JP2001267520A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
ル面積の縮小と強誘電体キャパシタ面積の増加を実現す
ることを最も主要な特徴とする。 【解決手段】基板11と、拡散領域15Bと、その上に
形成された層間絶縁膜16と、層間絶縁膜16に形成さ
れ、拡散領域15Bに通じるホール21と、ホール21
内に形成され、拡散領域15Bと電気的に接続された下
部電極23と、下部電極23上に形成された強誘電体膜
24と、強誘電体膜24上に形成された上部電極25と
を有し、下部電極23、強誘電体膜24及び上部電極2
5で強誘電体キャパシタが構成されている。
Description
タを有する半導体装置及びその製造方法に関する。
関係がヒステリシス特性を有し、強誘電体の両端間の印
加電圧を零に戻しても分極が残る。即ち、強誘電体は、
電界が印加された時に一旦発生した電気分極は電界が印
加されなくなっても残留し、上記電界とは反対方向の向
きに、ある程度以上の強さの電界が印加された時に分極
の向きが反転する特性を有している。
して、強誘電体の分極の方向として情報を蓄積する強誘
電体キャパシタ(Ferro electric Capacitor)を用いた
不揮発性半導体メモリ(FRAM)が注目されている。
体キャパシタを並列接続したメモリセルを複数個直列接
続することによって、メモリセル1個あたりのセル面積
を削減したCFRAM(Chain FRAM)が例えば文献
「”High-Density Chain Ferro electric Random Acce
ss Memory (CFRAM)”, VLSI Circuit Symposium 1997p8
3-84」や「”A Sub-40ns Random-Access Chain FRAM Ar
chitecture with 7nsCell-Plate-Line Drive”, ISSCC
Tech. Digest Papers, pp.102-103, Feb 1999」などに
よって知られている。
は、例えば図14に示すような断面構造を有している。
半導体基板81の表面領域にはトランジスタのソース、
ドレインとなる一対の拡散領域82、82が形成されて
おり、この両拡散領域相互間の基板上にはゲート絶縁膜
を介してゲート電極83が形成されている。さらに全面
に層間絶縁膜84が堆積され、この層間絶縁膜84に対
して上記一対の拡散領域82、82のいずれか一方の表
面が露出するようにコンタクトホール85が形成されて
いる。そして、上記コンタクトホール85内には金属や
多結晶シリコンなどの導電体材料からなるプラグ86が
埋め込まれている。また、このプラグ86上には、下部
電極87、強誘電体膜88及び上部電極89からなる強
誘電体キャパシタが形成されている。
pacitor on plug)構造と称され、コンタクトホール8
5に埋め込まれるプラグ86としては一般にW(tungst
en)プラグが採用される。
合、最適なバリアメタルが存在していない。このバリア
メタルは、強誘電体キャパシタの下部電極87とWプラ
グ86との間に設けられ、Wプラグ86の酸化を抑制す
る目的で設けられる。
グ材料としては、比較的酸化などの問題の少ない多結晶
シリコンプラグを用いる例がある。
フラッシュメモリなどが同一基板に形成される混載FR
AMにおいて、周辺デバイスではWプラグ等低抵抗なプ
ラグ材料を用いることが好ましいので、周辺デバイスで
はWプラグ、FRAMでは多結晶シリコンプラグと、プ
ラグ材料を異ならせる必要がある。しかし、このように
すると製造工程が複雑化してしまう。
続されたプラグ上に強誘電体キャパシタが平面的に配置
形成されているので、大きなキャパシタ容量を得るため
には強誘電体キャパシタ面積を広げる必要があり、これ
によってセル面積が増加するという問題がある。
れたものであり、その目的は、COP構造を採用するこ
となしにセル面積の縮小と強誘電体キャパシタ面積の増
加を実現できる半導体装置およびその製造方法を提供す
ることである。
シリコン半導体基板と、前記基板の表面領域に形成され
た第1の拡散領域と、前記基板上に形成された層間絶縁
膜と、前記層間絶縁膜に形成され、前記第1の拡散領域
に通じる第1の開口部と、前記第1の開口部内に形成さ
れ、前記第1の拡散領域と電気的に接続された第1の電
極と、前記第1の電極上に形成された強誘電体膜と、前
記強誘電体膜上に形成された第2の電極とを具備し、前
記第1の電極、強誘電体膜及び第2の電極で強誘電体キ
ャパシタが構成されていることを特徴とする。
板と、前記基板の表面領域に形成された第1の拡散領域
と、前記基板上に形成された層間絶縁膜と、前記層間絶
縁膜に形成され、前記第1の拡散領域に通じる第1の開
口部と、一部が前記第1の開口部内に形成されて前記第
1の拡散領域と電気的に接続され、前記第1の開口部周
辺の前記層間絶縁膜上に延在するように設けられた第1
の電極と、前記第1の電極上に形成された強誘電体膜
と、前記強誘電体膜上に形成された第2の電極と、前記
