JPH11354726A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH11354726A
JPH11354726A JP10157083A JP15708398A JPH11354726A JP H11354726 A JPH11354726 A JP H11354726A JP 10157083 A JP10157083 A JP 10157083A JP 15708398 A JP15708398 A JP 15708398A JP H11354726 A JPH11354726 A JP H11354726A
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JP
Japan
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memory capacitor
film
pad
lower electrode
interlayer insulating
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Withdrawn
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JP10157083A
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English (en)
Inventor
Mitsuteru Mushiga
満輝 虫賀
Akio Ito
昭男 伊藤
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体装置の製造方法に関し、Bi層状ぺロ
ブスカイト型酸化物膜などの強誘電体膜を用いて超小型
化されたメモリ・キャパシタの影響に依り、疎密の差が
大きくなったパターンを覆う層間絶縁膜の大きな膜厚差
に依って発生する電極コンタクト・ホール未開口の問題
を簡単な手段で解消しようとする。 【解決手段】 層間絶縁膜12に開口を形成してからメ
モリ・キャパシタ用下部電極13とプラグ・パッド14
を形成し、SOGをスピン・コートして下部電極13と
プラグ・パッド14の周囲を埋めて平坦化する層間絶縁
膜15を形成し、Bi層状ぺロブスカイト型酸化物膜1
6を形成し、酸化物膜16に開口を形成してから下部電
極引き出し用パッド19とメモリ・キャパシタ用上部電
極18を形成し、SOGをスピン・コートして下部電極
引き出し用パッド19とメモリ・キャパシタ用上部電極
18の周囲を埋めて平坦化する層間絶縁膜20を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、FRAM(fer
roelectrics random access
memory)と呼ばれる半導体装置を製造するのに
好適な方法に関する。
【0002】現在、メモリは依然として高集積化を指向
しているが、その進展につれ、RAM(random
access memory)に於いては、メモリ・キ
ャパシタが占有できる面積も少なくなりつつある為、小
型であっても容量が大きいメモリ・キャパシタをもつメ
モリの実現が要求されている。
【0003】そこで、誘電体の材料として強誘電体を用
いることで、小型のわりには容量が大きいメモリ・キャ
パシタが実現されたのであるが、それに伴って新たな問
題が発生したので、本発明は、その問題を解消する為の
一手段を開示する。
【0004】
【従来の技術】近年、小型で容量が大きいメモリ・キャ
パシタをもつメモリとして、強誘電体キャパシタをもつ
FRAMが期待されている。
【0005】図4乃至図6は従来の技術を説明する為の
工程要所に於ける強誘電体キャパシタをもつFRAMを
表す要部切断側面図であり、以下、これ等の図を参照し
つつ製造工程について説明する。
【0006】図4(A)参照 4−(1) トランジスタ回路などが作り込まれた基板1を覆う層間
絶縁膜2上に下部電極用金属膜3を成膜する。
【0007】4−(2) 下部電極用金属膜3上にBi層状ぺロブスカイト型酸化
物膜4を成膜する。 4−(3) Bi層状ぺロブスカイト型酸化物膜4上に上部電極用金
属膜5を成膜する。
【0008】図4(B)参照 4−(4) 上部電極用金属膜5の加工を行なって上部電極5Aを形
成する。
【0009】4−(5) Bi層状ぺロブスカイト型酸化物膜4を必要とされる形
状及び大きさに加工する。
