JPH11344047A - デュアルクラッチリバ―ザ―のアクチュエ―タ機構 - Google Patents

デュアルクラッチリバ―ザ―のアクチュエ―タ機構

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JPH11344047A
JPH11344047A JP11083095A JP8309599A JPH11344047A JP H11344047 A JPH11344047 A JP H11344047A JP 11083095 A JP11083095 A JP 11083095A JP 8309599 A JP8309599 A JP 8309599A JP H11344047 A JPH11344047 A JP H11344047A
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shaft
pair
clutches
clutch
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グレン・マークハム・ハンビー
Robert Allen Folk
ロバート・アレン・フォーク
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Deere and Co
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    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
    • F16H63/02Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
    • F16H63/08Multiple final output mechanisms being moved by a single common final actuating mechanism
    • F16H63/16Multiple final output mechanisms being moved by a single common final actuating mechanism the final output mechanisms being successively actuated by progressive movement of the final actuating mechanism
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H3/00Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16H3/02Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion
    • F16H3/08Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts
    • F16H3/14Gearings for reversal only
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/19Gearing
    • Y10T74/19219Interchangeably locked
    • Y10T74/19377Slidable keys or clutches
    • Y10T74/19386Multiple clutch shafts
    • Y10T74/19409Single forward and reverse

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 機械作動式デュアルクラッチ前進/後退シフ
トユニット用の、積極的中立オーバーライド機能を有す
る機械式アクチュエータ機構を提供する。 【解決手段】 デュアルクラッチ前進/後退ユニット1
0は、ばね係合された一対のクラッチユニット34、3
6及び一対のリフターピン56、58を含む。各リフタ
ーピンは、クラッチのうちの対応する一方のクラッチを
係合解除するように作動する。前進/後退ユニット用ア
クチュエータ機構59は、ハウジング12、シャフト8
4、このシャフトに回転自在に取り付けられた円筒形中
