JPH11348851A - 車両ボデー抜き取り装置 - Google Patents
車両ボデー抜き取り装置Info
- Publication number
- JPH11348851A JPH11348851A JP10159491A JP15949198A JPH11348851A JP H11348851 A JPH11348851 A JP H11348851A JP 10159491 A JP10159491 A JP 10159491A JP 15949198 A JP15949198 A JP 15949198A JP H11348851 A JPH11348851 A JP H11348851A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hanger
- vehicle body
- lifter
- moves
- floor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
- Discharge Of Articles From Conveyors (AREA)
- Automatic Assembly (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数車種の車両ボデーが流れるラインから選
択された車両ボデーを抜き取って別ラインに移送する設
備の簡略化と設備投資の低減化、およびボデー製造ライ
ンの増速化を容易にすること。 【解決手段】 オーバーヘッドコンベア２の開閉式ハン
ガー３で下から支持された車両ボデー１の内の選択され
た車両ボデーの副ボデー１’が所定のボデー抜き取り位
置Ｓに移送されると、これを床上移動式リフター１０で
抜き取る装置で、リフター１０が昇降台１３を上昇させ
てハンガー３で支持された副ボデー１’をハンガー３か
ら押し上げ、そのままハンガー３だけがオーバーヘッド
コンベア２で前進移動してリフター１９で支持された副
ボデー１’から離れると、リフター１０が昇降台１３と
副ボデー１’を下降させ、そのままリフター１０が床４
上を横移動して１回のボデー抜き取りが終了する。
択された車両ボデーを抜き取って別ラインに移送する設
備の簡略化と設備投資の低減化、およびボデー製造ライ
ンの増速化を容易にすること。 【解決手段】 オーバーヘッドコンベア２の開閉式ハン
ガー３で下から支持された車両ボデー１の内の選択され
た車両ボデーの副ボデー１’が所定のボデー抜き取り位
置Ｓに移送されると、これを床上移動式リフター１０で
抜き取る装置で、リフター１０が昇降台１３を上昇させ
てハンガー３で支持された副ボデー１’をハンガー３か
ら押し上げ、そのままハンガー３だけがオーバーヘッド
コンベア２で前進移動してリフター１９で支持された副
ボデー１’から離れると、リフター１０が昇降台１３と
副ボデー１’を下降させ、そのままリフター１０が床４
上を横移動して１回のボデー抜き取りが終了する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両ボデーの製造
ラインに沿って複数種類の車両ボデーを移送するオーバ
ーヘッドコンベアから、選択された一の車両ボデーを抜
き取って別のボデー移送ラインへと移送する、車両ボデ
ー抜き取り装置に関する。
ラインに沿って複数種類の車両ボデーを移送するオーバ
ーヘッドコンベアから、選択された一の車両ボデーを抜
き取って別のボデー移送ラインへと移送する、車両ボデ
ー抜き取り装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車工場の一つのボデー製造ラインに
一車種の車両ボデーを流して自動車を生産するよりも、
一つのボデー製造ラインに複数車種の車両ボデーを混流
させて流して複数車種の自動車を生産する方が、複数車
種の自動車生産に共用できる設備が多くなって、トータ
ル的に自動車生産コストが安くなることがある。ところ
が、一つのボデー製造ラインの全工程に複数車種の車両
ボデーを混流させて流す場合、車種によっては、自動車
生産コストが却って割高となることがある。
一車種の車両ボデーを流して自動車を生産するよりも、
一つのボデー製造ラインに複数車種の車両ボデーを混流
させて流して複数車種の自動車を生産する方が、複数車
種の自動車生産に共用できる設備が多くなって、トータ
ル的に自動車生産コストが安くなることがある。ところ
