JPH11350808A - 建物管理装置 - Google Patents

建物管理装置

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JPH11350808A
JPH11350808A JP16170298A JP16170298A JPH11350808A JP H11350808 A JPH11350808 A JP H11350808A JP 16170298 A JP16170298 A JP 16170298A JP 16170298 A JP16170298 A JP 16170298A JP H11350808 A JPH11350808 A JP H11350808A
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Osamu Suzuki
修 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物内の居室及びロッカにカードリーダを設
置することなく、建物の出入口のカードリーダだけで、
居室及びロッカの施錠/解錠を管理する。 【解決手段】 建物1の出入口のカードリーダ12にI
Dカードを操作し、それが正であれば、ロッカ8〜10
の電磁ロック8a〜10aを外し、居室2〜4のドア5
〜7の電気錠5a〜7aを解錠する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建物内の居室の
ドアや収納室の扉の解錠を、個人判別装置によって管理
する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】企業の寮舎等では、建物内の出入口、居
室の出入口等のドアに電気錠を設け、これを個人カード
を判別して解錠する建物管理装置を設置する場合があ
る。図6は従来の建物管理装置を示す建物内平面図であ
る。建物1の居住者が帰寮したとき、自分が所持する個
人カードをカードリーダ12に操作する。カードリーダ
12はこの個人カードが正規のものであると判定する
と、出入口のドア11の電気錠11aを解錠する。
【0003】これで、居住者はドア11を開いて入館す
ることができる。8〜10はロッカで、それぞれ電磁ロ
ック8a〜10を有しており、カードリーダ21〜23
に個人カードを操作することにより、所定のものの電磁
ロック8a〜10を外すことができる。また、居室2〜
4にもそれぞれカードリーダ24〜26が設置されてお
り、同様に個人カードの操作により各居室2〜4のドア
5〜7の電気錠5a〜7を解錠することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の建
物管理装置では、居室2〜4及びロッカ8〜10にカー
ドリーダ21〜26を設けて管理するようにしているた
め、設備費が高価となり、操作も面倒であるという問題
点がある。
【0005】この発明は上記問題点を解消するためにな
されたもので、最小数の個人判別装置を用いるだけで、
収納室/居室の施錠/解錠の席ができるようにした建物
管理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の第1発明に係
る建物管理装置は、建物出入口の個人判別装置が特定個
人を判別すると、建物内の収納室の扉を解錠するように
したものである。
【0007】また、第2発明に係る建物管理装置は、建
物出入口の個人判別装置が特定個人を判別すると、建物
内の居室のドアを解錠するようにしたものである。
【0008】また、第3発明に係る建物管理装置は、第
1又は第2発明のものにおいて、個人判別装置が個人番
号を判別すると、その個人番号に対応する収納室の扉又
は居室のドアを解錠するようにしたものである。
【0009】また、第4発明に係る建物管理装置は、第
1又は第2発明のものにおいて、個人判別装置が特定個
人を判別した後、入力装置により解錠先が選択される
と、その選択に対応する収納室の扉又は居室のドアを解
錠するようにしたものである。
【0010】また、第5発明に係る建物管理装置は、第
1〜第4発明のものにおいて、個人判別装置が特定個人
を判別すると、収納室又は居室の位置に応じて設定され
た時間後に、収納室の扉又は居室のドアを解錠するよう
にしたものである。
【0011】また、第6発明に係る建物管理装置は、建
物出入口の個人判別装置が特定個人を判別すると、収納
室の操作時間とそこから居室へ行くまでの時間を考慮し
た時間後に、居室のドアを解錠するようにしたものであ
る。
【0012】また、第7発明に係る建物管理装置は、第
4発明のものにおいて、個人判別装置が特定個人を判別
