とする請求項7記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記出力手段で出力される複数のパッチ
    は該出力手段の色再現範囲の最外部もしくはその近傍を
    示すパッチであることを特徴とする請求項7記載の画像
    処理装置。
  10. 【請求項10】 入力画像に対して第1の処理モードで
    出力する第1の出力手段と、 前記入力画像に対して第2の処理モードで出力する第2
    の出力手段と、 前記第1及び第2の処理モードの各々に対応した色再現
    範囲を示すデータを保持する保持手段とを備えることを
    特徴とする画像処理装置。
  11. 【請求項11】 更に、前記第1及び第2の処理モード
    のどちらで出力するかを指示する指示手段とを有し、 前記指示手段で指示された前記処理モードに対応した前
    記色再現範囲を示すデータを用いて処理し出力すること
    を特徴とする請求項10記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記第1の出力手段は、C、M、Y、
    Kの4色成分で表せられる画像データを出力し、 前記第2の出力手段は、C、M、Yの3色成分で表せら
    れる画像データを出力することを特徴とする請求項11
    記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 更に、前記色再現範囲を示すデータを
    更新する更新手段を有し、 前記各処理モードごとに前記更新手段を用いて前記色再
    現範囲を示すデータを更新することを特徴とする請求項
    11記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 パッチを出力する出力手段と、 前記出力手段により出力されたパッチを読み取り画像信
    号に変換する入力手段と、 前記入力手段により入力された画像信号に基づいて前記
    出力手段の色再現範囲を判定する判定手段と、 前記判定された色再現範囲を示すデータを外部機器に転
    送する転送手段を備えることを特徴とする画像処理装
    置。
  15. 【請求項15】 パッチを出力し、前記出力されたパッ
    チを読み取り画像信号に変換し、前記変換された画像信
    号に基づいて出力手段の色再現範囲を判定し、前記判定
    された色再現範囲に基づき色空間圧縮処理を入力画像デ
    ータに対して行うことを特徴とする画像処理方法。
  16. 【請求項16】 出力装置の色再現範囲を示すデータを
    保持し、 前記保持している前記出力装置の色再現範囲を示すデー
    タに基づいて画像を出力し、 前記出力された画像に基づいて前記保持している出力装
    置の色再現範囲を示すデータを更新することを特徴とす
    る画像処理方法。
  17. 【請求項17】 出力手段の色再現範囲の最外部もしく
    はその近傍を示す複数のパッチを出力し、 前記出力された複数のパッチを読み取り画像信号に変換
    し入力し、 前記入力された複数のパッチの中から前記出力手段の色
    再現範囲の最外部を示すパッチを判定することを特徴と
    する画像処理方法。
  18. 【請求項18】 入力画像信号に対して第1の色処理、
    または、第2の色処理を行う画像処理方法において、 前記第1及び第2の色処理の各々に対応した色再現範囲
    を示すデータを記憶することを特徴とする画像処理方
    法。
  19. 【請求項19】 パッチを出力し、 前記出力されたパッチを読み取り画像信号に変換し、 前記変換された画像信号に基づいて出力手段の色再現範
    囲を判定し、 前記判定された色再現範囲を示すデータを外部機器に転
    送することを特徴とする画像処理方法。
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