JPH113756A - 蛍光ランプソケット - Google Patents
蛍光ランプソケットInfo
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- JPH113756A JPH113756A JP15225797A JP15225797A JPH113756A JP H113756 A JPH113756 A JP H113756A JP 15225797 A JP15225797 A JP 15225797A JP 15225797 A JP15225797 A JP 15225797A JP H113756 A JPH113756 A JP H113756A
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- fluorescent lamp
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、コイルばねのへたりと蛍光ランプの
装着性の低下とを防止しつつ、挿入される口金ピンとコ
ンタクトとの電気的接触の信頼性を確保できる蛍光ラン
プソケットを得ることにある。 【解決手段】端子金具32と作動体24内に固定された
コンタクト25とに両端を接して設けられ、作動体が摺
動可能に収容されたソケットボディ21外に突出する方
向に作動体を付勢する導電性コイルばね26を備える。
コンタクトを互いに近づく方向に弾性力を有する一対の
コンタクト片52を有したばね板製とする。作動体に弾
性変形可能な爪(抵抗手段)27を設ける。この爪27
をボディの通孔31の縁に一時的に接触させて、作動体
24の口金ピン挿入孔31に挿入される口金ピンのコン
タクト片52間への入り込みに要する挿入力より大きい
抵抗力を、口金ピンの挿入時にだけ作動体24に与える
ことを特徴としている。
装着性の低下とを防止しつつ、挿入される口金ピンとコ
ンタクトとの電気的接触の信頼性を確保できる蛍光ラン
プソケットを得ることにある。 【解決手段】端子金具32と作動体24内に固定された
コンタクト25とに両端を接して設けられ、作動体が摺
動可能に収容されたソケットボディ21外に突出する方
向に作動体を付勢する導電性コイルばね26を備える。
コンタクトを互いに近づく方向に弾性力を有する一対の
コンタクト片52を有したばね板製とする。作動体に弾
性変形可能な爪(抵抗手段)27を設ける。この爪27
をボディの通孔31の縁に一時的に接触させて、作動体
24の口金ピン挿入孔31に挿入される口金ピンのコン
タクト片52間への入り込みに要する挿入力より大きい
抵抗力を、口金ピンの挿入時にだけ作動体24に与える
ことを特徴としている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直管型蛍光ランプ
を支持する蛍光ランプソケットに関する。
を支持する蛍光ランプソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】蛍光ランプソケットの中には差込み型と
して分類されるものがあり、その従来例が図17に示さ
れ、図中1はソケットボディ、2はソケットカバー、3
は端子金具、4は作動体、5はコンタクト、6はコイル
ばねである。
して分類されるものがあり、その従来例が図17に示さ
れ、図中1はソケットボディ、2はソケットカバー、3
は端子金具、4は作動体、5はコンタクト、6はコイル
ばねである。
【0003】ソケットボディ1の前端壁には通孔7が設
けられ、後端は開口されている。この後端開口を塞いで
ソケットカバー2がねじ止めにより取付けられるととも
に、このカバー2の内面には一対の端子金具3が取付け
られ、これらの金具3には夫々リード線8が接続され
る。
けられ、後端は開口されている。この後端開口を塞いで
ソケットカバー2がねじ止めにより取付けられるととも
に、このカバー2の内面には一対の端子金具3が取付け
られ、これらの金具3には夫々リード線8が接続され
る。
【0004】作動体4は、その軸方向一端の前面壁に一
対の口金ピン挿入孔9を有し、これら挿入孔9を結ぶ方
向に細長い形状をなすプランジャ構造をなしており、そ
の軸方向他端の後面は開口されている。作動体4は通孔
7に通されてソケットボディ1に摺動可能に収容されて
いる。この作動体4には一対のコンタクト5が口金ピン
挿入孔9に臨んで収容されている。
対の口金ピン挿入孔9を有し、これら挿入孔9を結ぶ方
向に細長い形状をなすプランジャ構造をなしており、そ
の軸方向他端の後面は開口されている。作動体4は通孔
7に通されてソケットボディ1に摺動可能に収容されて
いる。この作動体4には一対のコンタクト5が口金ピン
挿入孔9に臨んで収容されている。
【0005】端子金具3及び金属製コンタクト5に両端
を接して一対の導電性コイルばね6が、作動体4とソケ
ットボディ1とにわたって収容され、これらのばね6に
よりコンタクト5は前方に付勢されている。それに伴
い、作動体4は通孔7から突出されるようになってい
る。
を接して一対の導電性コイルばね6が、作動体4とソケ
ットボディ1とにわたって収容され、これらのばね6に
よりコンタクト5は前方に付勢されている。それに伴
い、作動体4は通孔7から突出されるようになってい
る。
【0006】前記構成の蛍光ランプソケットに図示しな
い直管型蛍光ランプの口金が有する一対の口金ピンを口
金ピン挿入孔9に差込むと、まず、口金ピンとコンタク
ト5とが接触してこれらがコイルばね6を弾性変形させ
ながら電気的に接続される。更に、前記差込みを進行さ
せることに伴って、前記口金の端面が作動体4の前面に
当接するから、コイルばね6に抗して作動体4がソケッ
トボディ1内に押し込まれる。こうした状況が蛍光ラン
プが取付けられる一対の蛍光ランプソケットにおいて形
成されるから、それにより、前記コイルばね6の弾性力
で蛍光ランプを軸方向両側から支持することができる。
い直管型蛍光ランプの口金が有する一対の口金ピンを口
金ピン挿入孔9に差込むと、まず、口金ピンとコンタク
ト5とが接触してこれらがコイルばね6を弾性変形させ
ながら電気的に接続される。更に、前記差込みを進行さ
せることに伴って、前記口金の端面が作動体4の前面に
当接するから、コイルばね6に抗して作動体4がソケッ
トボディ1内に押し込まれる。こうした状況が蛍光ラン
プが取付けられる一対の蛍光ランプソケットにおいて形
成されるから、それにより、前記コイルばね6の弾性力
で蛍光ランプを軸方向両側から支持することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図17に示されたコン
タクト5は平板であり、これに対して口金ピンの先端が
点接触して、コンタクト5と口金ピンとの電気的接触が
なされるため、その接触の信頼性が良くない。
タクト5は平板であり、これに対して口金ピンの先端が
点接触して、コンタクト5と口金ピンとの電気的接触が
なされるため、その接触の信頼性が良くない。
【0008】そこで、本発明者は、一対の弾性変形可能
なコンタクト片を有したコンタクトを採用した蛍光ラン
プソケットを開発するに至った。コンタクトは作動体に
これと一体的に移動されるように固定される。この蛍光
ランプソケットによれば、作動体の口金ピン挿入孔に挿
入された蛍光ランプの口金ピンが、一対のコンタクト片
間にこれらを押し開くように入り込んで、これらコンタ
クト片間に弾性的に挟まれるから、コンタクトと口金ピ
ンとの電気的接触の信頼性を向上できる。
なコンタクト片を有したコンタクトを採用した蛍光ラン
プソケットを開発するに至った。コンタクトは作動体に
これと一体的に移動されるように固定される。この蛍光
ランプソケットによれば、作動体の口金ピン挿入孔に挿
入された蛍光ランプの口金ピンが、一対のコンタクト片
間にこれらを押し開くように入り込んで、これらコンタ
クト片間に弾性的に挟まれるから、コンタクトと口金ピ
ンとの電気的接触の信頼性を向上できる。
【0009】しかし、一対のコンタクト片を有するコン
タクトを用いる場合、口金ピンがコンタクト片の先端部
に押し当った状態を保持したままで、このコンタクトを
介して作動体がコイルばね6に抗して押込まれることが
ある。そうすると、口金ピンとコンタクトとの電気的接
触が適正になされずに蛍光ランプが取付けられてしまう
という問題がある。
タクトを用いる場合、口金ピンがコンタクト片の先端部
