JP3599417B2 - プリンタテーブルの構成方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、プリンタテーブルを作成する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、カラーモニタやカラープリンタの有用性が増して、コンピュータのユーザがフルカラーの画像をカラーモニタで見て、カラープリンタによるフルカラー印刷を指示することが日常化して来ている。
しかしながら、カラープリンタとカラーモニタの形成するカラー画像はそれぞれ異なるものである。特に、カラーモニタは発光型の装置であって、色の形成は一般に赤、緑、青の3基本色の光を加法混色することにより行なわれる。一方、印刷された画像は単純に周辺光を反射したものであり、周辺光を介して知覚された印刷画像の色は一般にシアン、マジェンタ、イエロー(時にはブラックも含まれる)の減色法の3基本色に影響される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これらの混色法は基本的に異なるものであり、結果として、モニタで表示可能な色の範囲はプリンタで印刷可能な色の範囲とは異なっている。図1は、CIE1931色度図であり、モニタに表示可能な色の範囲(即ち「色域」)(領域A)と、プリンタに印刷可能な色の範囲(即ち「色域」)(領域B)を示している。図示のように、モニタが表示出来る色の範囲は一般にプリンタが印刷出来る色の範囲より広い。これは、モニタが光を発する装置であって、より大きな範囲の彩度で色を表示するからである。しかしながら、領域10のように、減色法によるものであるのに印刷画像の方がモニタより広い色範囲を持つような低彩度領域も存在する。
【0004】
印刷可能範囲と表示可能範囲のこのような差異により、以前は表示されたカラー画像の忠実な色再現として認められるようなカラー画像を印刷することは不可能であった。特に、印刷可能な色の領域Bの外に位置する色域外領域11のような領域の色を印刷することは全く不可能であった。従って、こうした色はカラーモニタ上では見ることが出来ても、カラープリンタで印刷することは出来なかった。
【0005】
米国特許第4,941,038号では、色域外色をプリンタ色域内の印刷可能な色に修正するに際し、その色域外色から最短のベクトル距離にある印刷可能な色であって、その印刷不可能な色の色相角度を保持した色を選択するようにしている。しかしながら、人間の色覚に関する実験や観察から、純白色から大きな彩度の色へと引いた一定の色相あるいは色を表す線なるものは、直線ではなくむしろ曲線であるということが判明している。図2の色度図はこれらの曲線のカーブ(いわゆる「アブニー効果」)を示している。青みの緑色領域18のような、一定の色相を示す色線の曲率が比較的小さい領域では、色相角度を保持すると知覚された色相には微かな変化しか現われない。このために、青みの緑色域外の色18aについて、その色相角度をプリンタ色域の縁部10の点18bへ引き戻しても、青みの緑色を印刷することができる。しかし、青みの紫色領域19のように、一定の色を示す線からなる曲率が比較的大きい領域では、色相角度を保持するようにすると、知覚される色相に大きく影響する。かくして、青みの紫色域外色19aに対する色相角度を保持しながら、その色相をプリンタ色域の縁部10の点19bへ引き戻すことは、明らかに青色に見える色相を持つ色が印刷されてしまうという結果になる。
【0006】
各々の色域外の色は別々に調整されるので、色域外の色は滑らかさの無い色で印刷され、指令された色の小さな変化は印刷された色の大きな変化になりえる。特殊な状況では、色に滑らかさの無いことは輝度に単調でない変化として現われ、これにより、色域外の色の明度lightnessは暗から明にスムーズに且つ単調には増加しなくなり、ときには、明から暗への落ち込みとして現われる。このことは、事実として暗から明にスムーズに且つ単調に混ざるべき色が望みもしない帯域の暗さを示すような状況に帰結する。
【0007】
米国特許第5,299,291号では、アブニ効果を補償するために、プリンタテーブルと境界テーブル内で色相角をワープする、そして色域外の色を、色域外の領域で非常に滑らかに変化する色を出力し、単調な明度の増加を示すようなプリンタテーブルを作ることによって、プリンタ色域内の印刷可能な色に調整する。遷移色は、プリンタ色域の境界上で同じ色相の色に同じ角度で色域写像される。しかしながら、この色域写像はCIELAB空間で行なわれるので、色相面は少しカーブしている(アブニー効果)が故に、どの色が同じ色相であるのかを見るのは容易ではない。このことは、白から十分に濃い色までの色の階調変化が一定のLでのa面に射影されている図3において明らかである。CIELAB空間でのカーブしている色相面は、カーブした線として示されている5R(赤),5Y(黄色),5G(緑),5B(青),5P(紫)である。