JPH11355984A - 小型電動機 - Google Patents
小型電動機Info
- Publication number
- JPH11355984A JPH11355984A JP16182598A JP16182598A JPH11355984A JP H11355984 A JPH11355984 A JP H11355984A JP 16182598 A JP16182598 A JP 16182598A JP 16182598 A JP16182598 A JP 16182598A JP H11355984 A JPH11355984 A JP H11355984A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stator
- stator core
- case
- stator case
- small
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 4
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 4
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 5
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 3
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 3
Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転振動、並びに励磁振動の少ない小型電動
機を得るに好適な固定子鉄心と固定子ケースの構造を提
供する。 【解決手段】 固定子鉄心２の外径Ｄ2の直近に設けた
抜穴９と固定子鉄心２の外径Ｄ2に挟まれた部分に凸部
１０を形成し、凸部１０を含む固定子鉄心２の最外径
を、固定子ケース１の内径Ｄ1より僅かに大きい寸法に
設定し、固定子ケース１に固定子鉄心２を軽圧入して固
定することにより小型電動機の組付けを行なう。
機を得るに好適な固定子鉄心と固定子ケースの構造を提
供する。 【解決手段】 固定子鉄心２の外径Ｄ2の直近に設けた
抜穴９と固定子鉄心２の外径Ｄ2に挟まれた部分に凸部
１０を形成し、凸部１０を含む固定子鉄心２の最外径
を、固定子ケース１の内径Ｄ1より僅かに大きい寸法に
設定し、固定子ケース１に固定子鉄心２を軽圧入して固
定することにより小型電動機の組付けを行なう。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はインダクタ型の小型
電動機の構造に関するものである。
電動機の構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図４は本発明の適用対象となるインダク
タ型小型電動機の構造断面図、図５（ａ）は従来の固定
子鉄心の側面図、図５（ｂ）は同正面図である。図６は
従来の固定子鉄心と固定子ケースを組み合せた状態を示
す正面図である。円筒カップ状の固定子ケース１の開口
側から、円盤状鋼板の一部を図５（ａ）に示す凸極２ａ
を有する固定子鉄心２を軸方向に挿入し、図４に示す固
定子巻線３を組込んで固定子を構成するものである。こ
のとき、固定子鉄心２は固定子ケース１に対して同心に
位置付けして固定することが必要である。
タ型小型電動機の構造断面図、図５（ａ）は従来の固定
子鉄心の側面図、図５（ｂ）は同正面図である。図６は
従来の固定子鉄心と固定子ケースを組み合せた状態を示
す正面図である。円筒カップ状の固定子ケース１の開口
側から、円盤状鋼板の一部を図５（ａ）に示す凸極２ａ
を有する固定子鉄心２を軸方向に挿入し、図４に示す固
定子巻線３を組込んで固定子を構成するものである。こ
のとき、固定子鉄心２は固定子ケース１に対して同心に
位置付けして固定することが必要である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来、固定子ケース１
に対する固定子鉄心２の装着は、固定子ケース１と固定
子鉄心２とのはめあいによるため、図６に示すように、
固定子ケース１の内径と固定子鉄心２の外径との間に外
空隙１１を設ける必要があるが、図示するように固定子
ケース１と固定子鉄心２とがｅなる偏心状態で固定され
るおそれがあり、外空隙１１のために、モータが通電し
て回転する際に磁気振動の発生を助長している。また、
固定子と回転子間に設けられる内空隙１２（エアギャッ
プ）も、この外空隙１１の存在が不安定要因となって、
固定子と回転子が接触する障害を誘発するという問題が
あった。本発明は、上記の問題点を解決するためになさ
れたものであって、固定子ケースに対して、固定子鉄心
を容易に装着、固定することができて、しかも偏心を生
じない構造とすることにより、回転振動、並びに励磁振
動の少ない小型電動機を提供することを目的としてなさ
れたものである。
に対する固定子鉄心２の装着は、固定子ケース１と固定
子鉄心２とのはめあいによるため、図６に示すように、
固定子ケース１の内径と固定子鉄心２の外径との間に外
空隙１１を設ける必要があるが、図示するように固定子
ケース１と固定子鉄心２とがｅなる偏心状態で固定され
るおそれがあり、外空隙１１のために、モータが通電し
て回転する際に磁気振動の発生を助長している。また、
固定子と回転子間に設けられる内空隙１２（エアギャッ
プ）も、この外空隙１１の存在が不安定要因となって、
固定子と回転子が接触する障害を誘発するという問題が
あった。本発明は、上記の問題点を解決するためになさ
れたものであって、固定子ケースに対して、固定子鉄心
を容易に装着、固定することができて、しかも偏心を生
じない構造とすることにより、回転振動、並びに励磁振
動の少ない小型電動機を提供することを目的としてなさ
れたものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するためになされたものであり、円筒カップ状の固
定子ケースの開口側から、円盤状鋼板の一部を切起した
凸極を有する固定子鉄心を軸方向に装着してなる固定子
を有する小型電動機において、固定子鉄心の外径の直近
に抜穴または切欠穴を設け、固定子鉄心の外径と、抜穴
または切欠穴に挟まれた部分に、凸部または突起部を形
成し、かつこの凸部または突起部を含む固定子鉄心の最
外径は、固定子ケースの外径より僅かに大きく、固定子
ケース内に固定子鉄心が締りばめ可能な寸法に設定した
ものである。これにより固定子鉄心は、固定子ケースに
対して圧入専用の機械装置の類を使用した強圧入による
ことなく、補助的に一般的工具を使用する程度の押込み
手作業、すなわち、軽圧入によって固定する小型電動機
の組付け作業が可能となるものである。
解決するためになされたものであり、円筒カップ状の固
定子ケースの開口側から、円盤状鋼板の一部を切起した
凸極を有する固定子鉄心を軸方向に装着してなる固定子
を有する小型電動機において、固定子鉄心の外径の直近
に抜穴または切欠穴を設け、固定子鉄心の外径と、抜穴
または切欠穴に挟まれた部分に、凸部または突起部を形
成し、かつこの凸部または突起部を含む固定子鉄心の最
外径は、固定子ケースの外径より僅かに大きく、固定子
ケース内に固定子鉄心が締りばめ可能な寸法に設定した
ものである。これにより固定子鉄心は、固定子ケースに
対して圧入専用の機械装置の類を使用した強圧入による
ことなく、補助的に一般的工具を使用する程度の押込み
手作業、すなわち、軽圧入によって固定する小型電動機
の組付け作業が可能となるものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図１は本発明の固定子鉄心の実施の形態
１の正面図、図２は実施の形態１の固定子鉄心と固定子
ケースを組合せた状態を示す正面図である。図３は本発
明の固定子鉄心の実施の形態２の正面図である。なお図
１、図３の側面図は、図５（ａ）に準ずるので省略して
いる。
いて説明する。図１は本発明の固定子鉄心の実施の形態
１の正面図、図２は実施の形態１の固定子鉄心と固定子
ケースを組合せた状態を示す正面図である。図３は本発
明の固定子鉄心の実施の形態２の正面図である。なお図
１、図３の側面図は、図５（ａ）に準ずるので省略して
いる。
【０００６】本発明による小型電動機の固定子鉄心２は
図１、図２に示すように、外径Ｄ2の直近に抜穴９また
は切欠穴１３を等角度に円周分割して複数個所に設けた
ものである。外径Ｄ2と、抜穴９まは切欠穴１３に挟ま
れた部分、すなわち凸部１０または突起部１４は、薄肉
ｄを残す程度に形成されている。また、固定子鉄心２の
外径Ｄ2は固定子ケース１の内径Ｄ1に挿入可能の寸法を
有するが、凸部１０、または、突起部１４を含む固定子
鉄心２の最外径Ｄ3は、固定子ケース１の外径Ｄ1より僅
かに大きく、軽圧入可能な締りばめ公差を有する寸法に
形成されている。
図１、図２に示すように、外径Ｄ2の直近に抜穴９また
は切欠穴１３を等角度に円周分割して複数個所に設けた
ものである。外径Ｄ2と、抜穴９まは切欠穴１３に挟ま
れた部分、すなわち凸部１０または突起部１４は、薄肉
ｄを残す程度に形成されている。また、固定子鉄心２の
外径Ｄ2は固定子ケース１の内径Ｄ1に挿入可能の寸法を
有するが、凸部１０、または、突起部１４を含む固定子
鉄心２の最外径Ｄ3は、固定子ケース１の外径Ｄ1より僅
かに大きく、軽圧入可能な締りばめ公差を有する寸法に
形成されている。
【０００７】このように、Ｄ3をＤ1より僅かに大きい寸
法とし、凸部１０、または、突起部１４を、Ｄ3との間
に薄肉ｄを残す程度に形成する理由は、固定子ケース１
に対して固定子鉄心２を軸方向に軽圧入する際、固定子
鉄心２の剛性を局部的に低下させる手段として、凸部１
０、または突起部１４のみを変形させ、固定子ケース１
と固定子鉄心２との組付け作業を容易にするためであ
る。この変形量は、弾性領域を超えて塑性領域に達する
変形を行なうように構成し、この変形によって、固定子
ケース１と固定子鉄心２を「ガタ」のないように固定す
る必要があるが、敢えて固定子鉄心２を着脱自在に再使
用可能とすることを要しない。
法とし、凸部１０、または、突起部１４を、Ｄ3との間
に薄肉ｄを残す程度に形成する理由は、固定子ケース１
に対して固定子鉄心２を軸方向に軽圧入する際、固定子
鉄心２の剛性を局部的に低下させる手段として、凸部１
０、または突起部１４のみを変形させ、固定子ケース１
と固定子鉄心２との組付け作業を容易にするためであ
る。この変形量は、弾性領域を超えて塑性領域に達する
変形を行なうように構成し、この変形によって、固定子
ケース１と固定子鉄心２を「ガタ」のないように固定す
る必要があるが、敢えて固定子鉄心２を着脱自在に再使
用可能とすることを要しない。
【０００８】（実施例） 小型電動機：内径６０ｍｍ 固定子鉄心：鋼板厚さｔ＝０．８ｍｍ〜１．０ｍｍ Ｄ2＝６０ｍｍ、Ｄ3＝６０．２ｍｍ 本発明による小型電動機の組付けにおいては、固定子ケ
ース１と固定子鉄心２は、固定鉄心２の局部変形により