が、一つのボデー製造ラインの全工程に複数車種の車両
ボデーを混流させて流す場合、車種によっては、自動車
生産コストが却って割高となることがある。
【０００３】例えば、製造工数の少ない車種の車両ボデ
ー（以下、主ボデーと称する）の多数を連続的に流して
製造するボデー製造ラインの全工程に、製造工数の多い
車種の車両ボデー（以下、副ボデーと称する）の少数を
混流させて流すと、副ボデーの製造のために、主ボデー
の全工程の製造に要するトータル時間が長くなり、その
分、主ボデーの製造コストが割高となる。
ー（以下、主ボデーと称する）の多数を連続的に流して
製造するボデー製造ラインの全工程に、製造工数の多い
車種の車両ボデー（以下、副ボデーと称する）の少数を
混流させて流すと、副ボデーの製造のために、主ボデー
の全工程の製造に要するトータル時間が長くなり、その
分、主ボデーの製造コストが割高となる。
【０００４】そこで、このような不都合を回避するた
め、主ボデーの製造ラインにおいて副ボデーを主ボデー
の合間に混流させて流し、副ボデーがその製造工程の中
の所定の途中工程を終了すると、この途中工程から副ボ
デーを主ボデーの製造ラインから抜き取って、別のボデ
ー製造ラインである副ボデー専用のボデー移送ラインに
移送することが行われている。
め、主ボデーの製造ラインにおいて副ボデーを主ボデー
の合間に混流させて流し、副ボデーがその製造工程の中
の所定の途中工程を終了すると、この途中工程から副ボ
デーを主ボデーの製造ラインから抜き取って、別のボデ
ー製造ラインである副ボデー専用のボデー移送ラインに
移送することが行われている。
【０００５】上記の主ボデーの製造ラインから副ボデー
を抜き取る設備として、例えば図４（Ａ）、（Ｂ）に示
すドロップリフト５と台車６が使用されている。図４に
示すドロップリフト５は、略水平なオーバーヘッドコン
ベア２の所定のボデー抜き取り位置Ｓに設置される。オ
ーバーヘッドコンベア２に等間隔で設置された開閉式ハ
ンガー３で複数車種の車両ボデーである主ボデー１と副
ボデー１’が下から支持されて、主ボデー１と副ボデー
１’が混流して一つのボデー製造ラインを流れる。この
ボデー製造ラインのボデー抜き取り位置Ｓにハンガー３
で支持された副ボデー１’が移送されてくると、ドロッ
プリフト５が次のように動作して副ボデー１’をボデー
製造ラインから抜き取る。
を抜き取る設備として、例えば図４（Ａ）、（Ｂ）に示
すドロップリフト５と台車６が使用されている。図４に
示すドロップリフト５は、略水平なオーバーヘッドコン
ベア２の所定のボデー抜き取り位置Ｓに設置される。オ
ーバーヘッドコンベア２に等間隔で設置された開閉式ハ
ンガー３で複数車種の車両ボデーである主ボデー１と副
ボデー１’が下から支持されて、主ボデー１と副ボデー
１’が混流して一つのボデー製造ラインを流れる。この
ボデー製造ラインのボデー抜き取り位置Ｓにハンガー３
で支持された副ボデー１’が移送されてくると、ドロッ
プリフト５が次のように動作して副ボデー１’をボデー
製造ラインから抜き取る。
【０００６】副ボデー１’を支持したハンガー３がボデ
ー抜き取り位置Ｓに移送されて来ると、ドロップリフト
５がハンガー３を下降させ、ハンガー３に支持された副
ボデー１’を、予めボデー抜き取り位置Ｓの真下に移動
し待機していた台車６上に移載する。次に、図４（Ｂ）
に示すようにハンガー３が開いて副ボデー１’から離れ
ると、ドロップリフト５がハンガー３を元の位置まで上
昇させる。この後、副ボデー１’を搭載した台車６がボ
デー抜き取り位置Ｓから前方或いは後方へと移動して、
副ボデー１’をボデー製造ラインから別のボデー移送ラ
インに移送する。
ー抜き取り位置Ｓに移送されて来ると、ドロップリフト
５がハンガー３を下降させ、ハンガー３に支持された副
ボデー１’を、予めボデー抜き取り位置Ｓの真下に移動
し待機していた台車６上に移載する。次に、図４（Ｂ）
に示すようにハンガー３が開いて副ボデー１’から離れ
ると、ドロップリフト５がハンガー３を元の位置まで上
昇させる。この後、副ボデー１’を搭載した台車６がボ
デー抜き取り位置Ｓから前方或いは後方へと移動して、
副ボデー１’をボデー製造ラインから別のボデー移送ラ
インに移送する。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなドロップ
リフトを使用した車両ボデー抜き取り装置においては、