CIELAB空間でのワープ演算は不正確で時間のかかるものである。この米国特許第5,299,291号の内容は参照のための本明細書に統合される。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、上記困難に向けられたもので、色相面が直線であるマンセル(Munsell)空間で色域写像を行うことによって、知覚される色相が保存されるとともに、その色が色域外領域で滑らかに変化するようなプリンタテーブルを提供することを目的とする。マンセル空間は、図4に示すように、色相面5R,5Y,5G,5B,5Pは、一定の値Vを有するUV面に直線として射影されて示されている。マンセル座標は通常円筒座標H,V,Cであるが、説明の便宜上、直交座標系として示している。
【0009】
このプリンタテーブルは、プリンタドライバ中に用いられるように一担は製造者によって作成され、プリンタの一部としてエンドユーザに販売される。
本発明の1つの態様に拠れば、色印刷命令に応答して印刷されるCMY値を与えるプリンタテーブルと色域テーブルとを構成する方法および装置が提供される。それぞれのテーブルに挿入されるこれらのCMY値はマンセル空間において決定される。色域写像はマンセル空間で行われるので、色相は、単純に色相角を保存するが故に、正確に保存される、そして色域外の色は非常に滑らかに変化し、次第に明るくなっていく色域外の色に対して明度において単調な増加を示すようになる。
【0010】
このことは、プリンタテーブルの色の測定値をマンセル空間に写像することによって実現される。等色関数がマンセル座標をCMY座標に写像するものとして定義される。マンセルのプリンタ色域は、この等色関数は、印刷可能な色の範囲内に納まるようなマンセル空間内の点を選択することによって決定される。CIELAB空間で拡張された色域(以下、拡張色域と呼ぶ)上の全ての離散的な点はマンセル空間に写像される。この拡張色域は、プリンタ色域内にある色と同じく、プリンタ色域外においても、カラーモニタに典型的にあるような色を有する。CMY値は、上記写像されたCIELAB点を取り、さらにマンセルプリンタ色域内に存在する上記写像されたCIELAB点に対しては前記等色関数を適用し、一方マンセルプリンタ色域の外に存在するマンセル空間内の上記写像されたCIELAB点に対しては色域写像を適用するという操作を行なうことによって、カラープリンタテーブル中に挿入される。この色域写像はマンセル空間で行われるので、色相は、単純に色相角を保存することによって正確に保存される。
【0011】
もし必要ならば上記拡張色域の外側の色のための境界テーブルを、この拡張色域の境界点を全ての離散的な角度と明度とにおいてマンセル空間に写像し、さらにこのマンセル空間の前記CIELAB点に対して色域写像を適用することによって、設けてもよい。
本発明のこの面によると、カラー印刷は、上記プリンタテーブルや境界テーブルを参照することによってなされ、これらテーブルは色印刷コマンドに応答してCMY値を与える。このプリンタテーブルは、上記拡張色域を取り巻く矩形領域(複数)からなるプリンタテーブル領域内の色に対して、CMY値を与える。上記境界テーブルは、このプリンタテーブル領域の外側の色に対してCMY値を与える。
【0012】
上記簡単な説明は、本発明を素早く理解するために行なったものであり、本発明のさらなる理解は、添付図面と共に、好適な実施例を参照することによって得られるであろう。
【0013】
【実施例】
図5は本発明の実施例に係わるプリンタ装置を示すブロック図である。
図示のように、プリンタ装置はホストCPU20と、カラーモニタ30と、カラープリンタ40から成っている。ホストCPU20は80586マイクロプロセッサ等の処理回路21と、処理回路21のワークエリアであるランダムアクセスメモリ(「RAM」)22と、処理回路21の静的格納エリアであるリードオンリーメモリ(「ROM」)24と、モニタドライバ25と、プリンタドライバ26とを有する。操作者はキーボード27を介しホストCPU20にアクセスする。キーボード27はインタフェース29により処理回路21に接続されている。キーボードを用いて、操作者は処理回路21に格納されたプログラム命令を実行させて、カラー画像をモニタ30に表示させ、相当するカラー画像をカラープリンタ40に印刷させる。
【0014】
ホストCPU20はディスクドライブ、テープドライブ、カラービデオインタフェース、カラースキャナインタフェース等、他の周辺装置とも接続しているが、こうした装置は説明の簡略化のためにここでは図示されない。こうした装置は、処理回路21に実行される格納プログラム命令と協同作用して、例えばカラー画像をスキャンしてRAM22に格納したり、モニタ30に表示させたり、その画像の色を加工したり、その結果処理された画像をプリンタ40に印刷させたりする。
【0015】