第2の電極の一部に電気的に接続された第3の電極を具
備し、前記第1の電極、強誘電体膜及び第2の電極で強
誘電体キャパシタが構成され、前記第3の電極でこの強
誘電体キャパシタの取り出し電極が構成されていること
を特徴とする。
導体基板と、前記基板の表面領域に形成された第1の拡
散領域と、前記基板上に形成された層間絶縁膜と、前記
層間絶縁膜に互いに離間して形成され、前記第1の拡散
領域に通じる第1及び第2の開口部と、前記第1の開口
部内に形成され、前記第1の拡散領域と電気的に接続さ
れた第1の電極と、前記第2の開口部内に形成され、前
記第1の拡散領域と電気的に接続された第2の電極と、
前記第1の電極上に形成された第1の強誘電体膜と、前
記第2の電極上に形成された第2の強誘電体膜と、前記
第1の強誘電体膜上に形成された第3の電極と、前記第
2の強誘電体膜上に形成された第4の電極とを具備し、
前記第1の電極、第1の強誘電体膜及び第3の電極で第
1の強誘電体キャパシタが構成され、前記第2の電極、
第2の強誘電体膜及び第4の電極で第2の強誘電体キャ
パシタが構成されることを特徴とする。
ン半導体基板の表面領域に拡散領域を形成する工程と、
前記拡散領域を含む基板の全面に層間絶縁膜を堆積する
工程と、前記層間絶縁膜に開口部を形成して前記拡散領
域の表面を露出させる工程と、前記開口部内に第1の電
極、強誘電体膜及び第2の電極を順次堆積して強誘電体
キャパシタを形成する工程とを具備したことを特徴とす
る。
ン半導体基板の表面領域に拡散領域を形成する工程と、
全面に層間絶縁膜を堆積する第1の工程とこの工程で堆
積された層間絶縁膜中に配線を形成する第2の工程とを
少なくとも2回繰り返して多層配線を形成する工程と、
前記層間絶縁膜に開口部を形成して前記拡散領域の表面
を露出させる工程と、前記開口部内に第1の電極、強誘
電体膜及び第2の電極を順次堆積して強誘電体キャパシ
タを形成する工程とを具備したことを特徴とする。
施の形態を詳細に説明する。
強誘電体キャパシタを有するFRAMセルの製造に実施
した本発明の第1の実施の形態に係る方法を説明する。
図2(c)は、この第1の実施の形態の方法によって製
造されるFRAMセルの断面構造を工程順に示してい
る。
基板11の表面領域に、素子分離を行うためのSTI
(Shallow Trench Isolation)領域12を形成し、基板
11上にはゲート絶縁膜13を介してゲート電極14を
形成し、基板11の表面領域にはトランジスタのソー
ス、ドレインとなる拡散領域15A、15Bを含む複数
の拡散領域15を互いに分離して形成する。
間絶縁膜16を堆積した後、所定のパターンを有するマ
スクを用いたPEP(写真蝕刻プロセス)により、この
層間絶縁膜16に対して、前記複数の拡散領域15のう
ちの1つの拡散領域15Aが露出するようなコンタクト
ホール17を開口し、続いて全面にバリアメタル例えば
TiN膜18を堆積し、さらにCVD法よってWを堆積
した後、CMP(Chemical Mechanical Polishing)に
よって平坦化を行って、コンタクトホール17内にWプ
ラグ19を形成する。なお、上記コンタクトホール17
の開口径は例えば0.4μmである。
膜16上にシリコン窒化膜20を堆積する。ただし、こ
の後に形成される強誘電体キャパシタの強誘電体膜及び
下部電極の構造及び種類によっては、このシリコン窒化
膜20の堆積を省略することができる。
ターンを有するマスクを用いたPEPにより、シリコン
窒化膜20及び層間絶縁膜16を順次除去して、前記複
数の拡散領域15のうち上記とは異なる拡散領域15B
が露出するようなホール21を開口する。ここで、この
ホール21の開口径は例えば0.6μmである。従っ
て、ホール21の開口径は、前記コンタクトホール17
の開口径以上にされている。
ル21の内部を含む全面に、CVD法等により、バリア
メタル22、下部電極23、強誘電体膜24及び上部電極
25を順次堆積する。上記バリアメタル22としては例
えばTixAlyNzが用いられるが、その他に例えばT
ixNy,Ti/TixAlyNz,Ti/TixNy,WxN
yを代表とするTi系の膜もしくは積層膜で構成するこ
ともできる。また、このバリアメタル22の膜厚は例え
ば0.05μmである。下部電極23としては例えば1
層のIrOx膜が用いられるが、その他にRu,Ti,
Al,Pt,Sr,Re,Mg,La及びCaのうち少
なくともいずれか1つの金属を含む1層の膜あるいは異
なる金属を含む複数層の膜で構成することができる。ま
た、この下部電極23の膜厚は例えば0.05μmであ
る。上記強誘電体膜24としては例えばSBTが用いら
れるが、その他にPZT,BTや層状ペロブスカイト構
造のSTB,BTOで構成することもできる。また、こ
の強誘電体膜24の膜厚は例えば0.15μmである。
さらに、上部電極25として、下部電極23と同様に例
えば1層のIrOx膜が用いられるが、その他にRu,
Ti,Al,Pt,Sr,Re,Mg,La及びCaの
うち少なくともいずれか1つの金属を含む1層の膜ある