車両ボデー抜き取り専用に固定配置の支柱などを含むド
ロップリフトを製造して設置するための設備投資が大掛
かりなものになり、設備費が高く付くという問題があっ
た。また、ドロップリフト内でのボデー抜き取りから、
台車によるボデー搬出までを自動で行うようにしている
が、この自動化のための設備費も高く付くという不具合
があった。
リフトを使用した車両ボデー抜き取り装置においては、
車両ボデー抜き取り専用に固定配置の支柱などを含むド
ロップリフトを製造して設置するための設備投資が大掛
かりなものになり、設備費が高く付くという問題があっ
た。また、ドロップリフト内でのボデー抜き取りから、
台車によるボデー搬出までを自動で行うようにしている
が、この自動化のための設備費も高く付くという不具合
があった。
【０００８】また、従来の装置ではオーバーヘッドコ
ンベアの一時停止→副ボデーの下降→ハンガーの開
放→ハンガーの上昇の４工程を経なければオーバーヘ
ッドコンベアを再駆動することができず、このためにボ
デー製造ラインの増速化が困難であった。
ンベアの一時停止→副ボデーの下降→ハンガーの開
放→ハンガーの上昇の４工程を経なければオーバーヘ
ッドコンベアを再駆動することができず、このためにボ
デー製造ラインの増速化が困難であった。
【０００９】本発明の目的は、設備投資が少なくて済
み、かつ、ボデー製造ラインの増速化対応が容易な車両
ボデー抜き取り装置を提供することにある。
み、かつ、ボデー製造ラインの増速化対応が容易な車両
ボデー抜き取り装置を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は、オーバーヘッ
ドコンベアの等間隔の複数箇所に設置された開閉式ハン
ガーの各々で車両ボデーを載せ置きした状態で支持して
床上の所定の高さのボデー製造ラインを移送させる際
に、選択された車両ボデーが所定のボデー抜き取り位置
に搬送されてくるとこの車両ボデーをハンガーから抜き
取って別のボデー移送ラインへと移送する装置であっ
て、上記ボデー抜き取り位置の真下の床上からボデー移
送ライン方向に往復移動可能に配置され、ボデー抜き取
り位置に選択された車両ボデーが搬送されてくると、こ
の車両ボデーを押し上げてハンガーから浮かせた状態で
支持し、ハンガーだけがオーバーヘッドコンベアで前進
移動すると、支持した車両ボデーをボデー製造ラインか
らボデー移送ラインへと移動させる床上移動式リフター
を有することを特徴とするものである。
ドコンベアの等間隔の複数箇所に設置された開閉式ハン
ガーの各々で車両ボデーを載せ置きした状態で支持して
床上の所定の高さのボデー製造ラインを移送させる際
に、選択された車両ボデーが所定のボデー抜き取り位置
に搬送されてくるとこの車両ボデーをハンガーから抜き
取って別のボデー移送ラインへと移送する装置であっ
て、上記ボデー抜き取り位置の真下の床上からボデー移
送ライン方向に往復移動可能に配置され、ボデー抜き取
り位置に選択された車両ボデーが搬送されてくると、こ
の車両ボデーを押し上げてハンガーから浮かせた状態で
支持し、ハンガーだけがオーバーヘッドコンベアで前進
移動すると、支持した車両ボデーをボデー製造ラインか
らボデー移送ラインへと移動させる床上移動式リフター
を有することを特徴とするものである。
【００１１】ここで、上記リフターは、床上を移動する
台車と、台車上で上下動する昇降台と、台車上で昇降台
を上下動させるパンタグラフ構造の昇降駆動機構を有す
るものが望ましいが、別のものであってもよい。また、
リフターは、オーバーヘッドコンベアのハンガーで支持
された車両ボデーを押し上げてハンガーから浮かせ、ハ
ンガーが前進移動して離れると押し上げて支持した車両
ボデーを床上近くまで下げてそのままボデー製造ライン
から別のボデー移送ラインへと移動させるだけの簡単な
動作をするものであればよく、従って、この種のリフタ
ーは構造簡単で設備投資の少ないものにできる。
台車と、台車上で上下動する昇降台と、台車上で昇降台
を上下動させるパンタグラフ構造の昇降駆動機構を有す
るものが望ましいが、別のものであってもよい。また、
リフターは、オーバーヘッドコンベアのハンガーで支持
された車両ボデーを押し上げてハンガーから浮かせ、ハ
ンガーが前進移動して離れると押し上げて支持した車両
ボデーを床上近くまで下げてそのままボデー製造ライン
から別のボデー移送ラインへと移動させるだけの簡単な
