JPH1135654A - シート状軟質ポリウレタンモールドフォームの製造方法 - Google Patents
シート状軟質ポリウレタンモールドフォームの製造方法Info
- Publication number
- JPH1135654A JPH1135654A JP9214117A JP21411797A JPH1135654A JP H1135654 A JPH1135654 A JP H1135654A JP 9214117 A JP9214117 A JP 9214117A JP 21411797 A JP21411797 A JP 21411797A JP H1135654 A JPH1135654 A JP H1135654A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- foam
- sheet
- polyol
- polyisocyanate
- mold
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
Abstract
製造方法に関するものであり、クッション性、難燃性等
を有する軟質ポリウレタンモールドフォームを提供す
る。 【解決手段】 ポリイソシアネート、ポリエーテルポリ
オール、水、触媒、整泡剤、ノンハロゲン燐酸エステル
の混合液を金型内で発泡成形することにより平均厚み2
〜20mm、密度0.03〜0.2g/cm3 を有する
シート状軟質ポリウレタンフォームの製造方法である。
Description
モールドフォームの製造方法に関するものであり、更に
詳しくはクッション性そして難燃性を有する軟質ポリウ
レタンモールドフォームの製造方法に関するものであ
る。
ョン材に用いられている薄物の軟質ポリウレタンフォー
ムとしては従来からスラブフォームのカット品が用いら
れてきており、モールド成形によるシート状軟質弾性フ
ォームの製造法は知られていなかった。モールドフォー
ムはスラブフォームのカット品に比べ、カットロスがな
い、種々の表面模様形状に対応可能、表面装飾材付き等
の場合にはあらかじめ型内に表面材をセットして一体成
形することにより一工程で効率的に製品が得られる等の
優位性が知られているが、シート状の薄物で広面積に均
一発泡させることは難しくその技術は知られてなかっ
た。
両面装飾材付きのクッション材を対象としてモールドを
用いての一体成形により均一発泡の成形性、難燃性に優
れた薄肉広面積のシート状ポリウレタン発泡体の製造方
法を提供することである。
の結果、特定のウレタン組成物を用いて製造することに
より成形性、難燃性に優れたシート状発泡体が得られる
ことを見出し本発明に至った。
ポリエーテルポリオール、水、触媒、整泡剤、ノンハロ
ゲン燐酸エステルの混合液を金型内で発泡成形すること
により平均厚み2〜20mm、密度0.03〜0.2g
/cm3 を有するシート状軟質ポリウレタンフォームの
製造方法である。
発明に使用されるポリイソシアネートとしては、2,4
−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソ
シアネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、2,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、
2,2′−ジフェニルメタンジイソシアネート、p−フ
ェニレンジイソシアネート、m−フェニレンジイソシア
ネート、o−キシリレンジイソシアネート、m−キシリ
レンジイソシアネート、p−キシリレンジイソシアネー
ト等の芳香族ジイソシアネート、テトラメチレンジイソ
シアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、2−メ
チル−1,5−ペンタンジイソシアネート、3−メチル
−1,5−ペンタンジイソシアネート等の脂肪族ジイソ
シアネート、イソホロンジイソシアネート、水素添加ジ
フェニルメタンジイソシアネート、水素添加トリレンジ
イソシアネート、水素添加キシリレンジイソシアネー
ト、シクロヘキシルジイソシアネート等の脂環族ジイソ
シアネート等のジイソシアネート、これらジイソシアネ
ートのビウレット変性体、イソシアヌレート変性体、ウ
レトンイミン変性体、カルボジイミド変性体、ポリオー