空スリーブ76を含む。シャフトの外周には、一対のカ
ム面が形成されている。一対のリフター60、62がハ
ウジングに枢動自在に支持され、各リフターの一方の側
は、リフターピンのうちの対応する一方のピンと係合
し、他方の側は、前記開口部のうちの対応する一方の開
口部を通してカム面のうちの一方と係合できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トランスミッショ
ン用前進/後退シフト機構に関し、更に詳細には、トラ
ンスミッション用機械式作動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】液圧作動式クラッチを備えた前進/後退
シフトユニットを含む液圧作動式トランスミッションが
周知である。このようなトランスミッションは液圧ポン
プを必要とし、ポンプに提供される動力により、トラン
スミッションの全体としての効率が低下する。この問題
点に対する解決策は、一部継続出願である米国特許出願
号(本出願時点で出願番号は付さ
れていない)(代理人事件番号第14330号)に記載
されているようなデュアルクラッチ前進/後退シャット
ルユニット機構を提供することである。このようなデュ
アルクラッチ機構について、機械式アクチュエータ機構
を提供するのが望ましい。更に、従来の液圧駆動式前進
/後退シャットルシフターにより提供されるのと同様の
シフト性を提供する機械式アクチュエータ機構を提供す
るのが望ましい。更に、トランスミッションがいずれの
ギヤにあろうともシャットルシフトを行うことができる
アクチュエータ機構を提供するのが望ましい。更に、ト
ランスミッションを異なるギヤ範囲にシフトする場合等
で両クラッチを係合解除する積極的中立オーバーライド
機能を提供する機械式アクチュエータ機構を提供するの
が望ましい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、機械作動式デュアルクラッチ前進/後退シフトユニ
ット用の機械式アクチュエータ機構を提供することであ
る。
【0004】本発明の別の目的は、積極的中立オーバー
ライド機能を提供する機械式アクチュエータ機構を提供
することである。本発明の更に別の目的は、従来の液圧
駆動式前進/後退シャットルシフターによって提供され
るのと同様のシフト性を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】これらの及び他の目的
は、デュアルクラッチ前進/後退シフターユニット用ア
クチュエータ機構を提供する本発明によって達成され
る。このシフターユニットは、ばね係合された一対のク
ラッチユニット及び一対のリフターピンを含む。各ピン
は、クラッチのうちの対応する一方のクラッチと係合解
除するように移動できる。アクチュエータ機構は、表面
上にカム面が形成されたシャフトを含む。円筒形中空ス
リーブがシャフトに回転自在に取り付けられている。ス
リーブには一対の開口部が設けられており、これらの開
口部を通してカム面が露呈される。一対のリフターレバ
ーがハウジングに枢着されている。各リフターの一方の
側は、リフターピンのうちの対応する一方のピンと係合
し、他方の側は、スリーブの開口部の一方を通してカム
面の一方と係合できる。スリーブは回転自在であり、そ
のため、スリーブの表面がリフターを枢動させて両クラ
ッチを係合解除し、リフターをシャフトから係合解除
し、シャットルシフトを完了するためにシャフトを回転
できる。次いで、カム面及びリフターがリフターピンと
協働し、一方のクラッチを他方のクラッチが係合した状
態で係合解除する位置にスリーブを戻す。
【0006】即ち本願請求項1に記載の発明は、一対の
クラッチを持つデュアルクラッチ前進/後退シフターユ
ニット用のアクチュエータ機構において、ハウジング
と、前記ハウジングに回転自在に取り付けられたシャフ
トとを有し、このシャフトの外面には、前記クラッチの
うちの対応する一つのクラッチに各々作動的に連結され
る一対のカム面が形成されており、前記シャフトは、前
記カム面が前記クラッチの係合及び係合解除を制御する
ように作動するように回転できる、ことを特徴とするア
クチュエータ機構である。
【0007】また請求項2記載の発明は、請求項1に記
載のアクチュエータ機構において、前記シャフトに回転