動作をするものであればよく、従って、この種のリフタ
ーは構造簡単で設備投資の少ないものにできる。
【００１２】また、リフターの昇降台で車両ボデーを押
し上げてハンガーから浮かせれば、直ちにボデー製造ラ
インを再駆動可能になるので、ボデー製造ラインを容易
に増速することができる。
し上げてハンガーから浮かせれば、直ちにボデー製造ラ
インを再駆動可能になるので、ボデー製造ラインを容易
に増速することができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図４のボデー製造
ラインに適用した一実施形態を図１乃至図３を参照して
説明する。図１（Ａ）は図４（Ａ）と同じオーバーヘッ
ドコンベア２の部分側面図であり、図１（Ｂ）はボデー
製造ラインＬの部分平面図である。この図１に示すよう
に、本発明においてはボデー製造ラインＬのボデー抜き
取り位置Ｓに配置した床上移動式リフター１０でボデー
製造ラインＬから選択された車両ボデーの副ボデー１’
を抜き取って別のボデー移送ラインＬ’に移送させる。
ボデー移送ラインＬ’は、例えばボデー製造ラインＬと
直交する方向に在って、このボデー移送ラインＬ’に沿
って床４上にレール１５が敷設され、このレール１５上
をリフター１０が移動するようにしてある。
ラインに適用した一実施形態を図１乃至図３を参照して
説明する。図１（Ａ）は図４（Ａ）と同じオーバーヘッ
ドコンベア２の部分側面図であり、図１（Ｂ）はボデー
製造ラインＬの部分平面図である。この図１に示すよう
に、本発明においてはボデー製造ラインＬのボデー抜き
取り位置Ｓに配置した床上移動式リフター１０でボデー
製造ラインＬから選択された車両ボデーの副ボデー１’
を抜き取って別のボデー移送ラインＬ’に移送させる。
ボデー移送ラインＬ’は、例えばボデー製造ラインＬと
直交する方向に在って、このボデー移送ラインＬ’に沿
って床４上にレール１５が敷設され、このレール１５上
をリフター１０が移動するようにしてある。
【００１４】床上移動式リフター１０は、レール１５上
を走行する台車１１と、台車１１上に設置されたパンダ
グラフ構造の昇降駆動機構１２と、昇降駆動機構１２で
上下動させられる昇降台１３とを備える。昇降駆動機構
１２の駆動源は、例えば図２に示すような油圧シリンダ
１４である。昇降台１３は後述するように特定位置で上
昇することでハンガー３に支持された副ボデー１’を押
し上げてハンガー３から浮かせる構造のものが使用され
る。
を走行する台車１１と、台車１１上に設置されたパンダ
グラフ構造の昇降駆動機構１２と、昇降駆動機構１２で
上下動させられる昇降台１３とを備える。昇降駆動機構
１２の駆動源は、例えば図２に示すような油圧シリンダ
１４である。昇降台１３は後述するように特定位置で上
昇することでハンガー３に支持された副ボデー１’を押
し上げてハンガー３から浮かせる構造のものが使用され
る。
【００１５】リフター１０は昇降台１３をその昇降位置
の下限位置まで下降させた状態で、ボデー抜き取り位置
Ｓの近くのボデー移送ラインＬ’で待機する。この状態
でオーバーヘッドコンベア２が駆動し、ハンガー３で支
持された主ボデー１と副ボデー１’がボデー製造ライン
Ｌに沿って搬送される。図１（Ａ）に示すように、ハン
ガー３で支持された抜き取り対象の副ボデー１’がボデ
ー抜き取り位置Ｓに搬送されてくると、オーバーヘッド
コンベア２が一時停止して、リフター１０がボデー抜き
取り位置Ｓで停止している副ボデー１’の真下に移動し
て、次のように副ボデー１’の抜き取りを行う。
の下限位置まで下降させた状態で、ボデー抜き取り位置
Ｓの近くのボデー移送ラインＬ’で待機する。この状態
でオーバーヘッドコンベア２が駆動し、ハンガー３で支
持された主ボデー１と副ボデー１’がボデー製造ライン
Ｌに沿って搬送される。図１（Ａ）に示すように、ハン
ガー３で支持された抜き取り対象の副ボデー１’がボデ
ー抜き取り位置Ｓに搬送されてくると、オーバーヘッド
コンベア２が一時停止して、リフター１０がボデー抜き
取り位置Ｓで停止している副ボデー１’の真下に移動し
て、次のように副ボデー１’の抜き取りを行う。
【００１６】まず、図２（Ａ）、（Ｂ）に示すように、
リフター１０の昇降駆動機構１２が作動して昇降台１３
を上昇させる。上昇する昇降台１３は副ボデー１’を支
持するハンガー３を開かせることなく直接に副ボデー
１’に当接し、そのまま定距離だけ更に上昇して副ボデ