に押し当った状態を保持したままで、このコンタクトを
介して作動体がコイルばね6に抗して押込まれることが
ある。そうすると、口金ピンとコンタクトとの電気的接
触が適正になされずに蛍光ランプが取付けられてしまう
という問題がある。
【0010】この問題は、コンタクト片を弾性力に抗し
て押し開かせるに必要な挿入力と、コンタクトを介して
作動体を付勢する前記コイルばね6のばね力との兼ね合
いに起因しているので、コイルばね6のばね力を強くす
れば、解決可能であると考えられる。
て押し開かせるに必要な挿入力と、コンタクトを介して
作動体を付勢する前記コイルばね6のばね力との兼ね合
いに起因しているので、コイルばね6のばね力を強くす
れば、解決可能であると考えられる。
【0011】ところで、コイルばね6は単なる付勢手段
ではなく、前記端子金具3とコンタクト5との間の導電
手段を兼ねているため、前記ばね6は導電性に優れるば
ね材例えば燐青銅で形成しなければならない。しかし、
例えば燐青銅製のコイルばね6は、縦弾性係数が低いの
で、蛍光ランプの着脱に伴う圧縮が繰り返されると、比
較的容易にへたってばね力が低下し易い。
ではなく、前記端子金具3とコンタクト5との間の導電
手段を兼ねているため、前記ばね6は導電性に優れるば
ね材例えば燐青銅で形成しなければならない。しかし、
例えば燐青銅製のコイルばね6は、縦弾性係数が低いの
で、蛍光ランプの着脱に伴う圧縮が繰り返されると、比
較的容易にへたってばね力が低下し易い。
【0012】そのため、生産工場での点灯試験等に伴う
蛍光ランプの着脱に伴って、コイルばね6のばね力が、
コンタクト片を弾性力に抗して押し開かせるに必要な挿
入力よりも低下してしまうことが考えられる。その状態
で出荷されたときには、実際の照明器具設置現場での蛍
光ランプの取付けにおいて、既述のように口金ピンがコ
ンタクト片の先端部間に差込まれずに押し当った状態を
保持したままで、コンタクトを介して作動体がコイルば
ね6に抗して押込まれて、蛍光ランプが取付けられてし
まうことになる。
蛍光ランプの着脱に伴って、コイルばね6のばね力が、
コンタクト片を弾性力に抗して押し開かせるに必要な挿
入力よりも低下してしまうことが考えられる。その状態
で出荷されたときには、実際の照明器具設置現場での蛍
光ランプの取付けにおいて、既述のように口金ピンがコ
ンタクト片の先端部間に差込まれずに押し当った状態を
保持したままで、コンタクトを介して作動体がコイルば
ね6に抗して押込まれて、蛍光ランプが取付けられてし
まうことになる。
【0013】また、コイルばね6のばね力はその圧縮量
に比例するから、前記のような不具合が起きないように
工場出荷時のコイルばね6のばね力(作動体初期荷重)
を高く保持できたとしても、実際の照明器具設置現場で
の蛍光ランプの取付けにおいて、コイルばね6に抗する
作動体4の押込みの操作が硬くなって、蛍光ランプの装
着性が低下するという問題がある。
に比例するから、前記のような不具合が起きないように
工場出荷時のコイルばね6のばね力(作動体初期荷重)
を高く保持できたとしても、実際の照明器具設置現場で
の蛍光ランプの取付けにおいて、コイルばね6に抗する
作動体4の押込みの操作が硬くなって、蛍光ランプの装
着性が低下するという問題がある。
【0014】したがって、本発明が解決しようとする第
1の課題は、コイルばねのへたりと蛍光ランプの装着性
の低下とを防止しつつ、挿入される口金ピンとコンタク
トとの電気的接触の信頼性を確保できる蛍光ランプソケ
ットを得ることにある。
1の課題は、コイルばねのへたりと蛍光ランプの装着性
の低下とを防止しつつ、挿入される口金ピンとコンタク
トとの電気的接触の信頼性を確保できる蛍光ランプソケ
ットを得ることにある。
【0015】また、本発明が解決しようとする第2の課
題は、耐久性に優れ蛍光ランプの着脱に拘らず前記第1
の課題を解決できる蛍光ランプソケットを得ることにあ
る。
題は、耐久性に優れ蛍光ランプの着脱に拘らず前記第1
の課題を解決できる蛍光ランプソケットを得ることにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、一端に通孔を
有するとともに他端が開口されたソケットボディと、こ
のボディの他端開口を塞いで取付けられたソケットカバ
ーと、このカバーの内面に取付けられた一対の端子金具
と、前記通孔に通されて前記ソケットボディに摺動可能
に収容され、かつ、前記ソケットボディ外に突出される
軸方向一端壁に一対の口金ピン挿入孔を有するととも
に、軸方向他端が開口された作動体と、前記口金ピン挿
入孔に臨んで前記作動体に収容された一対のコンタクト
と、このコンタクトと前記端子金具とに両端を接して前
記ソケットボディ及び前記作動体にわたって収容され、
前記作動体を前記ソケットボディ外に突出させる一対の
導電性コイルばねと、を備える蛍光ランプソケットを前
提とする。
有するとともに他端が開口されたソケットボディと、こ
のボディの他端開口を塞いで取付けられたソケットカバ
ーと、このカバーの内面に取付けられた一対の端子金具
と、前記通孔に通されて前記ソケットボディに摺動可能
に収容され、かつ、前記ソケットボディ外に突出される
軸方向一端壁に一対の口金ピン挿入孔を有するととも
に、軸方向他端が開口された作動体と、前記口金ピン挿
入孔に臨んで前記作動体に収容された一対のコンタクト
と、このコンタクトと前記端子金具とに両端を接して前
記ソケットボディ及び前記作動体にわたって収容され、
前記作動体を前記ソケットボディ外に突出させる一対の
導電性コイルばねと、を備える蛍光ランプソケットを前
提とする。
【0017】そして、前記第1の課題を解決するため
に、請求項1の発明は、前記コンタクトを、前記コイル
ばねの端部を受けるベース板部と、この板部の両端から
折り曲げられて互いに近づく方向に弾性力を有する一対
のコンタクト片とを有したばね板製とし、前記口金ピン
挿入孔に挿通される口金ピンの前記一対のコンタクト片
間への入り込みに要する挿入力より大きい抵抗力を、前
記口金ピンの挿入時にだけ発生させて前記作動体に与え
る抵抗手段を、前記ソケットボディ又は前記作動体の一
方に設けたことを特徴としている。
に、請求項1の発明は、前記コンタクトを、前記コイル
ばねの端部を受けるベース板部と、この板部の両端から
折り曲げられて互いに近づく方向に弾性力を有する一対
のコンタクト片とを有したばね板製とし、前記口金ピン
挿入孔に挿通される口金ピンの前記一対のコンタクト片
間への入り込みに要する挿入力より大きい抵抗力を、前
記口金ピンの挿入時にだけ発生させて前記作動体に与え
る抵抗手段を、前記ソケットボディ又は前記作動体の一
方に設けたことを特徴としている。
【0018】この請求項1の発明において、抵抗手段
は、蛍光ランプの口金ピンを作動体の口金ピン挿入孔に
挿入する時期にだけ、コンタクトの一対のコンタクト片
間に口金ピンが入り込むのに要する挿入力よりも大きい
抵抗力を発生させる。この抵抗力は作動体に与えられる
から、コイルばねを圧縮させながら作動体が押し動かさ
れることがなく、したがって、作動体内のコンタクトも
移動されることがない。それにより、挿入された口金ピ
ンを一対のコンタクト片間にこれらを押し開くように入
り込ませて、これらコンタクト片間に前記口金ピンを弾
性的に挟ませることができる。このように口金ピン挿入
孔に挿入される口金ピンをコンタクトの一対のコンタク
ト片間への入り込みを全うさせるために、導電性コイル
ばねの力に強くしそれに頼って口金ピンの挿入時におけ
る作動体の動きを口金ピンの挿入時に抑制する必要がな
いので、ばね力が過度に大きくないコイルばねを使用で
きる。そして、蛍光ランプの口金が作動体に当って作動
体を押込むようになると、前記抵抗力は消失ないしは激
減するから、以上のようなコンタクトへの口金ピンの電
気的接触の後には、コイルばねを圧縮させながら作動体
をソケットボディに押込むことができ、それにより、蛍
光ランプが取付けられる。
は、蛍光ランプの口金ピンを作動体の口金ピン挿入孔に
挿入する時期にだけ、コンタクトの一対のコンタクト片
間に口金ピンが入り込むのに要する挿入力よりも大きい
抵抗力を発生させる。この抵抗力は作動体に与えられる
から、コイルばねを圧縮させながら作動体が押し動かさ
れることがなく、したがって、作動体内のコンタクトも
移動されることがない。それにより、挿入された口金ピ