いは異なる金属を含む複数層の膜で構成することができ
る。また、この上部電極25の膜厚は例えば0.05μ
mである。
3、強誘電体膜24及び上部電極25を上記のような各
膜厚で堆積することにより、図示するように、バリアメ
タル22、下部電極23、強誘電体膜24それぞれの断
面形状は凹形状となり、上部電極25の断面形状は凹形
状の強誘電体膜24の凹部を埋めるような断面形状とな
る。これによりホール21内がほぼ完全に埋め込まれ
る。また、必要に応じて上部電極25上にバリアメタル
を形成してもよい。
よる研磨またはRIEによるエッチングバック法を用い
て、シリコン窒化膜20が露出するまで全面を研磨する
ことにより、バリアメタル22、下部電極23、強誘電
体膜24及び上部電極25をホール21内にのみ残す。
これにより、ホール21内に下部電極23、強誘電体膜
24及び上部電極25からなる強誘電体キャパシタが形
成される。そして、強誘電体キャパシタの下部電極23
は、バリアメタル22を介してトランジスタのソースま
たはドレインである拡散領域15Bと電気的に接続され
ている。
間絶縁膜26を堆積し、続いて、所定のパターンを有す
るマスクを用いたドライエッチング法により配線溝2
7、28を形成し、続いて強誘電体キャパシタ上に形成
された上記配線溝27内に上部電極25に通じるコンタ
クトホール29を形成し、この後、600℃の酸素アニ
ールを行ってキャパシタの特性改善を行い、さらに上記
配線溝28内にWプラグ19に通じるコンタクトホール
30を形成し、その後、バリアメタルとして例えばTi
N膜(図示せず)をスパッタリング法で配線溝27、2
8内及びコンタクトホール29、30内に堆積し、さら
にAlのスパッタリング、リフロー法及びCMPによ
り、コンタクトホール29、30内にAlプラグ31、
32を、配線溝27、28内にAl配線33、34をそ
れぞれ形成する。なお、場合によっては、上記Alプラ
グ31、32の代わりにWプラグを使用することもあ
る。なお、図2(c)では、Alプラグ31が上部電極
25にのみ接続されている状態を示しているが、コンタ
クトホール29の寸法が大きい場合には、図3に示すよ
うにAlプラグ31を強誘電体膜24上に延在するよう
に形成してもよい。なお、図3ではコンタクトホール2
9、30の開口径が異なる場合を示しているが、これは
同じ開口径であってもよい。
は、スイッチング用のトランジスタのソース、またはド
レインとなる拡散領域15Bに対して強誘電体キャパシ
タの下部電極23を接続する場合に、従来のようなプラ
グを用いる必要がなく、下部電極23はバリアメタル2
2を介して拡散領域15Bに電気的に接続される。
生じにくいシリコンからなる拡散領域15Bの表面がバ
リアメタル22を介して強誘電体キャパシタの下部電極
23に接しているので、強誘電体膜24の形成時に拡散
領域15B表面の酸化が抑制できる。
はWプラグ、FRAMでは多結晶シリコンプラグという
ようにプラグ材料を異ならせる必要がなくなり、これに
よって製造工程の簡略化を図ることができる。
内に形成し、下部電極23及び強誘電体膜24それぞれ
の断面形状を凹形状にしたことにより、強誘電体キャパ
シタはホール21の側壁及び底面に沿って3次元的に延
長される。このため、より小さな面積で大きなキャパシ
タ面積を確保することができ、セル面積の縮小と強誘電
体キャパシタ面積の増加を実現することができる。
パシタを形成する前に、層間絶縁膜16にコンタクトホ
ール17を開口し、このコンタクトホール17内にWプ
ラグ19を形成する場合について説明した。しかし、W
プラグ19を形成しない場合には強誘電体キャパシタを
形成した後、コンタクトホール30を形成する際に、こ
のコンタクトホール30を層間絶縁膜16及び26を通
過するように形成した後、このコンタクトホール30を
埋めるようにAlプラグ32を形成するようにしてもよ
い。
ついて、図4(a)〜(c)の断面図を参照して説明す
る。
て、前記図1(a)から(d)までの工程は先の第1の
実施の形態の場合と同じでなのでその説明は省略する。
次に、ホール21内にバリアメタル22、下部電極2
3、強誘電体膜24及び上部電極25を堆積するが、そ
の際に、図4(a)に示すようにホール21を完全に埋
めず、ホール21内で上部電極25の断面形状が他のバ
リアメタル22、下部電極23及び強誘電体膜24それ
ぞれと同様に凹形状となるように堆積する。このような
埋め込み形状を得るためには、例えばホール21の開口
幅を第1の実施の形態の場合よりも広くするか、あるい
はバリアメタル22、下部電極23及び強誘電体膜24
からなる積層膜全体の膜厚を第1の実施の形態の場合よ
りも薄くすることにより達成される。
Pにより、シリコン窒化膜20が露出するまで全面を研
磨することにより、バリアメタル22、下部電極23、
強誘電体膜24及び上部電極25をホール21内にのみ
残す。これにより、ホール21内に下部電極23、強誘
電体膜24及び上部電極25からなる強誘電体キャパシ
タが形成される。強誘電体キャパシタの下部電極23