ー１’をハンガー３から少し浮かせように押し上げ、そ
のまま副ボデー１’を支持する。
リフター１０の昇降駆動機構１２が作動して昇降台１３
を上昇させる。上昇する昇降台１３は副ボデー１’を支
持するハンガー３を開かせることなく直接に副ボデー
１’に当接し、そのまま定距離だけ更に上昇して副ボデ
ー１’をハンガー３から少し浮かせように押し上げ、そ
のまま副ボデー１’を支持する。
【００１７】リフター１０が副ボデー１’を持ち上げて
ハンガー３から浮かせると、起動スイッチ（図示せず）
の手動操作等でオーバーヘッドコンベア２を再駆動させ
て、図３（Ａ）に示すようにボデー抜き取り位置Ｓのハ
ンガー３を前進移動させてリフター１０で支持された副
ボデー１’から離す。このハンガー３と後続の主ボデー
１を支持したハンガー３との間にリフター１０が位置す
るタイミングで昇降台１３を副ボデー１’と共に下降さ
せ、リフター１０をレール１５に沿ってボデー移送ライ
ンＬ’に戻すことで、副ボデー１’の抜き取り作業が完
了する。
ハンガー３から浮かせると、起動スイッチ（図示せず）
の手動操作等でオーバーヘッドコンベア２を再駆動させ
て、図３（Ａ）に示すようにボデー抜き取り位置Ｓのハ
ンガー３を前進移動させてリフター１０で支持された副
ボデー１’から離す。このハンガー３と後続の主ボデー
１を支持したハンガー３との間にリフター１０が位置す
るタイミングで昇降台１３を副ボデー１’と共に下降さ
せ、リフター１０をレール１５に沿ってボデー移送ライ
ンＬ’に戻すことで、副ボデー１’の抜き取り作業が完
了する。
【００１８】以上の実施形態は主ボデー１と副ボデー
１’の２車種の車両ボデーを対象にしたものであるが、
本発明は２車種以上の車両ボデーが流れるラインから任
意に選択された車両ボデーを抜き取る装置においても適
用可能である。
１’の２車種の車両ボデーを対象にしたものであるが、
本発明は２車種以上の車両ボデーが流れるラインから任
意に選択された車両ボデーを抜き取る装置においても適
用可能である。
【００１９】
【発明の効果】本発明装置のリフターは、床上を移動し
床上で車両ボデーを上下動させるだけの動作をする構造
簡単なものであるから設備投資が少なくて済む。また、
本発明装置はボデー製造ラインを流れる車両ボデーの高
さ位置でリフターの昇降台へのボデー移載を行うので、
床面に近い高さ位置でボデー移載を行う従来のドロップ
リフト方式に比べて安全管理上の対策を講じ易く、か
つ、固定配置の支柱などボデー抜き取り位置の周囲に邪
魔になるものがないので、作業員による手動作業を組み
込むことも比較的簡単である。また、リフターの昇降台
で車両ボデーを押し上げてハンガーから浮かせれば、直
ちにボデー製造ラインを再駆動可能になるので、ボデー
製造ラインの増速化対応性を向上させることができる。
床上で車両ボデーを上下動させるだけの動作をする構造
簡単なものであるから設備投資が少なくて済む。また、
本発明装置はボデー製造ラインを流れる車両ボデーの高
さ位置でリフターの昇降台へのボデー移載を行うので、
床面に近い高さ位置でボデー移載を行う従来のドロップ
リフト方式に比べて安全管理上の対策を講じ易く、か
つ、固定配置の支柱などボデー抜き取り位置の周囲に邪
魔になるものがないので、作業員による手動作業を組み
込むことも比較的簡単である。また、リフターの昇降台
で車両ボデーを押し上げてハンガーから浮かせれば、直
ちにボデー製造ラインを再駆動可能になるので、ボデー
製造ラインの増速化対応性を向上させることができる。
【図１】（Ａ）は本発明の一実施形態の車両ボデー抜き
取り装置を中央に有するオーバーヘッドコンベアの部分
側面図、（Ｂ）は（Ａ）のボデー搬送ラインと別のボデ
ー移送ラインの平面図。
取り装置を中央に有するオーバーヘッドコンベアの部分
側面図、（Ｂ）は（Ａ）のボデー搬送ラインと別のボデ
ー移送ラインの平面図。
【図２】（Ａ）は図１（Ａ）のボデー抜き取り時の部分
側面図、（Ｂ）は（Ａ）のＴ−Ｔ線からの正面図。
側面図、（Ｂ）は（Ａ）のＴ−Ｔ線からの正面図。
【図３】（Ａ）は図１（Ａ）のボデー抜き取り移送時の
部分側面図、（Ｂ）は（Ａ）のＴ’−Ｔ’線からの正面
図。
部分側面図、（Ｂ）は（Ａ）のＴ’−Ｔ’線からの正面
図。
【図４】（Ａ）は従来の車両ボデー抜き取り装置を中央
に有するオーバーヘッドコンベアの部分側面図、（Ｂ）
は（Ａ）のＴ”−Ｔ”線からの正面図。
に有するオーバーヘッドコンベアの部分側面図、（Ｂ）
