JP3341558B2 - 片口金蛍光灯ソケット - Google Patents

片口金蛍光灯ソケット

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JP3341558B2
JP3341558B2 JP34242895A JP34242895A JP3341558B2 JP 3341558 B2 JP3341558 B2 JP 3341558B2 JP 34242895 A JP34242895 A JP 34242895A JP 34242895 A JP34242895 A JP 34242895A JP 3341558 B2 JP3341558 B2 JP 3341558B2
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伸通 西浜
雅章 磯田
浩二 波多野
登茂之 小野
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、片口金蛍光灯ソケ
ットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図18乃至図20は、従来の片口金蛍光
灯ソケットを示すもので、この片口金蛍光灯ソケット
は、片口金蛍光灯1を挿入して回転係止させることによ
り装着させるものであって、主に、ソケット本体2と、
接触子3、及びカバー4とを有して構成されている。
【0003】この片口金蛍光灯ソケットに装着される片
口金蛍光灯1は、バルブ1aの一端側に口金5が設けら
れ、その口金5のバルブ1aの突出方向と反対側である
底面5aには複数のランプピン5bが突設されてなり、
また、口金5の一方向に対向する側面5cにはランプピ
ン5bと略垂直方向に突出する一対の係止突部5dが設
けられている。
【0004】ソケット本体2は、絶縁性を有する樹脂製
であって、前面側であるランプ装着面側に開口した収納
凹所2aが設けられてなり、その収納凹所2aの底部に
はランプピン挿入孔2bが設けられている。そして、ラ
ンプピン挿入孔2bの奥方には導電部材で形成されてラ
ンプピン5bの先端が当接する接触子3が、コイルバネ
2cによりソケット本体2の前面側に付勢されるように
収納されて構成されている。また、ソケット本体2の収
納凹所2aは、その内部で片口金ランプ1の口金5が、
その中心軸のまわりに所定角度だけ回動可能に形成さ
れ、収納凹所2aの周側壁には、収納凹所2aと連通し
てランプ装着面側から片口金ランプ1の係止突部5dが
挿入されて回転係止される係止溝2dが設けられてい
る。この係止溝2dは、ランプ装着面側に開口した挿入
穴部2eと、挿入穴部2eの側方に連通して設けられた
係止穴部2fとにより略L字状に形成されてなり、係止
穴部2fの挿入穴部2e側には、収納凹所2aの底面側
に突出する凸状部2gが形成されている。
【0005】このように構成された片口金蛍光灯ソケッ
トでは、片口金蛍光灯1は、その係止突部5dをソケッ
ト本体2の係止溝2dの挿入穴部2eに合わせて口金5
を収納凹所2aに挿入し、その後に回転させることによ
り係止突部5dを、係止穴部2f側に移動させて装着さ
れるが、口金5は収納凹所2aに押し込まれて回転させ
られる際に、ランプピン5bが接触子3に付勢されたバ
ネ圧に抗しながら、挿入穴部2eと係止穴部2fの間の
凸状部2gを乗り越えて係止穴部2fに係止される。つ
まり、口金5は、係止突部5dが凸状部2gを乗り越え
る際には係止溝2dの底面に略当接する位置までソケッ
ト本体2に押し込まれ、その後には、回転と共に接触子
3を前面側に付勢するコイルバネ2cによりソケット本
体2の前面側であるランプ装着面側に押し戻されて係止
溝2dの底面から離れ、係止穴部2fの前面側に当接す
るようにされるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように構成された従来の片口金蛍光灯ソケットにおいて
