JPH11339423A - 紙片挿着方法およびその装置 - Google Patents

紙片挿着方法およびその装置

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JPH11339423A
JPH11339423A JP15686698A JP15686698A JPH11339423A JP H11339423 A JPH11339423 A JP H11339423A JP 15686698 A JP15686698 A JP 15686698A JP 15686698 A JP15686698 A JP 15686698A JP H11339423 A JPH11339423 A JP H11339423A
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cover film
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Riyouko Kitano
亮子 北野
Takafumi Nishino
隆文 西野
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Kitano Engineering Co Ltd
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Kitano Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DVD等の光ディスク用収納ボックスの組付
工程において、収納ボックスに紙片を的確に挿着する方
法および装置を提供すること。 【解決手段】 ヒンジ部4を介して開閉可能な収納ボッ
クス1とその外表面に添着されたカバーフィルム7との
間に紙片8を挿着する装置であって、台板上に水平姿勢
で供給された紙片8を位置決めし、紙片両端部を保持す
る紙片チャック11と、展開された収納ボックス1を、
前記紙片8と並列させて展開状態に保持する収納ボック
ス搬送コンベア12と、紙片8を湾曲成形する紙片成形
装置13と、湾曲成形された紙片8を収納ボックス1と
カバーフィルム7の隙間に挿入する引込みチャック14
とを備えた紙片挿着装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DVD等の光ディ
スクを収納する収納ボックスの組付工程において、特に
収納ボックスとそのカバーフィルムとの間にグラフィッ
ク紙片を挿着する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】DVD等の光ディスク用に使用する収納
ボックスにおいては、例えば、ヒンジ部を介して連結さ
れる一対のハーフ部材(収納ボックス本体とその蓋体)
を備えたものが多く使用されている。これらのハーフ部
材を相互に閉合させることで薄箱型の収納ボックスが構
成される。収納ボックスには、ヒンジ部とは反対端に、
係合部が設けられており、この係合部を係合させること
で安定した閉合状態を維持することができる。
【0003】ところで、収納ボックスの外表面には、透
明なカバーフィルムが添着されており、カバーフィルム
の内側にグラフィック紙片が挿着されるようになってい
る。このグラフィック紙片は、通常、広告用又は装飾用
のため使用され、例えば写真画像等が印刷された紙片が
採用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このDVD等の光ディ
スク用の収納ボックスの部品を組み付け、その中にDV
Dを収納して完成させるには多くの工程を要し複雑であ
る。特に、グラフィック紙片を挿着する場合、収納ボッ
クスとカバーフィルムの狭い隙間にフレキシブルな且つ
薄い紙片を挿入することは、位置決めが難しくて自動化
が困難となっていた。
【0005】例え自動化したものがあっても、紙片が曲
がったり位置ズレしたりして、必ずしも満足できるもの
ではなかった。したがって、グラフィック紙片の装着は
手作業に頼らざるを得ない。この作業には細心の注意が
必要であり、生産性を上げようとすると、相当の熟練を
