JPH1135231A - 粗紡機の粗糸張力表示装置 - Google Patents

粗紡機の粗糸張力表示装置

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JPH1135231A
JPH1135231A JP19720197A JP19720197A JPH1135231A JP H1135231 A JPH1135231 A JP H1135231A JP 19720197 A JP19720197 A JP 19720197A JP 19720197 A JP19720197 A JP 19720197A JP H1135231 A JPH1135231 A JP H1135231A
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JP
Japan
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roving
display
data
tension
display device
Prior art date
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JP19720197A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Tsuboi
浩志 坪井
Tsutomu Nakano
勉 中野
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粗糸の張力状態を違和感なく把握でき、粗糸
の張力状態の時間推移を知ることができる粗紡機におけ
る粗糸張力表示装置を提供する。 【解決手段】 フロントローラからフライヤトップに至
る粗糸の位置がセンサにより連続的に検出される。記憶
手段にはセンサの検出信号に基づいて現時刻から所定時
間前までの張力状態に関するデータが記憶される。ディ
スプレイの表示画面38のグラフ表示部38aには、記憶手
段に記憶されたデータに基づいて現時刻から所定時間前
までの一定時間の張力状態の推移がグラフ表示される。
表示画面38には粗糸の高さ位置のデータのうちのいくつ
かが間引かれた状態でグラフ表示される。表示画面38に
は目標粗糸位置が同時に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は粗紡機における粗糸
張力表示装置に係り、特にフロントローラとフライヤト
ップ間の粗糸位置を連続的に検出し得るセンサを備えた
粗紡機における粗糸張力表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ボビンリード式の粗紡機においては、フ
ロントローラより一定速度で送り出される粗糸を、所定
速度で回転しているフライヤとそれより高速で回転する
ボビンとの回転速度差により粗糸に撚りを掛けつつボビ
ンに巻取る。粗糸の巻取りを良好に行うにはフロントロ
ーラとフライヤトップ間の粗糸に適度なたるみがある状
態が必要である。また、巻取り時の粗糸張力に変動があ
ると、巻き取られた粗糸の単位長さ当たりの重量が変動
して糸むらの原因となる。
【0003】粗糸張力を一定に保持するには粗糸の送出
量と巻取り量とがほぼ同一となるように巻取りを行う必
要がある。巻取り開始から終了までボビンの回転速度を
一定に保持した場合は、巻取り粗糸層の増加(粗糸巻径
の増加)に伴い巻取り速度が増大する。従来、巻取時の
粗糸の張力を一定に保持する方法として、一対のコーン
ドラム及びベルトシフタを用いた変速装置により、ボビ
ンの回転速度がボビンに巻取られた粗糸層の増大に伴い
順次低下するように制御していた。ところが、紡出条件
によりボビンに巻取られた粗糸層の数に対する粗糸巻径
の増加の割合が変わるため、紡出条件に対応してコーン
ドラムの形状を変更(コーンドラムを交換)するか、ベ
ルトシフタの移動量を調整可能な補助カムを用いて紡出
条件に対応して変更する(特公昭52−48652号公
報)必要があり、紡出条件の変更毎に前記の面倒な交換
あるいは調整作業が必要であった。
【0004】これらの不都合を解消するため、フロント
ローラとフライヤトップ間に、フロントローラからフラ
イヤトップ間に至る粗糸の位置を連続して検出可能なセ
ンサを設け、紡出中の粗糸の位置が予め設定した目標位
置となるようにコーンドラムに巻掛けられたベルトをシ
フトさせてボビンの回転速度を調節して巻取り張力を制
御するようにした装置が提案されている(例えば、特開
昭62−8979号公報)。
【0005】また、従来、非接触式の粗糸位置センサを
装備した粗紡機に、粗糸の張力状態を表示する粗糸張力
表示装置を設けたものがある。この装置では粗糸の張力
状態を直接表示するのではなく、粗糸のフロントローラ
とフライヤトップ間を結ぶ直線からの距離を張力状態の
代用値として表示するようになっている。そして、図8
に示すように、表示画面51には目標位置を表す目標位
置表示部52と、センサにより検出された粗糸の高さ位