格納されたプログラム命令に従って、処理回路21はモニタ30上にカラー画像を形成する。処理回路21はカラー画像をモニタドライバ25に提供し、モニタドライバ25はモニタ30の各画素についてのRGB値を生成する。RGB値はインタフェース31を介しモニタ30へ提供され、それらの値はモニタ30で表示される。
【0016】
要求に応じて、処理回路21は、カラープリンタ40による印刷のために、カラー画像をプリンタドライバ26にも提供する。プリンタドライバ26は処理回路21からの色値に基づいて、カラー画像の各画素についてCMY値を生成する。CMY値はプリンタテーブル26aまたは境界テーブル26bに従って決定される。プリンタテーブル26aはプリンタ40に印刷可能な全ての色についてCMY値を提供するテーブルである。境界テーブル26bはプリンタ40で印刷不可能な色についてのCMY値を提供するテーブルである。プリンタテーブル26aは、印刷可能な色から印刷不可能な色への遷移を滑らかにするために、幾つかの印刷不可能な色のCMY値をも含んでいてもよい。即ち、プリンタテーブル26aは、プリンタ色域と典型的なカラーモニタの色域とを含む拡張色域を含む領域を有する。さらに、ブラック(以下「K」)値を含むようにしてもよい。CMYK値はインタフェース41を介してプリンタ40に提供され、プリンタ40内のビットマップメモリ42に格納される。ビットマップメモリ42は印刷される画像のフルビットマップ画像を格納してもよいし、あるいは、ある領域あるいは部分のビットマップ画像を格納するようにしてもよい。ビットマップメモリ42に十分なカラーデータが格納されると、カラープリンタヘッド44が記録紙と近接したプラテン上を往復する。本実施例では、プリントヘッド44は縦4列横8段の32個のインクジェットノズルを備えている。第1列のノズルは全てシアンのインク滴を吐出する。第2列のノズルは全てマジェンタのインク滴を吐出し、第3列のノズルは全てイエローのインク滴を吐出する。第4列のノズルは全てブラックのインク滴を吐出する。プリントヘッド44がプラテンを1往復すると8行の画素が印刷されるように、これらのノズルはビットマップメモリ42のカラーデータに従って独立に制御される。
【0017】
図6は、プリンタドライバ26が処理回路21に提供されたカラーデータからCMYK値を選択する動作を説明するためのフローチャートである。ステップS601では、プリンタドライバ26は、ビットマップ42内のある位置(x、y)についてのRGB値を得る。ステップS602では、プリンタドライバ26はRGB値から装置に依存しない(以下、「デバイス・インディペンデント」という)色座標値を形成する。好ましくは、このデバイス・インディペンデントな色座標はCIELAB色座標である。これは、CIELAB色空間は知覚的に均一で、CIELAB色空間内の等しい大きさの区間は、いずれにおいても、知覚される色の等しい大きさの変化に一致するためである。さらに、CIELAB色空間は印刷装置産業で用いられている標準的な色空間の1つだからである。
【0018】
ステップS603では、輝度座標がCIELAB空間のL軸上で極端な輝度部分(複数)において圧縮される。尚、圧縮ステップS603は、ステップS602からのL*値を数学的に操作することにより直接的に実行してもよいし、あるいは、修正したCMY値をプリンタテーブルや境界テーブルに格納することにより間接的に実行するようにしてもよい。幾つかの場合には好ましいことであるが、間接的に行う場合には、プリンタテーブルも境界テーブルも予め圧縮された値を格納するようにする。即ち、プリンタテーブルと境界テーブルに於ては、例えば輝度L=99での値が実際には輝度L=94に相当するように調整されている。同様に、輝度L=7の値は実際は輝度L=26に相当する。輝度レンジの中央部分、例えばL=38〜90における値は未修正のままである。これにより、データ操作による直接的な圧縮を必要とせずに輝度の圧縮が行なえる。
【0019】
圧縮ステップS603はオプションのステップである。しかし、このステップは極端な輝度を有する色でも輝度の変化を知覚できるように印刷することを保証するものなので、そのためこのステップを実行することが好ましい。即ち、モニタ30は発光体によって色を表示するため、プリンタ40よりも高い輝度値を持つ色を表示できようになっているのに対し、プリンタ40の輝度の最高値はカラー画像が形成される紙の白さにより制限されるからである。さらに、モニタ30は発行体の光を完全に消すことができるため、プリンタ40が印刷したものよりも低い輝度値を持つ色を表示できる。これは、ブラックのインクですら周辺光をいくらかは反射するからである。従って、ある色の印刷を確実に行うためには、たとえ最高値と最低値の輝度で印刷する場合でも、ステップS602で決定した輝度値をプリンタ40で印刷可能な範囲に圧縮することが望ましい。
【0020】
