JPH113693A - バッテリ収納ボックスの施錠機構 - Google Patents

バッテリ収納ボックスの施錠機構

Info

Publication number
JPH113693A
JPH113693A JP9151192A JP15119297A JPH113693A JP H113693 A JPH113693 A JP H113693A JP 9151192 A JP9151192 A JP 9151192A JP 15119297 A JP15119297 A JP 15119297A JP H113693 A JPH113693 A JP H113693A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
box
storage box
box body
lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9151192A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3836568B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Niimura
裕幸 新村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP15119297A priority Critical patent/JP3836568B2/ja
Publication of JPH113693A publication Critical patent/JPH113693A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3836568B2 publication Critical patent/JP3836568B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 バッテリ70を収納するボックス本体3
1と、このボックス本体31の開口部を塞ぐ蓋32と、
この蓋32に設けた施錠機構60とからなるバッテリ収
納ボックス30において、キー61を操作することによ
りボックス本体31に係合する係合部材67を備えると
共にバッテリ70をボックス本体31の前面内壁31e
に形成した当接リブ42へ押圧する回転ローラ69を備
えた。 【効果】 蓋を施錠する操作で、蓋を施錠すると共にバ
ッテリをバッテリ収納ボックスの壁へ押付け、バッテリ
とバッテリ収納ボックス間の側面視で前後方向又は左右
方向に設けた間隙によるガタつきを確実かつ容易に防止
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバッテリ収納ボック
スの施錠機構に関する。
【0002】
【従来の技術】電動補助自転車等のバッテリは、一般
に、雨及び塵埃からの保護及び危険防止のためにバッテ
リ収納ボックスに収納する。一方、バッテリは、点検又
は充電等するため取り出さねばならないことがあり、そ
の取り出し及び収納を円滑にするため、バッテリとバッ
テリ収納ボックス間には、隙間を設けている。しかし、
この隙間を設けると、バッテリがガタつき、走行中に振
動により騒音を発生し、バッテリとバッテリ収納ボック
ス間の電気接点部がチャタリングし、電気的な接続が安
定しない可能性がある。
【0003】そこで、バッテリのバッテリ収納ボックス
内のガタつきを防止するために、例えば、特開平8−
230490号公報「車両用バッテリ収納装置」が提案
されている。上記は、同公報の図7及び図9によれ
ば、インナボックス22の上部に位置する可倒式把手4
3を倒した後、蓋25を閉じると、蓋25の内面に設け
た付勢機構28の押圧フランジ29aが把手43をスプ
リング30の付勢力でもって押圧することを特徴とす
る。
【0004】また、バッテリ収納ボックスにはバッテリ
へのいたずら防止のための施錠機構を設けることが望ま
しく、バッテリとバッテリ収納ボックスの錠による固定
に関して特許第2506047号公報「電動自転車」
が提案されている。上記は、同公報の図8によれば、
バッテリケース10を支持箱72に嵌合させると、ロッ
ク機構74がバッテリケース10をロックする構造のも
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記では、付勢機構
28により、バッテリパック34を収納したインナボッ
クス22を上方から下方に押圧して、上下の隙間による
ガタつきを防止するが、上方よりインナボックス22を
アウタボックス21に挿入する関係で、前後左右方向に