置を表す粗糸位置表示部53とが設けられている。目標
位置表示部52には紡出条件に対応した適正な張力状態
における粗糸の高さ位置が目標位置として横棒の図形と
して表示される。粗糸位置表示部53には粗糸位置検出
装置が検出した現時点の粗糸の高さ位置が表示される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、目標位置は
適正張力の粗糸が振動していない状態での位置を表して
いるのに対して、粗糸位置は振動している粗糸の瞬時に
おける位置が表示される。従って、適正な張力状態であ
っても、瞬時の粗糸位置表示においては目標位置から大
きく外れて表示されることがあり、見た目にばらつきが
大きいという印象を作業者に与え、実際の粗糸張力の状
態を適確に表しているとはいえなかった。また、現時点
の粗糸の張力状態しか判断できないため、過去の張力状
態を知ることができないという問題もある。
【0007】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は粗糸の張力状態を違和感なく把
握でき、粗糸の張力状態の時間推移を知ることができる
粗紡機における粗糸張力表示装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、フロントローラとフラ
イヤトップ間の粗糸位置を連続的に検出し得るセンサを
備えた粗紡機において、前記センサの検出信号に基づい
て少なくとも現時刻から所定時間前までの張力状態に関
するデータを記憶する記憶手段と、粗糸の張力状態の推
移を表示可能な表示装置と、前記記憶手段に記憶された
データに基づいて一定時間の張力状態の推移を前記表示
装置に表示させる制御手段とを備えた。
【0009】請求項2に記載の発明では、前記張力状態
として粗糸の高さ位置のデータをグラフ表示する。請求
項3に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載の
発明において、前記制御手段は前記現時刻から所定時間
前までのデータのうちのいくつかを間引いた状態でグラ
フ表示する。
【0010】請求項4に記載の発明では、請求項2又は
請求項3に記載の発明において、前記表示装置の表示画
面に表示されるグラフは最新の粗糸位置データがグラフ
表示部の一方の端に表示され、最新データが更新される
と以前のデータが順次表示画面の一方の端から他方の端
へ移動するように連続的に表示される。
【0011】請求項5に記載の発明では、請求項1〜請
求項4のいずれか一項に記載の発明において、前記セン
サは複数錘に装備され、前記制御手段は前記表示装置の
表示画面中に複数錘の粗糸の張力状態の推移を同時に表
示する表示パターンデータを備えている。
【0012】請求項6に記載の発明では、請求項1〜請
求項5のいずれか一項に記載の発明において、前記制御
手段は前記表示パターンデータとして、表示画面中に粗
糸の目標値を粗糸の張力状態の推移とともに表示する表
示パターンデータを備えている。
【0013】請求項7に記載の発明では、請求項1〜請
求項4のいずれか一項に記載の発明において、前記制御
手段は表示装置に表示させる複数の表示パターンデータ
を作成し、前記表示装置の表示画面を切り換える画面切
換手段の作動により前記複数の表示パターンデータから
特定の表示パターンデータが選択表示される。
【0014】請求項8に記載の発明では、請求項2〜請
求項7のいずれか一項に記載の発明において、前記制御
手段は前記表示装置の表示画面の時間及び高さ位置のス
ケールを変更可能な変更手段を備えている。
【0015】従って、請求項1に記載の発明では、フロ
ントローラからフライヤトップに至る粗糸の位置がセン
サにより連続的に検出される。記憶手段にはセンサの検
出信号に基づいて現時刻から所定時間前までの張力状態
に関するデータが記憶される。制御手段は記憶手段に記
憶されたデータに基づいて一定時間の張力状態の推移を
前記表示装置に表示させる。
【0016】請求項2に記載の発明では、表示装置には
粗糸の高さ位置のデータがグラフ表示される。請求項3
に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載の発明
において、現時刻から所定時間前までのデータのうちの
いくつかが間引かれた状態で表示装置にグラフ表示され
る。
【0017】請求項4に記載の発明では、請求項2又は
請求項3に記載の発明において、前記表示装置の表示画
面に表示されるグラフは最新の粗糸位置データがグラフ
表示部の一方の端に表示され、最新データが更新される
と以前のデータが順次表示画面の一方の端から他方の端
へ移動するように連続的に表示される。
【0018】請求項5に記載の発明では、請求項1〜請
求項4のいずれか一項に記載の発明において、複数の錘
に装備されたセンサの検出信号に基づいて、複数の錘の
粗糸の張力状態の推移が表示装置の表示画面中に同時に
表示される。
【0019】請求項6に記載の発明では、請求項1〜請
求項5のいずれか一項に記載の発明において、表示画面