ンを一対のコンタクト片間にこれらを押し開くように入
り込ませて、これらコンタクト片間に前記口金ピンを弾
性的に挟ませることができる。このように口金ピン挿入
孔に挿入される口金ピンをコンタクトの一対のコンタク
ト片間への入り込みを全うさせるために、導電性コイル
ばねの力に強くしそれに頼って口金ピンの挿入時におけ
る作動体の動きを口金ピンの挿入時に抑制する必要がな
いので、ばね力が過度に大きくないコイルばねを使用で
きる。そして、蛍光ランプの口金が作動体に当って作動
体を押込むようになると、前記抵抗力は消失ないしは激
減するから、以上のようなコンタクトへの口金ピンの電
気的接触の後には、コイルばねを圧縮させながら作動体
をソケットボディに押込むことができ、それにより、蛍
光ランプが取付けられる。
【0019】前記第2の課題を解決するために、請求項
1の発明に従属する請求項2の発明は、前記抵抗手段
が、前記ソケットボディ又は前記作動体の一方のうちの
周壁の一部で形成された弾性変形可能な爪であって、こ
の爪の爪先部が前記ソケットボディの通孔の縁又は前記
作動体の他端開口の縁に一時的に接触して前記抵抗力を
発生するものであることを特徴としている。
1の発明に従属する請求項2の発明は、前記抵抗手段
が、前記ソケットボディ又は前記作動体の一方のうちの
周壁の一部で形成された弾性変形可能な爪であって、こ
の爪の爪先部が前記ソケットボディの通孔の縁又は前記
作動体の他端開口の縁に一時的に接触して前記抵抗力を
発生するものであることを特徴としている。
【0020】請求項1の発明に従属する請求項2の発明
において、弾性変形可能な爪は、口金ピン挿入孔に口金
ピンが挿入される時期にだけ、ソケットボディの通孔の
縁又は作動体の他端開口の縁に接触して、作動体がソケ
ットボディ内に押込まれようとする動きに対する抵抗力
を作動体に与える。そのため、コイルばねを圧縮させる
ことなく、挿入された口金ピンを一対のコンタクト片間
にこれらを押し開くように入り込ませて、これらコンタ
クト片間に前記口金ピンを弾性的に挟ませることができ
る。そして、口金ピンが突設された口金の端面が作動体
の端面に当って、作動体を押すようになると、爪が弾性
変形してそれまで引っ掛かっていた前記縁から離れるに
伴い前記抵抗力が消失ないしは激減するから、この後に
は、コイルばねを圧縮させながら作動体をソケットボデ
ィに押込むことができ、それにより、蛍光ランプが取付
けられる。又、前記抵抗力を発生させる爪は、弾性変形
して前記縁から逃げて、その爪先部の摩耗を少なくでき
るので、耐久性に優れる。したがって、蛍光ランプの着
脱に拘らず前記第1の課題を解決できるものである。
において、弾性変形可能な爪は、口金ピン挿入孔に口金
ピンが挿入される時期にだけ、ソケットボディの通孔の
縁又は作動体の他端開口の縁に接触して、作動体がソケ
ットボディ内に押込まれようとする動きに対する抵抗力
を作動体に与える。そのため、コイルばねを圧縮させる
ことなく、挿入された口金ピンを一対のコンタクト片間
にこれらを押し開くように入り込ませて、これらコンタ
クト片間に前記口金ピンを弾性的に挟ませることができ
る。そして、口金ピンが突設された口金の端面が作動体
の端面に当って、作動体を押すようになると、爪が弾性
変形してそれまで引っ掛かっていた前記縁から離れるに
伴い前記抵抗力が消失ないしは激減するから、この後に
は、コイルばねを圧縮させながら作動体をソケットボデ
ィに押込むことができ、それにより、蛍光ランプが取付
けられる。又、前記抵抗力を発生させる爪は、弾性変形
して前記縁から逃げて、その爪先部の摩耗を少なくでき
るので、耐久性に優れる。したがって、蛍光ランプの着
脱に拘らず前記第1の課題を解決できるものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図11を参照して本
発明の第1の実施の形態を説明する。
発明の第1の実施の形態を説明する。
【0022】この実施の形態に係る差込み型蛍光ランプ
ソケットは、図2及び図3等に示されるようにソケット
ボディ21と、ソケットカバー22と、一対の端子金具
23と、作動体24と、一対のコンタクト25と、一対
の導電性コイルばね26とを備えている。
ソケットは、図2及び図3等に示されるようにソケット
ボディ21と、ソケットカバー22と、一対の端子金具
23と、作動体24と、一対のコンタクト25と、一対
の導電性コイルばね26とを備えている。
【0023】図1(A)、図2、及び図5等に示される
ように熱可塑性の合成樹脂製ソケットボディ21は、円
筒形状をなしており、その軸方向一端の前端壁には横長
な通孔31が形成されているとともに、軸方向他端は開
口されている。このボディ21の内部には一対のねじ受
けボス32が、その端面を前記他端開口部に位置させて
一体に設けられている。なお、ソケットボディ21の外
周部には、このボディ21の軸方向に延びる一対の互い
に平行なソケット取付け溝33が形成されている。これ
らの取付け溝33を図示しない器具本体が備えるソケッ
ト取付け台に係合させて、このソケットボディ21はソ
ケット取付け台に取付けられるようになっている。
ように熱可塑性の合成樹脂製ソケットボディ21は、円
筒形状をなしており、その軸方向一端の前端壁には横長
な通孔31が形成されているとともに、軸方向他端は開
口されている。このボディ21の内部には一対のねじ受
けボス32が、その端面を前記他端開口部に位置させて
一体に設けられている。なお、ソケットボディ21の外
周部には、このボディ21の軸方向に延びる一対の互い
に平行なソケット取付け溝33が形成されている。これ
らの取付け溝33を図示しない器具本体が備えるソケッ
ト取付け台に係合させて、このソケットボディ21はソ
ケット取付け台に取付けられるようになっている。
【0024】熱可塑性の合成樹脂製ソケットカバー22
は、ソケットボディ21の前記他端開口を塞いで、前記
ねじ受けボス32にねじ込まれるねじ34を介してソケ
ットボディ21に連結されている。このカバー22の内
面には、図2に示されるように絶縁壁35の両側に突起
からなる一対のスプリング受け36が一体に突設されて
いる。なお、ソケットカバー22の外周部にも前記ソケ
ット取付け溝33に連通する2つのソケット取付け溝3
7が形成されている。
は、ソケットボディ21の前記他端開口を塞いで、前記
ねじ受けボス32にねじ込まれるねじ34を介してソケ
ットボディ21に連結されている。このカバー22の内
面には、図2に示されるように絶縁壁35の両側に突起
からなる一対のスプリング受け36が一体に突設されて
いる。なお、ソケットカバー22の外周部にも前記ソケ
ット取付け溝33に連通する2つのソケット取付け溝3
7が形成されている。
【0025】図2及び図3に示されるようにソケットカ
バー22の内面には、一対の黄銅製端子金具23がその
取付け孔23aをスプリング受け36の根元に嵌合して
取付けられている。これら端子金具23にはリード線3
8が半田付け等により接続されており、これらリード線
38はソケットカバー22の内外を径方向に連通して設
けた溝部39を通して外部に引き出されている。
バー22の内面には、一対の黄銅製端子金具23がその
取付け孔23aをスプリング受け36の根元に嵌合して
取付けられている。これら端子金具23にはリード線3
8が半田付け等により接続されており、これらリード線
38はソケットカバー22の内外を径方向に連通して設
けた溝部39を通して外部に引き出されている。
【0026】図2、図6等に示されるように熱可塑性の
合成樹脂製作動体24は、前記通孔31を挿通し得る主
部24aの軸方向一端壁をなす前面壁に一対の口金ピン
挿入孔41を有している。前記主部24aの軸方向他端
は開口されているとともに、その開口縁に外側に張り出
すフランジ42を有している。フランジ42は、通孔3
1の縁部に引っ掛かって、作動体24がソケットボディ
21外に通り抜けることを防止するストッパとして用い
られる。この作動体24はその主部24aを前記通孔3
1に通してソケットボディ21に移動可能に収容されて
いる。
合成樹脂製作動体24は、前記通孔31を挿通し得る主
部24aの軸方向一端壁をなす前面壁に一対の口金ピン
挿入孔41を有している。前記主部24aの軸方向他端
は開口されているとともに、その開口縁に外側に張り出
すフランジ42を有している。フランジ42は、通孔3
