JPH11342753A - 排気系部材の支持構造 - Google Patents

排気系部材の支持構造

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JPH11342753A
JPH11342753A JP15318798A JP15318798A JPH11342753A JP H11342753 A JPH11342753 A JP H11342753A JP 15318798 A JP15318798 A JP 15318798A JP 15318798 A JP15318798 A JP 15318798A JP H11342753 A JPH11342753 A JP H11342753A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】重量の増加等を伴うことなく、高い剛性を確保
することのできる排気系部材の支持構造を提供する。 【解決手段】車体のフロアパネル(床部)に設けられた
フロアサイドメンバ4の下部に、サポートブラケット2
を介して排気系部材を支持するためのパイプ3が設置さ
れている。サポートブラケット2は、フロアサイドメン
バ4の側壁と接合される側壁接合面6と、同フロアサイ
ドメンバ4の底面と接合される底面接合面7と、パイプ
3が溶着される支持面8と、支持面8と側壁接合面6と
を連結する連結面9とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気管や触媒コン
バータ、マフラ(消音器)といった車載エンジンの排気
系部材を車体床部にて支持する排気系部材の支持構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7に自動車の排気通路の構成を示す。
エンジンの各気筒(図示しない)で発生した排気ガスが
通る排気通路は、排気マニホールド20にて例えば1つ
の通路にまとめられ、排気管22,排気管23を通じて
触媒コンバータ24に送られる。そして、この触媒コン
バータ24で浄化された排気ガスは、さらに排気管2
5,排気管26を介してマフラ(消音器)27へと送ら
れ、このマフラ27を通じて大気中に放出される。
【0003】これら排気管22,23,25,26や触
媒コンバータ24、消音器27等の排気系部材は、車体
の下部に吊り下げられるかたちで支持されている。こう
した排気系部材には、車体やエンジン等で発生した振動
による取り付け位置の変位や、部材内を流れる高温の排
気ガスによる熱変形が生じる。そのため、排気系部材を
支持する支持構造には、上記部材の変位、変形に対する
吸収性能が要求されている。
【0004】そこで従来、こうした排気系部材の支持構
造として、例えば自動車技術事例集の発行番号9556
6(日本自動車工業会知的財産部会発行)にみられるよ
うに、水平方向に延伸されたパイプ等の軸材を車体床部
の骨格部材に設け、この軸材と排気系部材に設けられた
サポート部材とをゴム等の弾性材からなる連結部材によ
って連結する構造が採用されていることが多い。
【0005】図8に上記事例集に記載の排気系部材の支
持構造の全体構成を示す。図8に示すように、この支持
構造にあっては、車体のフロアパネル(床部)5の下部
のフロアサイドメンバ(骨格部材)4の内部に、ブラケ
ット2がスポット溶接により取り付けられている。そし
てこのブラケット2の下面には、マフラ27を支持する
ためのパイプ3が溶接されている。このパイプ3は、フ
ロアサイドメンバ4の側壁に形成された穴を貫通して水
平方向に延伸されている。支持用のパイプ3の先端部に
はゴム製の連結部材29が取り付けられており、この連
結部材29によって、支持用のパイプ3とマフラ27に
設けられたサポート部材28とが連結される。こうして
マフラ27は吊り下げられるかたちで車体下部に支持さ
れる。また、ゴム製の連結部材29の弾性変形によっ
て、振動や熱による変位や変形が吸収されるようにな
る。
【0006】このような車体床部の骨格部材に排気系部
材と連結される軸材を固定する支持構造としては、この
他にも、図10あるいは図11に示すような支持構造も
知られている。
【0007】ちなみに図10に示す排気系部材の支持構
造は、車体のフロアパネル5に設けられた骨格部材4の
両側壁に形成された穴に排気系部材支持用のパイプ3を
貫通させ、その貫通部を溶接して同パイプ3を固定する
構造となっている。
【0008】また、図11に示す排気系部材の支持構造
は、パイプ3の基端部を骨格部材4の側壁に沿うように
婉曲させ、補強部材12を介して同パイプ3を骨格部材
4の側壁に固定する構造となっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上示した
各排気系部材の支持構造はいずれも、排気系部材の振動
や熱による変形や変位を吸収する上では確かに所望とさ
れている性能を満たすものではあるが、それぞれ以下に
示すような剛性に対する制約も無視できず、その軽量化
には限界があった。
【0010】例えば図9は、上記事例集の発行番号95
566に記載の支持構造についてその車体側部材の断面
構造を示したものであるが、同支持構造にあってはこの
図9に示すように、マフラ27の自重や振動等に起因す
る力は、連結部材29(図8参照)との連結点、すなわ
ちパイプ3の点P部分を入力点として伝達される。そし
てこの伝達された力Fiは、ブラケット2とフロアサイ
ドメンバ4との溶接部近傍の点Sを支点として、上記パ
イプ3の基端部にて反力Frとしてブラケット2を押圧
する。この反力Frはブラケット2の平面自体が直接受
けるかたちとなる。そのため、ブラケット2の平面部分
の剛性が不足すると、同図9に二点鎖線にて併せ示すよ
うなブラケット2の変形が生じるおそれがある。こうし
た変形を防止するには、ブラケット2の板厚を増すなど
して、その剛性を高める必要があり、重量増加を招く結
果となる。また同支持構造では、フロアサイドメンバ4
の側壁にパイプ3を通すための穴を設ける必要もある。
そのため、この穴によってフロアサイドメンバ4の剛性
が低下する結果ともなる。
【0011】また、図10に示した排気系部材の支持構
造では、連結部材(図示略)を介して軸材3に伝達され
た力は、骨格部材4に対してその縦壁に沿う方向に作用
するかたちとなるため、排気系部材からの力の入力に対
する変形等の懸念は少ないが、やはり骨格部材4に軸材
3を挿入するための穴を設ける必要があるため、骨格部
材4の剛性の低下は避けがたいものとなっている。
【0012】他方、図11に示した排気系部材の支持構
造では、骨格部材4に穴を設ける必要はないが、その構
造上、排気系部材から伝達される力の入力点Pと骨格部
材4の図心Oとの距離が長くなってしまい、骨格部材4
に伝達される力のモーメントが大きくなってしまう。そ
のため、排気系部材の振動が車体床部に伝達されやすく
なってしまう。このような振動の伝達を抑制するために
は、骨格部材4やフロアパネル5等の剛性を高める必要
があり、やはり軽量化を阻む要因となっている。
【0013】本発明は、こうした実情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、重量の増加等を伴うことな
く、高い剛性を確保することのできる排気系部材の支持
構造を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、車載エンジンの排気系部
材を車体床部に設けられた骨格部材にて支持する排気系
部材の支持構造において、弾性材からなる連結部材を介
して前記排気系部材と連結される軸材と、前記軸材を前
記骨格部材の下部にて支持するブラケットとを備えるこ
とをその要旨とする。
【0015】上記構成によれば、軸材を骨格部材の下部
に配置し、ブラケットを介して骨格部材に同軸材を固定
する構造とすることで、骨格部材に穴等の加工を施さず
とも軸材を設置できるようになる。したがって、骨格部
材の剛性を低下させずに排気系部材の支持構造を設ける
ことができるようになる。その結果、骨格部材の重量を
増加させなくとも高い剛性を確保することができるよう
になる。また、軸材の組み付け作業を容易とすることも
できるようになる。