クリアランスが大きく前後左右方向にガタつく虞れがあ
る。また、ガタつきを効果的に防止するためにスプリン
グ30の押付力を強化すると、ヒンジとしての支持ピン
26にかかる負荷が増大するため、支持ピン26を大径
にするなど強度アップを図る必要があり、装置が全体的
に重くなったり、蓋25を閉める時の操作荷重が大きく
なり、使い勝手が悪くなる。
【0006】上記のロック機構74は、バッテリケー
ス10を支持箱72から他人が取り出すのを防止するた
めのものであり、バッテリケース10のガタつきを防止
するものではない。そこで、本発明の目的は、バッテリ
の前後方向又は左右方向のガタつきを確実かつ容易に防
止する技術を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1は、バッテリを収納するボックス本
体と、このボックス本体の開口部を塞ぐ蓋と、この蓋に
設けた施錠機構とからなるバッテリ収納ボックスにおい
て、施錠機構が、キー操作によりボックス本体に係合す
る係合部材を備えると共にバッテリをボックス本体の壁
へ押圧する押圧部材を備えたことを特徴とする。キー操
作によって施錠するとともに、押圧部材でバッテリをバ
ッテリ収納ボックスの壁へ押付ける。従って、バッテリ
とバッテリ収納ボックス間の側面視で前後方向又は左右
方向に設けた隙間によるガタつきを確実かつ容易に防止
することができる。
【0008】請求項2は、係合部材と押圧部材とを、キ
ー操作で旋回する旋回部材に一体的に形成したことを特
徴とする。部品点数の削減が図れ、また押圧部材に掛か
る押圧力が、係合部材の係合する相手部分に掛かるの
で、施錠機構を設けた蓋に力が掛からず、蓋が歪む虞れ
はない。
【0009】請求項3は、押圧部材を回転ローラとし、
一方、バッテリにはキー操作で旋回する回転ローラの描
く軌跡に合せた円弧状のガイドリブを設けたことを特徴
とする。回転ローラが円弧状のガイドリブを押圧するの
で、バッテリに滑らかに力を加え、スムーズにバッテリ
をバッテリ収納ボックスの壁へ押付けることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係るバッテリ収納ボックス
を搭載した電動補助自転車の側面図であり、電動補助自
転車1は、車体フレーム2と、この車体フレーム2の前
端のヘッドパイプ3に取付けたハンドルポスト4及び前
輪5を支えるフロントフォーク6と、車体フレーム2の
後部からリヤフォーク7及びステー8により支える後輪
9と、この後輪9を回転するための被動スプロケット1
0、チェーン11、駆動スプロケット12、クランク軸
13、クランク14,14(奥の14は図示せず)及び
ペダル15,15と、クランク軸13に補助トルクを付
加するために設けた減速機構16及び電動モータ17
と、ヘッドパイプ3に固定したブラケット20に支持フ
レーム21を介して取付けたバッテリ収納ボックス30
及びバスケット22とからなる。減速機構16は、構成
の詳細は後述するが、電動モータ17の回転を減速して
クランク軸13に伝達するものである。なお、23はハ
ンドルバー、24はサドル、25はキャリア、26はペ
ダル15,15を踏む入力トルクに基づいて電動モータ
17を制御するコントローラ、27は車体フレーム2を
覆うカバー、28はメインスイッチ、70は電動モータ
17に電力を供給するバッテリである。
【0011】図2は本発明に係る減速機構の詳細図であ
る。減速機構16は、電動モータ17の出力軸17aに
取付けた駆動ギヤ111と、駆動ギヤ111に噛み合う
第1中間ギヤ112と、第1中間ギヤ112を設けた第
1中間軸113と、第1中間軸113に設けた第2中間
ギヤ114と、第2中間ギヤ114と噛み合う第3中間
ギヤ115と、第3中間ギヤ115を一方向クラッチ1
16を介して取付けた第2中間軸117と、第2中間軸
117に設けた第4中間ギヤ118と、第4中間ギヤ1
18に噛み合うようにクランク軸13に取付けた被動ギ
ヤ119とからなる。電動モータ17は、出力軸17a
にリラクタ121を取付けたものであり、このリラクタ
121の凸部121aを電磁ピックアップ式の回転数検
出センサ122で検出することにより、出力軸17aの
回転数を検出することができる。また、クランク軸13
と駆動スプロケット12の間に図示しないトーションバ
ーを介し、このトーションバーの捩れ量を図示しないセ
ンサで検出することにより、入力トルクを検出すること
になる。
【0012】図3は本発明に係るバッテリ収納ボックス
の斜視図であり、バッテリ収納ボックス30は、上部を
開放したボックス本体31に蓋32を被せた箱である。
ボックス本体31は、前部ボックス半体33と後部ボッ