1の縁部に引っ掛かって、作動体24がソケットボディ
21外に通り抜けることを防止するストッパとして用い
られる。この作動体24はその主部24aを前記通孔3
1に通してソケットボディ21に移動可能に収容されて
いる。
【0027】図1〜図6等に示されるように作動体24
の主部24aの周壁には、この壁の一部からなる爪27
が複数形成されている。これらの爪27は主部24aの
他端開口側から切り込むように設けられた互いに平行な
一対のスリット28間に残されたアーム状の壁部分で形
成され、その厚み方向に弾性変形可能に形成されてい
る。なお、図3中29は爪27の弾性変形を許容するた
めに、この爪27の裏側に臨んで主部24aに形成され
た逃げ部である。そして、爪27はその先端部である爪
先部27a側外側に突出するように僅かに傾斜されてい
るとともに、爪先部27aは前記傾斜とは交差する方向
に傾斜された係合面27a1を有している。又、24b
は爪27が弾性変形した際にコイルばね26に干渉する
ことを妨げる隔壁であって、爪27とコイルばね26と
の間を仕切って主部24aに一体に設けられている。
の主部24aの周壁には、この壁の一部からなる爪27
が複数形成されている。これらの爪27は主部24aの
他端開口側から切り込むように設けられた互いに平行な
一対のスリット28間に残されたアーム状の壁部分で形
成され、その厚み方向に弾性変形可能に形成されてい
る。なお、図3中29は爪27の弾性変形を許容するた
めに、この爪27の裏側に臨んで主部24aに形成され
た逃げ部である。そして、爪27はその先端部である爪
先部27a側外側に突出するように僅かに傾斜されてい
るとともに、爪先部27aは前記傾斜とは交差する方向
に傾斜された係合面27a1を有している。又、24b
は爪27が弾性変形した際にコイルばね26に干渉する
ことを妨げる隔壁であって、爪27とコイルばね26と
の間を仕切って主部24aに一体に設けられている。
【0028】作動体24の軸方向寸法はかなり長いもの
であって、この作動体24には一対の互いに平行なコン
タクト収容穴43が形成されている。これら収容穴43
は作動体24の軸方向に延びており、その穴底をなす壁
には前記口金ピン挿入孔41が個別に設けられている。
各コンタクト収容穴43の内面の二個所には、この穴4
3の軸方向に延びる一対のガイド溝47が形成されてい
る。
であって、この作動体24には一対の互いに平行なコン
タクト収容穴43が形成されている。これら収容穴43
は作動体24の軸方向に延びており、その穴底をなす壁
には前記口金ピン挿入孔41が個別に設けられている。
各コンタクト収容穴43の内面の二個所には、この穴4
3の軸方向に延びる一対のガイド溝47が形成されてい
る。
【0029】これらコンタクト収容穴43内には、図
3、図7、図10等に示されるようにコンタクト取付け
部44が夫々一体に形成されている。この取付け部44
は、取付けベース45と、ガイド柱46とからなる。
3、図7、図10等に示されるようにコンタクト取付け
部44が夫々一体に形成されている。この取付け部44
は、取付けベース45と、ガイド柱46とからなる。
【0030】取付けベース45は、図8、図9等に示さ
れるように相対向する一対の脚部45aとこれらにわた
って一体に設けられたブリッジ部45bとからコの字形
状をなして、コンタクト収容穴43の奥部に設けられて
いる。この取付けベース45は口金ピン挿入孔41を跨
ぐように設けられているとともに、この挿入孔41と対
向するブリッジ部45bの幅A(図10参照)は、口金
ピン挿入孔41の孔径B(図10参照)より狭く形成さ
れている。脚部45aの長さC(図10参照)は口金ピ
ン挿入孔41に挿入される口金ピン(図示しない)の最
大挿入深さよりも長く設定されている。
れるように相対向する一対の脚部45aとこれらにわた
って一体に設けられたブリッジ部45bとからコの字形
状をなして、コンタクト収容穴43の奥部に設けられて
いる。この取付けベース45は口金ピン挿入孔41を跨
ぐように設けられているとともに、この挿入孔41と対
向するブリッジ部45bの幅A(図10参照)は、口金
ピン挿入孔41の孔径B(図10参照)より狭く形成さ
れている。脚部45aの長さC(図10参照)は口金ピ
ン挿入孔41に挿入される口金ピン(図示しない)の最
大挿入深さよりも長く設定されている。
【0031】ガイド柱46は、取付けベース45におけ
るブリッジ部45bの中央部に口金ピン挿入孔41とは
反対側に向けて一体に突出されている。この柱46は図
3、図10、図11等に示されるようにブリッジ部45
bから作動体24の前記他端開口、言い換えれば、コン
タクト収容穴43の入口にわたって延びている。更に、
ガイド柱46の前記他端開口側に位置される先端部分4
6aはテーパを有していて先細に形成されている。又、
ガイド柱46の先端部分46a以外の根本側部分は、後
述する中央通孔の孔形状に密に合致する断面を持って形
成されている。なお、この根本側部分は例えば円柱から
なる。このガイド柱46は、作動体24内に収容される
コンタクト25を、その傾きを防止しながら適正な姿勢
に保って、作動体24内の奥深くにまで容易に組み込ま
せるガイドとして使用される。
るブリッジ部45bの中央部に口金ピン挿入孔41とは
反対側に向けて一体に突出されている。この柱46は図
3、図10、図11等に示されるようにブリッジ部45
bから作動体24の前記他端開口、言い換えれば、コン
タクト収容穴43の入口にわたって延びている。更に、
ガイド柱46の前記他端開口側に位置される先端部分4
6aはテーパを有していて先細に形成されている。又、
ガイド柱46の先端部分46a以外の根本側部分は、後
述する中央通孔の孔形状に密に合致する断面を持って形
成されている。なお、この根本側部分は例えば円柱から
なる。このガイド柱46は、作動体24内に収容される
コンタクト25を、その傾きを防止しながら適正な姿勢
に保って、作動体24内の奥深くにまで容易に組み込ま
せるガイドとして使用される。
【0032】前記コンタクト25は、燐青銅等の導電性
ばね板を折り曲げてなり、図11(A)〜(C)等に示
されるようにベース板部51と、この両端から一体に折
り曲げられて互いに近づく方向に弾性力を有する一対の
コンタクト片52とを有して、側面から見た形状が略三
角形状ないしは巾着形状をなしている。そして、ベース
板部51の中央部には前記ガイド柱46に嵌着される中
央通孔53が形成され、かつ、ベース板部51の両側縁
には前記ガイド溝47に嵌合される張り出し縁部54が
設けられている。
ばね板を折り曲げてなり、図11(A)〜(C)等に示
されるようにベース板部51と、この両端から一体に折
り曲げられて互いに近づく方向に弾性力を有する一対の
コンタクト片52とを有して、側面から見た形状が略三
角形状ないしは巾着形状をなしている。そして、ベース
板部51の中央部には前記ガイド柱46に嵌着される中
央通孔53が形成され、かつ、ベース板部51の両側縁
には前記ガイド溝47に嵌合される張り出し縁部54が
設けられている。
【0033】このコンタクト25の自由状態は図10中
二点鎖線又は図11(B)に示され、そのコンタクト片
52の湾曲された先端部は互いに当接されるようになっ
ている。そして、図10に示されるようにコンタクト2
5は、その中央通孔53をガイド柱46に軽圧入して嵌
合させるとともに張り出し縁部54をガイド溝47に嵌
合させて、コンタクト収容穴43内のコンタクト取付け
部44に固定されて、コンタクト収容穴43の奥部に収
容配置されている。この収容状態において、コンタクト
片52は前記脚部45aをその幅方向両側から弾性的に
挟んでいるとともに、その湾曲された先端部は口金ピン
挿入孔41に近接し、かつ、この孔41に臨むようにな
っている。
二点鎖線又は図11(B)に示され、そのコンタクト片
52の湾曲された先端部は互いに当接されるようになっ
ている。そして、図10に示されるようにコンタクト2
5は、その中央通孔53をガイド柱46に軽圧入して嵌
合させるとともに張り出し縁部54をガイド溝47に嵌
合させて、コンタクト収容穴43内のコンタクト取付け
部44に固定されて、コンタクト収容穴43の奥部に収
容配置されている。この収容状態において、コンタクト
片52は前記脚部45aをその幅方向両側から弾性的に
挟んでいるとともに、その湾曲された先端部は口金ピン
