JPH0846784A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

Info

Publication number
JPH0846784A
JPH0846784A JP6175311A JP17531194A JPH0846784A JP H0846784 A JPH0846784 A JP H0846784A JP 6175311 A JP6175311 A JP 6175311A JP 17531194 A JP17531194 A JP 17531194A JP H0846784 A JPH0846784 A JP H0846784A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
binarization
error
input density
density
image processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6175311A
Other languages
English (en)
Inventor
Mayumi Nomura
まゆみ 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP6175311A priority Critical patent/JPH0846784A/ja
Priority to US08/506,567 priority patent/US5661570A/en
Publication of JPH0846784A publication Critical patent/JPH0846784A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/405Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels
    • H04N1/4051Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a dispersed dots halftone pattern, the dots having substantially the same size
    • H04N1/4052Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a dispersed dots halftone pattern, the dots having substantially the same size by error diffusion, i.e. transferring the binarising error to neighbouring dot decisions
    • H04N1/4053Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a dispersed dots halftone pattern, the dots having substantially the same size by error diffusion, i.e. transferring the binarising error to neighbouring dot decisions with threshold modulated relative to input image data or vice versa

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 誤差拡散法によって中間調画像を2値化する
に際して、分配された誤差による補正が早く反映される
ようにして、画像の濃度が急激に変化するエッジ部にお
いても、記録画素が誤差の配分方向に偏ることのない疑
似中間調の画像データを作成することができるようにす
る。 【構成】 中間調画像を2値化する際に発生した誤差を
周辺画素に分配する誤差拡散法によって疑似中間調の画
像データを作成するに際して、画像を2値化するための
閾値Tvar を、注目画素の入力濃度値Iに基づいて入力
濃度がわに偏るように決定し、注目画素の入力濃度に対
する、配分された誤差の比重を大きくする。そして、注
目画素の入力濃度値Iに重み付け誤差和Eを加算した補
正入力濃度I’と、閾値Tvar とを比較して、出力濃度
値Oを決定し、2値化処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理装置に関し、更
に詳細には、中間調画像を2値化して疑似中間調の画像
データを作成する機能を備えた、たとえば、ディジタル
式の電子写真複写機や、熱転写式あるいはインクジェッ
ト式のプリンタ等における画像処理装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、中間調画像を2値化して疑似中間
調の画像を作成する場合の手段としては、閾値のマトリ
クス(ディザマトリックス)テーブルに従って画像を2
値化していく組織的ディザ法等の各種ディザ法が広く用
いられている。しかしながら、これら従来の方式は、階
調再現性を良くするためにはマトリクステーブルを大き
くする必要があり、高解像度を得るためにはマトリクス
