JPH0547455B2 - - Google Patents

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JPH0547455B2
JPH0547455B2 JP61202414A JP20241486A JPH0547455B2 JP H0547455 B2 JPH0547455 B2 JP H0547455B2 JP 61202414 A JP61202414 A JP 61202414A JP 20241486 A JP20241486 A JP 20241486A JP H0547455 B2 JPH0547455 B2 JP H0547455B2
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JP
Japan
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film
case
opening
film bag
bag
Prior art date
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JP61202414A
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English (en)
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JPS6367231A (ja
Inventor
Isao Oosawa
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Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daifuku Co Ltd filed Critical Daifuku Co Ltd
Priority to JP20241486A priority Critical patent/JPS6367231A/ja
Publication of JPS6367231A publication Critical patent/JPS6367231A/ja
Publication of JPH0547455B2 publication Critical patent/JPH0547455B2/ja
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  • Auxiliary Devices For And Details Of Packaging Control (AREA)
  • Supplying Of Containers To The Packaging Station (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、カートンケース、コンテナ、発泡ス
チロール箱など各種ケース内に樹脂製のフイルム
袋を挿入する際に採用されるケースへのフイルム
袋挿入装置に関するものである。
従来の技術 一般にバラ物を運ぶときケース内に入れて行な
われるが、ケースの材質やバラ物の種類によつて
ケースが破損し、商品の品質を損なう場合があ
る。またバラ物が商品、特に冷蔵・冷凍食品のと
きにはケースを汚し、このケースの再使用ができ
なくなる。そこで最近では、ケース内にフイルム
袋を挿入し、このフイルム袋に対してバラ物を詰
め込んで運んでいる。通常、フイルム袋の挿入は
人手作業により行なつていたのであり、これによ
ると能率的に挿入することができない。
そこで最近では、たとえば特開昭62−146122号
公報に見られるように、ケースに対してフイルム
袋を機械的に挿入する形式が提供されている。す
なわち、この従来構成は上部が開口した箱に袋を
装着する方法であつて、袋を、その開口縁部が箱
の上端に達するまで箱に対して下降させ、この下
降の過程でエアーを袋に吹き込むことにより袋を
箱の内面に添わせ、さらに袋の開口縁部を下降さ
せることにより箱の外側に折り返している。その
際に開口縁部の保持は複数の挟持具により行なつ
ており、そして狭持具群をチエーン使用の下降機
構で昇降させている。
発明が解決しようとする問題点 上記した機械形式によると、挿入部の周辺は複
数のチエーンを使用した下降機構が配設されるこ
とで繁雑になり、また風などにより袋が揺れてチ
エーンに接触することで、袋が汚れたりチエーン
に絡んだりする。これに対しては、たとえば特開
昭55−9844号公報に見られるように、真空部材と
チヤツクとで袋の上部を把持し、そして袋内に芯
金を挿入した状態で、これら芯金や真空部材を下
降させて袋をダンボールケース内に挿入させる形
式がある。しかし、芯金などを昇降動させる昇降
機構を上部に設けることで挿入部の周辺は繁雑に
なり、さらに芯金の存在により、真空部材などに
対する袋のセツトを容易に行なえない。
そこで、たとえば特開昭52−49193号公報に見
られるように、パツキングケースを昇降台(リフ
