JPH11341278A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH11341278A
JPH11341278A JP10147440A JP14744098A JPH11341278A JP H11341278 A JPH11341278 A JP H11341278A JP 10147440 A JP10147440 A JP 10147440A JP 14744098 A JP14744098 A JP 14744098A JP H11341278 A JPH11341278 A JP H11341278A
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誠 大津
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿を主走査方向および副走査方向に二次元
的に走査して得られる画像信号に対して黒文字の検出精
度を高めることを目的とし、引いては黒文字の検出結果
に強調処理を施すことで文字がくっきり表示できる画質
の向上した画像処理装置を提供することを目的とする。 【解決手段】本発明は、原稿を走査して得られた画像信
号に対して画像信号を所定の領域に分割し、注目画素を
含む所定領域を出力する分割手段3と、前記所定領域内
の画像信号を2値情報に変換する2値化処理部11と、
該2値の各面積算出部12と反転回数算出部13と、前
記所定領域内の最大濃度差の閾値を2値化後の面積値と
反転回数とを適宜選択的にパラメータに用いて閾値処理
する閾値処理部20と、所定領域内の画像信号の判断を
行う判定処理部23とを備える画像処理装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル複写機
やファクシミリ等に供され、記録画像の画質向上を図る
ため原稿を走査して得られた領域の特性に応じた最適な
処理を行う画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、デジタル複写機やファクシミ
リ装置等の画像処理装置では、画質向上を図るため、原
稿に含まれる網点写真、銀鉛写真、文字領域をそれぞれ
識別し、網点領域にはモアレを抑制するために平滑化処
理を施し、文字領域では文字をくっきり表示するために
強調処理を施し画質の向上を行っている。上記画質の向
上を図るため各種画像識別法が用いられている。
【0003】代表的な画像識別処理方法としては、画像
を各所定ブロックに分割し、文字や網点の画像の性質を
表す特徴パラメータを用いて各領域を識別する方法が知
られている。特徴パラメータを用いて各所定ブロック内
の文字や網点領域を識別する先行技術としては、例えば
特開平5−167842公報や特開平5−41796公
報などに開示されている。特開平5−167842公報
の「画像処理装置」では、注目画素を含む所定領域にお
ける最大濃度差を固定閾値と比較して領域の判別を行い
後段の処理に切り換えて画質向上を行っている。これ
は、黒文字を局所領域で見た場合に最大濃度と最小濃度
の差である最大濃度差が写真領域に比べて大きくいこと
を利用したものである。
【0004】また、特開平5−41796公報の「複写
装置」は、注目画素を含むN×Nのウインドウ内の平均
値を閾値として非背景色画素を抽出し、このパターンに
よって注目画素が文字領域であるかを判別し後段の処理
を切替え画質向上処理を行っている。これは、文字領域
では2値化後のデータの同一値の長さが長くなることを
利用して、最大濃度差やデータの同一値の長さであるラ
ンレングス等を特徴情報として、該特徴情報とその固定
閾値を比較し、固定閾値より大きい場合には文字領域で
あると識別し、それ以外では写真領域等であると識別す
るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、所定ブロック
内の黒文字が小さい文字である場合には、スキャナの精
度によって濃度差をあまり検出することができず文字に
もかかわらず最大濃度差が小さくなってしまうことがあ
る。このため固定閾値を用いた閾値処理方法では誤分離
を起こしやすく、重大な問題となっていた。
【0006】また、文字が含まれている領域を2値化し
てランレングスとして2値化結果の最大連続値を特徴量
とした場合は、一般に所定領域内の平均値を用いて2値
化を行っているが、局所領域で求める平均値のため濃度
変化の少ない場所でも2値化処理によって誤った2値に
分割する可能性があり、問題となっていた。
【0007】本発明は、前記の問題点を解決するために
なされたものであって、原稿を主走査方向および副走査
方向に二次元的に走査して得られる画像信号に対して、
各画素が文字領域、写真領域または網点領域のいずれか
に属しているかを識別して、特に黒文字の検出精度を高
める高画質化処理を行う画像処理装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、次の構成を有する。請求項1の発明は、
原稿を走査して得られた画像信号に対して特性の異なっ
た領域を識別し、各領域に対して適切な処理を施す画像
処理装置において、画像信号を所定の大きさの局所ブロ
ックに分割する分割手段と、前記分割手段から出力され
る処理対象領域の画像信号から注目画素を含む所定ブロ
ック内の画像信号を2値情報に変換する2値化処理部
と、2値化処理部から出力される2値情報から2値の各
面積値と2値情報の反転回数とを選択的に用いて決定す
る閾値によって所定ブロック内の特徴情報を閾値処理す
る閾値処理部と、閾値処理部の処理結果から所定ブロッ
ク内の注目画素が文字領域であるか否かを判断する判定
処理部とを有する局所特徴量演算手段と、を備える画像
処理装置である。
【0009】請求項2の発明は、原稿を走査して得られ
た画像信号に対して特性の異なった領域を識別し、各領
域に対して適切な処理を施す画像処理装置において、画
像信号を所定の大きさの局所ブロックに分割する分割手
段と、前記分割手段から出力された所定ブロック内の注
目画素を含む所定ブロック内のエッジを検出するエッジ
検出部と、前記分割手段から出力される処理対象領域の
画像信号から注目画素を含む所定ブロック内の画像信号
を2値情報に変換する2値化処理部と、2値化処理部か
ら出力される2値情報から2値の各面積値と2値情報の
反転回数とを選択的に用いて決定する閾値によって所定
ブロック内の特徴情報を閾値処理する閾値処理部と、閾
値処理部の処理結果から注目画素が文字であるか否か判
断する判定処理部と、エッジ検出部のエッジ検出結果を
基にエッジである注目画素がモノクロエッジであるかカ
ラ−エッジであるかを判別する色判定処理部とを有する
局所特徴量演算手段を備える画像処理装置である。
【0010】請求項3の発明は、原稿を走査して得られ
た画像信号に対して特性の異なった領域を識別し、各領
域に対して適切な処理を施す画像処理装置において、画
像信号を所定の大きさの局所ブロックに分割する分割手
段と、前記分割手段から出力された所定ブロック内の注
目画素を含む領域内のエッジを検出するエッジ検出部
と、前記分割手段から出力される処理対象領域の画像信
号から注目画素を含む所定ブロック内の画像信号を2値
情報に変換する2値化処理部と、2値化処理部から出力
される2値情報から2値の各面積値と2値情報の反転回
数とを選択的に用いて決定する閾値によって所定ブロッ
ク内の特徴情報を閾値処理する閾値処理部と、閾値処理
部の処理結果から注目画素が文字であるか否か判断する
判定処理部と、前記エッジ検出部のエッジ検出結果から
注目画素を含むブロック内のエッジ配置を判定するエッ
ジ配置判定処理部とを有する局所特徴量演算手段を備え
る画像処理装置である。
【0011】請求項1に記載の画像処理装置の処理は、
まず原稿を走査して得られた画像信号が分割手段により
所定の大きさの局所ブロックに分割され、分割された処
理対象ブロック画像信号から注目画素を含む所定ブロッ
ク内の画像信号は局所特徴量演算手段に送られる。局所
特徴量演算手段に送られた画像信号は、2値化処理部に
より2値情報に変換され、さらに2値の各面積値と2値
情報の反転回数が算出され、各面積値と反転回数を適宜
選択的に用いて特徴情報の閾値が決定され、前記閾値を
もとに閾値処理部において所定ブロック内の特徴情報の
閾値処理が行われる。そして、所定ブロック内の特徴情
報の閾値処理結果に基づいて、判定処理部によって所定
ブロック内の注目画素の画像信号が文字情報であるか否
か判断される。上記した局所特徴量演算手段により所定
ブロックの画像信号が文字領域であると識別されると、
その文字領域に対して適切な強調処理等の処理が施され
る。
【0012】請求項2に記載の画像処理装置の処理は、
まず原稿を走査して得られた画像信号が分割手段により
所定の局所ブロックに分割され、分割された画像信号は
局所特徴量演算手段に送られる。局所特徴量演算手段に
送られた画像信号は、エッジ検出部と2値化理部に送ら
れる。エッジ検出部に送られた画像信号は、所定ブロッ
ク内のエッジが検出される。2値化処理部に送られた画
像信号は、2値情報に変換され、さらに2値の各面積値
と2値情報の反転回数が算出され、各面積値と反転回数
を適宜選択的に用いて特徴情報の閾値が決定され、前記
閾値をもとに閾値処理部において所定ブロック内の特徴
情報の閾値処理が行われる。そして、判定処理部により
所定ブロック内の特徴情報の閾値処理結果から、所定ブ
ロック内の注目画素が文字であるか否か判断される。ま
た、エッジ検出部により検出された所定ブロック内のエ
ッジは、色判定処理部により色判定がなされ、エッジで
ある注目画素がモノクロエッジであるか、カラ−エッジ
であるかを判別される。そして、判定処理部の文字エッ
ジ判断と色判定処理部のエッジの色判定結果から、各領
域に対して適切な処理が施される。
【0013】請求項3に記載の画像処理装置の処理は、
まず原稿を走査して得られた画像信号が分割手段により
所定の局所ブロックに分割され、分割された注目画素を
含む所定領域の画像信号は局所特徴量演算手段に送られ
る。局所特徴量演算手段に送られた画像信号は、エッジ
検出部と2値化処理部とに送られる。エッジ検出部に送
られた画像信号は、所定ブロック内のエッジが検出され
る。2値化処理部に送られた画像信号は、2値情報に変
換され、さらに2値の各面積値と2値情報の反転回数が
算出され、各面積値と反転回数を適宜選択的に用いて特
徴情報の閾値が決定され、前記閾値をもとに閾値処理部
において所定ブロック内の特徴情報の閾値処理が行われ
る。そして、判定処理部により所定領域内の特徴情報の
閾値処理結果から、所定ブロック内の注目画素が文字で
あるか否か判断される。また、エッジ検出部による検出
結果が、配置判定処理部により文字エッジの配置か否か
が判断される。そして、判定処理部の文字エッジ判断と
エッジ配置判定処理部のエッジの配置断結果から、各領
域に対して適切な処理が施される。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態に係る画像処理
装置は、デジタル複写機等1により読込み、画像データ
処理装置2によりA/D変換され、その画像信号中から
1つずつ選択される画素を注目画素として、注目画素と
その近傍の複数画素からなる領域(以下、局所ブロック
という)の画像データを格納する格納手段(局所ブロッ
ク分割手段)3と、格納手段3に格納される局所領域の
画像データが文字領域等の何れの領域であるかを注目画
素毎の局所特徴量をもとに判断し、その領域種類に応じ
た信号を出力する局所特徴量演算手段4と、局所特徴量
算手段4からの出力信号を基に予め定めらた文字信号の
強調処理や網点信号の平滑処理等を行う高画質化処理手
段5とを備えている。
【0015】本発明の実施形態に係る画像処理装置によ
ると、文字領域、写真領域、または網点領域が存在する
ような原稿の画像データは所定局所ブロックに分割され
た後に、領域種類を識別するために局所特徴量演算手段
4に送られる。
【0016】局所特徴量演算手段4では、格納手段3に
格納される局所ブロックの画像データが文字領域等の何
れの領域であるかを判断するために複数の局所特徴量を
求め、注目画素毎の局所特徴量をもとに、局所ブロック
内の注目画素が属している領域種類を識別する。
【0017】局所特徴量演算手段4での画像データが文
字領域、写真領域、または網点領域等であるかの識別方
法は、特徴情報として最大濃度差、最大濃度、最小濃度
を用いた場合に、局所領域内の画像データの最大濃度差
等が閾値と比較し、その大小関係から導かれる所定領域
と識別する。この識別の際、従来は、固定の閾値を用い
ていたが、本発明の実施形態では可変の閾値を用いて特
徴情報からの領域判断を行うところに本発明の実施形態
の特徴がある。
【0018】前記した最大濃度差、最大濃度、最小濃度
の閾値を切り換える意味は、例えば大きい文字の閾値と
小さい文字の閾値を切り換えることによって文字検出精
度を向上することが可能となるからである。すなわち、
文字領域は一般的に局所領域内でみると写真領域に比べ
て最大濃度差が大きので、閾値処理を行い文字領域と写
真領域の識別を行うことが可能であるが、文字が小さく
なるにつれてスキャナ等の原稿読み取り装置の精度の影
響で十分な濃度差を持って読みとることが難しくなり、
固定閾値で閾値処理を行うと、十分な濃度を持たない小
さい文字が写真領域などと区別することが困難となり誤
分離し易くなってしまう。そこで、所定パラメ−タを用
いて最大濃度差等の閾値を切り換えることで誤り検出を
無くすことを可能とするものである。以下、可変の閾値
による識別方法を説明する。
【0019】局所ブロック内の最大濃度差、最大濃度、
最小濃度の閾値切換えは、所定ブロックを2値化処理
し、(0)と(1)で表現される2値のそれぞれの面積
値と2値が反転している反転回数との2つのパラメ−タ
を用いて閾値の切り換えを行う。
【0020】前記2値化処理手段としては、例えば局所
ブロック内の平均濃度と各画素の濃度を比較し、該画素
の濃度が平均画素よりも小さい場合には背景領域
(0)、大きい場合には非背景領域(1)と判断して2
値化する。
【0021】最大濃度差等の閾値を切り換える第1のパ
ラメ−タとして局所ブロック内の2値化処理した各領域
の面積値を用いることで、例えば、小さい文字や細文字
は大きい文字や写真領域に比べて非背景領域(2値化後
のうち濃度が暗い方)の面積が小さくなるので、非背景
面積が小さいときには最小濃度差の閾値を緩くなるよう
に閾値を切り換え、小さい文字に対しても適した閾値に
よって閾値処理できるものとなる。
【0022】また、最大濃度差等の閾値を切り換える第
2のパラメ−タとして前記反転回数を用いるのは、小さ
な文字にもかかわらず非背景領域の面積が大きくなって
いる場合(何らかのエッジ等に隣接する場合等)があ
り、係る場合には非背景領域と背景領域が交互に存在す
ることとなり、非背景領域と背景領域の反転回数が多く
なるので、前記反転回数が多い場合にも同様に閾値を緩
めて閾値処理し、子文字、細線等の識別の精度を高める
ことが可能である。
【0023】また上記説明した局所特徴量演算手段4で
は、RGB各プレーンの局所領域内の同一場所でのエッ
ジの有無に基づいたカラー判定をも行う。黒文字の場合
にはRGB各プレーンのエッジが共通に有するものであ
るので、RGB各プレーン共通にエッジが存在する場所
(画素)をカウントし、そのカウント数が所定閾値より
も多い場合には黒文字のエッジ、少ない場合は色文字の
エッジと識別する。
【0024】更に局所特徴量演算手段4では、局所領域
内のエッジ配置に基づくエッジパターンと予め想定する
文字のエッジパターンとのマッチング判定を行い、その
マッチング値が所定閾値より大きい場合には文字エッ
ジ、少ない場合には写真等のエッジと判断する。
【0025】以上説明した局所特徴量演算手段4では、
所定局所ブロックにおける特徴情報の可変の閾値処理
と、RGB各プレーンの局所ブロック内の同一場所での
エッジの有無判断処理と、更にエッジ配置に基づくエッ
ジパターン判定処理を行うことにより、所定局所領域の
文字領域を精度良く文字エッジと識別することができ
る。
【0026】文字領域(特に原稿画像の中の黒文字)を
精度良く文字エッジと識別することができることによ
り、確実に黒文字に強調処理を施すので文字がくっきり
表示でき、画質の向上した画像処理装置の提供が可能と
なる。
【0027】また、黒文字のエッジと色文字のエッジを
区別して判断できるために、黒文字のみに強調処理を施
すことが可能となり、色文字部分に強調処理を行わない
ため色文字部分の色合いが変わることがなくなり、更に
画質の向上した画像処理装置の提供が可能となった。
【0028】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は、本発明の実施例に係る画像処理装
置の概略的な電気的構成をブロック図により示してい
る。図1に示す本発明の実施例に係る画像処理装置は、
処理の対象となる画像データを読込、発生させるライン
センサ1と、ラインセンサ1から送られてくる画像デ−
タをアナログ/デジタル変換を含む電気的な処理を施す
画像データ処理手段2と、局所ブロック分割処理手段3
と、予め設定されるプログラムもしくはこれに相当する
電気回路に従って動作し、局所ブロック分割処理手段3
からのデジタル化された局所ブロック画像データを演算
処理し、領域識別処理を行う局所特徴量演算手段4と、
前記演算手段4によって識別された結果を領域識別信号
として出力され、この信号に基づいて後段の高画質化処
理5を有する。
【0029】ラインセンサー1は、一般的にCCD(Ch
arge Coupled Device)が用いられており、この固体撮
像素子によって原稿から読み取られる画像信号はアナロ
グ値であるので、画像データ処理手段2によってアナロ
グ/デジタル(A/D)変換を施す。従って画像データ
処理手段2以降の画像信号はデジタル信号として扱われ
る。
【0030】局所ブロック分割処理手段3は、複数のラ
インメモリを搭載しており、CCD1によって取り込ま
れた画像信号を1ラインの信号として逐次入力し、画像
信号を複数のラインメモリに順次蓄積する。局所ブロッ
ク分割処理手段3が複数のラインメモリを搭載すること
で、局所特徴量演算4で必要な局所ブロック画像信号を
得ることが可能となり、例えば、N×N(N行N列)画
素の局所ブロックとする場合には、Nライン分のライン
メモリが少なくとも搭載されている。
【0031】局所特徴量演算部4は、局所ブロック分割
処理手段3から送られる局所ブロック画像信号を画素毎
に文字領域、写真領域、あるいは網点領域であるかを表
す領域識別信号を得るものであり、詳細は後述する。
【0032】高画質化処理部5は、局所特徴量演算4か
らの領域識別信号が渡され、例えば文字信号が得られれ
ば強調処理、網点信号が得られれば平滑化処理など領域
に適した処理を行う。
【0033】局所特徴量演算部4の構成および作用を、
図3を参照して説明する。局所特徴量演算部4は、局所
ブロック分割処理手段3から送られる画像信号が黒文字
か否かの識別処理を主に行うものであり、文字に適さな
いエッジの削除を行うエッジ補正処理ブロック8と、エ
ッジ検出部17と、黒文字のエッジであるか色文字のエ
ッジであるかを判別する色判定処理ブロック9と、ブロ
ック内のエッジの配置によって文字のエッジであるか否
かを判別するエッジパターン検出処理ブロック10の4
つに大きく分けることができる。
【0034】エッジ補正処理ブロック8では、一般的に
用いられるエッジ検出処理によって得られるエッジのう
ち、写真のエッジを除いた文字のエッジを検出するため
の処理であり、2値化処理部11と面積算出部12と反
転回数部13と閾値設定部11Aと最大濃度算出部1
4、最大濃度算出部15と最小濃度算出部16を有す
る。
【0035】一般的に文字のエッジは、写真のエッジに
比べて、局所ブロック内で最大濃度差が大きい、白い紙
の上に文字が存在している場合に最大濃度が大きい、ま
た逆に黒地に白文字の場合には最小濃度が小さくなる、
といった特徴がある。このような特徴を前提としている
ためある程度濃度がある地の上に存在する文字は検出を
行っていない。これは地濃度がある文字を強調してしま
うと、文字のまわりが白抜けし画質を低下するおそれが
あるからである。
【0036】2値化処理11は、ブロック内の画像信号
を非背景領域(1、0の2値で表現した場合1)と背景
領域(1、0の2値で表現した場合0)に分割する。こ
の分割情報を基に、面積算出処理部12では面積の算出
では非背景領域と背景領域のそれぞれの面積を、反転回
数算出処理部13では、非背景領域と背景領域が切り替
わっている反転回数を算出する。詳細については後述す
る。
【0037】閾値設定部11Aは、面積算出処理12と
反転回数算出処理13によって得られた面積と反転回数
から、後述する文字のエッジ判断パラメ−タとして用い
る最大濃度差、最大濃度、最小濃度の各閾値の設定処理
を行う。
【0038】局所ブロック内の最大濃度差、最大濃度、
最小濃度は、それぞれ最大濃度差算出部14、最大濃度
算出部15、最大濃度算出部16によってそれぞれ算出
され、各閾値処理部20、21、22により閾値設定部
11Aにより決定された各閾値を用いて判断される。
【0039】判定処理23では、前記最大濃度差、最大
濃度、最小濃度の各閾値処理部20、21、22におい
て後述する条件をすべて満足するときに所定ブロック内
の注目画素が文字領域であると判断される。
【0040】上記したエッジ補正処理ブロック8の処理
内容の詳細について説明する。2値化処理部11の処理
内容は、図4に示すように局所ブロック内の最大濃度値
と最小濃度値から2つの値の中間値を閾値として2値化
を行う。例えば,最大濃度値をmax、最小濃度値をminと
すると、 I(x,y)≦(max+min)/2の場合・・・ 非背景領域(1) I(x,y)>(max+min)/2の場合・・・ 背景領域 (0) となる。ただし、非背景領域、背景領域の名称は白い紙
の上の文字を想定しているため、文字の濃度が(max+m
in)/2より小さくなると仮定した物で、実際に文字領
域、その他の領域を示している物ではない。
【0041】次に面積算出部12の処理内容は、前記2
値化処理部11によって得られた2値情報から非背景領
域(1)、背景領域(0)のそれぞれの数をカウントす
るもので、例えば図5に示す7×7(7行7列)画素の
ブロック30では、非背景領域(1)の面積area1=1
7画素、背景領域(0)の面積area0=32画素とな
る。この値をそれぞれの面積とする。
【0042】反転回数部13の処理内容は、局所ブロッ
クの主走査方向と副走査方向それぞれについて非背景領
域(1)と背景領域(0)の境界の数をカウントする。
例えば図5の場合にはブロック30の右横と下にそれぞ
れ主走査方向と副走査方向の反転回数が示してある。こ
の中で最大の物を反転回数の特徴量とするもので、図5
の場合には反転回数change=3回となる。
【0043】図6は、閾値設定部11Aによる局所ブロ
ック内の最大濃度差、最大濃度、最小濃度の閾値設定例
を示している。最大濃度差(最大濃度値−最小濃度値)
の閾値として、例えば閾値A,閾値Bの2通り設定した
場合に、前記の2つのパラメータを用いて以下のように
選択する。 area1/change≦閾値DIの場合・・・ 閾値Aを選択 area1/change>閾値DIの場合・・・ 閾値Bを選択 このように最大濃度差を用いた文字判断の閾値を適宜変
更することにより、小さい文字のように反転回数が多く
て非背景領域面積が小さい場合には緩い(低い)閾値A
が選択され、逆に大きい文字の場合には厳しい(高い)
閾値Bが選択される。よって小さい文字であっても、適
切に文字と検出することができるのである。尚、閾値D
Iは、あらかじめ経験的に設定しておく。
【0044】最大濃度値は、前記最大濃度差を求めるの
に使用するパラメータであるが、最大濃度差により文字
判断を必要とする最大濃度であるか否かの閾値として閾
値C、閾値Dの2通り設定した場合、以下の選択条件に
より閾値選択を行う。 area0≧閾値MAの場合・・・ 閾値Cを選択 area0<閾値MAの場合・・・ 閾値Dを選択 これは、背景領域面積(area0)が所定の閾値MAより
小さい場合は、最大濃度値を十分感知できる面積がある
ために厳しい閾値Dが選ばれ、背景領域面積(area0)
が所定の閾値MAより大きい場合には、小文字、細字等
の濃度感知不十分な場合を考慮して緩い閾値Cを選択す
る。尚、所定の閾値MAは、あらかじめ経験的に設定し
ておく。なお、上記条件式では、背景領域面積(area
0)に基づいて判断したが、非景領域面積(area1)に
より判断してもよい。その場合、非背景領域面積(area
1)が閾値MAより大きい場合には最大濃度値を十分感
知できる面積があるので、厳しい閾値Dが選択される。
【0045】同様に最小濃度値も、前記最大濃度差を求
めるのに使用するパラメータであり、最大濃度差により
文字判断を必要とする最小濃度であるか否かの閾値とし
て例えば閾値E、閾値Fの2通り設定した場合、以下の
選択条件により閾値選択を行う。 area1≦閾値MIの場合・・・ 閾値Eを選択 area1>閾値MIの場合・・・ 閾値Fを選択 これは、非背景領域面積(area1)が所定の閾値MIよ
り小さい場合には、文字領域であっても十分最小濃度を
感知できる面積であるため、厳しい閾値Eが選択され、
逆に非背景領域面積(area1)が所定の閾値MIより大
きい場合には、文字領域であっても十分最小濃度を感知
できる面積少ないために緩い閾値Fを選択する。閾値M
Iは、予め経験的に設定しておく。なお、上記例では最
小濃度値の閾値選択を非背景領域面積により行ったが、
景領域面積(area0)により判断してもよい。その場
合、背景領域面積(area0)が閾値MIより大きい場合
には最小濃度値を十分感知できる面積があるので、厳し
い閾値Eが選択される。
【0046】次に、図3に示すエッジ検出部17は、局
所ブロック分割処理手段3から送られる画像信号の注目
画素を含む局所ブロック内のエッジを検出する検出部で
ある。局所ブロック分割処理部3によって分割された画
像信号からエッジを検出する手段は、例えば図7に示す
ように画像信号が7×7画素に分割されているときゾー
ベルフィルタ(COXとCOY)32をブロック31に畳み込
むことによって外側1ライン分除いた6×6画素のエッ
ジを検出する事ができる。図7の7×7画素ブロック内
の画素値をI(x,y)とすると(x,y)でのエッジの有無
を表すedge(x,y)は、 valx=ΣCOx*I(x,y) valy=ΣCOy*I(x,y) を用いて、
【0047】
【数1】
【0048】である。ただし、閾値EGはスキャナーや
分離精度によってあらかじめ設定しておく。これはゾー
ベルエッジ検出法と呼ばれる手法であるが、本発明はこ
の検出方法に限定する物ではない。
【0049】次に図3において破線で囲んだ色判定処理
ブロック9は、色判定処理部18と判定処理部24を有
するものであり、前記エッジ検出部17でのエッジ検出
結果に基づいて局所領域231内のRGB各プレーンで
の同一ブロックで共通にエッジが存在する数をカウント
し、その数をもとに色判定を行う。例えば黒文字のエッ
ジは、R(red)、G(green)、B(blu
e)のどのプレーンでもエッジが存在する(R、G、B
全ての成分を黒は有する)ため、上記カウント数を特徴
量とすると、黒文字の場合には特徴量が大きく、色文字
では逆に小さくなるため、黒文字と色文字の識別が可能
となるからである。以下、色判定処理ブロック9を構成
する色判定処理部18と判定処理部24について説明す
る。
【0050】色判定処理部18は、局所ブロック31の
前記エッジ検出手段17によって得られたRGB各プレ
ーンのエッジについて同一場所でエッジが存在する数を
カウントし、該カウント数(Paracolor)が所定の閾値
RGB以下の場合は色文字エッジと判断し、閾値RGB
以上の場合ば黒文字エッジと判断する。なお、閾値RG
Bは、予め経験的(スキャナ精度等を考慮して)に設定
する。
【0051】例えば図8に示すように局所ブロックに各
プレーンに対してエッジが存在しているとき、黒い桝目
ではRプレーンではエッジが存在しているが、その他の
G,Bプレーンには存在していないので、カウントせ
ず、左斜め上方に向く連続した画素3つがRGBにおい
てエッジが共通に存在しているので、係る局所ブロック
ではParacolor=3となる。そして判定処理部24によ
りParacolorの値と所定閾値RGBを以下に示す判断式
により比較することで、エッジのカラー(Color)判断
を行う。 Paracolor≦閾値RGBの場合・・・Color=色文字ッジ Paracolor>閾値RGBの場合・・・Color=黒文字エッ
【0052】次に図3において破線で囲んだエッジパタ
ーン検出処理ブロック10は、エッジ配置検出部19と
判定処理部25から構成されている。一般的にエッジの
配置によって文字を識別する場合には、局所ブロックを
2値化し、この2値情報から決定している。しかし、こ
ういった従来方法では写真領域など濃度がなだらかに変
化している場所においても2値化されてしまい並び方に
よっては誤って認識されてしまう。そこで、本発明の実
施例ではエッジパターン検出処理ブロック10を設け、
エッジの配置を求めて、そういったなだらかな(明度変
化の小さい)場所をエッジとして検出されないように
し、2値化処理情報からの文字判断(例えばエッジ補正
処理ブロック8)の補完を行い、誤認識を防ぐものであ
る。
【0053】エッジ配置検出部19は、前記エッジ検出
手段17によって得られたエッジの配置パターンと予め
容易された文字エッジ配置パターンとを用いて、エッジ
検出手段17によって得られたエッジが文字エッジであ
るか否かを識別する処理部である。上記文字エッジ識別
方法は、例えば文字は水平、垂直、斜め方向にエッジが
存在すると仮定してこの様なパターンを検出し、エッジ
パターンを判定処理部25により判定するのである。
【0054】エッジパターン検出処理ブロック10の処
理を具体的に説明する。例えば、予め用意された文字エ
ッジ配置パターンとして図9に示すフィルタA32、フ
ィルタB33、フィルタC34及びフィルタD35(総
称し、フィルタという)を用意した場合、エッジ検出部
17で得られたエッジに該フィルタをかける事により、
文字エッジの特徴を示すエッジ配置をしているか否かを
検出する。尚、図9のフィルタでは、1以外の場所は0
としている。以下に処理式を説明する。
【0055】エッジ配置検出部19で用いる式は、 patternA=フィルタA*edge によってエッジ配置検出するためのパラメータpatternA
を算出する。同様にフィルタB〜Dについても各パラメ
ータ(patternB,patternC,patternD)を算出する。
【0056】判定処理部25では、エッジ配置検出部1
9で算出されたパラメ−タを基に、 max(patternA,patternB,patternC,patternD)≧
閾値EGの場合、 エッジ配置=文字配列 max(patternA,patternB,patternC,patternD)<
閾値EGの場合、 エッジ配置=文字以外の配列 と判断する。ただし、閾値EGは分離精度によって予め
設定するものであり、閾値EGを厳しく(高く)すると
エッジパターンで示した配列のみ文字列と判断するが、
緩くすると少し外れても文字配列と判断することとな
る。尚、上記max(patternA,patternB,patternC,
patternD)は、patternAからpatternDの内、最大値を示
している。
【0057】判定処理部26は、以上説明したエッジ補
正処理ブロック8、色判定処理ブロック9、エッジパタ
ーン処理ブロック10での判定結果に基づき黒文字のエ
ッジであるか否を総合的に識別する。判定処理部26で
は、各ブロック8、9、10の判定条件を満足している
場合に黒文字のエッジと判断し、高画質化処理部5に識
別信号を出力する。
【0058】次に上記した本発明の実施例に係る画像処
理装置の処理動作を図10から図13に示したフローチ
ャートに基づいて説明する。図10は、実施例に係る画
像処理装置の概略全体処理についてのフローチャートで
ある。まず、主走査方向に1ライン原稿をスキャンし
(ステップ37)、次に局所ブロックの画像信号を得る
ためにNライン分のラインメモリに保持しているか否か
を判断し、Nライン分保持されていない場合にはステッ
プ37に戻って副走査方向にスキャン場所をずらして同
様な処理を繰り返す(ステップ38)。そして局所ブロ
ックの画像信号から特徴量を算出し注目画素毎の識別結
果を得て(ステップ39)、その識別結果を出力もしく
は識別信号を出力する(ステップ40)。次ぎに1ライ
ン終了しているか否か判断し(ステップ41)、終了し
ていない場合には、主走査方向に局所ブロックをずらし
ステップ39、40の処理を繰り返す(ステップ4
2)。ステップ39で1ライン終了した場合には、画像
全体の処理が終了か否かの判断(ステップ43)を行
い、終了していなければ副走査方向にラインをずらしス
テップ37に戻って同様な処理を繰り返す(ステップ4
4)。
【0059】次にステップ39での局所特徴量演算部4
における処理の流れについて図11から図13を参照し
て説明する。
【0060】図11は、エッジ補正処理ブロック8のフ
ロ−チャ−トを示している。エッジ補正処理では、まず
局所ブロック内の最大濃度値と最小濃度値から求めた平
均の濃度値を所定閾値と比較し(ステップ45)、平均
の濃度値が所定閾値よりも小さい場合には背景領域
(0)と、大きい場合には非背景領域(1)とに分割す
る2値化処理を行う(ステップ46、47)。この2値
化処理を局所ブロック内すべてに行い(ステップ4
8)、局所ブロック内の背景領域(0)と非背景領域
(1)の各面積算出(ステップ49)と反転回数算出
(ステップ50)を行う。この2つのパラメータ(面積
算出値、反転回数)に基づき、局所ブロックが文字領域
であるか否かの判断パラメータである局所ブロック内の
最大濃度差、最大濃度、最小濃度の各閾値を切替える
(ステップ51)。ステップ51で決定された各閾値と
局所ブロック内の最大濃度差、最大濃度、最小濃度を比
較し(ステップ52、53、54)、その閾値処理結果
から局所ブロックが文字領域であるか否かを判定し、そ
してエッジ補正判定の必要性を判断する(ステップ5
5)。
【0061】図12は、色判別処理ブロック9のフロ−
チャ−トを示している。始めに局所ブロック内のエッジ
を検出し(ステップ61)、局所ブロック内の全エッジ
検出終了後(ステップ62)に次ぎのステップ63に進
む。ステップ63では、全工程で求めたエッジ検出結果
に対して、同一座標にR、G及びB各プレ−ンのエッジ
が存在しているか否かを判断し、存在している場合には
カラー判定のためのパラメータ(Paracolor)をインク
リメント(ステップ64)し、局所ブロック内のパラメ
ータ(Paracolor)を求める(ステップ65)。 次ぎ
にステップ66では、パラメータ(Paracolor)の数を
所定の閾値と比較し、所定の閾値より小さい場合には色
文字エッジとして色文字信号(ステップ67)を、また
閾値よりも大きい場合には非色文字信号(ステップ6
8)を出力する。
【0062】図13は、エッジパターン検出処理ブロッ
ク10のフロ−チャ−トを示している。始めにベ−ゾル
フィルタによる局所ブロック内のエッジを検出し(ステ
ップ56)、局所ブロック内のエッジ検出終了後(ステ
ップ57)、エッジパターンフィルタ32をかけ(ステ
ップ58)、それぞれのフィルタでのパターンエッジ量
をもとめ(ステップ59)、その中で最大のパターンエ
ッジ量が所定の閾値を満たしている時に文字のエッジと
する(ステップ60)。
【0063】以上説明した実施例では、エッジ補正処理
ブロック8によれば、黒文字の検出の際に用いる局所ブ
ロック内の最大濃度差、最大濃度値、最小濃度値を閾値
処理して文字のエッジを検出する際、前記閾値処理の閾
値として固定の閾値を用いるのではなく、前記局所ブロ
ックの状況に応じて閾値を適宜切り替えることによっ
て、大きい文字だけでなく一般に検出することが困難と
される小さい文字についても十分な検出精度を保つこと
が可能となる。
【0064】色判定処理ブロック9によれば、RGB各
プレーンでのエッジ検出17での検出結果を基に色判定
処理部18での処理を行うことによって、文字エッジが
黒文字であるか色文字であるか判断することが可能とな
る。
【0065】エッジパターン検出処理ブロック10によ
れば、エッジ配置検出部19によりエッジの配置が文字
エッジの配置であるかを確実に判断することができの
で、2値化処理のみでは誤判断となる場合がある写真領
域など濃度がなだらかに変化している場所においても誤
認識をなくすことが可能となる。
【0066】よって、本実施例に係る画像処理装置によ
れば、原稿に大文字、小文字が混在し、文字間隔が狭い
場合や色文字が含まれる場合であっても、かかる文字を
適切に識別し、かかる文字に適した強調処理を行うこと
で鮮明な文字を表現する高画質な画像処理装置を提供で
きる。
【0067】また、本実施例に係る画像処理装置によれ
ば、閾値切り替えのパラメータとして局所ブロックの2
値化処理後の2値データを用いるので、実際に画像処理
装置を設計する際に非常に簡単に構成することが可能と
なった。
【0068】更に、本実施例に係る画像処理装置によれ
ば、RGB各プレーンでのエッジ検出17での検出結果
を基に色判定処理部18を行うことによって、エッジ配
置検出部19で用いるエッジを利用することが可能であ
り、色判定部18のためのメモリー及び回路規模を小さ
くすることができる。
【0069】なお、前記した実施の形態、実施例では本
発明の好適例を説明したが、本発明はこれに限定される
ものではないことはもちろんである。例えば、最大濃度
差の閾値を閾値A,閾値Bを設けた場合について便宜上
説明したが、面積値等のパラメ−タに対して関数的に決
定される値とすることもでき、閾値数を限定するもので
はない。最大濃度値、最小濃度値についても同様であ
る。
【0070】また、局所特徴量演算部4では、エッジ補
正処理ブロック8、色判定処理ブロック9、エッジパタ
ーン検出処理ブロック10の全てを用いた場合について
説明したが、目的とする処理内容により何れかを選択的
に用いることで、使用する処理ブロックの効果を発揮し
つつ、画像処理装置の小型化、処理速度の向上、コスト
ダウン等に寄与するものとなる。
【0071】また、上記した数式等は限定するものでは
なく、画像信号の性質に応じた閾値の設定により、閾値
処理において閾値を含むか否か等の判定条件を適宜選択
することが好ましい。
【0072】
【発明の効果】以上説明した通り、請求項1の発明によ
れば、黒文字等の検出の際に用いる所定ブロック内の特
徴情報を閾値処理して黒文字等のエッジを検出する際、
前記閾値処理の閾値として固定の閾値を用いるのではな
く、前記所定領域の2値化後の面積と2値の反転回数の
状況に応じて閾値を適宜切り替えることによって、大き
い文字だけでなく一般に検出することが困難とされる小
さい文字についても十分な検出精度を保つことが可能と
なる。
【0073】特に、小さい文字や細い文字は、大きい文
字と所定ブロック内で面積が異なることを利用して、閾
値の切り替えに2値化後の2値の面積を用い、面積が少
ない場合には小さい文字や細い文字に対応可能とするた
めに特徴情報の閾値に幅を持たせて設定することで、特
徴情報の固定閾値判断に比べて小さい文字や細い文字等
の検出精度を上げることができる。
【0074】また例えば小さな文字が他の文字等に近接
した場合には、ある程度面積が広く判断されてしまう
が、かかる場合には2値の反転回数が所望の数より多く
なるので、かかる反転回数を特徴情報の閾値決定のパラ
メータに含めることで小さな文字が密集してある場合で
あっても適切に文字の検出ができる。
【0075】請求項2の発明によれば、所定ブロックの
2値化後の面積と2値の反転回数の状況に応じて閾値を
適宜切り替えることによって、大きい文字だけでなく一
般に検出することが困難とされる小さい文字についても
十分な検出精度を保つことなるとともに、モノクロ文字
とカラ−文字の判断も可能となり、モノクロ文字とカラ
−文字に適した強調処理を適切に可能となり、より高画
質な画像処理装置を提供できる。
【0076】請求項3の発明によれば、所定領域の2値
化後の面積と2値の反転回数の状況に応じて閾値を適宜
切り替えることによって、大きい文字だけでなく一般に
検出することが困難とされる小さい文字についても十分
な検出精度を保つことなるとともに、エッジの配置を基
に文字エッジの識別も併せて行うことで文字エッジを確
実に識別することができる。よって、文字と判断された
領域に適切に文字の強調処理を施せるために、黒文字が
スッキリ、鮮明な画像処理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態及び実施例に係る画像処理装
置を説明するブロック図である。
【図2】図1に示す局所ブロック分割処理3のブロック
図である。
【図3】図1の局所特徴量演算4のブロック図である。
【図4】図3の2値化処理部11での2値化処理の説明
図である。
【図5】図3の面積処理部12及び反転処理部13の処
理の説明図である。
【図6】図3の閾値処理部20、21、22の処理の説
明図である。
【図7】図3のエッジ検出部17の処理の説明図であ
る。
【図8】図3の色判定処理ブロック9の処理の説明図で
ある。
【図9】図3のエッジ配置検出部19の処理の説明図で
ある。
【図10】図1に示す画像処理装置の処理のフローチャ
ートである。
【図11】図3に示すエッジ補正処理ブロック8の処理
のフローチャートである。
【図12】図3に示す色判定処理ブロック9の処理のフ
ローチャートである。
【図13】図3に示すエッジパターン検出処理ブロック
10の処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 ラインセンサー 3 局所ブロック分割処理部 5 高画質化処理部 11 2値化処理部 12 面積算出部 13 反転回数処理部 11A 閾値設定部 14 最大濃度差検出部 17 エッジ検出部 18 色判定部 19 エッジ配置検出部 20、21、22 閾値処理部 23、24、25、26 判定処理部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を走査して得られた画像信号に対して
    特性の異なった領域を識別し、各領域に対して適切な処
    理を施す画像処理装置において、 画像信号を所定の大きさの局所ブロックに分割する分割
    手段と、 前記分割手段から出力される処理対象領域の画像信号か
    ら注目画素を含む所定ブロック内の画像信号を2値情報
    に変換する2値化処理部と、2値化処理部から出力され
    る2値情報から2値の各面積値と2値情報の反転回数と
    を選択的に用いて決定する閾値によって所定ブロック内
    の特徴情報を閾値処理する閾値処理部と、閾値処理部の
    処理結果から所定ブロック内の注目画素が文字領域であ
    るか否かを判断する判定処理部とを有する局所特徴量演
    算手段と、を備える画像処理装置。
  2. 【請求項2】原稿を走査して得られた画像信号に対して
    特性の異なった領域を識別し、各領域に対して適切な処
    理を施す画像処理装置において、 画像信号を所定の大きさの局所ブロックに分割する分割
    手段と、 前記分割手段から出力された局所ブロック内の注目画素
    を含む局所ブロック内のエッジを検出するエッジ検出部
    と、 前記分割手段から出力される処理対象領域の画像信号か
    ら注目画素を含む所定ブロック内の画像信号を2値情報
    に変換する2値化処理部と、2値化処理部から出力され
    る2値情報から2値の各面積値と2値情報の反転回数と
    を選択的に用いて決定する閾値によって所定ブロック内
    の特徴情報を閾値処理する閾値処理部と、閾値処理部の
    処理結果から注目画素が文字であるか否か判断する判定
    処理部と、 エッジ検出部のエッジ検出結果を基にエッジである注目
    画素がモノクロエッジであるかカラ−エッジであるかを
    判別する色判定処理部とを有する局所特徴量演算手段を
    備える画像処理装置。
  3. 【請求項3】原稿を走査して得られた画像信号に対して
    特性の異なった領域を識別し、各領域に対して適切な処
    理を施す画像処理装置において、 画像信号を所定の大きさの局所ブロックに分割する分割
    手段と、 前記分割手段から出力された所定ブロック内の注目画素
    を含む所定ブロック内のエッジを検出するエッジ検出部
    と、 前記分割手段から出力される処理対象領域の画像信号か
    ら注目画素を含む所定ブロック内の画像信号を2値情報
    に変換する2値化処理部と、2値化処理部から出力され
    る2値情報から2値の各面積値と2値情報の反転回数と
    を選択的に用いて決定する閾値によって所定ブロック内
    の特徴情報を閾値処理する閾値処理部と、閾値処理部の
    処理結果から注目画素が文字であるか否か判断する判定
    処理部と、 前記エッジ検出部のエッジ検出結果から注目画素を含む
    所定ブロック内のエッジ配置を判定するエッジ配置判定
    処理部とを有する局所特徴量演算手段を備える画像処理
    装置。
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