JPH11348393A - ワイヤドット記録計 - Google Patents
ワイヤドット記録計Info
- Publication number
- JPH11348393A JPH11348393A JP17381498A JP17381498A JPH11348393A JP H11348393 A JPH11348393 A JP H11348393A JP 17381498 A JP17381498 A JP 17381498A JP 17381498 A JP17381498 A JP 17381498A JP H11348393 A JPH11348393 A JP H11348393A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink ribbon
- wire
- motor
- feed
- dot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
- Recording Measured Values (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 インクリボンカートリッジを備えたワイヤド
ット記録計において、打点印字の品質の均一化とワイヤ
ハンマの駆動電力の低減を図ること。 【解決手段】 インクリボンカートリッジ8を備え、記
録紙の有効記録幅に対応する長さに張り渡されたインク
リボンの張り渡し部を介してワイヤハンマ3で打点印字
するワイヤドット記録計において、インクリボン送りモ
ータである可逆転モータ7を駆動して行うインクリボン
の一定量の送りが終了した後に、前記モータ7を送り方
向とは逆方向に多少駆動してインクリボンの張り渡し部
の張力を緩め、この状態でワイヤハンマ駆動部17を制
御してワイヤハンマ3による打点印字を行なうようにし
た。
ット記録計において、打点印字の品質の均一化とワイヤ
ハンマの駆動電力の低減を図ること。 【解決手段】 インクリボンカートリッジ8を備え、記
録紙の有効記録幅に対応する長さに張り渡されたインク
リボンの張り渡し部を介してワイヤハンマ3で打点印字
するワイヤドット記録計において、インクリボン送りモ
ータである可逆転モータ7を駆動して行うインクリボン
の一定量の送りが終了した後に、前記モータ7を送り方
向とは逆方向に多少駆動してインクリボンの張り渡し部
の張力を緩め、この状態でワイヤハンマ駆動部17を制
御してワイヤハンマ3による打点印字を行なうようにし
た。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、温度、圧力、流量
等の測定信号を記録するワイヤドット記録計に関し、特
にインクリボンカートリッジを備え、このインクリボン
カートリッジの繰り出し口と引き込み口との間に記録紙
の有効記録幅に対応する長さにわたって張り渡されたイ
ンクリボンの張り渡し部を介して、プラテンローラに巻
かれた記録紙に、ワイヤハンマで打点印字する工業用の
ワイヤドット記録計に関する。
等の測定信号を記録するワイヤドット記録計に関し、特
にインクリボンカートリッジを備え、このインクリボン
カートリッジの繰り出し口と引き込み口との間に記録紙
の有効記録幅に対応する長さにわたって張り渡されたイ
ンクリボンの張り渡し部を介して、プラテンローラに巻
かれた記録紙に、ワイヤハンマで打点印字する工業用の
ワイヤドット記録計に関する。
【0002】
【従来の技術】インクリボンカートリッジを備え、プラ
テンローラに巻かれた記録紙にワイヤハンマで打点印字
する工業用のワイヤドット記録計おいて、インクリボン
カートリッジは、収納室とこの収納室の両端に突設され
た繰り出し口と引き込み口とで形成された断面略コ字形
の収納ケースと、繰り出し口と引き込み口との間に記録
紙の有効記録幅に対応する長さにわたって張り渡された
張り渡し部を有し他の部分が収納室に収納されたエンド
レスのインクリボンと、インクリボンを引き込み側で支
持し且つインクリボン送りモータで駆動されるインクリ
ボン送りローラと、インクリボンを繰り出し側で支持す
る支持部材と板バネとから構成されているものがある。
テンローラに巻かれた記録紙にワイヤハンマで打点印字
する工業用のワイヤドット記録計おいて、インクリボン
カートリッジは、収納室とこの収納室の両端に突設され
た繰り出し口と引き込み口とで形成された断面略コ字形
の収納ケースと、繰り出し口と引き込み口との間に記録
紙の有効記録幅に対応する長さにわたって張り渡された
張り渡し部を有し他の部分が収納室に収納されたエンド
レスのインクリボンと、インクリボンを引き込み側で支
持し且つインクリボン送りモータで駆動されるインクリ
ボン送りローラと、インクリボンを繰り出し側で支持す