中に粗糸の張力状態の推移を表すグラフとともに、粗糸
の目標値が同時に表示される。
【0020】請求項7に記載の発明では、請求項1〜請
求項4のいずれか一項に記載の発明において、制御手段
により表示装置に表示させる複数の表示パターンデータ
が作成される。画面切換手段が作動されると前記表示装
置の表示画面が切り換えられて前記複数の表示パターン
データから特定の表示パターンデータが選択されて表示
される。
【0021】請求項8に記載の発明では、請求項2〜請
求項7のいずれか一項に記載の発明において、変更手段
により表示装置の表示画面の時間及び高さ位置のスケー
ルが変更される。従って、部分的な拡大表示や張力状態
の推移を把握する期間の変更が可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図7に従って説明する。粗紡機の駆動系
は基本的には本願出願人が先に提案(特開昭63ー26
4923号公報)したものと同じであるが、ボビンレー
ルの昇降動切替機構が異なっている。
【0023】図3に示すように、フロントローラ1はそ
の回転軸1aの一端と、主モータMにより回転駆動され
るドライビングシャフトとの間に配設された歯車列(何
れも図示せず)を介して回転駆動されるようになってい
る。フライヤ2の上部には被動歯車3が一体回転可能に
嵌着固定されている。前記ドライビングシャフトの回転
がベルト伝動機構(図示せず)を介して伝達される回転
軸4の回転により、回転軸4に嵌着された駆動歯車5を
介して被動歯車3がフライヤ2とともに回転駆動され
る。一方、ボビンレール6上に装備されたスピンドル7
には被動歯車7aが固着されている。被動歯車7aと噛
合する駆動歯車8が嵌着固定された回転軸9には、ドラ
イビングシャフトの回転力と、インバータ10bを介し
て変速駆動される巻取用モータ11による回転力とが差
動歯車機構12により合成されて伝達されるようになっ
ている。
【0024】ボビンレール6にはリフターラック13が
固定されている。リフターラック13と噛合する歯車1
4が嵌着された回転軸15には、駆動軸17の回転が切
替機構18及び歯車列を介して伝達される。駆動軸17
はインバータ10cを介して変速駆動される昇降用モー
タ16により駆動される。切替機構18は中間軸19
と、該中間軸19と前記駆動軸17との間に設けられた
一対の歯車列20,21と、歯車列20,21の回転を
中間軸19に伝達する電磁クラッチ22,23とから構
成されている。そして、電磁クラッチ22,23の励消
磁により回転軸15の回転方向、即ちボビンレール6の
昇降動の方向が変更されるようになっている。回転軸1
5の端部にはボビンレール6の移動方向を検知するセン
サとしてのロータリエンコーダ24が接続されている。
【0025】フロントローラ1とフライヤトップ2aと
の間には、フロントローラ1からフライヤトップ2aに
至る粗糸Rの位置を連続的に検出する非接触式のセンサ
25が設けられている。図6に示すように、センサ25
は発光部26aと、該発光部26aに対向する受光素子
の列によって構成される受光部26bとを備えている。
そして、発光部26aと受光部26bとの間に粗糸Rが
位置するようになっている。この実施の形態では、発光
部26aは例えば列状に配設された多数の赤外線発光ダ
イオード列から構成され、受光部26bにCCD方式の
イメージセンサが使用されている。イメージセンサは1
列に並んだ2048個の受光素子を有し、各受光素子は
1本の粗糸Rの太さと比べて極めて微小であり、粗糸R
の位置を精度良く検出できる。
【0026】各受光素子は発光部26aからの光を受光
すると電気信号を出力するようになっている。即ち、粗
糸Rが発光部26aからの光を遮ることにより、粗糸R
の位置と対応した受光素子が光を受けなくなるため、そ
の受光素子を検出することによって粗糸Rの位置が求め
られる。図5に示すように、センサ25は受光部26b
を構成するイメージセンサの列がフロントローラ1とフ
ライヤトップ2aとを結ぶ直線Lに対して直交する状態
で配設される。そして、この実施の形態では、受光部2
6bの検出範囲の下端を基準(0)として、下端から粗
糸Rまでの距離を粗糸の高さ位置としている。各受光素
子は下から順に「1」〜「2048」のアドレスが付与
されている。センサ25の配設数は粗紡機機台に1個で
もよいが複数個設けてもよい。この実施の形態では3個
設けられている。
【0027】次に前記駆動系を駆動制御するための電気
的構成を図4に従って説明する。制御手段としての制御
装置27を構成するマイクロコンピュータ(以下、マイ
コンという)28は中央処理装置(以下、CPUとい
う)29と、制御プログラムを記憶した読出し専用メモ
リ(ROM)よりなるプログラムメモリ30と、入力装
置31により入力された入力データ及びCPU29にお
ける演算処理結果等を一時記憶する読出し及び書替可能
なメモリ(RAM)よりなる記憶手段としての作業用メ
モリ32とから構成されている。CPU29はプログラ