挿入孔41に近接し、かつ、この孔41に臨むようにな
っている。
【0034】前記コイルばね26は燐青銅等の導電性ば
ね材製であって、これらはガイド柱46を収容して作動
体24及びソケットボディ21とにわたって圧縮状態で
収容されている。コイルばね26の一端はコンタクト2
5のベース板部51に接触され、他端は前記スプリング
受け36に嵌合されて前記端子金具23に接触されて、
これらを電気的に接続している。これらコイルばね26
の弾性力によって、コンタクト取付け部44の取付けベ
ース45に当接した状態に固定されたコンタクト25を
介して作動体24が外方に付勢されて、この作動体24
の主部24aが図1に示されるようにソケットボディ2
1から突出した状態に保持されるようになっている。
ね材製であって、これらはガイド柱46を収容して作動
体24及びソケットボディ21とにわたって圧縮状態で
収容されている。コイルばね26の一端はコンタクト2
5のベース板部51に接触され、他端は前記スプリング
受け36に嵌合されて前記端子金具23に接触されて、
これらを電気的に接続している。これらコイルばね26
の弾性力によって、コンタクト取付け部44の取付けベ
ース45に当接した状態に固定されたコンタクト25を
介して作動体24が外方に付勢されて、この作動体24
の主部24aが図1に示されるようにソケットボディ2
1から突出した状態に保持されるようになっている。
【0035】前記構成の蛍光ランプソケットの使用時に
は、そのソケットボディ21から突出された作動体24
の突出先端壁の口金ピン挿入孔41に、図示しない直管
型蛍光ランプが有する一対の口金ピンが差込まれる。そ
うすると、まず、口金ピンがコンタクト25のコンタク
ト片52間にこれらコンタクト片52を押し開きながら
挿入され、これらコンタクト片52と接触して、口金ピ
ンとコンタクト25とが電気的に接続される。そして更
に、前記差込みが進行されることに伴って、蛍光ランプ
の口金の端面が作動体24の突出先端壁前面に当接する
から、この時点以降は作動体24がコイルばね26を弾
性変形させながらソケットボディ21内に押し込まれ
る。こうした状況が一対の蛍光ランプソケットにより直
管型蛍光ランプの両端において形成されるから、それに
より、一対の蛍光ランプソケットは、そのコイルばね2
6の弾性力で蛍光ランプを軸方向両側から支持すること
ができる。
は、そのソケットボディ21から突出された作動体24
の突出先端壁の口金ピン挿入孔41に、図示しない直管
型蛍光ランプが有する一対の口金ピンが差込まれる。そ
うすると、まず、口金ピンがコンタクト25のコンタク
ト片52間にこれらコンタクト片52を押し開きながら
挿入され、これらコンタクト片52と接触して、口金ピ
ンとコンタクト25とが電気的に接続される。そして更
に、前記差込みが進行されることに伴って、蛍光ランプ
の口金の端面が作動体24の突出先端壁前面に当接する
から、この時点以降は作動体24がコイルばね26を弾
性変形させながらソケットボディ21内に押し込まれ
る。こうした状況が一対の蛍光ランプソケットにより直
管型蛍光ランプの両端において形成されるから、それに
より、一対の蛍光ランプソケットは、そのコイルばね2
6の弾性力で蛍光ランプを軸方向両側から支持すること
ができる。
【0036】ところで、作動体24はその外周面に一対
の爪27を有していて、これらの爪先部27aは、蛍光
ランプが装着されていない蛍光ランプソケットの自由状
態では、ソケットボディ21の外部で、かつ、このボデ
ィ21の通孔31に近接して位置されている。そして、
作動体24内に収容された一対のコンタクト25は、作
動体24のコンタクト取付け部44に固定されているか
ら、これらコンタクト25は作動体24と一体的に動く
ようになっている。
の爪27を有していて、これらの爪先部27aは、蛍光
ランプが装着されていない蛍光ランプソケットの自由状
態では、ソケットボディ21の外部で、かつ、このボデ
ィ21の通孔31に近接して位置されている。そして、
作動体24内に収容された一対のコンタクト25は、作
動体24のコンタクト取付け部44に固定されているか
ら、これらコンタクト25は作動体24と一体的に動く
ようになっている。
【0037】そのため、既述の蛍光ランプの装着動作に
おいて、口金ピンが作動体24の口金ピン挿入孔41に
通された直後に、このピンがコンタクト25の一対のコ
ンタクト片52の先端部に当接して、これらコンタクト
片52間に入り込もうとする時に、コンタクト25に作
用する押込み力によって作動体24の爪27の爪先部2
7aの係合面27a1が、直ちにソケットボディ21の
通孔31の縁に当接する。この当接状態が継続している
間は、ソケットボディ21をストッパとする抵抗力で作
動体24がソケットボディ21内に押込まれることを妨
げることができる。
おいて、口金ピンが作動体24の口金ピン挿入孔41に
通された直後に、このピンがコンタクト25の一対のコ
ンタクト片52の先端部に当接して、これらコンタクト
片52間に入り込もうとする時に、コンタクト25に作
用する押込み力によって作動体24の爪27の爪先部2
7aの係合面27a1が、直ちにソケットボディ21の
通孔31の縁に当接する。この当接状態が継続している
間は、ソケットボディ21をストッパとする抵抗力で作
動体24がソケットボディ21内に押込まれることを妨
げることができる。
【0038】それにより、作動体24内のコンタクト2
5が開くことなく口金ピンにより押圧移動されることが
なくなり、口金ピンは一対のコンタクト片52をその弾
性力に抗して互いに離れるように押し開いて、これらコ
ンタクト片52間に容易かつ確実に入り込むことができ
るから、口金ピンはその径方向両側から一対のコンタク
ト片52で挟持される。
5が開くことなく口金ピンにより押圧移動されることが
なくなり、口金ピンは一対のコンタクト片52をその弾
性力に抗して互いに離れるように押し開いて、これらコ
ンタクト片52間に容易かつ確実に入り込むことができ
るから、口金ピンはその径方向両側から一対のコンタク
ト片52で挟持される。
【0039】こうして、コンタクト25内への口金ピン
の差込みができることにより、やがては蛍光ランプの口
金の端面が作動体24の主部24aの突出先端壁前面に
当接するので、その時点以降は口金によって作動体24
が押圧される。そうすると、一対の爪27が逃げ部29
側に弾性変形されて前記通孔31の縁から外れると同時
に、前記抵抗力が消失ないしは激減されるから、コンタ
クト25を伴って作動体24がコイルばね26のばね力
に抗してソケットボディ21内に押込まれて、蛍光ラン
プが装着される。
の差込みができることにより、やがては蛍光ランプの口
金の端面が作動体24の主部24aの突出先端壁前面に
当接するので、その時点以降は口金によって作動体24
が押圧される。そうすると、一対の爪27が逃げ部29
側に弾性変形されて前記通孔31の縁から外れると同時
に、前記抵抗力が消失ないしは激減されるから、コンタ
クト25を伴って作動体24がコイルばね26のばね力
に抗してソケットボディ21内に押込まれて、蛍光ラン
プが装着される。
【0040】以上のように、前記構成の蛍光ランプソケ
ットは、その弾性変形可能な一対の爪27により、蛍光
ランプの口金ピンを作動体24の口金ピン挿入孔41に
挿入する時期にだけ、コンタクト25の一対のコンタク
ト片52間に口金ピンが入り込むのに要する挿入力より
も大きい抵抗力を発生させて、この抵抗力を作動体24
に与える。
ットは、その弾性変形可能な一対の爪27により、蛍光
ランプの口金ピンを作動体24の口金ピン挿入孔41に
挿入する時期にだけ、コンタクト25の一対のコンタク
ト片52間に口金ピンが入り込むのに要する挿入力より
も大きい抵抗力を発生させて、この抵抗力を作動体24
に与える。
【0041】そのため、前記一時期において、コンタク
ト25を介してコイルばね26を圧縮させながら作動体
24が押し動かされることがないから、挿入された口金
ピンを一対のコンタクト片52間にこれらを押し開くよ
うに入り込ませて、これらコンタクト片52間で口金ピ
ンを径方向両側から弾性的に挟むことができ、口金ピン
とコンタクト25との電気的接触を確実にできる。
ト25を介してコイルばね26を圧縮させながら作動体
24が押し動かされることがないから、挿入された口金