は、バリアメタル22を介してトランジスタのソースま
たはドレインである拡散領域15Bと電気的に接続され
ている。
間絶縁膜26を堆積し、続いて、所定のパターンを有す
るマスクを用いたドライエッチング法により配線溝2
7、28を形成し、続いて強誘電体キャパシタ上に形成
された上記配線溝27内に上部電極25に通じるコンタ
クトホール29を形成し、この後、600℃の酸素アニ
ールを行ってキャパシタの特性改善を行い、さらに上記
配線溝28内にWプラグ19に通じるコンタクトホール
30を形成し、その後、バリアメタルとして例えばTi
N膜(図示せず)をスパッタリング法で配線溝27、2
8内及びコンタクトホール29、30内に堆積し、さら
にAlのスパッタリング、リフロー法及びCMPによ
り、コンタクトホール29、30内にAlプラグ31、
32を、配線溝27、28内にAl配線33、34をそ
れぞれ形成する。なお、場合によっては、上記Alプラ
グ31、32の代わりにWプラグを使用することもあ
る。
形態と同様、従来のように、周辺デバイスではWプラ
グ、FRAMでは多結晶シリコンプラグというようにプ
ラグ材料を異ならせる必要がなくなり、これによって製
造工程の簡略化を図ることができると共に、強誘電体キ
ャパシタはホール21の側壁及び底面に沿って3次元的
に延長されるため、より小さな面積で大きなキャパシタ
面積を確保することができ、セル面積の縮小と強誘電体
キャパシタ面積の増加を実現することができる。
ついて、図5の断面図を参照して説明する。
記図1(a)から図1(d)の工程と、前記図4(a)
の工程までは先の第1、第2の実施の形態と同じなの
で、その説明は省略する。
示す工程の次に、CMPにより、シリコン窒化膜20が
露出するまで全面を研磨していた。しかし、この第3の
実施の形態の方法では、図5に示すように、所定のパタ
ーンを有するマスクを用いたPEPによりバリアメタル
22、下部電極23、強誘電体膜24及び上部電極25
をドライエッチング法によりパターニングし、これら4
層の膜からなる積層構造がホール21周辺の層間絶縁膜
26上まで延在するように、具体的には、図示するよう
に強誘電体キャパシタが接続されている拡散領域15B
を有するトランジスタのゲート電極上まで延在するよう
に積層構造を残している。
し、続いて、所定のパターンを有するマスクを用いたド
ライエッチング法により配線溝27、28を形成し、続
いて強誘電体キャパシタ上に形成された上記配線溝27
内に上部電極25に通じるコンタクトホール35を形成
し、この後、600℃の酸素アニールを行ってキャパシ
タの特性改善を行い、さらに上記配線溝28内にWプラ
グ19に通じるコンタクトホール30を形成し、その
後、バリアメタルとして例えばTiN膜(図示せず)を
スパッタリング法で配線溝27、28内及びコンタクト
ホール35、30内に堆積し、さらにAlのスパッタリ
ング、リフロー法及びCMPにより、コンタクトホール
35、30内にAlプラグ36、32を、配線溝27、
28内にAl配線33、34をそれぞれ形成する。な
お、場合によっては、上記Alプラグ36、32の代わ
りにWプラグを使用することもある。
1及び第2の実施の形態の場合と同様の効果が得られる
他に、強誘電体キャパシタがホール21周辺の層間絶縁
膜26上まで延在するように形成されるので、キャパシ
タ面積をさらに広くすることができると共に、上部電極
25に対してコンタクトホール33を開口する際の形成
マージンを高めることができるという効果も得られる。
形例による一部の工程の断面図である。図5の場合に
は、コンタクトホール35を、層間絶縁膜26上に位置
する上部電極25の一部が露出するように開口し、Al
プラグ36を形成していた。これに対し、この変形例に
よる方法では、断面形状が凹形状を有する上部電極25
の凹部の位置にコンタクトホール35を開口し、このコ
ンタクトホール35を埋めるようにAlプラグ36を形
成している。
方法の最終工程付近におけるFRAMセルの断面構造を
示している。
形例の方法では、層間絶縁膜16にコンタクトホール1
7を開口し、このコンタクトホール17を埋めるように
Wプラグ19を形成し、このWプラグ19に接続される
Alプラグ32及びAl配線34を形成する場合につい
て説明したが、この第4の実施の形態では、層間絶縁膜
を複数層形成し、各層間絶縁膜内にそれぞれ配線層を形
成して配線を多層化するようにしたものである。
Wプラグ37及びこのWプラグ37に接続された例えば
Al配線38を形成した後、その上に新たに層間絶縁膜
39を堆積する。続いて、この層間絶縁膜39に、上記
Al配線38に接続されたWプラグ40及びこのWプラ
グ40に接続された例えばAl配線41を形成する。
た後は層間絶縁膜39上にシリコン窒化膜20を堆積す
る。そして、この後に、所定のパターンを有するマスク
を用いたPEPにより、シリコン窒化膜20、層間絶縁
膜39及び層間絶縁膜16に対してホール42を開口
し、前記拡散領域15Bを露出させる。続いて、全面に