クス半体34とを締結したものであり、前部ボックス半
体33と後部ボックス半体34との結合は、前部ボック
ス半体33の側面部33a,33a(片側不図示)に形
成した側部フランジ部33b,33bと、後部ボックス
半体34の側面部34a,34a(片側不図示)に形成
したカバー壁44,44の筒部44a,44aとをビス
46,46で仮止めし(詳細は、図4で示す。)、側部
フランジ部33b,33bとカバー壁44,44に形成
した平坦部44b,44bとをボルト47,47とナッ
ト48,48とで締結し、また前部ボックス半体33と
後部ボックス半体34の底面に形成した下部フランジ部
33cと34cとをボルト49,49で締結することに
より行なう。
【0013】カバー壁44,44は、後部ボックス半体
34の背面部34d(ボックス本体31の背面)の両端
部から円弧状に前方に張り出し、上下に長く形成したも
のであり、側部フランジ部33b,33b,34b,3
4b及び下部フランジ部33c、34c及び前部ボック
ス半体33の下面に設けた放電端子箱100を側方から
直接見えないようにして、外観性を高めたものである。
放電端子箱100はコントローラ26(図1参照)へ電
力を供給する放電端子を収納した箱である。
【0014】ボックス本体31は、前面部31aに、上
部から順に、施錠機構用係合孔36と、内面に向うバッ
テリ上面規制突起37と、前部ボックス半体33を取り
巻く水平リブ38と、取付ステー用溝39と、左右一対
のバッテリ押付部40,40と、左右一対の止め孔4
1,41と、内面に向う左右一対のバッテリ当接リブ4
2,42とを形成し、又、内面下部に左右一対のガイド
板43,43を形成したものである。規制突起37、止
め孔41,41及びガイド板43,43は、内部に収納
したバッテリ70(図1参照)に係合するものであり、
当接リブ42,42は、バッテリ70の前面に当接する
ものである。バッテリ押付部40,40は、ボックス本
体31の一部を切り起こして形成した弾性を有する側面
視J字状のもので、バッテリ70の前面をボックス本体
31の背面方向(この図の裏面)に押すものである。蓋
32は上面にバッテリ残量計部を目視するための窓50
と、施錠機構60とを備える。
【0015】図4は図3の4−4断面図であり、側部フ
ランジ部33bとカバー壁44の基部に設けた筒部44
aとを仮止め用ビス46で仮止めした状態を示す。
【0016】図5は図3の5−5断面図であり、側部フ
ランジ部33bとカバー壁44の平坦部44bとをボル
ト47及びナット48で止めた状態を示す。詳細につい
ては後述する。
【0017】図6は本発明に係るバッテリの斜視図であ
り、バッテリ70はバッテリケース71と、このバッテ
リケース71の内部に収納される多数のNi−Cd電池
が直列に接続してなる図示しない電池集合体とからな
る。
【0018】バッテリケース71は前部ケース72と後
部ケース73とをビス74…(…は複数を示す。以下同
様。)で結合したものである。バッテリケース71の上
面部71aは、中央に形成した凹部75と、この凹部7
5の前部に設けた平面視略S字状のガイドリブ76と、
上面部71aの中央後端に凹部75を跨ぐ形で設けた取
手77と、この取手77の正面視左方に設けたバッテリ
残量計部80とを備える。バッテリ残量計部80は、バ
ッテリ残量表示部78及び押しボタン79をバッテリケ
ース71から露出させたものである。バッテリ残量表示
部78は押しボタン79が押された時に数秒間表示する
ものである。
【0019】バッテリケース71の前面部71bは、中
央に突出した縦長のガイド部81と、左右に突出した1
対の突起82,82と、ガイド部81の下コーナ部に設
けたL字状の第1接続端子83、第2接続端子84及び
第3接続端子85と、これら接続端子83,84,85
に臨ませて設けたL字状のスリット86,87,88
と、これらのスリット86,87,88間に設けたガイ
ド溝89,89とを備える。第1接続端子83はマイナ
ス極であり、第2接続端子84はプラス極であり、第3
接続端子85は充電器(不図示)に接続する場合に使用
するマイナス極である。また、ガイド溝89,89は、
ボックス本体31の内面下部に備えたガイド板43,4
3(図2参照)に嵌合し、ボックス本体31内における
バッテリ70の左右のずれを許容範囲に止めるものであ
る。
【0020】図7は図3の7−7断面図であり、バッテ
リ収納ボックス30にバッテリ70を収納した状態を示
す。なお、この図では説明の便宜上、端子箱100廻り
を切り欠くと共に、ブラケット20への取付け部分を一
部切り欠いた姿を示す。ボックス本体31の前面内壁3
