JPH11339525A - リフレクタ - Google Patents

リフレクタ

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Publication number
JPH11339525A
JPH11339525A JP10166343A JP16634398A JPH11339525A JP H11339525 A JPH11339525 A JP H11339525A JP 10166343 A JP10166343 A JP 10166343A JP 16634398 A JP16634398 A JP 16634398A JP H11339525 A JPH11339525 A JP H11339525A
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JP
Japan
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reflector
polymer
ene
alicyclic structure
lamp
Prior art date
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Pending
Application number
JP10166343A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichiro Konishi
裕一郎 小西
Teiji Obara
禎二 小原
Junko Maruyama
淳子 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Zeon Co Ltd filed Critical Nippon Zeon Co Ltd
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Priority to US09/622,694 priority patent/US6883938B1/en
Priority to EP19990905267 priority patent/EP1055863B1/en
Priority to KR1020007009068A priority patent/KR100540770B1/ko
Priority to PCT/JP1999/000779 priority patent/WO1999042758A1/ja
Publication of JPH11339525A publication Critical patent/JPH11339525A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S41/00Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
    • F21S41/30Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by reflectors
    • F21S41/37Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by reflectors characterised by their material, surface treatment or coatings

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量且つ、耐熱性、成形加工性、機械的強度
特性および反射特性に優れたリフレクタを提供するこ
と。 【解決手段】 合成樹脂製基板20と、当該基板20の
表面に形成してある金属膜22とから成るリフレクタ1
0であって、前記合成樹脂製基板20が、脂環式構造含
有重合体樹脂で構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用灯具、スタ
ジオランプ、懐中電灯、その他の灯具に用いられるリフ
レクタに係り、さらに詳しくは、軽くて耐熱性および反
射特性に優れたリフレクタに関する。
【0002】
【従来の技術】ランプなどの光源から発する光を集光ま
たは拡散して所望の配光特性を得るために、光源の近く
にはリフレクタ( Reflector)が設けられることがあ
る。
【0003】従来のリフレクタとしては、反射特性に優
れた金属やガラス鏡で構成されたものが知られている。
しかしながら、金属製リフレクタでは重量が大きく取り
扱い性に難点があると共に、たとえば車両用エクステン
ションリフレクタなどのように複雑な形状に加工するこ
とが困難である。また、ガラス製リフレクタでは、重量
が大きく、割れ易いと共に、複雑な形状に加工すること
が困難である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、最近では、リ
フレクタを構成する基材として、合成樹脂を用い、その
表面に反射膜を成膜したリフレクタが提案されている。
【0005】独国特許公報第19540414号には、
ノルボルネンとエチレンとの付加共重合体などの熱可塑
性樹脂で構成した基材の表面に誘電体膜を成膜したリフ
レクタが開示してある。
【0006】しかしながら、この公報に記載のリフレク
タでは、基材の表面に誘電体膜を成膜してあるために、
光の反射特性が低いという課題を有する。
【0007】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、軽量且つ、耐熱性、成形加工性、機械的強度特性お
よび反射特性に優れたリフレクタを提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記従来
技術の問題点を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、脂環
式構造含有重合体樹脂からなる基板の表面に金属膜を設
けてなるリフレクタが、軽量且つ、耐熱性、成形加工性
および反射特性に優れていることを見出した。
【0009】脂環式構造含有重合体樹脂 本発明で使用される脂環式構造含有重合体樹脂は、主鎖
および/または側鎖に脂環式構造を有するものであり、
機械的強度、耐熱性などの観点から、主鎖に脂環式構造
を含有するものが好ましい。
【0010】重合体の脂環式構造としては、飽和環状炭
化水素(シクロアルカン)構造、不飽和環状炭化水素
(シクロアルケン)構造などがあるが、機械的強度、耐
熱性などの観点から、シクロアルカン構造やシクロアル
ケン構造が好ましく、中でもシクロアルカン構造を有す
るものが最も好ましい。
【0011】脂環式構造を構成する炭素原子数は、格別
な制限はないが、通常4〜30個、好ましくは5〜20
個、より好ましくは5〜15個の範囲であるときに、耐
熱性、および成形性の特性が高度にバランスされ、好適
である。
【0012】本発明に使用される脂環式構造含有重合体
樹脂中の脂環式構造を有する繰り返し単位の割合は、使
用目的に応じて適宜選択されればよいが、通常30重量
%以上、好ましくは50重量%以上、より好ましくは7
0重量%である。脂環式構造含有重合体樹脂中の脂環式
構造を有する繰り返し単位の割合が過度に少ないと耐熱
性に劣り好ましくない。脂環式構造含有重合体樹脂中の
脂環式構造を有する繰り返し単位以外の残部は、格別な
限定はなく、使用目的に応じて適宜選択される。
【0013】こうした脂環式構造を含有する重合体樹脂
の具体例としては、例えば、(1)ノルボルネン系重合
体、(2)単環の環状オレフィン系重合体、(3)環状
共役系ジエン系重合体、(4)ビニル脂環式炭化水素重
合体、およびこれらの水素添加物などが挙げられる。
【0014】これらの中でも、ノルボルネン系重合体お
よびその水素添加物、環状共役ジエン系重合体およびそ
の水素添加物などが好ましく、ノルボルネン系重合体お
よびその水素添加物がより好ましい。
【0015】(1)ノルボルネン系重合体 ノルボルネン系重合体としては、格別な制限はなく、例
えば、特開平3−14882号公報や特開平3−122
137号公報などで開示される重合体が用いられる。
【0016】具体的には、ノルボルネン系モノマーの開
環重合体およびその水素添加物、ノルボルネン系モノマ
ーの付加重合体、ノルボルネン系モノマーとビニル化合
物の付加型重合体などが挙げられる。
【0017】これらの中でも、耐熱性と成形加工性、機
械的強度を高度にバランスさせる上で、ノルボルネン系
モノマーの開環重合体水素添加物、ノルボルネン系モノ
マーの付加型重合体、ノルボルネン系モノマーと共重合
可能なビニル化合物の付加型重合体などが好ましく、ノ
ルボルネン系モノマーの開重合体水素添加物が特に好ま
しい。
【0018】ノルボルネン系単量体としては、ビシクロ
[2.2.1]ヘプタ−2−エン(慣用名:ノルボルネ
ン)、5−メチル−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2
−エン、5,5−ジメチル−ビシクロ[2.2.1]ヘ
プタ−2−エン、5−エチル−ビシクロ[2.2.1]
ヘプタ−2−エン、5−ブチル−ビシクロ[2.2.
1]ヘプタ−2−エン、5−エチリデン−ビシクロ
[2.2.1]−ヘプタ2−エン、5−ヘキシル−ビシ
クロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、5−オクチル−
ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、5−オクタ
デシル−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、5
−エチリデン−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エ
ン、5−メチリデン−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−
2−エン、5−ビニル−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ
−2−エン、5−プロペニル−ビシクロ[2.2.1]
ヘプタ−2−エン、5−メトキシ−カルボニル−ビシク
ロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、5−シアノ−ビシ
クロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、5−メチル−5
−メトキシカルボニル−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ
−2−エン; 5−メトキシカルボニルビシクロ[2.
2.1]ヘプト−2−エン、5−エトキシカルボニルビ
シクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−メチル−
5−メトキシカルボニルビシクロ[2.2.1]ヘプト
−2−エン、5−メチル−5−エトキシカルボニルビシ
クロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、ビシクロ[2.
2.1]ヘプト−5−エニル−2−メチルプロピオネイ
ト、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エニル−2−
メチルオクタネイト、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−
2−エン−5,6−ジカルボン酸無水物、5−ヒドロキ
シメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5,6−ジ(ヒドロキシメチル)ビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−エン、5−ヒドロキシ−i−プロピル
ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5,6−ジ
カルボキシビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン;
5−シアノビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エ
ン、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン−5,6
−ジカルボン酸イミド;トリシクロ[4.3.12,5
1,6 ]デカ−3,7−ジエン(慣用名:ジシクロペン
タジエン)、トリシクロ[4.3.12,5 .01,6 ]デ
カ−3−エン;トリシクロ[4.4.12,5 .01,6
ウンデカ−3,7−ジエン若しくはトリシクロ[4.
4.12,5 .01,6 ]ウンデカ−3,8−ジエンまたは
これらの部分水素添加物(またはシクロペンタジエンと
シクロヘキセンの付加物)であるトリシクロ[4.4.
2,5 .01,6 ]ウンデカ−3−エン; 5−シクロペ
ンチル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5
−シクロヘキシル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2
−エン、5−シクロヘキセニルビシクロ[2.2.1]
ヘプト−2−エン、5−フェニル−ビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−エン; テトラシクロ[4.4.1
2,5 .17,10.0]−ドデカ−3−エン(単にテトラシ
クロドデセンともいう)、8−メチルテトラシクロ
[4.4.12,5 .17,10.0]−ドデカ−3−エン、
8−エチルテトラシクロ[4.4.12,5 .17,10
0]−ドデカ−3−エン、8−メチリデンテトラシクロ
[4.4.12,5 .17,10.0]−ドデカ−3−エン、
8−エチリデンテトラシクロ[4.4.12,5
7, 10.0]−ドデカ−3−エン、8−ビニルテトラシ
クロ[[4.4.12,5 .17,10.0]−ドデカ−3−
エン、8−プロペニル−テトラシクロ[4.4.
2, 5 .17,10.0]−ドデカ−3−エン、8−メトキ
シカルボニルテトラシクロ[4.4.12,5 .17,10
0]−ドデカ−3−エン、8−メチル−8−メトキシカ
ルボニルテトラシクロ[4.4.12,5 .17,10.0]
−ドデカ−3−エン、8−ヒドロキシメチルテトラシク
ロ[4.4.12,5 .17,10.0]−ドデカ−3−エ
ン、8−カルボキシテトラシクロ[4.4.12,5 .1
7,10.0]−ドデカ−3−エン; 8−シクロペンチル
−テトラシクロ[4.4.12,5 .17,10.0]−ドデ
カ−3−エン、8−シクロヘキシル−テトラシクロ
[4.4.12,5 .17,10.0]−ドデカ−3−エン、
8−シクロヘキセニル−テトラシクロ[4.4.
2,5 .17,10.0]−ドデカ−3−エン、8−フェニ
ル−シクロペンチル−テトラシクロ[4.4.12,5
7,10.0]−ドデカ−3−エン; テトラシクロ
[7.4.110,13 .01,9 .02,7 ]トリデカ−2,
4,6,11−テトラエン(1,4−メタノ−1,4,
4a,9a−テトラヒドロフルオレンともいう)、テト
ラシクロ[8.4.111,14 .01,10.03,8 ]テトラ
デカ−3,5,7,12−テトラエン(1,4−メタノ
−1,4,4a,5,10,10a−ヘキサヒドロアン
トラセンともいう)、ペンタシクロ[6.5.11,8
3, 6 .02,7 .09,13]ペンタデカ−3,10−ジエ
ン、ペンタシクロ[7.4.13,6 .110,13
1,9 .02,7 ]ペンタデカ−4,11−ジエン; シ
クロペンタジエンの4量体; などのノルボルネン系単
量体などが挙げられる。これらのノルボルネン系単量体
は、それぞれ単独であるいは2種以上組合わせて用いら
れる。
【0019】ノルボルネン系モノマーまたはノルボルネ
ン系モノマーと共重合可能なビニル系化合物との重合方
法および水素添加方法は、格別な制限はなく公知の方法
に従って行うことができる。
【0020】共重合可能なビニル化合物としては、例え
ば、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテ
ン、1−ヘキセン、3−メチル−1−ブテン、3−メチ
ル−1−ペンテン、3−エチル−1−ペンテン、4−メ
チル−1−ペンテン、4−メチル−1−ヘキセン、4,
4−ジメチル−1−ヘキセン、4,4−ジメチル−1−
ペンテン、4−エチル−1−ヘキセン、3−エチル−1
−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセ
ン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−オクタ
デセン、1−エイコセンなどの炭素数2〜20のエチレ
ンまたはα−オレフィン;シクロブテン、シクロペンテ
ン、シクロヘキセン、3,4−ジメチルシクロペンテ
ン、3−メチルシクロヘキセン、2−(2−メチルブチ
ル)−1−シクロヘキセン、シクロオクテン、3a,
5,6,7a−テトラヒドロ−4,7−メタノ−1H−
インデンなどのシクロオレフィン;1,4−ヘキサジエ
ン、4−メチル−1,4−ヘキサジエン、5−メチル−
1,4−ヘキサジエン、1,7−オクタジエンなどの非
共役ジエン;などが挙げられる。これらのビニル系化合
物は、それぞれ単独で、あるいは2種以上を組み合わせ
て使用することができる。
【0021】ノルボルネン系モノマーの開環(共)重合
体は、ノルボルネン系モノマーを、開環重合触媒とし
て、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、
イリジウム、白金などの金属のハロゲン化物、硝酸塩ま
たはアセチルアセトン化合物と、還元剤とからなる触媒
系、あるいは、チタン、バナジウム、ジルコニウム、タ
ングステン、モリブデンなどの金属のハロゲン化物また
はアセチルアセトン化合物と、有機アルミニウム化合物
とからなる触媒系を用いて、溶媒中または無溶媒で、通
常、−50℃〜100℃の重合温度、0〜50kg/c
2 の重合圧力で開環(共)重合させることにより得る
ことができる。
【0022】水素添加ノルボルネン系重合体は、常法に
従って、開環(共)重合体を水素添加触媒の存在下に水
素により水素化する方法により得ることができる。
【0023】触媒系に、分子状酸素、アルコール、エー
テル、過酸化物、カルボン酸、酸無水物、酸クロリド、
エステル、ケトン、含窒素化合物、含硫黄化合物、含ハ
ロゲン化合物、分子状ヨウ素、その他のルイス酸などの
第三成分を加えて、重合活性や開環重合の選択性を高め
ることができる。
【0024】ノルボルネン系モノマーとビニル系化合物
との付加共重合体は、例えば、モノマー成分を、溶媒中
または無溶媒で、チタン、ジルコニウム、またはバナジ
ウム化合物と有機アルミニウム化合物とからなる触媒系
の存在下で、通常、−50℃〜100℃の重合温度、0
〜50kg/cm2 の重合圧力で共重合させる方法によ
り得ることができる。
【0025】(2)単環の環状オレフィン系重合体 単環の環状オレフィン系重合体としては、例えば、特開
昭64−66216号公報に開示されているシクロロヘ
キセン、シクロヘプテン、シクロオクテンなどの単環の
環状オレフィン系単量体の付加重合体を用いることがで
きる。
【0026】(3)環状共役ジエン系重合体 環状共役ジエン系重合体としては、例えば、特開平6−
136057号公報や特開平7−258318号公報に
開示されているシクロペンタジエン、シクロヘキサジエ
ンなどの環状共役ジエン系単量体を1,2−または1,
4−付加重合した重合体およびその水素添加物などを用
いることができる。
【0027】(4)ビニル脂環式炭化水素系重合体 ビニル脂環式炭化水素系重合体としては、例えば、特開
昭51−59,989号公報に開示されているビニルシ
クロヘキセンやビニルシクロヘキサンなどのビニル脂環
式炭化水素単量体の重合体およびその水素添加物、特開
昭63−43,910号公報、特開昭64−1,706
号公報などに開示されているスチレンやα−メチルスチ
レンなどのビニル芳香族系単量体の重合体の芳香環部分
の水素添加物などを用いることができる。
【0028】本発明で使用される脂環式構造含有重合体
樹脂の分子量は、使用目的に応じて適宜選択されるが、
シクロヘキサン溶液(重合体樹脂が溶解しない場合はト
ルエン溶液)のゲル・パーミエーション・クロマトグラ
フ法で測定したポリスチレン換算の重量平均分子量で、
5,000以上、好ましくは5,000〜500,00
0、より好ましくは8,000〜200,000、特に
好ましくは10,000〜100,000の範囲である
ときに、機械的強度と成形加工性とが高度にバランス
し、好適である。
【0029】本発明で使用される脂環式構造含有重合体
樹脂のガラス転移温度(Tg)は、使用目的に応じて適
宜選択されればよいが、リフレクタの使用環境からは高
い方が好ましく、通常50〜300℃、好ましくは10
0〜280℃、さらに好ましくは150〜250℃であ
るときに、耐熱性と成形加工性とが高度にバランスし、
好適である。
【0030】本発明で使用される脂環式構造含有重合体
樹脂の、280℃、荷重2.16kgfにおけるJIS
K6719により測定したメルトフローレートは、使
用目的に応じて適宜選択すれば良いが、通常4〜100
g/10min.、好ましくは10〜50g/10mi
n.の範囲が好適である。メルトフローレートが低すぎ
ると成形時に成形材料を加温する温度がより高温となる
ため加工しにくい場合が生じ、高すぎると成形時にバリ
などの成形不良の発生する場合が生じる。
【0031】ちなみに、これらの脂環式構造含有重合体
樹脂は、それぞれ単独で、あるいは2種以上を組み合わ
せて用いることができる。
【0032】その他の成分 本発明のリフレクタには、上記の脂環式構造含有重合体
樹脂に必要に応じて、その他のポリマー、各種配合剤、
充填剤を単独で、あるいは2種以上混合して用いること
ができる。
【0033】(1)その他のポリマー 本発明のリフレクタには、上記の脂環式構造含有重合体
樹脂に、必要に応じて、ポリブタジエン、ポリイソプレ
ン、SBS、SIS、SEBS、SEPSなどのゴムま
たはエラストマー;ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リスチレン、ポリ(メタ)アクリレート、ポリカーボネ
ート、ポリエステル、ポリエーテル、ポリアミド、ポリ
イミド、ポリスルホンなどの樹脂;などのその他のポリ
マーを配合することができる。また、これらのその他の
ポリマーはそれぞれ単独で、あるいは2種以上混合して
用いることができる。また、その割合は、本発明の目的
を損なわれない範囲で適宜選択される。
【0034】(2)充填剤 有機または無機の充填剤としては、例えば、シリカ、ケ
イ藻土、アルミナ、酸化チタン、酸化マグネシウム、軽
石粉、軽石バルーン、塩基性炭酸マグネシウム、ドワマ
イト、酸化カルシウム、炭酸カルシウム、硫酸カルシウ
ム、チタン酸カリウム、硫酸バリウム、亜硫酸カルシウ
ム、タルク、クレー、マイカ、アスベストなどの鉱物;
ガラス繊維、ボロン繊維、炭化ケイ素繊維、ポリエチ
レン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエステル繊維、ポ
リアミド繊維などの繊維;ガラスフレーク、ガラスビー
ズ、ケイ酸カルシウム、モンモリロナイト、ベントナイ
ト、グラファイト、アルミニウム粉、硫化モリブデン、
などを例示できる。
【0035】これらの充填剤は、それぞれ単独で、ある
いは2種以上を組み合わせて添加することができる。充
填剤の配合割合は、本発明の目的を損ねない範囲で、そ
れぞれの機能及び使用目的に応じて適宜定めることがで
きる。
【0036】(3)配合剤 本発明のリフレクタには上記の脂環式構造含有重合体樹
脂に、必要に応じて、配合剤を添加することができる。
配合剤としては、熱可塑性樹脂材料で通常用いられてい
るものであれば格別な制限はなく、例えば、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、光安定剤、近赤外線吸収剤、染料や
顔料などの着色剤、滑剤、可塑剤、帯電防止剤、蛍光増
白剤などの配合剤が挙げられる。
【0037】老化防止剤としては、フェノール系酸化防
止剤、リン系酸化防止剤、イオウ系酸化防止剤などが挙
げられるが、これらの中でも、フェノール系酸化防止剤
が好ましく、アルキル置換フェノール系酸化防止剤が特
に好ましい。
【0038】フェノール系酸化防止剤としては、従来公
知のものが使用でき、例えば、2−t−ブチル−6−
(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルベンジ
ル)−4−メチルフェニルアクリレート、2,4−ジ−
t−アミル−6−(1−(3,5−ジ−t−アミル−2
−ヒドロキシフェニル)エチル)フェニルアクリレート
などの特開昭63−179953号公報や特開平1−1
68643号公報に記載されるアクリレート系化合物;
オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネート、2,2’−メチレ
ン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、
1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5
−t−ブチルフェニル)ブタン、1,3,5−トリメチ
ル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、テトラキス(メチレ
ン−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロ
キシフェニルプロピオネート)メタン[すなわち、ペン
タエリスリメチル−テトラキス(3−(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオネー
ト)]、トリエチレングリコール ビス(3−(3−t
−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロ
ピオネート)などのアルキル置換フェノール系化合物;
6−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルアニリ
ノ)−2,4−ビスオクチルチオ−1,3,5−トリア
ジン、4−ビスオクチルチオ−1,3,5−トリアジ
ン、2−オクチルチオ−4,6−ビス−(3,5−ジ−
t−ブチル−4−オキシアニリノ)−1,3,5−トリ
アジンなどのトリアジン基含有フェノール系化合物;な
どが挙げられる。
【0039】リン系酸化防止剤としては、一般の樹脂工
業で通常使用される物であれば格別な限定はなく、例え
ば、トリフェニルホスファイト、ジフェニルイソデシル
ホスファイト、フェニルジイソデシルホスファイト、ト
リス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリス(ジノニ
ルフェニル)ホスファイト、トリス(2,4−ジ−t−
ブチルフェニル)ホスファイト、10−(3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−9,10−ジ
ヒドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナントレン−
10−オキサイドなどのモノホスファイト系化合物;
4,4’−ブチリデン−ビス(3−メチル−6−t−ブ
チルフェニル−ジ−トリデシルホスファイト)、4,
4’イソプロピリデン−ビス(フェニル−ジ−アルキル
(C12〜C15)ホスファイト)などのジホスファイ
ト系化合物などが挙げられる。これらの中でも、モノホ
スファイト系化合物が好ましく、トリス(ノニルフェニ
ル)ホスファイト、トリス(ジノニルフェニル)ホスフ
ァイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホ
スファイトなどが特に好ましい。
【0040】イオウ系酸化防止剤としては、例えば、ジ
ラウリル3,3−チオジプロピオネート、ジミリスチル
3,3’−チオジプロピピオネート、ジステアリル
3,3−チオジプロピオネート、ラウリルステアリル
3,3−チオジプロピオネート、ペンタエリスリトール
−テトラキス−(β−ラウリル−チオ−プロピオネー
ト、3,9−ビス(2−ドデシルチオエチル)−2,
4,8,10−テトラオキサスピロ [5,5] ウン
デカンなどが挙げられる。
【0041】これらの酸化防止剤は、それぞれ単独で、
あるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。
酸化防止剤の配合量は、本発明の目的を損なわれない範
囲で適宜選択されるが、ポリマー成分100重量部に対
して通常0.001〜5重量部、好ましくは0.01〜
1重量部の範囲である。
【0042】紫外線吸収剤としては、例えば、2−(2
−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)2H−ベンゾトリ
アゾール、2−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5
−メチルフェニル)−5−クロロ−2H−ベンゾトリア
ゾール、2−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキ
シフェニル)−5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾー
ル、2−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフ
ェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、5−クロロ−2
−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−
t−アミル−2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾ
トリアゾールなどのベンゾトリアゾール系紫外線吸収
剤;4−t−ブチルフェニル−2−ヒドロキシベンゾエ
ート、フェニル−2−ヒドロキシベンゾエート、2,4
−ジ−t−ブチルフェニル−3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシベンゾエート、ヘキサデシル−3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、2−
(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−メチル
−6−(3,4,5,6−テトラヒドロフタリミジルメ
チル)フェノール、2−(2−ヒドロキシ−5−t−オ
クチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−
(2−ヒドロキシ−4−オクチルフェニル)−2H−ベ
ンゾトリアゾールなどのベゾエート系紫外線吸収剤;
2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ
−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−
メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸3水和物、2
−ヒドロキシ−4−オクチロキシベンゾフェノン、4−
ドデカロキシ−2−ホドロキシベンゾフェノン、4−ベ
ンジルオキシ−2−ヒドロキシベンゾフェノン、2,
2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、
2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾ
フェノンなどのベンゾフェノン系紫外線吸収剤;エチル
−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、2’
−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルア
クリレートなどのアクリレート系紫外線吸収剤;[2,
2’−チオビス(4−t−オクチルフェノレート)]−
2−エチルヘキシルアミンニッケルなどの金属錯体系紫
外線吸収剤などが挙げられる。
【0043】光安定剤としては、例えば、2,2,6,
6−テトラメチル−4−ピペリジルベンゾエート、ビス
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)
セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル
−4−ピペリジル)−2−(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシベンジル)−2−n−ブチルマロネー
ト、4−(3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオニルオキシ)−1−(2−(3
−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオニルオキシ)エチル)−2,2,6,6−
テトラメチルピペリジンなどのヒンダードアミン系光安
定剤を挙げることができる。
【0044】近赤外線吸収剤は、例えば、シアニン系近
赤外線吸収剤;ピリリウム系赤外線吸収剤;スクワリリ
ウム系近赤外線吸収剤;クロコニウム系赤外線吸収剤;
アズレニウム系近赤外線吸収剤;フタロシアニン系近赤
外線吸収剤; ジチオール金属錯体系近赤外線吸収剤;
ナフトキノン系近赤外線吸収剤;アントラキノン系近赤
外線吸収剤;インドフェノール系近赤外線吸収剤;アジ
系近赤外線吸収剤;等が挙げられる。また、市販品の近
赤外線吸収剤SIR−103,SIR−114,SIR
−128,SIR−130,SIR−132,SIR−
152,SIR−159,SIR−162(以上、三井
東圧染料製)、Kayasorb IR−750,Ka
yasorb IRG−002,Kayasorb I
RG−003,IR−820B,Kayasorb I
RG−022,KayasorbIRG−023,Ka
yasorb CY−2,Kayasorb CY−
4,Kayasorb CY−9(以上、日本化薬製)
等を挙げることできる。
【0045】染料としては、脂環式構造含有重合体に均
一に分散・溶解するものであれば特に限定されないが、
本発明で用いられる脂環式構造含有重合体との相溶性が
優るので油溶性染料(各種C.I.ソルベント染料)が
広く用いられる。油溶性染料の具体例としてはThe
Society of Diyes and Colo
urists社刊Color Index vol.3
に記載される各種のC.I.ソルベント染料が挙げられ
る。
【0046】顔料としては、例えば、ピグメントレッド
38等のジアリリド系顔料;ピグメントレッド48:
2、ピグメントレッド53、ピグメントレッド57:1
等のアゾレーキ系顔料;ピグメントレッド144、ピグ
メントレッド166、ピグメントレッド220、ピグメ
ントレッド221、ピグメントレッド248等の縮合ア
ゾ系顔料;ピグメントレッド171、ピグメントレッド
175、ピグメントレッド176、ピグメントレッド1
85、ピグメントレッド208等のペンズイミダゾロン
系顔料;ピグメントレッド122等のキナクリドン系顔
料;ピグメントレッド149、ピグメントレッド17
8、ピグメントレッド179等のペリレン系顔料;ピグ
メントレッド177等のアントラキノン系顔料が挙げら
れる。
【0047】本発明のリフレクタの着色を必要とすると
きは、染料と顔料の何れでも、本発明の目的の範囲で使
用でき、限定されるものではない。
【0048】滑剤としては、脂肪族アルコールのエステ
ル、多価アルコールのエステルあるいは部分エステル等
の有機化合物や無機微粒子等を用いることができる。有
機化合物としては、例えば、グリセリンモノステアレー
ト、グリセリンモノラウレート、グリセリンジステアレ
ート、ペンタエリスリトールモノステアレート、ペンタ
エリスリトールジステアレート、ペンタエリスリトール
トリステアレート等が挙げられる。
【0049】他の滑剤としては、一般に無機粒子を用い
ることができる。ここで無機微粒子としては、周期律表
の1族、2族、4族、6〜14族元素の酸化物、硫化
物、水酸化物、窒素化物、ハロゲン化物、炭酸塩、硫酸
塩、酢酸塩、燐酸塩、亜燐酸塩、有機カルボン酸塩、珪
酸塩、チタン酸塩、硼酸塩およびそれらの含水化物、そ
れらを中心とする複合化合物、天然化合物などの粒子が
挙げられる。
【0050】可塑剤としては、例えば、トリクレジルフ
ォスフェート、トリキシリルフォスフェート、トリフェ
ニルフォスフェート、トリエチルフェニルフォスフェー
ト、ジフェニルクレジルフォスフェート、モノフェニル
ジクレジルフォスフェート、ジフェニルモノキシレニル
フォスフェート、モノフェニルジキシレニルフォスフェ
ート、トリブチルフォスフェート、トリエチルフォスフ
ェートなどの燐酸トリエステル系可塑剤;フタル酸ジメ
チル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジヘプチル、フタル
酸ジ−n−オクチル、フタル酸ジ−2−エチルヘキシ
ル、フタル酸ジイソノニル、フタル酸オクチルデシル、
フタル酸ブチルベンジル等のフタル酸エステル系可塑
剤;オレイン酸ブチル、グリセリンモノオレイン酸エス
テルなどの脂肪酸一塩基酸エステル系可塑剤;二価アル
コールエステル系可塑剤;オキシ酸エステル系可塑剤;