バリアメタル22、下部電極23、強誘電体膜24及び
上部電極25を堆積する。この場合、前記図4(a)と
同様に、ホール42を完全に埋めず、ホール42内で上
部電極25の断面形状が他のバリアメタル22、下部電
極23及び強誘電体膜24それぞれと同様に凹形状とな
るように堆積する。
例えばホール42の開口幅を広くするか、あるいはバリ
アメタル22、下部電極23及び強誘電体膜24からな
る積層膜全体の膜厚を薄くすることにより達成される。
用いたPEPにより、バリアメタル22、下部電極2
3、強誘電体膜24及び上部電極25からなる積層膜を
ドライエッチング法によりパターニングする。このパタ
ーニングの際に、本例ではバリアメタル22、下部電極
23及び強誘電体膜24からなる積層膜がホール42周
辺の層間絶縁膜39上まで延在するように、具体的に
は、図示するように強誘電体キャパシタが接続される拡
散領域15Bを有するトランジスタのゲート電極上まで
延在するように積層構造を残す。
し、続いて、所定のパターンを有するマスクを用いたド
ライエッチング法により配線溝27、28を形成し、続
いて強誘電体キャパシタ上に形成された上記配線溝27
内に上部電極25に通じるコンタクトホール35を形成
し、この後、600℃の酸素アニールを行ってキャパシ
タの特性改善を行い、さらに上記配線溝28内にAl配
線41に通じるコンタクトホール30を形成し、その
後、バリアメタルとして例えばTiN膜(図示せず)を
スパッタリング法で配線溝27、28内及びコンタクト
ホール35、30内に堆積し、さらにAlのスパッタリ
ング、リフロー法及びCMPにより、コンタクトホール
35、30内にAlプラグ36、32を、配線溝27、
28内にAl配線33、34をそれぞれ形成する。な
お、場合によっては、上記Alプラグ36、32の代わ
りにWプラグを使用することもある。
内に多層配線を形成する場合に、多層配線を形成した後
に、強誘電体キャパシタを構成するバリアメタル22、
下部電極23、強誘電体膜24及び上部電極25の堆積
及びパターニングを行って強誘電体キャパシタを形成す
るようにしている。このため、多層配線を形成する際の
プロセスダメージが強誘電体キャパシタに加わらないよ
うにできるという効果がさらに得られる。
形例による最終工程付近のFRAMセルの断面構造を示
している。図7の場合には、強誘電体キャパシタが接続
される拡散領域15Bを有するトランジスタのゲート電
極上まで延在するように、バリアメタル22、下部電極
23、強誘電体膜24及び上部電極25からなる積層膜
を残していた。これに対し、この変形例の場合には、C
MPによって積層膜をホール42内部にのみ残すように
している。
35を層間絶縁膜26上に位置する上部電極25の一部
が露出するように開口し、Alプラグ36を形成してい
た。これに対し、この変形例による方法では、断面形状
が凹形状を有する上部電極25の凹部の位置にコンタク
トホール35を開口し、このコンタクトホール35を埋
めるようにAlプラグ36を形成している。
における断面図を示している。
の実施の形態の方法と同様に、層間絶縁膜内に多層配線
を形成するようにしたものであるが、第4の実施の形態
とは以下の点で異なっている。すなわち、層間絶縁膜3
9及び層間絶縁膜16に対してホール42を開口した後
にバリアメタル22、下部電極23、強誘電体膜24及
び上部電極25を堆積する際に、前記第1の実施の形態
による方法の場合と同様に、ホール42を完全に埋める
ようにしている。
に、全面に層間絶縁膜26を堆積し、続いて、所定のパ
ターンを有するマスクを用いたドライエッチング法によ
り配線溝27、28を形成し、続いて強誘電体キャパシ
タ上に形成された上記配線溝27内に上部電極25に通
じるコンタクトホール35を形成し、この後、600℃
の酸素アニールを行ってキャパシタの特性改善を行い、
さらに上記配線溝28内にAl配線41に通じるコンタ
クトホール30を形成し、その後、バリアメタルとして
例えばTiN膜(図示せず)をスパッタリング法で配線
溝27、28内及びコンタクトホール35、30内に堆
積し、さらにAlのスパッタリング、リフロー法及びC
MPにより、コンタクトホール35、30内にAlプラ
グ36、32を、配線溝27、28内にAl配線33、
34をそれぞれ形成する。なお、場合によっては、上記
Alプラグ36、32の代わりにWプラグを使用するこ
ともある。
多層配線を形成する際のプロセスダメージが強誘電体キ
ャパシタに加わらないようにできるという効果がさらに
得られる。
の種々の実施の形態について説明する。
Mの製造方法に実施した、本発明の第6の実施の形態に
よる方法の一部の工程を示す断面図である。
半導体基板51上にゲート絶縁膜52を介して複数のゲ
ート電極53を形成し、基板51の表面領域にトランジ
スタのソース、ドレインとなる3つの拡散領域54A、
54B、54Cを含む複数の拡散領域を互いに分離して
形成する。ここで、3つの拡散領域のうち、拡散領域5
4Aと54Bの平面積が広く、拡散領域54Cの平面積
が狭くなるように形成する。