ル変性によるウレタン基含有ポリイソシアネート、また
アニリンとホルマリンの縮合物をホスゲン化して得られ
るポリメチレンポリフェニルポリイソシアネートが挙げ
られる。これらのポリイソシアネート類は単独又は2種
以上混合して使用することができる。
ソシアネートの1種としてジフェニルメタンジイソシア
ネートのポリオール変性プレポリマーを用いることであ
り、更に好ましくは2,4′−/4,4′−の異性体含
有のジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)のポ
リオール変性体とポリメチレンポリフェニルポリイソシ
アネートの混合物を用いることである。
ポリオールで変性しておくことにより、形状サイズに応
じて初期の反応性を抑制し液流れ性をコントロールでき
欠肉のない成型品を得やすいためである。プレポリマー
合成法としては特に制限されるものではなくイソシアネ
ート原料とポリオール原料を全量仕込みプレポリマー化
する方法、イソシアネート原料の一部とポリオール原料
を反応させてから残りのイソシアネート原料を混合する
方法等が適用できる。
としては、例えばジプロピレングリコール、トリプロピ
レングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール等のグリコール類、エチレンオキサイド、プ
ロピレンオキサイド、テトラヒドロフラン等の開環付加
重合により得られるポリエーテルポリオール、ジカルボ
ン酸とグリコールとの重縮合反応により得られるポリエ
ステルポリオール等が挙げられこれらは単独又は2種類
以上を混合使用することができる。好ましい変性用ポリ
オールとしては官能基数2〜3、平均ヒドロキシル当量
200〜2,500のプロピレンオキサイド又は/及び
エチレンオキサイドの開環重合によって得られるポリエ
ーテルポリオール変性である。なおポリイソシアネート
のNCO含量は15〜35%であることが好ましく、特
に好ましくは15〜30%である。NCO含量が高すぎ
ると初期の反応が早くなりすぎ急激な粘度上昇が生じ、
一方NCO含量が低すぎると原料粘度自体が高くなりす
ぎて、両方とも流れ性悪化により欠肉発生や不均一な発
泡体を生じ易くなるためである。
ル(A)としては水、プロピレングリコール、ジプロピ
レングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトール等のポリオール類、あるいは
ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリプロ
パノールアミン等のアミノアルコール類、あるいはエチ
レンジアミン、1,6−ヘキサンジアミン、トリエチレ
ンテトラアミン、アニリン、トルイレンジアミン、メチ
レンビスアニリン等のアミン類にプロピレンオキサイド
又は/及びエチレンオキサイドを付加して得られるポリ
エーテルポリオール(イ)を用いることができる。
リエーテルポリオール(イ)の単独又は2種類以上を混
合して用いることができ、さらに好ましくは、次に説明
するいわゆるポリマーポリオール(ロ)を併用すること
である。ポリエーテルポリオール(A)の平均官能基数
は2〜4、平均ヒドロキシル当量としては1,000〜
3,000が好ましい。
ロニトリル/スチレン=7/3〜0/10重量比のコポ
リマー又はホモポリマー、及び/又は、尿素樹脂、メラ
ミン樹脂、フェノール樹脂から選定されるアルデヒド縮
合系樹脂をポリエーテルポリオール中に分散させたもの
である。これらを用いることにより、発泡初期段階から
徐々に巻込みエアや発生ガスを系外に放出でき発泡層内
の大きなエア溜まりを防ぐことができるとともに発泡体
自体に難燃性を付与することができる。ポリマーポリオ
ール(ロ)の併用する量は、ポリエーテルポリオール
(A)の100重量部中、2〜40重量部が好ましい。
リエーテルポリオール(A)量を越えない範囲で、他の
ポリオールを併用することができる。その具体例として
は、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、セバシン酸、
アゼライン酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタ
ル酸、マレイン酸、フマル酸、ダイマー酸等のジカルボ
ン酸、トリメリット酸、ピロメリック酸等のトリ及びテ
