JPH11343440A - 印刷液体セットとインクジェットインクセット - Google Patents

印刷液体セットとインクジェットインクセット

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JPH11343440A
JPH11343440A JP11113484A JP11348499A JPH11343440A JP H11343440 A JPH11343440 A JP H11343440A JP 11113484 A JP11113484 A JP 11113484A JP 11348499 A JP11348499 A JP 11348499A JP H11343440 A JPH11343440 A JP H11343440A
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cationic
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    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/40Ink-sets specially adapted for multi-colour inkjet printing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】同色及び異色間のにじみのない、耐光性、退色
性等のインク品質を向上させる印刷液体セット。 【解決手段】本発明は、水性ベヒクルとそれぞれ少なく
とも1つの第1着色剤と第1アニオン性ポリマーとを含
む第1アニオン性印刷液体と、水性ベヒクルとそれぞれ
少なくとも1つの第2着色剤と第2アニオン性ポリマー
と、第1ポリマーのpKaの値かそれ以下のpKaを有
する酸添加剤とを含む第2アニオン性印刷液体と、水性
ベヒクルとそれぞれ少なくとも1つの第3着色剤と第3
のカチオン性ポリマーとを含み、約2〜5の範囲のpH
を有する第3カチオン性印刷液体と、水性ベヒクルと少
なくとも1つの第4アニオン染料と沈殿剤とを含む第4
アニオン性印刷液体からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント(印刷)液体
に関し、特に、インクジェットプリンティング用として
ブリード(にじみ)制御が改善されたインクに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】印刷液体は、彩色、グラビア及びプレス
印刷、液体トナーを使うゼログラフィー印刷及びインク
ジェットプリントのような、多くの用途に用いられてい
る。印刷液体は、典型的には、液体媒体又はベヒクル中
に着色剤を含有するものである。例としては、ペイン
ト、液体トナー及びインクがある。ベヒクルは、有機を
ベースとしたもの(溶媒ベース)又は水をベースとした
もの(水性ベース)であってよい。着色剤は、染料又は
顔料であってよい。印刷液体は、さらに、特定の用途に
基づいてその他の付加的成分を含んでもよい。
【0003】
【従来の技術】インクジェットプリンティングは、イン
ク液滴を紙、透明フィルム又は繊維等のプリント媒体上
に被着させる非衝撃プリントプロセスである。本来、イ
ンクジェットプリンティングは、マイクロプロセッサに
よって生成される電気信号に応答してプリント媒体上に
インク液滴を噴射(発射、ejection)させることを伴う
ものである。
【0004】インクジェットプリンティングにおいてイ
ンク液滴の噴射を達成するための現在利用できる基本的
方法は、熱式(サーマル)と圧電(ピエゾ)式の2方式
がある。サーマルインクジェットプリントでは、液滴噴
射のエネルギーは電気的に加熱される抵抗素子によって
生成されるものであって、これは、マイクロプロセッサ
からの電気信号に応答して急速に熱くなって蒸気バブル
を作り出し、結果的に、抵抗素子に連結されたノズルを
通してインクを排出するものである。圧電式インクジェ
ットプリントでは、これもマイクロプロセッサによって
生成される電気信号に応答した圧電結晶の振動によって
インク液滴が噴射される。特定順序でのインク液滴の噴
射によって、プリント媒体上に、英数字、塗りつぶし及
びその他のパターンが形成される。
【0005】インクジェットプリンタは、比較的ノイズ
の無い動作と共に、低コスト、高品質プリントをもたら
すものである。上述のように、インクジェットプリンタ
は、他方式のプリンタに代わるポピュラーな代替品とな
った。しかし、大部分はインクジェットインクの乾燥時
間が比較的遅いため、また、プリンタ固有のブリード制
御アルゴリズムに由来するプリンタの減速のため、イン
クジェットプリンタは、現在のところ、レーザプリンタ
によって得られるスループット(処理能力)の水準に対
抗することができない。特にブリード制御に関しては、
紙サブストレート上に様々な色でのプリント時、インク
ジェットインク間で互いににじみ込む傾向がある。ブリ
ードは、複数の色が、紙サブストレートの表面上だけで
はなく、そのサブストレート自体の内部でも両方混ざり
合う時に起こる。この問題に答えて、インクジェットプ
リンタは、通常、透明で且つ1つの色から他へ侵入する
ことのない境界をカラー間に設けることを意図したブリ
ード制御アルゴリズムを採用している。しかし、これは
プリンタを減速させてしまう。インクジェットプリンタ
で得られるスループットの水準を上げるためには、イン
クジェットインクの乾燥時間を、好ましくは、ブリード
制御にも影響を及ぼす方法で、改善しなければならな
い。
【0006】ブラック対カラー及びカラー対カラーのに
じみ問題に対する種々の解決策が提供されてきた。その
幾つかの解決策は、インク環境を変えてブリードを減ら
す方法に関するものである。例えば、特別に作製される
成分の紙と共に、加熱したプラテン及びその他の熱源を
用いてブリードを減らしている。しかし、加熱プラテン
は、プリンタのコスト増加につながり、特に、特別の成
分構成の紙は、「普通」紙より高価である。このよう
に、インクジェットカラープリントにおいてブリードを
減らすのに外部の設備を使うことは、一般に、コスト効
率的ではない。ブリードを減らすために通常使われるそ
の他の方法は、透明で且つ1つの色から他へ侵入するこ
とのない境界をカラー間に設けるインクジェットプリン
タのブリード制御アルゴリズムの使用に関連している。
しかし、このようなアルゴリズムは、プリンタを減速さ
せる。
【0007】ブリード問題に関して提案されたその他の
解決策には、インクジェットインクの組成を変更するこ
とが含まれる。例えば、界面活性剤類を効果的に用い
て、染料ベースのインク組成でのブリードを軽減してい
る。例えば、それら全てが本願出願人が譲受人となって
いる、米国特許第5,106,416号(「Bleed Alle
viation Using Zwitterionic Surfactants and Cationi
c Dyes」)、米国特許第5,116,409号(「Blee
d Alleviation in Ink-Jet Inks」)及び米国特許第
5,133,803号(「High Molecular Weight Coll
oids Which ControlBleed」)参照。しかし、界面活性
剤類は、紙の中へのインクの浸透率を高め、これがま
た、エッジ精鋭度(edge acuity)の低下を来すことがあ
る。さらに、界面活性剤含有インクの添加は、プリント
ヘッドのノズル板上で液たまりを引き起こし、液滴噴射
特性を低下させる。染料ベースのインク組成に特有のそ
の他の解決手段は、本願出願人が譲受人となっている、
米国特許第5,198,023号(「Cationic Dyes wi