接するトランジスタで拡散領域を共有する状態で直列接
続されている。
ン窒化膜56を堆積した後、所定のパターンを有するマ
スクを用いたPEPにより層間絶縁膜55及びシリコン
窒化膜56をエッチングして、拡散領域54Aが露出す
るような2つのホール57A、57Bを開口し、かつ拡
散領域54Bが露出するような2つのホール57C、5
7Dを開口する。
C、57Dの内部を含む全面に、CVD法等により、バ
リアメタル58、下部電極59、強誘電体膜60及び上
部電極61を順次堆積する。バリアメタル58としては
例えばTixAlyNzが用いられるが、その他に例えば
TixNy,Ti/TixAlyNz,Ti/TixNy,Wx
Nyを代表とするTiの膜もしくは積層膜で構成するこ
ともできる。下部電極59としては例えば1層のIrO
x膜が用いられるが、その他にRu,Ti,Al,P
t,Sr,Re,Mg,La及びCaのうち少なくとも
いずれか1つの金属を含む1層の膜あるいは異なる金属
を含む複数層の膜で構成することができる。強誘電体膜
60としては例えばSBTが用いられるが、その他にP
ZT,BTや層状ペロブスカイト構造のSTB,BTO
で構成することもできる。さらに、上部電極61とし
て、下部電極58と同様に例えば1層のIrOx膜が用
いられるが、その他にRu,Ti,Al,Pt,Sr,
Re,Mg,La及びCaのうち少なくともいずれか1
つの金属を含む1層の膜あるいは異なる金属を含む複数
層の膜で構成することができる。
59、強誘電体膜60及び上部電極61を堆積する際
に、図10(b)に示すように、各コンタクトホール内
においてこれら各層の断面形状がそれぞれ凹形状となる
ように堆積する。また、必要に応じて上部電極61上に
バリアメタルを形成してもよい。
よるエッチングバック法により、シリコン窒化膜56が
露出するまで全面を研磨することにより、バリアメタル
58、下部電極59、強誘電体膜60及び上部電極61
をホール57A、57B、57C、57D内にのみ残
す。これにより、拡散領域54A上に形成された2つの
ホール57A、57B内及び拡散領域54B上に形成さ
れた2つのホール57C、57D内には、下部電極5
9、強誘電体膜60及び上部電極61からなる強誘電体
キャパシタ62A、62B、62C、62Dが形成され
る。
し、先に説明したようにPEP、Alのスパッタリング
法、リフロー及びCMP等を用いて、強誘電体キャパシ
タ62Aの上部電極と電気的に接続されたAlプラグ6
4A、強誘電体キャパシタ62Bの上部電極と電気的に
接続されたAlプラグ64B、拡散領域54Cと電気的
に接続されたAlプラグ64C、強誘電体キャパシタ6
2Cの上部電極と電気的に接続されたAlプラグ64
D、強誘電体キャパシタ62Dの上部電極と電気的に接
続されたAlプラグ64E、プラグ64Aと接続された
Al配線65A、プラグ64Bと64C及び64D相互
を接続するAl配線65B、プラグ64Eと接続された
Al配線65Cを形成する。
ス、ドレインとして有するトランジスタのソース、ドレ
イン間には、プラグ64B及び64Cと配線65Bとを
介して強誘電体キャパシタ62Bが並列接続され、拡散
領域54C、54Bをソース、ドレインとして有するト
ランジスタのソース、ドレイン間には、プラグ64C及
び64Dと配線65Bとを介して強誘電体キャパシタ6
2Cが並列接続される。さらに一部のみ図示している
が、拡散領域54Aをソース、ドレインの一方として有
するトランジスタのソース、ドレイン間には、プラグ6
4Aと配線65Aとを介して強誘電体キャパシタ62A
が並列接続され、拡散領域54Bをソース、ドレインの
一方として有するトランジスタのソース、ドレイン間に
は、プラグ64Eと配線65Cとを介して強誘電体キャ
パシタ62Dが並列接続されている。
のトランジスタに1つの強誘電体キャパシタを並列接続
したメモリセルが複数個直列接続されており、図10
(b)に示すものは正にこのような構造になっている。
の実施の形態によるCFRAMのセル構造を示す断面図
である。この両実施の形態のCFRAMは、上記第6の
実施の形態のCFRAMに対し、前記第4の実施の形態
の場合と同様に、層間絶縁膜内に多層配線を形成するよ
うにしたものである。なお、図11及び図12におい
て、66は2層目の層間絶縁膜、67及び68はこの2
層目の層間絶縁膜66に形成されたAlプラグ及びAl
配線、69は3層目の層間絶縁膜である。
るCFRAMは、バリアメタル58、下部電極59、強
誘電体膜60及び上部電極61からなる各強誘電体キャ
パシタのバリアメタル58、下部電極59、強誘電体膜
60及び上部電極61の断面形状がそれぞれ凹部形状を
有しており、上部電極61の凹部を埋めるように前記プ
ラグ64A、64B、64D及び64Eが形成されてい
る例であり、図12に示す第8の実施の形態によるCF
RAMは、バリアメタル58、下部電極59、強誘電体
膜60及び上部電極61からなる各強誘電体キャパシタ
のバリアメタル58、下部電極59及び強誘電体膜60