1eに形成した当接リブ42はバッテリケース71の前
面部71bに当接して前後のガタつきを防止するもので
あり、前面31aに形成した係合孔41はバッテリケー
ス71の前面部71bに形成した突起82と係合し、ま
た上部に形成したバッテリ上面規制突起37はバッテリ
70の上部凹部75の前端と係合してバッテリ70が上
下にガタつくのを防止するものである。
【0021】ボックス本体31の底面部31dに形成し
た開口90は、バッテリケース71の底面71cに形成
した円形の開口91を介して、L字状の第1接続端子8
3の底部に備えた第1放電接点83aを臨むものであ
る。ボックス本体31の底面部31dに設けた端子箱1
00は、上端部を前記開口90に嵌合し下端に受板10
1を備えた有底円筒状の端子支持部102と、受板10
1に敷いた座金103と、この座金103の上面に備え
た圧縮ばね104と、この圧縮ばね104で弾発したリ
テーナ105と、このリテーナ105に取り付けて圧縮
ばね104の弾発により上端を第1放電接点83aに当
て、端子支持部102内を上下移動可能な第1放電端子
106と、この第1放電端子106の動作上限を規制す
る止め輪108とを備える。
【0022】このように、ボックス本体31にバッテリ
70を収納すると、圧縮ばね104で第1放電端子10
6の上端を第1放電接点83aに常時押圧するので、走
行中のバッテリ70の振動に対して第1放電端子106
と第1放電接点83aの密着状態を有効に保持できる。
図示しないプラス極の第2放電端子も第1放電端子10
6と同一構成、作用であり、説明を省略する。なお、1
09は排水孔であり、ボックス本体31内に水が溜まる
のを防止するものである。
【0023】バッテリ収納ボックス30の取付け構造
は、車幅中心にあるブラケット20に支持フレーム21
をボルト止めし、支持フレーム21にバッテリ収納ボッ
クス30をボルト止めする構成である。詳しくは、支持
フレーム21は、水平に延びる上支持部材21aと下支
持部材21bとを連結部材21cで結合し、この連結部
材21cの下端を前方へ延ばして前方延出部材21dと
し、上支持部材21aの背面と下支持部材21bの背面
との間に中取付板21eを渡して固定したフレームであ
る。ブラケット20は、中取付板21eをボルト51,
51とナット52,52で止めることにより、支持フレ
ーム21を取付けることができる。支持フレーム21
は、中取付板21eにボックス本体31の背面部31b
をビス53で止めるとともに、下支持部材21bから下
に延ばした下取付板21gに前部ボックス本体の下部フ
ランジ部33dと後部ボックス本体の下部フランジ部3
4dをボルト49と溶接ナット55とで共締めすること
により、バッテリ収納ボックス30を取付けるものであ
る。
【0024】一旦、図5にもどって説明すると、連結部
材21cの上部に取付けて外側に延出した端取付板21
fと、前部ボックス半体33の取付ステー用溝39(図
2参照)に嵌め込んだ取付ステー54とで、側部フラン
ジ部33b及び34bを挟んで、取付けステー54の両
端部に備えた溶接ナット48にボルト47をねじ込むこ
とにより、前部ボックス半体33と後部ボックス半体3
4と取付けステー54と端取付板21fとは一体に結合
し、支持フレーム21に取付く構成である。
【0025】図8は図1の8矢視図である。ボックス本
体31の前面部31aに形成した取付ステー用溝39
(図2参照)に嵌め込んだ取付ステー54と、支持フレ
ーム21の連結部材21c,21c上部に取付け外側に
L字状に延出した端取付板21f,21fとで、ボック
ス本体の側部のフランジ部を挟み、ボルト47,47で
支持フレーム21に固定する。
【0026】バスケット22は、後部に設けた凹部22
aにバッテリ収納ボックス30の前部をはめ込み、凹部
22aの両側の膨出部22b,22bと取付ステー54
の両端をビス56,56で結合し、また、支持フレーム
21の前方延出部材21d,21dに設けた前方取付板
21hにバスケット22の底面をビス57,57で結合
することで、支持フレーム21に取付けたものである。
この時、蓋32の前部が凹部22aに接触すると蓋32
が開かなくなるので、ボックス本体31の前面部31a
に形成した水平リブ38を凹部22aに当て、蓋32の
前部に隙間をもたせた。
【0027】図9は図3の9−9断面図である。施錠機
構60は、タンブラ62を備えた錠軸63と、この錠軸
63を回転可能に保持する錠外筒64と、この錠外筒6
4の外面に取りつけて錠軸63を回転可能に保持する錠
カバー65と、錠軸63の下端に取付けた旋回部材66
と、この旋回部材66の一端に設けた係合部材67と、