トラカルボン酸と、エチレングリコール、1,2−プロ
ピレングリコール、ジエチレングリコール、ネオペンチ
ルグリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペン
タンジオール、1,6−ヘキサンジオール、3ーメチル
−1,5−ペンタンジオール、2−エチル−2−ブチル
−1,3−プロパンジオール、1,9−ノナンジオー
ル、1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロ
ヘキサンジメタノール等のジオール、グリセリン、トリ
メチロールプロパン等のトリオールとの重縮合反応によ
り得られるポリエステルポリオール、ε−カプロラクト
ン、δ−バレロラクトン等の環状ラクトン類をエチレン
グリコール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリ
コール、グリセリン、トリメチロールプロパン等を開始
剤として開環重合して得られるポリエステルポリオー
ル、テトラヒドロフランのカチオン重合により得られる
ポリテトラメチレングリコール、末端水酸基のポリブタ
ジエンやその水素添加物、ひまし油変性ポリオール等ポ
リオレフィン系ポリオール等が挙げられる。これらのポ
リオールのヒドロキシル当量は200〜2,500が好
ましい。
基と反応して炭酸ガスを発生させるので、発泡剤として
も作用している。水の使用量としてはポリエーテルポリ
オール100重量部に対し1〜6重量部が好ましい。な
お付加的にガスローディング装置を用いて原液中に空
気、窒素、二酸化炭酸等のガスを混入溶解させ成形する
方法や二酸化炭素を液状で混合し発泡時に気化発泡させ
ることもできる。またノンハロゲン系低沸点化合物、例
えばプロパン、ノルマルブタン、イソブタン、ノルマル
ペンタン、イソペンタン、ノルマルヘキサン、シクロペ
ンタン、フラン、ジメチルエーテル、ジエチルエーテ
ル、アセトン、メチルエチルケトン、メチルホルマー
ト、ジメチルオキサラート、エチルアセタート等を付加
的に用いることもできる。
の有機珪素系界面活性剤であり、例えば日本ユニカー社
製のL−520、L−540、L−5309、L−53
66、SZ−1306、トーレダウコーニング社製のS
H−193、SRX−274C、ゴールドシュミット社
製のB−4113等が挙げられ、その使用量としてはポ
リエーテルポリオール100重量部に対し0.1〜5重
量部が好ましい。
公知の各種ウレタン化触媒を用いることが出来る。代表
例としてはトリエチルアミン、トリプロピルアミン、ト
リブチルアミン、N−メチルモルホリン、N−エチルモ
ルホリン、ジメチルベンジルアミン、N,N,N′,
N′−テトラメチルヘキサメチレンジアミン、N,N,
N′,N′,N″−ペンタメチルジエチレントリアミ
ン、ビス−(2−ジメチルアミノエチル)エーテル、ト
リエチレンジアミン、1,8−ジアザ−ビシクロ(5,
4,0)ウンデセン−7、1,2−ジメチルイミダゾー
ル、1−ブチル−2−メチルイミダゾール等の三級アミ
ン、ジメチルエタノールアミン、N−トリオキシエチレ
ン−N,N−ジメチルアミン、N,N−ジメチル−N−
ヘキサノールアミン等の反応型三級アミン又はこれらの
有機酸塩、スタナスオクトエート、ジブチルチンジラウ
レート、ナフテン酸亜鉛等の有機金属化合物等が挙げら
れる。使用量としてはポリエーテルポリオール100重
量部に対し0.01〜5重量部が好ましい。
的でノンハロゲン燐酸エステルが使用される。従来難燃
剤としては含ハロゲン燐酸エステルが一般的に用いられ
てきたが、燃焼時に塩化水素を発生するという問題があ
った。一方、ノンハロゲン燐酸エステルはポリウレタン
の難燃性に対しては効果が薄いことが知られていたが本
発明組成との組み合わせでは物性低下が少なく良好な難
燃性を示すとともに均一なセル構造を有する薄物フォー
ムが得られることを見出した。ノンハロゲン燐酸エステ
ルの具体例としてはトリメチルホスフェート、トリエチ
ルホスフェート、トリブチルホスフェート、トリー2ー
エチルヘキシルホスフェート、トリブトキシエチルホス
フェート、トリフェニルホスフェート、トリクレジルホ
スフェート、トリキシレニルホスフェート、クレジルジ
フェニルホスフェート、キシレニルジフェニルホスフェ
ート、2ーエチルヘキシルジフェニルホスフェートや大
八化学製の芳香族燐酸エステルPX−110、芳香族縮