の断面形状がそれぞれ凹部形状を有しており、上部電極
61は強誘電体膜60の凹部を埋めるような断面形状で
形成され、かつ前記Alプラグ64A、64B、64D
及び64Eが各上部電極61上に形成されている例であ
る。
Mのパターン平面図であり、直列接続された2ブロック
分のCFRAMセルを示している。なお、図13中、バ
リアメタル58は図示を省略している。
うな構造のCFRAMセルは、拡散領域54A、54C
上の層間絶縁膜に開口されたホール57A、57B、5
7C、57D内に強誘電体キャパシタが形成され、Wや
多結晶シリコンよりも酸化が生じにくいシリコンからな
る拡散領域の表面がバリアメタル58を介して強誘電体
キャパシタの下部電極59に接しているので、強誘電体
膜の形成時に拡散領域表面の酸化が抑制できる。
ホールの側壁及び底面に沿って3次元的に延長される。
このため、より小さな面積で大きなキャパシタ面積を確
保することができ、セル面積の縮小と強誘電体キャパシ
タ面積の増加を実現することができる。
OP構造を採用することなしにセル面積の縮小と強誘電
体キャパシタ面積の増加を実現できる半導体装置および
その製造方法を提供することができる。
されるFRAMセルの断面構造を工程順に示す図。
AMセルの断面構造を示す図。
されるFRAMセルの断面構造を工程順に示す図。
されるFRAMセルの最終工程付近の断面構造を示す
図。
部の工程の断面図。
程付近におけるFRAMセルの断面構造を示す図。
終工程付近のFRAMセルの断面構造を示す図。
図。
発明の第6の実施の形態による方法の一部の工程を示す
断面図。
のセル構造を示す断面図。
のセル構造を示す断面図。
す図。
タ、 63…層間絶縁膜、 64A、64B、64C、64D、64E…Alプラ
グ、 65A、65B、65C…Al配線、 66…層間絶縁膜、 67…Wプラグ、 68…Al配線、 69…層間絶縁膜。
Claims (26)
- 【請求項1】 シリコン半導体基板と、 前記基板の表面領域に形成された第1の拡散領域と、 前記基板上に形成された層間絶縁膜と、 前記層間絶縁膜に形成され、前記第1の拡散領域に通じ
る第1の開口部と、 前記第1の開口部内に形成され、前記第1の拡散領域と
電気的に接続された第1の電極と、 前記第1の電極上に形成された強誘電体膜と、 前記強誘電体膜上に形成された第2の電極とを具備し、 前記第1の電極、強誘電体膜及び第2の電極で強誘電体
キャパシタが構成されていることを特徴とする半導体装
置。 - 【請求項2】 前記第1の電極及び強誘電体膜は断面形
状がそれぞれ凹形状を有し、前記第2電極は凹形状を有
する前記強誘電体膜の凹部を埋めるような断面形状を有
することを特徴とする請求項1記載の半導体装置。 - 【請求項3】 前記第1の電極、強誘電体膜及び第2の
電極は断面形状がそれぞれ凹形状を有することを特徴と
する請求項1記載の半導体装置。 - 【請求項4】 前記第1の電極が、複数層の導電体膜で
構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のい
ずれか1項記載の半導体装置。 - 【請求項5】 前記第1の電極が、Ru,Ir,Ti,
Al,Pt,Sr,Re,Mg,La及びCaのうち少
なくともいずれか1つの金属を含む層を有することを特
徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の半導体
装置。 - 【請求項6】 前記第2の電極が、複数層の導電体膜で
構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のい
ずれか1項記載の半導体装置。 - 【請求項7】 前記第2の電極が、Ru,Ir,Ti,
Al,Pt,Sr,Re,Mg,La及びCaのうち少
なくともいずれか1つの金属を含む層を有することを特
徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の半導体
装置。 - 【請求項8】 前記基板の表面領域に前記第1の拡散領
域とは離間して形成された第2の拡散領域と、 前記層間絶縁膜に形成され、前記第2の拡散領域に通じ
る第2の開口部と、 前記第2の開口部を埋めるように形成された配線とをさ
らに具備したことを特徴とする請求項1ないし7のいず
れか1項記載の半導体装置。 - 【請求項9】 前記第1の開口部の開口径が前記第2の
開口部の開口径以上であることを特徴とする請求項8記
載の半導体装置。 - 【請求項10】 前記層間絶縁膜中に形成された2層以
上の配線層からなる多層配線をさらに具備したことを特
徴とする請求項1ないし9のいずれか1項記載の半導体
装置。 - 【請求項11】 シリコン半導体基板と、 前記基板の表面領域に形成された第1の拡散領域と、 前記基板上に形成された層間絶縁膜と、 前記層間絶縁膜に形成され、前記第1の拡散領域に通じ
る第1の開口部と、 一部が前記第1の開口部内に形成されて前記第1の拡散
領域と電気的に接続され、前記第1の開口部周辺の前記
層間絶縁膜上に延在するように設けられた第1の電極