ステップS604では、ステップS602、S603で生成されたL、a、b座標がプリンタテーブル26aに網羅されている範囲内にあるかどうかが調べられる。そのL、a、b座標がプリンタテーブル26aの範囲内であるなら、ステップS605へ進んで、プリンタテーブル26a内でL、a、b座標値(このL、a、b座標値は、離散値のみ格納されているので、実際にはそのL、a、bに最も近い値となる)に相当するCMY値を参照(ルックアップ)する。一方、L、a、b座標がプリンタテーブル26aの範囲外であった場合、ステップS606へ進み、下記の式に従って、色相角度θをa、b値より得る。
【0021】
θ = arctan (b/a
それから、境界テーブルをルックアップするステップS607へ進み、輝度LとステップS306で求めた色相角度θに相当する境界テーブル内の最も近い位置のCMY値をルックアップする。
いずれの場合もステップS608へ進み、それらのCMY値はビットマップメモリ42の(x,y)位置に格納される。必要であれば、CMY値は格納の前に修正されてもよく、例えば、これらのテーブルに格納された実際のL、a、b値と上記のように算出された所望の値との差を補間処理により調整するようにしてもよい。
【0022】
ステップS609では、プリンタドライバ26がビットマップメモリが完成したかどうかを判断する。ビットマップメモリが完成していない場合は、ステップS601へ戻って、ビットマップメモリの次の位置(x,y)のために次のRGB値を得る。一方、ビットマップメモリ全体が完成している場合、あるいは、ビットマップメモリ内において既に十分な領域(ヘッド44のインクジェットノズルの8行に相当する8行の長さのバンドなど)が完成している場合、ステップS610へ進み、ガンマ補正が行なわれる。ガンマ補正により、輝度を均一に配分するように、ビットマップメモリのCMY値が調整される。ステップS611では、下色除去が行なわれてビットマップメモリの位置(x、y)に対するブラック値を得る。本実施例の下色除去はCMY値の中の最小値を選択してその値をブラック値に割り当てるという単純な方法で行なわれる。その後、CMY値の夫々はブラック値を引き算されて調整される。
【0023】
ステップS610、S611の順序は決まったものではなく、例えば、連続トーンや、ディザ法や誤差拡散法など特定のカラー印刷技術を使用するために順序を入れ替えてもよい。
ステップS612では、上記処理の結果得られたCMY値を使用してカラー印刷が始められる。
【0024】
図7a〜図7dは、プリンタテーブル26aと境界テーブル26bの形成方法を説明するフローチャートである。図7a〜図7dに示されたフローチャートの手順は各々のプリンタに対してプリンタテーブルと境界テーブルとを生成するために一度だけ実行されればよい。このプリンタテーブルは、プリンタドライバ内で用いられるように一担は製造者によって作成され、プリンタの一部としてエンドユーザに販売される。プリンタテーブルはソフトウエアの形でもハードウエアの形でもよい。
【0025】
スキャナのような入力装置から受けたRGB値は通常CIELAB座標値に写像されるので、上記プリンタテーブルと境界テーブルはCIELABプリンタテーブルでありCIELAB境界テーブルである。しかしながら、CIELABプリンタテーブルやCIELAB境界テーブルに挿入されるCMY値は、単に色相角度を保存することにより色相を正確に保存するために、色相面がまっすぐであるマンセル空間で計算される。
【0026】
図7のフローチャートに示された制御手順は、図5のCPU20のようなCPUで動作可能なプログラム指令であってもよいし、特殊なお仕様のハード装置で実行可能なものであってもよい。
ステップS701で、プリンタ40で印刷可能な範囲の色上で相対分光反射率を測定する。好ましくは、この測定は、プリンタ40で印刷可能な全ての色の、非常に大きいサブセットか若しくは完全なセットを印刷することによって行なう。例えば、本実施例で使用するプリンタにおいては、CMY、K値の夫々が0〜64の数値の65階調で印刷される。このように、例えば、17個のC値、即ち数値0、4、8、12、...64が印刷され、そして17個のM値、17個のY値が同様に印刷される。これら夫々17個のCMY値のあらゆる可能な組み合わせが印刷され、結局17×17×17=4,913個のカラーパッチができる。
【0027】
上記有彩色(hued colors)に加えて、全ての可能な無彩色値(gray values)が、この場合は48個の無彩色値が既に印刷済みの17色の上に印刷される。
上記のようなプリンタ色域のサンプリングにより、有彩色と共に純粋な無彩色が印刷されるのが了解されるであろう。サンプリング方法に何を使用する場合でも、適当な無彩色の再現はカラー再現において望ましい特性なので、この純粋無彩色の印刷の特性は保持されるべきである。
【0028】
相対分光反射率が、上記4913個のカラーパッチと48個の付加された無彩色のパッチの各々に対して測定される。
【0029】
ステップS702では、印刷可能な色の上記観測値を、L,a,b系のCIE標準輝度Cに関してCIELAB空間の点に変換する。これらの点は、ステップS703でマンセル空間のH,V,C円筒座標系に変換される。