ピンを一対のコンタクト片52間にこれらを押し開くよ
うに入り込ませて、これらコンタクト片52間で口金ピ
ンを径方向両側から弾性的に挟むことができ、口金ピン
とコンタクト25との電気的接触を確実にできる。
【0042】したがって、口金ピン挿入孔41に挿入さ
れる口金ピンをコンタクト25の一対のコンタクト片5
2間への入り込みを全うさせるために、コイルばね26
の力に強くしそれに頼って口金ピンの挿入時における作
動体の動きを抑制する必要がなくなるから、コイルばね
26にはばね力が過度に大きくないばね特性を有するも
のを使用できる。
れる口金ピンをコンタクト25の一対のコンタクト片5
2間への入り込みを全うさせるために、コイルばね26
の力に強くしそれに頼って口金ピンの挿入時における作
動体の動きを抑制する必要がなくなるから、コイルばね
26にはばね力が過度に大きくないばね特性を有するも
のを使用できる。
【0043】このようなコイルばね26を採用できるこ
とにより、コイルばね26のばね力を強くした場合のよ
うに点灯試験等での圧縮変形に伴いコイルばね26がへ
たるおそれを防止できるとともに、既述の作動体24を
押込み操作おいてコイルばね26が硬すぎることがなく
なって、蛍光ランプの装着性が低下することも防止でき
る。
とにより、コイルばね26のばね力を強くした場合のよ
うに点灯試験等での圧縮変形に伴いコイルばね26がへ
たるおそれを防止できるとともに、既述の作動体24を
押込み操作おいてコイルばね26が硬すぎることがなく
なって、蛍光ランプの装着性が低下することも防止でき
る。
【0044】又、以上のように作動体24にその押込み
初期において一時的に抵抗力を与える抵抗手段として、
作動体24の周壁の一部で形成された弾性変形可能な爪
27を設けて、この爪27の弾性変形により前記通孔3
1の縁との引っ掛かりが外れると同時に前記抵抗力が消
失ないしは激減されるようにしたので、爪27の爪先部
27aの摩耗を少なくできる。そのため、耐久性に優
れ、したがって、蛍光ランプの着脱に拘らず、蛍光ラン
プを装着する際における既述のような所期の機能を維持
できる。
初期において一時的に抵抗力を与える抵抗手段として、
作動体24の周壁の一部で形成された弾性変形可能な爪
27を設けて、この爪27の弾性変形により前記通孔3
1の縁との引っ掛かりが外れると同時に前記抵抗力が消
失ないしは激減されるようにしたので、爪27の爪先部
27aの摩耗を少なくできる。そのため、耐久性に優
れ、したがって、蛍光ランプの着脱に拘らず、蛍光ラン
プを装着する際における既述のような所期の機能を維持
できる。
【0045】又、前記のように作動体24に爪27を設
けたことにより、蛍光ランプソケットの組立てにおい
て、作動体24をソケットボディ21の通孔31に通し
て組み付けた後には、一対の爪27が通孔31の縁に引
っ掛かって抜け止めとなるので、作動体24が上になる
ように誤って倒立させた場合に、作動体24がソケット
ボディ21から脱落することがなくなり、取扱いを容易
にできる。
けたことにより、蛍光ランプソケットの組立てにおい
て、作動体24をソケットボディ21の通孔31に通し
て組み付けた後には、一対の爪27が通孔31の縁に引
っ掛かって抜け止めとなるので、作動体24が上になる
ように誤って倒立させた場合に、作動体24がソケット
ボディ21から脱落することがなくなり、取扱いを容易
にできる。
【0046】図12は本発明の第2の実施の形態を示し
ている。この第2の実施の形態は基本的には第1の実施
の形態と同様な構成であるので、同様構成部分には第1
の実施の形態と同じ符号を付して、その構成および作用
の説明を省略し、以下異なる部分について説明する。第
2の実施の形態が第1の実施の形態と異なる部分は、抵
抗手段の構成である。
ている。この第2の実施の形態は基本的には第1の実施
の形態と同様な構成であるので、同様構成部分には第1
の実施の形態と同じ符号を付して、その構成および作用
の説明を省略し、以下異なる部分について説明する。第
2の実施の形態が第1の実施の形態と異なる部分は、抵
抗手段の構成である。
【0047】すなわち、第2の実施の形態において、ソ
ケットボディ21の通孔31の縁には、その内側に突出
する例えば一対の半球状等の小突起21cが一体に設け
られている。又、これら小突起21cに対応して作動体
24の円弧状側面には、例えば半円状断面をなす山形状
の小突起127で分断された第1溝127aと第2溝1
27bとが形成されている。これら両溝127a、12
7bと小突起127とは、作動体24の軸方向に沿って
延びるて連なっているとともに、これらが設けられた壁
部分24bは多少弾性変形できるように形成されてい
る。そして、蛍光ランプが装着されていない状態では、
図12に示されるように作動体24の他端開口端に開放
された第1溝127aに小突起21cが摺動可能に嵌合
され、又、蛍光ランプが装着された状態では、第2溝1
27bに小突起21cが摺動可能に嵌合されるようにな
っている。これらの小突起21c、127、両溝127
a、127bとによって抵抗手段が形成されている。な
お、以上説明した点以外の構成は、図示されない部分を
含めて前記第1の実施の形態に係る差込み型蛍光ランプ
ソケットの構成と同じである。
ケットボディ21の通孔31の縁には、その内側に突出
する例えば一対の半球状等の小突起21cが一体に設け
られている。又、これら小突起21cに対応して作動体
24の円弧状側面には、例えば半円状断面をなす山形状
の小突起127で分断された第1溝127aと第2溝1
27bとが形成されている。これら両溝127a、12
7bと小突起127とは、作動体24の軸方向に沿って
延びるて連なっているとともに、これらが設けられた壁
部分24bは多少弾性変形できるように形成されてい
る。そして、蛍光ランプが装着されていない状態では、
図12に示されるように作動体24の他端開口端に開放
された第1溝127aに小突起21cが摺動可能に嵌合
され、又、蛍光ランプが装着された状態では、第2溝1
27bに小突起21cが摺動可能に嵌合されるようにな
っている。これらの小突起21c、127、両溝127
a、127bとによって抵抗手段が形成されている。な
お、以上説明した点以外の構成は、図示されない部分を
含めて前記第1の実施の形態に係る差込み型蛍光ランプ
ソケットの構成と同じである。
【0048】この第2の実施の形態に係る蛍光ランプソ
ケットによれば、口金ピン挿入孔41に挿入された口金
ピンがコンタクト25を介して作動体24に押込み力を
作用させると、小突起21c、127同志が当って、作
動体24が押込まれないような抵抗力を作動体24に与
えることができる。そして、ランプの口金が作動体24
の突出先端壁前面に当って本格的に作動体24が押され
ると、小突起127等が設けられた前記壁部分24bの
弾性変形により、小突起127が小突起21cを乗り越
えると同時に前記抵抗力が消失ないしは激減されるの
で、作動体24をコイルばね26に抗して押込むことが
できる。したがって、この第2の実施の形態に係る差込
み型蛍光ランプソケットにおいても本発明の第1の課題
を解決できる。
ケットによれば、口金ピン挿入孔41に挿入された口金
ピンがコンタクト25を介して作動体24に押込み力を
作用させると、小突起21c、127同志が当って、作
動体24が押込まれないような抵抗力を作動体24に与
えることができる。そして、ランプの口金が作動体24
の突出先端壁前面に当って本格的に作動体24が押され
ると、小突起127等が設けられた前記壁部分24bの
弾性変形により、小突起127が小突起21cを乗り越
えると同時に前記抵抗力が消失ないしは激減されるの
で、作動体24をコイルばね26に抗して押込むことが
できる。したがって、この第2の実施の形態に係る差込
み型蛍光ランプソケットにおいても本発明の第1の課題
を解決できる。
【0049】図13は本発明の第3の実施の形態を示し
ている。この第3の実施の形態は基本的には第1の実施
の形態と同様な構成であるので、同様構成部分には第1
の実施の形態と同じ符号を付して、その構成および作用
の説明を省略し、以下異なる部分について説明する。第
3の実施の形態が第1の実施の形態と異なる部分は、抵
抗手段の構成である。
ている。この第3の実施の形態は基本的には第1の実施
の形態と同様な構成であるので、同様構成部分には第1
の実施の形態と同じ符号を付して、その構成および作用