要するものである。
【0006】本発明はかかる実情に鑑み、DVD等の光
ディスク用収納ボックスの組付工程において、紙片を的
確に挿着する方法および装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】しかして、本発明者等
は、このような課題に対して、鋭意研究を重ねて結果、
この種の収納ボックスの形状あるいは構造等を利用し
て、これを効率的かつ的確に組み付けることができるこ
とを見い出し、この知見に基づいて本発明を完成させた
ものである。
【0008】即ち本発明は、(1)、ヒンジ部を介して
開閉可能な収納ボックスとその外表面に添着されたカバ
ーフィルムとの間に紙片を挿着する方法であって、 1) カバーフィルムが下側に位置するように展開され
た収納ボックスを、前記紙片と並列させて、カバーフィ
ルムが収納ボックス本体に対して垂れ下がり隙間を有し
た状態で保持する収納ボックス保持工程と、 2) 紙片を台板上に水平姿勢で供給するとともに、該
台板上で位置決めする紙片供給工程と、 3) 紙片を前記隙間に挿入し得るように湾曲成形する
紙片成形工程と、 4) 湾曲成形された紙片を前記隙間に挿入して、収納
ボックスとカバーフィルムの間に紙片を挟持する紙片挿
入工程と、を備えた紙片挿着方法に存する。
【0009】そして、(2)、湾曲成形された紙片を前
記隙間に挿入する際、カバーフィルムを収納ボックスか
らより離れるように吸引することにより十分な間隙を形
成する上記(1)の紙片挿着方法に存する。
【0010】そしてまた、(3)、紙片を湾曲する際、
紙片両端部を接近させながら紙片中間部をS字状に湾曲
させる上記(1)または(2)の紙片挿着方法に存す
る。
【0011】そしてまた、(4)、ヒンジ部を介して開
閉可能な収納ボックスとその外表面に添着されたカバー
フィルムとの間に紙片を挿着する装置であって、台板上
に水平姿勢で供給された紙片を位置決めし、紙片両端部
を保持する紙片チャックと、展開された収納ボックス
を、前記紙片と並列させて展開状態に保持する収納ボッ
クス搬送コンベアと、紙片を湾曲成形する紙片成形装置
と、湾曲成形された紙片を収納ボックスとカバーフィル
ムの隙間に挿入する引込みチャックと、を備えた紙片挿
着装置に存する。
【0012】そしてまた、(5)、収納ボックス搬送コ
ンベアは、収納ボックスを反り返った状態で保持するた
めの収納ボックスよりやや狭い間隔で配置された治具を
備えている上記(4)の紙片挿着装置に存する。
【0013】そしてまた、(6)、収納ボックス搬送コ
ンベアは、カバーフィルムを収納ボックスから離れるよ
うに吸引する吸引手段を備えている上記(4)の紙片挿
着装置に存する。
【0014】そしてまた、(7)、紙片成形装置は、紙
片中間部に当接しながら回転するように構成された一対
の成形バーを含んでいる上記(4)または(5)の紙片
挿着装置に存する。
【0015】そしてまた、(8)、ヒンジ部を介して開
閉可能な収納ボックスとその外表面に添着されたカバー
フィルムとの間に紙片を挿着する装置であって、台板上
に水平姿勢で供給された紙片を位置決めし、紙片両端部
を保持する紙片チャックと、展開された収納ボックス
を、前記紙片と並列させて展開状態に保持する収納ボッ
クス搬送コンベアと、紙片を湾曲成形する紙片成形装置
と、湾曲成形された紙片を収納ボックスとカバーフィル
ムの隙間に挿入する引込みチャックとを備え、前記収納
ボックス搬送コンベアは、収納ボックスよりやや狭い間
隔で配置され、収納ボックスを反り返った状態で保持す
るための治具と、カバーフィルムを収納ボックスから離
れるように吸引する吸引手段を備えており、前記紙片成
形装置は、紙片中間部に当接しながら回転するように構
成された一対の成形バーを含んでいる紙片挿着装置に存
する。
【0016】本発明によれば、台板上に水平姿勢で供給
された紙片は、紙片チャックによって位置決めされる。
収納ボックス搬送コンベアによって搬送された収納ボッ
クスは、展開状態で紙片と並列配置される。収納ボック
スを搬送コンベア上で適度に反らせることで、収納ボッ
クスとカバーフィルムの間に隙間が形成される。
【0017】この場合、カバーフィルムを吸引手段によ
って吸引することで収納ボックスから離し、その隙間を
保持しておく。収納ボックスとカバーフィルムの隙間に
紙片を挿入する際、紙片成形装置によってS字状に湾曲
させることにより、該紙片を隙間に円滑かつ的確に挿入
することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図12に基づき、本
発明による紙片挿着方法およびその装置の好適な実施の
形態を説明する。ここで先ず、図1および図2はこの実
施形態に係るDVD等の光ディスク用収納ボックスの1
例を示している。図において、収納ボックス1は合成樹
脂により射出成形を使って一体成形されるもので、ヒン
ジ部4を介して連結される一対のハーフ部材、即ち、第
1のハーフ部材2及び第2のハーフ部材3を備えてい
る。
【0019】収納ボックス1としては、例えば、第1の
ハーフ部材2を蓋体とし、第2のハーフ部材3を収納ボ
ックス本体とする。これらのハーフ部材2,3を相互に
閉合させることで、DVD等の光ディスクを収納できる
薄箱型の収納ボックス1が構成される。なお、図には省
略されているが、収納ボックス内側にはDVD等の光デ
ィスクを所定位置に固定保持するためのホルダが設けら
れている。
【0020】収納ボックス1において、ヒンジ部4は背
側となり、該ヒンジ部と反対端に係合部Rが形成されて
いる。この収納ボックス1の係合部Rは、一方のハーフ
部材2のヒンジ部4とは反対端に設けた爪片5と、他方
のハーフ部材3のヒンジ部4とは反対端に設けた挟持片
6とを含んでいる。この例では、収納ボックス1の両側
端から等距離に2組の爪片5と挟持片6とが設けられて
いる。これらの爪片5および挟持片6は、図1に示すよ
うに、一方の爪片5が他方の挟持片6の間に嵌入するこ
とで係合するが、一旦、係合した後は、通常の状態では
外れることがない。
【0021】図2に示されるように、収納ボックス1の
外表面には、カバーフィルム7が添着されている。この
カバーフィルム7は透明薄フィルムでなり、その端部7
A(一方のみ図示されている)が、ハーフ部材2,3の
側縁部2A,3Aに沿って接着、溶接等により固着して
いる。このようにカバーフィルム7の両端は収納ボック
ス本体に固着されるが、カバーフィルム7の中間部分
(ちょうど、収納ボックス1の背部に当接する部分)は
本体と固定されていないので、収納ボックス1から分離
可能である。
【0022】従って、カバーフィルム7の中間部分で
は、収納ボックス1とカバーフィルム7との間に一定の
隙間が生じ、単葉のグラフィック紙片8が容易に挿入さ
れるのである。グラフィック紙片8が、収納ボックス本
体とカバーフィルム7との間に挿着された状態では、図
2の斜線で示すように、グラフィック紙片8は各ハーフ
部材2,3の全面を覆うようになる。
【0023】ここで、収納ボックスとカバーフィルム7
との間に紙片を挿着する装置を説明する。本発明装置
は、図3に示されるように、台板10上に水平姿勢で供
給された紙片8を位置決めし紙片8の両端部を保持する
紙片チャック11と、展開された収納ボックス1を、紙
片8と並列させて反り返った状態で保持する収納ボック
ス搬送コンベア12と、紙片8を湾曲成形する紙片成形
装置13と、湾曲成形された紙片8を収納ボックス1と
カバーフィルム7の隙間に挿入する引込みチャック14
と、カバーフィルム7を収納ボックスからより離れるよ
うに吸引することにより収納ボックス本体とカバーフィ
ルム7の間に十分な間隙を形成するための吸引手段17
等を備える。
【0024】紙片チャック11は、図4のように、紙片
8の端部を上下から挟むように形成されていて、一定ス
トローク前後に移動可能となっている。この紙片チャッ
ク11は、図示されていない供給部(台板の上方にある
と効率的で好ましい)から台板上に供給される紙片8の
両側で待機しており、前後進可能となっており紙片8を
挟持して長さ方向Lに位置決めすることができる。すな
わち紙片8の位置決め完了した場合、紙片チャック11
は紙片8の両端部を的確に挟持することとなる。
【0025】また紙片成形装置13は、紙片チャック1