などが使用できるが、これらの中でも燐酸トリエステル
系可塑剤が好ましく、トリクレジルフォスフェート、ト
リキシリルフォスフェートが特に好ましい。
【0051】さらに、柔軟化剤ないし可塑剤として、主
骨格が主にC−CまたはC=C構造である常温で液状の
炭化水素ポリマーが好ましく用いられる。液状炭化水素
ポリマーの中でも、主鎖の中に炭化水素環を持たない直
鎖状または分岐鎖状の液状炭化水素ポリマーが好まし
い。また、得られる成形品(リフレクタ)の耐候性に優
れることから、C=C構造を実質的に持たないものが好
ましい。この液状炭化水素ポリマーの重量平均分子量
は、好ましくは10,000以下、より好ましくは20
0〜8,000、特に好ましくは300〜4,000の
範囲である。液状炭化水素ポリマーの具体例としては、
スクアラン(C30H62、Mw=422.8)、流動
パラフィン(ホワイトオイル、JIS K2231に規
定されるISO VG10、ISO VG15、ISO
VG32、ISO VG68、ISO VG100、
VG8およびVG21など)、ポリイソブテン、水添ポ
リブタジエン、水添ポリイソプレン等が挙げられる。こ
れらの中でもスクアラン、流動パラフィンおよびポリイ
ソブテンが好ましい。
【0052】帯電防止剤としては、ステアリルアルコー
ル、ベヘニルアルコールなどの長鎖アルキルアルコー
ル、グリセリンモノステアレート、ペンタエリスリトー
ルモノステアレートなどの多価アルコールの脂肪酸エス
テルなどが挙げられるが、ステアリルアルコール、ベヘ
ニルアルコールが特に好ましい。
【0053】これらの配合剤は単独、2種以上混合して
用いることができ、その割合は、本発明の目的を損なわ
れない範囲で適宜選択される。配合量は、本発明の目的
を損なわれない範囲で適宜選択されるが、ポリマー成分
100重量部に対して通常0.001〜5重量部、好ま
しくは0.01〜1重量部の範囲である。
【0054】(4)成形材料および成形方法 本発明では、脂環式構造含有重合体は、上記成分を必要
に応じて混合して使用される。混合方法は、脂環式構造
含有重合体中に、これらの配合剤が十分に分散する方法
であれば、特に限定されない。例えば、ミキサー、一軸
混練機、二軸混練機、ロール、ブラベンダー、押出機な
どで樹脂を溶融状態で混練する方法、適当な溶剤に溶解
して分散させて凝固法、キャスト法、または直接乾燥法
により溶剤を除去する方法などがある。
【0055】二軸混練機を用いる場合、混練後は、通常
は溶融状態で棒状に押出し、ストランドカッターで適当
な長さに切り、ペレット化して用いられることが多い。
【0056】本発明に係る車両用灯具のリフレクタは、
上記の成形材料を成形して得られるものである。成形方
法は、従来公知の成形方法に従えば良く、射出成形、プ
レス成形、押出ブロー成形、射出ブロー成形、多層ブロ
ー成形、コネクションブロー成形、二重壁ブロー成形、
延伸ブロー成形、真空成形、回転成形などが挙げられ
る。成形精度からは、射出成形、プレス成形が好まし
い。成形時の樹脂の溶融温度は脂環式構造含有重合体の
種類によっても異なるが、通常100〜400℃、好ま
しくは200〜350℃である。
【0057】反射膜の形成 上記のリフレクタに、アルミ、ニッケル、金、銀、白
金、銅、ロジウム(Rh)等の反射率の高い金属を用い
て金属膜からなる反射膜を形成する場合、その方法は特
に限定されず公知の方法に従えば良く、例えば、通常の
蒸着法、すなわち真空蒸着、スパッタリング、イオンプ
レーティング等が挙げられる。
【0058】金属膜からなる反射膜を成膜する時の条件
は特に限定されないが、例えば、アルミを真空蒸着して
反射膜を形成する場合は、以下の条件が好ましい。すな
わち、真空度は0.1〜1,000Pa、好ましくは1
〜100Paの範囲であり、この範囲にある時、キメが
細かく接着力に優れたアルミ膜を蒸着することができ
る。成形品を加熱しながら製膜しても良く、成形品の表
面温度を常温〜100℃の範囲で成膜すると接着力が高
まり好ましい。金属膜から成る反射膜の厚みは、5〜1
0,000nm、好ましくは10〜2,000nm、さ
らに好ましくは30〜2,000nmであり、膜厚が過
度に薄すぎると反射率が低過ぎ、リフレクタとして十分
な反射率が得られず、また過度に厚すぎても反射率が上
がらず、成膜時間が長くなり生産性が低下する。膜厚が
上記の範囲にある時、高い生産性で高反射率の反射膜が
得られ、好ましい。
【0059】リフレクタと上述した金属膜から成る反射
膜との密着性を向上させるために、リフレクタ表面を改
質処理および/またはプライマー処理を施しても良い。
表面改質処理の例としては、コロナ放電処理、プラズマ
処理、電子線照射処理、紫外線照射処理などのエネルギ
ー線照射処理や重クロム酸カリウム溶液等の酸化剤水溶
液と接触させる薬品処理が挙げられる。
【0060】必要に応じて、リフレクタおよび反射膜に
キズ、汚れが付かないように、金属膜から成る反射膜の
表面に保護膜を設けても良い。保護膜としては、好まし
くは1〜300nm、特に好ましくは10〜100nm
程度の酸化シリコン膜などを例示することができる。
【0061】保護膜の形成方法は特に限定されない。例
えば、紫外線硬化型樹脂、または熱硬化型樹脂を、スピ
ンコート、スプレー塗装、ディッピング、フローコーテ
ィング等の方法で成形品表面に塗布後、硬化する方法が
挙げられる。
【0062】リフレクタ 本発明において、リフレクタとは、ランプユニットの光
源からの光を集光または拡散して所望の配光特性を得る
ためのものであり、その用途は限定されず、車両用灯
具、スタジオランプ、懐中電灯、その他の灯具に用いら
れ、特に車両用灯具のリフレクタとして好適である。
【0063】「車両」とは、二輪自動車、三輪自動車、
四輪自動車その他の自動車、鉄道車両、フォークリフト
その他の産業用車両等々、広義の車両を意味する。ま
た、「車両用灯具」とは、こうした各種車両に装着され
た照明用もしくは識別用、標識用の灯具を意味し、特に
限定はされないが、前照灯(ヘッドランプ)、尾灯(テ
ールランプ)、制動灯(ストップランプ)、方向指示灯
(いわゆるウインカー)、車幅灯、後退灯などが該当す
る。
【0064】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面
に基づいて説明する。図1は本発明の1実施形態に係る
車両用灯具の要部断面図、図2は図1に示すリフレクタ
の要部断面図である。本実施形態の車両用灯具1は、乗
用車用ヘッドランプであって、ランプユニット2、エク
ステンションリフレクタ4およびランプカバー(アウタ
ーレンズ)6を有している。
【0065】ランプユニット2は、光源として、たとえ
ばHIDランプ8を有する。HIDランプ8は、低消費
電力で高照度の光の照射が可能である。HIDランプ8
は、たとえば楕円球状の主リフレクタ10の底にコネク
タソケット12で支持されている。この主リフレクタ1
0の前部には、集光レンズ14が接着またはビス止めな
どの手段で保持してある。
【0066】ランプユニット2は、主リフレクタ10の
反射特性および集光レンズ14の集光特性によって、ラ
ンプユニット単独で所要の配光特性を得ることができ
る。ランプユニット2の前方に配置してあるエクステン
ションリフレクタ4は、灯具1を前方外部から観察した
ときに後ろに位置する灯具ボディの内面が透けて見える
のを防止し、灯室16内の全体を単一の鏡面色に見せる
ことで見栄えを良くして商品性を高める機能を有する。
【0067】本実施形態では、図2に示すように、主リ
フレクタ10およびエクステンションリフレクタ4を構
成する基板20を、各々、ノルボルネン系重合体、単環
の環状オレフィン系重合体、環状共役系ジエン系重合
体、ビニル脂環式炭化水素重合体、およびこれらの水素
添加物などの、脂環式構造含有重合体樹脂で成形してあ
り、それらの表面(ランプ8側の面)に、アルミニウム
から成る金属膜22を蒸着し、反射面を形成している。
なお、必要に応じて、金属膜22の表面には、保護膜を
成膜してある。
【0068】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。
【0069】たとえば、上述した実施形態では、主リフ
レクタ10およびエクステンションリフレクタ4は、ビ
スやボルトなどの締結具により連結してあるが、本発明
では、これらの一部または全てを、上述した脂環式構造
含有重合体樹脂で一体に成形しても良い。また、集光レ
ンズ14をも、エクステンションリフレクタ4または主
リフレクタ10と、上述した脂環式構造含有重合体樹脂
で一体に成形しても良い。ただし、この場合、集光レン
ズ14は、透明性が要求されるため、このレンズ部分を
マスクして、エクステンションリフレクタ4または主リ
フレクタ10の内面に、アルミニウムなどの金属膜を蒸
着し、反射面を形成する必要がある。また、集光レンズ
14の種類は、特に限定されず、フレネルレンズであっ
ても良い。
【0070】集光レンズ14を一体成形することで、別
部品である集光レンズをエクステンションリフレクタ4
または主リフレクタ10に組み付ける工程が不要とな
る。またこれに加え、集光レンズ14を上述した脂環式
構造含有重合体樹脂で成形することで、通常の樹脂レン
ズに比較して、複屈折が小さく、環境変化に対する変形
も小さいという効果が期待できる。しかも成形性が良好
で面精度にも優れたものとなる。
【0071】また、本発明に係るリフレクタが適用され
る車両用灯具の具体的構造は、図1に示すものに限定さ
れず、種々に改変することができる。たとえば主リフレ
クタ8の前面に、すれ違いビームのカットオフラインを
形成するための部材であるシェードを装着しても良い。
【0072】また、本発明のリフレクタは、ヘッドラン
プ以外にも、リアランプその他の車両用灯具に適用する
ことができると共に、車両用の用途以外にも用いること
ができる。
【0073】
【実施例】以下、本発明について、実施例および比較例
を挙げて、より具体的に説明する。ただし本発明は、こ
れらの実施例のみに限定されるものではない。以下の実
施例および比較例において、部または%は、特に断りが
ない限り、重量基準である。
【0074】以下の実施例および比較例において、各種
物性の測定法は次のとおりである。 (1)主鎖水素添加率および芳香環の水素添加率(核水
素添加率)は、 1H−NMRにより測定した。 (2)ガラス転移温度は、 JIS K7121に基づ
いて測定した値とする。
【0075】(3)試験片表面の精度は、最大高さRm
ax値が10μm以下のものを「○」、10μm以上の
ものを「×」と判断した。 (4)試験片の外観は、ひけ、反り、シルバー、ヤケお
よび着色の有無を目視で観察し、これらの不良の無い物
を「○」、不良の発生したものを「×」と判断した。 (5)機械的強度は、耐衝撃性により判断した。耐衝撃
性は、試験片に3/4インチ半径のミサイル型の重り
(重さ50g)を1.5mの高さより自然落下させ、割
れや亀裂の無いものを「○」、割れや亀裂の生じたもの
を「×」とした。
【0076】(6)耐熱性試験は、長さ200mm×幅
100mm×奥行き400mmのステンレス製の箱の一
面に蒸着面が箱の内側を向くように試験片をはめ、箱の
中央に100Wの白熱灯を置き、24時間の点灯試験を
行った後、試験片の反りを目視で観察した。試験前に比
べて試験後の反りが0.3mm以下のものを「○」、
0.3mm以上のものを「×」とした。
【0077】(7)反射率の測定は、JIS5705に
準じて行い、反射率が70%以上である場合を○とし、
70%未満である場合を×とした。
【0078】[製造例1] (重合)窒素雰囲気下、脱水したシクロヘキサン500
重量部に、1−ヘキセン0.56重量部、ジブチルエー
テル0.11重量部、トリイソブチルアルミニウム0.
22重量部を室温で反応器に入れ混合した後、45℃に
保ちながら、8−メチル−テトラシクロ[4.4.0.
2,5 .17,10]ドデカ-3-エン200重量部および六
塩化タングステン0.70重量%トルエン溶液30重量
部を2時間かけて連続的に添加し、重合した。シクロヘ
キサンを移動層とした高速液体クロマトグラフィー(ポ
リスチレン換算)より、得られたポリマーの数平均分子
量(Mn)は、18,000、重量平均分子量(Mw)
は、36,200、分子量分布(Mw/Mn)は2.0
1であった。
【0079】(水素添加)作成した重合反応液を耐圧の
水素化反応器に移送し、珪藻土担持ニッケル触媒(日産
ガードラー社製;G−96D、ニッケル担持率58重量
%)10重量部及び200重量部を加え、180℃、水
素圧45kgf/cm2 で10時間反応させた。この溶
液を、珪藻土をろ過助剤としてステンレス製金網をそな
えたろ過器によりろ過し、触媒を除去した。得られた反
応溶液を3000重量部のイソプロピルアルコール中に
撹拌下に注いで水素添加物を沈殿させ、ろ別して回収し
た。さらに、アセトン500重量部で洗浄した後、1t
orr以下、100℃に設定した減圧乾燥器中で48時
間乾燥し、開環重合体水素添加物190重量部を得た。
【0080】(重合体物性)得られた開環重合体水素添
加物の主鎖水素添加率は99.9%、数平均分子量(M
n)は、20,400、重量平均分子量(Mw)は、4
1,200、分子量分布(Mw/Mn)は2.02であ
った。280℃におけるメルトフローレートは、20g
/10min.であり、ガラス転移温度は140℃、比
重は1.01であった。
【0081】[製造例2]撹拌翼を備えた1m3 重合器上
部からTCDのシクロヘキサン溶液を、重合器内におけ
るTCDの供給濃度が60kg/m3 となるように、連
続的に供給した。また重合器上部から触媒として、VO
(O・C2 5 )Cl2 のシクロヘキサン系溶液を、重
合器内のバナジウム濃度が0.9mol/ m3となるよ
うに、エチルアルミニウムセキスクロリド(Al(C2
51.5Cl1.5 )のシクロヘキサン溶液を重合器内の
アルミニウム濃度が7.2mol/ m3となるようにそ
れぞれ重合器内に連続的に供給した。また重合系にバブ
リング管を用いてエチレンを85 m3 /時間、窒素を
45 m3 /時間、水素を6 m3/時間の量で供給し
た。
【0082】重合器外部に取り付けられたジャケットに
熱媒体を循環させた重合系を10℃に保持しながら共重
合反応を行った。上記共重合反応によって生成する共重
合体の重合溶液を重合器上部から、重合器内の重合液が
常に1m3 になるように(すなわち平均滞留時間が0.