ムメモリ30に記憶されたプログラムデータに基づいて
動作する。CPU29及び入力装置31は変更手段及び
画面切換手段を構成する。
【0028】紡出粗糸重量、繊維種、フライヤ回転数等
の紡出条件を入力する入力装置31は制御装置27にキ
ーボードとして一体に組込まれている。前記ロータリエ
ンコーダ24及びセンサ25からの出力信号は入力イン
タフェース33を介してCPU29に入力されるように
なっている。また、制御装置27には設定スイッチSが
設けられ、設定スイッチSをオンするとそのときのセン
サ25の粗糸検出位置が作業用メモリ32に記憶される
ようになっている。
【0029】電磁クラッチ22,23はCPU29から
の信号に基づき、電磁クラッチ励消磁回路34を介して
その励消磁が制御され、ボビンレール6の昇降切換が行
われる。また、CPU29は出力インタフェース35、
モータ駆動回路36a,36b,36c及びインバータ
10a,10b,10cを介して主モータM、巻取用モ
ータ11及び昇降用モータ16を駆動制御する。
【0030】また、CPU29は出力インタフェース3
5を介して表示装置としてのディスプレイ37に接続さ
れている。ディスプレイ37の表示部はタッチパネルで
構成され、CPU29は入力インタフェース33を介し
てタッチパネルに接続されている。CPU29はセンサ
25の出力信号に基づいて粗糸位置(粗糸の高さ位置)
のデータサンプリングを所定時間毎に行い、そのサンプ
リングデータを粗糸の張力状態を表すデータとして作業
用メモリ32に記憶させる。CPU29は粗糸位置デー
タのサンプリングは巻取り制御の関係で数ミリ秒の間隔
で行うが、粗糸位置表示用のデータとして全部のデータ
を作業用メモリ32に記憶させるのではなく、サンプリ
ングしたデータのうちのいくつかを間引いた状態で記憶
させる。この実施の形態では作業用メモリ32には50
0ミリ秒毎のデータが作業用メモリ32に各センサ(ヘ
ッド)25毎に記憶される。CPU29は最大表示時間
に相当する期間のデータを作業用メモリ32に記憶さ
せ、その期間より前のデータは順次新しいデータに書き
替える。CPU29はセンサ25の出力信号から粗糸R
と対応する受光素子のアドレス、即ち遮光された連続す
る受光素子のアドレスの平均値から粗糸の高さ位置を演
算する。
【0031】CPU29は作業用メモリ32に記憶され
たデータに基づいて一定時間の粗糸Rの張力状態の推移
をディスプレイ37に表示させる。プログラムメモリ3
0にはディスプレイ37に種々の画面を表示するための
表示パターンフォーマットが記憶されている。表示パタ
ーンフォーマットとして例えば図1に示す概要表示画面
38、図2に示す詳細表示画面39、図7に示す3ヘッ
ド検出値表示画面40等がある。
【0032】図1に示すように、概要表示画面38で
は、粗糸高さ位置を縦軸とし、時間を横軸として、検出
された粗糸位置と目標値としての目標粗糸位置とが表示
される。粗糸位置と目標粗糸位置とは種類の異なる線で
表示され、粗糸位置は実線で線グラフとして、目標粗糸
位置は破線で直線としてそれぞれ表示される。この表示
画面では、縦軸のスケールはセンサ25の全検出領域に
対応する。また、横軸のスケールは現時刻から所定時間
前までの時間に対応し、所定時間として数秒から数分の
範囲で任意に設定可能となっている。この実施の形態で
は標準画面では所定時間として10秒が設定されてい
る。概要表示画面38として、3個のセンサ(ヘッド)
25毎の粗糸位置データをそれぞれ独立して表示する画
面と、3ヘッドの平均値を表示する画面とがある。
【0033】概要表示画面38には目標位置設定用のス
イッチ部41,42a,42bがある。AUTOの表示があ
るスイッチ部41を押すと紡出条件に対応した大体の目
標位置が表示される。上向きの矢印の表示があるスイッ
チ部42aと、下向きの矢印の表示があるスイッチ部4
2bとは目標位置の微調整用のスイッチとして機能し、
スイッチ部42aを押すと目標位置が上側に所定量移動
し、スイッチ部42bを押すと目標位置が下側に所定量
移動する。そして、スイッチ部42a,42bを押した
回数によって移動量が変化する。
【0034】図2に示すように、詳細表示画面39で
は、粗糸高さ位置を縦軸とし、時間を横軸として、検出
された粗糸位置と、目標粗糸位置と、基準位置としての
原点位置とが表示される。粗糸位置は実線で、目標粗糸
位置は破線で、原点位置は一点鎖線で表示される。な
お、原点位置とは図5に鎖線で表示される直線Lの位置
に粗糸Rがあるときの位置をいう。横軸は概要表示画面
38と同じスケールで表示され、縦軸が拡大されたスケ
ールで表示される。この表示画面では、縦軸及び横軸の
スケールは入力装置31のテンキーの操作により任意の
大きさに変更可能となっている。
【0035】概要表示画面38と詳細表示画面39と
は、各表示画面38,39内のグラフ表示部38a,3
9aの任意の位置を押すことにより交互に切り替わるよ
うになっている。即ち、概要表示画面38が表示されて
いる状態でグラフ表示部38aを押すと、詳細表示画面