る支持部材と板バネとから構成されているものがある。
【0003】ワイヤハンマは、打点信号によって励磁さ
れる電磁石及びこの電磁石で駆動されて揺動する可動ア
ームとからなるワイヤハンマ駆動機構と共に、ワイヤハ
ンマキャリッジのケース内に収納されている。ワイヤハ
ンマキャリッジは、測定信号の大きさに対応して0%か
ら100%までの記録スパン幅にわたって、記録紙の幅
方向に往復移動するように記録計の本体に配置されてい
る。ワイヤハンマは、リターンスプリングによってイン
クリボンから離れる方向にバイアスをかけられてワイヤ
ハンマキャリッジのケース内に保持されており、従って
非打点印字時には可動アームの一端にその非打点端部は
押し付けられている。打点印字時には可動アームが揺動
し、ワイヤハンマの非打点端にリターンスプリングのバ
ネ圧を遥かに上回るインパクトが加えられ、これによっ
てワイヤハンマの打点端はインクリボンを叩き、プラテ
ンローラに巻かれた記録紙に測定信号のドット記録を行
なう。
れる電磁石及びこの電磁石で駆動されて揺動する可動ア
ームとからなるワイヤハンマ駆動機構と共に、ワイヤハ
ンマキャリッジのケース内に収納されている。ワイヤハ
ンマキャリッジは、測定信号の大きさに対応して0%か
ら100%までの記録スパン幅にわたって、記録紙の幅
方向に往復移動するように記録計の本体に配置されてい
る。ワイヤハンマは、リターンスプリングによってイン
クリボンから離れる方向にバイアスをかけられてワイヤ
ハンマキャリッジのケース内に保持されており、従って
非打点印字時には可動アームの一端にその非打点端部は
押し付けられている。打点印字時には可動アームが揺動
し、ワイヤハンマの非打点端にリターンスプリングのバ
ネ圧を遥かに上回るインパクトが加えられ、これによっ
てワイヤハンマの打点端はインクリボンを叩き、プラテ
ンローラに巻かれた記録紙に測定信号のドット記録を行
なう。
【0004】上述の如き構成並びに機能を有する従来の
ワイヤドット記録計は、例えば実公平4−16910号
公報に開示されている。この従来例を図3ないし図5を
参照して説明すると、1はインクリボン、2は記録紙、
3はワイヤハンマ、4はプラテンローラである。プラテ
ンローラ4は、記録紙2を一定量送る記録紙送り機構の
一部を構成するものである。
ワイヤドット記録計は、例えば実公平4−16910号
公報に開示されている。この従来例を図3ないし図5を
参照して説明すると、1はインクリボン、2は記録紙、
3はワイヤハンマ、4はプラテンローラである。プラテ
ンローラ4は、記録紙2を一定量送る記録紙送り機構の
一部を構成するものである。
【0005】8はインクリボンカートリッジで、記録紙
2の有効記録幅に対応する長さを有し断面が略矩形の収
納室9、この収納室9の底部の両端に突設された繰り出
し口10と引き込み口11、収納室9の引き込み側に配
設されたインクリボン送りローラ12、収納室9の繰り
出し側に配設された支持部材13と板バネ14とを有す
る。インクリボン1はエンドレス形で、張り渡し部1a
を含む。インクリボン1の張り渡し部1aは、その一端
を送りローラ12に支持され且つその他端を支持部材1
3と板バネ14で挟持されている。インクリボン1の張
り渡し部1aを除いた部分は、収納室9に収納されてい
る。5はインクリボン送りモータで、ギア列6を介して
送りローラ12を駆動するものである。収納室9とイン
クリボンの繰り出し口10と引き込み口11とからなる
収納ケースは、断面が略コ字形となっている。
2の有効記録幅に対応する長さを有し断面が略矩形の収
納室9、この収納室9の底部の両端に突設された繰り出
し口10と引き込み口11、収納室9の引き込み側に配
設されたインクリボン送りローラ12、収納室9の繰り
出し側に配設された支持部材13と板バネ14とを有す
る。インクリボン1はエンドレス形で、張り渡し部1a
を含む。インクリボン1の張り渡し部1aは、その一端
を送りローラ12に支持され且つその他端を支持部材1
3と板バネ14で挟持されている。インクリボン1の張
り渡し部1aを除いた部分は、収納室9に収納されてい
る。5はインクリボン送りモータで、ギア列6を介して
送りローラ12を駆動するものである。収納室9とイン
クリボンの繰り出し口10と引き込み口11とからなる
収納ケースは、断面が略コ字形となっている。
【0006】ワイヤハンマ3は、図示されていない電磁
石及びこの電磁石で駆動されて揺動する可動アーム18
とからなるワイヤハンマ駆動機構と共に、ワイヤハンマ
キャリッジ15のケース19内に収納されている。ワイ
ヤハンマキャリッジ15は、ステッピングモータ16に
よって、測定信号の大きさに対応して0%から100%
までの記録スパン幅にわたって記録紙の幅方向に往復移
動させられる。
石及びこの電磁石で駆動されて揺動する可動アーム18
とからなるワイヤハンマ駆動機構と共に、ワイヤハンマ
キャリッジ15のケース19内に収納されている。ワイ
ヤハンマキャリッジ15は、ステッピングモータ16に
よって、測定信号の大きさに対応して0%から100%
までの記録スパン幅にわたって記録紙の幅方向に往復移
動させられる。
【0007】インクリボンカートリッジ8のインクリボ
ン1は、ワイヤハンマキャリッジ15の移動に同期して
或いはこれとは無関係に、その繰り出し側から引き込み
側の方向に一定速度で送られる。
ン1は、ワイヤハンマキャリッジ15の移動に同期して
或いはこれとは無関係に、その繰り出し側から引き込み
側の方向に一定速度で送られる。
【0008】上述したインクリボンカートリッジを備え
た従来のワイヤドット記録計は、インクカートリッジが
装着された打点キャリッジを備えた従来の打点式記録計
に比べると、打点ヘッドの駆動パワーが少なくて済み、
また慣性も小さいので、高速移動による高速印字も可能
であるという特長を有する。しかしながら、インクリボ
ンカートリッジを備えたワイヤドット記録計において
は、このインクリボンの張り渡し部の張力のために打点
印字の品質が左右されるという問題があった。
た従来のワイヤドット記録計は、インクカートリッジが
装着された打点キャリッジを備えた従来の打点式記録計
に比べると、打点ヘッドの駆動パワーが少なくて済み、
また慣性も小さいので、高速移動による高速印字も可能
であるという特長を有する。しかしながら、インクリボ
ンカートリッジを備えたワイヤドット記録計において
は、このインクリボンの張り渡し部の張力のために打点
印字の品質が左右されるという問題があった。
【0009】即ち、打点印字の濃淡を決めるワイヤハン
マの打点印字エネルギーは、ワイヤハンマの駆動アーム
を介して伝えられたエネルギー即ちワイヤハンマ駆動部
の電磁石を励磁する電磁エネルギーに対応するエネルギ
ーからインクリボンの張り渡し部の張力による抵抗によ
って生じる損失を差し引いたものであるが、インクリボ
ンの張り渡し部の張力はインクリボンカートリッジ毎に
異なるために打点印字の濃淡にバラツキがでることがあ
った。
マの打点印字エネルギーは、ワイヤハンマの駆動アーム
を介して伝えられたエネルギー即ちワイヤハンマ駆動部
の電磁石を励磁する電磁エネルギーに対応するエネルギ
ーからインクリボンの張り渡し部の張力による抵抗によ
って生じる損失を差し引いたものであるが、インクリボ
ンの張り渡し部の張力はインクリボンカートリッジ毎に
異なるために打点印字の濃淡にバラツキがでることがあ
った。
【0010】インクリボンはナイロン66の如き弾性の
ある材料で作られており、インクリボンの張り渡し部は
繰り出し側では支持部材と板バネによって挟持され且つ
引き込み側ではインクリボン送りローラに支持されてか
なり大きな張力を有して張り渡されているから、この張
力に起因する損失はかなり大きなものとなる。なおワイ
ヤハンマとそのガイド部との摩擦と、ワイヤハンマのリ
ターンスプリングのバネ圧による抵抗も損失となるが、
これらはインクリボンの張力によるものに比べれば極め
て小さい。
ある材料で作られており、インクリボンの張り渡し部は
繰り出し側では支持部材と板バネによって挟持され且つ
引き込み側ではインクリボン送りローラに支持されてか
なり大きな張力を有して張り渡されているから、この張
力に起因する損失はかなり大きなものとなる。なおワイ
ヤハンマとそのガイド部との摩擦と、ワイヤハンマのリ
ターンスプリングのバネ圧による抵抗も損失となるが、
これらはインクリボンの張力によるものに比べれば極め
て小さい。
【0011】インクリボンの張り渡し部の張力はインク
リボンカートリッジ毎に異なる。これはインクリボンカ
ートリッジの製造品質、特にその収納ケースの繰り出し
側に配設された支持部材と板バネの品質と組み付け精度
にバラツキがあるためである。また、インクリボンは何
回か繰り返し使用されるので、インクリボンカートリッ
ジの使用頻度、或いは新品か中古かによっても、インク
リボンの張り渡し部の張力は異なる。
リボンカートリッジ毎に異なる。これはインクリボンカ
ートリッジの製造品質、特にその収納ケースの繰り出し
側に配設された支持部材と板バネの品質と組み付け精度
にバラツキがあるためである。また、インクリボンは何
回か繰り返し使用されるので、インクリボンカートリッ
ジの使用頻度、或いは新品か中古かによっても、インク
リボンの張り渡し部の張力は異なる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、インクリボンカートリッジを備え、記録紙
の有効記録幅に対応する長さにわたって張り渡されたイ
ンクリボンの張り渡し部を打点信号に従ってワイヤハン
マで叩いて記録紙に打点印字するワイヤドット記録計に
おいて、インクリボンの張り渡し部の張力の違いが打点
印字に影響を与えないようにして、打点印字の品質の均
一化とワイヤハンマの駆動電力の低減を図ることであ
る。
する課題は、インクリボンカートリッジを備え、記録紙
の有効記録幅に対応する長さにわたって張り渡されたイ
ンクリボンの張り渡し部を打点信号に従ってワイヤハン
マで叩いて記録紙に打点印字するワイヤドット記録計に
おいて、インクリボンの張り渡し部の張力の違いが打点
印字に影響を与えないようにして、打点印字の品質の均
一化とワイヤハンマの駆動電力の低減を図ることであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、収納室とこの収納室の両端に突設された
繰り出し口と引き込み口とで形成された断面略コ字形の
収納ケースと、繰り出し口と引き込み口との間に記録紙
の有効記録幅に対応する長さにわたって張り渡された張
り渡し部を有し他の部分が収納室に収納されたエンドレ
スのインクリボンと、インクリボンを引き込み側で支持
し且つインクリボン送りモータで駆動されるインクリボ
ン送りローラと、インクリボンを繰り出し側で支持する
支持部材と板バネとからなるインクリボンカートリッジ
を備え、インクリボンの張り渡し部を介してワイヤハン
マで記録紙に打点印字を行なうワイヤドット記録計にお
いて、インクリボン送りモータを可逆転モータとし、イ
ンクリボンの一定量の送りが終了した後に前記モータを
送り方向とは逆方向に多少駆動してインクリボンの張り
渡し部の張力を緩め、この状態でワイヤハンマによる打
点印字を行なうようにした。そして、前記インクリボン
送りモータには時計方向駆動端子と反時計方向駆動端子
とを備えたステッピングモ−タを用いた。
に、本発明は、収納室とこの収納室の両端に突設された
繰り出し口と引き込み口とで形成された断面略コ字形の
収納ケースと、繰り出し口と引き込み口との間に記録紙
の有効記録幅に対応する長さにわたって張り渡された張
り渡し部を有し他の部分が収納室に収納されたエンドレ
スのインクリボンと、インクリボンを引き込み側で支持
し且つインクリボン送りモータで駆動されるインクリボ
ン送りローラと、インクリボンを繰り出し側で支持する
支持部材と板バネとからなるインクリボンカートリッジ
を備え、インクリボンの張り渡し部を介してワイヤハン
マで記録紙に打点印字を行なうワイヤドット記録計にお
いて、インクリボン送りモータを可逆転モータとし、イ
ンクリボンの一定量の送りが終了した後に前記モータを
送り方向とは逆方向に多少駆動してインクリボンの張り
渡し部の張力を緩め、この状態でワイヤハンマによる打
点印字を行なうようにした。そして、前記インクリボン
送りモータには時計方向駆動端子と反時計方向駆動端子
とを備えたステッピングモ−タを用いた。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施例は図1に
ブロック図で示す通りであるが、その記録計本体の構成
はインクリボン送りモータと記録計の各種動作を制御す
る制御部とを除いて図3に開示したものと同一であり、
且つインクリボンカートリッジの構成は図4に開示した
ものと基本的には同じである。
ブロック図で示す通りであるが、その記録計本体の構成
はインクリボン送りモータと記録計の各種動作を制御す
る制御部とを除いて図3に開示したものと同一であり、
且つインクリボンカートリッジの構成は図4に開示した
ものと基本的には同じである。
【0015】従って、これらの図面を参照して説明すれ
ば、本発明の一実施例は記録紙2が巻き送られるプラテ
ンローラ4を有する記録紙送り機構27と、張り渡し部
1aを有するインクリボン1が収納され且つ可逆転モー
タ7によって駆動されるインクリボンカートリッジ8
と、ワイヤハンマ3とワイヤハンマ駆動機構17が装着
され且つステッピングモータ16により駆動されるワイ
ヤハンマキャリッジ15と、CPU21を有する制御部
20とを具備するワイヤドット記録計において、インク
リボン1の一定量の送りが終了した後に可逆転モータ7
を送り方向とは逆方向に多少駆動してインクリボンの張
り渡し部1aの張力を緩め、この状態で前記ワイヤハン
マ駆動機構17を制御してワイヤハンマ3に打点印字エ
ネルギーを与え、インクリボンの張り渡し部1aを介し
て記録紙2に打点印字させるようにしたものである。イ
ンクリボン送り用の可逆転モータ7は、時計方向駆動端
子と反時計方向駆動端子とを備えたステッピングモータ
が好ましい。
ば、本発明の一実施例は記録紙2が巻き送られるプラテ
ンローラ4を有する記録紙送り機構27と、張り渡し部
1aを有するインクリボン1が収納され且つ可逆転モー