th Added Multi-Valent Cations to Reduce Bleed in T
hermal Ink-Jet Inks」)及び米国特許第5,181,
045号(「Bleed Alleviation Using pH Sensitive D
yes」)に見られる。
【0008】本願出願人が譲受人となっている米国特許
第5,565,022号(「Fast Drying, Bleed-Free
Ink-Jet Ink Compositions」)は、染料が水溶性又は水
不溶性(即ち、溶媒−可溶性染料)の何れかであるとこ
ろの染料ベースインク組成のブリード制御を対象として
いる。より詳細には、インクのブリード制御は、染料の
性質に依存して、水又は溶媒のどちらかに染料を溶解す
ることにより達成される。インクは、水、水不溶性有機
化合物及び両親媒性物質の等方性溶液であるマイクロエ
マルションの形をしていて、水不溶性化合物を水に可溶
化するに足りる十分な両親媒性物質が含まれている。
【0009】本願出願人が譲受人となっている米国特許
第5,531,816号(「Bleed-Alleviated, Waterf
ast, Pigment-Based Ink-Jet Ink Compositions」)及
び米国特許第5,713,989号(「Bleed Alleviat
ed Aqueous Pigment Dispersion-Based Ink-Jet Ink Co
mpositions」)は、それぞれ、溶媒分散型顔料ベース及
び水性顔料ベースのインクジェットインク組成物のブリ
ード制御を扱っている。より詳細には、インクに対する
ブリード制御は、顔料を分散させ且つそれをマイクロエ
マルションの形で溶液に保持することによって達成され
る。しかし、再度、ブリードに対するこれらの解決手段
は、染料ベースのインクには向けられず、むしろ分散さ
れた顔料ベースのインクに特定的に向けられている。
【0010】さらに、適切なインクジェットインクは、
その他の性能属性のことも配慮しておかなければならな
い。耐久性のあるプリントサンプルを得るためには、イ
ンクは、プリント媒体上にプリントされた際は耐光性(l
ightfast)イメージを生成できなければならない。典型
的には、耐光性は、ブラックインクについては、顔料ベ
ースのインクを用いることにより達成されてきた。しか
し、例えば、マゼンタ、黄色及びシアンのような、カラ
ーインクは、着色剤として、典型的に、染料を使用して
おり、従って、耐光性の低いイメージとなる。別の問題
は、幾つかのカラー間でブリード制御が達成されている
とはいえ、選択的ブリード制御であるということであ
る。ブラック、マゼンタ、黄色及びシアンの主要4色間
の可能な全ての組合せの間では達成されていない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従って、プリントの信
頼性を犠牲にすることなく耐光性を最大に高めながら、
インク品質の改善、特に、にじみの軽減、エッジ尖鋭度
の改善、均一な塗りつぶし及び色の品質の改善を実現で
きるインクジェットプリントインクの必要性は存在して
いる。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明により、プリント
の信頼性を犠牲にすることなく耐光性を最大に高めなが
ら、インク品質の改善、特に、ブリード(にじみ)の軽
減、エッジ精鋭度の改善、均一な塗りつぶし及び色質を
改善した1セットの印刷液体が開示される。その印刷液
体のセットは、少なくとも4種の個別の液体を包含し、
各液体は、それらの間のブリードを軽減するため他と相
互作用することができるものである。
【0013】印刷液体のセットは以下のものからなる。
1)水性ベヒクルと、少なくとも1つの第1の着色剤
と、少なくとも1つの第1のアニオン性ポリマーとを含
む第1のアニオン性印刷液体。2)水性ベヒクルと、少
なくとも1つの第2の着色剤と、少なくとも1つの第2
のアニオン性ポリマーと、さらに、第1印刷液体の少な
くとも第1ポリマーのpKaの値かそれ以下のpKaを
有する酸添加剤とを含む第2のアニオン性印刷液体。
3)水性ベヒクルと、少なくとも1つの第3の着色剤
と、少なくとも1つの第3のカチオン性ポリマーとを含
み、且つ約2から約5の範囲のpHを有する第3のカチ
オン性印刷液体。4)水性ベヒクルと、少なくとも1つ
の第4のアニオン染料と、沈殿剤とを含む第4のアニオ
ン性印刷液体。
【0014】好ましい実施例では、印刷液体のセット
は、特に、インクジェットプリント用インクに適してお
り、この場合、該インクセットは、優れたテキスト品
質、ブリード(にじみ)軽減及び信頼性のあるインクジ
ェットプリントカートリッジ性能を実現できるものであ
る。
【0015】インクに顔料類を用いることにより、プリ
ント生成物に優れた耐光性を与えることができる。イン
クセットのインク間の相互作用スケームにより、高いイ
ンク品質、ブリード(にじみ)の制御、より鮮明なライ
ンエッジ精鋭度、均一な塗りつぶし及び優れた色質を有
するプリントの生成が可能となる。さらに、本願発明に
よって調製されたインクは、媒体(例えば、コート紙、
未コート紙、フィルム)に依存することなく、信頼のお
けるプリント性能を示すものである。
【0016】
【実施例】本発明に係る印刷液体のセットは、ペイン
ト、グラビア及びプレス印刷液体トナーを使うゼログラ
フィープリンティング及びインクジェットプリンティン
グ等の、多くの用途に適している。以下に、特に、イン
クジェットプリント分野での適用例に基づいて本発明を
説明する。
【0017】本願発明のインクセットは、少なくとも4
つのインクを包含し、前記それぞれのインクはある種の
イオン特性を有している。前記各インクは、水性ベヒク
ルと少なくとも1つの着色剤であって、その電荷特性が
残りのインク成分と相容性であれば、顔料でも染料で
も、あるいはそれらの組合せであってもよい着色剤と、
そのインクと同じイオン特性を有するイオン性ポリマー
とを含有する。顔料あるいは染料をベースとしたカチオ
ン性及びアニオン性水性インクジェットインクの全ての
組合せは適切であると考えられる。ポリマーは、顔料含
有(pigmented)インク用の分散剤の形で存在するか又
は着色剤と依存することなく、インクに添加してもよ
い。既に言及したように、ポリマーは、インクと同一の
イオン性であり、即ち、カチオン性インクにはカチオン
性ポリマー及びアニオン性インクにはアニオン性ポリマ
ーとなる。本願発明のインクは、プリント媒体上に被着
されると相互に相互作用するよう設計されている。
【0018】インク組成物の「イオン性(ionic charact
er)」を指す時、そのインク組成物そのものは荷電(cha
rged)されておらず、それらは中性であることは、当該
分野では周知のことである。従って、用語「イオン性」
は、インク組成物の主要機能成分が、それらのイオン形
で帯びている電荷を指す。そのような成分は、典型的に
は、インクを中性にするため対イオンで中和される。カ
チオン性インクはカチオン成分を含みそしてアニオン性
インクはアニオン成分を含むことは、当該分野で周知の
ことである。
【0019】本願発明で用いられる時、用語「顔料」
は、水性ベヒクルには不溶性であって、且つ分散染料を
含む着色剤を指す。
【0020】本願明細書における濃度は、別途指示しな
い限り、全て、重量パーセントである。全成分の純度
は、インクジェットインクとして通常の商業上利用され
いるものでよい。次に、インクとそれらの成分を以下に
詳細に説明する。
【0021】本願発明のインクセットは以下のインクよ
りなる。 1)水性ベヒクルと、少なくとも1つの第1の着色剤
と、第1のアニオン性ポリマーを含む第1のアニオン性
インク。 2)水性ベヒクルと、少なくとも1つの第2の着色剤