【0010】4−(6) 下部電極用金属膜3の加工を行なって下部電極3Aを形
成する。
【0011】図から明らかなように、ここまでの加工を
行なうことで、下部電極3A及びBi層状ぺロブスカイ
ト型酸化物膜4及び上部電極5Aからなる階段型強誘電
体キャパシタが形成された。
【0012】図5(A)参照 5−(1) 全面にSiO2 などからなる層間絶縁膜6を成膜する。
【0013】5−(2) 基板1に作り込まれたトランジスタ回路を構成する例え
ばMOS(metal oxide semicond
uctor)トランジスタのソース領域やドレイン領域
などから引き出された導電プラグ1A上の電極コンタク
ト・ホール6A、下部電極コンタクト・ホール6B、上
部電極コンタクト・ホール6Cを形成する。
【0014】図5(B)参照 5−(3) 全面に配線用金属膜を形成し、その加工を行なって導電
プラグ1Aと上部電極5Aとを結ぶ配線7A及び下部電
極引き出し配線7Bなどの局所配線を形成する。
【0015】図6参照 5−(1) 全面にSiO2 などからなる層間絶縁膜8を形成する。
【0016】5−(2) 層間絶縁膜8を加工して配線7Aや配線7Bに対する電
極コンタクト・ホールを形成する。尚、配線7Aに対す
る電極コンタクト・ホールは、断面の関係で図示されて
いない。
【0017】5−(3) 全面にAlなどの配線用金属膜を形成し、その加工を行
なって導電プラグ1Aと上部電極5Aとを結ぶ配線7A
を引き出す配線9A及び下部電極引き出し配線7Bを引
き出す配線9Bを形成する。
【0018】この半導体装置を製造する場合、 現在、強誘電体を成膜するには、化学気相成長(c
hemical vapor deposition:
CVD)法が用いられている。CVD法は、半導体装置
の製造分野に於いて、種々な被膜の成膜技法として多用
されているが、強誘電体を成膜する場合には、未だ確立
した技法であるとは言い難い状態にあり、その関係でキ
ャパシタ構造は階段型にせざるを得ず、従って配線層は
2段〜3段となるので、平坦化することが必要である。
また、図4乃至図6を参照すると判り易いが、強誘電体
メモリ・キャパシタは、パターンの疎密に依って、それ
を覆う層間絶縁膜の膜厚が各所で相違することになる。
例えば、パターンが疎である場合、その上の層間絶縁膜
の膜厚は殆ど同じと考えてよいが、パターンが密になる
につれ、上部電極5Aとソース領域或いはドレイン領域
から引き出された導電プラグとの距離が近くなることは
当然であり、その上の層間絶縁膜6には、傾斜部分が存
在したり、或いは、谷になった部分は埋まってしまうこ
とも起こり得る。従って、層間絶縁膜6の場合には、上
部電極5A上の電極コンタクト・ホール6C、下部電極
4A上の電極コンタクト・ホール6B、導電プラグ1A
上の電極コンタクト・ホール6Aそれぞれに於けるアス
ペクト比は全て異なり、従って、これ等の電極コンタク
ト・ホール全てについて同時に加工することは甚だ困難
であって、全て個別に形成しなければならない場合も起
こる。 前記に於いて説明した現象は、局所配線である配
線7Aや配線7Bを覆う層間絶縁膜8を加工して電極コ
ンタクト・ホールを形成する際にも起こり、場所に依っ
て、電極コンタクト・ホールが未開口になる場合もあ
る。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】Bi層状ぺロブスカイ
ト型酸化物膜などの強誘電体膜を用いることで超小型化
されたメモリ・キャパシタの影響に依り、疎密の差が大
きくなったパターンを覆う層間絶縁膜の大きな膜厚差に
起因して発生する電極コンタクト・ホール未開口の問題
を簡単な手段で解消しようとする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明では、配線間の層
間絶縁膜として、スピン・コート時に於いて、配線材料
には弾かれてしまうSOG(spin on glas
s)を用いること、配線材料として、前記した通り、S
OGのスピン・コート時に於いて、SOGを弾いてしま
い、その上にはSOG膜が形成されない性質をもつと共
にBi層状ぺロブスカイト型酸化物膜などの強誘電体膜
の形成時に酸素雰囲気中で加わる熱で酸化されることが
ない程度の耐熱性及び耐酸化性をもった金属を用いるこ
とが基本になっている。
【0021】配線材料でスピン・コート時のSOGを弾
いてしまい、その上にはSOGが堆積されないものは数
多くあるが、耐熱性をもつ旨の条件を付加した場合に
