JPH0411910Y2 - - Google Patents

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JPH0411910Y2
JPH0411910Y2 JP8607885U JP8607885U JPH0411910Y2 JP H0411910 Y2 JPH0411910 Y2 JP H0411910Y2 JP 8607885 U JP8607885 U JP 8607885U JP 8607885 U JP8607885 U JP 8607885U JP H0411910 Y2 JPH0411910 Y2 JP H0411910Y2
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JP
Japan
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steering
clutch
brake
friction plate
arm
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JP8607885U
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JPS61200776U (ja
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  • Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はコンバインや除雪機等のクローラー式
走行車のミツシヨンケース内に設ける操向装置に
関するものである。
(ロ) 従来技術 従来からクローラー式走行車の操向装置につい
ては、同一出願人より実開昭54−183837号公報の
如き技術が公知とされているのである。
しかしこれらの従来技術においては、操向クラ
ツチ装置の歯車自体を操向スライド筒として摺動
して、歯車どうしの噛合を断接させてクラツチを
断接させ、更に該クラツチ歯車を操向ブレーキ装
置の摩擦板の押動体にも兼用していたのである。
故に、クラツチ断接時のシヨツクが大きく、また
大馬力の場合にはクラツチ容量が小さ過ぎて使え
ないと言う不具合いが有つたのである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案の目的は、クローラー式走行車の操向ク
ラツチ装置及び操向ブレーキ装置をどちらも、摩
擦板式の容量の大なるものとした場合、クラツチ
装置・ブレーキ装置の両者を、1個の操向スライ
ド筒にて直接人力で操作することは困難になると
予測されるが、この点の困難さを、操向軸上に設
けたクラツチ作動アーム2とブレーキ作動アーム
3及び、操向スライド筒の内径に設けたカムによ
り解決し、操向クラツチ・操向ブレーキの操作を
軽快に行なえるようにしたものである。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的
を達成する為の構成を説明すると。
摩擦板式の操向クラツチ装置・操向ブレーキ装
置を、操向軸4上に併置し、操向軸の外周に、そ
の回動で操向クラツチを切るクラツチ作動アーム
2と、その回動で操向ブレーキを効かせるブレー
キ作動アーム3を配置し、両アーム2,3のカム
フオロワー部2b,3bを対向させ、その上方に
操向スライド筒1を被嵌し、該操向スライド筒1
の内周には、クラツチ作動アーム2がまず回動
し、続いてブレーキが作動アーム3が回動される
べく、前記カムフオロワー部2b,3bに係合す
るカム面1c,1aを付設したものである。
(ホ) 実施例と作用 本考案の目的・構成は以上の如くであり、次に
添付の図面に示した実施例の構成と、併せて考案
の作用を説明すると。
第1図は本考案のクローラー式操向車のミツシ
ヨンケースの側面断面図、第2図は本考案の要部
である操向装置部分の後面断面図、第3図は操向
軸4の側面断面図である。
第1図に示す如く、ミツシヨンケースの上段に
は、エンジンからVベルトにて動力が伝えられる
入力軸や、油圧クラツチ式や歯車式の変速装置が
配置されており、変速後の回転が第2図の歯車1
3により操向軸4上に伝えられる。
操向軸4上にはスプライン嵌合して歯車12が
設けられており、歯車13と歯車12が噛合する
ことにより、操向軸4が回転するものである。
操向軸4上には左右対称に本考案の操向装置が
装備されているが、以下の説明を左側の操向装置
について行なうものとする操向クラツチ装置は次
の如く構成されている。
歯車12のボス部にスプライン嵌合して、摩擦
板係止体11が固設され、操向軸4と共に回転し
ている。歯車12のボス部の外周には、軸受25
を介して摩擦板係止体14が遊嵌され、摩擦板係
止体11と摩擦板係止体14の間に摩擦板装置6
が介在され、ここで動力の断接が行なわれる。
摩擦板装置6は、摩擦板係止体14内部の押動
体26が皿バネ8で付勢力を受けていることによ
り接合されるのである。
押動体26の下方において操向軸4の外周には
後述するクラツチ作動アーム2が配置され、その
押動部2cが皿バネ8の配置側とは反対側の押動
体26に接当されている。
摩擦板係止体14の外端に内径歯車15が固設
され、該内径歯車15には操向スライド筒1の歯
車1eが、摺動自在でかつ常時噛合しているので
ある。歯車1eは歯車27と噛合し、操向クラツ
チ装置の接合時に摩擦板係止体14より駆動スプ
ロケツト軸へ動力を伝えている。
操向ブレーキ装置は次の如く構成されている。
ミツシヨンケースMの壁部に操向ブレーキケース
18が固定され、該操向ブレーキケース18と操
向スライド筒1の摩擦板係止部1fの間に操向ブ
レーキ用の摩擦板装置7が介在されている。操向
ブレーキケース18の内径に嵌装した押動体10
を、その下方において操向軸4の外周に配置した
ブレーキ作動アーム3の押動部3aが押すことに
より、摩擦板装置7が密着して、制動が掛かるの
である。操向スライド筒1はバネ9により、制動
解除側に付勢されている。
第2図の図面においては、操向スライド筒1は
操向クラツチ・操向ブレーキを共に作動させてい
