JPH1135135A - ベルトクリーナ装置及び該装置用スクレーパ並びにスクレーパの製造方法 - Google Patents

ベルトクリーナ装置及び該装置用スクレーパ並びにスクレーパの製造方法

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JPH1135135A
JPH1135135A JP9209649A JP20964997A JPH1135135A JP H1135135 A JPH1135135 A JP H1135135A JP 9209649 A JP9209649 A JP 9209649A JP 20964997 A JP20964997 A JP 20964997A JP H1135135 A JPH1135135 A JP H1135135A
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Kageyoshi Yoshizako
景義 吉迫
Yasuhiro Atari
安弘 當
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Nippon Tsusho Co Ltd
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Nippon Tsusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 掻取部の偏摩耗を防止すると共に、スクレー
パの取替を容易としたベルトクリーナ装置を提供する。 【構成】 スクレーパをホルダの保持溝に挿入保持せし
めたとき、スクレーパが弓状に湾曲した状態で保持され
るようにしたベルトクリーナ装置において、ブレード状
のスクレーパが、保持溝に挿入される脚部と、保持溝か
ら突出してベルトの表面に接触する起立延長部と、ベル
トのリターン走行方向に向けて前記起立延長部の肉厚を
脚部の肉厚よりも厚肉ならしめることにより形成した頭
部とを備え、該頭部の下部により脚部の側面に突出する
顎部を形成し、該顎部によりホルダの保持溝を形成する
一方のレール状保持壁の頂端を覆わしめるようにした構
成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンベヤベルトの
表面に付着したコークス等の搬送物の残留付着物を、該
ベルトのリターン側にて除去するベルトクリーナ装置及
び該装置用スクレーパ並びにスクレーパの製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のベルトクリーナ装置は、USP3
841470のようにコンベヤベルトのリターン側で該
ベルトの横断方向に配置された複数個のクリーナ体を有
する。これらのクリーナ体は、ベルト表面に接触する掻
取部を一直線上に整列せしめている。具体的には、上端
にチップから成る掻取部を設けたスクレーパをゴム塊状
の弾性部材により弾性的に支持し、この弾性部材の弾性
変形を介して掻取部をベルト表面に圧接している。
【0003】ところで、一般的に、コンベヤベルトは、
駆動プーリと従動プーリとの間にエンドレス状に巻掛け
て周回走行するに際し、搬送物を積載して搬送する往動
過程(フォワード側)において、搬送物を安定して積載
させるため、トラフ角を有して配置されたガイドプーリ
によりベルト断面が弓状になるように支持される。即
ち、搬送物を積載して往動走行するベルトのフォワード
側において、ベルトの幅方向中央部が下方に膨出するよ
うに湾曲して支持されている。そして、前述のように弓
状に湾曲したベルトの表面の中央部に搬送物を繰返し積
載されるので、ベルト表面は両側部よりも中央部の磨耗
が大である。
【0004】このように、ベルトには前記の湾曲癖がつ
いているため(一般にトラフ癖と言われている)、搬送
物を落下させた後に往動方向とは逆方向に復動走行する
リターン側において、ベルトは幅方向中央部が上方に膨
出するように弓状に湾曲されている。このため、前述し
た従来のクリーナ装置の場合、一直線上に整列されたク
リーナ体の掻取部がベルト表面に接触するに際し、湾曲
したベルト表面に合致しない。即ち、直線に整列された
クリーナ装置の掻取部とベルト表面との間には、ベルト
の幅方向中央部分にて隙間が形成される。この隙間は、
前述のようにベルトの中央部の摩耗が進と更に大きくな
る。その結果、ベルトの中央部において、クリーナ装置
の掻取部がベルト表面の付着物を良好に掻取ることがで
きない。しかも、ベルト表面の残留付着物は、ベルト中
央部が多量、ベルト両側部が少量であるのが通常であ
り、掻取部による付着物の掻取量もこれに対応するの
で、一直線上に配列された掻取部のうち中央部に位置す
る部分の磨耗が激しく、ベルト表面と掻取部との間の隙
間を次第に大きくする。また、上述のように、複数個の
クリーナ体が個別に弾性部材により弾支されたスクレー
パを有し、各スクレーパが独立して揺動する構成である
ため、一つのスクレーパが傾動した際、このスクレーパ
と隣接するスクレーパとの間に掻取られた付着物が介入
し、両者の間に咬み込むと、この隣接するスクレーパの
独立した揺動が阻害され、掻取部をベルト表面に圧接す
るようにスクレーパが傾動位置から元の位置に復帰回動
し得ないという事態を招来する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は、
商品名を「U形ベルトクリーナ」と称するベルトクリー
ナ装置を開発し、EP0289659B1(第一EP)
及びEP0338118B1(第二EP)として提案し
た。
【0006】第一EPが開示するベルトクリーナ装置
は、スクレーパがベルト横断方向に向く軸線回りに回動
調整自在に支持され、該スクレーパのベルト表面に接触
する上縁部を、ベルトの両側部から中央部に至り漸次、