は、その種類は限られたものとなり、例えば配線材料と
して多用されているAlは失格であって、Ti、Pt、
TiN、Ta、Ir、IrO、Ru、W、Moなどを用
いることができる。
【0022】前記したところから、本発明に依る半導体
装置の製造方法に於いては、 (1)半導体装置を構成するのに必要とされる各部分が
作り込まれた半導体基板(例えば半導体基板11)を覆
う層間絶縁膜(例えば層間絶縁膜12)に所要の開口
(例えば電極コンタクト・ホール12A)を形成してか
ら少なくともメモリ・キャパシタ用下部電極(例えばメ
モリ・キャパシタ用下部電極13)及び前記半導体基板
に作り込まれた部分から導出された導電プラグ(例えば
導電プラグ11A)とコンタクトしたプラグ・パッド
(例えばプラグ・パッド14)を形成する工程と、次い
で、SOGをスピン・コートしてメモリ・キャパシタ用
下部電極及びプラグ・パッドなどの周囲を埋めて平坦化
する層間絶縁膜(例えば層間絶縁膜15)を形成する工
程と、次いで、強誘電体を材料とするメモリ・キャパシ
タ用誘電体膜(例えばBi層状ぺロブスカイト型酸化物
膜16)を形成する工程と、次いで、前記メモリ・キャ
パシタ用誘電体膜に必要な開口(例えば下部電極13へ
の電極コンタクト・ホール及びプラグ・パッド14への
電極コンタクト・ホール等)を形成してから少なくとも
前記メモリ・キャパシタ用下部電極の引き出し用パッド
(例えば下部電極引き出し用パッド19)を形成すると
共に前記プラグ・パッドの引き出し用パッド及びその引
き出し用パッドをメモリ・キャパシタ用上部電極に結ぶ
局所配線の両方と一体化されたメモリ・キャパシタ用上
部電極(例えばプラグ・パッド14の引き出し用パッド
及びその引き出し用パッドをメモリ・キャパシタ用上部
電極に結ぶ局所配線を兼ねたメモリ・キャパシタ用上部
電極18)を形成する工程と、次いで、SOGをスピン
・コートしてメモリ・キャパシタ用下部電極の引き出し
用パッド及び前記メモリ・キャパシタ用上部電極などの
周囲を埋めて平坦化する層間絶縁膜(例えば層間絶縁膜
20)を形成する工程とが含まれてなることを特徴とす
るか、又は、
【0023】(2)前記(1)に於いて、半導体基板を
覆う層間絶縁膜に形成した導電プラグに対する開口の径
に比較して大きい径をもつプラグ・パッドを形成するこ
とを特徴とするか、又は、
【0024】(3)前記(1)或いは(2)に於いて、
強誘電体を材料とするメモリ・キャパシタ用誘電体膜に
形成したメモリ・キャパシタ用下部電極に対する開口の
径に比較して大きい径をもつ引き出し用パッドを形成す
ることを特徴とするか、又は、
【0025】(4)前記(1)乃至(3)の何れか1に
於いて、強誘電体を材料とするメモリ・キャパシタ用誘
電体膜或いは層間絶縁膜などのうち同一面に在る膜に形
成する全ての開口は同時に形成することを特徴とする。
【0026】前記手段を採ることに依り、Bi層状ぺロ
ブスカイト型酸化物膜などの強誘電体膜を用いることで
超小型化された階段状メモリ・キャパシタの影響で、疎
密の差が大きくなったパターンを覆う層間絶縁膜に於け
る大きな膜厚差に起因して発生する電極コンタクト・ホ
ール未開口の問題が簡単且つ容易に解消されるので、面
内に於ける多種類の電極コンタクト・ホールを一回の工
程で完成させることが可能となり、工程数の低減に有効
である。
【0027】
【発明の実施の形態】図1乃至図3は本発明に於ける一
実施の形態を説明する為の工程要所に於ける半導体装置
を表す要部切断側面図であり、以下、これ等の図を参照
しつつ説明する。
【0028】図1(A)参照 1−(1) トランジスタ回路などが作り込まれ、そのトランジスタ
回路を構成するMOSトランジスタに於けるソース領域
やドレイン領域などから引き出された導電プラグ11A
をもち、且つ、表面が厚さ例えば200〔nm〕のSi
2 からなる層間絶縁膜12で覆われたSi半導体基板
11を加工対象物として用意する。
【0029】1−(2) リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス、及び、
エッチング・ガスをCF4 /CHF3 とするドライ・エ
ッチング法を適用することに依り、層間絶縁膜12のエ
ッチングを行ない、導電プラグ11Aに対応する同径の
電極コンタクト・ホール12Aを形成する。
【0030】図1(B)参照 1−(3) スパッタリング法を適用することに依り、厚さが例えば
20〔nm〕のTi膜及び175〔nm〕のPt膜を成
膜する。
【0031】この場合、成膜技法として、CVD法を用