39が表示される状態となり、詳細表示画面39が表示
されている状態でグラフ表示部39aを押すと、概要表
示画面38が表示される状態となる。
【0036】図7に示すように、3ヘッド検出値表示画
面40では、粗糸高さ位置を縦軸とし、時間を横軸とし
て、各ヘッドで検出された粗糸位置が折れ線グラフとし
て同時に表示される。グラフは各ヘッド毎に異なる線種
で表示される。
【0037】前記ディスプレイ37の各表示画面38〜
40において、粗糸位置の推移を表すグラフは、最新の
粗糸位置データがグラフ表示部38a〜40aの一方の
端としての右端に表示される。そして、最新データが更
新されると以前のデータが順次グラフ表示部38a〜4
0aの右側から左側へ、即ち一方の端から他方の端へ移
動するように連続的に表示される。
【0038】表示画面には前記表示画面38〜40の
他、各ヘッドにおける粗糸位置、目標粗糸位置、原点位
置及び全ヘッド平均の粗糸位置、目標粗糸位置、原点位
置等の表示データから選択されたデータを組合せたもの
がある。表示画面には予め組合せが決められているもの
と、作業者が入力装置31で選択したデータを表示する
ものとがある。予め組合せが決められているものには、
例えば、3ヘッドの目標粗糸位置を同時に表示するも
の、3ヘッドの原点位置を同時に表示するもの等があ
る。
【0039】次に前記のように構成された装置の作用を
説明する。機台の運転に先立ってまずフロントローラ1
とフライヤトップ2a間に図5に鎖線で示すように、粗
糸Rを緊張状態で張設する。そして、設定スイッチSを
オン操作し、この時のセンサ25の遮光位置を作業用メ
モリ32に記憶させる。この粗糸位置が原点位置にな
る。
【0040】次に紡出粗糸重量(ゲレン)、繊維種、フ
ライヤ回転数等の紡出条件が入力装置31により入力さ
れる。紡出条件が入力されるとCPU29はプログラム
メモリ30に記憶されたデータベースを基に、当該紡出
条件における目標粗糸位置を前記原点位置に基づいて演
算する。そして、その値が作業用メモリ32に目標粗糸
位置として記憶される。
【0041】その後、機台の運転が開始され、主モータ
Mによりフロントローラ1及びフライヤ2がそれぞれ回
転駆動される。また、機台の起動と同時に巻取用モータ
11及び昇降用モータ16も駆動され、差動歯車機構1
2に入力された主モータMの回転力と、巻取用モータ1
1の回転力とが差動歯車機構12で合成され、合成され
た回転力により回転軸9が駆動されてスピンドル7が回
転駆動される。これによりドラフト装置で延伸された粗
糸Rがフライヤ2により加撚され、フライヤ2より高速
で回転するボビンBに層状に巻取られる。また、昇降用
モータ16の駆動により、切替機構18、回転軸15等
を介してリフターラック13とともにボビンレール6が
昇降動される。巻取り速度及びボビンレール6の昇降速
度は巻取用モータ11及び昇降用モータ16の回転速度
を変更することにより変更される。
【0042】CPU29はロータリエンコーダ24から
の出力信号によりボビンレール6の昇降切替えを検知
し、巻取粗糸層が1層増加する毎に、ボビン回転速度が
所定量減速するようにインバータ10bを介して巻取用
モータ11を駆動制御する。また、昇降用モータ16の
速度も巻取用モータ11の速度に対応して減速制御さ
れ、ボビンレール6の移動速度が巻取り速度に同期して
減速される。
【0043】制御装置27にはセンサ25の出力信号が
常に入力され、CPU29はその信号から粗糸Rの位置
を演算するとともに、検出粗糸位置が目標粗糸位置から
所定の範囲内となるようにインバータ10bを介して巻
取用モータ11を駆動制御する。即ち、粗糸Rが図5に
矢印Aで示す適正張力状態の粗糸Rより下方に位置する
Bの状態のときは、巻取用モータ11の駆動速度が速く
なるように変速制御される。また、粗糸Rが適正張力状
態の粗糸Rより上方に位置するCの状態のときは、巻取
用モータ11の駆動速度が遅くなるように変速制御され
る。
【0044】また、CPU29は各センサ25の出力信
号に基づいて、それぞれの粗糸位置を逐次演算し、作業
用メモリ32に粗糸位置データとして記憶させる。そし
て、入力装置31により選択された表示画面がディスプ
レイ37に表示される。粗糸位置の推移を表示する表示
画面が選択された状態では、現時刻から所定時間前まで
の粗糸位置データが折れ線グラフとして表示される。
【0045】粗糸位置の推移を表示する表示画面(例え
ば概要表示画面38、詳細表示画面39)では、現時刻
から10秒前までの期間を表示するのが標準画面とな
る。そして、入力装置31の入力により時間を表す横軸
のスケールを変更することにより、表示期間を1分ある
いはそれより長くしたり、10秒より短くできる。
【0046】この実施の形態では以下の効果を有する。 (イ) 現時刻から所定時間前までの一定時間の粗糸R
の張力状態の推移がディスプレイに表示されるため、現
時点の瞬時位置のみが表示された従来技術と異なり、粗
糸Rの張力状態を違和感なく把握できる。
【0047】(ロ) 粗糸Rの張力状態の時間推移を知