の説明を省略し、以下異なる部分について説明する。第
3の実施の形態が第1の実施の形態と異なる部分は、抵
抗手段の構成である。
【0050】すなわち、第3の実施の形態において、作
動体24の円弧状側面には、例えば半円状断面をなす山
形状の小突起227が一体に突設されているとともに、
この小突起227を長手方向中間部に置くようにして略
コの字状に連続する薄肉なセルフヒンジ部227aが形
成されている。このヒンジ部227aの互いに平行とな
った両端は作動体24の他端開口に開放されている。し
たがって、セルフヒンジ部227aで囲まれる壁部分
は、セルフヒンジ部227aの弾性変形を介して可動で
きるようになっている。これらの小突起227及びセル
フヒンジ部227aによって抵抗手段が形成されてい
る。なお、以上説明した点以外の構成は、図示されない
部分を含めて前記第1の実施の形態に係る差込み型蛍光
ランプソケットの構成と同じである。
動体24の円弧状側面には、例えば半円状断面をなす山
形状の小突起227が一体に突設されているとともに、
この小突起227を長手方向中間部に置くようにして略
コの字状に連続する薄肉なセルフヒンジ部227aが形
成されている。このヒンジ部227aの互いに平行とな
った両端は作動体24の他端開口に開放されている。し
たがって、セルフヒンジ部227aで囲まれる壁部分
は、セルフヒンジ部227aの弾性変形を介して可動で
きるようになっている。これらの小突起227及びセル
フヒンジ部227aによって抵抗手段が形成されてい
る。なお、以上説明した点以外の構成は、図示されない
部分を含めて前記第1の実施の形態に係る差込み型蛍光
ランプソケットの構成と同じである。
【0051】この第3の実施の形態に係る蛍光ランプソ
ケットによれば、口金ピン挿入孔41に挿入された口金
ピンがコンタクト25を介して作動体24に押込み力を
作用させると、直ちに小突起227がソケットボディ2
1の開口31の縁に当って、作動体24が押込まれない
ような抵抗力を作動体24に与えることができる。そし
て、口金が作動体24の突出先端壁前面に当って本格的
に作動体24が押されると、セルフヒンジ部227aの
弾性変形により小突起227が前記通孔31の縁lから
外れると同時に前記抵抗力が消失ないしは激減されるの
で、作動体24をコイルばね26に抗して押込むことが
できる。したがって、この第3の実施の形態に係る差込
み型蛍光ランプソケットにおいても本発明の第1及び第
2の課題を解決できる。
ケットによれば、口金ピン挿入孔41に挿入された口金
ピンがコンタクト25を介して作動体24に押込み力を
作用させると、直ちに小突起227がソケットボディ2
1の開口31の縁に当って、作動体24が押込まれない
ような抵抗力を作動体24に与えることができる。そし
て、口金が作動体24の突出先端壁前面に当って本格的
に作動体24が押されると、セルフヒンジ部227aの
弾性変形により小突起227が前記通孔31の縁lから
外れると同時に前記抵抗力が消失ないしは激減されるの
で、作動体24をコイルばね26に抗して押込むことが
できる。したがって、この第3の実施の形態に係る差込
み型蛍光ランプソケットにおいても本発明の第1及び第
2の課題を解決できる。
【0052】図14〜図16は本発明の第4の実施の形
態を示している。この第4の実施の形態は基本的には第
1の実施の形態と同様な構成であるので、同様構成部分
には第1の実施の形態と同じ符号を付して、その構成お
よび作用の説明を省略し、以下異なる部分について説明
する。第4の実施の形態が第1の実施の形態と異なる部
分は、抵抗手段の位置である。
態を示している。この第4の実施の形態は基本的には第
1の実施の形態と同様な構成であるので、同様構成部分
には第1の実施の形態と同じ符号を付して、その構成お
よび作用の説明を省略し、以下異なる部分について説明
する。第4の実施の形態が第1の実施の形態と異なる部
分は、抵抗手段の位置である。
【0053】すなわち、第4の実施の形態において、抵
抗手段をなす弾性変形可能な爪327は、ソケットボデ
ィ21に一対設けられている。これらの爪327は、例
えばソケットボディ21の通孔31に連続して設けられ
た一対のスリット328間に残された部分で形成されて
いて、その爪先部327aの係合面327a1等はソケ
ットボディ21の内側に臨んで形成されている。しか
し、この構成に代えて一対のスリット328をソケット
カバー22で塞がれるソケットボディ21の他端開口側
から設けることにより、それらの間に弾性変形可能な爪
327を設ける構成としてもよい。なお、以上説明した
点以外の構成は、図示されない部分を含めて前記第1の
実施の形態に係る差込み型蛍光ランプソケットの構成と
同じである。
抗手段をなす弾性変形可能な爪327は、ソケットボデ
ィ21に一対設けられている。これらの爪327は、例
えばソケットボディ21の通孔31に連続して設けられ
た一対のスリット328間に残された部分で形成されて
いて、その爪先部327aの係合面327a1等はソケ
ットボディ21の内側に臨んで形成されている。しか
し、この構成に代えて一対のスリット328をソケット
カバー22で塞がれるソケットボディ21の他端開口側
から設けることにより、それらの間に弾性変形可能な爪
327を設ける構成としてもよい。なお、以上説明した
点以外の構成は、図示されない部分を含めて前記第1の
実施の形態に係る差込み型蛍光ランプソケットの構成と
同じである。
【0054】この蛍光ランプソケットにおいて、蛍光ラ
ンプが装着されていない自由状態では、ソケットボディ
21内に入り込んだ作動体24の他端開口の縁が、図1
5に示されるように前記ボディ21の周壁の一部により
形成された一対の爪327の係合面327a1に当接な
いしは近接して位置されている。
ンプが装着されていない自由状態では、ソケットボディ
21内に入り込んだ作動体24の他端開口の縁が、図1
5に示されるように前記ボディ21の周壁の一部により
形成された一対の爪327の係合面327a1に当接な
いしは近接して位置されている。
【0055】そのため、口金ピン挿入孔41に挿入され
た口金ピンがコンタクト25を介して作動体24に押込
み力を作用させると、一対の爪327により、その係合
面327a1に当接する作動体24にソケットボディ2
1内に押込まれないような抵抗力を与えることができ
る。そして、ランプの口金が作動体24の突出先端壁前
面に当って本格的に作動体24が押されると、一対の爪
327はソケットボディ21の外側に突出して逃げるよ
うに弾性変形するから、前記抵抗力が消失ないしは激減
して作動体24をコイルばね26に抗して押込むことが
できる。したがって、この第4の実施の形態に係る差込
み型蛍光ランプソケットにおいても本発明の第1及び第
2の課題を解決できる。
た口金ピンがコンタクト25を介して作動体24に押込
み力を作用させると、一対の爪327により、その係合
面327a1に当接する作動体24にソケットボディ2
1内に押込まれないような抵抗力を与えることができ
る。そして、ランプの口金が作動体24の突出先端壁前
面に当って本格的に作動体24が押されると、一対の爪
327はソケットボディ21の外側に突出して逃げるよ
うに弾性変形するから、前記抵抗力が消失ないしは激減
して作動体24をコイルばね26に抗して押込むことが
できる。したがって、この第4の実施の形態に係る差込
み型蛍光ランプソケットにおいても本発明の第1及び第
2の課題を解決できる。
【0056】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0057】請求項1に記載の発明によれば、口金ピン
挿入孔に挿入された口金ピンをコンタクトの一対のコン
タクト片で弾性的に挟むことができるため、口金ピンと
コンタクトとの電気的接触の信頼性を確保でき、そし
て、こうした効果を得る上において口金ピンの挿入時に
おける作動体の動きを抑制してコンタクトへの口金ピン
の入り込みを実現させるのに、導電性コイルばねの力を
強くしそれに頼る必要がないため、ばね力が過度に大き
くないコイルばねを使用でき、それにより、このコイル
ばねのへたりを防止できるとともに、蛍光ランプの装着
性の低下も防止することができる。
挿入孔に挿入された口金ピンをコンタクトの一対のコン
タクト片で弾性的に挟むことができるため、口金ピンと