と、少なくとも1つの第2のアニオン性ポリマーと、第
1インクの少なくとも第1ポリマーのpKa未満のpK
aをもつポリマー添加剤(酸添加剤)を含む第2のアニ
オン性インク。 3)水性ベヒクルと、少なくとも1つの第3の着色剤
と、第3のカチオン性ポリマーとを含み、約2〜約5の
範囲のpHである第3のアニオン性インク。 4)水性ベヒクルと、少なくとも1つの第4の着色剤
と、沈殿剤とを含む第4のアニオン性インク。
【0022】好ましくは、少なくとも1つの第1のアニ
オン性ポリマーは、少なくとも1つの中和カルボン酸基
を有し;少なくとも1つの第2のアニオン性ポリマー
は、少なくとも1つのスルホン酸塩又はホスホン酸塩の
基を有する。
【0023】より好ましくは、本発明に係るインクは、
次の特性を有するものである。第1のインクは、水性ベ
ヒクルと、顔料と、そして少なくとも1つの中和カルボ
ン酸基を有する高分子分散剤とを含有する。第2のイン
クは、水性ベヒクルと、顔料と、少なくとも1つのスル
ホン酸塩又はホスホン酸塩の基を有する高分子分散剤
と、そして第1インクにおける着色剤の沈殿を十分起こ
させる量の約3.5未満pKaを有するカルボン酸添加
剤とを含有する。第3のインクは、水性ベヒクルと、顔
料と、カチオン性高分子分散剤と、そして約2〜約5、
より好ましくは、約2.5〜約4の範囲のpHを有す
る。第4のインクは、水性ベヒクルと、水ベースのアニ
オン染料と、沈殿剤と、そして、任意に、カルボン酸添
加物とを含有する。任意選択のカルボン酸添加物は、約
2.7〜約7の範囲にインクのpHを設定するのに十分
な量の約3.5未満のpKaを有する。好ましくは、カ
ルボン酸添加物は、約2.7〜約4の、そして最も好ま
しくは、約2.9〜約3.5の範囲にインクのpHを設
定するのに十分な量である。
【0024】当該インクは、インクジェットプリントの
分野で周知の付加的成分をさらに含有していてもよい。
上述の付加的成分には、殺生物剤、界面活性剤、共溶媒
等がある。
【0025】本願発明の一実施例において、ブラック、
マゼンタ及びシアンのインクが、第1から第4のインク
に対応して作られる時、そのインク間には次に述べる関
係が成立していてもよい。しかし、留意すべきは、本発
明は、記述される関係で限定されるものではなく、特許
請求の範囲に規定されるものである。カーボンブラック
顔料を、第1インクの着色剤として使用する。第1イン
クのカーボンブラック顔料、ブラック(K)は、カルボ
キシル化高分子分散剤(アニオン性)によって安定化さ
れ且つそのインクは約8のpHを示す。第2インクのマ
ゼンタ顔料、マゼンタ(M)は、スルホン化又はホスホ
ン化高分子分散剤(アニオン性)によって安定化され
る。マゼンタインクは、カルボン酸添加剤を有し且つ約
3のpHを示す。第3インクの黄色顔料、黄色(Y)
は、カチオン性高分子分散剤によって安定化され、且つ
同インクは、約3のpHを示す。第4インクのシアン着
色剤、シアン(C)は、アニオン性水溶性染料である。
シアンインクは、さらに、沈殿剤、ここでは、多価金属
塩と、任意に、カルボン酸添加剤を含有。同インクは約
3のpHを示す。
【0026】ブラックとマゼンタのインク間の反応は、
2つのインク間のpHの差とマゼンタインクからの過剰
の水素イオンによって生ずる。ブラックインクと黄色イ
ンクは、ブラックと黄色の顔料に対する分散剤間の反対
電荷によって反応する。ブラックインクとシアンインク
は、多価金属イオン(沈殿剤)により分散されたブラッ
ク顔料の沈殿に起因して反応する。さらに、第4のイン
ク(例えば、シアン)が任意選択の酸を含有する場合、
シアンとブラックのインク間のpHの差によって、ブラ
ックインクにおける着色剤の沈殿がさらに増進される。
【0027】マゼンタと黄色のインク間の反応は、マゼ
ンタと黄色の顔料に対する分散剤間の反対電荷によって
引き起こされる。マゼンタとシアンインクは、分散され
たマゼンタ顔料を沈殿させる多価金属イオン(沈殿剤)
により反応する。
【0028】そして、最後に、黄色インクとシアンイン
クは、分散された黄色顔料とシアン染料の間の反対電荷
によって反応する。
【0029】サブストレート 本発明を実施する際に選択してよいサブストレートは、
プリントされる要素を生成する際に一般的に使用される
ものは全て含む。インクジェットインクの用途には、セ
ルロース及び非セルロース系のサブストレートを役立つ
よう用いてよく、紙のような、セルロース系のサブスト
レートが望ましい。寸法決め(sized)の場合、サブスト
レートに適した寸法決定の程度は、TAPPI規格 T530 PM-
83に記述されているような、Herculesサイズテスト(Her
cules size test)、HSTで測定される時、1秒から1
000秒までであってよい。サブストレートは、そのH
STの値が使用プリンタのインク滴の容積と組成に適合
するように選択する。好ましいHSTは、200〜50
0秒の、最も好ましくは、350〜400秒の範囲にあ
る。幾つかの有用な紙は、硬質と軟質の木材のブレンド
から成る100%漂白クラフト、100%木材のない
(wood free)綿ベラム(cotton vellum)及びパルプ打ち
出しか添加剤を使うかして半透明に作られた木材含有紙
を含む。好ましい紙は、メッド・カンパニー(Mead Com
pany)(オハイオ州デイトン)製造の、スタイル1057と
呼ばれる、Gilbert Bond紙(25%綿)である。その他
のサブストレートには、カードボード、ポリエチレンテ
レフタル酸塩のような透明フィルム、織物等がある。
【0030】水性キャリヤー媒体 水性キャリヤー媒体は、水か又は水の混合物と少なくと
も1つの水溶性有機溶媒である。適当な混合物の選択
は、要求される表面張力と粘度、選択着色剤、インクの
乾燥時間及びインクをその上にプリントするサブストレ
ートの種類のような、特定用途の要件によって決まる。
選択してよい代表的な水溶性有機溶媒は、米国特許第
5,085,698号に開示されている。水と、ジエチ
レングリコール等の多価アルコールとの混合物は、水性
キャリヤー媒体として好ましい。
【0031】水と水溶性溶媒との混合物の場合、水性キ
ャリヤー媒体は、通常、約30%から約95%の水を含
有し、残りの(即ち、70〜5%)水溶性溶媒である。
好ましい組成は、水性キャリヤー媒体の全重量に基づい
て、ほぼ60%から約95%である。
【0032】インクの水性キャリヤー媒体の量は、有機
顔料が選択される時、インクの全重量に基づいて、ほぼ
70〜99.8%、好ましくは、ほぼ94〜99.8%
の範囲にあり;無機顔料が選択される時、ほぼ25〜9
9.8%、好ましくは、70〜99.8%であり;そし
て染料が選択される時、80〜99.8%である。
【0033】着色剤類 顔料 本願明細書に用いられる時、用語「顔料」は、水性ベヒ
クルに不溶性である着色剤を指し、且つ分散染料を含
む。各種の有機及び無機顔料は、単独又は組合せて、イ
ンク調製に選択することができ、その例は、米国特許第
5,085,698号に開示されている。ここで用いる
時、用語「顔料」は、不溶性着色剤を意味する。顔料粒
子は、インクジェットプリント装置を通して、特に、通
常、10〜50ミクロンの直径を有する噴射ノズルのと
ころで、インクの自由流(free flow)を可能にする位十
分小さい。粒子サイズはまた、インクの寿命にわたって
重要であるところの、顔料分散安定性にも影響する。微
小粒子のブラウン運動は、粒子が凝集するのを防ぐ働き
がある。また、最大のカラー強度と光沢を得るには、小
粒子を使うのが望ましい。有効な粒子サイズの範囲は、
ほぼ0.005ミクロンから15ミクロンである。好ま
しくは、顔料の粒子サイズは、0.005から5ミクロ
ンであり、次に好ましくは、0.005から1ミクロン
であり、最も好ましくは、約0.005ミクロン〜0.