旋回部材66の他端に備えたピン68と、このピン68
に回転可能に取付けた弾性材料(ゴム等)からなる押圧
部材としての回転ローラ69とからなる。回転ローラ6
9はゴム等の弾性材料からなる。2点鎖線で示すキー6
1を錠軸63に差込むと、ストッパーとしてのタンブラ
62が錠軸63の軸心に集まることで、錠外筒64との
係止を解き、キー61を回転操作すると錠軸63を介し
旋回部材66を旋回することができる。旋回部材66の
一端に設けた係合部材67は、ボックス本体31に形成
した係合孔36に係合し、旋回部材66の他端に備えた
回転ローラ69は、バッテリ70の上面に形成したガイ
ドリブ76を押圧するものである。
【0028】図10は図9の10−10断面図である。
ボックス本体31の前面部31a中央に形成した縦長の
(図表裏に長い)凹状部58は、バッテリ70をボック
ス本体31に挿入する際、バッテリ70に設けたガイド
部81と緩く嵌合し、バッテリ70の前後を誤ることな
くボックス本体31に挿入するものである。 ガイドリ
ブ76は、外面がキー操作により回転ローラ69の旋回
する軌跡に合わせた円弧状の支壁である。外面の円弧部
は回転ローラ69側へ膨らむ凸部の第1円弧部76aと
凹部の第2円弧部76bとからなる。第1円弧部76a
は、回転ローラ69が転がりつつ徐々にボックス本体3
1の前面部31aに押圧して行くものである。第2円弧
部76bは、回転ローラ69の転がりを止め、回転ロー
ラ69の弾性による押圧を受け、保持するためのもので
ある。
【0029】図11は図9の11−11矢視図であり、
施錠機構60の旋回部材66の係合部材67が、ボック
ス本体31の前面部31aの上部に設けた略L字状の係
合孔36の右端上部に係合した状態を示す。係合孔36
は、上下に幅比広い矩形の貫通孔36aと上下に狭い矩
形の貫通孔36bとからなり、貫通孔36aは係合部材
部67が通過するためであり、貫通孔36bは旋回部材
66が通過するためのものである。
【0030】以上に述べたバッテリ収納ボックス30と
バッテリ70との施錠構造の作用を次に説明する。図1
2は本発明に係るバッテリを収納したバッテリ収納ボッ
クスの第1作用図であり、(a)は施錠機構の施錠前の
バッテリ収納ボックスの縦断面図、(b)は上部横断面
図である。バッテリ収納ボックス30にバッテリ70を
挿入すると、バッテリ収納ボックス30が上部を後方に
倒して固定されているので、バッテリ70も上部を後方
に倒して収納される。
【0031】更に、ボックス本体31の前面部31aに
備えた押付部40,40によってバッテリ70はボック
ス本体31の背面内壁31fに押付けられるため、バッ
テリ70上部と規制突起37及び突起82,82と止め
孔41,41は係合しない。従って、この状態において
は、蓋32を開け、取手77を掴んでバッテリ70を容
易に引出すことができる。なお、ボックス本体31は、
バッテリ70の挿入を容易にするために前後方向に隙間
Cを有する。前後方向の隙間Cは、(a)に示すように
バッテリ70の前面71bと、ボックス本体31の前面
内壁31eに形成した当接リブ42との隙間である。
【0032】蓋32に備えた施錠機構60にキー61を
入れて捻ると、(b)の矢印の方向に旋回部材66が
回転し、旋回部材66の一端に備えた回転ローラ69
が、ガイドリブ76の第1円弧部76aの外面上を転が
りつつ押圧していくことにより、バッテリ70をボック
ス本体31の前面内壁31eに形成した当接リブ42へ
徐々に押し付けていく。
【0033】図13は本発明に係るバッテリを収納した
バッテリ収納ボックスの第2作用図であり、(a)は施
錠機構の施錠後のバッテリ収納ボックスの縦断面図、
(b)は上部横断面図である。回転ローラ69が、第2
円弧部76bにおいてガイドリブ76を押圧し、バッテ
リ70をボックス本体31の当接リブ42,42に押し
付け、一方、旋回部材66の他端に備えた係合部材67
がボックス本体31の係合孔36右端上部に係合して、
蓋32を施錠する。
【0034】従って、キー61を操作することよって旋
回部材66の一端に備えた係合部材67により蓋32を
施錠すると共に、他端に備えた回転ローラ69でバッテ
リ70をボックス本体31の前面内壁31eに形成した
当接リブ42に円滑に押付けることができ、バッテリ7
0とボックス本体31との間の側面視で前後方向に設け
た隙間Cによるガタつきを確実かつ容易に防止すること
ができる。従って、バッテリ収納ボックス30の施錠機
構60は、係合部材67と押圧部材69とを、キー61
の操作で旋回する旋回部材66に一体的に形成したの
で、部品点数の削減が図れ、また押圧部材69に掛かる