1の供給方向と直交する方向に一定ストローク前後に移
動可能になっており、紙片8を幅方向Wに位置決めす
る。紙片成形装置13は、紙片8の中間部に両側から当
接しながら回転するように構成された一対の成形バー1
8を含んでいる。この成形バー18が一定角度回転する
ことで、後述するように紙片8を屈曲することができ
る。
【0026】一方、収納ボックス搬送コンベア12は、
細幅のベルト上に一定間隔に配置された治具(又は保持
具)15を備えており、カバーフィルム7が下側になっ
た状態で展開された収納ボックス1を、その治具上に保
持しながら搬送するものである。図5に示すように治具
15は、収納ボックス1の長さよりやや小さい間隔に配
置されており、そのため、収納ボックス1を背側にオー
バ気味に反り返らせた状態でその両端部を支持すること
ができる。
【0027】なお、治具15には段部15Aが形成され
ており、下の段では収納ボックス1は、反り返らせた状
態が可能であり、また上の段では平坦に展開された状態
が可能であるよう設計されている。収納ボックス搬送コ
ンベア12は、また、カバーフィルム7を収納ボックス
1から離れるように吸引する吸引手段17を備える。
【0028】この吸引手段17は、図5および図7にも
示すように、収納ボックス1の両端部を支持する一対の
治具15の中央位置に配置される。具体的には、吸収手
段17は、比較的細幅の収納ボックス搬送コンベア12
の両側に添うように機台枠9に取り付け配置される。そ
して、吸引手段17は、吸引孔16Aと該吸引孔16A
を負圧に吸引するバキュームチャンバ16B等を含んで
いる。吸引孔16Aからカバーフィルム7をタイミング
よく吸引することにより、図5に示されるように収納ボ
ックス1とカバーフィルム7の間に引込みチャック14
が入り得る十分な隙間Sが形成される。
【0029】前述したように、紙片成形装置13は一対
の成形バー18を備えているので、この一対の成形バー
18の間に紙片8を位置させ、該成形バー18を回転さ
せることにより、図9のように紙片8を容易に捻って屈
曲することができる。引込みチャック14は、紙片8の
両端部を掴んで紙片チャック11からの受渡しができる
ように、L方向およびW方向に移動可能で、且つ回動可
能となっている。
【0030】図3に示すように、引込みチャック14
を、これらの方向に移動させるための駆動部19が備わ
っている。図8は、紙片チャック11および引込みチャ
ック14間での紙片8の受渡し時の様子を示している。
受渡しは、紙片8の端部領域で行うために、両者は干渉
しないようになっている(一点鎖線A内参照)。すなわ
ち、図10に示すように、紙片チャック11の端部適所
に切欠11aを設けることで引込みチャック14が紙片
チャック11に当接することはない。
【0031】ここで、収納ボックスに紙片を装着する方
法態様を述べる。上述の構成において、先ず、収納ボッ
クス搬送コンベア12によって適度に反り返った状態で
搬送供給されてきた収納ボックス1は、図3のように、
展開状態で紙片8と並んで保持配置される(収納ボック
ス保持工程)。この場合、収納ボックス1は、前工程で
チャック等を使って収納ボックス搬送コンベア12の治
具15上に載置されることで、カバーフィルム7が収納
ボックス本体に対して垂れ下がり両者間に一定の隙間S
を有した状態で確実に保持されている。
【0032】一方、紙片8は図示しないチャックによっ
て台板10の真上に配置された枠体20に案内され台板
10の上に供給される。台板上に水平姿勢に載置された
紙片8は、紙片チャック11の前進移動(L方向)によ
って縦方向に位置決めされる(紙片供給工程)。
【0033】次に、収納ボックス1は、カバーフィルム
7が吸引手段17の吸引孔16Aにより吸引されること
で、収納ボックス本体とカバーフィルムとの間に十分且
つ適正な隙間Sが形成される(吸引工程)。
【0034】本来、収納ボックス1がオバー気味に反り
返って収納ボックス搬送コンベア12に保持されている
ので、カバーフィルム7が垂れた状態になり一定の間隙
が生じている。しかし、このようにカバーフィルム7の
吸引により、十分且つ適正な隙間Sが確保されて、紙片
8の挿入が極めて容易となるのである。