ステップS704では、マンセル空間のH,V,C円筒座標系はU,V,W直交座標系に変換される。U,V,W直交座標系では、U,W面がV軸に直交し、U軸はマンセル色相10RPの方向に向き、W軸はマンセル色相5Yの方向に向いている。
【0030】
ステップS705では、マンセル座標系をCMY系のような基本色(primary color)系に写像するための等色関数を求める。本実施例では、マンセル空間からCMY空間への3次元の最少二乗法によるフィットを選んだ。つまり、CからC19の係数、mからm19、yからy19の係数が、公知の最少二乗法によるフィッテイングの技術を用いて、ステップS701で測定された印刷可能な色に対して最少二乗の意味で最良のフィットを与えるように得られ、ステップS702で写像された。
【0031】
Figure 0003599417
ステップS705では、ステップS801の測定値をデバイス・インディペンデントな色座標空間からCMY座標空間へ写像(fit)する何らかの数学関数を使用するようにしてもよい。しかしながら、その写像(mapping)関数は、ステップS701で発生したかも知れない測定誤差を除去するために平滑化処理を含んでいることが望ましい。
【0032】
さらに、ステップS705で写像を行なう前に、ステップS701で測定された幾つかの点に重み付け処理することが望ましい。例えば、適切な肌色階調の再現はカラー印刷の重要な特性である。従って、場合によっては、肌色の領域に当たる色を他の色より重みを増して処理を行なうことが望ましいからである。
【0033】
ステップS706では、デバイス・インディペンデントな色空間であるマンセル空間が等しいサイズの区間に分割される。そうした区間の1つは、V軸を中心にするなどしてV軸を含んでいる。
ステップS707においてマンセルプリンタ色域の決定が開始され、この等色関数が印刷可能な基本色範囲、即ちCMY値以内に結果させるような点を決定する。マンセルプリンタ色域の上記区間の大きさは出来るだけ小さくすべきである。例えば、微細な色相や彩度の階調変化よりも微細な輝度の階調変化の方がより重要であるということが分かってきている。輝度軸をΔV = 1(輝度Vの範囲は0〜10)の区間に分割すると、十分な輝度の階調変化が得られることも分かっている。一方、そうした微細な階調変化は通常は色相と彩度については必要とされず、ΔU = ΔW = 0.4なる区間幅が適切な色相と彩度の階調変化を与えるものと分かっている(U、Vの範囲は輝度軸の中心、即ち、V=5の近傍でおよそ−20から+20)。
【0034】
上述の考慮に加えて、マンセルプリンタ色域は各V値に対し同一ではないということにも注目しなければならない。特に、色域は、Vの極端な値の領域では比較的に小さく、そのV軸の中心では比較的大きい。
ステップS708,ステップS709で、マンセルプリンタ色域が調整される。図8は、使われる等色関数がマンセルプリンタ色域内で偽の領域(例えば、真のマンセルプリンタ色域46の中に無いような領域45)を発生させるかも知れないことを示している。こうした欠陥(artifacts)は、V軸周囲の領域に接続していない全ての領域を除去することにより、ステップS506で除去する。
【0035】
図9において示されているマンセルプリンタ色域は、V軸からの凡ゆる放射状の線が境界47と唯一の点で交わらないがために、放射状の凸形をしていない。即ち、放射状線48は境界47と49a、49b、49cの3点で交わっている。49a、49bの間の領域は凹部を成し、プリンタテーブルの不適切なCMY値を生成する要因になっている。従って、ステップS709で、マンセルプリンタ色域の値を放射状に凸形となるように修正する。
【0036】
図10は、この放射状の凸形にするためのプロセスを示している。図10において、任意の輝度値Vに対するU,W軸内の矩形グリッドが示されている。セル51〜55は全てプリンタ色域内の印刷可能な値を含んでいる。しかしながら、セル57は放射状に凹形である。なぜなら、前記等色関数は、C=9,M=11,Y=−1という基本色の範囲外に写像するからである。従って、図10において、角度Hの放射状の線はマンセルプリンタ色域内の2つのセル(セル53,55)を横断することになるので、セル57は放射状に凹形となる。従って、あるCMY値をセル57に割り当てることによりこのテーブルを放射状に凸形にする。その値は、その結果をC=9,M=11,Y=0にカットすることにより、即ち、セル57を基本色範囲に置くことにより選択される。
プリンタテーブル26aと境界テーブル26bは、デバイス・インデペンデントな空間、即ちCIELAB空間でCMY値を与える。CMY値のこれらのテーブルに挿入する操作に先立って、CIELAB空間が同じ大きさの離散的な区間に分割されなくてはならない。そうした区間の1つは、L軸を中心にするなどしてL軸を含んでいる。ステップS710では、CIELAB空間がそのように分割される。