テーブルを小さくしなければならないという矛盾がある
ため、階調再現性と高解像度との両立が困難であった。
【0003】また、これとは別に階調再現性と高解像度
とが両立する方法として、誤差拡散法があり、各種従来
法の中では、比較的良い評価が与えられている。
【0004】ここで、従来から提案されている誤差拡散
法の処理手順について、図5〜図7を参照して説明す
る。
【0005】図5は、従来から提案されている誤差拡散
法を実現する画像処理装置の概略の構成を示すブロック
回路図であり、図6は、その処理手順を示すフローチャ
ート、図7は、誤差拡散法における誤差の分配方法の一
例を示す説明図である。
【0006】なお、以下の説明は、256階調の画像デ
ータを2値化する場合、すなわち、画像データの入力濃
度値が「0〜255」の整数値をとる場合であって、疑
似中間調の出力画像データとして、出力濃度値「25
5」に対応する「1」の2値化データ、および出力濃度
値「0」に対応する「0」の2値化データが出力される
場合について説明する。
【0007】まず、図5に示される画像処理装置は、デ
ィジタル信号として入力した中間調の原画像データを記
憶する原画像記憶装置(画像メモリ)2と、ワーキング
レジスタあるいはバツファとして使用されるランダムア
クセスメモリ(RAM)3と、リードオンリメモリ(R
OM)4と、あらかじめROM4に記憶されているプロ
グラムに従って所定の制御動作を実行することにより各
種画像処理を行なう中央処理装置(CPU)5と、2値
化処理を施した疑似中間調の画像データを記憶する出力
画像記憶装置(画像メモリ)6とから構成されている。
なお、ROM4には、誤差拡散法により配分される周辺
画素の重み付け係数マトリクスや、2値化の際の基準と
なる固定閾値Tfix などが記憶されている。
【0008】前記中央処理装置(CPU)5は、図6に
示される手順を実行することにより、原画像記憶装置
(画像メモリ)2にあらかじめ入力された中間調の原画
像データを、誤差拡散法により2値化して疑似中間調の
画像データを作成し、その疑似中間調の2値化データ
を、出力画像記憶装置(画像メモリ)6に記憶する。
【0009】以下、その詳細を説明すると、まず、図6
のステップS1において、CPU5は、画像メモリ2か
ら注目画素の入力濃度値Iを取り出す。次いで、ステッ
プS2にて、ROM4から2値化処理に用いる固定閾値
Tfix を読み出す。この閾値Tfix は、全ての入力デー
タに対して同じ値、すなわち、或る一定の値が用いら
れ、一般には入力濃度値Iの変化する範囲の中間値、た
とえば、256階調の画像データの場合は、入力濃度値
Iが「0〜255」の範囲で変化するので、その中間値
の「128」が固定閾値Tfix として用いられることが
多い。
【0010】次に、ステップS3にて、RAM3から、
注目画素に配分された周辺画素の2値化誤差の「重み付
け誤差和E」を読み出し、先に画像メモリ2から読み出
した注目画素の入力濃度値Iに加算して、補正入力濃度
I’を求める。
【0011】そして、ステップS4にて、固定閾値Tfi
x と補正入力濃度I’とを比較して、注目画素の出力濃
度Oを決定する。すなわち、I’≧Tfix の場合、出力
濃度Oは「255」となり(ステップS5)、I’<T
fix の場合、出力濃度Oは「0」となる(ステップS
6)。
【0012】以上により決定された注目画素の出力濃度
値が「255」であれば、「1」の2値化データを、出
力濃度値が「0」であれば、「0」の2値化データを、
画像メモリ6に書き込むとともに(ステップS7)、こ
の注目画素で発生した2値化誤差e(補正入力濃度I’
から出力濃度値Oを引いたもの)を求め(ステップS
8)、周辺画素に分配する。すなわち、誤差の拡散を行
う。
【0013】この分配に当たっては、たとえば、図7に
示すように、注目画素「*」の2値化誤差eを、どの周
辺画素にどのような割合で分配するかを、「重み付け係
数マトリクス」としてあらかじめ記憶しているROM4
の内容を参照する。
【0014】そして、注目画素と周辺画素との位置関係
から、対応する画素の係数値を取り出し、これを注目画
素の2値化誤差eに乗算することによって、分配すべき
各周辺画素毎の誤差値を求める。この誤差値は、RAM
3の一部に割り当てられたバッファ、すなわち、各周辺
画素に分配された誤差値を、各画素毎に累積して「重み
付け誤差和E」として記憶する2値化誤差和記憶用のバ
ッファに加算し、次の画素の2値化処理に備える(ステ
ップS9,10)。
【0015】上記の処理を、各画素毎に行なう。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような誤差拡散法においては、次のような問題点があ
った。
【0017】すなわち、濃度が急激に変化するエッジ部
においては、配分される誤差が一定値に達するまで補正
が反映されず、記録画素が誤差の拡散される方向に偏っ
てしまうという問題が発生していた。
【0018】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、濃度が急激に変化するエッジ部
においても、記録画素が誤差の配分方向に偏ることのな
い疑似中間調の画像データを作成できる画像処理装置を