自在に取り付けられた円筒形中空スリーブを更に有し、
このスリーブには、前記カム面を露呈し且つ前記カム面
と前記クラッチとの間の協働を可能にする一対の開口部
が形成されており、前記スリーブは、その壁が両クラッ
チの係合解除を行うように作動する位置まで回転できる
ことを特徴とする。
【0008】また請求項3に記載の発明は、請求項2に
記載のアクチュエータ機構において、前記ハウジングに
枢動自在に支持された一対のリフター部材を更に有し、
これらのリフター部材の各々は、前記クラッチのうちの
対応する一方のクラッチと係合する一つの側部を有し、
前記開口部のうちの一方を通して前記カム面の一方と係
合できる別の部分を有することを特徴とする。
【0009】また請求項4に記載の発明は、請求項1に
記載のアクチュエータ機構において、前記ハウジングに
枢動自在に支持された一対のリフター部材を更に有し、
これらのリフター部材の各々は、前記クラッチのうちの
対応する一方のクラッチと係合する一つの側部を有し、
前記カム面の一方と係合できる別の部分を有することを
特徴とする。
【0010】また請求項5に記載の発明は、請求項1に
記載のアクチュエータ機構において、各カム面は、前記
シャフトの表面に形成された深い凹所及び浅い凹所を含
むことを特徴とする。
【0011】また請求項6に記載の発明は、請求項5に
記載のアクチュエータ機構において、前記深い凹所及び
浅い凹所は、互いに部分的に重なっていることを特徴と
する。
【0012】また請求項7に記載の発明は、請求項5に
記載のアクチュエータ機構において、前記対をなしたカ
ム面は互いから軸線方向に間隔が隔てられており、両カ
ム面の前記浅い凹所の軸線は、前記シャフトの軸線を含
む平面内に含まれることを特徴とする。
【0013】また請求項8に記載の発明は、一対のクラ
ッチユニットを持つデュアルクラッチ前進/後退シフタ
ーユニット用のアクチュエータ機構において、ハウジン
グと、前記ハウジングに回転自在に取り付けられたシャ
フトと、前記シャフトに回転自在に取り付けられた円筒
形中空スリーブとを有し、前記シャフト及び前記スリー
ブは前記クラッチに作動的に連結されており、前記シャ
フトは、前記クラッチのうちの一方又は他方と選択的に
係合するように回転でき、前記スリーブは、両クラッチ
が係合解除された中立位置に回転できる、ことを特徴と
するアクチュエータ機構である。
【0014】また請求項9に記載の発明は、請求項8に
記載のアクチュエータ機構において、前記シャフトの外
周には、前記クラッチのうちの対応する一方に各々作動
的に連結される一対のカム面が形成されており、前記シ
ャフトは、前記カム面がクラッチの係合及び係合解除を
制御するように作動するように回転できることを特徴と
する。
【0015】また請求項10に記載の発明は、請求項9
に記載のアクチュエータ機構において、前記スリーブに
は、前記カム面を露呈し且つ前記カム面と前記クラッチ
との間の協働を可能にする一対の開口部が形成されてお
り、前記スリーブは、その壁が両クラッチの係合解除を
行うように作動する位置まで回転できることを特徴とす
る。
【0016】また請求項11に記載の発明は、請求項1
0に記載のアクチュエータ機構において、前記ハウジン
グに枢動自在に支持された一対のリフター部材を更に有
し、これらのリフター部材の各々は、前記クラッチのう
ちの対応する一方のクラッチと係合する一つの側部を有
し、前記開口部のうちの対応する一方を通して前記カム
面の一方と係合できる別の部分を有することを特徴とす
る。
【0017】また請求項12に記載の発明は、請求項9
に記載のアクチュエータ機構において、前記ハウジング
に枢動自在に支持された一対のリフター部材を更に有
し、これらのリフター部材の各々は、前記クラッチのう
ちの対応する一方のクラッチと係合する一つの側部を有
し、前記カム面の一方と係合できる別の部分を有するこ
とを特徴とする。
【0018】また請求項13に記載の発明は、請求項9
に記載のアクチュエータ機構において、各カム面は、前
記シャフトの表面に形成された深い凹所及び浅い凹所を
含むことを特徴とする。
【0019】また請求項14に記載の発明は、請求項1
3に記載のアクチュエータ機構において、前記深い凹所
及び浅い凹所は、互いに部分的に重なっていることを特
徴とする。
【0020】また請求項15に記載の発明は、請求項1