前記軸線から遠ざかるように湾曲して形成し、軸線回り
に回動起立したとき、前記スクレーパの上縁部が上方に
膨出する弓状の掻取部を形成するように構成したもので
ある。従って、ベルトに弓状のトラフ癖がつけられ、ま
たベルト表面が中央部を摩耗しているときでも、スクレ
ーパの掻取部とベルト表面の間に隙間を生じることな
く、該掻取部をベルト表面に合致して接触させることが
でき、ベルト表面の残留付着物を好適に掻取ることがで
きる。
【0007】第二EPが開示するベルトクリーナ装置
は、スクレーパが、並列された支持部材を埋入せしめる
帯状の弾性板により形成され、弾性板により支持部材を
覆って延びる被覆壁と、隣接する支持部材の相互を屈曲
自在に連結するヒンジ部を形成し、支持部材を相互に分
離させないがスクレーパを湾曲可能に構成しており、ホ
ルダが、前記弾性板の被覆壁を介してスクレーパを保持
したとき、該スクレーパをベルトの両側部から中央部に
至り漸次、前記軸線から遠ざかるように前記ヒンジ部を
介して湾曲せしめるように構成している。従って、スク
レーパは、ホルダの湾曲した保持溝に適合するように屈
曲自在であり、予めスクレーパの全体を保持溝の湾曲形
状と同形に形成する必要がなく、その製作が容易であ
る。
【0008】然しながら、第二EPのベルトクリーナ装
置は、スクレーパによりコンベヤベルトの残留付着物を
掻取ると、掻取られて落下する付着物がスクレーパ及び
ホルダの上に堆積する。そして、堆積物は、ホルダの保
持溝に詰まり固化するので、スクレーパとホルダを相互
に固着する。このため、長期使用により消耗したスクレ
ーパを取替える際、スクレーパをホルダから抜取ること
が困難になる。
【0009】また、第二EPのスクレーパは、支持部材
の下部をホルダの保持溝に保持され、上部を保持溝から
起立せしめ、上端の掻取部を走行中のコンベヤベルトに
圧接せしめられる。従って、支持部材にはベルトのリタ
ーン走行方向に向けてモーメントが生じる。支持部材
は、弾性変形自在な弾性板に固着され、該弾性板を介し
て前記モーメントに対抗するが、その際、支持部材は弾
性板を圧縮変形せしめるので、結局、支持部材は、直立
姿勢からベルト走行方向に追従して傾斜する傾斜姿勢を
余儀なくされる。このため、掻取部に偏摩耗を生じるこ
とになる。しかも、通常、コンベヤベルトは、規則正し
く走行せず、むしろ、波打ち状に振動しながら走行する
ので、弾性板の圧縮と復元を繰返し行わしめる。その結
果、支持部材が直立姿勢と傾斜姿勢の間で振動し、掻取
部の偏摩耗を顕著とする。
【0010】更に、前述のように、弾性板の圧縮と復元
を繰返しながら支持部材が振動するときは、弾性板の弾
性劣化を早期に招来し易く、該弾性板にクラックを生じ
る危険がある。特に、相互に独立して振動する隣合う支
持部材の間に形成されたヒンジ部の部分にクラックを生
じ易く、このようなクラックによりヒンジ部が分断され
ると、隣合う支持部材の掻取部の間に隙間を生じ、そこ
に掻取られた付着物が咬み込む虞れがある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
したベルトクリーナ装置及び該装置用スクレーパ並びに
スクレーパの製造方法を提供することを目的とする。
【0012】本発明のベルトクリーナ装置によれば、該
装置は、コンベヤベルトのリターン側で該ベルト表面の
残留付着物を除去するものであり、ベルトの横断方向に
配置されるスクレーパと、該スクレーパを保持するホル
ダとを備えており、前記ホルダは、ベルト横断方向に延
びる軸線Aに対してベルト両端部から中央部に至り漸次
軸線Aから遠ざかるように湾曲したほぼ平行なレール状
の保持壁により保持溝を構成し、前記スクレーパは、直
線状態から弓状形態に湾曲するように弾性変形自在なブ
レードを構成している。前記スクレーパは、ホルダの保
持溝に挿入保持され、該スクレーパを弓状に湾曲した状
態で保持される。前記ブレード状のスクレーパは、ホル
ダの保持溝に挿入される脚部と、保持溝から突出してベ
ルトの表面に接触する起立延長部と、ベルトのリターン
走行方向Rに向けて前記起立延長部の肉厚を脚部の肉厚
よりも厚肉ならしめることにより形成した頭部とを備
え、該頭部の下部により脚部の側面に突出する顎部を形
成している。従って、スクレーパをホルダの保持溝に挿
入保持した状態で、前記顎部がホルダの一方のレール状
保持壁の頂端に覆い被せられる。
【0013】本発明の別の局面によれば、スクレーパ
は、ベルト表面に接触する掻取部を備えた支持部材の多
数と、多数の支持部材を並列状態に連結するほぼ帯状の
弾性体と、掻取部の近傍で多数の支持部材に沿い接着さ
れたゴムシートとから成る。前記弾性体は、ホルダの保
持溝に挿入される脚部と、保持溝から突出してベルトの
表面に接触する起立延長部と、ベルトのリターン走行方
向Fに向けて前記起立延長部の肉厚を上から下に向けて
次第に厚肉ならしめることにより形成した頭部とを備
え、前記頭部の下部により脚部の側面に突出する顎部を
形成し、該顎部によりホルダの一方のレール状保持壁の
頂端を覆うように構成されている。前記ゴムシートは、
該シートの一側縁部を前記頭部の反対側に位置して支持
部材に接着して成る接着部と、該接着部から下方に延び
るスカート部とを備え、スカート部によりホルダの他方
のレール状保持壁を覆うように構成されている。
【0014】また、本発明のベルトクリーナ装置によれ
ば、ホルダの両端に突出するフレームの端部を軸線A回
りに回動自在に支持する一対のブラケットと、該フレー
ムを軸線A回りに回動するように付勢するテンション手
段と、該テンション手段を作動せしめる作動手段と、前
記フレームの回動範囲を規制する規制手段とを有してい
る。前記テンション手段は、フレームを着脱自在に保持
するインナースリーブと、該インナースリーブの外周に
ギャップを介在させて配置したアウタースリーブと、前
記ギャップ内に配置され両スリーブを連結する弾性部材