【0035】つぎに、紙片成形装置13が前進移動(W
方向)することで、一対の成形バー18の間に紙片8を
位置させる。この状態では、紙片8は紙片チャック11
と紙片成形装置13によって縦横方向に位置決めされ
る。そして図8および図9に示すように、成形バー18
を一方方向へ回転させると、紙片8はほぼS字状に湾曲
成形される(紙片成形工程)。この時、その幅の縮小を
吸収するように、紙片チャック11を相互に接近移動さ
せる。
【0036】上記のように紙片8を湾曲成形した後は、
紙片チャック11と引込みチャック14の間で紙片8の
受渡しを行う。この場合、引込みチャック14が相互の
間隔を狭くした状態で隙間Sに入り込み、更に隙間Sを
通り抜けて図8のように紙片8の端部を掴む。
【0037】紙片8が紙片チャック11から引込みチャ
ック14へ受渡された後、紙片8の端部を掴んだ引込み
チャック14は、図11のように、後退していく。そし
て、引込みチャック14は、その間隔を広げながら紙片
8を収納ボックス1と重なる位置まで引き込む(図1
2)。そのまま、この位置で引込みチャック14を解除
することで収納ボックス1とカバーフィルム7の間に紙
片8を挿入することができる(紙片挿入工程)。その後
は、別所にて、反り返らせていた収納ボックス1を平坦
にすることにより、収納ボックス1およびカバーフィル
ム7の間に紙片8が適正に挿着配置されることになる。
【0038】なお、この後、DVD等の光ディスクが、
展開状態の収納ボックス1に組み入れられることにな
る。上述した、紙片チャック11、収納ボックス搬送コ
ンベア12、吸引手段17、紙片成形装置13、引込み
チャック14等は、図示されていない周知の駆動手段
(例えば、検知機構、カム駆動機構、アクチュエータ機
構、シリンダ機構等)で動作するよう構成されている。
その場合、それらの作動タイミングは、図示しないシー
ケンス制御装置によって的確に制御される。
【0039】以上、本発明を説明してきたが、本発明は
実施形態にのみ限定されるものではなく、その本質から
逸脱しない範囲で、他の色々な変形例が可能であること
は言うまでもない。吸引手段は、紙片を収納ボックス本
体から引き離すことができれば、十分であり、他の構造
でもよい。また、この種のDVD等の光ディスク用収納
ボックスの組付工程に限ることなく、CDーROM用の
収納箱、更には、他の一般の箱の組み付けにも適用する
ことができる。収納箱のカバーフィルムに紙片を装着す
るものに対しては有効である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、こ
の種のDVD等の光ディスク用収納ボックスの組付工程
において、手間のかかる作業を効率よく、しかも的確に
行うことができ、生産性を大幅に向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るDVD収納ボックスの1
例を示す斜視図である。
【図2】図2は、本発明に係るDVD収納ボックスの部
分断面図である。
【図3】図3は、本発明の紙片挿着装置の構成例を示す
平面図である。
【図4】図4は、本発明に係る紙片チャックの側面図で
ある。
【図5】図5は、本発明に係る収納ボックスとカバーフ
ィルムの隙間の状態を示す側面図である。
【図6】図6は、本発明に係る収納ボックス搬送コンベ
アに設けた吸引手段を示す側面図である。
【図7】図7は、本発明に係る収納ボックス搬送コンベ
アに設けた吸引手段を示す一部断面正面図である。
【図8】図8は、本発明における紙片チャックおよび引
込みチャック間での紙片の受渡し時の様子を示す平面図
である。
【図9】図9は、本発明における紙片チャックおよび引
込みチャック間での紙片の受渡し時の様子を示す正面図
である。
【図10】図10は、図8のA部拡大図である。
【図11】図11は、本発明における引込みチャックの
紙片引込時の様子を示す平面図である。
【図12】図12は、本発明における引込みチャックの
紙片引込時の様子を示す側面図である。
【符号の説明】