した後、居室のドアを解錠するまでの時間を、収納室が
選択されたときと選択されなかったときとで異ならせる
ようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜図4はこの
発明の第1発明〜第3発明の一実施の形態を示す図で、
図1は建物内平面図、図2は出入口カードリーダの斜視
図、図3は出入口カードリーダのブロック線図、図4は
動作フローチャートで、図中同一符号は同一部分を示す
(以下の実施の形態も同じ)。
【0014】図1において、1は寄宿寮等の建物、2〜
4は第1〜第3号の居室、5〜7はそれぞれ第1〜第3
号室2〜4の出入口を開閉するドアで、それぞれ電気錠
5a〜7aが設けられている。8〜10はそれぞれ第1
〜第3号室2〜4に対応する第1〜第3ロッカで、その
扉には電磁ロック8a〜10aが設けられている。11
は建物1の出入口を開閉するドアで、電気錠11aが設
けられている。12は建物の外側で出入口の近傍に設置
されたカードリーダである。
【0015】図2及び図3において、13はカードリー
ダ12に設けられ居住者の所持する個人(ID)カード
に記録されたID番号を読み取るリーダヘッド、14は
照合結果を「OK灯」及び「NG灯」で表示する表示
器、15は「0」「1」〜「9」の数字キー及び「*」
「#」の記号キーからなるテンキー、16はCPU、1
7はROM、18はRAM、19はインタフェースであ
る。インタフェース19は建物ドア11の電気錠11
a、第1〜第3号室ドアの電気錠5a〜7a及び第1〜
第3ロッカ用電磁ロック8a〜10aが接続されてい
る。
【0016】次に、この実施の形態の動作を図4を参照
して説明する。ステップS1でリーダヘッド13がID
カードをリードするのを待つ。居住者がIDカードをリ
ーダヘッド13に操作すると、ステップS2でIDカー
ドのID番号を読み取り、そのID番号が第N号室(第
1〜第3号室)2〜4の人のものであるかを判断する。
第N号室2〜4のどの人のものでもないと判断すると、
ステップS3で表示器14の「NG灯」を一時点灯し、
処理は進まない。ID番号が第N号室2〜4どれかの人
のものであると判断すると、ステップS4で表示器14
の「OK灯」を一時点灯すると同時に、ステップS5及
びステップS6,S8へ進む。
【0017】ステップS5では建物ドア11の電気錠1
1aを一定時間解錠する。また、ステップS6で所定時
間以内にテンキー15の「#」キー、又は「#」キー及
び第N号室2〜4のどれかに相当する「N」キー(ここ
では第1号室2に相当する「1」キー)が押されたかを
判断し、これらのキーが押されなければステップS1へ
戻り、押されればステップS7へ進む。ステップS7で
一定時間、第1ロッカ8の電磁ロック8aを外す。これ
で、所定時間内にドア11を開いて建物1内に入れば、
第1ロッカ8の扉を開くことができ、くつ等を収納して
扉を閉めれば、第1ロッカ8の扉は電磁ロックされる。
【0018】また、ステップS2でID番号が第1号室
2の人のものであると判断されたとき、ステップS8で
所定時間以内にテンキー15の「*」キー、又は「*」
キー及び第1号室2に相当する「N」キー(ここでは
「1」キー)が押されたかを判断し、これらのキーが押
されなければ、ステップS1へ戻り、押されればステッ
プS9へ進む。ステップS9で所定時間後に、一定時
間、第1号室2のドア5の電気錠5aを解錠する。ここ
で、一定時間は第1ロッカ8から第1号室2へ歩く時間
を考慮した時間である。ここで、ステップS2,S6,
S7は第1解錠手段を、ステップS2,S8,S9は第
2解錠手段を構成している。
【0019】このようにして、建物出入口近傍のカード
リーダ12によって、ID番号が第N号室に対応するこ
とを判別し、かつテンキー15により解錠先が選択され
ると、第Nロッカの電磁ロックを外し、第N号室のドア
の電気錠を解錠する。したがって、各居室2〜4及び各
ロッカ8〜10にカードリーダを設置する必要はなくな
り、かつ操作は簡単になる。
【0020】実施の形態2.図5はこの発明の第1、第
2及び第4発明の一実施の形態を示す動作フローチャー
トである。なお、図1〜図3は実施の形態2にも共用す
る。この実施の形態は、実施の形態1がID番号によっ
てロッカ8〜10及び居室2〜4を判別したのに対し、
テンキー15の操作によってロッカ8〜10及び居室2
〜4を選択するようにしたものである。
【0021】次に、この実施の形態の動作を、実施の形
態1との相違点を主に説明する。ステップS1でIDカ
ードをリードすると、ステップS11でそのID番号は
第1〜第3号室2〜4の居住者のものであるかを判断
し、上記居住者のだれのものでもないと判断するとステ