合タイプのCR−733S、CR−735、CR−74
1C等が挙げられる。ノンハロゲン燐酸エステルの使用
量としては発泡原料トータル中に2〜10重量%含まれ
ていることが好ましい。2重量%未満ではその効果が薄
く、10重量%を越えると実用面で機械強度不足になり
やすいためである。
ロゲン燐酸エステルからなるイソシアネート成分とポリ
オール、水、触媒、整泡剤からなるポリオール成分を混
合させるヘッドを有する注入機を用いて成形される。ノ
ンハロゲン燐酸エステルはポリオール成分への配合も可
能であるが長期保存下での水によるエステル基の加水分
解の懸念を有するためイソシアネート成分への配合の方
が好ましい。
ル攪拌ヘッドを有する低圧発泡機又は高圧衝突混合方式
により2液が混合される高圧発泡機を用いることがで
き、型内への混合液の注入方式としては型オープン状態
で液を注入又はスプレー塗布後に型を締める方式又は型
を閉じた状態で注入口から液を注入する方法が適用でき
る。なおオープン注入する場合はヘッドをトラバースし
て下型に広範囲に液を撒く方が好ましい。
00以下の低分子ポリオール又はアルカノールアミンを
架橋剤として付加的に用いることができる。具体例とし
てはエチレングリコール、1,2−プロピレングリコー
ル、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコール、
1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、
1,6ーヘキサンジオール、3−メチルー1,5−ペン
タンジオール、1,9ーノナンジオール、1,4−シク
ロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノ
ール、グリセリン、トリメチロールプロパン、モノエタ
ノールアミン、ジエタノールアミン、N−メチルジエタ
ノールアミン、トリエタノールアミン、エチレンジアミ
ン、ヘキサメチレンジアミン、キシレンジアミン、イソ
ホロンジアミン、トリレンジアミン、ジエチルトリレン
ジアミン、メチレンビスアニリン、4,4′−ビス(ブ
チルアミノ)ジフェニルアミン及びそのエチレンオキサ
イド、プロピレンオキサイドの付加体等が挙げられる。
架橋剤を使用する場合、その使用量はポリエーエルポリ
オール100重量部に対し5重量部以内が好ましい。本
発明は、高分子計器製CSC2硬度計にて測定した時の
硬さが、20〜90の範囲にあるフォームについて特に
有効である。この測定は、25℃でサンプル厚みは、5
〜50mmとし、サンプル厚みが5mm未満のときは、
おなじサンプルを重ねて測定するものとする。
数2〜4、平均ヒドロキシル当量1,000〜2,50
0のエチレンオキサイド/プロピレンオキサイドランダ
ム共重合ポリエーテルポリオールを付加的に用いること
ができ、その例としては、水、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセ
リン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール
等のポリオール類、あるいはジエタノールアミン、トリ
エタノールアミン、トリプロパノールアミン等のアミノ
アルコール類、あるいはエチレンジアミン、1,6−ヘ
キサンジアミン、トリエチレンテトラアミン、アニリ
ン、トルイレンジアミン、メチレンビスアニリン等のア
ミン類にエチレンオキサイドとプロピレンオキサイドを
ランダム重合にして得られるポリエーテルポリオールが
挙げられる。エチレンオキサイドとプロピレンオキサイ
ドの重量比率としては50:50〜95:5が好まし
い。これらのポリオールを使用する場合、使用量として
はメインのポリエーテルポリオール100重量部に対し
5重量部以内が好ましい。この通気性調整剤を用いるこ
とによって、過剰の発泡圧が発生することを防ぐことが
できる。
止剤、紫外線吸収剤、着色剤、各種充填剤、内部離型
剤、防かび剤、抗菌剤その他の加工助剤を加えて用いる
ことが出来る。なおこれらの助剤は通常ポリオールに添
加して用いられるが、イソシアネートと反応しうる活性
水素を有しない加工助剤はイソシアネートプレポリマー
にあらかじめ混合しておくこともできる。
の全イソシアネート基(NCO)/ポリオール成分中の
全活性水素基(−H)の当量比としては0.6〜1.