1…収納ボックス 2,3…ハーフ部材 2A,3A…側縁部 4…ヒンジ部 5…爪片 6…挟持片 7…カバーフィルム 7A…端部 8…紙片(グラフィック紙片) 9…機台枠 10…台板 11…紙片チャック 11a…切欠 12…収納ボックス搬送コンベア 13…紙片成形装置 14…引込みチャック 15…治具 15A…段部 16A…吸引孔 16B…バキュームチャンバ 17…吸引手段 18…成形バー 19…駆動部 20…枠体 R…係合部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒンジ部を介して開閉可能な収納ボック
    スとその外表面に添着されたカバーフィルムとの間に紙
    片を挿着する方法であって、 1) カバーフィルムが下側に位置するように展開され
    た収納ボックスを、前記紙片と並列させて、カバーフィ
    ルムが収納ボックス本体に対して垂れ下がり隙間を有し
    た状態で保持する収納ボックス保持工程と、 2) 紙片を台板上に水平姿勢で供給するとともに、該
    台板上で位置決めする紙片供給工程と、 3) 紙片を前記隙間に挿入し得るように湾曲成形する
    紙片成形工程と、 4) 湾曲成形された紙片を前記隙間に挿入して、収納
    ボックスとカバーフィルムの間に紙片を挟持する紙片挿
    入工程と、 を備えたことを特徴とする紙片挿着方法。
  2. 【請求項2】 湾曲成形された紙片を前記隙間に挿入す
    る際、カバーフィルムを収納ボックスからより離れるよ
    うに吸引することにより十分な間隙を形成することを特
    徴とする請求項1に記載の紙片挿着方法。
  3. 【請求項3】 紙片を湾曲する際、紙片両端部を接近さ
    せながら紙片中間部をS字状に湾曲させることを特徴と
    する請求項1または2に記載の紙片挿着方法
  4. 【請求項4】 ヒンジ部を介して開閉可能な収納ボック
    スとその外表面に添着されたカバーフィルムとの間に紙
    片を挿着する装置であって、 台板上に水平姿勢で供給された紙片を位置決めし、紙片
    両端部を保持する紙片チャックと、 展開された収納ボックスを、前記紙片と並列させて展開
    状態に保持する収納ボックス搬送コンベアと、 紙片を湾曲成形する紙片成形装置と、 湾曲成形された紙片を収納ボックスとカバーフィルムの
    隙間に挿入する引込みチャックと、 を備えたことを特徴とする紙片挿着装置。
  5. 【請求項5】 収納ボックス搬送コンベアは、収納ボッ
    クスを反り返った状態で保持するための収納ボックスよ
    りやや狭い間隔で配置された治具を備えていることを特
    徴とする請求項4に記載の紙片挿着装置。
  6. 【請求項6】 収納ボックス搬送コンベアは、カバーフ
    ィルムを収納ボックスから離れるように吸引する吸引手
    段を備えていることを特徴とする請求項4に記載の紙片
    挿着装置。
  7. 【請求項7】 紙片成形装置は、紙片中間部に当接しな
    がら回転するように構成された一対の成形バーを含んで
    いることを特徴とする請求項4または5に記載の紙片挿
    着装置。
  8. 【請求項8】 ヒンジ部を介して開閉可能な収納ボック
    スとその外表面に添着されたカバーフィルムとの間に紙
    片を挿着する装置であって、 台板上に水平姿勢で供給された紙片を位置決めし、紙片
    両端部を保持する紙片チャックと、 展開された収納ボックスを、前記紙片と並列させて展開
    状態に保持する収納ボックス搬送コンベアと、 紙片を湾曲成形する紙片成形装置と、 湾曲成形された紙片を収納ボックスとカバーフィルムの
    隙間に挿入する引込みチャックとを備え、 前記収納ボックス搬送コンベアは、収納ボックスよりや
    や狭い間隔で配置され、収納ボックスを反り返った状態
    で保持するための治具と、カバーフィルムを収納ボック
    スから離れるように吸引する吸引手段を備えており、前
    記紙片成形装置は、紙片中間部に当接しながら回転する
    ように構成された一対の成形バーを含んでいることを特
    徴とする紙片挿着装置。
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