3ミクロンである。
【0034】分散染料 インクに使用される分散染料の色と量は、主に、選択関
数であって、主として、所望のプリント色、染料の純度
及びその強度に依存する。分散染料は、インクの全重量
をベースとして、重量で、約0.05〜約20%、好ま
しくは、重量で、約0.1〜約8%、より好ましくは、
重量で、約1〜約5%、存在してよい。本発明に有用で
あり得る典型的な分散染料は、米国特許第5,053,
494号、米国特許第5,203,912号及び米国特
許第5,102,448号に開示されている。
【0035】水溶性染料 インクのイオン電荷によって、カチオン又はアニオン染
料を本発明用として選択してよい。カチオン染料は、水
溶液で着色カチオン性を生ずる。選択してよいカチオン
染料の種類には、塩基性染料と、繊維のようなサブスト
レート上に酸性部位を結合できるようにした幾つかの媒
染染料(mordant dyes)が含まれる。使用上有益性を得る
カチオン染料には、アゾ化合物類、ジフェニルメタン化
合物類、トリアリールメタン化合物類、キサンテン化合
物類、アクリジン化合物類、キノリン化合物類、メチン
化合物類、ポリメチン化合物類、チアゾール、インダミ
ン、インドフェノール、アジン化合物類、オキサジン化
合物類及びチアジン化合物類がある。選択されるカチオ
ン染料は、所望のカラー強度を生成することができ且つ
プリントヘッドの性能不良を防止できるよう水性キャリ
アー媒体において十分な溶解性をもっている必要があ
る。カチオン性水溶性染料の例には、CI:ベーシック
バイオレット10(Basic Violet 10)、ベーシックバイ
オレット11(Basic Violet 11)、ベーシックバイオレ
ット14(Basic Violet 14)、ベーシックブルー3(Basi
c Blue 3)、ベーシックブルー7(Basic Blue 7)、ベー
シックブルー9(Basic Blue 9)、ベーシックイエロー1
1(Basic Yellow 11)、ベーシックイエロー28(Basic
Yellow 28)、ベーシックイエロー37(Basic Yellow 3
7)、ベーシックブラック1(Basic Black 1)がある。
【0036】アニオン染料は、水溶液で着色アニオンを
生ずる。水性インクジェットインクに通常用いられるア
ニオン染料の種類はアセッド(Acid)、ダイレクト(Direc
t)、食品(Food)、媒染(Mordant)及び反応性(Reactive)
染料である。使用上有益性を得る典型的なアニオン染料
には、ニトロソ化合物類、ニトロ化合物類、アゾ化合物
類、スチルベン化合物類、トリアリールメタン化合物
類、キサンテン化合物類、キノリン化合物類、チアゾー
ル化合物類、アジン化合物類、オキサジン化合物類、チ
アジン化合物類、アミノケトン化合物類、アントラキノ
ン化合物類、インジゴ化合物類及びフタロシアニン化合
物類がある。
【0037】アニオン水溶性染料の例には、C.I.フ
ードブラック2(C.I.Food Black 2)、C.I.ダイレク
トブラック168(C.I.Direct Black 168)及びC.I.
ダイレクトブラック22(C.I.Direct Black 22)、C.
I.アセッドレッド18(C.I.Acid Red 18)、C.I.
アセッドレッド27(C.I.Acid Red 27)、C.I.アセ
ッドレッド52(C.I.Acid Red 52)、C.I.アセッド
レッド289(C.I.Acid Red 289)、C.I.アセッドイ
エロー23(C.I.Acid Yellow 23)及びC.I.ダイレク
トブルー199(C.I.Direct Blue 199)、C.I.アセ
ッドブルー9(C.I.Acid Blue 9)、ダイレクトブルー1
69(Direct Blue 169)及びNa+、Li+、Cs+のよう
なそれらの一価アルカリイオン;及びそれらのNH4 +
TMA(テトラメチルアンモニウム)及び置換アンモニ
ウム塩がある。
【0038】水溶性染料は、単独でもしくは顔料と組合
せてインク中に存在する時、インクの全重量を基とし
て、重量で、約0.05〜約20%、好ましくは、重量
で、約0.1〜約8%、より好ましくは、重量で、約
0.5〜約5%存在していてよい。
【0039】ポリマー ポリマーは、着色インクの分散剤の形で存在しても又は
着色剤に依存せずにインクに添加されてもよく、又はそ
の両方であってもよい。既に言及したように、ポリマー
は、インクと同一のイオン性であり、即ち、カチオン性
インクにはカチオン性ポリマー及びアニオン性インクに
はアニオン性ポリマーとなる。
【0040】本発明に適切に使用できるポリマー類は、
米国特許第5,555,008号及び米国特許第5,0
85,698号(両方とも、参考として本願明細書に引
用)に記述されているそれらのような、単独重合体類(h
omopolymers)、共重合体類(copolymers)、(AB、BA
B、BAB又はABCブロックポリマー類のような)ブ
ロックポリマー類又は分枝又はグラフト重合体であって
よい。高分子分散剤として特に有用なポリマーには、A
B、BAB又はABCブロックポリマー類又はAx(B
A)yBzグラフト共重合体(式中、xは0〜約10,
000、yは約2〜約10,000、そしてzは0〜約
10,000)がある。AB又はBABブロックポリマ
ー類では、Aセグメントは、顔料との結合に機能する疎
水性単独重合体又は共重合体であり、そしてBブロック
は、水性ベヒクルにおいて顔料を分散させる働きのあ
る、親水性単独重合体又は共重合体、又はそれらの塩で
ある。ABCトリブロック(triblocks、3ブロック)
類も顔料分散剤として有用である。ABCトリブロック
においては、Aブロックは、水と和合性のポリマーであ
り、Bブロックは、顔料に結合できるポリマーであり、
そしてCブロックは、有機溶媒と和合性である。A及び
Cブロックは、末端ブロックである。ABCトリブロッ
ク類とそれらの合成物類は、1993年8月28日公開
の欧州特許公報0556649A1に開示されている。
Ax(BA)yBzグラフト共重合体類では、Aセグメ
ントは、水性ベヒクルにおいて顔料との結合に機能する
疎水性単独重合体又は共重合体である。グラフト構造の
共重合体類の合成法は、米国特許第5,005,582
号に開示されている。ランダム共重合体類は、分散剤と
して使用できるが、顔料分散を安定化する上では、ブロ
ックポリマー類ほど有効ではない。
【0041】ポリマーの量及び対イオンの選択は、その
ポリマーの所望の構造、分子量及びその他の性質によっ
て、且つインク組成物のその他の成分によって左右され
る。有用なポリマー類は、20,000以下の、好まし
くは、10,000以下の、そして典型的には、1,0
00〜6,000の範囲の数平均分子量を有する。好ま
しいブロックポリマー類は、各ブロックにつき500〜
3,000の数平均分子量を有する。
【0042】一般に、染料をベースとしたインク中のポ
リマーは、全インク組成の重量を基として、重量で、ほ
ぼ0.05%〜25%の範囲に、好ましくは、約0.1
%から10%の範囲に存在する。もし(アニオン性もし
くはカチオン性の何れかの)ポリマーが顔料に対する分
散剤として用いられる場合、それは、インク組成物の全
重量を基として、0.1から約30%、好ましくは、
0.1から約12%の範囲で存在してよい。ポリマーの
量が高くなり過ぎると、インクの色濃度が許容範囲を越
え、所望のインク粘度を維持することが困難となる。ま
た、存在するポリマーが不十分であると、含量粒子の分
散安定性が悪影響を受けることになる。
【0043】好ましくは、選択着色剤が顔料である時、
高分子分散剤を含むカルボン酸基、分散剤を含むスルホ
ン酸又はホスホン酸基、及びカチオン性高分子分散剤に
対する顔料対分散剤比(重量による)はそれぞれ、好ま
しくは、約0.7〜約3.2、約0.7〜約2.0、約
0.7〜約2.0;より好ましくは、約1.5〜約2.