と、前記アウタースリーブから外方に延びるテンション
レバーとを有する。前記作動手段は、ブラケットから突
出すると共に前記アウタースリーブを回動せしめるよう
にテンションレバーに力を与える進退調整部材を構成
し、該進退調整部材が、インナースリーブに対してアウ
タースリーブを回動せしめることにより、インナースリ
ーブにトルクを作用させるように弾性部材に圧力を生ぜ
しめ、前記インナースリーブに作用するトルクによりス
クレーパをベルトに当接する方向にフレームを回動せし
めるように構成している。前記規制手段は、前記テンシ
ョン手段のインナースリーブから延びてフレームと一体
的に回動する延長スリーブと、該延長スリーブの径方向
に延びるストッパーレバーと、前記ブラケットに設けた
フォーク手段とを備え、該フォーク手段に設けた一対の
爪片の間に前記ストッパーレバーを遊挿せしめている。
【0015】更に、本発明のスクレーパの製造方法によ
れば、スクレーパーは、モールドの下型内に、既に加硫
済みのほぼ帯状のゴムシートを内装する工程と;前記ゴ
ムシートの上に既に先端に硬質チップを固着した金属板
製の支持部材の多数を敷設するに先立ち、該支持部材の
ゴムシートに対面する一方の側面のうち硬質チップの近
傍でゴムシートの一側縁に臨む表面にゴム用接着剤をテ
ープ状に塗布することによりテープ状接着剤層を形成す
るが、ゴムシートに対面する側面のその余の表面にはゴ
ム用接着剤を塗布せず非接着面を形成し、更に、支持部
材の他方の側面の全面と周縁にゴム用接着剤を塗布する
ことにより拡大接着剤層を形成する工程と;前記下型内
のゴムシートの上に前記支持部材の多数を並列状に敷設
し、前記テープ状接着剤層をゴムシートの側縁近傍部に
沿わしめると共に、非接着面をゴムシートの上に重合せ
しめる工程と;前記下型に未加硫ゴムを介して上型を重
合し、上下型をホットプレスすることにより、ゴムシー
トの側縁近傍部を前記テープ状接着剤層に接着せしめる
一方、モールドのキャビティ内で未加硫ゴムを加硫する
ことにより、前記拡大接着剤層に接着され且つ多数の支
持部材を抱持するほぼ帯状の弾性体を成形し、該弾性体
に、多数の支持部材のほぼ一側半部を覆う脚部と、該脚
部から硬質チップに向かう支持部材のほぼ他側半部を覆
う延長部と、該延長部上で厚肉状に隆起する頭部を一体
成形する工程と;上下型を離型し、前記支持部材を含み
成形された弾性体をモールドから取出す工程と;により
製造される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明の実施
形態を詳述する。
【0017】以下に説明する実施形態を通じて、本発明
のベルトクリーナ装置は、コンベヤベルト1のリターン
側で該ベルトの横断方向に配置され、該ベルト表面の残
留付着物を除去するスクレーパ2を備えており、該スク
レーパ2は、ベルト横断方向に向く軸線A回りに回動調
整自在に支持されると共に、該スクレーパ2のベルト表
面に接触する掻取部3を、ベルト1の両側部から中央部
に至り漸次、前記軸線Aから遠ざかるようにほぼ弓状に
湾曲して形成されている。
【0018】図面において、コンベヤベルト1はリター
ン側の一部分だけを示している。この「リターン側」
は、駆動プーリと従動プーリとに巻掛けられ周回走行す
るエンドレスベルトにおいて、搬送物を積載して往動走
行し、該搬送物を落下させるまでのフォワード側に対す
る語であり、搬送物の落下後、プーリ上の巻掛部におい
て折り返し、前記往動方向とは逆方向に復動走行するリ
ターン過程の部分を意味する。従って、折り返し点を過
ぎた直後のプーリ上に位置する過程も含まれるものであ
る。
【0019】(ベルトクリーナ装置の全体構成)ベルト
1のリターン側において、該ベルト1の両側には、一対
の取付支持装置4、4が設けられる。一対の取付支持装
置4、4は、対称に配置されているが、同様の構成であ
るため、一方の装置4だけを図示している。
【0020】スクレーパ2は、ベルト1のリターン走行
方向Rに向かい膨出するようほぼ弓状に湾曲して形成さ
れたホルダ5に着脱自在に保持され、セットボルト等の
固定手段6により固定されている。即ち、スクレーパ2
は弓状のホルダ5に適合するよう湾曲せしめられ、湾曲
した状態でホルダ5に装着されている。スクレーパ2
は、背面部の先端部に、超硬合金又はセラミックス等の
耐摩耗材から成るチップ7を固着している。該チップ7
の下方に位置するスクレーパ2の背面部には、ゴムシー
ト43の上縁部が固着されており、該シート43はスク
レーパ2の背部を覆うように下方に垂下されている。
尚、スクレーパ2の詳細は後述する。
【0021】ホルダ5は、弓状に湾曲形成された底部材
9上にレール状の保持壁10、11を平行に固設するこ
とによりスクレーパ2を保持する保持溝5aを構成す
る。底部材9及び背部の保持壁11の両端部はベルトの
リターン走行方向Rとは反対方向に延びる延設部12、
12を構成し、該延設部12、12にフレーム13、1
3を固着している。フレーム13、13は相互に同心状
に配置され、両フレームの共通軸線によりスクレーパ2
の回動軸線Aを備える。
【0022】スクレーパ2を装着したホルダ5は、回動
軸線Aがベルト1を横断するように配置され、フレーム
13、13を上述の取付支持装置4、4に保持される。
この状態で、スクレーパ2は、ベルト1の両側部から中
央部に至り漸次、前記軸線Aから遠ざかるように湾曲せ
しめられており、軸線A回りにフレーム13、13を回
動してスクレーパ2を起立せしめると、スクレーパ2は
チップ7の上縁が、中央部を上方に膨出する弓状を呈
し、ベルト1の湾曲表面に沿って接触する掻取部3を構
成する。
【0023】取付支持装置4は、前記フレーム13を回
動自在に支持するブラケット14と、該フレーム13を
回動方向に付勢するテンション手段15と、該テンショ
ン手段15を作動せしめる作動手段16と、フレーム1