は、片口金蛍光灯1のランプピン5bの先端が、接触子
3に当接して導通がとられる構成であるために、その接
触の信頼性がランプピン5bの加工精度に左右され易
く、接触が不安定になる恐れがあるという問題点があっ
た。また、係止突部5dが、挿入穴部2eと係止穴部2
fの間のソケット本体2の背面側に突出する凸状部2g
を乗り越える必要があるために、装着完了後のソケット
本体2の収納凹所2aの底部と口金5の底面5aの間
に、少なくとも係止突部5dが凸状部2gを乗り越えて
係止位置に至る際の口金5のランプ軸方向の移動量(係
止突部5dのソケット本体2の前面側への移動量)に相
当する空間が必要であるという問題点があった。
【0007】そこで、本願発明者等は、図21及び図2
2に示すような、ソケット本体2と、接触子3、押しボ
タン7、及びカバー8とを有して構成された片口金蛍光
灯ソケットを発明し、先に提案した。
【0008】このソケット本体2は、樹脂製であって、
ランプ装着面側の略中央に収納凹所2aを備え、その収
納凹所2aの底部にはランプピン挿入孔2bが設けられ
ると共に、その底面の中央部には小開口2hが設けられ
て形成されている。また、収納凹所2aの側壁には、従
来の片口金蛍光灯ソケットと同様に挿入穴部2eと係止
穴部2fとにより略L字状に形成された係止溝2dが設
けられている。また、収納凹所2aの底部の背面側に
は、接触子3及び押しボタン7等が収納される収納部2
kを備え、その背面側には収納部2kを塞ぐと共に、接
触子3及び押しボタン7等を所定の位置に保持させるカ
バー8が取り付けられるようにされている。
【0009】接触子3は、導電部材により形成されてな
り、一端側の断面形状がランプピン5bを挟持できるよ
うな略コ字状(またはC字状)とされており、他端側に
は外部電線が接続される例えば速結端子が形成されてい
る。そして、接触子3は、ソケット本体2の収納凹所2
aの底部に設けられたランプピン挿入孔2bの奥側に、
一端側を収納凹所2aの底部側に向けて、また、断面の
略コ字状に開口した側が片口金蛍光灯1の装着時の回転
開始側に向くようにされて収納部2kに収納されてい
る。
【0010】押しボタン7は、先端が収納凹所2aの底
部に設けられた小開口2hから突出して係止されるよう
に収納部2kに収納される柱状体であって、そのカバー
8側にはバネ9が配設されて、ソケット本体2の前面側
に付勢されるようにされている。
【0011】このように構成された片口金蛍光灯ソケッ
トでは、従来の片口金蛍光灯ソケットと同様に、片口金
蛍光灯1を、その係止突部5dをソケット本体2の係止
溝2dの挿入穴部2eに合わせて口金5を収納凹所2a
に挿入し、その後に回転させることにより係止突部5d
を、挿入穴部2eから係止穴部2f側に移動させて装着
されるが、口金5は収納凹所2aに押し込まれて回転さ
せられる際に、押しボタン7に付勢されたバネ圧に抗し
ながら、挿入穴部2eと係止穴部2fの間の凸状部2g
を乗り越えて係止穴部2fに係止される。つまり、口金
5は、係止突部5dが凸状部2gを乗り越える際には係
止溝2dの底面に略当接する位置までソケット本体2に
押し込まれ、その後には、回転と共に口金5の底面5a
をソケット本体2の前面側に付勢するバネ9によりソケ
ット本体2の前面側であるランプ装着面側に押し戻され
て係止溝2dの底面から離れ、係止穴部2fの前面側に
当接するようにされるのである。
【0012】しかしながら、このように構成した片口金
蛍光灯ソケットでは、ランプピン5bは接触子3に挿入
されて側面を挟持されて導通がとられるものであり、接
触子3にはソケット本体2の前面側に付勢する力は加え
られてはいない。また、口金5は、片口金蛍光灯の装着
時に係止突部5dが凸状部2gを乗り越える際には係止
溝2dの底面に略当接するように最も奥側まで押し込ま
れて、その状態ではランプピン5bは接触子3に最も深
く差し込みできる位置まで押し込まれるが、その後には
押しボタン7をソケット本体2の前面側に付勢するバネ