提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の画像処理装置においては、中間調画像を2値
化する際に発生した誤差を周辺画素に分配する誤差拡散
法によって疑似中間調の画像データを作成するに際し
て、注目画素の各入力濃度に基いて決定された可変の閾
値をもとに2値化処理が行なわれる2値化処理手段を備
えることを特徴としている。
【0020】そして、2値化処理手段が、図1に示され
るように、注目画素の各入力濃度に基づいて2値化のた
めの閾値を画素毎に決定する閾値可変手段と、注目画素
の入力濃度を周辺画素から分配された2値化誤差和によ
り補正する補正入力濃度演算手段と、その補正入力濃度
演算手段によって求められた補正入力濃度と前記閾値と
を比較して出力濃度を決定する出力濃度決定手段と、そ
の出力濃度と前記補正入力濃度から当該注目画素で発生
した2値化誤差を演算する2値化誤差演算手段と、その
2値化誤差を重み付けして周辺画素に分配する2値化誤
差分配手段と、からなることを特徴としている。
【0021】また、本発明の画像処理装置においては、
注目画素の入力濃度に対する、配分された誤差の比重を
大きくして、各注目画素の2値化処理が行なわれる2値
化処理手段を備えることを特徴としている。
【0022】そして、2値化処理手段が、図2に示され
るように、周辺画素から分配された2値化誤差和の比重
を大きくして注目画素の入力濃度を補正する補正入力濃
度演算手段と、その補正入力濃度演算手段によって求め
られた補正入力濃度と固定の閾値とを比較して出力濃度
を決定する出力濃度決定手段と、その出力濃度と前記入
力濃度および2値化誤差和とから当該注目画素で発生し
た2値化誤差を演算する2値化誤差演算手段と、その2
値化誤差を重み付けして周辺画素に分配する2値化誤差
分配手段と、からなることを特徴としている。
【0023】
【作用】上記の構成を有する本発明の画像処理装置にお
いては、中間調画像を誤差拡散法によって2値化するに
際し、分配された誤差による補正が早く反映されるよう
に2値化処理が行われる。このため、中間調画像の濃度
が急激に変化するエッジ部においても、記録画素が誤差
の配分方向に偏ることがなく、より好ましい疑似中間調
の画像データを作成することができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0025】まず、図3は本実施例の画像処理装置の概
略構成を示すブロック図であって、図5に示される従来
の画像処理装置とほぼ同様の回路構成であり、ディジタ
ル信号として入力した中間調の原画像データを記憶する
原画像記憶装置(画像メモリ)2と、ワーキングレジス
タあるいはバツファとして使用されるランダムアクセス
メモリ(RAM)3と、リードオンリメモリ(ROM)
4と、あらかじめROM4に記憶されているプログラム
に従って所定の制御動作を実行することにより各種画像
処理を行なう2値化処理手段としての中央処理装置(C
PU)5と、2値化処理を施した疑似中間調の画像デー
タを記憶する出力画像記憶装置(画像メモリ)6とから
構成されている。
【0026】なお、ROM4には、図7に示される従来
の「重み付け係数マトリクス」と同様に、誤差拡散法に
より配分される周辺画素の「重み付け係数マトリクス」
が、各周辺画素に対応する係数値の組合せとして記憶さ
れている。
【0027】以下、図4を参照して誤差拡散法による2
値化処理の手順を説明する。
【0028】なお、本実施例は、図6の場合と同様に、
256階調の画像データを2値化する場合、すなわち、
画像データの入力濃度値が「0〜255」の整数値をと
る場合であって、疑似中間調の出力画像データとして、
出力濃度値「255」に対応する「1」の2値化デー
タ、および出力濃度値「0」に対応する「0」の2値化
データが出力されるものであり、以下、相違する点につ
いてのみ説明する。
【0029】まず、CPU5は、図4のステップS11
において、画像メモリ2から取り出した注目画素の入力
濃度値Iに基づいて注目画素に対する可変の閾値Tvar
を決定する(ステップS12)。
【0030】すなわち、本実施例では、下記の式1に従
って閾値Tvar を決定する。
【0031】 Tvar =n/2 + (I−n/2)×A ・・・・・・・・[式1] 但し n; 原画像の階調数 A; 0<A≦1を満足する任意の係数 ここで、n=256、A=1/2とした場合、閾値Tva
r は、下記の式2から求められる。
【0032】 Tvar =128 + (I−128)×(1/2) ・・・・・・・・[式2] 上記式2に従って求められる閾値Tvar は、注目画素の
入力濃度値Iに基づいて、「64〜191」の範囲で可
変とされ、たとえば、入力濃度値Iが「152」のと
き、閾値Tvar が「140」となって、中間値の「12
8」を基準としてプラス側に偏った閾値が設定されるこ
とになり、また、入力濃度値Iが「104」のとき、閾
値Tvar が「116」となって、中間値の「128」を
基準としてマイナス側に偏った閾値が設定される。すな
わち、注目画素の入力濃度値Iが、中間値の「128」
より大きければ、プラス側に偏った閾値Tvar が設定さ
れ、中間値の「128」より小さければ、マイナス側に
偏った閾値Tvar が設定されることになり、いずれの場