5、好ましくは0.7〜1.2の範囲で製造される。本
発明から得られる成形品は、シート状であって、平均厚
みが、2〜20mm、フォーム密度が0.03〜0.2
g/cm3 、面積が1m2 以上のものに、特に適した製
造方法である。本発明の平均厚みとは、微小面積の厚み
を積分し、面積で除した値である。
も製造されるが、行程簡略面そして装飾面からポリウレ
タンフォームの少なくとも片面は一体成形による表面材
付きであることが好ましく、特に好ましくは両面装飾材
付きである。表面装飾材としては織物、編み布、不織
布、起毛布等の繊維類、天然皮革、人工皮革、合成皮革
等の皮革類、塩化ビニルに代表されるプラスチックフィ
ルム類、紙等を用いることができる。透水性のある繊維
類等については故意に表面にウレタンをにじみ出させる
場合を除き、あらかじめ繊維にフィルムコートしておく
ことが好ましい。
に具体的に示す。「部」及び「%」は特に断りのない限
り「重量部」及び「重量%」を示す。
却管、温度計を備えた反応器に異性体含有MDI(MD
I−1)を536部、平均ヒドロキシル当量1,500
のポリオキシプロピレングリコールを96部仕込み、8
0℃で4時間反応させた後、ポリメチレンポリフェニル
ポリイソシアネート(以下PMDIと略す)268部、
クレジルジフェニルホスフェート(CDP)100部を
加えた。得られたポリイソシアネート(A−1)のNC
O含量は25.9%、粘度は90cps/25℃であっ
た。
よりポリイソシアネートA−2、A−3、A−4、A−
7を得た。
部、TDIを720部、CDPを100部仕込み、攪拌
した。NCO含量33.8%、粘度40cps/25℃
のポリイソシアネートA−5を得た。
よりイソシアネートA−6を得た。
5/75(重量比)の異性体含有MDI MDI−2:2,2′体+2,4′体/4,4′体=5
0/50(重量比)の異性体含有MDI PMDI :MDI(MDI100%中のの1%が2,
2′−MDIと2,4′−MDIからなる)を40%含
有し、NCO含量31.0%のポリメチレンポリフェニ
ルポリイソシアネート TDI :2,4体:2,6体=80:20(重量
比)のトリレンジイソシアネート PPG−1:平均ヒドロキシル当量1,500のポリオ
キシプロピレングリコール PPG−2:平均ヒドロキシル当量1,000、10%
エチレンオキサイド(EO)キャップのポリオキシプロ
ピレントリオール PBA :平均ヒドロキシル当量1,300のポリブ
チレンアジペート TEP :トリエチルホスフェート CDP :クレジルジフェニルホスフェート CR−733S:大八化学製 芳香族縮合タイプのノン
ハロゲン燐酸エステル
示される配合比率にて、CANNON製L型ヘッドを備
えた高圧発泡成形機を用い金型中央部へ直線状に7秒ト
ラバース注入した。金型は四隅にガス抜き穴を有する内
寸2,000×2,000mmのアルミ製型であり、厚
み調整可能であるものを60℃に調整し用いた。6mm
の厚みに調整した金型において、その下型及び上型に厚
み0.3mmのポリウレタンフィルムをあらかじめセッ
トし、所定密度になるよう混合液を金型内に注入し、注
入開始から30秒後に上型を締め、5分後に脱型し、両
面フィルム付シート状軟質フォームを得た。また、同様
の金型厚みにおいて型内にジャスト充填する密度にて同
様に軟質フォームを成形し、その際の型中央部のフォー
ム圧力の最大値を(株)共和電業製、圧力測定装置(P
S−5K/WGA−700A)を用いて測定した。更
に、物性評価用として金型厚みを10mmにし、表面フ
ィルムなしで同様に所定密度の軟質フォームシートを得
た。物性測定は、フォームシートを25℃60%RH条
件下で24時間静置後に所定のサイズにカットし行っ
た。物性、発泡圧力及び成形性評価結果を表3に示す。
一般物性、難燃試験はJIS K−6400に準じて行
った。
ピレントリオール、平均ヒドロキシル当量2340 ポリオールb:EOキャップ率15%のポリオキシプロ
ピレントリオール、平均ヒドロキシル当量1750 ポリオールc:AN/St=30/70%重合体粒子3
0%含有ポリエーテルトリオール、平均ヒドロキシル当
量1750 ポリオールd:アルデヒド縮合樹脂含有ポリエーテルト
リオール、平均ヒドロキシル当量2240、旭硝子製、
商品名MFR−9550 ポリオールe:AN/St=100/0%重合体粒子2
0%含有ポリエーテルトリオール、平均ヒドロキシル当
量1870 ポリオールf:EO/PO=70/30比のランダム共
重合ポリエーテルトリオール、平均ヒドロキシル当量1
120 DEA :ジエタノールアミン 三井東圧化学製 TEDA−L33:触媒、トリエチレンジアミンのジプ
ロピレングリコール溶液、東ソー製 TOYOCAT−ET:触媒、ビス−(2−ジメチルア
ミノエチル)エーテルのプロピレングリコール溶液、東
ソー製 SZ−1306:シリコン整泡剤、日本ユニカー製
末端部のフォーム厚み (2)フォーム感触;フォームシートの感触を定性評価 ○:しっとり感あり、△:しっとり感なし、×:ゴワゴ
ワ感あり (3)接着性;表布を剥がし接着不良を定性評価 ○:未接着箇所なし、△:一部未接着箇所あり、×:脱
型時に表布剥離膨れ (4)内部セルの均一性;セルの均一性を定性評価 ○:ほぼ均一、△:多少ボイドあり、×:セル均一
ミックスをNCO/活性水素当量比0.8の配合比率に
て、金型厚みを15mmに調整し、下型に厚み1mmの
エナメル調合成皮革、上型に厚み0.2mmの軟質塩ビ
フィルムをそれぞれあらかじめセットし、設定密度0.