押圧力が、係合部材67の係合する相手部分に掛かるの
で、施錠機構60を設けた蓋32に力が掛からず、蓋3
2が歪む虞れがない。
【0035】また、バッテリ70をボックス本体31の
当接リブ42に押し付けることにより、バッテリ70上
部と規制突起37及び突起82,82と止め孔41,4
1が係合して、バッテリ70が上下にガタつくのを防止
する。
【0036】なお、本実施例の回転ローラ69によるバ
ッテリ70の押付け方向は側面視で前後方向としたが、
ガイドリブ76及び係合孔36の位置を変えることによ
り、左右方向とすることができ、左右方向のガタつきを
防止できる。また、第1円弧部76a 及び第2円弧部
76bは、共に単一の円弧でも複数の円弧で形成しても
よい。
【0037】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1のバッテリ収納ボックスの施錠機構は、
バッテリを収納するボックス本体と、このボックス本体
の開口部を塞ぐ蓋と、この蓋に設けた施錠機構とからな
るバッテリ収納ボックスにおいて、キー操作によりボッ
クス本体に係合する係合部材を備えると共にバッテリを
ボックス本体の壁へ押圧する押圧部材を備えたことによ
り、キー操作によって施錠するとともに、押圧部材でバ
ッテリをバッテリ収納ボックスの壁へ押付け、バッテリ
とバッテリ収納ボックス間の側面視で前後方向又は左右
方向に設けた隙間によるガタつきを確実かつ容易に防止
することができる。
【0038】請求項2のバッテリ収納ボックスの施錠機
構は、係合部材と押圧部材とを、キー操作で旋回する旋
回部材に一体的に形成したので、部品点数の削減が図
れ、また押圧部材に掛かる押圧力が、係合部材の係合す
る相手部分に掛かるので、施錠機構を設けた蓋に力が掛
からず、蓋が歪む虞れがない。
【0039】請求項3のバッテリ収納ボックスの施錠機
構は、押圧部材を回転ローラとし、一方、バッテリには
キー操作で旋回する回転ローラの描く軌跡に合せた円弧
状のガイドリブを設け、回転ローラでガイドリブを押圧
するようにしたので、バッテリに滑らかに力を加え、ス
ムーズにバッテリをバッテリ収納ボックスの壁へ押付け
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるバッテリ収納ボックスを搭載し
た電動補助自転車の側面図
【図2】本発明に係る減速機構の詳細図
【図3】本発明に係るバッテリ収納ボックスの斜視図
【図4】図3の4−4断面図
【図5】図3の5−5断面図
【図6】本発明に係るバッテリの斜視図
【図7】図3の7−7断面図
【図8】図1の8矢視図
【図9】図3の9−9断面図
【図10】図9の10−10断面図
【図11】図9の11−11矢視図
【図12】本発明に係るバッテリを収納したバッテリ収
納ボックスの第1作用図
【図13】本発明に係るバッテリを収納したバッテリ収
納ボックスの第2作用図
【符号の説明】
1…電動補助自転車、30…バッテリ収納ボックス、3
1…ボックス本体、32…蓋、36…係合孔、60…施
錠機構、61…キー、66…旋回部材、67…係合部
材、68…ピン、69…押圧部材(回転ローラ)、70
…バッテリ、76…ガイドリブ、76a…第1円弧部、
76b…第2円弧部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリを収納するボックス本体と、こ
    のボックス本体の開口部を塞ぐ蓋と、この蓋に設けた施
    錠機構とからなるバッテリ収納ボックスにおいて、 前記施錠機構は、キー操作によりボックス本体に係合す
    る係合部材を備えると共にバッテリをボックス本体の壁
    へ押圧する押圧部材を備えたことを特徴とするバッテリ
    収納ボックスの施錠機構。
  2. 【請求項2】 前記係合部材と押圧部材とを、キー操作
    で旋回する旋回部材に一体的に形成したこと特徴とする
    請求項1記載のバッテリ収納ボックスの施錠機構。
  3. 【請求項3】 前記押圧部材を回転ローラとし、一方、
    バッテリにはキー操作で旋回する前記回転ローラの描く
    軌跡に合せた円弧状のガイドリブを設け、前記回転ロー
    ラで前記ガイドリブを押圧するようにしたことを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載のバッテリ収納ボックス
    の施錠機構。
