JPH0879517A - 画像の型を識別する方法 - Google Patents

画像の型を識別する方法

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JPH0879517A
JPH0879517A JP7179876A JP17987695A JPH0879517A JP H0879517 A JPH0879517 A JP H0879517A JP 7179876 A JP7179876 A JP 7179876A JP 17987695 A JP17987695 A JP 17987695A JP H0879517 A JPH0879517 A JP H0879517A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 走査された文書の画像データの型を識別する
方法を提供する。 【構成】 グレースケール画像データを得るために画像
を走査し、予定のグレースケール範囲を用いて、走査画
像データに密度スライス操作を実行して2値画像データ
を作る。次に、この2値画像データに侵食操作を行い、
画像データに残った黒のピクセルの数を数え、黒のピク
セルの数が許容される最大ピクセル数を超える場合、そ
の区域は連続階調画像であると考え、そうでない場合
は、線画またはテキストのような2階調画像であると判
断する。こうして判断した画像の型に応じて、ピクセル
あたり適切なビット奥行きを使って画像を再走査する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンピュータ・システ
ム、とくに、コンピュータ・システム内部で電子的に走
査されたラスタ画像に関し、より具体的には、走査され
た文書のラスタ画像の画像のタイプすなわち型を決定す
ることに関する。
【0002】
【従来の技術】文書が電子的に走査されるとき、文書の
画像(イメージ)内の各ドットすなわちピクセルの輝度
は、ピクセルの階調範囲を表すコードとして記憶され
る。単色性の走査装置を使用する場合、階調範囲はグレ
ースケールに沿って純粋な黒から純粋な白まで変化す
る。コードすなわちグレースケール・レベルは通常8ビ
ットで、ゼロから255までの階調範囲を表し、通常ゼ
ロは純黒を、255は純白を表す。
【0003】文書が走査された後、情報が処理される前
に、情報内容は背景から分離されなければならない。こ
の分離処理の一部は、走査された文書の各部分の情報の
型を決めることである。単色性の走査では、通常、画像
は2階調または連続階調である。線画またはテキスト情
報のような2階調画像は、各ピクセルを表すのに1ビッ
トを使って走査できる。写真のような連続階調の画像
は、通常、8ビットのグレースケール走査が使われる。
したがって、最大の情報内容を得るために、ピクセルあ
たり正しいビット数を使って画像を再走査できるよう
に、画像の中の情報の型を識別することが重要である。
【0004】画像の型を自動的に識別する従来の直感的
な方法は、分析対象の区域のグレースケールの度数分布
(ヒストグラム)を調べることであった。本来2階調の
画像では、グレースケールのピクセル値がヒストグラム
上の2つの場所にかたまることが直観的に予想できる。
2階調の画像が黒白の場合、ピクセル値は2つの場所、
すなわち、ヒストグラムの暗い端と明るい端にピークが
できる。本来連続階調の画像は、これらの2つの特性ピ
ークを持たず、ヒストグラムの範囲の上を予測できない
かたちで連続的に変化する。
【0005】ヒストグラムは、従来のプログラミング技
術を使って分析することは難しい。ヒストグラム分析
は、正確に解釈するためのファジー論理またはその他の
技術を必要とする視覚の問題であると思われる。また、
2階調画像は、元の画像を複製するのに使われた紙質お
よびインクのような変数によって、得られるピーク値が
異なる。たとえば、新聞の線画は、良質のリンネル紙上
の同じ線画とは異なる所にピークができ、ピークをどこ
に求めるかというヒストグラム分析の問題を複雑にす
る。また、ヒストグラムの結果は必要とされるピクセル
数に依存し、たとえば、ある絵が紙の上の広い区域を占
めるがごく少ない細い線でできている場合、ヒストグラ
ムは、白い部分で支配的なピークを示し、暗い部分でご
く小さなピークを示す。この型の画像では、データを分
析しているうちに暗いピークが簡単に失われてしまう可
能性がある。
【0006】ヒストグラム分析のもう一つの問題は、グ
レーのノイズである。絵が背景の紙の上に黒インクだけ
でできている場合、走査装置は、白い部分と黒い部分と
の間の端に沿ったグレーの変わり目のピクセル(transi
tion pixel)を拾ってしまう。したがって、ヒストグラ
ムは、実際の絵にグレーがなくても、グレースケール・
データを含んでしまう。高いコントラストの連続階調の
絵の問題とともに、線画走査上の変わり目のグレーのピ
クセルの問題を考慮すると、ヒストグラムを識別するこ
とが非常に難しいことがしばしばある。
【0007】走査された文書の、連続階調の部分から線
画の部分を識別する方法が必要である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、走査
された文書のラスタ画像の画像の型を決定することであ
る。本発明のもう1つの目的は、画像が2階調であるか
連続階調であるかを決めることである。もう一つの目的
は、画像を再走査するためのビット奥行を決めることで
ある。さらにもう一つの目的は、画像の型を決めるため
に、密度スライス(density slice)および侵食(erosi
on)方法を用いることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、先ず、
典型的には低解像度で、8ビットのグレースケール・モ
ードで画像を走査し、次に、この8ビットのグレースケ
ール・データを分析して、画像の最終走査を、典型的に
は高解像度で、8ビット・モードまたは1ビット・モー
ドのどちらで行うかを判断する装置において達成され
る。装置は、2値画像を作るために、予め定められたグ
レースケール範囲を用いて、グレースケール画像に対し
て密度スライスを実行する。画像の小さな黒い区域を除
去するために、2値画像に侵食操作を選択的に行うこと
ができる。装置は、文書の分析対象の区域の黒いピクセ
ルの数を数え、分析される区域の関数によって決められ
る、その区域の最大許容ピクセル数を決める。区域の黒
いピクセルの数が最大許容ピクセル数を超える場合、そ
の区域は連続階調区域と考えられ、連続階調に適したビ
ット奥行を使ってグレースケール走査が必要になる。そ
うでない場合、その区域は線画であると考えられ、ビッ
ト奥行が1である2値走査が必要になる。
【0010】いっそう正確な結果は、異なるグレースケ
ール範囲を用いて複数の密度スライスおよび侵食を実行
することにより、得ることができる。これらの複数スラ
イスを実行した結果として複数の2値画像が得られ、こ
れらの複数の2値画像は互いにビットごとのOR演算を
用いて加算され、1つの2値画像が形成される。次に、
この1つの2値画像内のピクセルが数えられ、対象区域
内の情報の型が決められる。
【0011】
【実施例】以下に、本発明を実施するのに最も良い実施
例を述べる。この説明は、本発明の原理を説明するため
の実施例として述べるものであって、本発明はこの説明
に制約されるものではない。
【0012】図1は、本発明のハードウェアおよびソフ
トウェアを示すブロック図である。図1はコンピュータ
・システム100を示し、プロセッサ要素102がシス
テム・バス104を介してコンピュータ・システム10
0の他の要素と通信する。ユーザはキーボード106を
使ってコンピュータ・システム100にコマンドおよび
データを入力する。マウス110を使って、ユーザは図
形情報をコンピュータ・システム100に入力する。表
示装置108によって、コンピュータ・システム100
はユーザに情報を出力する。ディスク112が、本発明
によって収集されたすべてのデータとともに本発明のソ
フトウェアを記憶する。通信インターフェース114が
コンピュータシステム100を文書走査装置116に接
続し、本発明が走査装置116から情報を受け取り、走
査のためのビット奥行を設定するコマンドを走査装置に
送る。
【0013】文書走査装置116は、グレースケール走
査装置またはカラー走査装置のどちらでもよい。グレー
スケール走査装置は走査された各ピクセルについてグレ
ースケール値を生成する。この値は典型的には0から2
55までの範囲を持つ8ビットで、通常、0は純黒を表
し、255は純白を表す。もちろん、他の走査装置は各
ピクセルに異なるビット数を使うことができる。カラー
走査装置は、各ピクセルについて赤、緑、青の3つの値
を生成し、各値は0から255までの範囲を持つ。
【0014】メモリ118は、本発明が、キーボード1
06、図形表示装置108、マウス110、ディスク1
12、およびコンピュータ・システム100の他の要素
をアクセスするために使うオペレーテイングシステム1
20を含む。走査装置ソフトウェア122は本発明を含
んでいる。
【0015】図2に、本発明によって処理される画像の
例を示す。図2は、走査装置によって電子的に走査され
る、通常1枚の紙の上の区域202にある画像である。
走査された画像202には2つの区画があり、上半分2
04は線画208および連続階調区域210、212、
214を持つ連続階調画像を持ち、下半分206は線画
として扱えるテキスト情報だけを持っている。
【0016】本発明の目的は、文書の1区画、たとえば
区画204または区画206が、連続階調画像を持って
いるか、または2値階調を持っているかを識別すること
である。文書の中の分析の対象となる区画は予め他のソ
フトウェアによって選択され、その区画の図形画像が本
発明の方法によって分析される。
【0017】本発明は、先ず、分析の対象の画像に密度
スライス操作を実行して2値画像を作成する。図3は、
図2の画像の上に密度スライス操作を実行した結果生ず
る2値画像の例を示す。図3を参照すると、2値画像の
下半分すなわち区域206に、図2のテキスト区域20
6に密度スライス操作を実行した結果生じた多数の小さ
な暗い区域が見える。区域204内に連続階調画像を持
つ上半分も、密度スライス操作を使用した結果、変形し
ている。その結果、図2の線画区域208はほとんど除
去されているが、図2の連続階調区域210、212、
214は、図3の中実の黒い区域310、312、31
4に変換されている。このようにして、密度スライス操
作の結果は、黒いピクセルおよび白いピクセルだけを含
む2値画像になる。
【0018】図4は、図3の画像に本発明による侵食操
作を実行した後の画像を示す。図4を参照すると、侵食
操作によって、当初テキスト情報を持っていた区域20
6から黒いピクセルがほとんど除去されている。したが
って、黒いピクセルの数が非常に少ないことにより、こ
の区域は線画またはテキスト情報を持っていることがわ
かる。逆に、侵食操作が実行された後、区域204内の
310、312、314にはまだ多数の黒いピクセルが
ある。黒いピクセルがこのように多数あることは、この
区域に連続階調の絵があり、グレースケールに適したビ
ット奥行を使って再走査が必要であることがわかる。
【0019】図5は、本発明の流れ図を示す。図5のソ
フトウェアは走査装置ソフトウェア122(参照図1)
に含まれ、ユーザが文書を走査して型を識別することを
要求した後に呼び出される。図5を参照すると、入口の
後、ブロック502で、コマンドが通信インターフェー
ス114を介して走査装置116(参照図1)に送ら
れ、8ビットのグレースケール・フォーマットを使って
画像が走査される。これは典型的には、たとえば1イン
チあたり25ピクセル程度の低解像度で行われる。はじ
めの走査および分析を低解像度で行うと、処理時間およ
びメモリを節約できる。しかし、本発明はどのような解
像度でも正しくはたらき、解像度には依存しない。