と、 前記第1の電極上に形成された強誘電体膜と、 前記強誘電体膜上に形成された第2の電極と、 前記第2の電極の一部に電気的に接続された第3の電極
を具備し、 前記第1の電極、強誘電体膜及び第2の電極で強誘電体
キャパシタが構成され、前記第3の電極でこの強誘電体
キャパシタの取り出し電極が構成されていることを特徴
とする半導体装置。 - 【請求項12】 前記第3の電極は、前記第1の開口部
周辺の前記層間絶縁膜上に存在する前記第2の電極の一
部に電気的に接続されていることを特徴とする請求項1
1記載の半導体装置。 - 【請求項13】 前記第1の電極が、複数層の導電体膜
で構成されていることを特徴とする請求項11記載の半
導体装置。 - 【請求項14】 前記第1の電極が、Ru,Ir,T
i,Al,Pt,Sr,Re,Mg,La及びCaのう
ち少なくともいずれか1つの金属を含む層を有すること
を特徴とする請求項11記載の半導体装置。 - 【請求項15】 前記第2の電極が、複数層の導電体膜
で構成されていることを特徴とする請求項11記載の半
導体装置。 - 【請求項16】 前記第2の電極が、Ru,Ir,T
i,Al,Pt,Sr,Re,Mg,La及びCaのう
ち少なくともいずれか1つの金属を含む層を有すること
を特徴とする請求項11記載の半導体装置。 - 【請求項17】 前記基板の表面領域に前記第1の拡散
領域とは離間して形成された第2の拡散領域と、 前記層間絶縁膜に形成され、前記第2の拡散領域に通じ
る第2の開口部と、 前記第2の開口部を埋めるように形成された配線とをさ
らに具備したことを特徴とする請求項11ないし16の
いずれか1項記載の半導体装置。 - 【請求項18】 前記第1の開口部の開口径が前記第2
の開口部の開口径以上であることを特徴とする請求項1
7記載の半導体装置。 - 【請求項19】 前記層間絶縁膜中に形成された2層以
上の配線層からなる多層配線をさらに具備したことを特
徴とする請求項11ないし18のいずれか1項記載の半
導体装置。 - 【請求項20】 シリコン半導体基板と、 前記基板の表面領域に形成された第1の拡散領域と、 前記基板上に形成された層間絶縁膜と、 前記層間絶縁膜に互いに離間して形成され、前記第1の
拡散領域に通じる第1及び第2の開口部と、 前記第1の開口部内に形成され、前記第1の拡散領域と
電気的に接続された第1の電極と、 前記第2の開口部内に形成され、前記第1の拡散領域と
電気的に接続された第2の電極と、 前記第1の電極上に形成された第1の強誘電体膜と、 前記第2の電極上に形成された第2の強誘電体膜と、 前記第1の強誘電体膜上に形成された第3の電極と、 前記第2の強誘電体膜上に形成された第4の電極とを具
備し、 前記第1の電極、第1の強誘電体膜及び第3の電極で第
1の強誘電体キャパシタが構成され、前記第2の電極、
第2の強誘電体膜及び第4の電極で第2の強誘電体キャ
パシタが構成されることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項21】 前記基板の表面領域に前記第1の拡散
領域とは離間して形成された第2の拡散領域と、 前記層間絶縁膜に形成され、前記第2の拡散領域に通じ
る第3の開口部と、 前記第3の開口部を埋めるように形成された配線とをさ
らに具備したことを特徴とする請求項20記載の半導体
装置。 - 【請求項22】 前記第1及び第2の開口部の開口径が
実質的に同等であることを特徴とする請求項20記載の
半導体装置。 - 【請求項23】 前記第1または第2の開口部の開口径
が前記第3の開口部の開口径以上であることを特徴とす
る請求項21または22記載の半導体装置。 - 【請求項24】 前記層間絶縁膜中に形成された2層以
上の配線層からなる多層配線をさらに具備したことを特
徴とする請求項20ないし23のいずれか1項記載の半
導体装置。 - 【請求項25】 シリコン半導体基板の表面領域に拡散
領域を形成する工程と、 前記拡散領域を含む基板の全面に層間絶縁膜を堆積する
工程と、 前記層間絶縁膜に開口部を形成して前記拡散領域の表面
を露出させる工程と、 前記開口部内に第1の電極、強誘電体膜及び第2の電極
を順次堆積して強誘電体キャパシタを形成する工程とを
具備したことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項26】 シリコン半導体基板の表面領域に拡散
領域を形成する工程と、 全面に層間絶縁膜を堆積する第1の工程とこの工程で堆
積された層間絶縁膜中に配線を形成する第2の工程とを
少なくとも2回繰り返して多層配線を形成する工程と、 前記層間絶縁膜に開口部を形成して前記拡散領域の表面
を露出させる工程と、 前記開口部内に第1の電極、強誘電体膜及び第2の電極
を順次堆積して強誘電体キャパシタを形成する工程とを
具備したことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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