JP15119297A 1997-06-09 1997-06-09 バッテリ収納ボックスの施錠機構 Expired - Fee Related JP3836568B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15119297A JP3836568B2 (ja) 1997-06-09 1997-06-09 バッテリ収納ボックスの施錠機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15119297A JP3836568B2 (ja) 1997-06-09 1997-06-09 バッテリ収納ボックスの施錠機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH113693A true JPH113693A (ja) 1999-01-06
JP3836568B2 JP3836568B2 (ja) 2006-10-25

Family

ID=15513285

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15119297A Expired - Fee Related JP3836568B2 (ja) 1997-06-09 1997-06-09 バッテリ収納ボックスの施錠機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3836568B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1188659A3 (en) * 2000-09-14 2005-04-20 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Battery containing device for motor-assisted bicycle and motor-assisted bicycle
JP2011178255A (ja) * 2010-03-01 2011-09-15 Sanyo Electric Co Ltd 電動補助自転車
JP2011207250A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Sanyo Electric Co Ltd 電動補助自転車
JP2013016449A (ja) * 2011-06-10 2013-01-24 Honda Motor Co Ltd バッテリパック収容構造およびバッテリパックおよび歩行補助装置
KR20130052919A (ko) * 2011-11-14 2013-05-23 삼성에스디아이 주식회사 배터리 팩 및 이를 구비한 전기 바이크
JP2014075348A (ja) * 2013-11-07 2014-04-24 Mitsubishi Motors Corp 車両用バッテリケース
FR3031494A1 (fr) * 2015-01-13 2016-07-15 Jcdecaux Sa Cycle a motorisation electrique et systeme automatique de stockage de tels cycles
JP2017206062A (ja) * 2016-05-16 2017-11-24 本田技研工業株式会社 電動車両
JPWO2017073004A1 (ja) * 2015-10-30 2018-03-22 株式会社村田製作所 電池パック、電気機器および充電機器

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5689789U (ja) * 1979-12-13 1981-07-17
JPS6249861U (ja) * 1985-09-17 1987-03-27
JPH0958563A (ja) * 1995-08-30 1997-03-04 Sanyo Electric Co Ltd 自転車用電源装置
JPH09216588A (ja) * 1996-02-13 1997-08-19 Suzuki Motor Corp 電動自転車のバッテリ取付構造

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5689789U (ja) * 1979-12-13 1981-07-17
JPS6249861U (ja) * 1985-09-17 1987-03-27
JPH0958563A (ja) * 1995-08-30 1997-03-04 Sanyo Electric Co Ltd 自転車用電源装置
JPH09216588A (ja) * 1996-02-13 1997-08-19 Suzuki Motor Corp 電動自転車のバッテリ取付構造

