JPH0449047Y2 - - Google Patents

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JPH0449047Y2
JPH0449047Y2 JP1986166134U JP16613486U JPH0449047Y2 JP H0449047 Y2 JPH0449047 Y2 JP H0449047Y2 JP 1986166134 U JP1986166134 U JP 1986166134U JP 16613486 U JP16613486 U JP 16613486U JP H0449047 Y2 JPH0449047 Y2 JP H0449047Y2
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film bag
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、カートンケース、コンテナ、発泡ス
チロール箱など各種ケース内に樹脂製のフイルム
袋を挿入する際に採用されるフイルム袋開き装置
に関するものである。
従来の技術 一般にバラ物を運ぶときケース内に入れて行な
われるが、ケースの材質やバラ物の種類によつて
ケースが破損し、食品の品質を損なう場合があ
る。またバラ物が商品、特に冷蔵・冷凍食品のと
きにはケースを汚し、このケースの再使用ができ
なくなる。そこで最近では、ケース内にフイルム
袋を挿入し、このフイルム袋に対してバラ物を詰
め込んで運んでいる。通常、フイルム袋の挿入は
人手作業により行なつていたのであり、これによ
ると能率的に挿入することができない。
これに対しては、たとえば特開昭62−251324号
公報に見られる機械形式が提供されている。すな
わち、移動機構側のチエーンに設けたチヤツク治
具によりフイルムの両側縁をチヤツクして、この
フイルムを引き出し移動させ、そしてフイルムの
両面に拡開機構の吸着器を吸着作用させた状態で
チヤツク治具によるチヤツクを解除したのち、両
チヤツク治具を離間動してフイルムを拡開させて
いる。その後、フイルムの下縁を下降機構のチヤ
ツク治具によりチヤツクしてフイルムを下降させ
るとともに、エアー噴出ノズルからのエアー圧に
よりフイルムを箱内に挿入している。
考案が解決しようとする問題点 上記した機械形式によると、複雑な移動機構の
部分にチエーンやチヤツク治具などを配設しなけ
ればならず、この移動機構の部分がより複雑にな
り、またチヤツク治具の移動、チヤツク動、チヤ
ツク解除動など複数の動きをそれぞれ正確に行な
わなければならないことから、全体の制御が複雑
になる。なおチヤツク治具などを省略し、フイル
ム袋を垂れ下がり状でバキユームカツプ(吸着
器)による吸着位置にまで供給することも考えら
れるが、この場合、吸着位置にまで供給されたフ
イルム袋が、開口部を広げるためのエア圧や周囲
の空気流れ(外気からの風)などにより揺れるこ
とになり、この状態でバキユームカツプを接近さ
せたとき、フイルム袋が折れ曲つた状態で挟まれ
ることになつて吸着が良好に行なえない。
本考案の目的とするところは、フイルム袋を垂
れ下がり状で供給する形式でありながら、簡単な
構造の付加によりフイルム袋の揺れを防止し得る
フイルム袋を開き装置を提供する点にある。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決すべく本考案のフイルム袋開
き装置は、扁平状に押しつぶされ、かつ両側縁を
前後に位置させたフイルム袋が、その開口部を下
方として下送コンベヤにより送り出されるフイル
ム袋の移送経路を形成し、この移送経路を挟んで
互いに接近離間自在な左右一対の吸着ヘツドを設
け、これら吸着ヘツドの前後両側の外方に、フイ
ルム袋の両側縁に対向するガイド装置を設け、こ
れらガイド装置は、相対向間にフイルム袋の両側
縁が移動自在な案内路を形成する左右一対のガイ
ド板を、前記吸着ヘツドの上下間に亘つて有し、
各ガイド板は、上部を支点として左右方向に揺動
自在に設けるとともに、下部に垂下姿勢維持用の
付勢具を設けている。
作 用 かかる本考案の構成によると、下送コンベヤに
より開口部を下方として垂れ下がり状で送り出さ
れるフイルム袋は、吸着ヘツドに対向する際に両
側縁が、左右一対のガイド板で形成した案内路内
を、これらガイド板に案内されて移動することに
なり、この案内によつて空気流れやエア圧などで
大きく揺れることを防止し得る。また各ガイド板
は、フイルム袋を拡げた際の接触圧により上部を
支点として左右方向に揺動し逃げることになり、
そして非接触時には付勢具による垂下姿勢維持用
の付勢力により、上部を支点とした復元揺動が生
じて正規の案内路を形成し得る。
実施例 以下に本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。先ず本考案のフイルム袋開き装置を組込ん
だケースへのフイルム袋挿入設備を第9図〜第1
4図において説明する。
フイルム袋挿入設備1の本体は矩形枠組状の機
枠2によつて形成し、この機枠2内を貫通する状
態で主コンベヤ3を配設している。そして主コン
ベヤ3の始端に接続して搬入コンベヤ4を配設す
るとともに、終端に接続して搬出コンベヤ5を配
設している。これらコンベヤ3,4,5はベルト
コンベヤで示しているが、ローラコンベヤなどで
あつてもよい。これらコンベヤ3,4,5によつ
て直線状の搬送経路6を形成し、前記搬入コンベ
ヤ4は上面開放で矩形箱状のケース7を搬送し、
また搬出コンベヤ5は、拡げたフイルム袋8を挿
入したケース7を搬送する。
前記機枠2内には、フイルム袋8を作つてケー
ス7内に挿入するための装置を搬送経路6の方向
に2基配設している。これら装置は同一またはほ
ぼ同一構成であり、以下においては一方のみ説明
する。なお基数は単数、3基以上の複数であつて
もよい。前記搬送経路6の側部で機枠2内の下部
に、シート物の一例である長尺フイルム9を巻い
て形成したロール体10を回転自在に支持する巻
き戻し装置11を設けるとともに、搬送経路6の
上方に、巻き戻された長尺フイルム9を下方へ間
欠移送する送り出し装置12を設けている。前記
長尺フイルム9は、筒状チユーブ体をガセツト状
に折りたたんだ(扁平状に押しつぶした)状態
で、かつ溶着部13とミシン目部14とを接近し
て形成するとともに、これらを長さ方向で所定ピ
ツチ置きに形成した状態で、あらかじめロール状
に巻かれてロール体10にしたのち巻き戻し装置
11にセツトしてある。連続運転される巻き戻し
装置11と間欠運転される送り出し装置12との
間には、異なる運転形態でも長尺フイルム9を無
理なく移送するための垂れ下がり部15を形成し
ている。
前記送り出し装置12の下方にミシン目14の
切断装置16を設け、そして切断装置16の下方
に、フイルム袋8の開口部8aの周縁に吸着して
開口部8aを拡げる開き装置17を設けている。
前記切断装置16と開き装置17との間に、挟持
式の下送コンベヤ21と、下向きのエア供給装置
18を配設している。前記主コンベヤ3の部分
で、開き装置17の真下に、主コンベヤ3からケ
ース7を持ち上げるリフト装置19を設けてい
る。20は手動操作箱を示す。
上記した全体構成において作用は次のようにな
る。空のケース7は搬入コンベヤ4から主コンベ
ヤ3に渡され、そして開き装置17とリフト装置
19との間で停止される。一方、長尺フイルム9
は送り出し装置12の間欠駆動と、下送コンベヤ
21の連動した駆動によつて所定ピツチに等しい
長さ分だけ下方へ送り出され、その間欠停止によ
つて下向きの開口部8aの周縁が開き装置17に
対向する。この状態で開き装置17の一対の吸着
装置が互いに接近動して周縁両側を吸着するとと
もに、切断装置16が作動してミシン目部14の
切断を行なう。これにより下位に開口部8aが位
置し、かつ下送コンベヤ21で挟持されたフイル
ム袋8を作る。
次いでエア供給装置18の作動により下向きの
エアを供給するとともに、送り出し装置12と下
送コンベヤ21を駆動させた状態で、両吸着装置
を互いに離間動させる。すると下送コンベヤ21
で送り出されるフイルム袋8は開口部8aが次第
に拡げられ、かつ供給されるエア力によつて裏返
しされ、そして膨らみ状となる。前述したエア供
給に前後して、リフト装置19の作動でケース7
が持ち上げられ、その内部にフイルム袋8の膨ら
み部が挿入される。そしてエア供給を停止すると
ともに開き装置17による吸着を解除した状態
で、リフト装置19を逆作動してケース7を下
げ、主コンベヤ3上に卸ろす。このフイルム袋8
を挿入したケース7は主コンベヤ3から搬出コン
ベヤ5に渡され、そして充てんなどの次工程へと
搬送される。
次に本考案におけるフイルム袋開き装置の詳細
を第1図〜第8図に基づいて説明する。なお、こ
こで前後とは搬送経路6に沿つた方向であり、こ
れに対して直交状となる横方向が左右となる。
前記機枠2と一体の左右枠30を前後一対配設
し、これら左右枠30上にレール31を敷設して
いる。前後のレール31間にまたがつて左右一対
の可動台32を配設し、これら可動台32は揺動
体33を介してレール31に支持されている。
両可動台32を左右方向で互いに接近離間動さ
せる作動装置34は、左右枠30上に配設した保
持枠35と、左右方向の中央部で前記保持枠35
に取付けた前後方向ピン36と、この前後方向ピ
ン36に軸受37を介して中間部が支持された上
下動レバー38と、左右方向の端において保持枠
35に一体のブラケツト39から立設した縦ピン
40と、この縦ピン40に軸受41を介して中間
部が支持された左右動レバー42と、上下動レバ
ー38の端と左右動レバー42の基端とを相対揺
動自在に連結する第1押引き杆43と、前記左右
動レバー42の融端と可動台32とを相対揺動自
在に連結する第2押引き杆44と、保持枠35と
上下動レバー38との間に設けたシリンダ装置4
5とから構成され、両押引き杆43,44はター
ンバツクル形式によつて長さ調整自在に構成して
ある。両可動台32の下面からは前後一対のプレ
ート50が垂設され、これらプレート50間に亘
つて、内側に位置する第1回転軸51と、外側に
位置する第2回転軸52とが、それぞれ軸受5
3,54を介して前後方向に配設してある。
前記第1回転軸52に取付けられフイルム袋8
の移送経路を挟んで互いに接近離間方向に揺動自
在な左右一対の吸着ヘツド55は、その本体56
の上部が第1回転軸52に固着される。この本体
56には、前面56aに開口する凹部57が形成
される。ここで凹部57は、開口部58の径dよ
りも内部59の径Dを大にした断面が蟻溝状に形
成してある。そして本体56には、開口部58の
径dよりも外方位置で凹部57に内端が連通する
吸引路60を周方向に複数形成してあり、これら
吸引路60の外端は吸引ホース(図示せず)の接
続口61に合流している。前記吸着ヘツド55
は、両第1回転軸51に対して、それぞれ所定間
隔を置いて前後一対配設してあり、そして左右で
対向する吸着ヘツド55間においては、その開口
部58を前後方向(横方向)で所定ピツチPだけ
位相をずらせている。
各吸着ヘツド55に対応して第2回転軸52に
はアーム62が取付けられ、これらアーム62に
は前記吸着ヘツド前面56aとの間でフイルム辺
8bを挟持自在なクランプ片63が取付けられ
る。このクランプ片63はアーム62とともに接
近離間方向に揺動自在となる。両可動台32に
は、吸着ヘツド55とクランプ片63とを揺動さ
せる共通のカム装置65が設けられる。すなわち
可動台32の中央部には軸受66を介して上下方
向のカム軸67が配設され、このカム軸67と一
体で可動台32の下方に位置するカム体68の外
周には、その上部に第1カム69が、また下部に
第2カム70が設けてある。両回転軸51,52
の中間部にはブロツク71,72が固定され、一
方のブロツク71に第1カム69に対応する第1
カムフオロア73を遊転自在に取付けるととも
に、他方のブロツク72に第2カム70に対応す
る第2カムフオロア74が遊転自在に取付ける。
そしてカム軸67の上端に取付けたアーム75と
可動台32との間にシリンダ装置76を設けてい
る。両カムフオロア73,74はカム体68を中
にして、180度変位して配設してあり、また両カ
ム69,70も相反する位置でそれぞれ180度の
範囲に設けられる。ここで第1カム69は、短か
い小径部69aから傾斜部69bを経たのち長い
大径部69cに移るように形成され、また第2カ
ム70は、長い小径部70aから傾斜部70bを
経たのち短かい大径部70cに移るように形成さ
れている。なおブロツク71,72と可動台32
との間には、カムフオロア73,74を圧接付勢
するばね77,78を設けている。
前記吸着ヘツド55の前後両側の外方に、フイ
ルム袋8の両側縁8cに対向するガイド装置25
を設けている。すなわちガイド装置25は、前記
左右枠30側から内方へ連設したブラケツト26
と、これらブラケツト26から回転軸51,52
に沿つて内方に連設したピン27と、これらピン
27に上部が取付けられ上部を支点として左右方
向に揺動自在な左右一対のガイド板28と、ガイ
ド板28の下部に取付けられた垂設姿勢維持用の
付勢具の一例であるウエイト29とから構成さ
れ、前記ガイド板28は、フイルム袋8の両側縁
8cにそれぞれ左右から対向するように前記吸着
ヘツド55の上下間に亘つて配設されており、以
て両ガイド板28間に、側縁8cが移動自在な案
内路を形成する。
次にフイルム袋開き装置の作用を説明する。送
り出し装置12ならびに下送コンベヤ21の連動
した間欠駆動により下送される長尺フイルム9
は、その両側縁8cがそれぞれ左右一対のガイド
板28間を通ることで、これらガイド板28に案
内されるとともに、空気流れやエア圧などで大き
く揺れることをガイド板28で受止めて阻止す
る。したがつて長尺フイルム9は折れ曲がるよう
なことなく平板状で下送される。このようにして
下送される長尺フイルム9は、その開口部8aの
周辺が両吸着ヘツド55に対向したときに下送が
停止される。このとき開き装置17においては、
第2図仮想線、第3図仮想線で示すように可動台
32は互いに離間動しており、またカム装置65
は第6図に示すように両カムフオロア73,74
がそれぞれの小径部69a,70aに対向してい
ることから、第3図仮想線で示すように吸着ヘツ
ド55は垂直姿勢に、さらにアーム62は後方へ
逃げた位置にある。
前述したように下送が停止した長尺フイルム9
の下端は光電管形式などの検出装置で検出され、
そして先ず作動装置34によつて両可動台32が
互いに接近動される。すなわちシリンダ装置45
の収縮で前後方向ピン36の周りに上下動レバー
38を揺動させ、第1押引き杆43を押出す。こ
れにより左右動レバー42が縦ピン40の周りに
揺動し、第2押引き杆44を介して可動台32を
接近動させる。この接近動によつて、第3図実
線、第4図に示すように、吸着ヘツド55の本体
前面56aで長尺フイルム9の下端を挟むことに
なる。この状態で接続口61側に吸引力を作用さ
せると、この吸引力は吸引路60を介して凹所5
7内に作用することになり、以つて開口部58に
働く吸引力でフイルム辺8bを吸着することにな
る。その際にフイルム辺8bは、吸引力によつて
開口部58を通つて凹部59内に入り込み、そし
て吸引路60が連通した内部59へと入り込んで
行く。これによりフイルム辺8bは、第4図仮想
線に示すように蟻溝形状に沿つて入り込むことに
なる。
この状態でカム装置65のシリンダ装置76を
作動させると、カム体68の回転に伴つて第7図
に示すように第1カム69の大径部69cが第1
カムフオロア73に作用することになり、これに
よりブロツク71を介して第1回転軸51を回転
させ、両吸着ヘツド55を第3図仮想線に示すよ
うに左右方向に互いに離間方向に揺動させる。こ
の揺動により、吸着してなるフイルム辺8bは左
右に開かれるのであるが、その際に吸着位置がず
れていることから、開きは確実に行なわれる。
前述したカム体68の回転に伴つて、第8図に
示すように第2カム70の大径部70cが第2カ
ムフオロア74に作用することになり、これによ
りブロツク72を介して第2回転軸52を回転さ
せ、さらにアーム62を介してクランプ片63を
上方に揺動させる。するとクランプ片63は開か
れた開口部8a内に入り込み、そして第3図仮想
線で示すように本体前面56aとの間でフイルム
辺8bを挟持することになる。このとき上方では
切断装置16による切断装置が終了しており、し
たがつてフイルム袋8の開口部8aを挟持したこ
とになる。
次いで作動装置34の前述とは逆作動により可
動台32を離間動させるのであるが、このとき送
り出し装置12や下送コンベヤ21の間欠駆動が
再び行なわれ、またエア供給装置18からエアが
供給される。すると開口部8aの周辺を吸着され
たフイルム袋8は、下送コンベヤ21で送出され
ながら開口部8aが拡げられる。そして所定量広
げられたのちは送出しのみ継続されるのである
が、このとき上方からエアが供給されていること
から、送出されるにつれてフイルム袋8は裏返し
され、そしてリフト装置19で持上げられている
ケース7内に挿入される。
このような挿入作業時に、拡げられる側縁8c
がガイド板28に接触して、拡げ方向に押付け力
(接触圧)が作用するが、これはピン27の周り
にガイド板28が左右方向において外側に揺動し
て逃げることで、摺接による傷付きなどは生じな
い。そして非接触時にはウエイト29による垂下
姿勢維持用の付勢力により、上部を支点とした復
元揺動が生じて正規の案内路を形成し得る。