ップS1へ戻り、だれかのものであると判断するとステ
ップS12又はステップS13へ進む。そして、ステッ
プS12で所定時間以内にテンキー15の「#」キー及
び第1号室2に相当する「1」キーが押されると、ステ
ップS7で一定時間第1ロッカ8の電磁ロック8aを外
す。
【0022】また、ステップS13で所定時間以内にテ
ンキー15の「*」キー及び「1」キーが押されると、
ステップS9で所定時間後に、一定時間第1号室2のド
ア5の電気錠5aを解錠する。ここで、ステップS1
1,S12,S7は第1解錠手段を、ステップS11,
S13,S9は第2解錠手段を構成している。この実施
の形態は、実施の形態1と同様の効果を有する。
【0023】実施の形態3.この発明の第5発明の一実
施の形態を示し、図4及び図5のステップS7では、そ
れぞれステップS6又はステップS12の動作後直ちに
ロッカ8〜10の電磁ロック8a〜10aを外し、ステ
ップS9では、それぞれステップS8又はステップS1
3の動作後、所定時間を経て第N号室2〜4のドア5〜
7の電気錠5a〜7aを解錠するようにしたが、これを
次のように、ロッカ8〜10又は居室2〜4の位置に応
じて設定するものである。
【0024】(1) その人のロッカが近くにあれば、電磁
ロックを即時外す。 (2) その人のロッカが遠くにあれば、そこへ行くまでの
時間遅れを考慮して電磁ロックを外す。 (3) それぞれの居室へ行くまでの時間遅れを考慮して居
室の電気錠を解錠。 このようにして、利便性に富み、かつ警備性に優れたも
のとすることが可能となる。
【0025】実施の形態4.この発明の第6発明の一実
施の形態を示し、実施の形態3では、ロッカ8〜10の
電磁ロック8a〜10aを外すまでの時間、及び居室2
〜4の電気錠5a〜7aを解錠するまでの時間を設定す
るものを示したか、これをロッカ8〜10の操作時間
と、そこから居室2〜4へ行くまでの時間を考慮して、
居室2〜4の電気錠5a〜7aを解錠するようにしたも
のである。このようにして、更に利便性に富み、かつ警
備性に優れたものとすることが可能となる。
【0026】実施の形態5.この発明の第7発明の一実
施の形態を示し、図4及び図5のステップS9では、そ
れぞれステップS8又はステップS13の動作後、所定
時間を経て、第N号室2〜4のドア5〜7の電気錠5a
〜7aを解錠するようにしたが、これをロッカ8〜10
が選択されたときと、選択されなかったときとで、居室
2〜4を解錠するまでの時間を変えるようにしたもので
ある。すなわち、ロッカ8〜10が選択されたときは、
選択されなかったときよりも解錠する時間を遅らせるよ
うにしたものであり、実施の形態4と同様の効果があ
る。
【0027】その他の実施の形態.次のように実施する
ことも可能である。 (1) ロッカ8〜10以外の収納室として、ゴルフ道具入
れ等の収納部にも適用する。 (2) 建物1は寮舎以外に、マンション等の共用性の高い
ものにも適用する。 (3) 建物1の規模が大きく、出入口が複数個ある場合に
も適用する。
【0028】(4) 1人の居住者が複数のロッカ8〜10
や居室2〜4を使用する場合は、それぞれカードリーダ
で選択できるようにする。 (5) ID判別装置としてカードリーダ12を用いるもの
としたが、カードリーダに使用するカードとして、磁
気、IC、非接触等のカードを使用する。また、テンキ
ー及びバイオメトリクスID(指紋、アイリス、声紋
等)等を使用し、またそれらを併用する。
【0029】(6) 自動ドア、回転扉にも使用する。 (7) 人通りの多い昼間は出入口のドア11は開放したま
まとし、ロッカ8〜10と居室2〜4だけを制御する。
【0030】
【発明の効果】以上説明したとおりこの発明の第1発明
では、建物出入口の個人判別装置が特定個人を判別する
と、建物内の収納室の扉を解錠し、第2発明では、同様
に居室のドアを解錠し、第3発明では、個人判別装置が
個人番号を判別すると、その個人番号に対応する収納室
の扉又は居室のドアを解錠し、第4発明では、入力装置
により解錠先が選択されると、その選択に対応する収納
室の扉又は居室のドアを解錠するようにしたので、収納
室及び居室に個人判別装置を設置する必要はなくなり、
安価に構成でき、操作も簡単にすることができる。
【0031】また、第5発明では、個人判別装置が特定
個人を判別すると、収納室又は居室の位置に応じて設定
された時間後に、収納室の扉又は居室のドアを解錠し、
第6発明では、同様に収納室の操作時間とそこから居室
へ行くまでの時間を考慮した時間後に、居室のドアを解
錠し、第7発明では、居室のドアを解錠するまでの時間
を、収納室が選択されたときと選択されなかったときと