【0037】
ステップS711では、CIELAB空間での拡張色域を決定する。これは、まずCIELAB空間でプリンタ色域を決定し、それから拡張色域をプリンタ色域や典型的なカラーモニタの色域よりも少し大きくなるように選択することによりなされる。CIELAB空間のプリンタ色域は、CIELAB系を基本色系、即ちCMY系に写像する等色関数を適用し、そのCIELAB系のプリンタ色域をL軸に接続させ放射状に凸面形状にさせることにより決定される。
【0038】
ステップS712で、CIELAB空間の拡張色域の全ての離散的な点はマンセル空間に写像される。ステップS713では、CIELAB空間の拡張色域の境界点を、全ての離散的な角度と明度に於て、マンセル空間に写像する。図11は、CIELAB空間の拡張色域80を示す。拡張色域80の境界領域では、例えば、点82と83の間の境界上にあるような領域81では、彩度(saturation)が大きく変化し過ぎる。離散的な角度が1つの角度から次の角度に遷移する時に発生するこのような大き過ぎる彩度の変化を避けるために、十分に微細な角度変化を選ぶ必要がある。1度の増加が十分に微細であることが分かった。
【0039】
ステップS714において、もし必要ならば、マンセル空間に写像された点が明瞭に定義されたマンセル色になるように、即ち、これらの点がマンセルカラーパッチの領域内に入るか、外挿されたマンセル色の領域内に入るように、CIELAB空間の拡張色域の大きさを小さくする。マンセル色の外挿については、Newhall等による”Final Report on The O.S.A Subcommittee on The Spacing Of Munsell colors” (J. Opt. Soc. Am., 3, 7 (1943)を参照のこと。
【0040】
ステップS715において、基本色値、即ちCMY値がCIELABプリンタテーブルのLの周りに挿入される。これは、上記写像されたCIELABプリンタテーブル点を取り、マンセルプリンタ色域内にある写像されたCIELAB点には等色関数を適用し、マンセルプリンタ色域外にある写像されたCIELAB点には色域写像を適用することにより行なわれる。色域写像はマンセル空間内で行なわれるために、単純に色相角度を保存することととなり、色相が正確に保存される。
【0041】
色域写像がどのように行なわれるかは図12より明かとなる。図12にマンセル空間の色相面が示され、60はプリンタ色域の境界である。マンセルプリンタ色域60の外側にあるマンセル空間内の写像点(例えば点51)の各々は、一定角度αで境界60上の一定角度αで同じ色相を有する色に色域写像される。この色域写像は、点51に、点52のCMY色(このCMY色は点52に上記等色関数を適用することにより決定される)を割り当てる。同様に、マンセルプリンタ色域60外の写像された点53は、上記一定角度αで点54のような境界60上の点の同じ色相を有する色に色域写像される。この色域写像は、点53に、点54のCMY色(このCMY色は点54に上記等色関数を適用することにより決定される)を割り当てる。角度αは、点51または53の明度面に対して約10度から30度の範囲にある。
【0042】
図示された色相面内において、点50はマンセルプリンタ色域の境界60の最も高い彩度の点を表す。点50より上の点(例えば点51)については角度αを下方向に拡げ、点50より下の点(例えば点53)については角度αを上方向に拡げる。点50から角度2αを成す楔領域70内にある全ての写像点は点50の色に色域写像される。本色域写像は、楔70内の全色に点50のCMY色を割り当てる。このCMY色は点50に上記等色関数を適用することにより決定される。色域写像はマンセル空間において色相角度を保存するので、色相が正確に保存される。
【0043】
ステップS716では、プリンタの無彩色を決定することにより、CMY値がL軸上のプリンタテーブルに挿入される。
ステップS717では、拡張色域の写像されたCIELAB境界点を取り、図11に示すようにそれらの点に対して色域写像を適用することにより、CMY値が境界テーブル中に挿入される。この境界テーブルは、CIELAB空間の拡張色域の外側の点に対して、全ての離散的な角度と明度に於て、1つの基本色CMY値をリストする。これらの基本色は次のようにして決定される。即ち、CIELAB空間の拡張色域の全ての離散角度における境界点をマンセル空間に写像し、それらの点に対して図12に関連して説明したようにマンセル空間への色域写像を適用する。
【0044】
図15は、境界テーブルとプリンタテーブルの対応を示す。プリンタテーブル26aは任意の輝度値Lに対して矩形のグリッドであるのに対し、境界テーブル26bはa=b=0に原点を取られた輪として配置される。境界テーブル内の個々のセルは、a面の角度θ(色相に対応する)によってアクセスされる。実験的には、1度の増加(これは個々の境界テーブルに於て360個のセルに相当する)が色相の十分な階調を提供する。しかしながら、この階調は調整されてもよい。