コンタクトとの電気的接触の信頼性を確保でき、そし
て、こうした効果を得る上において口金ピンの挿入時に
おける作動体の動きを抑制してコンタクトへの口金ピン
の入り込みを実現させるのに、導電性コイルばねの力を
強くしそれに頼る必要がないため、ばね力が過度に大き
くないコイルばねを使用でき、それにより、このコイル
ばねのへたりを防止できるとともに、蛍光ランプの装着
性の低下も防止することができる。
【0058】請求項1に従属する請求項2に記載の発明
によれば、口金ピンの挿入時に作動体が動かされること
を防止するための抵抗力を発生させる爪先部の摩耗を、
爪の弾性変形により少なくできるので、耐久性に優れ、
したがって、蛍光ランプの着脱に拘らず前記第1の課題
を解決することができる。
によれば、口金ピンの挿入時に作動体が動かされること
を防止するための抵抗力を発生させる爪先部の摩耗を、
爪の弾性変形により少なくできるので、耐久性に優れ、
したがって、蛍光ランプの着脱に拘らず前記第1の課題
を解決することができる。
【図1】(A)は本発明の第1の実施の形態に係る蛍光
ランプソケットの構成を示す正面図。(B)は第1の実
施の形態に係る蛍光ランプソケットの構成を示す側面
図。(C)は第1の実施の形態に係る蛍光ランプソケッ
トの構成を示す下面図。
ランプソケットの構成を示す正面図。(B)は第1の実
施の形態に係る蛍光ランプソケットの構成を示す側面
図。(C)は第1の実施の形態に係る蛍光ランプソケッ
トの構成を示す下面図。
【図2】第1の実施の形態に係る蛍光ランプソケットの
構成を分解して示す斜視図。
構成を分解して示す斜視図。
【図3】図1(A)中S−S線に沿って示す蛍光ランプ
ソケットの断面図。
ソケットの断面図。
【図4】第1の実施の形態に係る蛍光ランプソケットの
構成をソケットカバー及び端子を取外した状態で一部を
切り欠いて示す背面図。
構成をソケットカバー及び端子を取外した状態で一部を
切り欠いて示す背面図。
【図5】第1の実施の形態に係る蛍光ランプソケットの
ソケットボディを示す斜視図。
ソケットボディを示す斜視図。
【図6】第1の実施の形態に係る蛍光ランプソケットの
作動体を示す斜視図。
作動体を示す斜視図。
【図7】第1の実施の形態に係る蛍光ランプソケットの
作動体の一部を拡大して示す背面図。
作動体の一部を拡大して示す背面図。
【図8】図7中Y−Y線に沿って示す断面図。
【図9】図7中X−X線に沿って示す断面図。
【図10】第1の実施の形態に係る蛍光ランプソケット
の作動体をコンタクトとともに示す断面図。
の作動体をコンタクトとともに示す断面図。
【図11】(A)は第1の実施の形態に係る蛍光ランプ
ソケットのコンタクトを示す平面図。(B)は第1の実
施の形態に係る蛍光ランプソケットのコンタクトを示す
側面図。(C)は第1の実施の形態に係る蛍光ランプソ
ケットのコンタクトを示す背面図。
ソケットのコンタクトを示す平面図。(B)は第1の実
施の形態に係る蛍光ランプソケットのコンタクトを示す
側面図。(C)は第1の実施の形態に係る蛍光ランプソ
ケットのコンタクトを示す背面図。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係る蛍光ランプ
ソケットの構成を示す断面図。
ソケットの構成を示す断面図。
【図13】本発明の第3の実施の形態に係る蛍光ランプ
ソケットの構成を示す断面図。
ソケットの構成を示す断面図。
【図14】本発明の第4の実施の形態に係る蛍光ランプ
ソケットの構成を分解して示す斜視図。
ソケットの構成を分解して示す斜視図。
【図15】第4の実施の形態に係る蛍光ランプソケット
の構成を示す断面図。
の構成を示す断面図。
【図16】第4の実施の形態に係る蛍光ランプソケット
のソケットボディを示す斜視図。
のソケットボディを示す斜視図。
【図17】従来例に係る差込型蛍光ランプソケットの構
成を分解して示す斜視図。
成を分解して示す斜視図。
21…ソケットボディ、 22…ソケットカバー、 23…端子金具、 24…作動体、 25…コンタクト、 26…コイルばね、 27…爪(抵抗手段)、 27a…爪先部、 27a1…係合面、 28…スリット、 31…通孔、 41…口金ピン挿入孔、 43…コンタクト収容穴、 44…コンタクト取付け部、 51…ベース板部、 52…コンタクト片、 21c…小突起(抵抗手段)、 127…小突起(抵抗手段)、 127a…第1溝(抵抗手段)、 127b…第2溝(抵抗手段)、 227…小突起(抵抗手段)、 227a…セルフヒンジ部(抵抗手段)、 327…爪(抵抗手段)、 327a…爪先部(抵抗手段)、 327a1…係合面(抵抗手段)、 328…スリット(抵抗手段)。
Claims (2)
- 【請求項1】一端に通孔を有するとともに他端が開口さ
れたソケットボディと、 このボディの他端開口を塞いで取付けられたソケットカ
バーと、 このカバーの内面に取付けられた一対の端子金具と、 前記通孔に通されて前記ソケットボディに摺動可能に収
容され、かつ、前記ソケットボディ外に突出される軸方
向一端壁に一対の口金ピン挿入孔を有するとともに、軸
方向他端が開口された作動体と、 前記口金ピン挿入孔に臨んで前記作動体に収容された一
対のコンタクトと、 このコンタクトと前記端子金具とに両端を接して前記ソ
ケットボディ及び前記作動体にわたって収容され、前記
作動体を前記ソケットボディ外に突出させる方向に付勢
する一対の導電性コイルばねと、を備える蛍光ランプソ
ケットにおいて、 前記コンタクトを、前記コイルばねの端部を受けるベー
ス板部と、この板部の両端から折り曲げられて互いに近
づく方向に弾性力を有する一対のコンタクト片とを有し
たばね板製とし、 前記口金ピン挿入孔に挿通される口金ピンの前記一対の
コンタクト片間への入り込みに要する挿入力より大きい
抵抗力を、前記口金ピンの挿入時にだけ発生させて前記
作動体に与える抵抗手段を、前記ソケットボディ又は前
記作動体の一方に設けたことを特徴とする蛍光ランプソ
ケット。 - 【請求項2】前記抵抗手段が、前記ソケットボディ又は
前記作動体のうちの一方の周壁の一部で形成された弾性
変形可能な爪であって、この爪の爪先部が前記ソケット
ボディの通孔の縁又は前記作動体の他端開口の縁に一時
的に接触して前記抵抗力を発生するものであることを特
徴とする請求項1に記載の蛍光ランプソケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15225797A JPH113756A (ja) | 1997-06-10 | 1997-06-10 | 蛍光ランプソケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15225797A JPH113756A (ja) | 1997-06-10 | 1997-06-10 | 蛍光ランプソケット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH113756A true JPH113756A (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=15536535
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15225797A Pending JPH113756A (ja) | 1997-06-10 | 1997-06-10 | 蛍光ランプソケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH113756A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100842716B1 (ko) | 2006-12-14 | 2008-07-01 | 한국단자공업 주식회사 | 백라이트 램프 고정 소켓 |
-
1997
- 1997-06-10 JP JP15225797A patent/JPH113756A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100842716B1 (ko) | 2006-12-14 | 2008-07-01 | 한국단자공업 주식회사 | 백라이트 램프 고정 소켓 |
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