5時間となるように)連続的に抜き出した。この抜き出
した重合液に、シクロヘキサン/イソプロピルアルコー
ル(1:1)混合液を添加して重合反応を停止させた。
その後、水1m3 に対し濃塩酸5リットルを添加した水
溶液と1:1の割合で強撹拌下に接触させ、触媒残渣を
水相へ移行させた。この接触混合液を静置したのち、水
相を分離除去し、さらに水洗を2回行い、重合液相を精
製分離した。
【0083】次いで精製分離された重合液を3倍量のア
セトンと強撹拌下で接触させ、共重合体を析出させた
後、固体部(共重合体)を濾過により採取し、アセトン
で十分洗浄した。さらに、ポリマー中に存在する未反応
のモノマーを抽出するため、この固体部を40kg/m
3 となるようにアセトン中に投入した後、60℃で2時
間の条件で抽出操作を行った。抽出処理後、固体部を濾
過により採取し、窒素流通下、130℃、350mmH
gで12時間乾燥した。
【0084】以上のようにして、得られたエチレン・T
CD共重合体は、130℃、デカリン溶液での極限粘度
[η];0.42dl/g、Tg;140℃であり、T
CD含量は31モル%であった。
【0085】[製造例3]シクロヘキサン258リットル
を装入した反応容器に、常温、窒素気流下でビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−エン(以下NBと略す)(1
18kg)を加え、5分間撹拌を行った。さらにトリイ
ソブチルアルミニウムを系内の濃度が1.0ml/リッ
トルとなるように添加した。続いて、撹拌しながら常圧
でエチレンを流通させ系内をエチレン雰囲気とした。オ
ートクレーブの内温を70℃に保ち、エチレンにて内圧
がゲージ圧で6kg/cm2 となるように加圧した。1
0分間撹拌した後、予め用意したイソプロピリデン(シ
クロペンタジエニル)(インデニル)ジルコニウムジク
ロリドおよびメチルアルモキサンを含むトルエン溶液
5.0リットルを系内に添加することによって、エチレ
ン、NBの共重合反応を開始させた。このときの触媒濃
度は、全系に対してイソプロピリデン(シクロペンタジ
エニル)(インデニル)ジルコニウムジクロリドが0.
015mmol/リットルであり、メチルアルモキサン
が7.5mmol/リットルである。
【0086】重合中、系内にエチレンを連続的に供給す
ることにより、温度を70℃内圧をゲージ圧で6kg/
cm2 に保持した。60分後、重合反応をイソプロピル
アルコールを添加することにより停止した。脱圧後、ポ
リマー溶液を取り出し、その後、水1m3 に対し濃塩酸
5リットルを添加した水溶液と1:1の割合で強撹拌下
に接触させ、触媒残渣を水相へ移行させた。この接触混
合液を静置したのち、水相を分離除去し、さらに水洗を
2回行い、重合液相を精製分離した。
【0087】次いで精製分離された重合液を3倍量のア
セトンと強撹拌下で接触させ、共重合体を析出させた
後、固体部(共重合体)を濾過により採取し、アセトン
で十分洗浄した。さらに、ポリマー中に存在する未反応
のモノマーを抽出するため、この固体部を40kg/m
3 となるようにアセトン中に投入した後、60℃で2時
間の条件で抽出操作を行った。抽出処理後、固体部を濾
過により採取し、窒素流通下、130℃、350mmH
gで12時間乾燥し、エチレン・NB共重合体を得た。
【0088】以上のようにして、得られたエチレン・N
B共重合体は、130℃、デカリン溶液での極限粘度
[η];0.60dl/g、Tg;140℃であり、N
B含量は53モル%であった。
【0089】[実施例1]製造例1で作製した開環重合体
水素添加物100重量部に酸化防止剤(チバガイギー社
製;イルガノックス1010、テトラキス〔メチレン-
3-(3’,5’−ジ−tert−ブチル−4’−ヒド
ロキシフェニル)プロピオネート〕メタン)0.1重量
部を加え、2軸混練機で混練し、ペレット化した。この
ペレットを、片面を鏡面加工した厚さ1mm×長さ20
0mm×幅100mmの金型を用いて、樹脂温度320
℃、型温度120℃で射出成形し、試験片Aを作成し
た。さらに、この試験片Aの鏡面側に真空蒸着法で厚さ
400nmのアルミ反射膜を形成し、試験片Bを作成し
た。
【0090】[実施例2]製造例2で作製したエチレン・
TCD系共重合体を実施例1と同様にしてペレット化、
射出成形およびアルミ膜の蒸着を行い、試験片Aおよび
Bを作成した。
【0091】[実施例3]製造例3で作製したエチレン・
NB系共重合体を実施例1と同様にしてペレット化、射
出成形およびアルミ膜の蒸着を行い、試験片AおよびB
を作成した。
【0092】[実施例4]製造例3で作製したエチレン・
NB系共重合体を実施例1と同様にしてペレット化、射
出成形を行い、試験片Aを作成した。さらに、この試験
片Aの鏡面側に真空蒸着法で厚さ100nmのTiO2
層、厚さ200nmのアルミ反射膜層、厚さ300nm
のSiO2 層、厚さ200nmのアルミ反射膜層の順に
積層し、試験片Bを作成した。
【0093】[比較例1]製造例3で作製したエチレン・
NB系共重合体を実施例1と同様にしてペレット化、射
出成形を行い、試験片Aを作成した。さらに、この試験
片Aの鏡面側に真空蒸着法で厚さ100nmのTiO2
層と厚さ300nmのSiO2 層とを積層し、試験片B
を作成した。
【0094】実施例1、2、3、4および比較例1で成
形した試験片Aを用い、試験品表面の平滑性、外観およ
び耐衝撃性試験、試験片Bを用いた耐熱性試験および反
射率の結果を表1に示す。
【0095】
【表1】
【0096】表1に示した反射率の評価で、実施例1、
2、3、4は70%以上の反射率であるが、比較例1は
70%未満の反射率であった。この結果より、本発明の
脂環式構造含有重合体に金属膜を設けてなるリフレクタ
は、脂環式構造含有重合体に誘電体膜を設けてなるリフ
レクタに比較し反射性に優れていることが分かる。
【0097】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、軽量且つ、耐熱性、成形加工性、機械的強度特性お
よび反射特性に優れたリフレクタを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の1実施形態に係る車両用灯具
の要部断面図である。
【図2】 図2は図1に示すリフレクタの要部断面図で
ある。
【符号の説明】
1… 車両用灯具 2… ランプユニット 4… エクステンションリフレクタ 6… ランプカバー 8… ランプ 10… 主リフレクタ 12… コネクタソケット 14… 集光レンズ 20… 基板 22… 金属膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G02B 5/08 G02B 5/08 A

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製基板と、当該基板の表面に形
    成してある金属膜とから成るリフレクタであって、前記
    合成樹脂製基板が、脂環式構造含有重合体樹脂で構成し
    てあるリフレクタ。
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