合であっても、入力濃度がわに偏った閾値Tvar が設定
されることになるが、これによって、以下のような効果
が得られる。
【0033】すなわち、従来の誤差拡散法による2値化
処理においては、固定閾値Tfix =128を用いてお
り、入力濃度値Iと注目画素に配分された「重み付け誤
差和E」とを加算した補正入力濃度I’(I’=I+
E)が、 I’ ≧ Tfix を満足するとき、すなわち、 I+E ≧ 128 ・・・・・・・・[式3] を満足するとき、出力濃度値Oが「255」となる。
【0034】これに対し、本実施例の場合には、 I’ ≧ Tvar であるから、これに上記式2を代入すると、 I+E ≧ 128 + (I−128)×(1/2)・・・・・・・・[式4] となり、この式4の両辺に2を掛けて、変形すると、 (I+E )×2 ≧ 〔128 + (I−128)×(1/2)〕×2 (I+E )×2 ≧ 〔256 + (I−128)〕 (I+E )×2 ≧ 128 + I (I+E )×2−I ≧ 128 I+E×2 ≧ 128 ・・・・・・・・[式5] となり、この式5を満足するとき、出力濃度値Oが「2
55」となる。
【0035】式3と式5からわかるように、注目画素の
2値化の際の閾値Tとの比較において、入力濃度値Iに
対する、注目画素に配分された「重み付け誤差和E」の
重み(比重)が、2倍になっている。すなわち、画像を
2値化するための閾値Tvarが、注目画素の各入力濃度
(入力濃度値I)に基いて決定され、かつ、画素毎に入
力濃度がわに偏って決定された可変の閾値Tvar をもと
に2値化処理が行なわれることにより、結果として、従
来方式に比べ、配分された誤差の補正が早く反映される
ことになる。従って、画像メモリ6に2値化データとし
て格納された画像データを適用して、たとえば、熱転写
あるいはインクジェット式のプリンタ等を制御して、疑
似中間調の画像データを出力した場合、原画像データの
エッジ部における記録画素の偏りが軽減され、より好ま
しい疑似中間調の画像を記録することができる。
【0036】なお、上記式1における、入力濃度値Iに
係る係数Aの値は、図7に示される「重み付け係数マト
リクス」を採用した場合の一例として(1/2)を設定
したものであるが、必要に応じて係数Aの値を適宜増減
することにより、「重み付け誤差和E」の、閾値決定の
際の重み(比重)を任意に調節することができる。
【0037】また、図7に示される誤差拡散法の「重み
付け係数マトリクス」は、これに限定されることなく、
その他にも、いろいろな「重み付け係数マトリクス」が
ある。したがって、それに応じて最適となる係数Aの値
を設定する必要があるが、この係数Aの最適値は、実験
等により簡単に求めることができる。たとえば、係数A
をいろいろ変えて2値化してみることにより、その出力
結果を比較して、最適値を決定すればよい。
【0038】本実施例における2値化処理手段としての
CPU5は、図4に示される処理手順から明らかなよう
に、ステップS12において、注目画素の入力濃度値I
に基づいて2値化のための閾値Tvar を決定する閾値可
変手段として機能し、ステップS13において、注目画
素の入力濃度Iを周辺画素から分配された2値化誤差和
Eにより補正して補正入力濃度I’を求める補正入力濃
度演算手段として機能し、ステップS14〜S16にお
いて、補正入力濃度I’と閾値Tvar とを比較して出力
濃度値Oを決定する出力濃度決定手段として機能し、ス
テップS18において、出力濃度値Oと補正入力濃度
I’から当該注目画素で発生した2値化誤差eを演算す
る2値化誤差演算手段として機能し、ステップS19,
S20において、2値化誤差eを重み付けして周辺画素
に分配する2値化誤差分配手段として機能する。
【0039】〈変形例〉ところで、上記実施例では、分
配された誤差による補正が早く反映されるように、閾値
Tvar を、注目画素の入力濃度値Iに基づいて決定する
ようにしたものであるが、上記式5からも明らかなよう
に、周辺画素に配分された誤差に応じて、注目画素の入
力濃度値Iを、下記の式6によって補正することによ
り、補正入力濃度I”を求め、その補正入力濃度I”と
固定の閾値Tfix とを比較して2値化を行うようにして
も、同じ結果が得られる。
【0040】 I”=I + B×E ・・・・[式6] 但し I”;補正入力濃度 B ;1より大きい任意の係数 ここで、係数Bを2に設定した場合は、上記式5の場合
と全く同じ結果が得られることになる。
【0041】なお、注目画素で発生した2値化誤差eを
演算し、その2値化誤差eを重み付けして周辺画素に分
配するに際しては、補正入力濃度I”とは別に、前実施
例と同じく、当該注目画素の入力濃度値Iに「重み付け
誤差和E」を加算して補正入力濃度I’を求める。そし
て、その補正入力濃度I’と出力濃度値Oとから当該注
目画素で発生した2値化誤差eを求め、図7に示される
ような「重み付け係数マトリクス」を参照して、周辺画
素に2値化誤差を分配する。これによって、前述の如
く、注目画素の入力濃度に対する、配分された誤差の重
み(比重)を大きくしても、前実施例と同じく誤差拡散
法による2値化処理を精度よく行うことができる。
【0042】また、上記実施例においては、注目画素の
入力濃度値Iに基づいて閾値Tvarを決定するに際し、