固定されるため、いわゆる「ガタ」の発生や図６に示し
た偏心による不具合も発生しない。また、軽圧入のた
め、固定子ケース１の内径Ｄ1が押し広げられて固定子
ケース１全体が変形し、固定子ケース１の開口側が拡大
するような不具合を防止することができる。上記のよう
に、固定子ケース１と固定子鉄心２とが偏心なく固定さ
れることにより、円周方向に均一な内空隙４が得られる
ことと、「ガタ」の発生が少ないため、回転振動や励磁
振動が減少する。
ース１と固定子鉄心２は、固定鉄心２の局部変形により
固定されるため、いわゆる「ガタ」の発生や図６に示し
た偏心による不具合も発生しない。また、軽圧入のた
め、固定子ケース１の内径Ｄ1が押し広げられて固定子
ケース１全体が変形し、固定子ケース１の開口側が拡大
するような不具合を防止することができる。上記のよう
に、固定子ケース１と固定子鉄心２とが偏心なく固定さ
れることにより、円周方向に均一な内空隙４が得られる
ことと、「ガタ」の発生が少ないため、回転振動や励磁
振動が減少する。
【０００９】
【発明の効果】本発明の固定子鉄心を固定子ケースに軽
圧入して装着することにより、簡易な構造によって、回
転振動、並びに励磁振動の少ない小型電動機が得られ
る。
圧入して装着することにより、簡易な構造によって、回
転振動、並びに励磁振動の少ない小型電動機が得られ
る。
【図１】本発明の固定子鉄心の実施の形態１の正面図で
ある。
ある。
【図２】本発明の実施の形態１の固定子鉄心と固定子ケ
ースを組合せた正面図である。
ースを組合せた正面図である。
【図３】本発明の固定子鉄心の実施の形態２の正面図で
ある。
ある。
【図４】本発明の適用対象となるインダクタ型小型電動
機の構造断面図である。
機の構造断面図である。
【図５】従来の固定子鉄心の側面図（ａ）、同正面図
（ｂ）である。
（ｂ）である。
【図６】従来の固定子鉄心と固定子ケースを組み合せた
正面図である。
正面図である。
１…固定子ケース ２…固定子鉄芯 ２ａ…巻線押さえ ３…固定子巻線 ４…回転子 ５…回転子軸 ６、７…回転子軸受 ８…固定子カバー ９…抜穴 １０…凸部 １１…外空隙 １２…内空隙 １３…切欠穴 １４…突起部
Claims (1)
- 【請求項１】 円筒カップ状の固定子ケースの開口側か
ら、円盤状鋼板の一部を切起した凸極を有する固定子鉄
心を軸方向に装着してなる固定子を有する小型電動機に
おいて、 前記固定子鉄心の円盤状外径の直近に設けた抜穴または
切欠穴と、 前記固定子鉄心の外径と前記抜穴または切欠穴との間に
挟まれた部分に形成した凸部または突起部とを有し、 前記凸部または突起部を含む固定子鉄心の最外径に、前
記固定子ケースの内径が締りばめされる如く、前記凸部
または突起部と前記固定子ケースとの相互のはめあい寸
法を設定し、前記固定子ケースに前記固定子鉄心を軽圧
入して固定することを特徴とする小型電動機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16182598A JPH11355984A (ja) | 1998-06-10 | 1998-06-10 | 小型電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16182598A JPH11355984A (ja) | 1998-06-10 | 1998-06-10 | 小型電動機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11355984A true JPH11355984A (ja) | 1999-12-24 |
Family
ID=15742638
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16182598A Pending JPH11355984A (ja) | 1998-06-10 | 1998-06-10 | 小型電動機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11355984A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013121753A1 (ja) * | 2012-02-14 | 2013-08-22 | 日本発條株式会社 | モーターのステーター・コア及び製造方法 |
| WO2013121754A1 (ja) * | 2012-02-14 | 2013-08-22 | 日本発條株式会社 | モーターのステーター・コア及び製造方法 |
-
1998
- 1998-06-10 JP JP16182598A patent/JPH11355984A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013121753A1 (ja) * | 2012-02-14 | 2013-08-22 | 日本発條株式会社 | モーターのステーター・コア及び製造方法 |
| WO2013121754A1 (ja) * | 2012-02-14 | 2013-08-22 | 日本発條株式会社 | モーターのステーター・コア及び製造方法 |
| JP2013169042A (ja) * | 2012-02-14 | 2013-08-29 | Nhk Spring Co Ltd | モーターのステーター・コア及び製造方法 |
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