ト装置)により昇降させて上部の昇降機構を省略
することも考えられるが、この場合に袋体を挿入
したパツキングケースを下降させる際に、空気抵
抗などによつて袋体の開口縁部がまくれ上がつた
り、袋体の挿入姿勢が乱れたりする。
本発明の目的とするところは、ケースへのフイ
ルム袋の挿入を確実に行なえるとともに、挿入後
にケースを離間移動させるに際して、フイルム袋
の挿入形態の保持を、ケース位置ずれに関係なく
行なえるとともに、このフイルム袋を損傷させる
ことなく行なえ、しかも挿入部の近辺を簡素化し
得るケースへのフイルム袋挿入装置を提供する点
にある。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決すべく本発明におけるケース
へのフイルム袋挿入装置は、開口部を下向きとし
て送り出されるフイルム袋の下部周辺を保持して
開口部を開く開き装置と、開かれたフイルム袋に
上方から対向するエア供給装置と、前記開き装置
の下方に配設され、かつ上昇動によりコンベア上
に位置した上面開放のケースを持ち上げ自在なリ
フト装置とを有し、このリフト装置を、駆動装置
に連動する昇降枠と、この昇降枠に取付けた支持
台と、前記昇降枠に各別に起伏自在に取付けら
れ、起立により支持台で支持したケースの四側外
面に接当自在な複数のフイルム押えとから構成
し、このフイルム押えの接当部を横軸芯の周りに
遊転自在な押えローラにより形成している。
作 用 かかる本発明の構成によると、昇降枠を上昇さ
せることにより、コンベヤ上に位置したケースを
支持台を介して持ち上げ、そしてケースを開き装
置に接近させて位置し得る。この状態で、送り出
されたフイルム袋の開口部周辺を開き装置で保持
して開くとともにエア供給装置からエアの供給を
行なうことにより、フイルム袋は開かれながら裏
返しされ、そしてエア圧によつて下方に膨みつ
つ、その膨らみがケース内に挿入される。次いで
エア供給を停止したのち開き装置による保持を開
放することによつて、開口部の周辺は落下しケー
スの上縁内外に亘つて覆さることになる。
そして各フイルム押えを起立させ、その押えロ
ーラを開口部周辺を介してケースに接当させるこ
とによつて、この開口部周辺の挟持を行なう。そ
の際に、各フイルム押えは各別に起立動すること
から、ケースが位置ずれしていたとしても、何ら
支障なくかつ無理なく挟持を行なう。次いで昇降
枠を下降させることでケースをコンベア上に位置
させ得、その際にケースがコンベア上に着地した
のちにリフト装置の下降動が継続されることによ
るストロークの差は、フイルム袋上を押えローラ
が転動することで吸収し得る。そして昇降枠が限
度まで下降した状態で、各フイルム押えを離間動
させることによつて、フイルム袋を挿入したケー
スの取出しを行なえる。
実施例 以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。
先ず本発明のフイルム袋挿入装置を組込んだケ
ースへのフイルム袋挿入設備を第12図〜第18
図において説明する。フイルム袋挿入設備1の本
体は矩形枠組状の機枠2によつて形成し、この機
枠2内を貫通する状態で主コンベヤ3を配設して
いる。そして主コンベヤ3の始端に接続して搬入
コンベヤ4を配設するとともに、終端に接続して
搬出コンベヤ5を配設している。これらコンベヤ
3,4,5はベルトコンベヤで示しているが、ロ
ーラコンベヤなどであつてもよい。これらコンベ
ヤ3,4,5によつて直線状の搬送経路6を形成
し、前記搬入コンベヤ4は上面開放で矩形箱状の
ケース7を搬送し、また搬出コンベヤ5は、広げ
たフイルム袋8を挿入したケース7を搬送する。
前記機枠2内には、フイルム袋8を作つてケー
ス7内に挿入するための装置を搬送経路6の方向
に2基配設している。これら装置は同一またはほ
ぼ同一構成であり、以下においては一方のみ説明
する。なお基数は単数、3基以上の複数であつて
もよい。前記搬送経路6の側部で機枠2内の下部
に、シート物の一例である長尺フイルム9を巻い
て形成したロール体10を回転自在に支持する巻
き戻し装置11を設けるとともに、搬送経路6の
上方に巻き戻された長尺フイルム9を下方へ間欠
移送する送り出し装置12を設けている。
前記長尺フイルム9は、筒状チユーブ体をカセ
ツト状に折りたたんだ(押しつぶした)状態で、
かつ溶着部13とミシン目部14とを接近して形
成するとともに、これらを長さ方向で所定ピツチ
置きに形成した状態で、あらかじめロール状に巻
かれてロール体10にしたのち巻き戻し装置11
にセツトしてある。連続運転される巻き戻し装置
11と間欠運転される送り出し装置12との間に
は、異なる運転形態でも長尺フイルム9を無理な
く移送するための垂れ下がり部15を形成してい
る。
前記送り出し装置12の下方にミシン目部14
の切断装置16を設け、そして切断装置16の下
方に、フイルム袋8の開口部8aの周縁に吸着し
て開口部8aを拡げる開き装置17を設けてい
る。前記切断装置16と開き装置17との間に、
挟持式の下送コンベヤ21と、下向きのエア供給