いても良く、また、TiはTiNやTaなどに、そし
て、PtはIr、IrO、Ruなど耐酸化性及び耐熱性
に優れた他の材料に代替することができ、更に、Ti膜
等の膜厚は10〔nm〕〜30〔nm〕の範囲で、そし
て、Pt膜等の膜厚は100〔nm〕〜200〔nm〕
の範囲で必要に応じて選択することができ、更にまた、
二層の積層体の他、例えば、Pt/IrO/Ir等の三
層からなる積層体を用いることもできる。
【0032】1−(4) リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセスとエッチ
ング・ガスをCl2/Ar(Pt用)及びCl2 /BC
3 (Ti用)とする高密度プラズマ・エッチング法を
適用することに依り、Pt膜及びTi膜のエッチングを
行なってメモリ・キャパシタ用下部電極13及びプラグ
・パッド14を形成する。
【0033】この場合、プラグ・パッド14の径は導電
プラグ11Aの径に比較して大きくすることが好まし
く、その理由は、上部電極を形成する際の位置合わせマ
ージンを大きくすることにある。
【0034】尚、ここで用いる高密度プラズマは、EC
R(electron cyclotron reso
nance)、ICP(inductive coup
ling plasma)、ヘリコン波などの高密度プ
ラズマを利用することができる。
【0035】図2(A)参照 2−(1) スピン・コート法を適用することに依り、SOGを塗布
する。
【0036】SOG膜は層間絶縁膜12上にのみ被着
し、下部電極13及びプラグ・パッド14の上では弾か
れるので被着されない。
【0037】2−(2) N2 雰囲気中で温度を450〔℃〕、時間を約30
〔分〕としてアニールを行なう。
【0038】この場合、雰囲気はN2 のみでなく、O2
雰囲気にしても良く、また、温度は400〔℃〕〜50
0〔℃〕の範囲で任意に選択して良い。
【0039】この工程を経ると、下部電極13及びプラ
グ・パッド14などの周囲はSOGをアニールすること
で得られるSiO2 からなる層間絶縁膜15で埋められ
て完全に平坦化される。
【0040】図2(B)参照 2−(3) スピン・コート法を適用することに依り、下部電極13
及びプラグ・パッド14及び層間絶縁膜15からなる平
坦な表面に強誘電体を材料とするメモリ・キャパシタ用
誘電体膜であるBi層状ぺロブスカイト型酸化物膜16
を成膜する。
【0041】この場合、成膜技法として、スピン・コー
ト法の他にCVD法、或いは、スパッタリング法を適用
しても良い。
【0042】2−(4) O2 雰囲気中で温度を700〔℃〕〜800〔℃〕、時
間を約30〔分〕〜60〔分〕としてアニールを行なっ
てBi層状ぺロブスカイト型酸化物膜16を結晶化させ
る。
【0043】2−(5) リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス、並び
に、エッチング・ガスをCl2 /Arとする高密度プラ
ズマ・エッチング法を適用することに依り、Bi層状ぺ
ロブスカイト型酸化物膜16のエッチングを行ない、下
部電極13への電極コンタクト・ホール及びプラグ・パ
ッド14への電極コンタクト・ホールを形成する。
【0044】尚、この場合のエッチング・ガスとして
は、Cl2 /Arの他にBCl3 /Arを用いても良
い。
【0045】2−(6) スパッタリング法を適用することに依り、厚さが例えば
100〔nm〕であるPt膜を成膜する。
【0046】この場合、成膜技法として、CVD法を用
いても良く、また、PtはIr、IrO、Ruなどの耐
酸化性及び耐熱性に優れた他の材料に代替することがで
き、更に、Pt膜の膜厚は100〔nm〕〜200〔n
m〕の範囲で必要に応じて選択することができる。
【0047】図3(A)参照 3−(1) リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス、並び
に、エッチング・ガスをCl2 /Arとする高密度プラ
ズマ・エッチング法を適用することに依り、前記工程2
−(6)で形成したPt膜のエッチングを行なってプラ
グ・パッド14の引き出し用パッド及びその引き出し用
パッドをメモリ・キャパシタ用上部電極に結ぶ局所配線
を兼ねたメモリ・キャパシタ用上部電極18及び下部電
極引き出し用パッド19を形成する。
【0048】ここで形成したメモリ・キャパシタ用上部
電極18は、それ自体と基板11中に在るMOSトラン