注目画素の入力濃度値Iの大小に関係なく上記式1に従
って閾値Tvar を求めるようにしたものであるが、本発
明で問題としている記録画素の偏りは、濃度が急激に変
化する領域で発生するので、低濃度部および高濃度部の
み上記式1に従って閾値Tvar を求め、その中間の濃度
部においては、濃度の中間値(n階調の原画像であれば
n/2)を閾値Tとすることにより、各注目画素の2値
化処理を行うようにしてもよい。たとえば、入力濃度値
Iが「0〜255」の範囲で変化する256階調(n=
256)の画像データの場合、注目画素の入力濃度値I
が、たとえば「64」より小さい、あるいは「192」
より大きいときは、上記式2に従って閾値Tvar を求
め、入力濃度値Iが「64〜192」の範囲内であると
きは、濃度の中間値(n/2=128)を閾値Tとして
そのまま用いるようにしてもよい。このことは、上述し
た変形例においても同様であって、入力濃度に対する、
配分された誤差の重み(比重)を、低濃度部および高濃
度部のみ大きくして、2値化処理を行うようにしてもよ
い。
【0043】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の画像処理装置によれば、中間調画像の濃度が急激
に変化するエッジ部においても、記録画素が誤差の配分
方向に偏ることのない疑似中間調の画像データを作成す
ることができ、より好ましい疑似中間調の画像を記録す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1の画像処理装置の概略構成
図である。
【図2】本発明における第2の画像処理装置の概略構成
図である。
【図3】本発明の一実施例を示す画像処理装置のブロッ
ク回路図である。
【図4】本発明の一実施例における処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図5】従来における画像処理装置のブロック回路図で
ある。
【図6】従来における処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図7】誤差拡散法による2値化誤差の分配方法を説明
する図である。
【符号の説明】
2 原画像記憶装置(画像メモリ) 3 RAM 4 ROM 5 CPU(2値化処理手段) 6 出力画像記憶装置(画像メモリ)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/68 320 A

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間調画像を2値化して疑似中間調の画
    像データを作成する画像処理装置において、 画像を2値化する際に発生した誤差を周辺画素に分配す
    るようにした誤差拡散法による2値化処理手段を備える
    とともに、 その2値化処理手段は、注目画素の各入力濃度に基いて
    決定された可変の閾値をもとに2値化処理が行なわれる
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像処理装置において、
    2値化処理手段は、注目画素の各入力濃度に基づいて2
    値化のための閾値を画素毎に決定する閾値可変手段と、
    注目画素の入力濃度を周辺画素から分配された2値化誤
    差和により補正する補正入力濃度演算手段と、その補正
    入力濃度演算手段によって求められた補正入力濃度と前
    記閾値とを比較して出力濃度を決定する出力濃度決定手
    段と、その出力濃度と前記補正入力濃度から当該注目画
    素で発生した2値化誤差を演算する2値化誤差演算手段
    と、その2値化誤差を重み付けして周辺画素に分配する
    2値化誤差分配手段と、からなることを特徴とする画像
    処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の画像処理装置において、
    閾値可変手段は、注目画素の入力濃度Iに基づいて閾値
    Tvar を、次式 Tvar =n/2 + (I−n/2)×A 但し n; 原画像の階調数 A; 0<A≦1を満足する任意の係数 によって決定することを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の画像処理装置において、
    閾値Tvar を決定するための係数Aを、1/2とするこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 中間調画像を2値化して疑似中間調の画
    像データを作成する画像処理装置において、 画像を2値化する際に発生した誤差を周辺画素に分配す
    るようにした誤差拡散法による2値化処理手段を備える
    とともに、 その2値化処理手段は、注目画素の入力濃度に対する、
    配分された誤差の比重を大きくして、各注目画素の2値
    化処理を行うことを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の画像処理装置において、
    2値化処理手段は、周辺画素から分配された2値化誤差
    和の比重を大きくして注目画素の入力濃度を補正する補