3の所定の範囲を越える過回動を防止するためのストッ
パー手段17とから成る。
【0024】前記ブラケット14は、フレーム支持部1
8と取付部19を備えた断面L形の金属板から成る。前
記取付部19は、鉛直方向に配置された姿勢の状態で、
図示省略したベルトコンベヤ機構の一部、例えば、コン
ベヤのフレームやホッパー等にボルト・ナット等により
取付固着される。
【0025】前記フレーム支持部18には、フレーム1
3を回動自在に支持するためのベアリング部材20が設
置され、フレーム支持部18を貫通せしめられたボルト
21により固着されている。
【0026】前記テンション手段15は、インナースリ
ーブ22と、該インナースリーブ22の外周に充分な間
隔を有して配置されたアウタースリーブ23と、内外ス
リーブ22、23の間に介装されたゴム等の弾性部材2
4とから成る。前記インナースリーブ22は、アウター
スリーブ23の側方に突出された延長部25を有してい
る。一方、前記アウタースリーブ23は、外側にテンシ
ョンレバー26を突設している。図例の場合、インナー
スリーブ22及びアウタースリーブ23は、同心円とな
る金属製の環状部材により形成されており、両スリーブ
22、23間にゴム等の弾性素材を充填した後、両スリ
ーブをモールド内に配置して加硫成形することにより、
弾性部材24を成形すると共に、該弾性部材24を両ス
リーブに接着せしめ、これによりテンション手段15を
形成している。そして、この形成されたテンション手段
15は、前記テンションレバー26をスリーブの直径方
向に位置せしめている。
【0027】前記作動手段16は、ブラケット14のフ
レーム支持部18の一端において貫通され進退自在に螺
合されたボルトから成る。このため、フレーム支持部1
8の側面にはナット27が溶接等により固着されてい
る。
【0028】前記ストッパー手段17は、フレーム13
の回動範囲を規制する規制手段を構成し、前記テンショ
ン手段15のインナースリーブ22から延びてフレーム
13と一体的に回動する延長スリーブ28と、該延長ス
リーブ28の径方向に延びるストッパーレバー29と、
前記ブラケット14のフレーム支持部18に設けたフォ
ーク手段30とから成る。フォーク手段30は、前記ベ
アリング部材20とフレーム支持部18の間に介装さ
れ、ボルト21により共締めされている。
【0029】前記ボルト21は、フレーム支持部18の
上下方向に延びる長孔31に挿通されており、ベアリン
グ部材20及びフォーク手段30をフレーム支持部18
に対して上下方向に位置を調整可能としている。好まし
くは、ベアリング部材20の下方に位置してフレーム支
持部18にほぼL形の支持部材32が固設されており、
該支持部材32を上下方向に貫通し進退自在に螺合され
た押上ボルト33の先端をベアリング部材20に当接し
ている。このため、支持部材32にはナット34が溶接
等により固着されている。
【0030】前記フォーク手段30は、軸線Aとほぼ平
行に延びる一対の爪片35、36を有し、両爪片35、
36を上下方向に間隔をあけて配置している。
【0031】テンション手段15のインナースリーブ2
2には、フレーム13の端部が挿脱自在に挿入され固定
される。この固定のため、インナースリーブ22の延長
部25にはセットボルト37が設けられている。セット
ボルト37によりフレーム13をテンション手段15に
固定すると、テンションレバー26がブラケット14の
フレーム支持部18とほぼ平行に配置され、作動手段1
6に対向する。
【0032】更に、インナースリーブ22から挿出した
フレーム13の端部を、延長スリーブ28に挿入し固定
する。この固定のため、延長スリーブ28にはセットボ
ルト38が設けられている。この状態で、ストッパーレ
バー29がフォーク手段30の一対の爪片35、36の
間に遊挿せしめられる。延長スリーブ28の周方向に関
するストッパーレバー29の位置調整は、前記セットボ
ルト38を弛めて延長スリーブ28を回動せしめること
により行われる。尚、延長スリーブ28は、インナース
リーブ22の延長部25に一体に形成しても良い。
【0033】スクレーパ2をベルト1の表面に接した状
態から、作動手段16を構成するボルトを回動して螺進
せしめると、該ボルトの先端によりテンションレバー2
6が回動され、これによりテンション手段15と共にフ
レーム13が回動せしめられ、スクレーパ2をベルト表
面に圧接する。スクレーパ2がベルト表面に圧接された
状態から更に引き続き作動手段16を螺進すると、イン
ナースリーブ22に対してアウタースリーブ23が弾性
部材24の捻じり変形を介して強制的に回動される。そ
の結果、弾性部材24にはインナースリーブ22を介し
てスクレーパ2を起立回動せしめる方向への弾発力が蓄
積される。
【0034】従って、この状態でベルトコンベヤを稼働
すると、スクレーパ2は、弾性部材24の弾発力を受け
てベルト1の表面に好適に圧接されているため、ベルト
表面の残留付着物を良好に掻取ることができる。
【0035】スクレーパ2が摩耗すると、前述のように
捻じられた弾性部材24の復元力によりインナースリー
ブ22が回動され、フレーム13を同方向に回動しつつ
スクレーパ2をベルト1の表面に圧接し続けるので、ス
クレーパ2による掻取り効果を維持する。
【0036】このようにスクレーパ2が摩耗するに従
い、弾性部材24がフレーム13を回動せしめスクレー
パ2を常にベルト表面に圧接し続けるが、スクレーパ2
のチップ7が摩耗し尽くすと、ベルト表面の残留付着物
を良好に掻取ることができなくなる。このため、チップ
7が消耗し終えるまでフレーム13が回動すると、スト
ッパーレバー29がフォーク手段30の下側の爪片36
に当接し、フレーム13のそれ以上の回動を阻止するよ
うに構成されている。
【0037】ところで、チップ7が消耗し終えると、ス
クレーパ2の交換が必要になる。スクレーパ2を交換す