ることができるため、機台の運転状況(制御状態)を大
局的にモニターでき制御の異常等を容易に把握できる。 (ハ) 粗糸Rの張力状態として粗糸の高さ位置のデー
タが目標粗糸位置とともにグラフ表示されるため、粗糸
Rの位置と目標位置との差異を視覚的に容易に把握でき
る。
【0048】(ニ) センサ25の出力信号からサンプ
リングした粗糸位置データを全てディスプレイ37に表
示するのではなく、現時刻から所定時間前までのデータ
のうちのいくつかを間引いた状態でグラフ表示する。従
って、作業用メモリ32に記憶するデータ量を少なくで
きる。例えば、データのサンプリング周期を2msecと
すると、10秒間のデータ数は5000となるが、ディ
スプレイ37への表示データを200msec 間隔にすれ
ば、表示に必要なデータ数は50になる。
【0049】(ホ) 粗糸位置の推移を示すグラフの粗
糸位置データが、グラフ表示部38a〜40aの右側か
ら左側へ移動するように順次最新データに更新されるた
め、粗糸位置の推移をより把握し易くなる。
【0050】(ヘ) 複数錘にセンサ25を設けた場
合、粗糸位置の推移を各センサ25の検出信号の平均値
としてだけでなく、各錘毎(各ヘッド毎)の粗糸位置の
推移を同時に表示する表示画面(3ヘッド検出値表示画
面40)を設けた。従って、異常ヘッドを容易に発見で
きる。
【0051】(ト) 表示画面中に粗糸位置の推移を表
すグラフとともに、粗糸の原点位置と目標粗糸位置とが
同時に表示されるため、粗糸位置が原点位置及び目標粗
糸位置に対してどの程度離れているかを簡単に把握でき
る。
【0052】(チ) 粗糸位置に関するデータの異なる
表示方法の複数の表示画面の中から、画面切換手段(入
力装置31等)の操作により所望の表示画面を選択表示
させることができるため、目的に応じた最適情報を得る
ことができる。
【0053】(リ) 概要表示画面38とそれに対応す
る詳細表示画面39とがあるため、概要表示画面38で
大まかな状態を把握し、必要に応じて詳細表示画面39
で精度の良い状態でデータを把握できる。
【0054】(ヌ) ディスプレイ37の表示画面がタ
ッチパネルで構成され、概要表示画面38と詳細表示画
面39との切り換えが表示画面を押すことにより簡単に
できる。
【0055】(ル) 変更手段を構成する入力装置31
の操作により、表示画面の時間及び高さ位置のスケール
を変更でき、部分的な拡大表示や張力状態の推移を把握
する期間の変更が可能となる。その結果、必要に応じた
精度で粗糸張力に関する必要な情報を簡単に得ることが
できる。
【0056】(ヲ) 粗糸位置の推移を表示する画面
で、現時刻までの経過時間として1分以上のデータの表
示可能なため、張力変動の状況を容易に把握できる。 (ワ) 同一表示画面に複数のデータ表示を行う場合、
各データを異なる線種で表示するため、ディスプレイ3
7がカラーディスプレイでなくてもデータの区別が容易
になる。
【0057】(カ) 各ヘッドにおける粗糸位置、目標
粗糸位置、原点位置及び全ヘッド平均の粗糸位置、目標
粗糸位置、原点位置等の表示データから、入力装置31
の操作により必要なデータを選択して同一表示画面に表
示できる。従って、目的に応じたデータの比較が容易に
なる。
【0058】なお、実施の形態は前記に限定されるもの
ではなく、例えば、次のように具体化してもよい。 ○ 粗糸の張力状態を示すデータとして粗糸の高さ位置
を使用せずに、高さ位置から粗糸張力を演算した値を使
用してもよい。この場合は、粗糸張力の推移を直接把握
できる。
【0059】○ 粗糸の張力状態を示すデータとして粗
糸の高さ位置を使用せずに、粗糸張力を使用する場合、
粗糸の張力状態の推移とともに目標値として目標張力を
表示する。この場合は粗糸の張力が目標値に対してどの
程度離れているかを簡単に把握できる。
【0060】○ 粗糸の張力状態の推移を表示する場
合、サンプリングしたデータを間引くことなく全てのデ
ータを表示データとして表示してもよい。この場合は各
表示データを示す点を線で結ばずに、点のみで表しても
よい。
【0061】○ サンプリングしたデータのうちのいく
つかを間引いた状態で作業用メモリ32に記憶させる構
成に変えて、サンプリングしたデータは全て別設の補助
記憶装置に記憶させ、粗糸の張力状態の表示のときにデ
ータのうちのいくつかを間引いた状態で表示する。この
場合は、詳細表示の際に時間変化の状態の精度を自由に
設定すること、即ち通常500msec 間隔の表示を所望
の時間間隔の表示への変更が容易になる。
【0062】○ 最大表示時間に相当する期間のデータ
のみを作業用メモリ32に記憶させて、現時刻から前記
期間より前のデータは順次新しいデータに書き替える構
成に代えて、表示用のデータを巻取り開始から巻取り終
了までのデータを適宜間引きして前記補助記憶装置に記
憶させてもよい。この場合、記憶されたデータを使用す
ることにより、例えば粗紡機の運転状態(制御状態)を
後から確認することが可能になり、粗糸の品質に関する
トラブルが発生した場合、その原因を調べる等に役立て
ることができる。