【0045】
ステップS718において、プリンタテーブルは矩形化される。即ち、このステップまでは、プリンタ色域60を含む拡張色域61の内部の領域内のみのプリンタテーブル中にCMY値が挿入されていた(ステップS710とステップS715)ものである。ステップS718において、プリンタテーブルの残りのセル(図15のセル68のようなセル)が埋められる。これは、当該プリンタテーブル内に残る各空白のセルについて色相角度を計算し、図15の69に示す色相角度を有する境界テーブルの色を挿入することによってなされる。
【0046】
プリンタテーブルが各輝度値に対してa、b軸の矩形グリッドとして形成されるのに対し、境界テーブルはプリンタテーブルの各輝度値に対して1つのホイール(輪)として形成される。こうして、図14に示すように、プリンタテーブル値が存在する輝度値の夫々に対して1つのホイール状の境界テーブルが提供され、1つの境界テーブルは夫々のプリンタテーブルに対応している。境界テーブルは複数のセルを有し、それらセルはa、b座標の関数として次のように計算された色相角度θでアクセスされる。
【0047】
θ = arctan (b/a
図示の便宜上、全ての輝度と色相の変化を示しているわけではないが、図13は、CIELAB空間をプリンタテーブルに分割する典型例を示す。L=10のような比較的低輝度値においては、比較的小さなa、b軸の矩形グリッドでもプリンタ色域を写像するためには十分である。同様に、L=90のような比較的高輝度値においては、比較的小さなa、b軸の矩形グリッドでもプリンタ色域を格納するためには十分である。しかしながら、L=50のような中間的な輝度値においては、比較的大きなa、b軸の矩形グリッドがプリンタ色域を写像するために必要である。
【0048】
さらに図13に示すように、各々の輝度レベルにおける矩形グリッド(図13では、L軸上に原点取りされている)はL軸を含む。即ち、その矩形グリッド内には、a=b=0に正確に対応するセルが存在する。その中央点、即ち、a=b=0は、前述したように、適切な色の再現のためには純粋な無彩色として再現されるべき純粋な無彩色に対応する。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、色相面が直線であるマンセル(Munsell)空間で色域写像を行うことによって、その知覚された色相が保存され、その色が色域外領域で滑らかに変化するようなプリンタテーブルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリンタで印刷可能な色域とモニタ上に表示可能な色域の関係を示す色度図である。
【図2】アブニー効果を特徴付ける一定の色曲線を示す色度図である。
【図3】CIELAB空間内の同じ色を有する色の階調変化を示すグラフ図である。
【図4】マンセル空間内の同じ色を有する色の階調変化を示すグラフ図である。
【図5】本実施例に関わるプリンタ装置を示すブロック図である。
【図6】図5の装置のプリンタドライバによる、カラープリンタのCMYK値の選択を説明するフローチャートである。
【図7a】プリンタテーブルと境界テーブルの形成方法を説明するフローチャートである。
【図7b】プリンタテーブルと境界テーブルの形成方法を説明するフローチャートである。
【図7c】プリンタテーブルと境界テーブルの形成方法を説明するフローチャートである。
【図7d】プリンタテーブルと境界テーブルの形成方法を説明するフローチャートである。
【図8】非接続の領域がマンセルプリンタテーブルから除去される様子を示す図である。
【図9】マンセルプリンタ色域における放射状の凹形の領域を示す図である。
【図10】プリンタテーブルを放射状に凸形に形成することにより凹型領域を除去する様子を示す図である。
【図11】拡張色域のCIELAB空間内の境界点が境界テーブルを決定するためにどのようにして選ばれるかを示す図である。
【図12】マンセル空間内の色域写像を示す図である。
【図13】CIELAB空間のプリンタテーブルへの典型的な分割を示す図である。
【図14】CIELAB空間での境界テーブルの構成を示す図である。
【図15】CIELAB空間で、任意の輝度値Lに対しての、プリンタ色域、拡張色域、プリンタテーブルの矩形領域、輪形状境界テーブルとの間における関係を示す図である。

Claims (16)

  1. 印刷可能な色の観測値をマンセル空間に変換する工程と、
    マンセル空間座標系を基本色座標系に写像する等色関数を生成する工程と、
    前記等色関数が前記印刷可能な色の範囲内に写像するようなマンセル空間の点を選択することにより、マンセルプリンタ色域を決定する工程と、
    プリンタ色域と典型的なモニタの色域とを含むマンセル空間拡張色域を決定する工程と、