ジスタに於けるソース領域或いはドレイン領域から引き
出された導電プラグ11Aにコンタクトしているプラグ
・パッド14との間を結ぶ局所配線の役割も果たしてい
る。
【0049】また、下部電極引き出しパッド19の径は
Bi層状ぺロブスカイト型酸化物膜16に形成した下部
電極13への電極コンタクト・ホールの径に比較して大
きくすることが好ましく、その理由は後工程に於ける位
置合わせマージンが大きくなることに依る。
【0050】図から明らかなように、ここまでの加工を
行なうことで、下部電極13及びBi層状ぺロブスカイ
ト型酸化物膜16及び上部電極18からなる階段型強誘
電体キャパシタが形成された。
【0051】3−(2) スピン・コート法を適用することに依り、SOGを塗布
する。
【0052】SOG膜はBi層状ぺロブスカイト型酸化
物膜16上にのみ被着し、上部電極18及び下部電極引
き出しパッド19の上では弾かれるので被着しない。
【0053】3−(3) N2 雰囲気中で温度を450〔℃〕、時間を約30
〔分〕としてアニールを行なう。
【0054】この場合に於いても、雰囲気はN2 のみで
なく、O2 雰囲気にしても良く、また、温度は400
〔℃〕〜500〔℃〕の範囲で任意に選択して良い。
【0055】この工程を経ると、上部電極18及び下部
電極引き出しパッド19などの周囲はSOGをアニール
することで得られるSiO2 からなる層間絶縁膜20で
埋められて完全に平坦化される。
【0056】図3(B)参照 3−(4) CVD法を適用することに依り、全面に厚さが200
〔nm〕である例えばSiO2 などからなる層間絶縁膜
21を形成する。
【0057】3−(5) リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス、及び、
エッチング・ガスをCF4 /CHF3 とするドライ・エ
ッチング法を適用することに依り、層間絶縁膜21を加
工して必要な電極コンタクト・ホールを形成する。尚、
電極コンタクト・ホールの中には、切断面の位置関係で
図示されていないものもある。
【0058】3−(6) スパッタリング法を適用することに依り、厚さが例えば
50〔nm〕であるTiN膜、及び、厚さが例えば40
0〔nm〕であるAl膜を積層形成する。
【0059】この場合、TiN/Alからなる積層体の
構成は、他の構成、例えば、TiN/Al/TiN、或
いは、TiN/Al/Ti/TiNなどの積層体に代替
しても良く、また、金属の種類に依っては、成膜技法も
CVD法を適用しても良い。
【0060】3−(7) リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス、及び、
エッチング・ガスをCl2 /BCl3 或いはHBr/B
Cl3 とするドライ・エッチング法を適用することに依
り、Al膜のエッチングを行なって、上部電極18を引
き出す配線22及び下部電極引き出しパッド19を引き
出す配線23を形成する。
【0061】前記工程を経て作成された半導体装置で
は、多種類の電極コンタクト・ホールを同時に形成した
場合であっても、未開口のものは皆無であったことが確
認されている。
【0062】
【発明の効果】本発明に半導体装置の製造方法に於いて
は、半導体基板を覆う層間絶縁膜に所要の開口を形成し
てから少なくともメモリ・キャパシタ用下部電極及び半
導体基板に作り込まれた部分から導出された導電プラグ
とコンタクトしたプラグ・パッドを形成し、SOGをス
ピン・コートしてメモリ・キャパシタ用下部電極及びプ
ラグ・パッドなどの周囲を埋めて平坦化する層間絶縁膜
を形成し、強誘電体を材料とするメモリ・キャパシタ用
誘電体膜を形成し、メモリ・キャパシタ用誘電体膜に必
要な開口を形成してから少なくともメモリ・キャパシタ
用下部電極の引き出し用パッドを形成すると共にプラグ
・パッドの引き出し用パッド及びその引き出し用パッド
をメモリ・キャパシタ用上部電極に結ぶ局所配線の両方
と一体化されたメモリ・キャパシタ用上部電極を形成
し、SOGをスピン・コートしてメモリ・キャパシタ用
下部電極の引き出し用パッド及び前記メモリ・キャパシ
タ用上部電極などの周囲を埋めて平坦化する層間絶縁膜
を形成する。
【0063】前記構成を採ることに依り、Bi層状ぺロ
ブスカイト型酸化物膜などの強誘電体膜を用いることで
超小型化された階段状メモリ・キャパシタの影響で、疎
密の差が大きくなったパターンを覆う層間絶縁膜に於け
る大きな膜厚差に起因して発生する電極コンタクト・ホ
ール未開口の問題が簡単且つ容易に解消されるので、面
内に於ける多種類の電極コンタクト・ホールを一回の工
程で完成させることが可能となり、工程数の低減に有効
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に於ける一実施の形態を説明する為の工
程要所に於ける半導体装置を表す要部切断側面図であ
る。
【図2】本発明に於ける一実施の形態を説明する為の工
程要所に於ける半導体装置を表す要部切断側面図であ
る。
【図3】本発明に於ける一実施の形態を説明する為の工
程要所に於ける半導体装置を表す要部切断側面図であ
る。
【図4】従来の技術を説明する為の工程要所に於ける強
誘電体キャパシタをもつFRAMを表す要部切断側面図
である。
【図5】従来の技術を説明する為の工程要所に於ける強
誘電体キャパシタをもつFRAMを表す要部切断側面図
である。
【図6】従来の技術を説明する為の工程要所に於ける強
誘電体キャパシタをもつFRAMを表す要部切断側面図
である。
【符号の説明】
11 半導体基板 11A 導電プラグ 12 層間絶縁膜 12A 電極コンタクト・ホール 13 メモリ・キャパシタ用下部電極 14 プラグ・パッド 15 層間絶縁膜(SOG) 16 Bi層状ぺロブスカイト型酸化物膜 18 メモリ・キャパシタ用上部電極 19 下部電極引き出し用パッド 20 層間絶縁膜(SOG) 21 層間絶縁膜 22及び23 配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 29/788 29/792

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体装置を構成するのに必要とされる各
    部分が作り込まれた半導体基板を覆う層間絶縁膜に所要
    の開口を形成してから少なくともメモリ・キャパシタ用
    下部電極及び前記半導体基板に作り込まれた部分から導
    出された導電プラグとコンタクトしたプラグ・パッドを
    形成する工程と、 次いで、SOGをスピン・コートしてメモリ・キャパシ
    タ用下部電極及びプラグ・パッドなどの周囲を埋めて平
    坦化する層間絶縁膜を形成する工程と、 次いで、強誘電体を材料とするメモリ・キャパシタ用誘
    電体膜を形成する工程と、 次いで、前記メモリ・キャパシタ用誘電体膜に必要な開
    口を形成してから少なくとも前記メモリ・キャパシタ用
    下部電極の引き出し用パッドを形成すると共に前記プラ
    グ・パッドの引き出し用パッド及びその引き出し用パッ
    ドをメモリ・キャパシタ用上部電極に結ぶ局所配線の両
    方と一体化されたメモリ・キャパシタ用上部電極を形成
    する工程と、 次いで、SOGをスピン・コートしてメモリ・キャパシ
    タ用下部電極の引き出し用パッド及び前記メモリ・キャ
    パシタ用上部電極などの周囲を埋めて平坦化する層間絶
    縁膜を形成する工程とが含まれてなることを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】半導体基板を覆う層間絶縁膜に形成した導
    電プラグに対する開口の径に比較して大きい径をもつプ
    ラグ・パッドを形成することを特徴とする請求項1記載
    の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】強誘電体を材料とするメモリ・キャパシタ
    用誘電体膜に形成したメモリ・キャパシタ用下部電極に
    対する開口の径に比較して大きい径をもつ引き出し用パ
    ッドを形成することを特徴とする請求項1或いは2記載
    の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】強誘電体を材料とするメモリ・キャパシタ
    用誘電体膜或いは層間絶縁膜などのうち同一面に在る膜
    に形成する全ての開口は同時に形成することを特徴とす
    る請求項1乃至3の何れか1記載の半導体装置の製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004335993A (ja) * 2002-10-17 2004-11-25 Samsung Electronics Co Ltd 集積回路キャパシタ構造

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