るためには、作動手段16を構成するボルトを回動して
螺退せしめる。これにより、捻じり変形されていた弾性
部材24が復元してスクレーパ2をベルト表面から遠ざ
けると共に、図3に鎖線で示すように、スクレーパ2と
共にホルダ5が自重により軸線A回りに回動して下降す
る。このとき、ストッパーレバー29がフォーク手段3
0の上側の爪片35に当接し、スクレーパ2及びホルダ
5を下向き傾斜姿勢の状態に保持する。従って、このよ
うな下向き傾斜姿勢に保持された状態で、ホルダ5から
使用済みのスクレーパ2を取外し、新しいスクレーパ2
をホルダ5に装着することができる。
【0038】(スクレーパの構成)スクレーパ2は、掻
取部3を構成するチップ7を上端にロウ付等により固着
した金属板から成る支持部材41の多数と、多数の支持
部材41を並列状態で連結するほぼ帯状の弾性体42
と、掻取部3の近傍で多数の支持部材41に沿い接着さ
れたゴムシート43とから成る。図例では、チップ7は
支持部材41の両側より突出するように該支持部材41
の幅員よりもやや長いものに形成され、チップ7を同一
線上に整列しつつ多数の支持部材41を整列せしめ、こ
の状態で該支持部材41を天然ゴム、合成ゴム等の弾性
体42に埋設している。従って、弾性体42は、隣接す
る支持部材41、41の隙間にゴムを充填せしめること
によりヒンジ部(図示せず)を形成しており、該ヒンジ
部を介して、ブレード状のスクレーパ2を直線状態から
弓状形態に湾曲するように弾性変形自在とする。尚、図
例の場合、弾性体42は、主として支持部材41の正面
側(ベルトのリターン走行方向Rに向かう側面)に設け
られ、支持部材41の背面側(ベルトのリターン走行方
向Rに対向する側面)にはほとんど設けられていない。
【0039】弾性体42は、ホルダ5の保持溝5aに挿
入される脚部44と、保持溝5aから突出してベルト1
の表面に接触する起立延長部45と、ベルト1のリター
ン走行方向Rに向けて前記起立延長部45の肉厚を上か
ら下に向けて次第に厚肉ならしめることにより形成した
頭部46とを備え、該頭部46の下部により脚部44の
側面に突出する顎部47を形成している。
【0040】このスクレーパ2は、図6に示すようなモ
ールドを用いることにより、製造される。
【0041】モールドの下型48には、ゴムシート43
を嵌入するためのシート用凹部49と、支持部材41を
嵌入するための板用凹部50が形成されており、該板用
凹部50の側端にはチップ7を嵌入するための深い凹部
51が形成されている。一方、モールドの上型52に
は、前述した弾性体42の起立延長部45及び頭部46
と、脚部44を成形するためのキャビティー53が形成
されている。尚、下型48及び上型52は、重ね合わせ
たときピン54により位置決めされる。
【0042】モールド成形に先立ち、ゴムシート43
は、予め既に加硫済みの帯状のゴムシートとして準備さ
れる。また、支持部材41は、予めチップ7をロウ付等
により固着しており、該支持部材41にゴム用接着剤を
塗布することにより、テープ状接着剤層55と、拡大接
着剤層56を備えている。即ち、支持部材41の表裏両
側面のうち、下型48に臨む表面には、チップ7に近傍
する部分にのみゴム用接着剤を塗布することにより支持
部材41の幅方向にテープ状に延びる接着剤層55を形
成し、その余の表面にはゴム用接着剤を塗布しない非接
着面57としている。また、支持部材41の表裏両側面
のうち、上型52に臨む表面の全面と周縁には、ゴム用
接着剤を広げて塗布することにより拡大接着剤層56を
形成している。
【0043】そこで、モールドを開いた状態で、先ず、
下型48のシート用凹部49にゴムシート43を嵌入
し、次いで、支持部材41を板状凹部50に嵌入し、テ
ープ状接着剤層55をゴムシート43の側縁近傍部に沿
わしめると共に、非接着面57をゴムシート43の上に
重合せしめる。このようにして、板状凹部50には、多
数の支持部材41が並列して敷設される。この際、各支
持部材41のチップ7は、深い凹部51に嵌入される
が、深い凹部51の底部とチップ7の間に隙間Sが形成
される。
【0044】その後、前記下型48に未加硫ゴムを介し
て上型52を重合し、両型48、52をピン54により
位置決めした状態でホットプレス装置に装入し、ホット
プレスする。これにより、上型52のキャビティー53
内でゴムによる弾性体42が加硫成形され、該弾性体4
2に支持部材41を埋入せしめ且つ拡大接着剤層56を
介して接着せしめる。この際、弾性体42は、多数の支
持部材41を抱持するほぼ帯状体に成形され、多数の支
持部材41のほぼ一側半部を覆う脚部44と、該脚部4
4からチップ7に向かう支持部材41のほぼ他側半部を
覆う延長部45と、該延長部45上で厚肉状に隆起する
頭部46と、頭部46と脚部44の間に段部を形成する
顎部47を一体に成形する。また、ゴムシート43は、
テープ状接着材層55を介して支持部材41に接着され
るが、支持部材41の非接着面57には接着されない。
尚、ホットプレス中、支持部材41のチップ7と深い凹
部51の間には隙間Sを形成しているので、下型48と
チップ7の間を断熱し、超硬合金等から成るチップ7が
熱衝撃により割れることを防止する。
【0045】ホットプレスが完了すると、上下型52、
48を離型し、前記支持部材41を含んで成形された弾
性体42をモールドから取出す。
【0046】(スクレーパの作用)上述のように、スク
レーパ2は、直線状態から弓状形態に湾曲するように弾
性変形自在であり、ホルダ5の弓状に湾曲した保持溝5
aに沿って挿入される。即ち、スクレーパ2は、弾性体
42の脚部44を支持部材41と共に保持溝5aに挿入
すると共に、固定手段6により固定される。この状態
で、弾性体42の顎部47が一方のレール状保持壁10
の頂端を覆い、ゴムシート43が他方のレール状保持壁
11を覆う。即ち、ゴムシート43は、支持部材41に
接着された接着部43aから下方に延びるスカート部4
3bを、レール状保持壁11の外側に覆い被せる。
【0047】上述したようにスクレーパ2の掻取部3を
コンベヤベルト1の表面に圧接せしめ、該ベルト表面の
残留付着物を掻取るに際し、支持部材41にはベルトの
リターン走行方向Rに向けてモーメントが生じる。支持
部材41は、弾性変形自在な弾性体42を介して前記モ
ーメントに対抗するが、弾性体42の圧縮変形により直
立姿勢からベルトのリターン走行方向に追従して傾斜し
ようとする。このため、上述した第二EPのスクレーパ
の場合、図5Bに鎖線で示すように、支持部材41Pが
傾斜姿勢を余儀なくされ、掻取部3Pに偏摩耗を生じる
ことになる。これに対して、本発明のスクレーパ2は、
図5Aに示すように、弾性体42の頭部46が顎部47
を一方のレール状保持壁10の頂部に接支せしめ、該顎
部47により頭部46を前記モーメントに対して対抗す
るよう支持するので、支持部材41が傾斜することはな
く、掻取部3の偏摩耗を防止する。
【0048】また、図5Bに示した第二EPのスクレー
パの場合、コンベヤベルトPが規則正しく走行せず、む
しろ、波打ち状に振動しながら走行すると、弾性板42
Pの圧縮と復元を繰返しながら支持部材41Pが振動
し、弾性板42Pの弾性劣化を早期に招来し易く、しか
も、相互に独立して振動する隣合う支持部材41Pの間
に形成されたヒンジ部の部分にクラックを生じて該ヒン
ジ部を分断する虞れがある。これに対して、本発明のス
クレーパ2は、前述のように、弾性体42の顎部47を
保持壁10の頂部に接支することにより、支持部材41
が振動することを妨げるので、このようなクラックの発
生を防止する。
【0049】更に、図5Bに示すように、第二EPのス
クレーパの場合、スクレーパにより掻取られた残留付着
物が落下してスクレーパ2P及びホルダ5Pの上に堆積
せしめる。このような堆積物がホルダ5Pの保持溝に詰
まり固化すると、スクレーパ2Pとホルダ5Pを相互に
固着し、消耗したスクレーパ2Pの取替えを困難とす
る。これに対して、本発明のスクレーパ2によれば、ベ
ルト1の表面から掻取られ落下する付着物は、掻取部3
の部分ではゴムシート43に沿って下方に落下され、該
掻取部3の反対側では頭部46に沿って下方に落下され
るので、掻取落下物が堆積することはない。特に、コン
ベヤベルト1は、しばしば、逆回転されることがあり、
この場合、ベルト表面の残留付着物が頭部46に向けて
落下するが、このような落下物は、頭部46の傾斜面4
6aに沿って落下せしめられ、顎部47から保持壁10
の外側に向けて落下されるので、該落下物を保持溝5a
に詰まらせてしまうことがない。その結果、消耗したス
クレーパ2をホルダ5から抜取り取替えることを容易と
する。
【0050】(スクレーパの別の実施例)図7Aは、本
発明に係るスクレーパ2の別の実施例を示しており、図
7Bは、これに対する比較例を示している。この実施例
において、スクレーパ2は、ウレタンゴム等のゴムを成
形して成る弾性体42により構成されており、頂部に掻
取部3を有する。即ち、弾性体42は、直線状態から弓
状形態に湾曲するように弾性変形自在なブレードを構成
し、そこには、上述したような金属板から成る支持部材
を設けていない。そして、弾性体42の背部にはゴムシ
ート43が設けられている。
【0051】弾性体42は、ホルダ5の保持溝5aに挿
入される脚部44と、保持溝5aから突出してベルト1
の表面に接触する起立延長部45と、ベルト1のリター
ン走行方向Rに向けて前記起立延長部45の肉厚を脚部
44の肉厚よりも厚肉ならしめることにより形成した頭
部46とを備え、該頭部46の下部により脚部44の側
面に突出する顎部47を形成し、該顎部47によりホル
ダ5の一方のレール状保持壁10の頂端を覆うように構
成されている。尚、ゴムシート43は、起立延長部45
の背部に固着された固着部43cから下方に延びるスカ
ート部43bを有し、該スカート部43bをレール状保
持壁11の外側に覆い被せている。
【0052】スクレーパ2の掻取部3をコンベヤベルト
1の表面に圧接せしめ、該ベルト表面の残留付着物を掻
取るに際し、弾性体42の起立延長部45にはベルトの
リターン走行方向Rに向けてモーメントが生じる。この
際、図7Bに示す比較例の場合、起立延長部45Pが傾
斜姿勢を余儀なくされ、掻取部3Pに偏摩耗を生じるこ
とになる。これに対して、本発明のスクレーパ2は、図
7Aに示すように、起立延長部45の頭部46が顎部4
7を一方のレール状保持壁10の頂部に接支せしめ、該
顎部47により頭部46と起立延長部45を前記モーメ
ントに対して対抗するよう支持するので、起立延長部4
5の傾斜を妨げ、掻取部3の偏摩耗を防止する。
【0053】更に、図7Bに示す比較例の場合、スクレ
ーパにより掻取られた残留付着物が落下してスクレーパ
2P及びホルダ5Pの上に堆積すると共に、ホルダ5P
の保持溝に詰まり固化すると、スクレーパ2Pとホルダ
5Pを相互に固着し、消耗したスクレーパ2Pの取替え
を困難とする。これに対して、本発明のスクレーパ2に
よれば、ベルト1の表面から掻取られ落下する付着物
は、弾性体42の背面側ではゴムシート43に沿って保
持壁11の外側に向けて落下され、弾性体42の正面側
では顎部47から保持壁10の外側に向けて落下される
ので、該落下物を保持溝5aに詰まらせてしまうことが
ない。その結果、消耗したスクレーパ2をホルダ5から
抜取り取替えることを容易とする。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、直線状態から弓状形態
に湾曲するように弾性変形自在なスクレーパ2を構成す
る弾性体42が、ホルダ5の保持溝5aから突出する起
立延長部45に、顎部47を備えた頭部46を形成し、
該顎部47によりホルダ5の一方のレール状保持壁10
の頂端を覆う構成であるから、コンベヤベルト1のリタ
ーン走行方向Rに向けて生じるモーメントに対抗して、
保持壁10の頂端に接支した顎部47が起立延長部45
を好適に支持し、該起立延長部45が傾斜姿勢へと偏位
することを阻止する。このため、起立延長部45を常に
直立姿勢に保持することにより、掻取部3の偏摩耗を防
止する。
【0055】しかも、ベルト1の逆転時に掻取られ落下
する付着物は、弾性体42の頭部46に沿って顎部47
からレール状保持壁10の外側に向けて落下するように
案内されるので、保持溝5aに詰まることはない。即
ち、顎部47が落下物の案内機能と、保持溝5aのシー
ル機能を有する。このため、消耗したスクレーパ2をホ
ルダ5から抜取り取替えることを容易とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のベルトクリーナ装置の1実施例を組付
状態で示す斜視図である。
【図2】本発明のベルトクリーナ装置の1実施例を分解
状態で示す斜視図である。
【図3】本発明のベルトクリーナ装置の1実施例を示す
側面図である。
【図4】本発明のベルトクリーナ装置に用いるスクレー
パの1実施例を示しており、Aはスクレーパの一部分を
構成する多数の支持部材を並列せしめた状態を示す斜視
図、Bはスクレーパの全体を示す斜視図、Cはスクレー
パを湾曲せしめた状態を示す斜視図である。
【図5】スクレーパの使用状態の作用を示しており、A
は本発明によるスクレーパの1実施例の作用を示す断面
図、Bは従来技術によるスクレーパの作用を示す断面図
である。
【図6】本発明のスクレーパの製造方法の1実施例を示
しており、Aはモールドを離型した状態を示す断面図、
Bはモールドを閉じて弾性体を成形している状態を示す
断面図である。
【図7】スクレーパの使用状態の作用を示しており、A
は本発明の別の実施例に基づくスクレーパの作用を示す
断面図、Bは比較例としたスクレーパの作用を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 コンベヤベルト 2 スクレーパ 3 掻取部 4 取付支持装置 5 ホルダ 5a 保持溝 7 チップ 10、11 レール状の保持壁 13 フレーム 14 ブラケット 15 テンション手段 16 作動手段 17 ストッパー手段 20 ベアリング部材 22 インナースリーブ 23 アウタースリーブ 24 弾性部材 26 テンションレバー 28 延長スリーブ 29 ストッパーレバー 30 フォーク手段 35、36 爪片 41 支持部材 42 弾性体 43 ゴムシート 44 脚部 45 起立延長部 46 頭部 47 顎部 48 下型 52 上型

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンベヤベルトのリターン側で該ベルト
    表面の残留付着物を除去するベルトクリーナ装置であ
    り、ベルトの横断方向に配置されるスクレーパと、該ス
    クレーパを保持するホルダとを備え;前記ホルダが、ベ
    ルト横断方向に延びる軸線Aに対してベルト両端部から
    中央部に至り漸次軸線Aから遠ざかるように湾曲したほ
    ぼ平行なレール状保持壁により保持溝を構成し、前記ス
    クレーパが、直線状態から弓状形態に湾曲するように弾
    性変形自在なブレードを構成し、前記スクレーパをホル
    ダの保持溝に挿入保持せしめることにより該スクレーパ
    を弓状に湾曲した状態で保持するものにおいて:前記ブ
    レード状のスクレーパは、ホルダの保持溝に挿入される
    脚部と、保持溝から突出してベルトの表面に接触する起
    立延長部と、ベルトのリターン走行方向Rに向けて前記
    起立延長部の肉厚を脚部の肉厚よりも厚肉ならしめるこ
    とにより形成した頭部とを備え、該頭部の下部により脚
    部の側面に突出する顎部を形成し、該顎部によりホルダ
    の一方のレール状保持壁の頂端を覆うように構成したこ
    とを特徴とするベルトクリーナ装置。
  2. 【請求項2】 前記スクレーパが、ベルト表面に接触す
    る掻取部を備えた支持部材の多数と、多数の支持部材を
    並列状態に連結するほぼ帯状の弾性体と、掻取部の近傍
    で多数の支持部材に沿い接着されたゴムシートとから成
    り;前記弾性体は、ホルダの保持溝に挿入される脚部
    と、保持溝から突出してベルトの表面に接触する起立延
    長部と、ベルトのリターン走行方向Rに向けて前記起立
    延長部の肉厚を上から下に向けて次第に厚肉ならしめる
    ことにより形成した頭部とを備え、前記頭部の下部によ
    り脚部の側面に突出する顎部を形成し、該顎部によりホ
    ルダの一方のレール状保持壁の頂端を覆うように構成さ
    れ;前記ゴムシートは、該シートの一側縁部を前記頭部
    の反対側に位置して支持部材に接着して成る接着部と、
    該接着部から下方に延びるスカート部とを備え、スカー
    ト部によりホルダの他方のレール状保持壁を覆うように
    構成されたことを特徴とする請求項1に記載のベルトク
    リーナ装置。
  3. 【請求項3】 コンベヤベルトのリターン側で該ベルト
    表面の残留付着物を除去するベルトクリーナ装置であ
    り、ベルトの横断方向に配置されるスクレーパと、該ス
    クレーパを保持するホルダとを備え;前記ホルダが、ベ
    ルト横断方向に延びる軸線Aに対してベルト両端部から
    中央部に至り漸次軸線Aから遠ざかるように湾曲したほ
    ぼ平行なレール状保持壁により保持溝を構成し、前記ス
    クレーパが、直線状態から弓状形態に湾曲するように弾
    性変形自在なブレードを構成し、前記スクレーパをホル
    ダの保持溝に挿入保持せしめることにより該スクレーパ
