JP2551791Y2 - 電気部品の保護ケース - Google Patents

電気部品の保護ケース

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JP2551791Y2
JP2551791Y2 JP1992026706U JP2670692U JP2551791Y2 JP 2551791 Y2 JP2551791 Y2 JP 2551791Y2 JP 1992026706 U JP1992026706 U JP 1992026706U JP 2670692 U JP2670692 U JP 2670692U JP 2551791 Y2 JP2551791 Y2 JP 2551791Y2
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博史 望月
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ヒューズ、コイル、コ
ンデンサ等の電気部品を収容する保護ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の保護ケースでは、例えばヒュー
ズなどの電気部品から延びる電線を保護ケースの端部に
係止し、電線に外力が作用しても、その力が内部の電気
部品にまで及ばないようにしている。
【0003】例えば、実開昭57−112451号公報
あるいは実開昭57−104441号公報に記載のヒュ
ーズホルダでは、本体の軸方向端部にU字状の溝(電線
の挿通孔)を形成し、ここにヒューズから延びた電線
(リード線)を入れた状態で蓋をすることにより、電線
を蓋と溝との間に挟持(係止)するようにしている。
【0004】また、これとは別に、図5及び図6に示す
ように、本体1と蓋2とに二分割された保護ケースの本
体1側の軸方向端部に、一対の挟持片3、3を設けて、
該挟持片3、3間にスリット4を確保し、このスリット
4に電気部品Hから延びる電線5を係止するようにした
ものがある。この保護ケースでは、スリット4の幅Bを
電線5の径Dよりも若干小さめに設定し、電線5をスリ
ット4に押し込むことにより、電線5を保護ケースの端
部に係止させている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前者の保護
ケースは、電線を蓋と溝との間に挟むだけであるから、
保持力が弱く、確実な保持が行われないという問題があ
る。
【0006】また、後者の保護ケースでは、図6に示す
ように電線5の径Dとスリット4の幅Bとの関係で、電
線5の保持力が決まってしまい、保持力を向上させるた
めには、スリット幅Bを小さくする必要がある。しか
し、そうすると、電線の押し込みが困難となり、保護ケ
ースへの組み込み作業性が悪化してしまうという問題が
ある。また、無理に押し込んだ場合には、挟持片の根元
(図中C部)が破損するおそれもある。
【0007】そこで本考案は、上記事情を考慮し、収納
すべき電気部品から延びる電線の係止を容易に行い得、
しかも保持力を向上させて確実な係止を行い得るように
した電気部品の保護ケースを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を達
成するため、筒状の本体と蓋とからなり、前記本体に蓋
を合わせたとき形成される内部に電気部品を収納可能で
あり、前記内部の外方端側の前記本体に一対の挟持片が
設けられ、該挟持片間に確保されたスリットに、前記電
気部品から外方へと延びる電線を係止する電気部品の保
護ケースにおいて、前記蓋に、前記一対の挟持片のうち
の一方に当たって該挟持片の先端を前記スリットの幅が
狭まる方向に押圧する突起を設けたことを特徴としてい
る。
【0009】この場合、前記突起を、前記挟持片を押圧
した状態で該挟持片と係合する構造とし、これら突起と
挟持片とを、蓋と本体とをロックする係合部として兼用
してもよい。
【0010】
【作用】上記構成の保護ケースにおいては、保護ケース
の本体に電気部品を収納して、各挟持片間のスリットに
電線を挿入し、その状態で蓋をする。そうすると、蓋に
形成した突起が挟持片に当たり、それによりスリットの
間隔が狭まり、電線を確実に挟持する。
【0011】また、請求項2の保護ケースでは、蓋をす
ると、前記同様電線の保持が完了すると共に、蓋と本体
とが係合される。
【0012】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0013】図1は実施例の保護ケースの主要部構成を
示し、図2は同保護ケースの外観を示す。
【0014】図2に示すように、この保護ケースは、両
端閉塞の筒状体を、本体11と蓋12とに半割りし、樹
脂等の可撓性材料より、ヒンジ部13を介して一体成形
したものである。
【0015】本体11と蓋12の軸方向両端壁には、そ
れぞれ断面半円状の凹部14が形成されており、本体1
1側の凹部14の両側には、それぞれ凹部14を挟んで
互いに対向する一対の挟持片15A、15Bが突設さ
れ、該挟持片15A、15B間に、電気部品(この例で
はヒューズ)Hから延びる電線5を挿入するためのスリ
ット16が確保されている。
【0016】図1(イ)に示すように、挟持片15A、
15Bは互いに平行に突出し、先端内側に、電線5の挿
入を容易にするための傾斜面17を備えている。また、
ヒンジ部13と反対側の挟持片15Bの先端部外側面に
は、上面が斜めの案内面18としてカットされかつ下面
が係合段部19として構成された突部20が形成されて
いる。なお、この保護ケースでは、スリット16の幅
は、電線5を容易に挿入し得るように電線5の径とほぼ
同等かわずかに小さい値に設定されている。
【0017】一方、図1(ロ)に示すように、蓋12に
は、蓋12を閉じたときに前記挟持片15Bと対向する
位置に、蓋12の半径方向内方に突出する突起25が形
成されている。この突起25は、本体11との合わせ面
に隣接して形成されており、内方側下面に、前記挟持片
15Bの案内面18と摺接する傾斜面26を備え、内方
側上面に前記係合段部19と係合する段部27を備えて
いる。
【0018】また、この突起25は、その内方への突出
寸法が次のように設定されている。即ち、蓋12を閉じ
たときのスリット16の中心からその突出内端面28ま
での距離S2が、図(イ)に示す、スリット16の中心
から挟持片15Bの外側面までの距離S1よりも若干小
さくなるように設定されている。
【0019】なお、突起25の上側には切欠窓29が形
成されている。これは、突起25と挟持片15Bの突部
20との係合を、外部から解除可能にするためのもので
ある。
【0020】次に作用を説明する。
【0021】上記構成の保護ケースに電気部品Hを収納
する場合、まず本体11内に電気部品Hを収納し、両端
から延びた電線5、5を、それぞれ挟持片15A、15
B間に確保したスリット16内に挿入する。
【0022】ついで、蓋12を起こして閉じる方向に押
し、蓋12を本体1に合わせる。そうすると、蓋12側
に設けた突起25の傾斜面26が、挟持片15Bの案内
面18に当たり、そのときの斜面の作用により挟持片1
5Bの先端側が突起25に押されて、スリット16の幅
を狭める方向(内方)に撓む。さらに蓋12を閉じる
と、蓋12側の突起25が挟持片15B側の突部20を
乗り越え、本体11側の突部20の係合段部19と蓋1
2側の段部27とが係合し、蓋12と本体11とがロッ
ク状態となる。
【0023】このロック状態のとき、前述した寸法S
1、S2の関係から、蓋12の突起25が挟持片15B
を内方に押し、挟持片15Bは、その倒れた姿勢のまま
保持される。これにより、スリット16が狭められて電
線5が強固に保持されることになる。
【0024】このように、電線5をスリット16に入れ
た状態で、蓋12を閉じることにより挟持片15Bを撓
ませ、それにより電線5を強固に挟持するので、電線5
の外径とスリット16の幅との差を大きく設定しても、
一定の保持力を確保することができる。よって、スリッ
ト16の幅を広めに設定して、電線5の収納を容易に行
えるようにすることができる。また、実施例の保護ケー
スでは、蓋12を閉めるだけで、保護ケースのロックと
電線の保持の両方を同時に行うので、構造が単純化する
上、係止感が向上する。
【0025】なお、上記実施例では、ヒンジ部13と反
対の側の挟持片15Bを撓ませることにより、電線保持
力を確保するものを示したが、ヒンジ部13寄りの挟持
片15Aを撓ませることにより保持力を確保するように
してもよい。その場合は、蓋12の内面に、蓋12を閉
じたときに挟持片15Aを押圧する突起を設ければよ
い。
【0026】図3は、挟持片15Bを撓ませる突起25
と、挟持片15Aを撓ませる突起30の両方を設けた例
を示している。
【0027】また、その他の変形例として、図4に示す
ように、挟持片15A、15Bの内面に電線係止用の突
起35をそれぞれ形成してもよい。なお、(イ)は蓋
(図示略)を閉じる前の状態を示し、(ロ)は蓋を閉じ
た状態を示している。
【0028】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の保護ケー
スによれば、蓋を閉じることにより電線保持用スリット
の幅が狭まるようにしてあるので、電線の挿入の容易化
と保持力のアップとを同時に図ることができる。したが
って、電気部品の組み込みの際の作業性が向上すると共
に、電線の保持の確実性が増し、信頼性を高めることが
できる。
【0029】また、本体と蓋のロック機構と、保持力向
上の機構とを兼用することにより、構造の単純化及び小
形化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の主要部構成を示し、(イ)
は蓋を閉める前の状態を示す側断面図、(ロ)は蓋を閉
めた状態を示す側断面図である。
【図2】本考案の一実施例の保護ケースを開いた状態の
斜視図である。
【図3】本考案の他の実施例の主要部構成を示す側断面
図である。
【図4】本考案の一実施例の変形例の主要部構成を示
し、(イ)は蓋を閉じる前の状態を示す側面図、(ロ)
は蓋を閉めた状態を示す側断面図である。
【図5】従来の保護ケースの展開図である。
【図6】図5の保護ケースのA部詳細側面図である。
【符号の説明】
5 電線 11 本体 12 蓋 13 ヒンジ部 15A,15B 挟持片 16 スリット 18 案内面 19 係合段部 20 突部 25 突起 26 傾斜面 27 段部 28突出内端面 30 突起 H 電気部品
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−104441(JP,U) 実開 昭57−112451(JP,U) 実開 昭62−33144(JP,U) 実開 昭60−3542(JP,U) 実開 昭58−11856(JP,U) 実開 昭57−106282(JP,U) 実開 昭61−109180(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の本体と蓋とからなり、前記本体に
    蓋を合わせたとき形成される内部に電気部品を収納可能
    であり、前記内部の外方端側の前記本体に一対の挟持片
    が設けられ、該挟持片間に確保されたスリットに、前記
    電気部品から外方へと延びる電線を係止する電気部品の
    保護ケースにおいて、前記蓋に、前記一対の挟持片のう
    ちの一方に当たって該挟持片の先端を前記スリットの幅
    が狭まる方向に押圧する突起を設けたことを特徴とする
    電気部品の保護ケース。
  2. 【請求項2】 前記突起は、前記挟持片を押圧した状態
    で該挟持片と係合する構造をなし、これら突起と挟持片
    とが、前記蓋と本体とをロックする係合部を兼ねている
    請求項1記載の電気部品の保護ケース。
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