は（Ａ）のＴ”−Ｔ”線からの正面図。
１ 車両ボデー（主ボデー） １’ 車両ボデー（抜き取り対象の副ボデー） ２ オーバーヘッドコンベア ３ ハンガー ４ 床 １０ リフター １１ 台車 １２ 昇降駆動機構 １３ 昇降台 Ｌ ボデー製造ライン Ｌ’ ボデー移送ライン Ｓ ボデー抜き取り位置
Claims (2)
- 【請求項１】 オーバーヘッドコンベアの等間隔の複数
箇所に設置された開閉式ハンガーの各々で車両ボデーを
載せ置きした状態で支持して床上の所定の高さのボデー
製造ラインを移送させる際に、選択された車両ボデーが
所定のボデー抜き取り位置に搬送されてくるとこの車両
ボデーをハンガーから抜き取って別のボデー移送ライン
へと移送する装置であって、 上記ボデー抜き取り位置の真下の床上からボデー移送ラ
イン方向に往復移動可能に配置され、ボデー抜き取り位
置に選択された車両ボデーが搬送されてくると、この車
両ボデーを押し上げてハンガーから浮かせた状態で支持
し、ハンガーだけがオーバーヘッドコンベアで前進移動
すると、支持した車両ボデーをボデー製造ラインからボ
デー移送ラインへと移動させる床上移動式リフターを有
することを特徴とする車両ボデー抜き取り装置。 - 【請求項２】 上記リフターが、床上を移動する台車
と、台車上で上下動する昇降台と、台車上で昇降台を上
下動させるパンタグラフ構造の昇降駆動機構を有するこ
とを特徴とする請求項１記載の車両ボデー抜き取り装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10159491A JPH11348851A (ja) | 1998-06-08 | 1998-06-08 | 車両ボデー抜き取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10159491A JPH11348851A (ja) | 1998-06-08 | 1998-06-08 | 車両ボデー抜き取り装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11348851A true JPH11348851A (ja) | 1999-12-21 |
Family
ID=15694934
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10159491A Withdrawn JPH11348851A (ja) | 1998-06-08 | 1998-06-08 | 車両ボデー抜き取り装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11348851A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7914246B2 (en) | 2001-01-05 | 2011-03-29 | Applied Materials, Inc. | Actuatable loadport system |
| CN110817655A (zh) * | 2019-12-03 | 2020-02-21 | 江西大乘汽车工业有限公司 | 一种跃层式汽车钣金吊挂转移系统 |
| CN112678492A (zh) * | 2020-12-24 | 2021-04-20 | 吉凯恩车轮(连云港)有限公司 | 一种车轮自动下悬挂链带装托盘方法 |
-
1998
- 1998-06-08 JP JP10159491A patent/JPH11348851A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7914246B2 (en) | 2001-01-05 | 2011-03-29 | Applied Materials, Inc. | Actuatable loadport system |
| CN110817655A (zh) * | 2019-12-03 | 2020-02-21 | 江西大乘汽车工业有限公司 | 一种跃层式汽车钣金吊挂转移系统 |
| CN112678492A (zh) * | 2020-12-24 | 2021-04-20 | 吉凯恩车轮(连云港)有限公司 | 一种车轮自动下悬挂链带装托盘方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050906 |