9によりソケット本体2の前面側に押し戻されて係止溝
2dの底面から離れるように移動するため、装着が完了
した時点では、ランプピン5bは、最も差し込まれた状
態からその押し戻された距離d1分だけ接触子3から抜
け出る方向に移動して、その状態で接触子3に挟持され
て係止される。このため、ランプピン5bと接触子3と
の接触するランプピン5bの軸方向の距離が短くなっ
て、ランプピン5bと接触子3との接触面積が狭くなる
という問題点があった。
【0013】また、従来の片口金蛍光灯ソケットと同様
に、片口金蛍光灯1を装着する際に、係止突部5dが挿
入穴部2eと係止穴部2fの間のソケット本体2の背面
側に突出する凸状部2gを乗り越える必要があるため
に、装着完了後のソケット本体2の収納凹所2aの底部
と口金5の底面5aの間に、少なくとも係止突部5dが
凸状部2gを乗り越えて係止位置まで至る際の口金5の
ランプ軸方向の移動量(係止突部5dのソケット本体2
の前面側への移動量)に相当する空間が必要であるとい
う問題点があった。
【0014】本発明は、上記問題点に鑑みてなされもの
で、その目的とするところは、ランプピンと接触子との
接触面積を広くすると共に、接触の信頼性を向上させた
片口金蛍光灯ソケットを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するため、請求項1記載の発明にあっては、片口金
蛍光灯の口金が挿入される収納凹所を前面側に備えたソ
ケット本体と、該ソケット本体の収納凹所の背面側に配
設されて前記口金の底面に突設されたランプピンを両側
から挟持する接触子とを有し、前記口金の側面に突設さ
れた複数の係止突部を前記収納凹所と連通して設けられ
た係止溝に挿入して回転させることにより片口金蛍光灯
を装着するバイオネット型の片口金蛍光灯ソケットにお
いて、前記係止溝を、前記片口金蛍光灯の口金の前記収
納凹所への挿入方向に開口する挿入穴部と、該挿入穴部
に連通して側方に形成され少なくとも片口金蛍光灯の挿
入側は前記ソケット本体の剛体壁で覆われる係止穴部と
により略L字状に形成すると共に、前記片口金蛍光灯の
装着時の回転により前記係止突部が前記係止溝内を挿入
穴部から係止穴部に移動して係止される際に、前記片口
金蛍光灯の口金が、前記ソケット本体の前面側には略移
動しないように形成したことを特徴とするものである。
【0016】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の片口金蛍光灯ソケットにおいて、前記ソケット本
体2に、前記係止穴部2fに挿入されて係止された前記
係止突部5dが前記挿入穴部2eの側に回転するのを防
止する回転止め具10を設けたことを特徴とするもので
ある。
【0017】請求項3記載の発明にあっては、請求項2
記載の片口金蛍光灯ソケットにおいて、前記回転止め具
10が、前記係止溝2dに出没自在に形成されたことを
特徴とするものである。
【0018】請求項4記載の発明にあっては、請求項
2、または請求項3記載の片口金蛍光灯ソケットにおい
て、前記回転止め具10が、金属部材により弾性変形自
在に形成されたことを特徴とするものである。
【0019】請求項5記載の発明にあっては、請求項2
記載の片口金蛍光灯ソケットにおいて、前記回転止め具
10が、前記収納凹所2aに設けられて前記片口金蛍光
灯1の口金5の底面5aに係合する複数の係合ばね10
aであることを特徴とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】図1乃至図4は、本発明の片口金
蛍光灯ソケットの第1の実施の形態を示すものであり、
この片口金蛍光灯ソケットは、ソケット本体2と、接触
子3、カバー8、及び回転止め具10とを有して構成さ
れている。
【0021】ソケット本体2は、絶縁性を有する樹脂製
であって、ランプ装着面側の略中央に収納凹所2aを備
え、その収納凹所2aの底部には4つのランプピン挿入
孔2bが設けられると共に、その底面の中央部には小開
口2hが設けられて形成されている。また、収納凹所2
aの側壁には、収納凹所2aに連通してランプ装着面側
に開口する挿入穴部2eとその側方に連通する係止穴部
2fとにより略L字状に形成された係止溝2dが設けら
れており、その係止穴部2fは、前面側であるランプ装
着面側の壁面がランプ軸と略垂直となるように形成され
ると共に、ランプ軸方向の高さ寸法が口金5の係止突部
5dの高さ寸法と僅かの隙間を有するものの略同じ寸法
とされている。さらには、収納凹所2aの底部の背面側
には、接触子3が収納される収納部2kを備え、その背
面側には収納部2kを塞ぐと共に、接触子3を所定の位
置に保持させるカバー8が取り付けられるようにされて
いる。また、係止溝2dの底面は、挿入穴部2e側の底
面2mが係止穴部2f側の底面2nよりもソケット本体
2の奥側に窪んで形成されており、係止溝2d近傍のソ
ケット本体2の外郭も必要に応じて背面側に突出するよ
うに形成されている。
【0022】接触子3は、導電部材により形成されてラ
ンプピン5bと導通がとられる導電端子であって、一端
側の断面形状がその弾性によりランプピン5bを挟持で
きるように略コ字状(またはC字状)とされており、他
端側には外部電線が接続される外部端子である例えば速
結端子が一体で形成されている。そして、接触子3は、
ソケット本体2の収納凹所2aの底部に設けられたラン
プピン挿入孔2bの奥側に、一端側を収納凹所2aの底
部側に向けて、また、断面の略コ字状に開口した側が片
口金蛍光灯1の装着時の回転開始側に向くようにされて
収納部2kに収納されている。
【0023】回転止め具10は、弾性金属部材により形
成されてなり、一端側に断面が略く字状に突出するよう
に形成された係止ばね部10bを備え、他端側でソケッ
ト本体2の挿入穴部2eの底面2mに、一端側を係止穴
部2f側に向けると共に、一端側の係止ばね部10bの
突出した部分が係止穴部2f側の底面2nよりもランプ
装着面側に突出するように例えばねじ等により取り付け
られている。そして、係止ばね部10bは、係止突部5
dが挿入穴部2eから係止穴部2fに移動する過程で、
その力によりソケット本体2の背面側に弾性変形して係
止穴部2f側の底面2nと略面一となるように、その背
面側に係止ばね部10bが弾性変形可能な空間を有して
おり、係止突部5dが係止穴部2fに係止されると、元
の状態に戻るようにされている。
【0024】このように構成された片口金蛍光灯ソケッ
トでは、片口金蛍光灯1を、その係止突部5dをソケッ
ト本体2の係止溝2dの挿入穴部2eに合わせて口金5
を収納凹所2aに挿入し、その後に回転させることによ
り係止突部5dを、係止溝2d内で挿入穴部2eから係
止穴部2f側に移動させて装着される。このとき、係止
溝2dの挿入穴部2eに口金5の係止突部5dが押し込
まれて回転され始めると、係止突部5dの高さ寸法と係
止穴部2fの高さ寸法が略同じであるため、係止突部5
dの前面側は係止穴部2fの前面側の壁面に当接し、図
3乃至図5に示すように、係止ばね部10bが係止突部
5dに押圧されて弾性変形を始める。そして、係止突部
5dが係止ばね部10bを乗り越えて係止穴部2f側の
底面2nに当接すると、係止ばね部10bが弾性により
元の状態に戻って係止穴部2f側の底面2nよりも突出
して、その状態で片口金蛍光灯1の装着が完了する。つ
まり、係止突部5dは、回転止め具10を乗り越える際
には回転止め具10を係止穴部2fの底面2nの略下側
に押し込めて乗り越えるようにされ、この間、口金5の
係止突部5dの前面側は、係止穴部2fの前面側の壁面
に当接して口金5がソケット本体2の前面側には移動し
ないようにされているのである。また、このとき、ラン
プピン5bは、口金5の回転により接触子3に側面側か
ら挿入されて、接触子3の弾性により両側面を挟持する
ように保持されて導通がとられる。
【0025】このように構成されているため、本実施の
形態における片口金蛍光灯ソケットにおいては、口金5
は、片口金蛍光灯1の装着時の回転により係止突部5d
が挿入穴部5e側から係止穴部2f側に移動する際に
は、口金5の収納凹所2aへの挿入方向であるソケット
本体2の前面側にはほとんど移動することがなく、この
ため、ランプピン5bもソケット本体2の背面側に最も
押し込まれた状態からその逆方向である引き抜かれる方
向に移動することがなくなって、ランプピン5bの接触
子3に挟持される部分の長さを長くでき、ランプピン5
bと接触子3との接触面積が広くとれるようになって、
接触の信頼性が向上する。また、ランプピン5bは、そ
の側面を挟持されて接触子3と導通が取られるため、ラ
ンプピン5bの先端より接触が安定して、さらに接触の
信頼性が向上する。さらには、係止突部5dが挿入穴部
2eから係止穴部2fに移動する際に、口金5をソケッ
ト本体2の前面側にほとんど移動させる必要がないため
に、収納凹所2aのランプ軸方向に、その移動のための
空間を設ける必要がなくなると共に、収納部2k内にも
最も背面側まで差し込まれた状態のランプピン5bを避
ける空間を設ける必要がなくなって小型化が図れる。
【0026】また、片口金蛍光灯1の装着完了後には、
係止穴部2fの挿入穴部2e側には、回転止め具10の
係止ばね部10bが突出しているため、係止穴部2fに
挿入されて係止された係止突部5dが挿入穴部2eの側
に不用意に回転することが防止でき、片口金蛍光灯1を
確実に保持できる。また、回転止め具10が弾性金属部
材により形成されているため、ランプ装着時に弾性変形
した回転止め具10が復元する際に、鮮明な音を発し
て、装着が完了したことを認識させることができ、不完
全な装着状態が発生することを防止できると共に、回転
止め具10が弾性金属部材で形成されて、その上を樹脂
製の係止突部5dが摺動するため、樹脂どうしを当接さ
せた場合に比べてそれらの間の摩擦抵抗が小さくなって
回転動作がスムーズに行える。さらには、ランプピン5
bが、ソケット本体2の背面側に最も押し込まれた状態
からその逆方向である引き抜かれる方向に移動すること
がないため、ランプピン5dと接触子3との間で同じ接
触面積を得るためのランプピン5dの長さを短くできて
コストが削減できる。
【0027】なお、図6は、図1乃至図5に示した回転
止め具10を、弾性金属部材に代えて、ソケット本体2
と一体で樹脂により形成させたものであり、このような
構成によっても回転止め具10が弾性金属部材であるこ
とに起因する効果を除いて上述と同様の効果を奏すると
共に、ソケット本体2と別部品として回転止め具10を
必要とせず、部品点数が削減できるという効果をも奏す
る。
【0028】図7乃至図10は、本発明の片口金蛍光灯
ソケットの第2の実施の形態を示すものであり、前記第
1の実施の形態と異なる点は、回転止め具10とそのソ
ケット本体2への係止方法であり、他は前記第1の実施
の形態と同様に構成されている。
【0029】回転止め具10は、可動部材10cとスプ
リング10dとにより構成されており、可動部材10c
は、例えば樹脂製の略板状であって、一端の角部が面取
りされてテーパー部10eが形成されると共に、略板状
の表裏両面には、係止リブ10fが突設されている。ま
た、ソケット本体2の係止溝2dの奥側である挿入穴部
2eの底面2mと係止穴部2f側の底面2nとは面一に
形成されており、両底面にまたがって長孔2pが形成さ
れている。そして、その長孔2pには可動部材10c
が、テーパー部10eを係止溝2d側であって係止穴2
f側に向けられて挿入されると共に、その背面側にはス
プリング10dが配設されて可動部材10cをソケット
本体2の前面側に付勢し、可動部材10cが係止溝2d
内に出没自在となるようにされている。
【0030】このように構成された片口金蛍光灯ソケッ
トでは、第1の実施の形態と同様にして片口金蛍光灯1
が装着されるが、口金5の係止突部5dが挿入穴部2e
に押し込まれることにより、回転止め具10の可動部材
10cは押し下げられて先端が係止溝2dの底面と略面
一となり、さらに口金5を回転していくと、係止突部5
dがテーパー部10e上を摺動して係止穴部2f側に移
動する。このとき、可動部材10cは、スプリング10
dにより押し上げられて係止溝2d内に突出して、その
状態で片口金蛍光灯1の装着が完了する。このように構
成しても、回転止め具10が弾性金属部材であることに
起因する効果を除いて前記第1の実施の形態と同様の効
果を奏する。
【0031】図11は、本発明の片口金蛍光灯ソケット
の第3の実施の形態を示すものであり、前記第1の実施
の形態と異なる点は、片口金蛍光灯1の口金5の底面5
a側であって、片口金蛍光灯1の装着時の係止突部5d
の回転前後方向の角部を、回転止め具10の一端側の係
止ばね部10bの先端と略平行をなすように面取りして
面取り部5eを形成した点であり、他は前記第1の実施
の形態と同様に構成されている。
【0032】このように構成しても、前記第1の実施の
形態と同様の効果を奏すると共に、片口金蛍光灯1の装
着完了状態において、係止突部5dの面取り部5eを、
回転止め具10の一端側の係止ばね部10bの先端に略
当接させることができるため片口金蛍光灯1の保持が確
実に行える。
【0033】図12乃至図17は、本発明の片口金蛍光
灯ソケットの第4の実施の形態を示すものであり、前記
第1の実施の形態と異なる点は、回転止め具10とその
ソケット本体2への係止位置、及びその係止方法であ
り、他は前記第1の実施の形態と同様に構成されてい
る。
【0034】回転止め具10は、弾性金属部材により形
成されてなり、ソケット本体2の収納凹所2aの底面に
配設されると共に、口金5の底面5aに係合する4つの
係合ばね10aにより構成されている。係合ばね10a
は、ソケット本体2の収納凹所2aの底面に設けられた
穴2qに挿入されて係止される基部10gと、その一端
側に略く字状に突出するように曲げられて形成された係
合部10hと、その先端を鈍角に基部10gから遠ざか
る側に曲げて形成した先端部10kとを備えて一体に形
成されており、基部10gには収納凹所2aの底面の穴
2q内に係止される切り起こし部10mが設けられてい
る。そして、係合ばね10aはソケット本体2の収納凹
所2a内で、図14に示すように、その先端部10kを
収納凹所2aの内側に向けて平面視で長方形の頂点に位
置するように配設されている。
【0035】このように構成された片口金蛍光灯ソケッ
トでは、第1の実施の形態と同様にソケット本体2の収
納凹所2aに口金5を挿入、回転させて係止させ、片口
金蛍光灯1が装着されるが、図15乃至図17に示すよ
うに、口金5が収納凹所2aに挿入されることにより、
口金5の底面5aは一方向の対角に配設された回転止め
具10である係合ばね10aの係合部10hを弾性変形
させると共に、他方の対角に配設された係合ばね10a
の先端部10k上に載置されるように当接する。そし
て、口金5を回転させていくと、弾性変形した一方向の
対角に配設された2つの係合ばね10aは元の状態に戻
り、他方の対角に配設された係合ばね10aは、押し下
げられて弾性変形する。そして、元の状態に戻った一方
向の対角に配設された2つの係合ばね10aの係合部1
0aが、口金5の側方に突出する状態で片口金蛍光灯1
の装着が完了する。
【0036】このように構成しても、前記第1の実施の
形態と同様の効果を奏すると共に、口金5の内部は略空
洞になっており、片口金蛍光灯1の装着完了時には、そ
の口金5を回転止め具10である係合ばね10aの先端
部10kが弾性により復元して叩くため、片口金蛍光灯
1の装着完了時にさらに鮮明な音を発して、装着が完了
したことを認識させることができ、さらに不完全な装着
状態が発生することを防止できる。
【0037】
【発明の効果】このように構成されているため本発明
は、請求項1記載の発明にあっては、口金は、片口金蛍
光灯の装着時の回転により係止突部が挿入穴部側から係
止穴部側に移動する際には、口金の収納凹所への挿入方
向であるソケット本体の前面側にはほとんど移動するこ
とがなく、このため、ランプピンもソケット本体の背面
側に最も押し込まれた状態からその逆方向である引き抜
かれる方向に移動することがなくなって、ランプピンの
接触子に挟持される部分の長さを長くでき、ランプピン
と接触子との接触面積が広くとれるようになって、接触
の信頼性が向上する。また、ランプピンは、その側面を
挟持されて接触子と導通が取られるため、ランプピンの
先端より接触が安定して、さらに接触の信頼性が向上す
る。さらには、係止突部が挿入穴部から前記ソケット本
体の剛体壁で覆われる係止穴部に移動する際に、口金を
ランプ軸方向に移動させる必要がないために、収納凹所
のランプ軸方向に、その移動のための空間を設ける必要
がなくなって小型化が図れる。
【0038】請求項2、及び請求項3記載の発明にあっ
ては、請求項1記載の発明の効果に加えて、片口金蛍光
灯の装着完了後には、係止突部が係止穴部から挿入穴部
に移動するように口金が回転する側には、口金の回転を
防止する回転止め具が存在するため、係止穴部に挿入さ
れて係止された係止突部が挿入穴部の側に不用意に回転
することが防止でき、片口金蛍光灯を確実に保持でき
る。
【0039】請求項4記載の発明にあっては、請求項
2、または請求項3記載の発明の効果に加えて、回転止
め具が弾性金属部材により形成されているため、ランプ
装着時に弾性変形した回転止め具が復元する際に鮮明な
音を発して、装着が完了したことを確認することがで
き、不完全な装着状態が発生することを防止できる。
【0040】請求項5記載の発明にあっては、請求項2
記載の発明の効果に加えて、片口金蛍光灯の装着完了時
には、口金を回転止め具である係合ばねの先端部が弾性
により復元して叩くため、片口金蛍光灯の装着完了時に
さらに鮮明な音を発して、装着が完了したことを認識さ
せることができ、さらに不完全な装着状態が発生するこ
とを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の片口金蛍光灯ソケットの第1の実施の
形態と片口金蛍光灯の要部を示す分解斜視図である。
【図2】同上の要部を示すもので、(a) は回転止め具の
斜視図、(b) は回転止め具を取り付けた状態のソケット
本体の要部の斜視図である。
【図3】同上の片口金蛍光灯の係止突部を挿入穴部に挿
入した状態を示すもので、(a)は平面図、(b) は一部破
断状態の側面図である。
【図4】同上の片口金蛍光灯の係止突部が挿入穴部から
係止穴部に移動途上の状態を示すもので、(a) は平面
図、(b) は一部破断状態の側面図である。
【図5】同上の片口金蛍光灯の装着完了状態を示すもの
で、(a) は平面図、(b) は一部破断状態の側面図であ
る。
【図6】同上の回転止め具をソケット本体と一体で形成
した変形例を示す斜視図である。
【図7】本発明の片口金蛍光灯ソケットの第2の実施の
形態を示すもので、(a) は片口金蛍光灯の係止突部を挿
入穴部に挿入した状態の平面図、(b) はその状態の一部
破断状態の側面図である。
【図8】同上の片口金蛍光灯の係止突部が挿入穴部から
係止穴部に移動途上の状態を示すもので、(a) は平面
図、(b) は一部破断状態の側面図である。
【図9】同上の片口金蛍光灯の装着完了状態を示すもの
で、(a) は平面図、(b) は一部破断状態の側面図であ
る。同上の片口金蛍光灯を装着した状態の断面図であ
る。
【図10】同上のソケットの一部破断状態を示すもの
で、(a) は正面図、(b) は側面図である。
【図11】本発明の片口金蛍光灯ソケットの第3の実施
の形態を示すもので、(a) は片口金蛍光灯の側面図、
(b) はランプ装着状態の一部破断状態の側面図である。
【図12】本発明の片口金蛍光灯ソケットの第4の実施
の形態と片口金蛍光灯の要部を示す分解斜視図である。
【図13】同上の要部を示すもので、(a) は回転止め具
の斜視図、(b) は回転止め具を取り付けた状態のソケッ
ト本体の要部の斜視図である。
【図14】同上のソケットの平面図である。
【図15】同上の片口金蛍光灯の係止突部を挿入穴部に
挿入した状態を示すもので、(a)は平面図、(b) は一部
破断状態の側面図である。
【図16】同上の片口金蛍光灯の係止突部が挿入穴部か
ら係止穴部に移動途上の状態を示すもので、(a) は平面
図、(b) は一部破断状態の側面図である。
【図17】同上の片口金蛍光灯の装着完了状態を示すも
ので、(a) は平面図、(b) は一部破断状態の側面図であ
る。
【図18】従来の片口金蛍光灯ソケットと片口金蛍光灯
ソケットを示す斜視図である。
【図19】同上のランプ装着状態の断面図である。
【図20】同上のランプ装着時の係止溝内での係止突部
の移動を示す正面図である。
【図21】本願発明者等が先に提案した片口金蛍光灯ソ
ケットと片口金蛍光灯の分解斜視図である。
【図22】同上の片口金蛍光灯を装着した状態の側面図
である。
【符号の説明】
1 片口金蛍光灯 2 ソケット本体 2a 収納凹所 2d 係止溝 2e 挿入穴部 2f 係止穴部 3 接触子 5 口金 5a 底面 5c 側面 5d 係止突部 10 回転止め具 10a 係合ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 登茂之 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−283579(JP,A) 特開 昭63−10483(JP,A) 実開 昭62−186304(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 33/08 H01R 33/97

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片口金蛍光灯の口金が挿入される収納凹
    所を前面側に備えたソケット本体と、該ソケット本体の
    収納凹所の背面側に配設されて前記口金の底面に突設さ
    れたランプピンを両側から挟持する接触子とを有し、前
    記口金の側面に突設された複数の係止突部を前記収納凹
    所と連通して設けられた係止溝に挿入して回転させるこ
    とにより片口金蛍光灯を装着するバイオネット型の片口
    金蛍光灯ソケットにおいて、前記係止溝を、前記片口金
    蛍光灯の口金の前記収納凹所への挿入方向に開口する挿
    入穴部と、該挿入穴部に連通して側方に形成され少なく
    とも片口金蛍光灯の挿入側は前記ソケット本体の剛体壁
    で覆われる係止穴部とにより略L字状に形成すると共
    に、前記片口金蛍光灯の装着時の回転により前記係止突
    部が前記係止溝内を挿入穴部から係止穴部に移動して係
    止される際に、前記片口金蛍光灯の口金が、前記ソケッ
    ト本体の前面側には略移動しないように形成したことを
    特徴とする片口金蛍光灯ソケット。
  2. 【請求項2】 前記ソケット本体に、前記係止穴部に挿
    入されて係止された前記係止突部が前記挿入穴部の側に
    回転するのを防止する回転止め具を設けたことを特徴と
    する請求項1記載の片口金蛍光灯ソケット。
  3. 【請求項3】 前記回転止め具が、前記係止溝に出没自
    在に形成されたことを特徴とする請求項2記載の片口金
    蛍光灯ソケット。
  4. 【請求項4】 前記回転止め具が、金属部材により弾性
    変形自在に形成されたことを特徴とする請求項2、また
    は請求項3記載の片口金蛍光灯ソケット。
  5. 【請求項5】 前記回転止め具が、前記収納凹所に設け
    られて前記片口金蛍光灯の口金の底面に係合する複数の
    係合ばねであることを特徴とする請求項2記載の片口金
    蛍光灯ソケット。
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