07g/cm3 の密度で実施例1と同様に成形し、両面
装飾材付軟質フォームシートを得た。得られた両面装飾
付軟質フォームシートは外観良好で表裏面材との接着性
も良好であり、発泡セルも全体的にほぼ均一であった。
性、難燃性等の特性を有するシート状軟質ポリウレタン
モールドフォームが得られ、自動車や室内用カーペッ
ト、防音シート、ガスケット、エアーフィルター、各種
安全部品の内張り、防寒着等の衣料用への応用が可能で
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 ポリイソシアネート、ポリエーテルポリ
オール(A)、水、触媒、整泡剤、ノンハロゲン燐酸エ
ステルの混合液を金型内で発泡成形することにより平均
厚み2〜20mm、密度0.03〜0.2g/cm3 を
有するシート状軟質ポリウレタンフォームの製造方法。 - 【請求項2】 該ポリイソシアネートとしてジフェニル
メタンジイソシアネートのポリオール変性体を用いるこ
とを特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 該ポリエーテルポリオール(A)は、少
なくとも1種のアクリロニトリル/スチレン=7/3〜
0/10重量比のコポリマー又はホモポリマー、及び/
又は、尿素樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂から選
定されるアルデヒド縮合系樹脂をポリエーテルポリオー
ル中に分散させたポリマーポリオールを含有することを
特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項4】 該シート状ポリウレタンフォームの少な
くとも片面は一体成形による表面材付きであることを特
徴とする請求項1記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21411797A JP3658753B2 (ja) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | シート状軟質ポリウレタンモールドフォームの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21411797A JP3658753B2 (ja) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | シート状軟質ポリウレタンモールドフォームの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1135654A true JPH1135654A (ja) | 1999-02-09 |
JP3658753B2 JP3658753B2 (ja) | 2005-06-08 |
Family
ID=16650523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21411797A Expired - Fee Related JP3658753B2 (ja) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | シート状軟質ポリウレタンモールドフォームの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3658753B2 (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005012381A1 (ja) * | 2003-08-01 | 2005-02-10 | Bridgestone Corporation | ポリウレタンモールドフォームの製造方法及びポリウレタンモールドフォーム |
JP2006111788A (ja) * | 2004-10-18 | 2006-04-27 | Bridgestone Corp | ポリウレタンフォーム配合物及びポリウレタンフォーム |
JP2009209203A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-17 | Nhk Spring Co Ltd | シート状ポリウレタンフォーム |
JP2012131929A (ja) * | 2010-12-22 | 2012-07-12 | Tosoh Corp | 架橋剤組成物及びそれを用いた軟質ポリウレタンフォームの製造法 |
JP2012131930A (ja) * | 2010-12-22 | 2012-07-12 | Tosoh Corp | 軟質ポリウレタンフォーム製造用触媒組成物、及びそれを用いた軟質ポリウレタンフォームの製造法 |
CN104151524A (zh) * | 2014-08-13 | 2014-11-19 | 山东一诺威聚氨酯股份有限公司 | 用于吸塑座椅的环保型聚氨酯发泡组合料及其制备方法 |
JP2019510113A (ja) * | 2016-03-29 | 2019-04-11 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | 半硬質ポリウレタン発泡体及び作製プロセス |
WO2020080619A1 (ko) * | 2018-10-17 | 2020-04-23 | 정우화인 주식회사 | 폴리우레탄 폼 스크랩을 재활용한 경질 폴리우레탄의 제조방법 |
WO2022137875A1 (ja) * | 2020-12-24 | 2022-06-30 | 株式会社イノアックコーポレーション | シート及びシートの製造方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
PL3841140T3 (pl) * | 2018-08-21 | 2022-12-05 | Dow Global Technologies Llc | Lepkosprężyste pianki poliuretanowe |
KR102026626B1 (ko) * | 2019-05-14 | 2019-09-30 | 정우화인 주식회사 | 경질 준불연성 폴리우레탄 폼 보드의 제조방법 |
-
1997
- 1997-07-24 JP JP21411797A patent/JP3658753B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005012381A1 (ja) * | 2003-08-01 | 2005-02-10 | Bridgestone Corporation | ポリウレタンモールドフォームの製造方法及びポリウレタンモールドフォーム |
JP2006111788A (ja) * | 2004-10-18 | 2006-04-27 | Bridgestone Corp | ポリウレタンフォーム配合物及びポリウレタンフォーム |