3に記載のアクチュエータ機構において、前記対をなし
たカム面は互いから軸線方向に間隔が隔てられており、
両カム面の前記浅い凹所の軸線は、前記シャフトの軸線
を含む平面内に含まれることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、図1乃至図4を参照する
と、デュアルクラッチシャットルシフトユニット10
は、各端のベアリングで入力シャフト14を回転自在に
支持するハウジング12を含む。入力ギヤ16は、シャ
フト14のスプライン部分に回転しないように連結され
ている。入力ギヤ16は、前進クラッチギヤ18及び後
退クラッチギヤ20に噛み合い連結されている。前進ク
ラッチギヤ18は、ベアリング24を介して出力シャフ
ト22に回転自在に取り付けられている。後退クラッチ
ギヤ20は、ベアリング28を介してアイドラーシャフ
ト26に回転自在に取り付けられている。前進ブルギヤ
30が出力シャフト22に回転しないように連結されて
おり、後退ブルギヤ32がアイドラーシャフト26に回
転しないように連結されている。ギヤ30及び32は互
いに噛み合い係合している。各クラッチギヤ18、20
は、夫々のクラッチアッセンブリ34、36によって夫
々のシャフト22、26に連結されている。
【0022】各クラッチアッセンブリ34、36は、基
本的には、商業的に入手可能な従来のオートバイ用クラ
ッチと同じであり、些細な変更が施してあり、米国カネ
マツの子会社であるF.C.C.株式会社が製造してい
る、ばねで係合し且つ係合解除を手動又は機械式で行う
クラッチである。本願では、商業的に入手可能なクラッ
チには、クラッチリフタープレート及びベアリングを加
えることによって、及びジャダーばね及びジャダー座
(これらは両方とも図示してない)を取り外すことによ
って、スプラインを備えた入力シャフトを収容するよう
にクラッチギヤ18及び20をリベット取り付けできる
ように、作動の幅を拡げるような変更が施してある。図
4に示すように、リフターピン56又は58の夫々を上
方に移動することによって、クラッチ34及び36の係
合解除を行うことができ、クラッチ34及び36は、側
部と側部とを向き合わせて配置されており、互いから横
方向に離間されている。
【0023】リフターピン56、58の位置及びクラッ
チ34及び36の係合状態の夫々は、図4及び図6に最
もよく示すアクチュエータ機構59によって制御され
る。アクチュエータ機構59は、ハウジング12に枢着
されたリフター即ちレバー60及び62を含み、これら
のリフターは、リフターピン56及び58と係合してい
る。図6で最もよくわかるように、各リフター60、6
2は、対応するリフターピン56、58の端部を受け入
れる凹所64を有し、ピン66が、リフター60、62
の本体の段付きボア68に押し込まれている。
【0024】アクチュエータ機構59は、ハウジング1
2の両側壁に形成されたボア72及び74を含む。円筒
形中空スリーブ(外シャットルシャフト即ちクラッチオ
ーバーライドスリーブ)76がベアリング78及び80
によってボア内に回転自在に支持されている。クラッチ
オーバーライドレバー82がスリーブ76の外端に取り
付けられており、このレバー82は、好ましくは、任意
のリンク(図示せず)によって足踏みペダル(図示せ
ず)に連結されている。内シャットルシャフト84は、
ベアリング86及び88によってスリーブ76の内側に
回転自在に取り付けられている。シャットルシフトレバ
ー90がシャフト84の外端に固定されており、このレ
バー90は、好ましくは、任意のリンク(図示せず)に
よって、車室(図示せず)内に配置された手動レバー等
の手動式シャットルシフトオペレータ制御装置(図示せ
ず)に連結されている。
【0025】次に、図5及び図7乃至図9を参照する
と、内シャフト84は横ボア92を有する。ピン94が
ボア92に押し込まれており、レバー90を所定位置に
保持する。シャフト84の他端の近くには環状溝96が
形成されている。この溝96は、シャフト84をハウジ
ング12内で軸線方向所定位置に保持する位置決めピン
97を受け入れる。図5で最もよくわかるように、浅い
溝99がシャフト84の端部の近くで軸線方向に延びて
いる。戻り止めボール101が溝99に押し込まれ、シ
ャフト84を図5及び図6に示す位置に解放自在に保持
する。戻り止めボール101は、カール・レーン社等が