    CIELAB空間の前記拡張色域の全ての離散値をマンセル空間に写像する工程と、
    前記マンセルプリンタ色域の外側に存在するところの、マンセル空間の前記写像されたCIELAB点を、所定の角度において、前記プリンタ色域のマンセル空間における境界にある同じ色相の色に色域写像することにより、基本色値を前記プリンタテーブル中に挿入する工程を具備することを特徴とするプリンタテーブルの構成方法。
  2. 前記写像されたCIELAB点を取り、前記マンセルプリンタ色域の内部に存在する前記CIELAB点に前記等色関数を適用することにより、前記プリンタテーブル中に基本色値を付加して挿入する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載のプリンタテーブルの構成方法。
  3. CIELAB空間の前記拡張色域の境界点を、前記マンセル空間に写像する工程と、
    前記写像されたCIELAB境界点に対してマンセル空間への前記色域写像を適用することにより、基本色値を境界テーブル中に挿入する工程を具備することを特徴とする請求項2に記載のプリンタテーブルの構成方法。
  4. 印刷可能な色の相対分光反射率の観測値をマンセル空間に変換する工程と、
    マンセル空間座標系を基本色座標系に写像する等色関数を生成する工程と、
    前記等色関数が前記印刷可能な色の範囲内に写像するようなマンセル空間の点を選択することにより、マンセルプリンタ色域を決定する工程と、
    プリンタ色域と典型的なモニタの色域とを含むCIELAB空間拡張色域を決定する工程と、
    CIELAB空間の前記拡張色域の全ての離散点をマンセル空間に写像する工程と、
    前記写像されたCIELAB点を取り、前記マンセルプリンタ色域の内側に存在するCIELAB点に対しては前記等色関数を適用し、前記マンセルプリンタ色域の外側に存在するCIELAB点に対しては色域写像を適用する工程とを具備し、
    前記色域写像は、前記マンセルプリンタ色域の外側に存在し所定の角度を有する1つの色点を、前記マンセルプリンタ色域の境界にある同じ色相の色に色域写像することを特徴とするプリンタテーブルの構成方法。
  5. CIELAB空間の前記拡張色域の境界点を、全ての角度と明度に於いて、前記マンセル空間に写像する工程と、
    前記写像されたCIELAB境界点に対してマンセル空間への前記色域写像を適用することにより、基本色値を境界テーブル中に挿入する工程を具備することを特徴とする請求項4に記載のプリンタテーブルの構成方法。
  6. 印刷可能な色について、CIELAB空間内の点をマンセル空間の点に変換することを特徴とする請求項4に記載のプリンタテーブルの構成方法。
  7. 印刷可能な色について、円筒座標系H、V、Cで表されたマンセル空間の点を直交座標U、V、Wに変換する工程を具備することを特徴とする請求項6に記載のプリンタテーブルの構成方法。
  8. マンセル空間をV軸を中心とした複数の離散的空間に分割する工程を具備することを特徴とする請求項7に記載のプリンタテーブルの構成方法。
  9. 前記マンセルプリンタ色域から接続されていない領域を除くことにより、マンセルプリンタ色域を調整する工程を具備することを特徴とする請求項7に記載のプリンタテーブルの構成方法。
  10. 前記マンセルプリンタ色域を、放射状に凸状にすることにより調整する工程を具備することを特徴とする請求項9に記載のプリンタテーブルの構成方法。
  11. CIELAB空間をL軸を中心とした複数の離散的区間に分割する工程を具備することを特徴とする請求項10に記載のプリンタテーブルの構成方法。
  12. 前記CIELAB空間の前記拡張色域の大きさを、マンセル空間の前記写像された点がマンセル色により明瞭に定義されるように、必要に応じて調整する工程を具備することを特徴とする請求項11に記載のプリンタテーブルの構成方法。
  13. プリンタの無彩色を決定することにより、基本色値をL軸において前記プリンタテーブル中に挿入する工程を具備することを特徴とする請求項12に記載のプリンタテーブルの構成方法。
  14. 前記写像されたCIELAB境界点を取り、色域写像を適用することにより、基本色値を境界テーブル中に挿入する工程を具備することを特徴とする請求項13記載のプリンタテーブルの構成方法。
  15. 前記境界テーブルに基づいて前記プリンタテーブルを矩形化する工程を具備することを特徴とする請求項14に記載のプリンタテーブルの構成方法。
  16. 色データをマンセル空間に変換する変換工程と、
    前記マンセル空間上で求められたプリンタの色域内に、変換された色データを写像する工程と、
    前記写像された色データに基づきプリンタテーブルを作成する作成工程と
    を有することを特徴とするプリンタテーブルの構成方法。
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