【0063】○ 粗糸の張力状態の推移をサンプリング
したデータの一部を間引いて表示する場合、表示データ
の時間間隔は500msec に限らず、例えば、数十mse
c 、100msec 等適宜変更してもよい。
【0064】○ ディスプレイ37としてカラーディス
プレイを使用する。この場合、一つの表示画面に複数の
線を表示する場合、線種を変更する代わりに線の色を変
えることにより、表示画面上の各データの識別が容易に
なる。また、線種を例えば、実線、破線、鎖線等に変更
して各データの識別を行う場合は、同一画面上に表示す
るデータ数が多い場合は、同じ線種の場合に太さを変更
する等で違いを出す必要がある。しかし、同じ線種で太
さを変えても識別し難い。一方、色を変えた場合は識別
が容易になる。
【0065】○ 表示画面へのデータの表示間隔(時間
間隔)をサンプリング時間間隔より大きくする場合、サ
ンプリングしたデータのうちのいくつかを間引いた状態
で表示する代わりに、表示間隔内のデータを平均したも
のを表示データとして使用する。例えば、データサンプ
リングは数ミリ秒間隔で行い、データ表示は数百ミリ秒
間隔で行う場合、数百ミリ秒間のデータサンプリングを
単純平均してその平均値を表示データとする。この場
合、粗糸の振動の影響が表示データに出難くなり、粗糸
の振動に起因するばらつきが少なくなる。
【0066】○ センサ25を全ての錘に設けてもよ
い。 ○ ディスプレイ37の表示画面をタッチパネルで構成
せず、全ての画面表示の指示を入力装置31から行う構
成とする。
【0067】○ 巻取り速度を変速する構成として、特
開昭62−85036号公報に開示された装置のよう
に、コーンドラムを使用するとともにベルトシフタと連
動するロングラックを駆動する歯車系をモータで駆動す
る構成としたり、粗紡機の駆動系として、差動歯車機構
12を設けることなく各駆動系を全て独立してモータで
駆動する構成としてもよい。
【0068】前記各実施の形態から把握できる請求項記
載以外の技術的思想(発明)について、以下にその効果
とともに記載する。 (1) 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発
明において、前記記憶手段は張力状態に関するサンプリ
ングデータを少なくとも巻取り終了まで全て記憶する。
この場合、現時刻から所定時間前より以前の過去の張力
状態を表示装置に表示することが可能になり、粗糸の品
質に関するトラブルが発生した場合、その原因を調べる
等に役立てることができる。
【0069】(2) 請求項1〜請求項3のいずれか一
項に記載の発明において、前記記憶手段は現時刻から所
定時間前までの張力状態に関するサンプリングデータを
記憶する。この場合、記憶手段に記憶されるデータ数が
少なくなり、容量の小さな記憶手段を使用できる。
【0070】(3) 請求項7に記載の発明において、
ディスプレイ37の表示画面をタッチパネルで構成する
とともに、表示パターンデータとして概要表示画面用デ
ータと詳細表示画面用データとを備え、表示画面への接
触により概要表示画面と詳細表示画面との切り換えを可
能にした。この場合、概要表示画面と詳細表示画面との
切り換えが表示画面を押すことにより簡単にできる。
【0071】(4) 請求項1〜請求項5のいずれか一
項に記載の発明において、表示装置の表示画面中にフロ
ントローラからフライヤトップに至る粗糸の基準位置
を、粗糸位置の推移とともに表示する。この場合、粗糸
位置が原点位置に対してどの程度離れているかを簡単に
把握できる。
【0072】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1〜請求項8
に記載の発明によれば、粗糸の張力状態を違和感なく把
握でき、粗糸の張力状態の時間推移を知ることができ、
機台の運転状況(制御状態)を大局的にモニターでき制
御の異常等を容易に把握できる。
【0073】請求項2に記載の発明では、粗糸位置を表
示するため、センサの位置検出データに基づく表示デー
タの作成が容易になる。請求項3に記載の発明では、記
憶手段に記憶するデータ量を少なくでき、メモリとして
容量の小さなものを使用できる。
【0074】請求項4に記載の発明では、粗糸位置の推
移、即ち粗糸の張力状態の推移をより把握し易くなる。
請求項5に記載の発明では、複数錘の粗糸位置の推移を
表示画面に同時に表示できるため、異常な錘を容易に発
見できる。
【0075】請求項6に記載の発明では、表示画面中に
粗糸の張力状態の推移を表すグラフとともに、目標値を
同時に表示できるため、粗糸の張力状態が目標値に対し
てどの程度離れているかを簡単に把握できる。
【0076】請求項7に記載の発明では、画面切換手段
の操作により所望の表示画面を選択表示させることによ
り、目的に応じた最適情報を得ることができる。請求項
8に記載の発明では、表示画面の時間及び高さ位置のス
ケールを変更でき、必要に応じた精度で粗糸張力に関す
る必要な情報を簡単に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 概要表示画面を示す模式図。
