JPH11342779A - 車両用コンソール - Google Patents

車両用コンソール

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JPH11342779A
JPH11342779A JP15262698A JP15262698A JPH11342779A JP H11342779 A JPH11342779 A JP H11342779A JP 15262698 A JP15262698 A JP 15262698A JP 15262698 A JP15262698 A JP 15262698A JP H11342779 A JPH11342779 A JP H11342779A
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JP
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cup
armrest
cup holder
console
arm rest
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Takashi Kitano
崇 北野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カップホルダとアームレストの機能を両立さ
せた使用感の良好な車両用コンソールを提供する。 【解決手段】 本体2上にカップホルダ13を設けると
共に、カップホルダ13の上方に前部が位置するように
アームレスト4を回動可能に設け、アームレスト4の下
面にカップホルダ13内のカップCと対応する逃げ凹部
11を形成したため、カップCと干渉することなくアー
ムレスト4の前端に指を掛けて開放操作可能となり、か
つ、カップCの上部が逃げ凹部11内に位置してアーム
レスト4との干渉が防止されるため、アームレスト4の
上下位置を低く設定可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用コンソールに
関し、詳しくはカップホルダとアームレストが設けられ
て車室内のフロア上に設置されるコンソールに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の車両用コンソールで
は、アームレストが後端を中心として開閉可能に設けら
れ、そのアームレストの前側位置にカップホルダが設け
られている。ところが、このレイアウトでは、カップホ
ルダに保持されたカップがアームレストの直前に位置す
るため、アームレストを開放するために前端に指を掛け
るとカップに干渉してしまい、使用感が非常に悪いとい
う欠点がある。
【0003】そこで、アームレストの前端をカップの上
方を越えて前方に延設し、指を掛けたときのカップとの
干渉を防止する対策も考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記対
策を実施するにはカップを上方から覆うようにアームレ
ストの上下位置を高くする必要があり、特に極めて大き
なカップを用いる習慣がある北米向けの車両では、必然
的にアームレストが甚だしく高くなってしまい、運転者
が肘を置いたときの使用感が損なわれてしまうという問
題が生じてしまう。
【0005】本発明の目的は、カップホルダとアームレ
ストの機能を両立させた使用感の良好な車両用コンソー
ルを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、本体上にカップホルダを設けると共
に、カップホルダの上方に前部が位置するようにアーム
レストを後部を中心として回動可能に設け、アームレス
トの前部下面にカップホルダ内のカップと対応する逃げ
凹部を形成した。このように、アームレストの前部がカ
ップの上方に位置するため、カップと干渉することなく
前端に指を掛けて開放操作可能となり、かつ、カップの
上部が逃げ凹部内に位置してアームレストとの干渉が防
止されるため、逃げ凹部の深さ分だけアームレストの上
下位置を低く設定可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した車両用
コンソールの一実施例を説明する。尚、本実施例のコン
ソールは北米向けの車両に備えられ、当地で多用されて
いる大型のカップを保持可能なように各部の仕様設定が
なされている。
【0008】図1では左側を車両前方、右側を車両後方
としており、この図に示すように、コンソールは仮想線
で示すブラケット部材1を介して、図示しない取付ビス
により車室内のフロア上に固定されている。
【0009】図1及び図2に示すように、コンソールの
本体2は合成樹脂製で全体として箱状をなしている。本
体の後側には上方に開口する略四角状の収納部3が形成
され、その内部にコンパクトディスクやカセットテープ
等の小物を収納可能となっている。収納部3上にはアー
ムレスト4が配設され、このアームレスト4は、合成樹
脂製の内蓋5と弾性を有する外皮6とを上下に張り合わ
せて構成されている。アームレスト4の後端は一対のヒ
ンジ7を介して収納部3の後端に取り付けられ、アーム
レスト4は図1に実線で示す閉鎖位置と仮想線で示す開
放位置との間でヒンジ7を中心として約180度回動し
て、収納部3を開閉するようになっている。
【0010】内蓋5の下面一側には掛止爪8が一体形成
され、この掛止爪8は、本体2側の掛止孔9内に弾性を
もって掛け止めされて、アームレスト4を閉鎖位置に保
持し得るようになっている。アームレスト4は収納部3
上から前方に延設され、内蓋5の下面後側にはトレイ凹
部10が、その前側には前方に開放する略四角状の逃げ
凹部11が形成されている。尚、トレイ凹部10はアー
ムレスト4が開放位置にあるときに上方に開口して、後
部座席用のカップホルダとして利用されるものである。
【0011】本体2の収納部3の前側位置には、上方に
開口する前部及び後部カップホルダ12,13が凹設さ
れ、各カップホルダ12,13にカップCの下部をそれ
ぞれ挿入して保持し得るようになっている。図3に示す
ように、両カップホルダ12,13を区画する隔壁14
には上方に向けて拡開する切欠き15が形成されてい
る。図1及び図3に示すように、アームレスト4の逃げ
凹部11は後部カップホルダ13の直上に位置して、カ
ップホルダ13に保持されたカップCの上部は逃げ凹部
11内に位置する。
【0012】以上のように構成した車両用コンソールの
使用状況は以下の通りである。
【0013】まず、カップホルダ12,13を使用する
場合、前部カップホルダ12についてはアームレスト4
の開閉に関係なくカップCの出し入れが可能である。従
って、前部カップホルダ12にカップCを保持しておけ
ば、運転中等にアームレスト4を使用しつつカップホル
ダ12からカップCを自由に出し入れして、飲料に供す
ることができる。又、後部カップホルダ13について
は、カップCの出し入れには原則的にアームレスト4を
開放して行う。但し、カップC内の残量がある程度少な
く、かつ前側のカップCがない状態であれば、後部カッ
プホルダ13内のカップCを把持・変形させて隔壁14
の切欠き15内に傾けることで、アームレスト4を開放
させることなく斜め前方にカップCを取り出すことが可
能である。
【0014】又、収納部3内の小物を出し入れするに
は、以下の手順で行う。まず、アームレスト4の前端に
指を掛けて上方に引き上げると、掛止爪8が掛止孔9内
から離脱して、ヒンジ7を中心としてアームレスト4を
開放位置まで回動させて収納部3を開放させることがで
きる。図1から明らかなように、アームレスト4の前端
がカップCの直上に位置しているため、従来技術の前段
で説明したコンソールのように指がカップと干渉する虞
は皆無である。よって、極めて容易にアームレスト4を
開放操作でき、良好な使用感を運転者に与えることがで
きる。又、収納部3に小物を出し入れした後に、アーム
レスト4を閉鎖位置まで回動させると、掛止爪8が再び
掛止孔9内に掛け止めされて、収納部3は閉状態に保持
される。
【0015】一方、アームレスト4が閉鎖位置にあると
きには、前記したように後部カップホルダ13内のカッ
プCの上部は逃げ凹部11内に位置している。換言すれ
ば、図1及び図3から明らかなように、逃げ凹部11の
形成によってアームレスト4とカップCとの干渉が防止
されるため、逃げ凹部11の深さ分(ΔHで示す)だけ
アームレスト4の上下位置を低く設定可能となる。従っ
て、本実施例のように北米向けの大型のカップCを用い
る場合であっても、運転者が肘を置き易い適正高さにア
ームレスト4を設定でき、良好な使用感を保つことがで
きる。
【0016】以上で実施例の説明を終えるが、本発明の
態様はこの実施例に限定されるものではない。例えば、
上記実施例では、北米向けの大型のカップCを対象とす
るカップホルダ12,13を備えたコンソールとして具
体化したが、カップCの大きさはこれに限定されず、標
準的な大きさのカップを対象とするカップホルダを備え
たコンソールとして具体化してもよい。この場合でもア
ームレスト4の上下位置に関する自由度が拡大するた
め、使用感の向上に貢献することができる。
【0017】又、上記実施例では、本体2に小物を収納
可能な収納部3を設けたが、この収納部3は必ずしも設
ける必要はなく、同様に、前部カップホルダ12も必ず
しも設ける必要はない。よって、これらを省略したコン
ソールとして具体化してもよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明の車両用コン
ソールによれば、カップホルダの上方に前部が位置する
ようにアームレストを設けたため、カップと干渉するこ
となく前端に指を掛けてアームレストを容易に開放操作
でき、かつ、アームレストの前部下面にカップホルダ内
のカップと対応する逃げ凹部を形成してカップとの干渉
を防止したため、逃げ凹部の深さ分だけアームレストの
上下位置を低くして、運転者が肘を置き易い適正高さに
設定でき、その結果、カップホルダとアームレストの機
能を両立させて、良好な使用感を運転者に与えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の車両用コンソールを示す断面図であ
る。
【図2】コンソールを示す平面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【符号の説明】
2 本体 3 収納部 4 アームレスト 11 逃げ凹部 13 後部カップホルダ(カップホルダ)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体上に設けられて、カップを保持可能
    なカップホルダと、 前記本体上に後部を中心として回動可能に支持されると
    共に、前部がカップホルダの上方に位置するアームレス
    トと、 前記アームレストの前部下面に、カップホルダ内に保持
    されたカップの上部と対応するように形成された逃げ凹
    部とを備えたことを特徴とする車両用コンソール。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005178480A (ja) * 2003-12-17 2005-07-07 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 車両用収納装置
JP2008296804A (ja) * 2007-06-01 2008-12-11 Nissan Motor Co Ltd 車両用コンソールボックス
JP2010047089A (ja) * 2008-08-20 2010-03-04 Mazda Motor Corp 車両のセンターコンソール構造
KR101214090B1 (ko) * 2012-08-06 2013-01-21 주식회사 에스케이에프 콘솔박스덮개의 외피결합장치
US8915412B2 (en) 2012-03-28 2014-12-23 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Cup holder assembly
JP2017007413A (ja) * 2015-06-17 2017-01-12 テイ・エス テック株式会社 ホルダ部材

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