    を弓状に湾曲した状態で保持する構成とされ;前記ホル
    ダの両端に突出するフレームの端部を前記軸線A回りに
    回動自在に支持する一対のブラケットと、該フレームを
    前記軸線A回りに回動するように付勢するテンション手
    段と、該テンション手段を作動せしめる作動手段と、前
    記フレームの回動範囲を規制する規制手段とを有し;前
    記テンション手段は、フレームを着脱自在に保持するイ
    ンナースリーブと、該インナースリーブの外周にギャッ
    プを介在させて配置したアウタースリーブと、前記ギャ
    ップ内に配置され両スリーブを連結する弾性部材と、前
    記アウタースリーブから外方に延びるテンションレバー
    とを有し;前記作動手段は、ブラケットから突出すると
    共に前記アウタースリーブを回動せしめるようにテンシ
    ョンレバーに力を与える進退調整部材を構成し、該進退
    調整部材が、インナースリーブに対してアウタースリー
    ブを回動せしめることにより、インナースリーブにトル
    クを作用させるように弾性部材に圧力を生ぜしめ、前記
    インナースリーブに作用するトルクによりスクレーパを
    ベルトに当接する方向にフレームを回動せしめるように
    構成したものにおいて:前記ブレード状のスクレーパ
    は、ホルダの保持溝に挿入される脚部と、保持溝から突
    出してベルトの表面に接触する起立延長部と、ベルトの
    リターン走行方向Rに向けて前記起立延長部の肉厚を上
    から下に向けて次第に厚肉ならしめることにより形成し
    た頭部とを備え、前記頭部の下部により脚部の側面に突
    出する顎部を形成し、該顎部によりホルダの一方のレー
    ル状保持壁の頂端を覆うように構成され;前記規制手段
    は、前記テンション手段のインナースリーブから延びて
    フレームと一体的に回動する延長スリーブと、該延長ス
    リーブの径方向に延びるストッパーレバーと、前記ブラ
    ケットに設けたフォーク手段とを備え、該フォーク手段
    に設けた一対の爪片の間に前記ストッパーレバーを遊挿
    せしめて成ることを特徴とするベルトクリーナ装置。
  4. 【請求項4】 直線状態から弓状形態に湾曲するように
    弾性変形自在なブレードを構成するスクレーパが、ゴム
    を加硫成形することによりほぼ帯状に形成された弾性体
    を構成し、該弾性体に、脚部と、該脚部から上方に延び
    る起立延長部と、該起立延長部の少なくとも一側面にお
    いて該起立延長部の肉厚を脚部の肉厚よりも厚肉ならし
    めることにより形成した頭部とを備え、前記頭部の下部
    により脚部の側面に突出する顎部を形成したことを特徴
    とするベルトクリーナ用スクレーパ。
  5. 【請求項5】 直線状態から弓状形態に湾曲するように
    弾性変形自在なブレードを構成するスクレーパが、先端
    に掻取部を備えた支持部材の多数と、多数の支持部材を
    並列状態に連結するほぼ帯状の弾性体と、掻取部の近傍
    で多数の支持部材に沿い接着されたゴムシートとから成
    り;前記弾性体は、脚部と、該脚部から上方に延びる起
    立延長部と、該起立延長部の少なくとも一側面において
    該起立延長部の肉厚を上から下に向けて次第に増加せし
    めることにより形成した頭部とを備え、前記頭部の下部
    により脚部の側面に突出する顎部を形成し;前記ゴムシ
    ートは、該シートの一側縁部を前記頭部の反対側に位置
    して支持部材に接着して成る接着部と、該接着部から下
    方に延びるスカート部とを備えて成ることを特徴とする
    ベルトクリーナ用スクレーパ。
  6. 【請求項6】 モールドの下型内に、既に加硫済みのほ
    ぼ帯状のゴムシートを内装する工程と;前記ゴムシート
    の上に既に先端に硬質チップを固着した金属板製の支持
    部材の多数を敷設するに先立ち、該支持部材のゴムシー
    トに対面する一方の側面のうち硬質チップの近傍でゴム
    シートの一側縁に臨む表面にゴム用接着剤をテープ状に
    塗布することによりテープ状接着剤層を形成するが、ゴ
    ムシートに対面する側面のその余の表面にはゴム用接着
    剤を塗布せず非接着面を形成し、更に、支持部材の他方
    の側面の全面と周縁にゴム用接着剤を塗布することによ
    り拡大接着剤層を形成する工程と;前記下型内のゴムシ
    ートの上に前記支持部材の多数を並列状に敷設し、前記
    テープ状接着剤層をゴムシートの側縁近傍部に沿わしめ
    ると共に、非接着面をゴムシートの上に重合せしめる工
    程と;前記下型に未加硫ゴムを介して上型を重合し、上
    下型をホットプレスすることにより、ゴムシートの側縁
    近傍部を前記テープ状接着剤層に接着せしめる一方、モ
    ールドのキャビティ内で未加硫ゴムを加硫することによ
    り、前記拡大接着剤層に接着され且つ多数の支持部材を
    抱持するほぼ帯状の弾性体を成形し、該弾性体に、多数
    の支持部材のほぼ一側半部を覆う脚部と、該脚部から硬
    質チップに向かう支持部材のほぼ他側半部を覆う延長部
    と、該延長部上で厚肉状に隆起する頭部を一体成形する
    工程と;上下型を離型し、前記支持部材を含み成形され
    た弾性体をモールドから取出す工程と;から成ることを
    特徴とするベルトクリーナ用スクレーパの製造方法。
JP9209649A 1997-07-18 1997-07-18 ベルトクリーナ装置及び該装置用スクレーパ並びにスクレーパの製造方法 Pending JPH1135135A (ja)

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