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1188659A3 (en) * 2000-09-14 2005-04-20 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Battery containing device for motor-assisted bicycle and motor-assisted bicycle
JP2011178255A (ja) * 2010-03-01 2011-09-15 Sanyo Electric Co Ltd 電動補助自転車
JP2011207250A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Sanyo Electric Co Ltd 電動補助自転車
JP2013016449A (ja) * 2011-06-10 2013-01-24 Honda Motor Co Ltd バッテリパック収容構造およびバッテリパックおよび歩行補助装置
KR20130052919A (ko) * 2011-11-14 2013-05-23 삼성에스디아이 주식회사 배터리 팩 및 이를 구비한 전기 바이크
JP2014075348A (ja) * 2013-11-07 2014-04-24 Mitsubishi Motors Corp 車両用バッテリケース
FR3031494A1 (fr) * 2015-01-13 2016-07-15 Jcdecaux Sa Cycle a motorisation electrique et systeme automatique de stockage de tels cycles
JPWO2017073004A1 (ja) * 2015-10-30 2018-03-22 株式会社村田製作所 電池パック、電気機器および充電機器
JP2017206062A (ja) * 2016-05-16 2017-11-24 本田技研工業株式会社 電動車両

Also Published As

Publication number Publication date
JP3836568B2 (ja) 2006-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3491708B2 (ja) 電動自転車用バッテリ収納装置
US6016882A (en) Battery carrier for electric assisted vehicle
US6095270A (en) Battery carrier lock for electric power assisted vehicle
JP3386665B2 (ja) 電動自転車用バッテリーケースの取付構造
JPH113693A (ja) バッテリ収納ボックスの施錠機構
JP3510170B2 (ja) 電動自転車のバッテリーケースの取付構造および電動自転車
JP3378740B2 (ja) 電動自転車
JPH1076984A (ja) 電動補助自転車におけるバッテリ搭載構造
JP4836721B2 (ja) 電動走行車
JP3403874B2 (ja) 電動2輪車のバッテリケース取付構造
JP3081547B2 (ja) 電動自転車
JP4301421B2 (ja) 補助動力付き自転車のバッテリ施錠装置
JP4257763B2 (ja) 電動補助自転車のバッテリ残量計
JP2002193165A (ja) 電動2輪車のバッテリケース取付構造
JP2003154984A (ja) 電動補助自転車
JPS607995Y2 (ja) 電動自転車のバッテリ−ケ−ス保持装置
JP3494257B2 (ja) 電動自転車用バッテリ収納装置
JP2002331982A (ja) 電動補助自転車
JP4502228B2 (ja) 電動補助自転車のバッテリ着脱装置
JP2013252807A (ja) 電装品取付構造
JP2002274463A (ja) 電動補助自転車
JPH0995291A (ja) 車両用バッテリ収納装置
CN220147489U (zh) 电动滑板车
JPH08295274A (ja) 車両用バッテリの収納構造
JP2000142551A (ja) 電動自転車用バッテリー係止構造

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060725

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060727

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees