JP3566783B2 - 袋詰め封止装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、包装袋を開口した後、該包装袋内に被包装物を挿入し、さらに前記包装袋の開口端部を折り返して封止する袋詰め封止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ガセット袋にロール状の写真感光材料を挿入した後、このガセット袋の開口部を口折りして粘着テープで封止する作業を、ラインに沿って自動的に行うために、種々の袋詰め封止装置が使用されている。
【0003】
この種の袋詰め封止装置は、例えば、本出願人による特開平4−87910号公報に開示されているように、包装袋(ガセット袋)をその開口が搬送方向に直交する方向に向かう姿勢で搬送するコンベア手段と、このコンベア手段を介して前記包装袋が順次搬送される被包装物挿入ステーションと、開口形成部成形ステーションおよび所定数の開口形成部口折りステーションとを備えている。
【0004】
この被包装物挿入ステーションでは、包装袋の開口部側が上下に配設されたサクションカップによって吸引されて上下方向に開かれるとともに、製品(ロール状写真感光材料)が該開口部側から包装袋内に挿入される。次いで、開口形成部成形ステーションでは、包装袋の開口部側が、横方向に動く6本の成形爪と上下からこの開口部側を挟持する成形板の作用下に略扁平な状態に畳まれる。さらに、開口形成部口折りステーションでは、略扁平状態に畳まれた開口部が、複数段階にわたって口折り処理される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の従来技術では、被包装物挿入ステーションにおいて、包装袋の開口部側がサクションカップに吸引されて上下に開放された状態で被包装物が挿入される。このため、包装袋は、開口部側のみが開かれており、底部側が略扁平状のままである。従って、包装袋内に被包装物が挿入される際に、この包装袋が押し広げられることになり、前記包装袋に皺が発生し易くなってしまう。
【0006】
被包装物の挿入時に包装袋に皺が発生すると、この包装袋の形状が崩れてしまい、その後に開口部側を閉塞して口折りする際に該開口部側にも皺が生じ、あるいは、さらに皺が増えてしまう。これにより、開口部側を口折りする際、該皺の影響によって口折り部の把持が困難になるとともに、該口折り部の折り返しが戻って口折り不良が発生してしまうという問題が指摘されている。
【0007】
また、被包装物を包装袋に挿入することによりこの包装袋を押し広げるため、前記被包装物と前記包装袋が互いに摺接し、特に、前記被包装物が損傷し易くなり、製品不良が惹起されるという問題がある。
【0008】
さらにまた、上記の従来技術では、包装袋が搬送中にずれたり、この包装袋の開口時に該開口形状が長方形にならず、これによって被包装物の挿入不良が発生するという不具合がある。
【0009】
本発明は、この種の問題を解決するものであり、被包装物の挿入前に包装袋を所定の開口形状に確実に成形し、この被包装物の挿入時に前記包装袋に皺が発生することがなく、効率的かつ高精度な袋詰め作業が可能な袋詰め封止装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本発明は、一端に開口を有する包装袋を、該開口が搬送方向に交差する方向に向かう姿勢で搬送する搬送コンベアと、
前記包装袋に被包装物を挿入する前に、該包装袋を強制的に所定の開口形状に成形するための開口機構と、
前記開口機構により開口された包装袋に、前記被包装物を挿入するための挿入機構と、
前記被包装物が挿入された包装袋の開口端部を扁平状に成形するための開口端部成形機構と、
前記扁平状に成形された開口端部を折り返して口折り部を成形するための口折り機構と、
前記折り返された口折り部を固定するための封止機構と、
を備えるとともに、
前記開口機構は、前記包装袋を上下方向から吸引して該包装袋を強制的に開口させる吸引手段と、
前記包装袋内に進入して該包装袋の両側部に形成されたガセットを押し広げるガセットローラと、
を備えることを特徴とする。
また、本発明は、一端に開口を有する包装袋を、該開口が搬送方向に交差する方向に向かう姿勢で搬送する搬送コンベアと、
前記包装袋に被包装物を挿入する前に、該包装袋を強制的に所定の開口形状に成形するための開口機構と、
前記開口機構により開口された包装袋に、前記被包装物を挿入するための挿入機構と、
前記被包装物が挿入された包装袋の開口端部を扁平状に成形するための開口端部成形機構と、
前記扁平状に成形された開口端部を折り返して口折り部を成形するための口折り機構と、
前記折り返された口折り部を固定するための封止機構と、
を備えるとともに、
前記挿入機構は、前記被包装物をセンタリングしながら押圧する一対のローラと、
前記被包装物の両側方に対応して配置され、該被包装物と前記包装袋の接触を阻止する側方ガイド板と、
を備えることを特徴とする。
【0011】
【作用】
本発明に係る袋詰め封止装置では、包装袋に被包装物を挿入するための挿入機構の上流側に、この包装袋を強制的に所定の開口形状に成形するための開口機構が配置されている。このため、包装袋は、被包装物が挿入される前に両側部の直角度を維持した開口形状に成形され、この被包装物の挿入動作によって該包装袋が押し広げられることがない。これにより、包装袋に皺が発生することを確実に阻止することができ、安定した口折り工程が可能になって袋詰め封止作業全体の効率化が遂行される。さらに、被包装物の挿入時にこの被包装物と包装袋が摺接することがなく、前記被包装物に損傷等が発生することを有効に防止することができる。
【0012】
また、上側および下側吸着ベルトを取り付けることで、搬送中の包装袋に位置ずれが発生することを防止し、しかも、コーナーガイド手段により包装袋の開口部が4つのコーナーを確実に保持された長方形状に保持されることで、被包装物の挿入不良を防止することができる。
【0013】
【実施例】
本発明に係る袋詰め封止装置について実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0014】
図1において、参照数字10は、本実施例に係る袋詰め封止装置を示す。この袋詰め封止装置10は、ガセット袋(包装袋)12の開口14が搬送方向(矢印A方向)に交差する方向(矢印B方向)に向かう姿勢でこのガセット袋12を搬送する搬送コンベア16と、前記ガセット袋12を強制的に所定の開口形状に成形する開口機構18と、前記開口されたガセット袋12にロール状の製品(被包装物)20を挿入する挿入機構22と、前記製品20が挿入されたガセット袋12の開口端部12aを扁平状に成形する開口端部成形機構24と、前記扁平状の開口端部12aを複数回(3回)折り返して口折り部26を成形する口折り機構28と、この口折り部26をテーピングする封止機構30とを備える。
【0015】
開口機構18、挿入機構22、開口端部成形機構24、口折り機構28および封止機構30は、搬送コンベア16の搬送方向(矢印A方向)に沿って順次配置されるとともに、この搬送コンベア16の端部には、袋投入部37から位置決めされて送られるガセット袋12を前記搬送コンベア16に移送する移載部38が設けられる。
【0016】
袋投入部37は、ガセット袋12の搬送方向先端側に係合する昇降自在な位置決め爪40と、この位置決め爪40に当接したガセット袋12を矢印B方向に搬送して開口端部12a側を位置決め板42に当接させるローラ44と、この位置決め板42に当接して位置決めされた該ガセット袋12を搬送コンベア16側に移送する移送手段46とを備える。
【0017】
移送手段46は、矢印A方向に延在するレール部(図示せず)に沿って進退自在な移動台50を備える。この移動台50の下部側には、軸52を介して揺動自在な複数(3個)の揺動爪54が設けられるとともに、一つの揺動爪54に、前記移動台50に固着されたシリンダ56から下方向に延びるロッド58が係着される。
【0018】
移載部38から挿入機構22に対応する位置まで延在し、ガセット袋12の開口端部12a側の下面を吸着保持するための下側吸着ベルト60が配設されるとともに、開口機構18から前記挿入機構22に対応する位置まで延在し、前記ガセット袋12の開口端部12a側の上面を吸着保持するための上側吸着ベルト62が配設される。下側吸着ベルト60および上側吸着ベルト62は、エンドレス状ベルトで構成されており、ガセット袋12の寸法に応じてそれぞれ幅方向に複数列に多数の吸着孔64、66が形成される。移載部38には、ガセット袋12の開口端部12a側の下面を下側吸着ベルト60に押圧してこの下面を確実に吸着させるための押圧板68が昇降自在に配設される。
【0019】
図2に示すように、開口機構18は、ガセット袋12を上下方向から吸引して開口させる吸引手段70と、このガセット袋12内に進入して該ガセット袋12の両側部に形成されたガセット12bを押し広げるガセットローラ72a、72bと、前記ガセット袋12の底部12cを吸引し、この底部12cを開口時の該ガセット袋12の上下方向略中間の高さ位置に保持する底部吸引手段74と、前記底部12c側を押圧する底部成形手段76とを備える。
【0020】
図3および図4に示すように、開口機構18は、ガセットローラ72a、72bをガセット袋12内に進退させる駆動手段78と、前記ガセットローラ72a、72bを前記ガセット袋12内で矢印D方向(ガセット袋12の幅方向)に揺動変位させる開閉手段80とを備える。
【0021】
駆動手段78は、矢印BおよびC方向に延在するガイドレール82に沿って進退自在な可動本体部84を有し、この可動本体部84に矢印C方向に長尺な第1支持部材86が固定される。可動本体部84にモータ88が固着され、矢印C方向に長尺な第2支持部材90が、このモータ88の回転軸に連結されるボールねじ89を介して矢印A方向に進退自在に装着される。
【0022】
第1および第2支持部材86、90の先端部に、支軸92a、92bを介して揺動体94a、94bが揺動自在に支持され、この揺動体94a、94bには、ガセットローラ72a、72bが鉛直軸回りに回転自在に設けられる。開閉手段80は、第1および第2支持部材86、90の先端縁部に固定されたシリンダ96、98を有し、このシリンダ96、98から延在するロッド96a、98aが揺動体94a、94bの端部に係合する。
【0023】
図2および図5に示すように、吸引手段70は、ガセット袋12の開口端部12a側の下面を吸引する複数の下側吸着盤100a〜100dと、この開口端部12a側の上面を吸着する複数の上側吸着盤102a〜102dとを備える。下側吸着盤100a〜100dと上側吸着盤102a〜102dは、互いに対称に配列されており、それぞれガセット袋12のサイズに応じて選択的に吸引動作を行うように構成されている。下側吸着盤100a〜100dおよび上側吸着盤102a〜102dは、それぞれ昇降枠体104、106を介して支持される。
【0024】
図5に示すように、上側吸着盤102a〜102dは、後述するカム機構によって上下動するカムロッド105を介して昇降自在であり、さらにシリンダ107を介して所定距離だけ昇降可能である。上側吸着盤102a〜102dに近接してガセット袋12のカール矯正用シリンダ109が設けられている(図2参照)。
【0025】
図2に示すように、底部吸引手段74は、サイズ切換用モータ108に連結されたボールねじ110を介して矢印BおよびC方向に移動自在なスライドベース112を備える。このスライドベース112の上部に設けられたモータ114には、図示しないボールねじを介して昇降部材116が係合し、この昇降部材116の下端部に矢印A方向に整列された複数の吸着盤118が揺動自在に支持される。
【0026】
図6に示すように、底部成形手段76は、所定の角度範囲で回動自在な回動軸120を備え、この回動軸120が基台122に回動自在に支持されるとともに、その略中間部からアーム部124が突出し、このアーム部124に連結棒126を介して角体128が係合する。角体128には一対のロッド130a、130bの一端が固定されており、各ロッド130a、130bは基台122上のガイド部材131a、131bに摺動自在に支持され、前記ロッド130a、130bの他端に成形板132が一体的に固定される。
【0027】
図7および図8に示すように、挿入機構22は、開口されたガセット袋12内に進入してこのガセット袋12の形状を維持するコーナーガイド手段140と、前記コーナーガイド手段140に保持された該ガセット袋12内に製品20を挿入する押し出し手段142と、この製品20を載置して昇降自在な挿入コンベア144と、前記ガセット袋12の底部12c側を押圧する製品受け板141とを備える。
【0028】
図7および図9に示すように、コーナーガイド手段140は、ガセット袋12の両側部にそれぞれ上下に係合する上ガイド部材143a、143bおよび下ガイド部材145a、145bと、前記上ガイド部材143aおよび下ガイド部材145aと前記上ガイド部材143bおよび下ガイド部材145bをそれぞれ水平方向に一体的に揺動させる回動軸146a、146bとを備える。回動軸146aは、枠体148に対し鉛直方向に指向して回転自在に支持されており、この回動軸146aの下部に下ガイド部材145aが固着されるとともに、上ガイド部材143aがスライダ150aを介して前記回動軸146aに高さ位置調整可能に支持される。回動軸146aの上部に回転部材152aが固着され、この回転部材152aに固定されたピン部154aは、水平方向に進退自在なカム部材156aに係合する。
【0029】
回動軸146bは、図9に示すように、可動枠体158に対し鉛直方向に指向して回動自在に支持される。この可動枠体158は、モータ160に連結されて水平方向に延在するボールねじ162に係合する。回動軸146bの下部に下ガイド部材145bが固着され、上ガイド部材143bがスライダ150bを介して前記回動軸146bに高さ位置調整可能に支持される。回動軸146bの上部に回転部材152bが固着され、この回転部材152bに設けられたピン部154bが水平方向に進退自在なカム部材156bに係合する。
【0030】
回動軸146a、146bの下方には、水平方向に延在して旋回軸164が配設され、この旋回軸164の一端部に揺動カム166が固定される(図7および図9参照)。旋回軸164には、それぞれ所定の形状を有しかつ所定間隔離間して複数の袋下押さえ板168が固定される。
【0031】
押し出し手段142は、図7、図8および図10に示すように、製品20をセンタリングしながら押圧する一対のローラ170a、170bと、この製品20の両側方に対応して配置され前記製品20とガセット袋12とが接触することを阻止する側方ガイド板172a、172bとを備える。図7、図11および図12に示すように、押し出し手段142を構成する可動ガイド部材174aと固定ガイド部材174bは、互いに平行にかつ矢印BおよびC方向に延在して配設されており、この可動ガイド部材174aとこの固定ガイド部材174bに間隔調整手段176が装着される。
【0032】
間隔調整手段176を構成するモータ178には、ベルト・プーリ180を介してボールねじ182が連結される。ボールねじ182は、矢印A方向に延在して固定ガイド部材174bに回転自在に支持されるとともに、可動ガイド部材174aに設けられたナット部184に嵌合する。可動ガイド部材174aと固定ガイド部材174bの先端側には、一端を固定ガイド部材174bに固定されるガイドロッド185と、前記可動ガイド部材174aに設けられてこのガイドロッド185が挿入されるガイド部材187が配設される。
【0033】
可動ガイド部材174aおよび固定ガイド部材174bの下部側には、スライドベース186a、186bが支持されており、このスライドベース186bに板体188を介してカムロッド190が係合する。図12に示すように、スライドベース186aにアーム部材192が固定される。このアーム部材192は、スライドベース186a側に延在しており、前記アーム部材192に形成された長溝194に前記スライドベース186aに固着されたガイドピン196が嵌合する。
【0034】
図7および図10に示すように、スライドベース186a、186bの下部に矢印C方向に長尺な取付板198a、198bが固定され、この取付板198a、198bの先端には、ローラ170a、170bが鉛直軸線回りに回転自在に支持される。取付板198a、198bにシリンダ200a、200bが装着され、このシリンダ200a、200bから延在するロッド202a、202bの先端には、揺動部材204a、204bが支軸206a、206bを介して揺動自在に係合する。揺動部材204a、204bには、側方ガイド板172a、172bの端部が固着され、この側方ガイド板172a、172bの先端側にはテーパ部208a、208bが形成される。
【0035】
挿入コンベア144は、製品ストック部210(図1参照)から送り出される製品20を順次載置し、上昇した後にこの製品20を矢印C方向に搬送するものであり、図7に示すように、モータ212にベルト・プーリ214を介して周回走行されるエンドレスベルト216を備える。このエンドレスベルト216は、固定板215に対して昇降自在なスライダ217a、217bに支持され、製品ストック部210からの製品受け取り高さ位置(図7中、二点鎖線参照)とガセット袋12への送り出し高さ位置(図7中、実線参照)とに配置自在に構成されている。スライダ217a、217bの下端に連結板220が固定され、この連結板220には、後述するカム機構の作用下に昇降自在なカムロッド222の端部が係合する。固定板215には、シリンダ224a、224bが設けられる。このシリンダ224a、224bは、通常、エンドレスベルト216を上方に付勢しており、ガセット袋12が製品挿入位置に配置されていない時、このエンドレスベルト216を下方に引き込んで該エンドレスベルト216上の製品20を送り出し高さ位置に上昇させない機能を有する。
【0036】
図1および図13に示すように、開口端部成形機構24は、ガセット袋12の両側部外方に配置され互いに近接する方向に揺動してこのガセット袋12の両側部に形成されたガセット12bを内方に折り込む第1および第2成形爪230a、230bと、この第1および第2成形爪230a、230bにより折り込まれた前記ガセット袋12の開口端部12aを閉塞する閉塞手段232とを備える。
【0037】
図14および図15に示すように、第1および第2成形爪230a、230bを互いに近接離間変位させるための駆動手段234が設けられる。この駆動手段234は、基台236を備え、この基台236上に第1および第2ボールねじ238a、238bが矢印A方向に延在して互いに平行にかつそれぞれ位置をずらして回転自在に配設される。第1および第2ボールねじ238a、238bは、基台236の下方に配置された第1および第2モータ240a、240bにベルト・プーリ242a、242bを介して係合するとともに、前記第1および第2ボールねじ238a、238bに第1および第2可動レール244a、244bが係合する。
【0038】
第1および第2可動レール244a、244bには、第1および第2移動台246a、246bが載置され、この第1および第2移動台246a、246bが連結板248によって一体的に固定されており、この連結板248にカムロッド250が係合する。第1および第2移動台246a、246bに第1および第2シリンダ252a、252bが揺動自在に装着され、この第1および第2シリンダ252a、252bから延在するロッド254a、254bが第1および第2成形爪230a、230bの後端部側に係合する。
【0039】
閉塞手段232は、図13に示すように、ガセット袋12の開口端部12aを上下方向から挟持する第1上挟持板256aおよび第1下挟持板258aと、このガセット袋12の開口端部12aを前記第1上挟持板256aおよび第1下挟持板258aの挟持位置より内方で挟持する第2上挟持板256bおよび第2下挟持板258bと、この第2上挟持板256bおよび第2下挟持板258bの挟持位置より内方の位置で前記開口端部12aを挟持するとともに、該挟持姿勢で搬送コンベア16に沿って口折り機構28に対応する位置まで移動可能な第3上挟持板256cおよび第3下挟持板258cとを備える。
【0040】
図16および図17に示すように、閉塞手段232を構成する上支持板260には、それぞれ対をなす上スライダ262、264が支持され、この対をなす上スライダ262の下端に板体266が固定される。板体266上に、矢印BおよびC方向に指向して一対の平行なガイドレール268が設けられ、このガイドレール268に第1上挟持板256aが所定距離だけ進退自在に支持される。
【0041】
対をなす上スライダ264の下端には、第1上挟持板256aよりも幅狭な第2上挟持板256bが固着される。この第2上挟持板256bの下面には、複数のローラ267が一列に配設されている。
【0042】
上支持板260に対向して下支持板269が配設され、この下支持板269にそれぞれ一対の下スライダ270、272が支持される。下スライダ270の上端に板体273が固定されるとともに、この板体273に設けられた一対のガイドレール274を介して第1下挟持板258aが矢印BおよびC方向に変位自在に載置される。
【0043】
下スライダ272の上端に第1下挟持板258aよりも幅狭な第2下挟持板258bが固着される。この第2下挟持板258bの上面には、複数のローラ275が一列に配設されている。
【0044】
図18に示すように、閉塞手段232を構成する上レール部材276が、開口端部成形機構24から口折り機構28に対応する位置に向かって矢印A方向に延在しており、この上レール部材276に上移動ベース278が配設される。上移動ベース278は、図示しないカムの駆動源を有し、上レール部材276に沿って矢印A方向とは逆方向に移動可能に構成される。
【0045】
上移動ベース278には、鉛直方向に向かってシリンダ280が固着され、このシリンダ280から下方に延びるロッド280aに第3上挟持板256cが固定されるとともに、この第3上挟持板256cに一対のガイドロッド282が固定される。第3上挟持板256cの下面には、複数のローラ283が一列に配設される。
【0046】
上レール部材276の下方には、下レール部材284が矢印A方向に指向して配設され、この下レール部材284に下移動ベース286が支持される。下移動ベース286には、鉛直方向に向かって一対の棒体288が昇降自在に挿入され、この棒体288の上端部に第3下挟持板258cが固定されるとともに、前記棒体288の下部に板体290を介してカムローラ292が固定される。下移動ベース286の側部にカムロッド294が係合し、このカムロッド294を介して前記下移動ベース286が矢印A方向に進退自在である。
【0047】
第3下挟持板258cの上面に複数のローラ295が配設され、この第3下挟持板258cの端部に孔部296が形成される一方、第3上挟持板256cにはこの孔部296に嵌合する係止ピン298が設けられる。
【0048】
図1に示すように、口折り機構28は、搬送コンベア16に沿って矢印A方向に順次配置されガセット袋12の開口端部12aを略180°ずつ3回折り返して口折り部26を成形するための第1〜第3口折りステーション300、302および304、前記開口端部12aを口折りされた状態で保持して第2口折りステーション302、第3口折りステーション304、および、封止機構30に対応する位置に移送する移送手段306を備える。
【0049】
第1口折りステーション300は、水平方向に延在するガセット袋12の開口端部12aを鉛直下方向に折り曲げる折り曲げ手段308を備える。折り曲げ手段308は、図19および図20に示すように、第1カム部材310によって昇降自在な一対の支持ロッド312と、第2カム部材314によって水平方向に進退自在でかつ前記支持ロッド312の下端部に設けられたガイド部316に進退自在に支持される水平ロッド318とを備え、この水平ロッド318の先端に可動折り曲げ板320が鉛直方向に指向して固着される。この可動折り曲げ板320の下方には、所定の位置に固定折り曲げ板322が鉛直方向に指向して配置されている。
【0050】
図19〜図21に示すように、第1口折りステーション300には、第1口折り手段330が配設される。第1口折り手段330は、複数(4本)のスライダ332を備え、各スライダ332の上端に昇降板334が保持される。昇降板334上に固着された一対のガイドレール336に、スライド部材338が矢印BおよびC方向に進退自在に載置されるとともに、このスライド部材338の端部に鉛直方向に延在して案内部材340が固着され、案内部材340には、第1揺動カム342の端部に固定されたローラ344が係合する。
【0051】
第1揺動カム342に併設して第2揺動カム346が配置され、この第2揺動カム346の端部に固着されたローラ348は、鉛直方向に指向してスライダ350に固着された案内部材352に係合する。このスライダ350には、矢印BおよびC方向に延在してラック354が固定され、このラック354に噛合するピニオン356が固着された回転軸358は、ベルト・プーリ360を介して第1口折り板362に係合する。第1口折り板362は、図示しないスプリングにより閉状態に付勢されており、スライド部材338上のシリンダ364から延在するロッド364aに固着された押圧板366に係合し、この押圧板366の進退動作によって強制的に開放される。
【0052】
図22に示すように、第2口折りステーション302は、第2口折り手段370を備える。この第2口折り手段370は、第1口折り手段330と略同様に構成されており、複数のスライダ372の上端に昇降板374が固着される。昇降板374に固着されたガイドレール376に、スライド部材378が進退自在に載置される。
【0053】
スライド部材378の端部に鉛直方向に指向して固着された案内部材382に第1揺動カム384の端部に設けられたローラ386が係合する。第1揺動カム384に併設された第2揺動カム388の端部に固着されたローラ390が案内部材392に係合し、この案内部材392に保持されたラック394にピニオン396が噛合するとともに、このピニオン396が固着された回転軸398にベルト・プーリ400を介して第2口折り板402が係合する。第2口折り板402は、所定間隔離間して複数配置されており、その先端部は屈曲成形されている。
【0054】
第3口折りステーション304には、図23に示すように、第3口折り手段410が配設されている。この第3口折り手段410は、第2口折り手段370と同様に構成されており、同一の構成要素には同一の参照数字を付してその詳細な説明は省略する。この第3口折り手段410を構成する第3口折り板412は、それぞれの幅寸法および離間間隔が選択されて複数設けられている。
【0055】
図24に示すように、移送手段306は、第1移送チャック500と第2移送チャック502と第3移送チャック504とを備え、これらが連結バー506、508を介して矢印A方向に延在するガイドレール510に沿って一体的に進退自在に構成される。
【0056】
第1移送チャック500は、図24および図25に示すように、ガイドレール510に支持される移動台512を備え、この移動台512に鉛直方向に挿入される一対のロッド514の下端部には、連結板516を介してカム518が設けられる。各ロッド514の上部には、ガセット袋12の1回口折りされた開口端部12aを把持するために複数の第1チャック524が取付台520を介してそれぞれ所定の間隔ずつ離間して配設される。
【0057】
第2移送チャック502は、第1移送チャック500と同様に構成されており、同一の構成要素には同一の参照数字を付してその詳細な説明は省略する。この第2移送チャック502は、ガセット袋12の2回口折りされた開口端部12aを把持するために複数の第2チャック525を備える。
【0058】
図24および図26に示すように、第3移送チャック504は、ガイドレール510に支持される移動台526を備え、この移動台526に一対のロッド528が挿入されるとともに、該ロッド528の下部に連結板529を介して上下にカム530aとシリンダ(図示せず)に連結されるカムフロア530bが設けられる。このカムフロア530bを設けることにより、第3移送チャック504は、図示しないシリンダを介して第1および第2移送チャック500、502とは個別に単独で昇降することができる。ロッド528の上部にシリンダ532が配設され、このシリンダ532から水平方向に延びるロッド532aに一対の揺動部材534の下端部が係合し、この揺動部材534は、支点536を介してその上部側に設けられた第3チャックとしての押圧板538を揺動させる。
【0059】
図1に示すように、封止機構30は、ガセット袋12の口折り部26を押圧支持するための一対の押圧棒540と、各押圧棒540の間に配設されシリンダ542を介して進退自在なローラ544とを備える。このローラ544は、上方から引き出されて所定長さ毎に切断されたテープ546を口折り部26に接着させる動作を行う。
【0060】
図1に示すように、袋詰め封止装置10を構成する本体550内には、モータ552によって回転駆動されるカム機構554が配設されており、このカム機構554は、搬送コンベア16の駆動に同期して開口機構18、挿入機構22、開口端部成形機構24、口折り機構28および封止機構30を一体的に駆動する。
【0061】
挿入機構22、開口端部成形機構24および口折り機構28を構成する第1〜第3口折りステーション300、302および304には、それぞれガセット袋12の上面を押圧支持するための押し板560が昇降自在に配設されている。
【0062】
以上のように構成される本実施例に係る袋詰め封止装置10の動作について、以下に説明する。
【0063】
先ず、図1において、搬送コンベア16が間欠駆動されるとともに、モータ552の作用下にカム機構554がこの搬送コンベア16に同期して駆動される。このため、袋投入部37に投入されたガセット袋12は、位置決め爪40により矢印A方向の端面位置を規制された状態でローラ44を介して矢印B方向に搬送され、その開口端部12a側が位置決め板42に当接支持される。
【0064】
袋投入部37でガセット袋12が位置決めされると、移送手段46が駆動され、揺動爪54が鉛直方向に保持されて矢印A方向に移動することにより、前記ガセット袋12が移載部38側に送り出される。そして、押圧板68が下降され、ガセット袋12の開口端部12a側は、下側吸着ベルト60に押圧されてこの下側吸着ベルト60に確実に吸着される。
【0065】
下側吸着ベルト60が矢印A方向に周回走行されるとともに、図示しない吸引機構が付勢されるため、ガセット袋12は、この下側吸着ベルト60に吸着保持されて矢印A方向に搬送され、開口機構18に対応する位置で停止される。
【0066】
この開口機構18では、カム機構554を介してカムロッド105が吸引手段70を構成する上側吸着盤102a〜102dと一体的に下降するとともに、シリンダ等の作用下に昇降枠体104と下側吸着盤100a〜100dが一体的に上昇する。これにより、上側吸着盤102a〜102dと下側吸着盤100a〜100dを介してガセット袋12の開口端部12aが上下から吸着される。上側吸着盤102a〜102dの下降時には、図2に示すように、底部吸引手段74を構成するモータ114が駆動され、昇降部材116と一体的に吸着盤118が下降してガセット袋12の底部12cを吸着する。
【0067】
次いで、上側吸着盤102a〜102dがガセット袋12の開口端部12a側の上面を吸着してこのガセット袋12の開口高さ位置まで上昇する一方、下側吸着盤100a〜100dが前記ガセット袋12の開口端部12a側の下面を吸着して基準面よりやや下の位置まで下降する。また、底部吸引手段74を構成する吸着盤118は、モータ114の作用下にガセット袋12の底部12cをこのガセット袋12の開口高さの1/2の高さまで持ち上げる。
【0068】
この状態で、図3および図4に示すように、可動本体部84がカム機構554を介してガセット袋12側(矢印C方向)に移動し、互いに内方に揺動支持されているガセットローラ72a、72bが前記ガセット袋12側に前進する。ガセットローラ72a、72bが開口14からガセット袋12内の所定の位置まで進入した後、第1および第2支持部材86、90に設けられている開閉手段80を構成するシリンダ96、98が駆動され、ガセットローラ72a、72bが支軸92a、92bを介して外方に揺動する。このため、ガセットローラ72a、72bは、ガセット袋12内でその両側部のガセット12bを外方に押し広げる動作を行う。
【0069】
なお、ガセットローラ72a、72bが外方に開いた時の該ガセットローラ72a、72bの間隔は、ガセット袋12の幅寸法より若干狭く設定されている。従って、ガセットローラ72a、72bを介してガセット12bが外方に押し広げられる際、このガセット12bが前記ガセット袋12の外側に飛び出すことを防止することができる。
【0070】
ガセットローラ72a、72bがガセット袋12内に進入する動作に同期して、底部成形手段76が駆動される。すなわち、図6に示すように、底部成形手段76を構成する回動軸120がカム機構554を介して矢印方向に回転され、この回動軸120に設けられたアーム部124および連結棒126を介してロッド130a、130bが矢印B方向に移動する。このため、ロッド130a、130bの先端部に設けられた成形板132がガセット袋12の底部12c側に移動し、底部吸引手段74を構成する吸着盤118がこの底部12cの吸着を解除して上昇した後、前記成形板132が前記ガセット袋12の該底部12cに対してガセットローラ72a、72bと同着する。
その後、カム機構554を介して回動軸120が矢印方向とは反対方向に回動し、成形板132がガセット袋12の底部12cから離間する一方、ガセットローラ72a、72bは、開閉手段80を介して互いに近接する方向(内方)に揺動され、ガセット袋12の形状を崩すことなく可動本体部84と一体的にこのガセット袋12から退動される。さらに、上側吸着盤102a〜102dおよび下側吸着盤100a〜100dの吸着が解除され、シリンダ107の作用下に前記上側吸着盤102a〜102dが所定距離だけ上昇され、上側吸着盤102a〜102dをガセット袋12から確実に離間させる。これによって、ガセット袋12は、開口端部12a側から底部12c側にわたり全体として所定の開口形状に成形されることになる。
【0071】
開口機構18により所定の開口形状に強制的に成形されたガセット袋12は、その開口端部12a側を下側吸着ベルト60および上側吸着ベルト62に吸着支持された状態で、搬送コンベア16を介して矢印A方向に搬送され、挿入機構22に位置決めされる。
【0072】
この挿入機構22では、図9に示すように、カム部材156a、156bがカム機構554を介して駆動され、回転部材152a、152bと一体的に回動軸146a、146bが90°以上、本実施例では100°前後回動する。従って、上ガイド部材143aと下ガイド部材145aおよび上ガイド部材143bと下ガイド部材145bがガセット袋12内に進入し、このガセット袋12の両側部に内方から係合し、回動軸146a、146bの回動にかかわらず、図示しないスプリングを介して前記ガセット袋12の両側部に係合した姿勢で保持される(図8参照)。
【0073】
これにより、ガセット袋12の両ガセット12bに弛みが発生することがなく、このガセット12bを真っ直ぐな状態に維持することができ、後述する製品20の挿入時に側方ガイド板172a、172bが前記ガセット袋12を突き破るという不具合が確実に回避される。なお、この場合、カム機構554によって揺動カム166が駆動され、袋下押さえ板168が旋回軸164と一体的に回動してガセット袋12の開口端部12aの下面を内方から押圧保持する。
【0074】
一方、図1に示す製品ストック部210に載置されている製品20が、位置決めされた状態で挿入コンベア144上に送り出されると、図7に示すように、モータ212の駆動が停止された後、カム機構554を介してカムロッド222が上昇される。このため、カムロッド222に固定された連結板220およびスライダ217a、217bと一体的にエンドレスベルト216が上昇し、このエンドレスベルト216上の製品20が押し出し手段142に対応する位置に配置される。
【0075】
その際、シリンダ200a、200bの作用下にロッド202a、202bを介して揺動部材204a、204bが揺動され、側方ガイド板172a、172bが外方に開放されて製品20の上昇時にこの製品20と前記側方ガイド板172a、172bとが接触することを防止している。挿入コンベア144の上昇完了後、シリンダ200a、200bが駆動されて側方ガイド板172a、172bがそれぞれ内方に揺動する(図10参照)。
【0076】
そこで、モータ212を介してエンドレスベルト216が周回走行されるのに同期し、カム機構554の作用下にカムロッド190が、図7中、矢印C方向に引張される。このため、押し出し手段142を構成する取付板198a、198bが、可動ガイド部材174aおよび固定ガイド部材174bに沿ってガセット袋12側に移動する。ここで、押し出し手段142による移動速度は、挿入コンベア144による搬送速度より若干速く設定されており、前記取付板198a、198bに設けられたローラ170a、170bは、前記挿入コンベア144上の製品20をセンタリングしながら押圧し、この製品20をガセット袋12内に挿入する(図8参照)。
【0077】
なお、押し出し手段142が前進端に到着する前に、製品受け板141がカム機構554の駆動下にガセット袋12の底部12cに対応する位置まで前進している。
【0078】
この場合、製品20は、その両側方に配置された側方ガイド板172a、172bによってガセット袋12に接触することがない。しかも左右一対のローラ170a、170bでこの製品20をセンタリングしながら押圧するために該製品20と前記側方ガイド板172a、172bとが接触することが防止される。従って、製品20が側方ガイド板172a、172bおよびガセット袋12に接触して損傷することを有効に阻止しながら、前記製品20をこのガセット袋12内に確実に挿入することができる。なお、側方ガイド板172a、172bの先端部にテーパ部208a、208bが設けられているため、この側方ガイド板172a、172bによりガセット袋12の側面を突き破ることがない。
【0079】
ガセット袋12に製品20が挿入された後、カム機構554を介して押し出し手段142が後退し、ローラ170a、170bおよび側方ガイド板172a、172bがこのガセット袋12から離脱するとともに、製品受け板141が前記ガセット袋12の底部12cから後退する。そして、コーナーガイド手段140を構成する回動軸146a、146bが回動し、上ガイド部材143a、下ガイド部材145aおよび上ガイド部材143b、下ガイド部材145bが互いに内方に揺動してガセット袋12の両側部から離間する。一方、旋回軸164を介して袋下押さえ板168が上方向に揺動し、このガセット袋12の開口端部12aの下面から離間する。
【0080】
次に、製品20が挿入されたガセット袋12は、搬送コンベア16を介して開口端部成形機構24に対応する位置に配置される。開口端部成形機構24では、図14および図15に示すように、カムロッド250がカム機構554を介して矢印C方向に引張され、第1および第2移動台246a、246bが第1および第2可動レール244a、244bに沿って矢印C方向に移動する。第1および第2成形爪230a、230bは、図14中、二点鎖線で示すように、互いに開いた状態でガセット袋12側に移動し、この第1および第2成形爪230a、230bが所定の位置まで前進する。そこで、駆動手段234を構成する第1および第2シリンダ252a、252bが駆動され、ロッド254a、254bが矢印C方向に進出し、第1および第2成形爪230a、230bが互いに近接する方向に揺動することにより、前記第1および第2成形爪230a、230bがガセット袋12の各ガセット12bを外方から内方へと折り込む。
【0081】
さらに、閉塞手段232が駆動される。すなわち、図16および図17に示すように、カム機構554を介して上スライダ262が駆動され、板体266を介して第1上挟持板256aが所定の位置まで下降する一方、下スライダ270が駆動されて板体273と第1下挟持板258aが所定の高さ位置まで上昇する。このため、第1上挟持板256aと第1下挟持板258aは、ガセット袋12のガセット12bを内方に折り込んでいる第1および第2成形爪230a、230bの厚さよりも広く離間するように配置されて前記ガセット袋12の開口端部12aを挟持する。そして、第1および第2成形爪230a、230bが、駆動手段234を構成する第1および第2シリンダ252a、252bを介して互いに離間する方向に変位しながら矢印B方向に後退するとともに、上スライダ262および下スライダ270が駆動されて第1上挟持板256aと第1下挟持板258aが完全に閉じられ、ガセット袋12の開口端部12aが扁平状に保持される。
【0082】
次いで、上スライダ264および下スライダ272が駆動され、第2上挟持板256bと第2下挟持板258bが互いに近接する方向に移動し、ガセット袋12の開口端部12aを第1上挟持板256aと第1下挟持板258aの挟持位置よりも内方位置で挟持する。その後、図18に示すように、シリンダ280を介して第3上挟持板256cが下降する一方、カム機構554に係合するカムローラ292を介して棒体288が上昇し、第3下挟持板258cが上昇する。第3上挟持板256cと第3下挟持板258cは、ガセット袋12の開口端部12aを内方位置で挟持する。
【0083】
ここで、第1上挟持板256aと第1下挟持板258aでガセット袋12の開口端部12aが挟持された状態で、第2上挟持板256bと第2下挟持板258b、さらに第3上挟持板256cと第3下挟持板258cで前記開口端部12aが順次挟持されるため、前記ガセット袋12に抵抗が発生する。
【0084】
その際、第1上挟持板256aおよび第1下挟持板258aは、それぞれ板体266、273に対してガイドレール268および274を介し進退自在に構成されている。従って、第1上挟持板256aおよび第1下挟持板258aは、矢印C方向に自由に移動することができ、ガセット袋12に抵抗が発生することがない。また、第2および第3上挟持板256b、256cと第2および第3下挟持板258b、258cには、それぞれガセット袋12に接する部分にローラ267、283と275、295が設けられており、このガセット袋12に抵抗が発生することを可及的に阻止している。
【0085】
これによって、閉塞手段232によりガセット袋12の開口端部12aを閉塞する際に、この開口端部12aに皺が発生することがなく、かつこのガセット袋12内の製品20が損傷することを防止することができる。
【0086】
第3上挟持板256cと第3下挟持板258cが互いに近接する方向に変位すると、図18に示すように、孔部296に係止ピン298が嵌合した状態でガセット袋12の開口端部12aを挟持する。そして、上スライダ262、264および下スライダ270、272が駆動され、第1および第2上挟持板256a、256bが上昇する一方、第1および第2下挟持板258a、258bが下降した後、搬送コンベア16の駆動に同期してカム機構554を介しカムロッド294が矢印A方向に引張される。
【0087】
このため、下移動ベース286に支持されている第3下挟持板258cは、孔部296に係止ピン298を嵌合している第3上挟持板256cと一体的にガセット袋12の開口端部12aを挟持した状態で矢印A方向に移動し、前記ガセット袋12を口折り機構28を構成する第1口折りステーション300に搬送する。ガセット袋12が第1口折りステーション300に搬送されると、カム機構554を介して第3下挟持板258cが下降される一方、シリンダ280の駆動作用下に第3上挟持板256cが上昇する。第3下挟持板258cは、カムロッド294を介して矢印A方向とは逆方向に移動して開口端部成形機構24に対応する位置に戻され、第3上挟持板256cは、上移動ベース278に係合する図示しないシリンダ等によって前記開口端部成形機構24に対応する位置まで戻される。
【0088】
第1口折りステーション300では、図19および図20に示すように、折り曲げ手段308を構成する第1および第2カム部材310、314がカム機構554を介して揺動され、可動折り曲げ板320が固定折り曲げ板322から所定間隔離間した位置で下降され、水平方向に延在していたガセット袋12の扁平状開口端部12aが鉛直下方向に90°折り曲げられる。
【0089】
そこで、第1口折り手段330を構成する第1口折り板362が、図27に示すように動作することにより、鉛直下方向に折り曲げられたガセット袋12の開口端部12aを上方に略180°だけ折り返す工程(第1口折り工程)が行われる。
【0090】
すなわち、第1揺動カム342がカム機構554を介して駆動され、この第1揺動カム342に設けられたローラ344と案内部材340を介しスライド部材338がガイドレール336に沿って昇降板334上を矢印C方向に移動する(図19および図21参照)。第1口折り板362が、図27中、位置P1に至る前に(位置P6)シリンダ364を介して押圧板366が駆動され、この第1口折り板362が強制的に開放されており、この位置P1で前記シリンダ364が滅勢されることによって前記第1口折り板362が閉動しその先端部でガセット袋12の開口端部12aの先端を把持する。
【0091】
次に、カム機構554を介して第2揺動カム346が駆動され、ローラ348と案内部材352を介してスライダ350が矢印B方向に移動すると、このスライダ350に設けられたラック354に噛合するピニオン356が回転する。このピニオン356の回転は、回転軸358に係合するベルト・プーリ360を介して第1口折り板362に伝えられ、この第1口折り板362が、図27に示すように180°上方向に旋回し、位置P2に至る。このため、第1口折り板362に把持されている開口端部12aは、鉛直下方向から鉛直上方向に180°折り曲げられ、この状態で、図24および図25に示すように、第1移送チャック500を構成するカム518を介して取付台520が上昇し、第1チャック524がこの180°上方に折り曲げられた開口端部12aを下方向から把持する。
【0092】
さらに、図19および図20に示すように、カム機構554を介してスライダ332が駆動されて昇降板334が上昇し、第1口折り板362が位置P3に至ると、第1揺動カム342の揺動作用下にスライド部材338が矢印B方向に移動してこの第1口折り板362が位置P4に搬送される。そして、スライダ332を介して昇降板334が下降することにより、第1口折り板362が位置P5に搬送された後、第1揺動カム342および第2揺動カム346が駆動され、この第1口折り板362が位置P6で上方に指向して配置される。
【0093】
一方、ガセット袋12の開口端部12aを把持した第1移送チャック500は、カム機構554を介して搬送コンベア16に同期して矢印A方向に搬送され、ガセット袋12を第1口折りステーション300から第2口折りステーション302に搬送する。この第2口折りステーション302では、図28に示すように、第2口折り手段370を構成する第2口折り板402が位置P1aから位置P6aに示すような動作を行い、第1口折り工程終了後の開口端部12aをさらに180°折り返して第2口折り工程を行う。
【0094】
この第2口折り手段370の動作は、前述した第1口折り手段330と略同様であり、図22を参照して以下に概略的に説明する。先ず、スライド部材378が、第1揺動カム384を介して矢印C方向に移動するとともに、スライダ372を介して上昇し、第2口折り板402が位置P1aに配置され、この第2口折り板402に開口端部12aの第1口折り部が把持されると、第1移送チャック500を構成する第1チャック524が取付台520を介して下降し、この第1チャック524が前記開口端部12aから離脱する。この第1移送チャック500は、第2口折りステーション302で下降された状態のままカム機構554を介して矢印A方向とは反対方向に移動され、第1口折りステーション300に配置される。
【0095】
第2口折り板402がガセット袋12の開口端部12a(第1口折り部)を把持した後、図22に示すように、第2揺動カム388の駆動作用下にラック394およびピニオン396を介して回転軸398が回転され、ベルト・プーリ400の伝動作用下に前記第2口折り板402が上方向に略180°回転する。これにより、ガセット袋12の開口端部12aは、上方にさらに180°折り返され、第2口折り工程が行われる。そして、スライダ372と第1および第2揺動カム384、388の駆動作用下に、第2口折り板402が位置P2a〜位置P6aを通って再び位置P1aに至り、次なるガセット袋12の第2口折り工程のために待機する。
【0096】
図28中、位置P2aで開口端部12aに第2口折り工程が行われると、図24に示すように、第2移送チャック502が上昇してこの開口端部12aの第2口折り部を把持し、該第2口折り部から第2口折り板402が離脱した後(位置P3a参照)、搬送コンベア16と同期して前記第2移送チャック502が第3口折りステーション304に移動する。
【0097】
第3口折りステーション304では、第3口折り手段410を構成する第3口折り板412が、図29中、位置P1bから位置P6bに示す動作を行って、2回口折り処理が施された開口端部12aに第3口折り工程を施す。なお、この第3口折り手段410は、前述した第2口折り手段370と同様に動作するものであり、その詳細な説明は省略する。
【0098】
第3口折り板412が位置P3bに至ってガセット袋12の開口端部12aに第3口折り処理が施された状態で、図24および図26に示す第3移送チャック504が駆動される。すなわち、シリンダ532が駆動されて揺動部材534が支点536を介して揺動し、押圧板538がガセット袋12の開口端部12a(第3口折り部)を押圧保持する。この状態で、第1移送チャック500、第2移送チャック502および第3移送チャック504が一体的にガイドレール510に沿って搬送コンベア16に同期して矢印A方向に移動し、この第3移送チャック504が封止機構30に対応する位置に搬送される。
【0099】
このように口折り機構28では、第1口折りステーション300でガセット袋12の開口端部12aが折り曲げ手段308によって鉛直下方向に折り曲げられた後、第1口折り手段330によってこの開口端部12aが上方向に略180°口折りされ、さらに、第2口折りステーション302で第2口折り手段370を介して上方に180°口折りされた後、第3口折りステーション304で第3口折り手段410を介して鉛直上方向に180°口折りされ、結果的に3回の口折り処理が施される。
【0100】
従って、ガセット袋12の開口端部12aは、下方から上方に180°ずつ口折り処理されるため、各口折り処理後に第1〜第3口折り板362、402および412が上方に移動可能となり、各口折り処理後の開口端部12aを保持して矢印A方向に搬送するための第1〜第3移送チャック500、502および504と前記第1〜第3口折り板362、402および412の干渉を確実に阻止することができる。これによって、第1〜第3口折り板362、402および412を退避させるためのスペースに対応して開口端部12aの口折り長さを長くする必要がなく、しかも口折り不良の発生を確実に阻止することが可能になる。
【0101】
3回口折りされた開口端部12a、すなわち、口折り部26が第3移送チャック504により保持されたガセット袋12は、第2口折りステーション302から封止機構30に対応する位置に搬送された後、押圧棒540が突出してこの口折り部26が押圧保持されるとともに、前記第3移送チャック504を構成するシリンダ532の作用下に押圧板538が該口折り部26から離脱する。この第3移送チャック504は、第1移送チャック500および第2移送チャック502より早い時点で下降した後、これらと一体的に矢印A方向とは逆方向に移動して第3口折りステーション304に対応して配置される。
【0102】
封止機構30では、図1に示すように、押圧棒540によりガセット袋12の口折り部26が保持された状態でシリンダ542が駆動され、ローラ544がこのガセット袋12側に進出して所定長さに切断されたテープ546を前記口折り部26に貼り付ける作業を行う。従って、ガセット袋12の封止工程が終了し、このガセット袋12は、搬送コンベア16から次なる工程へと送り出される。
【0103】
ところで、本実施例では、挿入機構22の前工程として開口機構18が設けられ、この開口機構18によってガセット袋12を所定の開口形状に強制的に成形する作業が行われている。このため、挿入機構22に対応して搬送されたガセット袋12は、直方体状に強制的に開口されており、このガセット袋12に製品20を挿入する際、該ガセット袋12に皺が発生することを確実に阻止することができる。
【0104】
これにより、次に続く開口端部成形機構24でガセット12bを内方に折り込んで開口端部12aを平坦化する際に、この開口端部12aに皺が発生することがなく、さらに、口折り機構28を構成する第1〜第3口折りステーション300、302および304での口折り処理工程時に皺の発生や該皺による口折り不良の発生を可及的に阻止することが可能になるという効果が得られる。また、製品20によりガセット袋12を強制的に押し広げることがなく、この製品20が損傷することを有効に防止することができる。これによって、製品20の袋詰め封止工程が効率的かつ高精度に遂行されるという利点がある。
【0105】
なお、本実施例では、開口機構18、挿入機構22、開口端部成形機構24、口折り機構28および封止機構30が、搬送コンベア16に同期してカム機構554により一体的に駆動制御されている。これにより、袋詰め工程全体の高速化が容易に図られる。
【0106】
【発明の効果】
本発明に係る袋詰め封止装置では、以下の効果乃至利点が得られる。
【0107】
包装袋は、被包装物が挿入される前に、例えば、両側部の直角度を維持した開口形状に成形され、この被包装物の挿入動作によって該包装袋が押し広げられることがない。これによって、包装袋に皺が発生することを確実に阻止することができ、安定した口折り処理工程が可能になり、袋詰め封止作業全体の効率化が達成される。さらに、被包装物の挿入時にこの被包装物と包装袋が摺接することがなく、前記被包装物に損傷等が発生することを有効に防止することができる。
【0108】
また、上側および下側吸着ベルトにより搬送中の包装袋のずれを防止でき、しかもコーナーガイド手段で包装袋の開口部を長方形状に確実に広げることが可能になり、被包装物の挿入不良が発生することを阻止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る袋詰め封止装置全体の概略斜視構成図である。
【図2】前記袋詰め封止装置を構成する開口機構の概略側面図である。
【図3】前記開口機構を構成するガセットローラの駆動系を示す平面図である。
【図4】前記ガセットローラの駆動系を示す側面図である。
【図5】前記開口機構を構成する吸引手段の正面図である。
【図6】前記開口機構を構成する底部成形手段の側面図である。
【図7】前記袋詰め封止装置を構成する挿入機構の側面説明図である。
【図8】前記挿入機構の要部斜視説明図である。
【図9】前記挿入機構を構成するコーナーガイド手段の正面説明図である。
【図10】前記挿入機構を構成する押し出し手段の平面説明図である。
【図11】前記押し出し手段の間隔調整手段を説明する平面図である。
【図12】前記押し出し手段の背面図である。
【図13】前記袋詰め封止装置を構成する開口端部成形機構の要部斜視説明図である。
【図14】前記開口端部成形機構を構成する成形爪の駆動手段を説明する平面図である。
【図15】前記成形爪の駆動手段の側面図である。
【図16】前記開口端部成形機構を構成する閉塞手段の斜視図である。
【図17】前記閉塞手段の側面説明図である。
【図18】前記閉塞手段を構成する第3上下挟持板の駆動機構の正面説明図である。
【図19】前記袋詰め封止装置を構成する口折り機構における第1口折りステーションの側面説明図である。
【図20】前記第1口折りステーションの正面説明図である。
【図21】前記第1口折りステーションに設けられる第1口折り手段の平面図である。
【図22】前記口折り機構を構成する第2口折りステーションに配置される第2口折り手段の斜視図である。
【図23】前記口折り機構を構成する第3口折りステーションに配置される第3口折り手段の斜視図である。
【図24】前記口折り機構を構成する移送手段の正面説明図である。
【図25】前記移送手段を構成する第1移送チャックの側面図である。
【図26】前記移送手段を構成する第3移送チャックの側面図である。
【図27】前記第1口折りステーションにおける第1口折り板の動作説明図である。
【図28】前記第2口折りステーションにおける第2口折り板の動作説明図である。
【図29】前記第3口折りステーションにおける第3口折り板の動作説明図である。
【符号の説明】
10…袋詰め封止装置 12…ガセット袋
12a…開口端部 16…搬送コンベア
18…開口機構 20…製品
22…挿入機構 24…開口端部成形機構
26…口折り部 28…口折り機構
30…封止機構
60…下側吸着ベルト 62…上側吸着ベルト
70…吸引手段 72a、72b…ガセットローラ
74…底部吸引手段 76…底部成形手段
78…駆動手段 80…開閉手段
100a〜100d…下側吸着盤 102a〜102d…上側吸着盤
118…吸着盤 132…成形板
140…コーナーガイド手段 142…押し出し手段
143a、143b…上ガイド部材 144…挿入コンベア
145a、145b…下ガイド部材 146a、146b…回動軸
170a、170b…ローラ 172a、172b…側方ガイド板
230a、230b…成形爪 232…閉塞手段
256a〜256c…上挟持板 258a〜258c…下挟持板
300、302、304…口折りステーション
306…移送手段 308…折り曲げ手段
330、370、410…口折り手段 362、402、412…口折り板
500、502、504…移送チャック
552…モータ 554…カム機構

Claims (14)

  1. 一端に開口を有する包装袋を、該開口が搬送方向に交差する方向に向かう姿勢で搬送する搬送コンベアと、
    前記包装袋に被包装物を挿入する前に、該包装袋を強制的に所定の開口形状に成形するための開口機構と、
    前記開口機構により開口された包装袋に、前記被包装物を挿入するための挿入機構と、
    前記被包装物が挿入された包装袋の開口端部を扁平状に成形するための開口端部成形機構と、
    前記扁平状に成形された開口端部を折り返して口折り部を成形するための口折り機構と、
    前記折り返された口折り部を固定するための封止機構と、
    を備えるとともに、
    前記開口機構は、前記包装袋を上下方向から吸引して該包装袋を強制的に開口させる吸引手段と、
    前記包装袋内に進入して該包装袋の両側部に形成されたガセットを押し広げるガセットローラと、
    を備えることを特徴とする袋詰め封止装置。
  2. 請求項記載の袋詰め封止装置において、前記ガセットローラは、前記包装袋の幅寸法に対応して一対に構成されており、
    前記開口機構は、前記一対のガセットローラを前記包装袋内に進退させる駆動手段と、
    前記一対のガセットローラを前記包装袋内で該包装袋の幅方向に変位させる開閉手段と、
    を備えることを特徴とする袋詰め封止装置。
  3. 請求項記載の袋詰め封止装置において、前記開口機構は、前記包装袋の開口側とは反対側の底部を吸引し、該底部を開口時の前記包装袋の上下方向略中間の高さ位置に保持する底部吸引手段を備えることを特徴とする袋詰め封止装置。
  4. 請求項記載の袋詰め封止装置において、前記開口機構は、前記包装袋の開口時に前記包装袋の開口側とは反対側の底部を押圧して該底部を成形する底部成形手段を備えることを特徴とする袋詰め封止装置。
  5. 請求項1記載の袋詰め封止装置において、前記挿入機構は、前記開口された包装袋内に進入して該包装袋の両側部に係合することにより該両側部の形状を維持するコーナーガイド手段と、
    前記コーナーガイド手段に保持された前記包装袋内に前記被包装物を挿入する押し出し手段と、
    を備えることを特徴とする袋詰め封止装置。
  6. 請求項記載の袋詰め封止装置において、前記コーナーガイド手段は、前記包装袋の両側部にそれぞれ上下に係合する二つずつからなる一対のガイド部材と、
    前記上下に配置されたガイド部材を水平方向に一体的に揺動させて該包装袋の側部に係合させる回動軸と、
    を備えることを特徴とする袋詰め封止装置。
  7. 請求項記載の袋詰め封止装置において、前記押し出し手段は、前記被包装物をセンタリングしながら押圧する一対のローラと、
    前記被包装物の両側方に対応して配置され、該被包装物と前記包装袋の接触を阻止する側方ガイド板と、
    を備えることを特徴とする袋詰め封止装置。
  8. 請求項1記載の袋詰め封止装置において、前記開口端部成形機構は、前記包装袋の両側部外方に配置され、互いに近接する方向に移動して該包装袋の両側部に形成されたガセットを内方に折り込む第1および第2成形爪と、
    前記第1および第2成形爪により折り込まれた前記包装袋の開口端部を閉塞する閉塞手段と、
    を備えることを特徴とする袋詰め封止装置。
  9. 請求項記載の袋詰め封止装置において、前記閉塞手段は、前記包装袋の開口端部を上下方向から挟持するとともに該包装袋に向かって進退自在な第1上下挟持板と、
    前記包装袋の開口端部を、前記第1上下挟持板の挟持位置より内方の位置で上下方向から挟持する第2上下挟持板と、
    前記包装袋の開口端部を、前記第2上下挟持板の挟持位置より内方の位置で上下方向から挟持するとともに、該開口端部を挟持した状態で前記搬送コンベアに沿って前記口折り機構に対応する位置まで移動可能な第3上下挟持板と、
    を備えることを特徴とする袋詰め封止装置。
  10. 請求項1記載の袋詰め封止装置において、前記口折り機構は、前記包装袋の開口端部に下方から係合して該開口端部を上方に略180゜だけ折り返す口折り手段が配設された複数の口折りステーションと、
    前記包装袋の折り返された開口端部を把持し、該包装袋を各口折りステーション間に移送する移送手段と、
    を備えることを特徴とする袋詰め封止装置。
  11. 請求項10記載の袋詰め封止装置において、第1の口折りステーションは、水平方向に延在する包装袋の開口端部を鉛直下方向に折り曲げる折り曲げ手段を備えることを特徴とする袋詰め封止装置。
  12. 請求項1記載の袋詰め封止装置において、前記包装袋を位置決めして前記搬送コンベアに移送する移載部と、前記移載部から前記挿入機構に対応する位置まで前記包装袋の下側を吸着保持する下側吸着ベルトと、
    前記開口機構から前記挿入機構に対応する位置まで前記包装袋の上側を吸着保持する上側吸着ベルトと、
    を備えることを特徴とする袋詰め封止装置。
  13. 請求項1記載の袋詰め封止装置において、前記開口機構、前記挿入機構、前記開口端部成形機構、前記口折り機構および前記封止機構を、前記搬送コンベアに同期して一体的に駆動するカム機構を備えることを特徴とする袋詰め封止装置。
  14. 一端に開口を有する包装袋を、該開口が搬送方向に交差する方向に向かう姿勢で搬送する搬送コンベアと、
    前記包装袋に被包装物を挿入する前に、該包装袋を強制的に所定の開口形状に成形するための開口機構と、
    前記開口機構により開口された包装袋に、前記被包装物を挿入するための挿入機構と、
    前記被包装物が挿入された包装袋の開口端部を扁平状に成形するための開口端部成形機構と、
    前記扁平状に成形された開口端部を折り返して口折り部を成形するための口折り機構と、
    前記折り返された口折り部を固定するための封止機構と、
    を備えるとともに、
    前記挿入機構は、前記被包装物をセンタリングしながら押圧する一対のローラと、
    前記被包装物の両側方に対応して配置され、該被包装物と前記包装袋の接触を阻止する側方ガイド板と、
    を備えることを特徴とする袋詰め封止装置。
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