8、約1.0〜約1.8、約1.0〜約1.8;そして
最も好ましくは、約1.8〜約2.4、約1.2〜約1
5及び約1.2〜約1.5である。
【0044】アニオン性ポリマー 高分子分散剤に使用される疎水性モノマーのいくつかの
例として、メタクリル酸メチル、メタクリル酸n−ブチ
ル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ベ
ンジル、メタクリル酸2−フェニルエチル及び対応する
アクリル酸塩類が挙げられる。第1インク用の分散剤を
調製する際に有用な中和カルボン酸を含む親水性モノマ
ーのいくつかの例として、メタクリル酸とアクリル酸が
挙げられる。第2インク用の分散剤を調製する際に有用
なスルホン酸塩又はホスホン酸塩の基を含む親水性モノ
マーのいくつかの例として、2−アミノメチルプロパン
スルホン酸(AMPS)、スチレンスルホン酸(styrene
sulfonic acid)、スルホン酸スチレン(styrene sulfon
ate)、アクリル酸スルホプロピル、スルホプロピル[メ
タ]アクリル酸(sulfopropyl[meth]acrylate)及びホスホ
ン酸ビニルが挙げられる。
【0045】第1のインクにおいて高分子分散剤を含ん
でいるカルボン酸基は、米国特許第5,085,698
号に開示されているように中和してよい。好ましくは、
第1インクの高分子分散剤は、ジメチルエタノールアミ
ン、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムを使って中和
する。
【0046】第2のインクの分散剤におけるスルホン酸
又はホスホン酸基は、モノ−、ジ−、アドトリメチルア
ミン、モルホリン(morpholine)のような有機基類;n−
メチルモルホリン;アミノメチルプロパノール;ジメチ
ルエタノールアミン(DMEA)、メチルジエタノール
アミン、モノ−、ジ−及びトリメタノールアミンのよう
なアルコールアミン類;ピリジン;水酸化アンモニウ
ム;テトラメチルアンモニウムヒドロオキシド、テトラ
エチルアンモニウムヒドロオキシドのようなテトラアル
キルアンモニウム塩類;及びリチウム、ナトリウム、カ
リウム、セシウム、ルビジウム等のようなアルカリ金属
の酸化物類によって中和してよい。好ましい中和剤に
は、ジメチルエタノールアミン、ジエチルエタノールア
ミン、アミノメチルプロパノール、水酸化カリウム及び
水酸化ナトリウムがある。
【0047】カチオン性ポリマー 本発明の使用に特に適するカチオン性ポリマー類は、エ
チレン性不飽和ユニットから調製された骨格を有し且つ
モノマー上にカチオン性ユニットから誘導された少なく
とも1つの、好ましくは、3又はそれ以上の下記の化学
式で表わされるペンダント型のイオン部位を有する。
【0048】
【化1】
【0049】ここで、Aは、N、P又はSであり、
1、R2及びR3は、AがSである時にR3が存在しない
という条件で、それぞれ独立に、H、1から20の炭素
原子のアルキル又はアルキルエーテル、もしくは1から
10(9)の炭素原子を有するアリール又はアルキルア
リールであり、且つ、式中、Xは、ハロゲン化物類、有
機酸の共役塩基類及び無機酸の共役塩基類から成る群か
ら選択されるアニオンである。ペンダントイオン部位の
数は、水性キャリアー媒体に可溶性のカチオン性ポリマ
ーの塩の形を十分作れるほどでなければならない。それ
は、ポリマーの分子量によって変化する。カチオン性ポ
リマーはまた、非イオン性のエチレン性不飽和モノマー
を含んでもよい。カチオン性ポリマー類は、参考として
本書に引用されている米国特許第5,555,008号
により詳しく記述されている。
【0050】好ましいカチオン性ポリマー類は、メタク
リル酸ジアルキルアミノエチルの単独重合体類又は共重
合体類のリン酸エステル及びテトラアルキルアンモニウ
ム塩であり、ここで、アルキルは、メチルからブチルの
範囲である。特に有用なカチオン性ポリマーは、ABブ
ロックポリマーであって、Aブロックは、メタクリル酸
メチル(MMA)及びメタクリル酸ブチル(BMA)の
単独重合体類又は共重合体類から調製され、且つBブロ
ックは、メタクリル酸ジメチルアミノエチル(DMAE
MA)又はメタクリル酸ジエチルアミノエチルの同種重
合体類又は共重合体類から調製されている。MMA//
MMA/DMAEMA(10//5/7.5)及びBM
A//DMAEMA(10//10)のブロックポリマ
ーが特に好ましく、ここで、ダブルスラッシュ(//)
は、ブロック間の分離を示し、シングルスラッシュ
(/)は、ランダム共重合体(random copolymers)を示
し、数値は、各モノマーの重合度を表す。
【0051】酸添加剤(acid additive) pH感知性(pH-sensitive)ブリード(にじみ)制御メカ
ニズムの使用が求められる時は、pH感知性ブリード制
御メカニズムを効果的に実現できる濃度の酸をインクに
用いてよい。
【0052】酸添加剤は、スルホン酸エステル又はホス
ホン酸エステル塩を有する分散剤含有のインク(即ち、
第2インク)に存在する。酸添加剤はまた、アニオン性
着色剤含有の第4インクにも任意選択で存在する。
【0053】カルボン酸添加剤は、第1インクにおいて
着色剤を十分沈殿できる量が第2インクに存在する。酸
添加剤は、インク組成物の全重量を基として、約0.2
2〜約30%、好ましくは、約0.5〜約5%の量で存
在する。
【0054】酸添加剤は、インク組成物の全重量を基と
して、0〜約20%、好ましくは、約0.2〜約8%、
最も好ましくは、約0.5〜約5%の量で第4インクに
任意に存在する。カルボン酸添加物が存在する時、それ
は、約2.7〜約7、より好ましくは、約2.7〜約
4、最も好ましくは、約2.9〜約3.5の範囲のpH
をもつインクを十分生成できる量で存在する。
【0055】本願発明のインクジェットインクに適切に
採用される有機酸は、限定するものではないが、モノ
−、ジ−及び多機能性有機酸のような化合物の有機酸の
何れか、又はそれらの2またはそれ以上から成る混合物
を包含する。一般に、問題のpH感知性着色剤と等しい
か又はそれ以下のpKaを有する可溶性有機酸はどれも
採用してよいものとする。好ましくは、酸は、約3.5
以下の、より好ましくは、約2.5以下のpKaを有す
る。好ましくは、次の種類の有機酸の1つを用いる:ポ
リアクリル酸、酢酸、グリコール酸、マロン酸、リンゴ
酸、マレイン酸、アスコルビン酸、コハク酸、グルタル
酸、フマル酸、クエン酸、酒石酸、乳酸、ブロモ酢酸、
クロロ酢酸、クロロプロピオン酸、フタル酸、スルホン
酸、及びオルトリン酸及びそれらの誘導体類。有機酸成
分は、適当な有機酸の混合物から成ってもよい。用いら
れる特定の酸は、特定のインク調製によって決まる。グ