上述したようにケース7内にフイルム袋8を挿
入したのち、エア供給は停止され、そしてカム装
置65の作動で第6図に示すようにカムフオロア
73,74にそれぞれの小径部69a,70aを
対向させることで、先ずクランプ片63が下動し
てクランプが解除され、そして吸着ヘツド55を
垂直姿勢にする。この前後に、吸着ヘツド55側
の吸引力が解放され、フイルム辺8bの吸着保持
は解除されている。その後、リフト装置19によ
つてケース7を下降させることで一工程を終了す
る。
考案の効果 上記構成の本考案によると、下送コンベヤによ
り開口部を下方として送り出されたフイルム袋
は、互いに接近動した一対の吸着ヘツドで開口部
周辺を吸着することができ、その後、吸着ヘツド
を互いに離間動させることで開口部を拡げること
ができる。そしてフイルム袋を垂れ下がり状で供
給するところの簡素で制御を不要とした形式であ
りながら、一対のガイド板からなるガイド装置を
配設した簡単な構造の付加により、垂れ下がり状
で送り出されるフイルム袋は、吸着ヘツドに対向
する際に両側縁を、左右一対のガイド板で形成し
た案内路内で両ガイド板で案内しながら移動させ
ることができ、この案内によつて、開口部を拡げ
るためのエア圧や周囲の空気流れ(外気からの
風)などによりフイルム袋が揺れることを防止で
きる。したがつて吸着ヘツドによる吸着は、フイ
ルム袋が折れ曲がることなく、常に良好に行なう
ことができる。また各ガイド板は、フイルム袋を
拡げた際の接触圧により上部を支点として左右方
向に揺動し逃げることになり、フイルム袋の摺接
による傷付きなどを防止できる。そして非接触時
には付勢具による垂下姿勢維持用の付勢力によ
り、上部を支点とした復元揺動が生じて正規の案
内路を形成できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図はフイ
ルム袋開き装置部の一部切欠き側面図、第2図は
同一部切欠き平面図、第3図は同要部の一部切欠
き背面図、第4図は吸着ヘツド部の一部切欠き背
面図、第5図は同側面図、第6図〜第8図はカム
作用を示す概略平面図、第9図はケースへのフイ
ルム袋挿入設備を示す斜視図、第10図は同側面
図、第11図は同背面図、第12図〜第14図は
要部の作用状態を示す概略斜視図である。 1……フイルム袋挿入設備、7……ケース、8
……フイルム袋、8a……開口部、8b……フイ
ルム辺、8c……側縁、9……長尺フイルム(シ
ート物)、12……送り出し装置、16……切断
装置、17……開き装置、18……エア供給装
置、19……リフト装置、21……下送コンベ
ヤ、25……ガイド装置、27……ピン、28…
…ガイド板、29……ウエイト、32……可動
台、34……作動装置、51,52……回転軸、
55……吸着ヘツド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 扁平状に押しつぶされ、かつ両側縁を前後に位
    置させたフイルム袋が、その開口部を下方として
    下送コンベヤにより送り出されるフイルム袋の移
    送経路を形成し、この移送経路を挟んで互いに接
    近離間自在な左右一対の吸着ヘツドを設け、これ
    ら吸着ヘツドの前後両側の外方に、フイルム袋の
    両側縁に対向するガイド装置を設け、これらガイ
    ド装置は、相対向間にフイルム袋の両側縁が移動
    自在な案内路を形成する左右一対のガイド板を、
    前記吸着ヘツドの上下間に亘つて有し、各ガイド
    板は、上部を支点として左右方向に揺動自在に設
    けるとともに、下部に垂下姿勢維持用の付勢具を
    設けたことを特徴とするフイルム袋開き装置。
JP1986166134U 1986-10-29 1986-10-29 Expired JPH0449047Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62251324A (ja) * 1986-04-03 1987-11-02 株式会社オリイ 袋装着装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62251324A (ja) * 1986-04-03 1987-11-02 株式会社オリイ 袋装着装置

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