ない状態を開示しており、クラツチ作動アーム2
及びブレーキ作動アーム3は、操向軸4に枢支軸
17,16でもつて回動自在に支持され、夫々の
端部にはカムフオロワー部2b,3b及び押動部
2c,3aを形成している。カムフオロワー部2
b,3bを対向させ、この上方においてその内周
にカム孔1c,1aを有する操向スライド筒1を
配置している。クラツチ作動アーム2のカムフオ
ロワー部2bは操向スライド筒1の内周に構成さ
れたカム孔1cに嵌入している。故にカムフオロ
ワー部2bは枢支軸17を中心に揺動し押動体2
cを、押動体26が皿バネ8によつて摩擦板装置
6を係合するのを許容するように後退させている
のである。ゆえに第2図の状態では、操向クラツ
チ装置は接合状態である。まここの時ブレーキ作
動アーム3のカムフオロワー部3bは操向スライ
ド筒1の内周のカム孔1aに嵌入している。この
状態では押動体3aが押動体10の押圧せず、摩
擦板装置7が開かれているので、制動は行われて
いない。
操向スライド筒1が左方へ摺動されると、カム
フオロワー部2bが操向スライド筒1の内周面1
dに乗り上げ、押動部2cが枢支軸17を中心に
回動して、押動体26を皿バネ8に抗して押し戻
し、摩擦板装置6が断状態となり、操向クラツチ
が切れるのである。
また、カムフオロワー部3は内周面1bに乗り
上げて押動部3aを枢支軸16を中心に回動させ
て、押動体10を摩擦板装置7の制動方向に押し
て、操向ブレーキ装置を制動させるのである。
以上のような構成において、操向スライド筒1
の内周に構成されたカム孔1a,1cの断面形状
が、カム孔1aは徐々に深くなるように形成さ
れ、カム孔1cの方は一気に深くなるように構成
されているので、まずクラツチ作動レバー2が回
動して操向クラツチが切れ、続いて徐々にブレー
キ作動レバー3が回動して操向ブレーキが効いて
いくことになるのである。
操向ブレーキは解除される際にも、徐々に解除
され始め、その後、一気に操向クラツチが接合さ
れるのである。
このように、操向クラツチと操向ブレーキのタ
イミングが該カム孔1a,1cにより構成されて
いるのである。
なお、カム孔1a,1cは操向スライド筒1の
内周に直接形成したり、別の筒体の内周に形成し
て、この筒体を操向スライド筒1の内周に嵌合す
るようにしても良い。
操向スライド筒1の左右摺動は、操向操作アー
ム22の回動により、軸21が回動し、軸21上
のカムピン20が回動すると、シフター5のカム
面5aが押されて、シフター5が左側へ、操向ク
ラツチ装置の断方向・操向ブレーキ装置の制動方
向へ摺動されるのである。操向スライド筒1の右
側への戻りは、操向操作アーム22を戻し操作す
ると、操向スライド筒1のバネ9により戻される
のである。
(ヘ) 考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような
効果を奏するものである。
第1に、操向クラツチ装置・操向ブレーキ装置
をどちらも摩擦板式とすることにより、操向クラ
ツチ容量・操向ブレーキ容量を大きくすることが
でき、エンジン馬力の大きい走行車や、操向軸が
高速回転する場合にも、使用することが出来るの
である。また従来の歯車噛合式に比較しても、操
向クラツチ装置の耐久性を向上させることが出来
るのである。
第2に、操向クラツチ装置・操向ブレーキ装置
を摩擦板式としたにも拘わらず、操向スライド筒
の内周に付設したカム面1c,1aによりクラツ
チ作動アーム2とブレーキ作動アーム3を回動操
作することにより、操向スライド筒1の左右摺動
を軽快な操作でもつて行なうことができる。ま
た、ワンレバーアクシヨンにより操向操作を行う
ことが出来、操向クラツチ装置と操向ブレーキ装
置を別に設けて、両装置の操作アームを連結し、
連動操作する必要がないのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のクローラー式操向車のミツシ
ヨンケースの側面断面図、第2図は本考案の要部
である操向装置部分の後面断面図、第3図は操向
軸4の側面断面図である。 1……操向スライド筒、2……クラツチ作動ア
ーム、3……ブレーキ作動アーム、4……操向
軸、6……操向クラツチ用の摩擦板装置、7……
操向ブレーキ用の摩擦板装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 摩擦板式の操向クラツチ装置・操向ブレーキ装
    置を操向軸4上に併置し、操向軸の外周に、その
    回動で操向クラツチを切るクラツチ作動アーム2
    と、その回動で操向ブレーキを効かせるブレーキ
    作動アーム3を配置し、両アーム2,3のカムフ
    オロワー部2b,3bを対向させ、その上方に操
    向スライド筒1を被嵌し、該操向スライド筒1の
    内周には、クラツチ作動アーム2がまず回動し、
    続いてブレーキが作動アーム3が回動されるべ
    く、前記カムフオロワー部2b,3bに係合する
    カム面1c,1aを付設したことを特徴するクロ
    ーラー式走行車の操向装置。
JP8607885U 1985-06-06 1985-06-06 Expired JPH0411910Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8607885U JPH0411910Y2 (ja) 1985-06-06 1985-06-06

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JP8607885U JPH0411910Y2 (ja) 1985-06-06 1985-06-06

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JPS61200776U JPS61200776U (ja) 1986-12-16
JPH0411910Y2 true JPH0411910Y2 (ja) 1992-03-24

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