で異ならせるようにしたので、利便性に富み、かつ解錠
されたままになる時間を最小にして警備性に優れたもの
とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す建物内平面
図。
【図2】 図1の出入口カードリーダを示す斜視図。
【図3】 図2の出入口カードリーダのブロック線図。
【図4】 この発明の実施の形態1を示す動作フローチ
ャート。
【図5】 この発明の実施の形態2を示す動作フローチ
ャート。
【図6】 従来の建物管理装置を示す建物内平面図。
【符号の説明】
1 建物、2〜4 居室(第1〜第3号室)、5〜7
ドア、5a〜7a 電気錠、8〜10 収納室(第1〜
第3ロッカ)、8a〜10a 電磁ロック、11 出入
口のドア、11a 電気錠、12 個人判別装置(ID
判別装置)、13 リーダヘッド、15 テンキー、S
2,S6,S7 第1解錠手段、S2,S8,S9 第
2解錠手段、S11,S12,S7 第1解錠手段、S
11,S13,S9 第2解錠手段。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物内に複数の居室とこれに対応する収
    納室が設けられ、この建物の出入口近傍に設置された個
    人判別装置により特定個人が判別されると上記出入口の
    ドアを解錠する装置において、上記個人判別装置が上記
    特定個人を判別すると上記収納室の扉を解錠する第1解
    錠手段を備えたことを特徴とする建物管理装置。
  2. 【請求項2】 建物内に複数の居室が設けられ、この建
    物の出入口近傍に設置された個人判別装置により特定個
    人が判別されると上記出入口のドアを解錠する装置にお
    いて、上記個人判別装置が上記特定個人を判別すると上
    記居室のドアを解錠する第2解錠手段を備えたことを特
    徴とする建物管理装置。
  3. 【請求項3】 個人判別装置として操作者の個人番号を
    判別する装置を用い、第1又は第2解錠手段を、上記個
    人判別装置が上記個人番号を判別するとその個人番号に
    対応する収納室の扉又は居室のドアを解錠するように構
    成したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の建
    物管理装置。
  4. 【請求項4】 解錠先を人為的に選択する入力装置を設
    け、第1又は第2解錠手段を、個人判別装置が特定個人
    を判別した後、上記入力装置により上記解錠先が選択さ
    れるとその選択に対応する収納室の扉又は居室のドアを
    解錠するように構成したことを特徴とする請求項1又は
    請求項2記載の建物管理装置。
  5. 【請求項5】 第1又は第2解錠手段を、個人判別装置
    が特定個人を判別すると、収納室又は居室の位置に応じ
    て設定された時間後に、上記収納室の扉又は上記居室の
    ドアを解錠するように構成したことを特徴とする請求項
    1〜請求項4のいずれかに記載の建物管理装置。
  6. 【請求項6】 建物内に複数の居室とこれに対応する収
    納室が設けられ、この建物の出入口近傍に設置された個
    人判別装置により特定個人が判別されると上記出入口の
    ドアを解錠する装置において、上記個人判別装置が特定
    個人を判別すると、上記収納室の操作時間とそこから上
    記居室へ行くまでの時間を考慮した時間後に、上記居室
    のドアを解錠する第2解錠手段を備えたことを特徴とす
    る建物管理装置。
  7. 【請求項7】 個人判別装置が特定個人を判別した後居
    室のドアを解錠するまでの時間を、収納室が選択された
    ときと選択されなかったときとで異ならせる時間設定手
    段を構成したことを特徴とする請求項4記載の建物管理
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004197455A (ja) * 2002-12-19 2004-07-15 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd 入退室管理システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004197455A (ja) * 2002-12-19 2004-07-15 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd 入退室管理システム

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