タ7によって駆動されるインクリボンカートリッジ8
と、ワイヤハンマ3とワイヤハンマ駆動機構17が装着
され且つステッピングモータ16により駆動されるワイ
ヤハンマキャリッジ15と、CPU21を有する制御部
20とを具備するワイヤドット記録計において、インク
リボン1の一定量の送りが終了した後に可逆転モータ7
を送り方向とは逆方向に多少駆動してインクリボンの張
り渡し部1aの張力を緩め、この状態で前記ワイヤハン
マ駆動機構17を制御してワイヤハンマ3に打点印字エ
ネルギーを与え、インクリボンの張り渡し部1aを介し
て記録紙2に打点印字させるようにしたものである。イ
ンクリボン送り用の可逆転モータ7は、時計方向駆動端
子と反時計方向駆動端子とを備えたステッピングモータ
が好ましい。
【0016】制御部20は、所定の手順に従って記録計
の各種の動作を制御するものである。即ち本発明の一実
施例においては、制御部20の出力信号に基づいて、記
録紙送り機構27を駆動して記録紙2を巻き送ること、
可逆転モータ7を駆動してインクリボンカートリッジ8
のインクリボン1を送ること、測定信号Xに従ってステ
ッピングモータ16を駆動してワイヤハンマキャリッジ
15を記録紙2の幅方向に往復移動させること、ワイヤ
ハンマ駆動機構17を制御してワイヤハンマ3に打点印
字させること等の各種の動作が行われている。
の各種の動作を制御するものである。即ち本発明の一実
施例においては、制御部20の出力信号に基づいて、記
録紙送り機構27を駆動して記録紙2を巻き送ること、
可逆転モータ7を駆動してインクリボンカートリッジ8
のインクリボン1を送ること、測定信号Xに従ってステ
ッピングモータ16を駆動してワイヤハンマキャリッジ
15を記録紙2の幅方向に往復移動させること、ワイヤ
ハンマ駆動機構17を制御してワイヤハンマ3に打点印
字させること等の各種の動作が行われている。
【0017】上述の如き機能を有する制御部20は、C
PU21、所定の手順に従って各種の処理を行なわせる
プログラムが格納されたROM22、各種のデータが格
納されたRAM23、入出力インターフェイスI/O2
4及びこれらの構成要素間を結ぶバス25とから構成さ
れている。設定器26によって入力された各種パラメー
タのデータは、入出力インターフェイスI/O24とバ
ス25を介してRAM23に格納される。記録計に記録
される測定信号Xも、同様にしてRAM23に格納され
る。
PU21、所定の手順に従って各種の処理を行なわせる
プログラムが格納されたROM22、各種のデータが格
納されたRAM23、入出力インターフェイスI/O2
4及びこれらの構成要素間を結ぶバス25とから構成さ
れている。設定器26によって入力された各種パラメー
タのデータは、入出力インターフェイスI/O24とバ
ス25を介してRAM23に格納される。記録計に記録
される測定信号Xも、同様にしてRAM23に格納され
る。
【0018】本発明は、上述した如く構成したワイヤド
ット記録計において、インクリボン送りモータを可逆転
モータ7とし、インクリボン1の一定量の送りが終了し
た後にこのモータ7を送り方向とは逆方向に多少駆動し
て、インクリボンの張り渡し部1aの張力を緩め、この
状態でワイヤハンマ3による打点印字を行なうようにし
たものである。即ち、インクリボン1の一定量の送りが
終了した時点で、その繰り出し側の端部が支持部材13
と板バネ14で挟持され且つその引き込み側の端部が送
りローラ12と12に挟持され所定の張力を与えられて
繰り出し口10と引き込み口11との間に張り渡されて
いるインクリボンの張り渡し部1aは、その直後に引き
込み側の端部が繰り出し側の方向に多少送り戻されるの
である。この時、繰り出し側の端部は支持部材13と板
バネ14で挟持された位置を保持しているから、この引
き込み側の端部の送り戻しによってインクリボンの張り
渡し部1aの張力が緩むのである。このようにして張力
を緩められたインクリボンの張り渡し部1aを介して、
ワイヤハンマ3はプラテンローラ4に巻かれた記録紙2
に打点印字を行うのである。
ット記録計において、インクリボン送りモータを可逆転
モータ7とし、インクリボン1の一定量の送りが終了し
た後にこのモータ7を送り方向とは逆方向に多少駆動し
て、インクリボンの張り渡し部1aの張力を緩め、この
状態でワイヤハンマ3による打点印字を行なうようにし
たものである。即ち、インクリボン1の一定量の送りが
終了した時点で、その繰り出し側の端部が支持部材13
と板バネ14で挟持され且つその引き込み側の端部が送
りローラ12と12に挟持され所定の張力を与えられて
繰り出し口10と引き込み口11との間に張り渡されて
いるインクリボンの張り渡し部1aは、その直後に引き
込み側の端部が繰り出し側の方向に多少送り戻されるの
である。この時、繰り出し側の端部は支持部材13と板
バネ14で挟持された位置を保持しているから、この引
き込み側の端部の送り戻しによってインクリボンの張り
渡し部1aの張力が緩むのである。このようにして張力
を緩められたインクリボンの張り渡し部1aを介して、
ワイヤハンマ3はプラテンローラ4に巻かれた記録紙2
に打点印字を行うのである。
【0019】上述の動作を図2を参照しながら更に説明
する。記録計が始動(101)すると記録紙送り(10
2)が行われ、続いてインクリボン送りモータ5が順方
向に回転してインクリボンの一定量の送り(103)が
行われる。インクリボンが送られる一定量とは、記録紙
の有効記録幅に対応する長さ従ってインクリボンの張り
渡し部1aの長さである。インクリボンの一定量の送り
(103)が終了するとインクリボン送りモータ5が逆
方向に多少回転し、インクリボンの多少の送り戻し(1
04)が行われ、インクリボンの張り渡し部1aの張力
は緩められる。次にステピングモータ16が駆動されて
測定信号Xに対応した位置にワイヤハンマキャリッジ1
5を移動させるワイヤハンマキャリッジの移動(10
5)が行われ、続いてワイヤハンマ駆動機構17が駆動
され、張力が緩められた状態のインクリボンの張り渡し
部1aを介してワイヤハンマによる打点印字(106)
が行われる。この後は記録停止か否かの判断(107)
がなされ、YESなら記録動作の停止(108)がなさ
れ、NOならば記録紙送り(102)に戻り、以下これ
らの動作を繰り返す。
する。記録計が始動(101)すると記録紙送り(10
2)が行われ、続いてインクリボン送りモータ5が順方
向に回転してインクリボンの一定量の送り(103)が
行われる。インクリボンが送られる一定量とは、記録紙
の有効記録幅に対応する長さ従ってインクリボンの張り
渡し部1aの長さである。インクリボンの一定量の送り
(103)が終了するとインクリボン送りモータ5が逆
方向に多少回転し、インクリボンの多少の送り戻し(1
04)が行われ、インクリボンの張り渡し部1aの張力
は緩められる。次にステピングモータ16が駆動されて
測定信号Xに対応した位置にワイヤハンマキャリッジ1
5を移動させるワイヤハンマキャリッジの移動(10
5)が行われ、続いてワイヤハンマ駆動機構17が駆動
され、張力が緩められた状態のインクリボンの張り渡し
部1aを介してワイヤハンマによる打点印字(106)
が行われる。この後は記録停止か否かの判断(107)
がなされ、YESなら記録動作の停止(108)がなさ
れ、NOならば記録紙送り(102)に戻り、以下これ
らの動作を繰り返す。
【0020】図2に示すステップの流れは、本発明に係
るワイヤドット記録計の動作の一例である。従ってワイ
ヤハンマキャリッジの移動(105)は、インクリボン
の一定量の送り(103)、或いはインクリボンの多少
の送り戻し(104)の前に行なわれるようにしてもよ
い。要は、インクリボンの一定量の送り(103)とワ
イヤハンマによる打点印字(106)との間に、インク
リボンの多少の送り戻し(104)が行われれば、他の
ステップは図2と順序が異なってもよいのである。これ
らのステップで示す各種動作は、制御部20によって制
御される。
るワイヤドット記録計の動作の一例である。従ってワイ
ヤハンマキャリッジの移動(105)は、インクリボン
の一定量の送り(103)、或いはインクリボンの多少
の送り戻し(104)の前に行なわれるようにしてもよ
い。要は、インクリボンの一定量の送り(103)とワ
イヤハンマによる打点印字(106)との間に、インク
リボンの多少の送り戻し(104)が行われれば、他の
ステップは図2と順序が異なってもよいのである。これ
らのステップで示す各種動作は、制御部20によって制
御される。
【0021】上述した如くインクリボンの多少の送り戻
しは、ステッピングモータで実現されるインクリボン送
り用の可逆転モータ7を逆方向に駆動することによって
行われる。このステッピングモータは時計方向駆動端子
と反時計方向駆動端子を備えたものであるから、制御部
20からの出力信号によってこれらの駆動端子を切り替
え、且つ駆動パルスを予め定められた数だけ与えること
によって、上記動作が実現される。送り戻しに用いられ
る駆動パルス数は、インクリボンの一定量の送りに用い
られるパルス数が例えば12個であれば、2ないし3個
である。インクリボンの送り戻し量は設定器26によっ
て制御部20に予め設定されているが、必要に応じて変
更できるようになっている。どの程度の送り戻しを行な
うか、従って駆動パルス数をいくらにするかは経験的に
決められるが、使用中のインクリボンカートリッジの打
点印字状態をその都度判断しても決められる。
しは、ステッピングモータで実現されるインクリボン送
り用の可逆転モータ7を逆方向に駆動することによって
行われる。このステッピングモータは時計方向駆動端子
と反時計方向駆動端子を備えたものであるから、制御部
20からの出力信号によってこれらの駆動端子を切り替
え、且つ駆動パルスを予め定められた数だけ与えること
によって、上記動作が実現される。送り戻しに用いられ
る駆動パルス数は、インクリボンの一定量の送りに用い
られるパルス数が例えば12個であれば、2ないし3個
である。インクリボンの送り戻し量は設定器26によっ
て制御部20に予め設定されているが、必要に応じて変
更できるようになっている。どの程度の送り戻しを行な
うか、従って駆動パルス数をいくらにするかは経験的に
決められるが、使用中のインクリボンカートリッジの打
点印字状態をその都度判断しても決められる。
【0022】
【発明の効果】本発明は、インクリボンカートリッジを
備え、記録紙の有効記録幅に対応する長さにわたって張
り渡されたインクリボンの張り渡し部を打点信号に従っ
てワイヤハンマで叩いて記録紙に打点印字するワイヤド
ット記録計において、インクリボンの一定量の送りが終
了した後にインクリボン送りモータを送り方向とは逆方
向に多少駆動してインクリボンの張り渡し部の張力を緩
め、この状態でワイヤハンマによる打点印字を行なうよ
うにしたものであるから、インクリボンの張り渡し部の
張力はワイヤハンマの打点印字エネルギーを減少させる
ように作用しなくなり、従ってインクリボンカートリッ
ジの出来具合や使用頻度に影響されなくなり、打点印字
の品質の均一化が達成できた。
備え、記録紙の有効記録幅に対応する長さにわたって張
り渡されたインクリボンの張り渡し部を打点信号に従っ
てワイヤハンマで叩いて記録紙に打点印字するワイヤド
ット記録計において、インクリボンの一定量の送りが終
了した後にインクリボン送りモータを送り方向とは逆方
向に多少駆動してインクリボンの張り渡し部の張力を緩
め、この状態でワイヤハンマによる打点印字を行なうよ
うにしたものであるから、インクリボンの張り渡し部の
張力はワイヤハンマの打点印字エネルギーを減少させる
ように作用しなくなり、従ってインクリボンカートリッ
ジの出来具合や使用頻度に影響されなくなり、打点印字
の品質の均一化が達成できた。
【0023】また、インクリボンを一定方向に一定速度
で送り、従ってインクリボンの張り渡し部の張力を打点
印字時に緩めない従来のワイヤドット記録計に比べる
と、この張力によるエネルギー消費がない分だけワイヤ
ハンマに与えられるエネルギーは少なくて済むから、ワ
イヤハンマの駆動電力の節約、従って装置の消費電力の
低減も図ることができた。
で送り、従ってインクリボンの張り渡し部の張力を打点
印字時に緩めない従来のワイヤドット記録計に比べる
と、この張力によるエネルギー消費がない分だけワイヤ
ハンマに与えられるエネルギーは少なくて済むから、ワ
イヤハンマの駆動電力の節約、従って装置の消費電力の
低減も図ることができた。
【図1】本発明に係るワイヤドット記録計のブロック図
である。
である。
【図2】本発明に係るワイドット記録計の動作の一例を
示す流れ図である。
示す流れ図である。
【図3】従来のワイヤドット記録計の構成を説明するた
めの斜視図である。
めの斜視図である。
【図4】ワイヤドット記録計のワイヤハンマ、インクリ
ボン及び記録紙の位置関係を示す断面図である。
ボン及び記録紙の位置関係を示す断面図である。
【図5】ワイヤドット記録計に用いられるインクリボン
カートリッジの構成を示す断面図である。
カートリッジの構成を示す断面図である。
1 インクリボン 1a 張り渡し部 2 記録紙 3 ワイヤハンマ 4 プラテンローラ 5 インクリボン送りモータ 6 ギア列 7 インクリボン送り用の可逆転モータ 8 インクリボンカートリッジ 9 収納室 10 繰り出し口 11 引き込み口 12 インクリボン送りローラ 13 支持部材 14 板バネ 15 ワイヤハンマキャリッジ 16 ワイヤハンマキャリッジ駆動用のステッピングモ
ータ 17 ワイヤハンマ駆動機構 18 可動アーム 19 ケース 20 制御部 21 CPU 22 ROM 23 RAM 24 I/O 25 バス 26 設定器 27 記録紙送り機構
ータ 17 ワイヤハンマ駆動機構 18 可動アーム 19 ケース 20 制御部 21 CPU 22 ROM 23 RAM 24 I/O 25 バス 26 設定器 27 記録紙送り機構
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G01D 15/24 G01D 15/24 A
Claims (2)
- 【請求項1】収納室とこの収納室の両端に突設された繰
り出し口と引き込み口とで形成された断面略コ字形の収
納ケースと、繰り出し口と引き込み口との間に記録紙の
有効記録幅に対応する長さにわたって張り渡された張り
渡し部を有し他の部分が収納室に収納されたエンドレス
のインクリボンと、インクリボンを引き込み側で支持し
且つインクリボン送りモータで駆動されるインクリボン
送りローラと、インクリボンを繰り出し側で支持する支
持部材と板バネとからなるインクリボンカートリッジを
備え、インクリボンの張り渡し部を介してワイヤハンマ
で記録紙に打点印字を行なうワイヤドット記録計におい
て、インクリボン送りモータを可逆転モータとし、イン
クリボンの一定量の送りが終了した後に前記モータを送
り方向とは逆方向に多少駆動してインクリボンの張り渡
し部の張力を緩め、この状態でワイヤハンマによる打点
印字を行なうようにしたことを特徴とするワイヤドット
記録計。 - 【請求項2】前記インクリボン送りモータが時計方向駆
動端子と反時計方向駆動端子とを備えたステッピングモ
−タであることを特徴とする請求項1のワイヤドット記
録計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17381498A JPH11348393A (ja) | 1998-06-08 | 1998-06-08 | ワイヤドット記録計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17381498A JPH11348393A (ja) | 1998-06-08 | 1998-06-08 | ワイヤドット記録計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11348393A true JPH11348393A (ja) | 1999-12-21 |
Family
ID=15967658
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17381498A Pending JPH11348393A (ja) | 1998-06-08 | 1998-06-08 | ワイヤドット記録計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11348393A (ja) |
-
1998
- 1998-06-08 JP JP17381498A patent/JPH11348393A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR0172184B1 (ko) | 프린터 및 인자농도 조정방법 | |
JPH11348393A (ja) | ワイヤドット記録計 | |
US5171094A (en) | Printing apparatus having high impact erasing mechanism | |
JPS62156980A (ja) | 印字装置のリボンカ−トリツジ | |
US5215392A (en) | Dot line printer with paper slack elimination mechanism | |
US5662421A (en) | Print speed controlled dot line printer depending on print density | |
JPH028770Y2 (ja) | ||
JP3603032B2 (ja) | プリンタの制御方法およびプリンタ | |
US5350247A (en) | Printer having erasing mechanism for repeated erasure | |
JP2658715B2 (ja) | サーマルプリンタ | |
JPS6021289A (ja) | 熱転写プリンタ | |
JPH11123863A (ja) | サーマルプリンタ | |
JPS6183047A (ja) | マルチライン印字装置 | |
JP2963330B2 (ja) | ワイヤドット印字ヘッドのヘッドギャップ調整装置 | |
JP4061882B2 (ja) | 記録装置の記録ヘッド制御方法及び記録装置 | |
JPS61258783A (ja) | 熱転写式シリアル・プリンタ | |
JP2592230B2 (ja) | プリンタ | |
JPS59185687A (ja) | 印字装置 | |
JPH07329368A (ja) | ドットラインプリンタ | |
JPH04334468A (ja) | 印字装置 | |
JPH04334467A (ja) | 印字装置 | |
JPS6323915B2 (ja) | ||
JPH0584234B2 (ja) | ||
JPS61248779A (ja) | インクリボンプリンタ | |
JPH061046A (ja) | 印字装置 |