製造している商業的に入手可能なばねプランジャーによ
って押圧されている。
【0026】図8で最もよくわかるように、比較的深い
半径方向盲ボア即ち凹所98が、リフター60のピン6
6と係合自在であるように、所定位置でシャフト84の
表面内に延びている。浅い盲ボア即ち凹所100がボア
98と重なっており且つこのボアと交差する。図9で最
もよくわかるように、比較的深い半径方向盲ボア即ち凹
所102が、リフター62のピン(図示せず)と係合自
在であるように、所定位置でシャフト84の表面内に延
びている。浅い盲ボア即ち凹所104がボア102と重
なっており且つこのボアと交差する。図7乃至図9で最
もよくわかるように、ボア98及び102の軸線は、互
いに関して60°の角度で配向されている。図3及び図
7乃至図9を参照すると、レバー90が図示の位置にあ
り、両クラッチ34、36が係合解除されている状態で
は、ボア98の軸線は、ボア100の軸線及びレバー9
0の長さ方向軸線に関して反時計廻り方向に30°の角
度で配向されている。同様に、ボア102の軸線は、ボ
ア104の軸線及びレバー90の長さ方向軸線に関して
時計廻り方向に30°の角度で配向されている。この場
合には、図6で最もよくわかるように、リフター60の
ピン66の端部が浅いボア100によって受け入れられ
ており、リフター62のピン(図示せず)の端部が浅い
ボア104によって受け入れられている。図7乃至図9
から、対をなしたカム面が互いから軸線方向に間隔が隔
てられており、両カム面の浅い凹所100、104の軸
線は、シャフト84の軸線を含む平面内に含まれ、深い
凹所98及び102は、これらの凹所の軸線がこの平面
の上方及び下方に夫々30°の角度をなすように配向さ
れているということがわかる。
【0027】次に、図10及び図11を参照すると、ス
リーブ76にはスロット110が設けられている。位置
決めピン97は、スリーブ76を軸線方向所定位置に保
持すると同時に、スリーブ76を制限された量まで回転
できるように、スロット110を通って延びている。十
字形状の一対の開口部112及び114がスリーブ76
の壁に形成されており、リフター60のピン66が開口
部112を通って延び、リフター62のピン(図示せ
ず)が開口部114を通って延びる。作動モードレバー
90及び82が図示の位置にある状態では、リフター6
0及び62のピンは、内シャフトの浅いボア100及び
104によって夫々受け入れられており、両クラッチ3
4及び36は係合解除されている。リフター60及び6
2のピンを通してシャフト84に作用するクラッチ3
4、36のばね力は、シャフト84及びレバー90が通
常はこの中立位置の外に回転しないようにするのに十分
大きい。
【0028】機構10を前進にシフトするため、オペレ
ータはクラッチペダル(図示せず)を踏込んでレバー8
2を図3で見て時計廻り方向に40°枢動させる。これ
によりスリーブ76が回転し、その結果、開口部112
及び114を取り囲むスリーブ76の壁がリフター60
及び62と係合し、リフター60及び62の下端を図6
で見て右方に枢動する。これにより、リフター60及び
62のピンが浅いボア100及び104から外れる。リ
フターピンがシャフト84にもはや力を加えていない状
態で、レバー90及びシャフト84を回転させることが
できる。
【0029】クラッチペダル(図示せず)を踏込んだ状
態でレバー90及びシャフト84を図3で見て時計廻り
方向に30°枢動し、次いでクラッチペダルを離すと、
リフター60のピン66がボア98によって受け入れら
れ、リフター60の下端が図6で見て左方に枢動し、前
進クラッチ34が係合し、出力シャフト22が入力シャ
フト14に関して反対方向に回転する。この際、リフタ
ー62のピンはシャフト84の外径上に載止しており、
後退クラッチ36は係合解除されたままである。この場
合、トルクは入力シャフト14から出力シャフト22に
ギヤ16及び18、及びクラッチ34を介して流れるこ
とができ、出力シャフト22は入力シャフト14と反対
方向に回転する。リフター60のピンがボア98によっ
て受け入れられているため、クラッチペダルを再び踏込
むまで、シャフト84をこの前進位置の外に回転させる
ことができない。
【0030】機構10を中立位置に戻すようにシフトす
るためには、オペレータは、クラッチペダルを踏込み、