【0016】なお、骨格部材の下面に直接軸材を接合し
た場合、該軸材に伝達される力は全て接合部に作用する
ため、接合部の耐久性や信頼性の低下を招くおそれがあ
る。その点、上記構成によれば、ブラケットを介して軸
材を骨格部材に装着することで、接合部に直接的に力が
作用しなくなるため、耐久性や信頼性の低下を防止する
ことができるようにもなる。
【0017】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の排気系部材の支持構造において、前記軸材は前
記骨格部材の一方側壁から他方側壁を経てその先端部が
前記連結部材と連結されるべく突出され、前記ブラケッ
トは前記軸材を支持しつつ、前記骨格部材の少なくとも
前記一方側壁から他方側壁にかけて同骨格部材の底面と
接合される底面接合面を有してなることをその要旨とす
る。
【0018】上記構成によれば、排気系部材から軸材を
介して伝達される力を、底面接合面全体を通じて骨格部
材へと伝達することができるようになる。このように荷
重を面で受けているため、骨格部材に伝達される力を分
散させ、その変形を抑制することができるようになる。
【0019】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載の排気系部材の支持構造において、前記ブラケッ
トは、前記骨格部材の少なくとも前記他方側壁と接合さ
れる側壁接合面を更に備えることをその要旨とする。
【0020】上記構成によれば、排気系部材より連結部
材を介して軸材に伝達される力に対し、上記側壁接合面
と骨格部材との接合部分を支点として入る反力を骨格部
材の側壁で受けることができるようになり、ブラケット
や骨格部材の変形を抑制することができるようになる。
また、ブラケットや骨格部材に要求される剛性も低減で
きることから、これらの軽量化を図ることもできるよう
になる。
【0021】また、請求項4に記載の発明は、請求項3
に記載の排気系部材の支持構造において、前記ブラケッ
トは、前記骨格部材の前記他方側壁側に延設されて前記
軸材を支持する延設支持面と、該延設支持面と前記側壁
接合面とを連結する連結面とを更に備えることをその要
旨とする。
【0022】上記構成によれば、軸材を支持する延伸支
持面と骨格部材と接合される側壁接合面とを連結するこ
とで、排気系部材から軸材を介して上記延伸支持面に入
力される力を、上記連結面を介して上記側壁接合面に、
さらには骨格部材側壁へと確実に伝達することができる
ようになる。したがって、ブラケットの変形を抑制する
ことができるようになる。また、要求される剛性も低減
できることから、ブラケットの軽量化を図ることができ
るようにもなる。
【0023】また、請求項5に記載の発明は、請求項2
〜4のいずれかに記載の排気系部材の支持構造におい
て、前記ブラケットは、前記底面接合面の間に前記軸材
の周面に対応して婉曲する曲面を有し、この曲面を前記
軸材を支持する軸材支持面とすることをその要旨とす
る。
【0024】上記構成によれば、軸材の周面に対応して
婉曲する曲面を有する軸材支持面内に軸材を配置するこ
とで該軸材とブラケットとの接合面積が増大し、これら
をより強固に接合することができるようになる。また、
この軸材支持面がビードとして働き、また軸材がブラケ
ットの心材となるため、ブラケットの剛性を向上するこ
とができるようになる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を具体化した一実
施の形態について説明する。図1に、本実施の形態にか
かる排気系部材の支持構造について特にそのサポートブ
ランケット部の斜視構造を、図2に図1のII−II断面の
断面図をそれぞれ示す。なお、本実施の形態にあって
も、車体のフロアパネル(床部)に設けられたフロアサ
イドメンバ(骨格部材)にて排気系部材を支持する基本
構造は、先の図8に例示した構造と同様である。
【0026】さて、本実施の形態の支持構造にあって
は、連結部材29が装着されるパイプ3は、サポートブ
ラケット2を介してこれら図1及び図2に示される態様
でフロアサイドメンバ4の下部に固定されている。
【0027】このサポートブラケット2は、金属平板を
プレス加工して形成されたものである。そしてこのサポ
ートブラケット2には、フロアサイドメンバ4の底面と
接合される底面接合面7と、この底面接合面7から折立
するように形成され、フロアサイドメンバ4の側壁と接
合される側壁接合面6とが設けられている。これら底面
接合面7及び側壁接合面6は、スポット溶接によってフ
ロアサイドメンバ4と接合されている。図1中の「×」
印は、スポット溶接の打点を示している。
【0028】また、同サポートブラケット2にあって、
上記底面接合面7の間には、図2に示すように、中央に
沿って略U字形をした溝状の支持面8が形成されてい
る。この支持面8の内面には、上記パイプ3が溶接によ
って固定されている。なお、同図2にあって符号11
は、パイプ3と支持面8との溶接部を示している。また
同図2に示すように、支持面8の内面形状は上記パイプ
3の外形と合致するよう形成されており、支持面8とパ
イプ3との両者をパイプ3の長手方向に沿って溶接して
いるため、パイプ3とサポートブラケット2とを確実に
締結できるようにしている。
【0029】そして、図1及び図2に示すように、上記
側壁接合面6も、この支持面8を挟んで2つに分割され
るかたちとなる。また、支持面8は底面接合面7よりも
上記パイプ3の先端側に突出されており、この突出され
た部分と側壁接合面6とは連結面9によって連結されて
いる。
【0030】このように本実施の形態では、連結部材2
9を介して排気系部材と連結されるパイプ3をサポート
ブラケット2を介してフロアサイドメンバ4の下部に配
設するようにしている。このため、フロアサイドメンバ
4に穴等を設けずともパイプ3の固定が行われるように
なり、フロアサイドメンバ4の剛性を損なうことがな
い。また、フロアサイドメンバ4側に加工を施すことな
く、単にサポートブラケット2を溶着するだけなので、
位置決めも容易で、支持用のパイプ3をフロアサイドメ
ンバ4に簡易に取り付けることができる。
【0031】また、こうした構成とすることで、図3に
その側面構造を示すように、パイプ3の上記連結部材2
9が装着される部分のみがフロアサイドメンバ4の側壁
から突出される態様となるため、排気系部材からの力の
入力点であるP点(連結部材29の装着位置)とフロア
サイドメンバ4の図心Oとの水平方向の距離(オフセッ
ト距離)Lを短く設定することができるようになる。こ
うしてオフセット距離Lを短くすることで、排気系部材
から伝達される力に対してフロアサイドメンバ4に作用
するモーメントを小さくすることができる。またこれに
よって、排気系部材から車体のフロアパネル5に伝達さ
れる振動を抑制することができるようにもなる。
【0032】次に、本実施の形態の支持構造の力学的関
係について、この図3に基づき更に詳述する。排気系部
材の自重やその振動による力Fiは、連結部材29を介
して該連結部材29の装着位置である上記点Pを入力点
としてパイプ3に伝達される。この入力Fiは、パイプ
3に対して垂直下方向に作用する。こうした垂直方向の
入力Fiを、パイプ3と一体となったサポートブラケッ
ト2は、フロアサイドメンバ4の側壁と接合された側壁
接合面6にて支持する。こうして支持されることで、パ
イプ3及びサポートブラケット2は側壁接合面6と底面
接合面7との連結位置Sを支点として回動されるかたち
となる。その結果、入力Fiに対する反力Frは、底面
接合面7の端部位置Rにて、フロアサイドメンバ4を垂
直上方に押圧するよう作用する。そして同図3より明ら
かなように、本実施の形態の支持構造では、この反力F
rをフロアサイドメンバ4の側壁にて受けることとな
る。
【0033】このように、本実施の形態の支持構造で
は、排気系部材の入力Fiをフロアサイドメンバ4の側
壁で支持し、その反力Frも、やはりフロアサイドメン
バ4の側壁で受ける構造となっている。よって、こうし
た入力Fi及び反力Frは、フロアサイドメンバ4の側
壁や底面等の面に対し、垂直方向ではなく、面に沿う方
向に作用するようになる。その結果、本実施の形態の支
持構造では、サポートブラケット2やフロアサイドメン
バ4の板厚を厚くすることなく、十分な剛性を確保する
ことができるようになる。
【0034】また、パイプ3自身がサポートブラケット
2の補強材となり、また同パイプ3が接合された支持面
8がビードとして働くことから、上記のようなパイプ3
の径方向の力に対してサポートブラケット2は、高い剛
性を確保することができるようになる。
【0035】また、上記のような排気系部材からの入力
Fiに対して、パイプ3は支点Sにおいて支持面8を垂
直下方向に押圧することとなるが、本実施の形態の支持
構造では、この支点Sにおいて支持面8と側壁接合面6
とが連結面9によって連結された構造となっている。そ
のため、支点Sにおいて支持面8に作用する力は、連結
面9を介して確実に側壁接合面6へと伝達されるように
なる。また、この連結面9を介して支持面8と側壁接合
面6とが互いに拘束されるようになるため、支持面8の
変形も抑制できるようになる。
【0036】さらに、図1に示されるように、上記支持
面8には、底面接合面7の中央部にてその溝の幅が広が
るようなかたちで補強ビード面10が形成されている。
この補強ビード面10によって支持面8と底面接合面7
とも互いに拘束されるようになり、更に支持面8の変形
を抑制することができるようになる。このように、本実
施の形態では、連結面9及び補強ビード面10によって
もサポートブラケット2の剛性を高める構造となってい
る。しかも、サポートブラケット2の側壁接合面6を、
排気系部材から伝達される力の入力点である点P(連結
部材の取り付け部)に近い側だけに設けたことで、剛性
の低下を抑制しつつ、サポートブラケット2の軽量化や
成形性の向上を図ることができるようになる。
【0037】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、以下の効果を得ることができる。 (1)パイプ3をフロアサイドメンバ4の下部に配置す
る構造としたため、同フロアサイドメンバ4に穴を開け
るなどの加工を施さずとも、上記パイプ3を同フロアサ
イドメンバ4に固定することができる。よって、上記フ
ロアサイドメンバ4の剛性を損なうことなくパイプ3及
びサポートブラケット2を設置することができるように
なる。また、その取り付け位置の位置決めも容易で、取
り付け工程を簡易化することができるようになる。
【0038】(2)また、パイプ3をサポートブラケッ
ト2を介してフロアサイドメンバ4に固定しているた
め、排気系部材から伝達される力をパイプ3の溶接部1
1だけで受ける構成となることを防止できる。したがっ
て、パイプ3の溶接部11の信頼性や耐久性を向上する
ことができるようになる。
【0039】(3)また、排気系部材から伝達される力
の入力点である連結部材29の装着位置とフロアサイド
メンバ4の図心との水平方向の距離(オフセット距離)
を短くすることができるため、排気系部材からの力の伝
達に対してフロアサイドメンバ4に作用するモーメント
を低減することができるようになる。また、排気系部材
からフロアパネル5に伝達される振動を抑制することが
できるようになる。
【0040】(4)本支持構造では、排気系部材から伝
達される力Fiに対して、フロアサイドメンバ4の側壁
とサポートブラケット2の側壁接合面6との接合部分に
て支持し、同接合部分を支点として入る反力Frをフロ
アサイドメンバ4にあって側壁接合面6と接合されてい
ない方の側壁にて受ける構造としている。こうした構造
とすることで、伝達される力をフロアサイドメンバ4の
側壁面に沿う方向に作用させることができるようにな
る。
【0041】(5)パイプ3をサポートブラケット2の
底面接合面7に形成された溝状の支持面8内に配設し、
溶接しているため、溶接面積を増大することができ、パ
イプ3とサポートブラケット2との締結力を向上する。
【0042】(6)また、上記パイプ3が配設される支
持面8がビードとして作用するため、サポートブラケッ
ト2自体の剛性も向上することができるようにもなる。 (7)サポートブラケット2の底面接合面7に補強ビー
ド面10を形成したことで、支持面8及び底面接合面7
とが互いに拘束されるようになるため、更にサポートブ
ラケット2の剛性を向上する。
【0043】(8)サポートブラケット2の側壁接合面
6とパイプ3が溶接される支持面8とを連結する連結面
9を設けたことで、これら側壁接合面6と支持面8とが
互いに拘束されるようになるため、この点でもサポート
ブラケット2の剛性が向上されるようになる。また、支
持面8に作用する力を確実にフロアサイドメンバ4の側
壁へと伝達させることができる。
【0044】(9)以上のような形状によってサポート
ブラケット2の剛性の向上を図ることで、サポートブラ
ケット2の板厚を増大させずとも十分な剛性を得ること
ができるようになる。したがって、サポートブラケット
2の軽量化を図ることができるようにもなる。
【0045】(10)サポートブラケット2の側壁接合
面6を、排気系部材から伝達される力の入力点(連結部
材29の装着位置)に近い側だけに設けたことで、剛性
の低下を抑制しつつ、サポートブラケット2の軽量化や
成形性の向上を図ることができるようになる。
【0046】なお、本発明の実施の形態は、以下のよう
に変更してもよい。 ・上記実施の形態では、支持面8の上面にパイプ3を溶
着する構成としたが、図5及びそのVI−VI断面図として
の図6に示すように、支持面8の下面にパイプ3を溶着
固定する構成としてもよい。こうした構成としても、上
記実施の形態における(1)〜(10)に記載の効果を
得ることができる。
【0047】・また、上記実施の形態では側壁接合面6
及び連結面9をフロアサイドメンバ4の側壁の一方側だ
けに設ける構造としたが、図4に示すように、サポート
ブラケット2の両端に側壁接合面6や連結面9を設け、
フロアサイドメンバ4の両側壁にこれを接合させる構成
としてもよい。なおこれの側壁接合面6の配設が省略さ
れる場合であっても、同支持構造としての最低限の強度
は保証される。
【0048】・また、パイプ3は、連結部材29と連結
され、排気系部材を支持する機能を有する軸材、例えば
中実の棒材等に変更してもよい。 ・また、サポートブラケット2及びパイプ3は、フロア
サイドメンバ4に限らず、クロスメンバ等、車体床部の
骨格部材のどこに設置してもよい。
【0049】続いて、前記実施の形態から把握できる請
求項に記載した発明以外の技術的思想について、それら
の効果と共に以下に記載する。 (1)前記底面接合面に、前記軸材の軸線と交差する方
向のビード面を更に設けたことを特徴とする請求項5に
記載の排気系部材の支持構造。
【0050】上記構成によれば、軸材支持面の曲面と併
せて複数方向のビードが底面接合面に形成されることと
なるため、ブラケットの剛性を更に高めることができる
ようになる。
【0051】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、軸材を
骨格部材の下部に配置し、ブラケットを介して骨格部材
に同軸材を固定する構造とすることで、骨格部材に穴等
の加工を施さずとも軸材を設置できるようになり、骨格
部材の剛性を低下させずに排気系部材の支持構造を設け
ることができるようになる。その結果、骨格部材の重量
を増加させなくとも高い剛性を確保することができるよ
うになる。また、軸材の組み付け作業を容易とすること
もできるようになる。
【0052】また、請求項2に記載の発明によれば、排
気系部材から軸材を介して伝達される力を、底面接合面
全体を通じて骨格部材へと伝達することができるように
なる。このように荷重を面で受けているため、骨格部材
に伝達される力を分散させ、その変形を抑制することが
できるようになる。
【0053】また、請求項3に記載の発明によれば、排
気系部材より連結部材を介して軸材に伝達される力に対
し、上記側壁接合面と骨格部材との接合部分を支点とし
て入る反力を骨格部材の側壁で受けることができるよう
になり、ブラケットや骨格部材の変形を抑制することが
できるようになる。また、ブラケットや骨格部材に要求
される剛性も低減できることから、これらの軽量化を図
ることもできるようになる。
【0054】また、請求項4に記載の発明によれば、軸
材を支持する延伸支持面と骨格部材と接合される側壁接
合面とを連結することで、排気系部材から軸材を介して
上記延伸支持面に入力される力を、上記連結面を介して
上記側壁接合面に、さらには骨格部材側壁へと確実に伝
達することができるようになる。したがって、ブラケッ
トの変形を抑制することができるようになる。また、要
求される剛性も低減できることから、ブラケットの軽量
化を図ることができるようにもなる。
【0055】また、請求項5に記載の発明によれば、軸
材の周面に対応して婉曲する曲面を有する軸材支持面内
に軸材を配置することで該軸材とブラケットとの接合面
積が増大し、これらをより強固に接合することができる
ようになる。また、この軸材支持面がビードとして働
き、また軸材がブラケットの心材となるため、ブラケッ
トの剛性を向上することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる排気系部材の支持構造の一実施
形態を示す斜視図。
【図2】同実施形態のII−II線に沿った断面構造を示す
断面図。
【図3】同実施形態の側部断面構造を示す断面図。
【図4】本発明にかかる排気系部材の支持構造の他の実
施形態を示す斜視図。
【図5】本発明にかかる排気系部材の支持構造の他の実
施形態を示す斜視図。
【図6】図5に示す実施形態のVI−VI線に沿った断面構
造を示す断面図。
【図7】車載エンジンの排気系の構成を示す側面図。
【図8】排気系部材の従来の支持構造を示す断面図。
【図9】同従来の支持構造の一部断面構造を示す断面
図。
【図10】従来の排気系部材の支持構造の他の例を示す
断面図。
【図11】従来の排気系部材の支持構造の更に他の例を
示す断面図。
【符号の説明】
2…ブラケット、3…パイプ、4…フロアサイドメンバ
(骨格部材)、5…フロアパネル(車体底部)、6…側
壁接合面、7…底面接合面、8…支持面、9…連結面、
10…補強ビード面、11…溶接部、20…排気マニホ
ールド、22,23,25,26…排気管、24…触媒
コンバータ、27…マフラ(消音器)、28…サポート
部材、29…連結部材。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車載エンジンの排気系部材を車体床部に設
    けられた骨格部材にて支持する排気系部材の支持構造に
    おいて、 弾性材からなる連結部材を介して前記排気系部材と連結
    される軸材と、 前記軸材を前記骨格部材の下部にて支持するブラケット
    とを備えることを特徴とする排気系部材の支持構造。
  2. 【請求項2】前記軸材は前記骨格部材の一方側壁から他
    方側壁を経てその先端部が前記連結部材と連結されるべ
    く突出され、 前記ブラケットは前記軸材を支持しつつ、前記骨格部材
    の少なくとも前記一方側壁から他方側壁にかけて同骨格
    部材の底面と接合される底面接合面を有してなることを
    特徴とする請求項1に記載の排気系部材の支持構造。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の排気系部材の支持構造に
    おいて、 前記ブラケットは、前記骨格部材の少なくとも前記他方
    側壁と接合される側壁接合面を更に備えることを特徴と
    する排気系部材の支持構造。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の排気系部材の支持構造に
    おいて、 前記ブラケットは、前記骨格部材の前記他方側壁側に延
    設されて前記軸材を支持する延設支持面と、該延設支持
    面と前記側壁接合面とを連結する連結面とを更に備える
    ことを特徴とする排気系部材の支持構造。
  5. 【請求項5】前記ブラケットは、前記底面接合面の間に
    前記軸材の周面に対応して婉曲する曲面を有し、この曲
    面を前記軸材を支持する軸材支持面とすることを特徴と
    する請求項2〜4のいずれかに記載の排気系部材の支持
    構造。
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