JP2009209203A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-17 | Nhk Spring Co Ltd | シート状ポリウレタンフォーム |
JP2012131929A (ja) * | 2010-12-22 | 2012-07-12 | Tosoh Corp | 架橋剤組成物及びそれを用いた軟質ポリウレタンフォームの製造法 |
JP2012131930A (ja) * | 2010-12-22 | 2012-07-12 | Tosoh Corp | 軟質ポリウレタンフォーム製造用触媒組成物、及びそれを用いた軟質ポリウレタンフォームの製造法 |
CN104151524A (zh) * | 2014-08-13 | 2014-11-19 | 山东一诺威聚氨酯股份有限公司 | 用于吸塑座椅的环保型聚氨酯发泡组合料及其制备方法 |
JP2019510113A (ja) * | 2016-03-29 | 2019-04-11 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | 半硬質ポリウレタン発泡体及び作製プロセス |
WO2020080619A1 (ko) * | 2018-10-17 | 2020-04-23 | 정우화인 주식회사 | 폴리우레탄 폼 스크랩을 재활용한 경질 폴리우레탄의 제조방법 |
WO2022137875A1 (ja) * | 2020-12-24 | 2022-06-30 | 株式会社イノアックコーポレーション | シート及びシートの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3658753B2 (ja) | 2005-06-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN105764946B (zh) | 具有降低的醛排放的聚氨酯 | |
EP1519973B1 (en) | Tough, fire resistant polyurethane foam and method of manufacture thereof | |
US5877227A (en) | Low density flexible polyurethane foams | |
US20100124652A1 (en) | Carbon dioxide blown low density, flexible microcellular polyurethane elastomers | |
MXPA05002407A (es) | Piezas moldeadas flexibles de poliuretano espumado y su uso. | |
JP2011511141A (ja) | 耐光性発泡ポリウレンタン成形品 | |
AU703758B2 (en) | Very low density molded polyurethane foams via isocyanate- terminated prepolymers | |
NZ226008A (en) | Process for manufacture of polyurethane foams using methylene diphenyl isocyanates and optionally water as blowing agent | |
JP3658753B2 (ja) | シート状軟質ポリウレタンモールドフォームの製造方法 | |
EP3664984A1 (en) | Isocyanate-functional polymer components and polyurethane articles formed from recycled polyurethane articles and associated methods for forming same | |
JPH0665692B2 (ja) | 触媒組成物 | |
AU664432B2 (en) | Polyurethane foam moldings | |
JPH0464329B2 (ja) | ||
US20010023263A1 (en) | Production of polyurethane foams | |
JPH0867731A (ja) | ポリウレタン/ポリ尿素軟質発泡体の製造方法 | |
JP2001329042A (ja) | 高反発高振動吸収性軟質ポリウレタンフォームの製造方法 | |
WO2023110753A1 (en) | Thermoplastic open-cell flexible polyurethane foam | |
JPH11166033A (ja) | 暖房カーペット用の一体成形ポリウレタンフォーム用組成物 | |
WO2020229170A1 (en) | Low density polyurethane foam systems with high split tear | |
JP3937811B2 (ja) | 軟質ポリウレタンフォームの製造方法 | |
JP4478999B2 (ja) | 暖房カーペット用軟質ポリウレタンフォームの製造方法 | |
JPH1112341A (ja) | 表面装飾付き薄物軟質ポリウレタン発泡体の製造方法 | |
US11814467B2 (en) | Process for the production of polyurethane foams | |
BR112021008324A2 (pt) | mistura b, processo para produzir espumas de poliuretano flexíveis, espuma e uso | |
EP3204438B1 (en) | Improvements relating to polyurethanes |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040630 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040705 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040902 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050221 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050306 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080325 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110325 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |