JP3196651B2 - 中継端子 - Google Patents

中継端子

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JP3196651B2
JP3196651B2 JP20488896A JP20488896A JP3196651B2 JP 3196651 B2 JP3196651 B2 JP 3196651B2 JP 20488896 A JP20488896 A JP 20488896A JP 20488896 A JP20488896 A JP 20488896A JP 3196651 B2 JP3196651 B2 JP 3196651B2
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bending spring
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線、バスバー、
ヒューズ等に備えられた一方のターミナルを他方のター
ミナルに接続するために用いられる中継端子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の中継端子として、実開平
1−172272号公報に掲載されたものが知られてい
る。以下、その中継端子を図9に基づいて説明する。
【0003】中継端子1は、相対面する方向から平板状
のターミナル2,2を挿入可能な一対の接続部3,3の
間を「U」字状のバネ部4によって繋げて形成されてい
る。このバネ部4の撓み変形により、ターミナル2,2
の位置関係が多少ばらついても、そのばらつきを吸収で
きるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の中継端
子1においては、ターミナル2を接続部3に挿抜する際
に、その挿抜力によりバネ部4が塑性変形してしまうこ
とがあった。特に、自動車の配線にこの中継端子1を用
い、振動によるターミナル間の微妙な位置変化をバネ部
4によって吸収することを目的とする場合には、バネ部
4が塑性変形してしまうと振動を吸収できず、ターミナ
ル2と接続部3との摺接により高抵抗物質が発生して接
触状態が悪くなるという問題があった。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、中継端子のバネ部の塑性変形を防止して、好適な接
触状態を維持することができる中継端子の提供を目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、二つのターミナルを相対面
する方向から接続できる一対の接続部と、その一対の接
続部の間を繋ぐ屈曲バネ部と、この屈曲バネ部の過度撓
みを規制するストッパとを備えてなるとともに、このス
トッパは前記屈曲バネ部の幅方向両側に一対が配され、
かつ両ストッパのうち一方は前記屈曲バネ部が圧縮され
た場合の撓み量を規制する圧縮規制ストッパであり、他
方は前記屈曲バネ部が伸ばされた場合の撓み量を規制す
る伸び規制ストッパであることを特徴とする。
【0007】
【発明の作用及び効果】上記のように構成した請求項1
に係る発明においては、中継端子にターミナルを挿抜
し、その挿抜抵抗によって接続部の一方が引っ張られ又
は押されて両接続部の間隔が変化しても、ストッパがそ
の変化量を規制して屈曲バネ部の塑性変形を防止するこ
とができる。従って、屈曲バネ部の弾性機能を良好に維
持でき、例えば、中継端子を振動等が発生する場所に用
いてターミナル間が微妙に変化しても、その変化に接続
部を追従させるように屈曲バネ部が撓むことができ、両
ターミナル間の接続状態を良好に維持することができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
に基づいて説明する。 <第1実施形態>図1ないし図4は本発明の第1実施形
態を示す。図1において、符号10は中継端子であっ
て、導電性金属材料を用いて一体的に形成され、筒状の
接続部20を対をなして軸方向に並べその対向する端部
同士の間をU字状の屈曲バネ部30によって繋げた構成
となっている。
【0009】接続部20,20は、導電性金属材料を角
筒状に折り曲げてその一つの辺で金属材料の端部同士を
重ね合わせ、図3に示すように、重ね合わされた両者の
一方に形成された切り起こし突起21を他方に形成され
た貫通孔22に係合させ、接続部20が展開方向に復帰
しないようにしてある。以下、説明の便宜上、この重ね
合わせ部及びそれに対向する部分とを両側面と呼び、両
側面を挟んだ対面部分を正面および背面と呼ぶ。
【0010】図1に示すように、それぞれの接続部2
0,20の先端からはそれぞれ一対の接触舌片23,2
3が接続部20の内部に向けて延出している。そして、
これらはその途中で弾性的に接触し合うように、山形状
に屈曲されている。
【0011】正面壁24及び背面壁25の概ね中央に
は、外側に突出する切り起こし片24a,25aが設け
られている。この切り起こし片24a,25aは、接触
舌片23と同じ側に延びる自由端を「へ」字状に折り曲
げて形成され、中継端子10が後述の収容ケース40に
収容されると、切り起こし片24a,25aが収容部4
1の内壁面に弾接して中継端子10全体をガタつきなく
保持する。但し、この切り起こし片24a,25aと収
容ケース40側との接触圧力は、次述するバネ部30に
よる作用に支障がでない程度に設定されている。
【0012】両接続部20の対向し合う背面壁25の端
部同士は、U字状の屈曲バネ部30を介して連続してい
る。屈曲バネ部30は、両接続部20の端部を若干幅を
狭くして帯状に延ばし、正面側に「U」字状に屈曲させ
てあり、接続部20に接続されるタブT,T同士が位置
ずれを起こしたり、振動によって微妙に間隔が変化した
場合に撓むことができる。
【0013】両接続部20の対向し合う正面壁24の端
部は、背面壁25側に垂直に折り曲げられ、両接続部2
0の奥壁26を構成している。また、図1ないし図3に
おいて上側の接続部20u(以下、各符号に「u」を添
付した場合には上側の接続部及び上側の接続部における
部位を示し、各符号に「d」を添付した場合には下側の
接続部及び下側の接続部における部位を示す。)の奥壁
26uには、図2においてその奥壁26uの右側部と側
壁27uとの間に隙間26aが設けられ、次述の伸び規
制ストッパ32が上側接続部20u内に入り込めるよう
にしてある。
【0014】図1ないし図3において下側接続部20d
の奥壁26d両側部には、屈曲バネ部30が塑性変形し
ないように撓み量を規制する一対のストッパ31,32
が設けられている。図2において左側のストッパは、屈
曲バネ部30が圧縮された場合の撓み量を規制する圧縮
規制ストッパ31をなし、同図において右側のストッパ
は、屈曲バネ部30が伸ばされた場合の撓み量を規制す
る伸び規制ストッパ32をなす。
【0015】圧縮規制ストッパ31は、前述した重ね合
わせた側壁28dを上側接続部20u側に延ばして形成
され、その端部が屈曲バネ部30の側に曲げられて当接
面31aとなっている。この当接面31aは、上側接続
部20u後端面に対し、屈曲バネ部30が自然長の状態
では、クリアランスを介して対面し、屈曲バネ部30が
圧縮されて所定の撓み量となったときに当接して屈曲バ
ネ部30の塑性変形を防止する。
【0016】一方、伸び規制ストッパ32は、上記した
重ね合わせ部とは反対側の側壁27dを上側に延ばして
形成されている。伸び規制ストッパ32は、その屈曲バ
ネ部30と対面する部分がクランク状に曲げられ、隙間
26aを介して上側接続部20u内まで延び、その端部
を接続部20u内で屈曲させて奥壁26uに内側から対
面する当接面32aとなっている。この当接面32a
は、奥壁26uに対し、屈曲バネ部30が自然長の状態
では、クリアランスを介して対面し、屈曲バネ部30が
伸ばされ所定の撓み量となったときに奥壁26uに当接
して屈曲バネ部30の塑性変形を防止する。
【0017】この中継端子10を収容する収容ケース4
0は図4に示されている。収容ケース40には中継端子
10を収容できる2つの収容部41が備えられている。
また、その内周壁は滑らかに形成されていて中継端子1
0の切り起こし片24a,25aが摺接しつつ、例え
ば、振動等でタブT,T間の間隔が微妙に変化した際に
も各接続部20がそれぞれ移動可能になっている。収容
部41,41は、収容ケース40の1つの端面に開口
し、その端面には蓋42が装着され、収容された中継端
子10が抜けないようにしている。収容ケース40及び
蓋42と、中継端子10の両端部との対面する部分に
は、スリット43,44が形成され、例えば、電気回路
のバスバーや、ヒューズの接続片等の平板状のタブTを
挿入できるようになっている。
【0018】次に、本実施形態の作用について説明す
る。収容ケース40内に中継端子10を収容して蓋42
を閉じ、収容ケース40端面のスリット43と、蓋42
のスリット44からそれぞれ異なる装置のタブT,Tを
挿入する。すると、それぞれ接触舌片23,23を押し
広げるようにして各接触部20,20に接続される。こ
の際、接触舌片23とタブとの摺接抵抗によって屈曲バ
ネ部30が圧縮されるが、圧縮規制ストッパ31が奥壁
26に当接してこの間の圧縮量を規制するので、塑性変
形してしまうことはない。また、タブT,Tを収容ケー
ス40から抜く際に、接触舌片23の摺接抵抗により屈
曲バネ部30が引っ張られるが、この場合においても、
伸び規制ストッパ32が奥壁26に当接して屈曲バネ部
30が塑性変形してしまうことはない。このように、ス
トッパ31,32により屈曲バネ部30が塑性変形しな
いように保護されているため、屈曲バネ部30の弾性機
能を良好に維持でき、例えば、本中継端子10を振動等
が発生する場所に用いてタブT,T間の位置関係が微妙
に変化しても、その変化に接続部20を追従させるよう
に屈曲バネ部30の撓むことができ、両タブT,T間の
接続状態を良好に維持することができる。
【0019】<実施形態2>図5は本発明の第2実施形
態を示す。この第2実施形態は、ストッパの構成を上記
実施形態1とは異なる構成としたものである。その他の
構成については上記実施形態1と同じであるため、同じ
構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果
の説明は省略する。
【0020】図5において、下側接続部20dの側壁2
7dは上側接続部20に向かって延ばされ、その先端部
を上側接続部20u後端部と屈曲バネ部30との間に入
り込ませるように屈曲させてストッパ50を構成してい
る。一方、それと点対称をなすように、上側接続部20
uの側壁28uは、下方接続部20dに向かって延び、
先端部を下方接続部20d後端部と屈曲バネ部30との
間に入り込むように屈曲させてストッパ51としてあ
る。
【0021】屈曲バネ部30が圧縮された場合には、各
ストッパ50,51が対面する接続部20u,20d後
端部と当接してその撓み量を規制し、屈曲バネ部30が
伸ばされた場合には、各ストッパ50,51が屈曲バネ
部30と当接してその撓み量を規制する。
【0022】<実施形態3>図6及び図7は本発明の第
3実施形態を示す。この第3実施形態も、ストッパの構
成の変形例である。その他の構成については上記実施形
態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号
を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
【0023】図6及び図7において、上側接続部20u
の側壁28uはその内側の金属材料を下方に伸ばしてそ
の端部に貫通孔52を形成してある。一方、下側接続部
20dの側壁28dはその外側の金属材料を上方に伸ば
して、その先端の屈曲部53を貫通孔52内に挿入して
ある。
【0024】屈曲バネ部30が伸縮された場合には、貫
通孔52の開口縁に屈曲部53が当接して屈曲バネ部3
0の撓み量を規制し、その塑性変形を防止する。 <他の実施形態>本発明は、前記実施形態に限定される
ものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態
も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも
要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することが
できる。 (1)上記した第1ないし第3実施形態の中継端子は、
一対の接続部20,20を備え、異なる装置の雄形のタ
ーミナル(タブT,T)間を中継できる構成となってい
るが、例えば、異なる装置の雌形のターミナル間を接続
するために、中継端子の一対の接続部をタブ状に形成し
たものであってもよい。 (2)上記した第1実施形態において中継端子10をセ
ットするために、収容ケース40及び蓋42にスリット
43,44を備え、そのスリット43,44を介して収
容ケース40内の中継端子10にタブTを接続する構成
となっているが、例えば、図8に示すように、機器60
に中継端子10を収容できる収容部61とそれに装着で
きる蓋62を設け、この収容部61内にタブ63をイン
サート成形、或いは、アッシしたものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る中継端子の側断面図であ
る。
【図2】その正面図である。
【図3】その側面図である。
【図4】収容ケースを示す斜視図である。
【図5】第2実施形態にかかる中継端子を示す正面図で
ある。
【図6】第3実施形態にかかる中継端子を示す正面図で
ある。
【図7】その側断面図である。
【図8】中継端子を収容する部品の変形例を示す斜視図
である。
【図9】従来の中継端子を示す斜視図である。
【符号の説明】
10…中継端子 20…接触部 26…奥壁 30…屈曲バネ部 31…圧縮規制ストッパ 32…伸び規制ストッパ T…タブ(ターミナル)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 31/06 H01R 13/11

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二つのターミナルを相対面する方向から
    接続できる一対の接続部と、その一対の接続部の間を繋
    ぐ屈曲バネ部と、この屈曲バネ部の過度撓みを規制する
    ストッパとを備えてなるとともに、このストッパは前記
    屈曲バネ部の幅方向両側に一対が配され、かつ両ストッ
    パのうち一方は前記屈曲バネ部が圧縮された場合の撓み
    量を規制する圧縮規制ストッパであり、他方は前記屈曲
    バネ部が伸ばされた場合の撓み量を規制する伸び規制ス
    トッパであることを特徴とする中継端子。
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