【図2】 詳細表示画面を示す模式図。
【図3】 粗紡機の駆動系の概略図。
【図4】 電気的構成を示すブロック図。
【図5】 フロントローラとフライヤトップ間の粗糸の
状態を示す模式図。
【図6】 センサと粗糸の関係を示す模式図。
【図7】 3ヘッド検出値表示画面を示す模式図。
【図8】 従来の粗糸張力表示装置の表示画面を示す模
式図。
【符号の説明】
1…フロントローラ、2a…フライヤトップ、25…セ
ンサ、27…制御手段としての制御装置、29…変更手
段及び画面切換手段を構成するCPU、31…同じく入
力装置、32…記憶手段としての作業用メモリ、37…
表示装置としてのディスプレイ、38…概要表示画面、
39…詳細表示画面、38a,39a,40a…グラフ
表示部、R…粗糸。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントローラとフライヤトップ間の粗
    糸位置を連続的に検出し得るセンサを備えた粗紡機にお
    いて、 前記センサの検出信号に基づいて少なくとも現時刻から
    所定時間前までの張力状態に関するデータを記憶する記
    憶手段と、 粗糸の張力状態の推移を表示可能な表示装置と、 前記記憶手段に記憶されたデータに基づいて一定時間の
    粗糸の張力状態の推移を前記表示装置に表示させる制御
    手段とを備えた粗紡機の粗糸張力表示装置。
  2. 【請求項2】 前記粗糸の張力状態として粗糸の高さ位
    置のデータをグラフ表示する請求項1に記載の粗紡機の
    粗糸張力表示装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は前記現時刻から所定時間
    前までのデータのうちのいくつかを間引いた状態でグラ
    フ表示する請求項1又は請求項2に記載の粗紡機の粗糸
    張力表示装置。
  4. 【請求項4】 前記表示装置の表示画面に表示されるグ
    ラフは最新の粗糸位置データがグラフ表示部の一方の端
    に表示され、最新データが更新されると以前のデータが
    順次表示画面の一方の端から他方の端へ移動するように
    連続的に表示される請求項2又は請求項3に記載の粗紡
    機の粗糸張力表示装置。
  5. 【請求項5】 前記センサは複数錘に装備され、前記制
    御手段は前記表示装置の表示画面中に複数錘の粗糸の張
    力状態の推移を同時に表示する表示パターンデータを備
    えている請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の粗
    紡機の粗糸張力表示装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は前記表示パターンデータ
    として、表示画面中に粗糸の目標値を粗糸の張力状態の
    推移とともに表示する表示パターンデータを備えている
    請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の粗紡機の粗
    糸張力表示装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は表示装置に表示させる複
    数の表示パターンデータを作成し、前記表示装置の表示
    画面を切り換える画面切換手段の作動により前記複数の
    表示パターンデータから特定の表示パターンデータが選
    択表示される請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載
    の粗紡機の粗糸張力表示装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は前記表示装置の表示画面
    の時間及び高さ位置のスケールを変更可能な変更手段を
    備えている請求項2〜請求項7のいずれか一項に記載の
    粗紡機の粗糸張力表示装置。
JP19720197A 1997-07-23 1997-07-23 粗紡機の粗糸張力表示装置 Pending JPH1135231A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108946326A (zh) * 2017-05-19 2018-12-07 村田机械株式会社 生产力显示控制装置及方法以及自动络纱机
CN111332877A (zh) * 2020-03-26 2020-06-26 杭州千和精密机械有限公司 一种自动调节设定张力的伺服张力器

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CN108946326B (zh) * 2017-05-19 2021-04-30 村田机械株式会社 生产力显示控制装置及方法以及自动络纱机
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