レバー90及びシャフト84を反時計廻り方向に30°
回転し、上文中に説明した元の中立位置に戻さなければ
ならない。
【0031】同様に、機構10を後退位置にシフトする
ためには、オペレータは、クラッチペダル(図示せず)
を踏込んでレバー90及びシャフト84を図3に示す中
立位置から反時計廻り方向に30°枢動し、次いで、ク
ラッチペダルを離さなければならない。これにより、リ
フター60のピンをシャフト84の外径上に載止させ、
リフター62のピンを深いボア102に入れる。これに
より、リフター62の下端がシャフト84に向かって枢
動し、その結果、後退クラッチ36が係合する。この場
合、トルクは入力シャフト14から出力シャフト22に
ギヤ16及び20、クラッチ36、及びギヤ32及び3
0を介して流れ、出力シャフト22は入力シャフト14
と同方向に回転する。リフター62のピンがボア102
によって受け入れられているため、クラッチペダル(図
示せず)を再び踏込むまで、シャフト84をこの前進位
置の外に回転させることができない。
【0032】機構10を中立位置に戻すようにシフトす
るためには、オペレータは、クラッチペダルを踏込み、
レバー90及びシャフト84を時計廻り方向に30°回
転し、上文中に説明した元の中立位置に戻さなければな
らない。
【0033】本発明を特定の実施例と関連して説明した
が、当業者には、以上の説明から、多くの変更、変形、
等が明らかであるということは理解されよう。従って、
本発明は、添付の特許請求の範囲の精神及び範囲内のこ
れらの変更、変形、等の全てを含もうとするものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を使用したデュアルクラッチリバーザー
ユニットの斜視図である。
【図2】図1のリバーザーユニットの端面図である。
【図3】図1のリバーザーユニットの側面図である。
【図4】図2の4−4線に沿った断面図である。
【図5】図3の5−5線に沿った断面図である。
【図6】図2の6−6線に沿った断面図である。
【図7】図6に関して左方から見た本発明の内シャット
ルシャフトの側面図である。
【図8】図7の8−8線に沿った断面図である。
【図9】図7の9−9線に沿った断面図である。
【図10】本発明の外シャットルシャットル即ちクラッ
チオーバーライドスリーブの底部面図である。
【図11】図10の11−11線に沿った断面図であ
る。
【符号の説明】
10 デュアルクラッチシャットルシフトユニット 12 ハウジング 14 入力シャフ
ト 16 入力ギヤ 18 前進クラッ
チギヤ 20 後退クラッチギヤ 22 出力シャフ
ト 24 ベアリング 26 アイドラー
シャフト 28 ベアリング 30 前進ブルギ
ヤ 32 後退ブルギヤ 34、36 クラ
ッチアッセンブリ 56、58 リフターピン 59 アクチュエ
ータ機構 60、62 リフター 64 凹所 66 ピン 68 段付きボア 72、74 ボア 76 円筒形中空
スリーブ 78、80 ベアリング 82 クラッチオ
ーバーライドレバー 84 内シャットルシャフト 86、88 ベア
リング 90 シャットルシフトレバー 92 横ボア 94 ピン 96 環状溝 97 位置決めピン 98、102 深
いボア 100、104 浅いボア 112、114
開口部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のクラッチを持つデュアルクラッチ
    前進/後退シフターユニット用のアクチュエータ機構に
    おいて、 ハウジングと、 前記ハウジングに回転自在に取り付けられたシャフトと
    を有し、このシャフトの外面には、前記クラッチのうち
    の対応する一つのクラッチに各々作動的に連結される一
    対のカム面が形成されており、前記シャフトは、前記カ
    ム面が前記クラッチの係合及び係合解除を制御するよう
    に作動するように回転できる、ことを特徴とするアクチ
    ュエータ機構。
  2. 【請求項2】 前記シャフトに回転自在に取り付けられ
    た円筒形中空スリーブを更に有し、このスリーブには、
    前記カム面を露呈し且つ前記カム面と前記クラッチとの
    間の協働を可能にする一対の開口部が形成されており、
    前記スリーブは、その壁が両クラッチの係合解除を行う