    正入力濃度演算手段と、その補正入力濃度演算手段によ
    って求められた補正入力濃度と固定の閾値とを比較して
    出力濃度を決定する出力濃度決定手段と、その出力濃度
    と前記入力濃度および2値化誤差和とから当該注目画素
    で発生した2値化誤差を演算する2値化誤差演算手段
    と、その2値化誤差を重み付けして周辺画素に分配する
    2値化誤差分配手段と、からなることを特徴とする画像
    処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の画像処理装置において、
    補正入力濃度演算手段は、周辺画素から分配された2値
    化誤差和Eに応じて、補正入力濃度I”を次式 I”=I + B×E 但し I”;補正入力濃度 B ;1より大きい任意の係数 によって求めることを特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の画像処理装置において、
    補正入力濃度I”を求めるための係数Bを、2とするこ
    とを特徴とする画像処理装置。
JP6175311A 1994-07-27 1994-07-27 画像処理装置 Pending JPH0846784A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6175311A JPH0846784A (ja) 1994-07-27 1994-07-27 画像処理装置
US08/506,567 US5661570A (en) 1994-07-27 1995-07-25 Image-data processing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6175311A JPH0846784A (ja) 1994-07-27 1994-07-27 画像処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0846784A true JPH0846784A (ja) 1996-02-16

Family

ID=15993881

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6175311A Pending JPH0846784A (ja) 1994-07-27 1994-07-27 画像処理装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5661570A (ja)
JP (1) JPH0846784A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7855809B2 (en) 2002-12-06 2010-12-21 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and method for executing a process of error diffusion
US8094954B2 (en) 2003-09-26 2012-01-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, image processing method and image processing program that performs a level conversion on multilevel input image data

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3872919B2 (ja) * 1998-05-22 2007-01-24 東芝テック株式会社 画像処理装置
JP3576810B2 (ja) * 1998-05-28 2004-10-13 シャープ株式会社 画像処理装置
US6594385B2 (en) * 1998-10-27 2003-07-15 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Image compression of background and text tiles
US6879721B2 (en) 2001-01-02 2005-04-12 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Pixel processing system for image production
US7295347B2 (en) * 2003-12-19 2007-11-13 Xerox Corporation Image processing method for generating multi-level data
US7315398B2 (en) * 2003-12-19 2008-01-01 Xerox Corporation Multi-level error diffusion with color image data
US8134749B2 (en) * 2007-05-25 2012-03-13 Sharp Laboratories Of America, Inc. Multi-bit-depth error diffusion for the reproduction of color or monochrome images

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4680645A (en) * 1986-08-25 1987-07-14 Hewlett-Packard Company Method for rendering gray scale images with variable dot sizes
US5086484A (en) * 1988-08-24 1992-02-04 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus with fixed or variable threshold
US5045952A (en) * 1989-08-21 1991-09-03 Xerox Corporation Method for edge enhanced error diffusion
US5268774A (en) * 1991-11-27 1993-12-07 Xerox Corporation Halftoning with enhanced dynamic range and edge enhanced error diffusion
JP3360391B2 (ja) * 1993-06-24 2002-12-24 セイコーエプソン株式会社 画像処理装置および画像処理方法
US5402245A (en) * 1994-01-27 1995-03-28 Hewlett-Packard Company Bi-level digital color printer system exhibiting improved undercolor removal and error diffusion procedures

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7855809B2 (en) 2002-12-06 2010-12-21 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and method for executing a process of error diffusion
US8094954B2 (en) 2003-09-26 2012-01-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, image processing method and image processing program that performs a level conversion on multilevel input image data

Also Published As

Publication number Publication date
US5661570A (en) 1997-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5258854A (en) Converting between write-white, write-black and neutral bitmaps
JPH07501428A (ja) 改良された誤差分散システム
US5805305A (en) Image forming apparatus capable of producing a pseudo half-tone image by using dither patterns
US5493416A (en) Method combining error diffusion and traditional halftoning with arbitrary screen orientation
JP5013805B2 (ja) プロセッサ読取可能記憶媒体
JPH0846784A (ja) 画像処理装置
JP3489806B2 (ja) 画像処理装置及び方法
JP3322522B2 (ja) カラー画像処理装置
EP0786741B1 (en) Method and apparatus for binary coding of image data
US6437877B1 (en) Print data processing method and apparatus
JPH08111777A (ja) 画像処理装置
JPH08107499A (ja) 画像処理装置
JP3285349B2 (ja) ディザ画像拡大装置
JP2000354163A (ja) 画像処理方法
JPH01156069A (ja) 画像処理装置
JPH11150659A (ja) 画像処理方法
JP2002209102A (ja) 誤差拡散系アプローチを使用したグレイスケール画像の劣化方法
JP2860039B2 (ja) 擬似中間調画像縮小装置
JP3157870B2 (ja) 画像処理方式
JPH08317205A (ja) 画像処理装置
JPH02285771A (ja) 画像処理装置
JPH09205547A (ja) データ処理装置
JPH0818805A (ja) 画像処理装置
JPH08317206A (ja) 画像処理装置
JPH08307678A (ja) 画像処理装置