【0020】画像を走査する処理は、画像内の分析する
べき区域を、たとえば図2に示した区域204および2
06のように、複数の区域に分離することもできる。し
たがって、画像全体でなく、走査された画像部分を分析
できる。しかし、本発明は渡された区域を分析するもの
であって、区域を分離することが本発明に必須のことで
はない。
【0021】走査された画像を得た後、ブロック504
は図7を呼び、第1の階調範囲を使って、画像上に密度
スライス操作を実行する。この密度スライスにより、0
から255までの範囲のスケール上の、たとえば62か
ら147までの範囲の階調値を持つピクセルを分離する
ことができる。密度スライス操作の結果、この階調範囲
の内側の値を持つピクセルが黒に変換され、この階調範
囲の外側のピクセルが白に変換された、2値画像が得ら
れる。
【0022】特定の密度スライスに使われる階調範囲
は、走査される文書の型によって決められる。通常、中
程度のグレー階調を表す階調範囲が密度スライスに使わ
れる。
【0023】密度スライスを実行した後、ブロック50
6は図8を呼び、密度スライス操作によって生じた2値
画像上に侵食操作を実行する。侵食操作は本発明に必須
ではないが、大きな黒い区域を残す一方、小さな黒い区
域(たとえば小さなしみ)を除去することによって、結
果を改善することができる。
【0024】次に、ブロック508は再び図7を呼び、
走査された元の画像を図7に渡し、0から255までの
スケールの、たとえば階調値39から123までの異な
る階調範囲を使って第2の密度スライスを実行する。密
度スライス操作を2回行う場合、本発明は通常、第1の
密度スライスには明るいグレーから中程度のグレーの階
調範囲を用い、第2の密度スライスには中程度のグレー
から濃いグレーの階調範囲を用いる。
【0025】密度スライスを実行した後、ブロック51
0は図8を呼び、ブロック508の操作の結果生じた2
値画像上に侵食操作を実行する。次に、ブロック512
で、ブロック506の第1の侵食操作で形成された画像
1と、ブロック510の第2の侵食操作で形成された画
像2とを、ビットごとにOR演算して第3の2値画像が
形成される。次に、ブロック514で、ブロック512
の操作の結果生じた画像3に含まれている黒いピクセル
の数がカウントされる。
【0026】ブロック516で、分析中の画像の区域
(すなわちピクセル数)が決められ、ブロック518
で、ブロック516で決められた区域を値512で割る
ことによって、最大ピクセル値MAXPIXが得られる。MAXP
IXは、線画であると考えられる区域が持てる最大ピクセ
ル数を表す。他の方法を使ってMAXPIXの値を決めること
もできる。たとえば、走査された種々の文書を分析し、
分析された文書の線画と連続階調区域を正しく定めるこ
とができるMAXPIXの値を任意に選択してもよい。
【0027】MAXPIXを決定した後、ブロック520で、
ブロック514で決められたカウントがMAXPIXを超えて
いるかが判断され、超えている場合はブロック522に
進み、その画像が連続階調画像であるに違いないので、
ピクセルあたり8ビットのようなグレースケールに適し
たビット密度を使って画像をグレースケール画像として
再走査するように、走査装置116に信号コマンドが送
られる。再走査は当初の走査とは異なる、たとえば1イ
ンチあたり100ピクセルの解像度で行うこともでき
る。当初の走査が連続階調画像に適したビット密度およ
び解像度で行われていた場合は、ステップ522はスキ
ップし、画像を再走査しなくてよい。
【0028】カウントがMAXPIXを超えていない場合、ブ
ロック520はブロック524に進み、画像が線画画像
であるので、1ビットの2値ビット密度を使って画像を
再走査するように、走査装置116にコマンド信号が送
られる。再走査は、当初の走査とは異なる、たとえば1
インチあたり300ピクセルの解像度で行うこともでき
る。画像を再走査した後、図5は、それを呼び出した走
査装置ソフトウェアの部分に戻る。
【0029】図6は、密度スライス処理を示す図であ
る。図6は、8ビットのグレースケールで走査した結果
生じるピクセルの数値を表すグレースケール602を示
す。グレースケール602上で、値0は純黒、値255
は純白を表す。グレースケール602に沿って、3つの
階調範囲が示されている。階調範囲604は、値147
から上の、ほとんど白または非常に明るいピクセルの区
域を表す。区域606は値62と147との間の中間の
階調区域、区域608は値0と62との間の主に暗い区
域を表す。値62および147は任意の数であり、他の
階調範囲を使ってもよい。
【0030】密度スライスは、区域内の各ピクセルを分
析し、ピクセル値が3つの階調範囲604、606、6
08のうちのどれに含まれるかを判断する。ピクセル値
が区域604または区域608のどちらかの範囲にある
場合は、値255を持つ白いピクセルに変換される。ピ
クセル値が階調範囲606の範囲にある場合、値ゼロの
値を持つ黒いピクセルに変換される。この操作の結果、
元が黒いかまたは白いすべてのピクセルは、結果として
生ずる2値画像の中で白い値に変換される。元が中間の
階調値であったすべてのピクセルは、結果として生ずる
2値画像の中で黒に変換される。
【0031】図7は、図5から呼ばれた密度スライス処
理の流れ図である。図7を参照すると、入口の後、ブロ
ック702は、分析中の画像から最初または次のピクセ
ルを得る。ブロック704は、ピクセルが、密度スライ
ス範囲内の高密度スライス値を超えているか判断し、そ
うである場合は、ブロック704はブロック710に進
み、ピクセルを値255の白に設定し、ピクセルを出力
2値画像にセーブする。
【0032】ピクセルが高密度値を超えていない場合
は、ブロック704はブロック706に進み、ピクセル
が低密度スライス値未満であるか判断される。ピクセル
が低密度スライス値未満である場合、ブロック706は
ブロック710に進み、ピクセルを値255の白に設定
し、ピクセルを出力2値画像にセーブする。
【0033】ピクセルが低密度値未満でない場合、ピク
セルが中間階調値を持つので、ブロック706はブロッ
ク708に進む。ブロック708は、ピクセルを値0の
黒に設定し、ピクセル値を出力2値画像にセーブする。
【0034】ピクセルが黒または白に変換された後、コ
ントロールはブロック712に進み、処理すべきピクセ
ルがまだあるか判断し、まだピクセルがある場合は、ブ
ロック712はブロック702に戻って次のピクセルを
処理する。すべてのピクセルが処理された後、図7は図
5に戻る。
【0035】侵食処理は、画像の背景を白と仮定し、画
像の中の連続した黒い区域をオブジェクトすなわち物体
と考える2値画像の中の物体の端からピクセルを除去す
る。ピクセルは、そのピクセルの近隣の8個のピクセル
のうち、予め定められた数を超えるピクセルが白の値を
持っている場合、そのピクセルを白の値に設定すること
により2値画像から除去される。各ピクセルの8個の近
隣ピクセルは、そのピクセルの各側面に1個ずつ、上に
1個、下に1個、4すみに1個ずつあるピクセルであ
る。侵食処理はこれらの8個の近隣ピクセルを分析し、
これらのうち予定の数が白である場合、そのピクセル自
身が白に設定される。本発明では、予定の数は4であ
る。すなわち、あるピクセルの近隣ピクセルのうちの少
なくとも4個が白ならば、該ピクセル自身が白に変換さ
れる。侵食処理は、接触しあう物体を分離し、孤立した
ピクセルを考慮から除く。
【0036】画像の中の小さな黒い区域を除去するた
め、すなわち、大きなグレー階調区域にもともとあった
ピクセルの数を見つけるという同じ目的を達成するため
に、他の侵食方法を使うこともできる。上述したよう
に、侵食操作は実行しなくてもよい。
【0037】図8に、本発明の侵食処理の流れ図を示
す。図8を参照すると、入口の後、ブロック802は、
2値画像から最初または次のピクセルを得る。次に、ブ
ロック804は8個の近隣ピクセルを得る。ブロック8
06は、近隣ピクセルのうちの予定数(すなわち4個)
が値255を持っているか判断する。少くとも4個の近
隣ピクセルが値255を持っている場合、ブロック80
6はブロック808に進み、ピクセル値を2値画像の中
で255に設定し、このピクセルを除去する。4個未満
の近隣ピクセルが255を持つ場合、ブロック806は
直接ブロック810に進み、分析すべきピクセルがまだ
あるか判断する。分析すべきピクセルがまだある場合、
ブロック810はブロック802に戻り、次のピクセル
を得る。すべてのピクセルがこの侵食処理で分析された
後、図8は図5に戻る。
【0038】本発明には、例として次のような実施態様
が含まれる。 (1)各ピクセルが階調値を持つ走査画像データ(20
2)に含まれる画像の型を識別する方法であって、
(a)第1および第2の値を持つ2値画像データを作る
ために、前記走査画像データの各ピクセルに密度スライ
ス操作を実行するステップ(504)と、(b)前記2
値画像データの中の前記第1の値を数えるステップ(5
14)と、(c)前記ステップ(b)で数えた前記第1
の値の数が予定の数を超える場合(520)に、前記画
像を連続階調型の画像として識別するステップ(52
2)と、(d)前記ステップ(b)で数えた前記第1の
数が前記予定の数以下の場合(520)に、前記画像を
2階調型の画像として識別するステップ(524)と、
を含む方法。 (2)前記ステップ(a)が、(a1)前記2値画像デ
ータを侵食するステップ(506)をさらに含む、上記
(1)に記載の方法。 (3)前記ステップ(a1)が、(a1a)前記走査画
像データの各ピクセル値(802)に対して、近隣の各
ピクセルの値を求めるステップ(804)と、(a1
b)予定の数の近隣ピクセルの値が前記第2の値に等し
い場合(806)、前記ピクセルの値を前記第2の値に
設定するステップ(808)と、をさらに含む、上記
(2)に記載の方法。 (4)前記ステップ(a)が、(a1)前記走査画像デ
ータの各ピクセルの値(702)を予定の値の範囲と比
較するステップ(704、706)と、(a2)ピクセ
ル値が前記予定の値の範囲内である場合、前記ピクセル
値を前記第1の値に設定するステップ(708)と、
(a3)ピクセルが前記予定の値の範囲外にある場合、
前記ピクセル値を前記第2の値に設定するステップ(7
10)と、をさらに含む、上記(1)に記載の方法。
【0039】(5)前記ステップ(a)が、(a1)対
応する2値画像値の第1の組を作るために、密度スライ
ス値の第1の予定範囲を使って、前記走査画像データの
各ピクセルに密度スライス操作を実行するステップ(5
04)と、(a2)対応する2値画像値の第2の組を作
るために、密度スライス値の第2の予定範囲を使って、
前記走査画像データの各ピクセルに密度スライス操作を
実行するステップ(508)と、(a3)各ピクセルに
対して前記第1の値または前記第2の値を持つ2値画像
データを作るために、前記の対応する2値画像値の第1
の組と前記の対応する2値画像値の第2の組とを組み合
わせるステップ(512)と、をさらに含む、上記
(1)に記載の方法。 (6)前記ステップ(a1)および(a2)のそれぞれ
が、前記密度スライス操作が実行された後、前記2値画
像データを侵食するステップ(506、510)をさら
に含む、上記(5)に記載の方法。
【0040】(7)文書に含まれる画像の型を決める方
法であって、(a)各ピクセルが階調値を持つ走査画像
データを得るために、前記文書を第1の予定の解像度で
走査するように走査装置に信号を送るステップ(50
2)と、(b)黒および白の値を持つ2値画像データを
作るために、前記走査画像データの各ピクセルに密度ス
ライス操作を実行するステップ(504)と、(c)前
記2値画像データの中の黒の値の数を数えるステップ
(514)と、(d)前記ステップ(c)で数えた前記
黒の値の数が予定の数を超えている場合、前記文書に含
まれた前記画像が連続階調画像であるので、各ピクセル
が階調値を持つ画像データを得るために、第2の予定の
解像度で前記文書を再走査するように前記走査装置に信
号を送るステップ(522)と、(e)前記ステップ
(c)で数えた前記黒の値が前記予定の数以下の場合、
前記文書に含まれた前記画像が2階調画像であるので、
2値を持つ画像データを得るために、第3の予定の解像
度で前記文書を再走査するように前記走査装置に信号を
送るステップ(524)と、を含む方法。
【0041】(8)前記ステップ(b1)が、(b1)
前記走査画像データの各ピクセル値(802)に対し
て、各近隣ピクセルの値を求めるステップ(804)
と、(b2)予定の数の近隣ピクセルの値が前記第2の
値に等しい場合(806)、前記ピクセル値を前記第2
の値に設定するステップ(808)と、をさらに含む、
上記(7)に記載の方法。 (9)前記ステップ(b)が、(b1)前記走査画像デ
ータの各ピクセル値(702)を、予定の値の範囲と比
較するステップ(704、706)と、(b2)ピクセ
ル値が前記予定の値の範囲内にある場合、前記ピクセル
値を前記黒の値に設定するステップ(708)と、(b
3)ピクセルが前記予定の値の範囲外にある場合、前記
ピクセル値を前記白の値に設定するステップ(710)
と、をさらに含む、上記(7)に記載の方法。 (10)前記ステップ(b)が、(b1)対応する2値
画像値の第1の組を作るために、密度スライス値の第1
の予定範囲を使って、前記走査画像データの各ピクセル
に密度スライス操作を実行するステップ(504)と、
(b2)対応する2値画像値の第2の組を作るために、
密度スライス値の第2の予定範囲を使って、前記走査画
像データの各ピクセルに密度スライス操作を実行するス
テップ(508)と、(b3)各ピクセルが前記黒の値
または前記白の値を持つ2値画像データを作るために、
前記の対応する2値画像値の第1の組と前記の対応する
2値画像値の第2の組を組み合わせるステップ(51
2)と、をさらに含む、上記(7)に記載の方法。
【0042】
【発明の効果】本発明により、走査された文書の中の画
像の型が識別され、分析対象の画像の型により、ピクセ
ルあたり適切なビット奥行を使って画像を再走査し、こ
れにより、画像から最大の情報を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を含むコンピュータ・システムを示すブ
ロック図。
【図2】本発明によって処理される画像の例を示す図。
【図3】図2の画像に本発明による密度スライス操作を
実行した後の画像を示す図。
【図4】図3の画像に本発明による侵食操作を実行した
後の画像を示す図。
【図5】本発明を示す流れ図。
【図6】密度スライスを示す図。
【図7】密度スライス処理を示す流れ図。
【図8】侵食処理を示す流れ図。
【符号の説明】
100 コンピュータ・システム 102 プロセッサ要素 104 システム・バス 106 キーボード 108 表示装置 110 マウス 112 ディスク 114 通信インターフェース 116 文書走査装置 118 メモリ 120 オペレーテイングシステム 122 走査装置ソフトウェア

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各ピクセルが階調値を持つ走査画像デー
    タに含まれる画像の型を識別する方法であって、 (a)第1および第2の値を持つ2値画像データを作る
    ために、前記走査画像データの各ピクセルに密度スライ
    ス操作を実行するステップと、 (b)前記2値画像データの中の前記第1の値を数える
    ステップと、 (c)前記ステップ(b)で数えた前記第1の値の数が
    予定の数を超える場合に、前記画像を連続階調型の画像
    として識別するステップと、 (d)前記ステップ(b)で数えた前記第1の数が前記
    予定の数以下の場合に、前記画像を2階調型の画像とし
    て識別するステップと、 を含む方法。
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