リコール酸、コハク酸及びクエン酸は、一般に、好まし
いが、その他の有機酸の何れも発明の実施に適切に用い
ることができる。
【0056】沈殿剤 沈殿剤は、第4インクに存在する。沈殿物の形成は、沈
殿剤と、第1インクの分散剤のカルボキシル基、及び第
2インクの分散剤のスルホニル及び/又はホスホニル基
との間の相互作用によって助長される。沈殿物の形成に
よって、第1及び/又は第2インクから第4インクで生
成された隣接プリント領域中への着色剤の移入が防止さ
れる。好ましい実施例では、当該沈殿剤は、多価金属塩
から成る。多価金属塩の使用に適する典型的な多価金属
カチオン性類には、次の表1に挙げられた下記のカチオ
ン性を含む。
【0057】
【表1】
【0058】多価金属塩の使用に適する好ましい多価金
属カチオン性類には、Zn+2、Mg+2、Ca+2、C
+2、Co+2、Ni+2、Fe+2、La+3、Nd+3
+3、Al+3等がある。これらのイオン性と結合させ
てよい典型的なアニオンは、限定するものではないが、
No3−、F-、Cl-、Br-、I-、CH3COO-及び
SO4 -が含まれる。
【0059】好ましくは、第4インク組成物は、重量
で、約1〜約15%の、最も好ましくは、約0.5〜約
5%の、多価金属塩を含む。
【0060】その他の成分 本発明の要件と一貫性をもって、様々な種類の添加剤を
インクに用いて、特定用途に使えるようインク組成物の
諸特性を最適化することも可能である。例えば、当業者
に周知のように、1又は2以上の殺生物剤、殺真菌薬、
及び/又は殺粘液剤(微生物剤)を当該分野で通常実施
されているようにインク組成物に用いてよい。適当に使
われる微生物剤の例には、限定するものではないが、NU
OSEPT(Nudex,Inc.)、UCARCIDE(Union Carbide)、VANCID
E(RT Vanderbilt Co.)及びPROXEL(ICI America)があ
る。アニオン、非イオン、又は両性の界面活性剤を用い
てもよい。非高分子界面活性剤並びに幾つかの高分子界
面活性剤の詳細リストは、Manufacturing Confection P
ublishing Co.(ニュージャージ州グレン・ロック)発
行の「1990 McCutcheon's Functional Materials( Nort
h American Edition)」の第110〜129ページに挙
げられている。特定の界面活性剤の選択は、特定のイン
ク組成物とプリント用媒体サブストレートの種類に大き
く依存する。プリント媒体中へのインクの浸透及び/又
はインクジェットプリントカートリッジ(ペン)を改善
するために共溶媒を含有させてもよい。該共溶媒類は、
当該分野で周知である。使用できる典型的な共溶媒類
は、米国特許第5,272,201号に例示されてい
る。粘度調節剤のようなその他の既知添加物類及びその
他のアクリル系又は非アクリル系ポリマー類を添加し
て、インク組成物の各種特性を所望の程度に改善しても
よい。
【0061】実験例 インク 本願発明の有効性を立証するために、各セットが、ブラ
ック、マゼンタ、黄色及びシアンのインクから成る、2
セットのインクを評価した。第1のセット、コントロー
ルは、ヒューレット・パッカード・カンパニー製プリン
トヘッド、部品番号51645A(ブラック)及び51641A(3
チャンバーカラー)と組み合わされる市販インクから構
成した。第2のセットは、本願発明によって調製された
インクから成り、各インクは、水性ベヒクルと以下の成
分を含有するものを使用した。
【0062】ブラックインク:約8のpHを有する中和
されたカルボキシル化分散剤で分散したカーボンブラッ
ク顔料。
【0063】マゼンタインク:Sun Chemicalから市販の
顔料レッド122(Pigment Red 122(PR122));同顔料
を中和スルホン化分散剤AMPS/MA//g−BzM
A/ET25/45//g−18/12(//は、ペン
ダント基から骨格を分離する)で分散;グリコール酸;
インクのpHは約3;アセッドレッド52(Acid Red 5
2)染料。
【0064】黄色インク Sun Chemicalから市販のイエロー顔料17 (Yellow Pig
ment 17)(PY17);同顔料をカチオン性分散剤BzMA/
/DMAEMA/ETEGMA10//20/3で分散
させ、H3PO4で中和した。インクpHは約3。
【0065】シアンインク:ダイレクトブルー199(D
irect Blue 199)(アニオン染料)及びアシッドブルー
9(Acid Blue 9)、TMA(テトラメチルアンモニウ
ム)、Mg(NO32及びグリコール酸を含有する。イ
ンクpHは約3。
【0066】水性ベヒクルは、水と水溶性有機溶媒、及
びインクジェットインクを調合する際に通常用いられる
その他の成分を含有。
【0067】ブリード(にじみ)の評価 ヒューレット・パッカード・カンパニー製のDeskjet
(登録商標)プリンタ及び同じ液滴容積を有するプリン
トカートリッジを使い、5つの異なったブランドの普通
紙上に異なった色のブロックを互いに隣接させてプリン
トすることにより、カラー対カラーの及びブラック対カ
ラーのブリードを評価した。その後、1つのインクでプ
リントしたブロックから別のインク色でプリントした隣
接ブロック中へのブリードについて、プリントサンプル
を目視評価した。与えられたインク色(例えば、ブラッ
ク(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、黄色
(Y)、赤色(R)、緑色(G))及び青色(B))毎
に、そのインクに対する個々の評点を加算して全評点を
得、そのデータを表2に記した。低めの評点はブリード
が少ないことを示し、従って、より望ましいものであ
る。5種類全ての用紙上の各インクに関する全評点を加
算して、全ての用紙上での各インクの性能についての別
の全評点を得、そのデータを表3に記した。例えば、以
下の表2は、OJIS紙上のインクセット1、2につい
てのブリード性能を説明するものである。各列のデータ
は、与えられたインクでプリントされたブロックから他
のインクでプリントされた隣接ブロック中へのブリード
を表す。例えば、第1列の数は、シアンのブロックか
ら、それぞれ、ブラック、マゼンタ、シアン(適用不
可)、黄色、赤色、緑色、及び青色でプリントされた隣
接ブロック中へのブリードを表す。
【0068】同様に、インクセット1、2についてのブ
ラック対カラーのブリードの結果を以下の表4と表5に
示す。
【0069】表2から表5のデータから分かるように、
本願発明によって調製されたインクセット2は、インク
セット1より極めて良好なブリード軽減を示した。
【0070】
【表2】
【0071】1 目視評価 1=にじみがない、2=ほとんどにじみがない、3=少
しにじみがある、4=深刻なにじみがある。
【0072】
【表3】
【0073】2 用紙 H.Mill:ハマーミル(Hammermill) CDCY:チャンピオンデータコピー(Champion Data C
opy) UCJT:ユニオンカンプジェームスタウン(Union Cam
p Jamestown) OJIS:オジスナースPPC(Oji Sunace PPC) GBND:ギルバートボンド(Gilbert Bon
d)
【0074】
【表4】
【0075】
【表5】
【0076】退色性(lightfade)評価は、2
つの紙上にインクセット1、2のカラーパレットを3回
プリントして測定した。カラーパレットは、同じ滴容積
のインクジェットペンを使って、シアン、マゼンタ、黄
色、赤色、緑色及び青色の約1cm2の方形を100%塗
りつぶした領域で構成した。プリントイメージのカラー
座標(colorcoordinates)L*、a*及びb*は、市販の比
色計と標準のカラー測定手順を使って測定した。製造元
のインストラクションによって定められるような市販の
退色計と耐候性試験器を使って、プリントの一組は、屋
内1年間等価光にさらし、一方、他の組は、屋外数週間
等価光にさらした。ΔEで表される、各インクセットに
関する退色性は、以下の式を使って計算し、そのデータ
は次の表6に記した。
【0077】ΔE=[(L*後−L*前)2+(a*後−a*
前)2+(b*後−b*前)2]1/2
【0078】「後」及び「前」は、プリントサンプルが
退色環境に晒された後及び前の測定値を指す。退色値
は、最小であるのが望ましい。
【0079】
【表6】
【0080】1 ブライトボンド(Bright Bond)=アゾン
ブライトワイトオパーク (Azon Bright White Opaque Bond)、部品番号130400 ヘビーコート(Heavy Coated)=HPヘビーウェイトイン
クジェットペーパ (HP Heavy Weight Inkjet Paper)、部品番号 51648E2 6色全てに対して退色性を求めた。3 単一色の最も悪い退色性
【0081】産業上の応用性 本願発明のプリントシステム並びにプリントカートリッ
ジのセットは、インクジェットプリントにおける商業上
の用途を見出すものと期待される。
【0082】以上、印刷液体、特に、インクジェットイ
ンクのセットを説明した。明らかな特質の種々の変更並
びに修正は、発明の精神から逸脱することなく行うこと
ができ、且つ該変更及び修正の全ては、添付の請求の範
囲によって規定されている本願発明の範囲内に帰属する
ものと考えられるということは、当業者には自明のこと
である。
【0083】以上、本発明の実施例について詳述した
が、以下、本発明の各実施態様の例を示す。 (実施態様1)水性ベヒクルと少なくとも1つの第1の
着色剤と少なくとも1つの第1のアニオン性ポリマーを
含有する第1のアニオン性インクを含む第1のインクジ
ェットカートリッジと、水性ベヒクルと少なくとも1つ
の第2の着色剤と少なくとも1つの第2のアニオン性ポ
リマーと前記第2のアニオン性インクの少なくとも一つ
の前記第2のポリマーのpKaの値及びそれ以下のpK
aをもつ酸添加剤とを含有する第2のアニオン性インク
を含む第2のインクジェットカートリッジと、水性ベヒ
クルと少なくとも1つの第3の着色剤と少なくとも1つ
の第3のカチオン性ポリマーを含有し、さらに、約2〜
約5の範囲のpHを有する第3のカチオン性インクを含む
第3のインクジェットカートリッジと、水性ベヒクルと
少なくとも1つの第4のアニオン性染料と沈殿剤とを含
有する第4のアニオン性インクを含む第4のインクジェ
ットカートリッジとから構成されることを特徴とする印
刷液体セット。 (実施態様2)前記少なくとも1つの第1のアニオン性
ポリマーは、少なくとも1つの中和カルボン酸基を有
し、前記少なくとも1つの第2のアニオン性ポリマー
は、少なくとも1つのスルホン酸塩又はホスホン酸塩の
基を有することを特徴とする前項(1)記載の印刷液体セ
ット。 (実施態様3)前記第1、第2、及び第3のポリマー
は、単独重合体、共重合体、ブロックポリマー、分枝重
合体及びグラフト重合体から成る群から別個に選択され
ることを特徴とする前項(2)記載の印刷液体セット。 (実施態様4)前記第1、第2、及び第3の着色剤の少
なくとも1つは、別々に選択された顔料であり、前記第
1のアニオン性ポリマー、前記第2のアニオン性ポリマ
ー及び前記第3のカチオン性ポリマーの少なくとも1つ
は、顔料分散剤としても作用することを特徴とする前項
(3)記載の印刷液体セット。 (実施態様5)前記少なくとも1つの第3カチオン性ポ
リマーは、以下の構造式であらwされるペンダント型イ
オン部位を有することを特徴とする前項(4)記載の印刷
液体セット。
【化2】 ここで、Aは、N、P又はSから成る群から選択され、
R1、R2及びR3は、H、1から20の炭素原子のア
ルキル又はアルキルエーテル、1から10の炭素原子を
有するアリール又はアルキルアリールから成る群から独
立に選択され、ここで、AがSである時にR3は存在せ
ず、Xは、ハロゲン化物類、有機酸の共役塩基類及び無
機酸の共役塩基類から成る群から選択される。 (実施態様6)少なくとも1つの前記カチオン性ポリマ
ーがABブロックポリマーであることを特徴とする前項
(5)記載の印刷液体セット。 (実施態様7)少なくとも1つの前記カチオン性ABブ
ロックポリマーは、メタクリル酸メチル及びメタクリル
酸ブチルの単独重合体類又は共重合体類から調製された
Aブロックと、ジメチルアミノエチルメタクリル酸塩及
びジエチルアミノエチルメタクリル酸塩の単独重合体類
又は共重合体類から調製されたBブロックとから成るこ
とを特徴とする前項(6)記載の印刷記録セット。 (実施態様8)少なくとも前記第1と前記第2ポリマー
は、AB、BAB及びABCブロックコポリマー類及び
Ax(BA)yBzのグラフトコポリマー(ここで、x
は、0から約10,000、yは、約2から約10,0
000、そしてzは、0〜約10,000である)から
成る群から選択されることを特徴とする前項(4)記載の
印刷液体セット。。 (実施態様9)酸添加物は、ポリアクリル酸、酢酸、グ
リコール酸、マロン酸、リンゴ酸、マレイン酸、アスコ
ルビン酸、コハク酸、グルタル酸、フマル酸、クエン
酸、酒石酸、乳酸、ブロモ酢酸、クロロ酢酸、クロロプ
ロピオン酸、フタル酸、スルホン酸、及びオルトリン酸
及びそれらの誘導体類から成る群から選択される有機酸
であることを特徴とする前項(2)記載の印刷記録セッ
ト。 (実施態様10)沈殿剤は、Zn+2、Mg+2、Ca+2
Cu+2、Co+2、Ni+2、Fe+2、La+3、Nd+3、Y
+3及びAl+3から成る群から選択される多価金属カチオ
ン性を包含する多価金属塩であることを特徴とする前項
(2)記載の印刷液体セット。 (実施態様11)第4のアニオン性着色剤が、さらに、酸
添加物を含むことを特徴とする前項(2)記載の印刷液体
セット。 (実施態様12)水性ベヒクルと少なくとも1つの第1
の着色剤と少なくとも1つの第1のアニオン性ポリマー
を含有する第1のアニオン性インクと、水性ベヒクルと
少なくとも1つの第2の着色剤と少なくとも1つの第2
のアニオン性ポリマーと前記第2のアニオン性インクの
少なくとも一つの前記第2のポリマーのpKaの値及び
それ未満のpKaをもつ酸添加剤とを含有する第2のア
ニオン性インクと、水性ベヒクルと少なくとも1つの第
3の着色剤と少なくとも1つの第3のカチオン性ポリマ
ーを含有し、さらに、約2〜約5の範囲のpHを有する
第3のカチオン性インクと、水性ベヒクルと少なくとも
1つの第4のアニオン性染料と沈殿剤とを含有する第4
のアニオン性インクとから成るインクジェットインクセ
ットを含むことを特徴とするインクジェットインクセッ
ト。 (実施態様13)前記少なくとも1つの第1のアニオン
性ポリマーは、少なくとも1つの中和カルボン酸基を有
し、前記少なくとも1つの第2のアニオン性ポリマー
は、少なくとも1つのスルホン酸塩又はホスホン酸塩の
基を有することを特徴とする前項(12)記載のインクジェ
ットインクセット。 (実施態様14)前記第1、第2、及び第3のポリマー
は、単独重合体、共重合体、ブロックポリマー、分枝重
合体及びグラフト重合体から成る群から別個に選択され
ることを特徴とする前項(12)記載のインクジェットイン
クセット。 (実施態様15)前記第1、第2、及び第3の着色剤の
少なくとも1つは、別々に選択された顔料であり、前記
第1のアニオン性ポリマー、前記第2のアニオン性ポリ
マー及び前記第3のカチオン性ポリマーの少なくとも1
つは、顔料分散剤としても作用することを特徴とする前
項(14)記載のインクジェットプリントシステム。 (実施態様16)前記少なくとも1つの第3カチオン性
ポリマーは、以下の構造式であらされるペンダント型イ
オン部位を有することを特徴とする前項(15)記載のイン
クジェットインクセット。
【化3】 ここで、Aは、N、P又はSから成る群から選択され、
R1、R2及びR3は、H、1から20の炭素原子のア
ルキル又はアルキルエーテル、1から10の炭素原子を
有するアリール又はアルキルアリールから成る群から独
立に選択され、ここで、AがSである時にR3は存在せ
ず、Xは、ハロゲン化物類、有機酸の共役塩基類及び無
機酸の共役塩基類から成る群から選択される。 (実施態様17)少なくとも1つの前記カチオン性ポリ
マーがABブロックポリマーであることを特徴とする前
項(16)記載のインクジェットインクセット。 (実施態様18)少なくとも1つの前記カチオン性AB
ブロックポリマーは、メタクリル酸メチル及びメタクリ
ル酸ブチルの単独重合体類又は共重合体類から調製され
たAブロックと、ジメチルアミノエチルメタクリル酸塩
及びジエチルアミノエチルメタクリル酸塩の単独重合体
類又は共重合体類から調製されたBブロックとから成る
ことを特徴とする前項(18)記載のインクジェットセット
インク。 (実施態様19)少なくとも前記第1と前記第2ポリマ
ーは、AB、BAB及びABCブロックコポリマー類及
びAx(BA)yBzのグラフトコポリマー(ここで、
xは、0から約10,000、yは、約2から約10,
0000、そしてzは、0〜約10,000である)か
ら成る群から選択されることを特徴とする前項(15)記載
のインクジェットプリントシステム。 (実施態様20)酸添加物は、ポリアクリル酸、酢酸、
グリコール酸、マロン酸、リンゴ酸、マレイン酸、アス
コルビン酸、コハク酸、グルタル酸、フマル酸、クエン
酸、酒石酸、乳酸、ブロモ酢酸、クロロ酢酸、クロロプ
ロピオン酸、フタル酸、スルホン酸、及びオルトリン酸
及びそれらの誘導体類から成る群から選択される有機酸
であることを特徴とする前項(13)記載のインクジェット
プリントシステム。 (実施態様21)沈殿剤は、Zn+2、Mg+2、Ca+2
Cu+2、Co+2、Ni+2、Fe+2、La+3、Nd+3、Y
+3及びAl+3から成る群から選択される多価金属カチオ
ン性を包含する多価金属塩であることを特徴とする前項
(13)記載のインクカートリッジセット。 (実施態様22)第4のアニオン性着色剤が、さらに、酸
添加物を含むことを特徴とする前項(13)記載のインクジ
ェットインクセット。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水性ベヒクルと少なくとも1つの第1の着
    色剤と少なくとも1つの第1のアニオン性ポリマーを含
    有する第1のアニオン性インクを含む第1のインクジェ
    ットカートリッジと、水性ベヒクルと少なくとも1つの
    第2の着色剤と少なくとも1つの第2のアニオン性ポリ
    マーと前記第2のアニオン性インクの少なくとも一つの
    前記第2のポリマーのpKaの値及びそれ以下のpKa
    をもつ酸添加剤とを含有する第2のアニオン性インクを
    含む第2のインクジェットカートリッジと、水性ベヒク
    ルと少なくとも1つの第3の着色剤と少なくとも1つの
    第3のカチオン性ポリマーを含有し、さらに、約2〜約
    5の範囲のpHを有する第3のカチオン性インクを含む第
    3のインクジェットカートリッジと、水性ベヒクルと少
    なくとも1つの第4のアニオン性染料と沈殿剤とを含有
    する第4のアニオン性インクを含む第4のインクジェッ
    トカートリッジとから構成されることを特徴とする印刷
    液体セット。
  2. 【請求項2】水性ベヒクルと少なくとも1つの第1の着
    色剤と少なくとも1つの第1のアニオン性ポリマーを含
    有する第1のアニオン性インクと、水性ベヒクルと少な
    くとも1つの第2の着色剤と少なくとも1つの第2のア
    ニオン性ポリマーと前記第2のアニオン性インクの少な
    くとも一つの前記第2のポリマーのpKaの値及びそれ
    未満のpKaをもつ酸添加剤とを含有する第2のアニオ
    ン性インクと、水性ベヒクルと少なくとも1つの第3の
    着色剤と少なくとも1つの第3のカチオン性ポリマーを
    含有し、さらに、約2〜約5の範囲のpHを有する第3
    のカチオン性インクと、水性ベヒクルと少なくとも1つ
    の第4のアニオン性染料と沈殿剤とを含有する第4のア
    ニオン性インクとから成るインクジェットインクセット
    を含むことを特徴とするインクジェットインクセット。
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