    ように作動する位置まで回転できる、請求項1に記載の
    アクチュエータ機構。
  3. 【請求項3】 前記ハウジングに枢動自在に支持された
    一対のリフター部材を更に有し、これらのリフター部材
    の各々は、前記クラッチのうちの対応する一方のクラッ
    チと係合する一つの側部を有し、前記開口部のうちの一
    方を通して前記カム面の一方と係合できる別の部分を有
    する、請求項2に記載のアクチュエータ機構。
  4. 【請求項4】 前記ハウジングに枢動自在に支持された
    一対のリフター部材を更に有し、これらのリフター部材
    の各々は、前記クラッチのうちの対応する一方のクラッ
    チと係合する一つの側部を有し、前記カム面の一方と係
    合できる別の部分を有する、請求項1に記載のアクチュ
    エータ機構。
  5. 【請求項5】 各カム面は、前記シャフトの表面に形成
    された深い凹所及び浅い凹所を含む、請求項1に記載の
    アクチュエータ機構。
  6. 【請求項6】 前記深い凹所及び浅い凹所は、互いに部
    分的に重なっている、請求項5に記載のアクチュエータ
    機構。
  7. 【請求項7】 前記対をなしたカム面は互いから軸線方
    向に間隔が隔てられており、両カム面の前記浅い凹所の
    軸線は、前記シャフトの軸線を含む平面内に含まれる、
    請求項5に記載のアクチュエータ機構。
  8. 【請求項8】 一対のクラッチユニットを持つデュアル
    クラッチ前進/後退シフターユニット用のアクチュエー
    タ機構において、 ハウジングと、 前記ハウジングに回転自在に取り付けられたシャフト
    と、 前記シャフトに回転自在に取り付けられた円筒形中空ス
    リーブとを有し、 前記シャフト及び前記スリーブは前記クラッチに作動的
    に連結されており、前記シャフトは、前記クラッチのう
    ちの一方又は他方と選択的に係合するように回転でき、
    前記スリーブは、両クラッチが係合解除された中立位置
    に回転できる、ことを特徴とするアクチュエータ機構。
  9. 【請求項9】 前記シャフトの外周には、前記クラッチ
    のうちの対応する一方に各々作動的に連結される一対の
    カム面が形成されており、前記シャフトは、前記カム面
    がクラッチの係合及び係合解除を制御するように作動す
    るように回転できる、請求項8に記載のアクチュエータ
    機構。
  10. 【請求項10】 前記スリーブには、前記カム面を露呈
    し且つ前記カム面と前記クラッチとの間の協働を可能に
    する一対の開口部が形成されており、前記スリーブは、
    その壁が両クラッチの係合解除を行うように作動する位
    置まで回転できる、請求項9に記載のアクチュエータ機
    構。
  11. 【請求項11】 前記ハウジングに枢動自在に支持され
    た一対のリフター部材を更に有し、これらのリフター部
    材の各々は、前記クラッチのうちの対応する一方のクラ
    ッチと係合する一つの側部を有し、前記開口部のうちの
    対応する一方を通して前記カム面の一方と係合できる別
    の部分を有する、請求項10に記載のアクチュエータ機
    構。
  12. 【請求項12】 前記ハウジングに枢動自在に支持され
    た一対のリフター部材を更に有し、これらのリフター部
    材の各々は、前記クラッチのうちの対応する一方のクラ
    ッチと係合する一つの側部を有し、前記カム面の一方と
    係合できる別の部分を有する、請求項9に記載のアクチ
    ュエータ機構。
  13. 【請求項13】 各カム面は、前記シャフトの表面に形
    成された深い凹所及び浅い凹所を含む、請求項9に記載
    のアクチュエータ機構。
  14. 【請求項14】 前記深い凹所及び浅い凹所は、互いに
    部分的に重なっている、請求項13に記載のアクチュエ
    ータ機構。
  15. 【請求項15】 前記対をなしたカム面は互いから軸線
    方向に間隔が隔てられており、両カム面の前記浅い凹所
    の軸線は、前記シャフトの軸線を含む平面内に含まれ
    る、請求項13に記載のアクチュエータ機構。
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