装置18を配設している。前記主コンベヤ3の部
分で、開き装置17の真下に、主コンベヤ3から
ケース7を持ち上げるリフト装置19を設けてい
る。20は手動操作箱を示す。
上記した全体構成において作用は次のようにな
る。空のケース7は搬入コンベヤ4から主コンベ
ヤ3に渡され、そして開き装置17とリフト装置
19との間で停止される。一方、長尺フイルム9
は送り出し装置12の間欠駆動と、下送コンベヤ
21の連動した駆動によつて所定ピツチに等しい
長さ分だけ下方へ送り出され、その間欠停止によ
つて下向きの開口部8aの周縁が開き装置17に
対向する。この状態で開き装置17の一対の吸着
装置が互いに接近動して周縁両側を吸着するとと
もに、切断装置16が作動してミシン目部14の
切断を行なう。これにより下位に開口部8aが位
置し、かつ下送コンベヤ21で挟持されたフイル
ム袋8を作る。
次いでエア供給装置18の作動により下向きの
エアを供給するとともに、送り出し装置12と下
送コンベヤ21を駆動させた状態で、両吸着装置
を互いに離間動させる。すると下送コンベヤ21
で送り出されるフイルム袋8は開口部8aが次第
に拡げられ、かつ供給されるエア力によつて裏返
しされ、そして膨らみ状となる。前述したエア供
給に前後して、リフト装置19の作動でケース7
が持上げられ、その内部にフイルム袋8の膨らみ
部が挿入される。そしてエア供給を停止するとと
もに開き装置17による吸着を解除した状態で、
リフト装置19を逆作動してケース7を下げ、主
コンベヤ3上に卸ろす。このフイルム袋8を挿入
したケース7は主コンベヤ3から搬出コンベヤ5
に渡され、そして充てんなどの次工程へと搬送さ
れる。
本発明のフイルム袋挿入装置は、開き装置17
とエア供給装置18とリフト装置19とからな
り、以下に、先ず開き装置17の詳細を第1図〜
第8図に基づいて説明する。
前記機枠2と一体の左右枠30を前後一対配設
し、これら左右枠30上にレール31を敷設して
いる。前後のレール31間にまたがつて左右一対
の可動台32を配設し、これら可動台32は摺動
体33を介してレール31に支持されている。両
可動台32を左右方向で互いに接近離間動させる
作動装置34は、左右枠30上に配設した保持枠
35と、左右方向の中央部で前記保持枠35に取
付けた前後方向ピン36と、この前後方向ピン3
6に軸受37を介して中間部が支持された上下動
レバー38と、左右方向の端において保持枠35
に一体のブラケツト39から立設した縦ピン40
と、この縦ピン40に軸受41を介して中間部が
支持された左右動レバー42と、上下動レバー3
8の端と左右動レバー42の基端とを相対揺動自
在に連結する第1押引き杆43と、前記左右動レ
バー42の遊端と可動台32とを相対揺動自在に
連結する第2押引き杆44と、保持枠35と上下
動レバー38との間に設けたシリンダ装置45と
から構成され、両押引き杆43,44はターンバ
ツクル形式によつて長さ調整自在に構成してあ
る。
両可動台32の下面からは前後一対のプレート
50が垂設され、これらプレート50間に亘つ
て、内側に位置する第1回転軸51と、外側に位
置する第2回転軸52とが、それぞれ軸受53,
54を介して前後方向に配設してある。前記第1
回転軸52に取付けて接近離間方向に揺動自在な
吸着ヘツド55は、その本体56の上部が第1回
転軸52に固着される。この本体56には前面5
6aに開口する凹部57が形成される。ここで凹
部57は、開口部58の径dよりも内部59の径
Dを大にした断面が蟻溝状に形成してある。そし
て本体56には、開口部58の径dよりも外方位
置で凹部57に内端が連通する吸外路60が周方
向に複数形成してあり、これら吸引路60の外端
は吸引ホース(図示せず)の接続口61に合流し
ている。
前記吸着ヘツド55は、両第1回転軸51に対
して、それぞれ所定間隔を置いて前後一対配設し
てあり、そして左右で対向する吸着ヘツド55間
においては、その開口部58を前後方向(横方
向)で所定ピツチPだけ位相をずらせている。各
吸着ヘツド55に対応して第2回転軸52にはア
ーム62が取付けられ、これらアーム62には前
記吸着ヘツド前面56aとの間でフイルム辺8b
を挟持自在なクランプ片63が取付けられる。こ
のクランプ片63はアーム62とともに接近離間
方向に揺動自在となる。
両可動台32には、吸着ヘツド55とクランプ
片63とを揺動させる共通のカム装置65が設け
られる。すなわち可動台32の中央部には軸受6
6を介して上下方向のカム軸67が配設され、こ
のカム軸67と一体で可動台32の下方に位置す
るカム体68の外周には、その上部に第1カム6
9が、また下部に第2カム70が設けてある。両
回転軸51,52の中間部にはブロツク71,7
2が固定され、一方のブロツク71に第1カム6
9に対応する第1カムフオロア73を遊転自在に
取付けるとともに、他方のブロツク72に第2カ
ム70に対応する第2カムフオロア74を遊転自
在に取付ける。そしてカム軸67の上端に取付け
たアーム75と可動台32との間にシリンダ装置
76を設けている。
両カムフオロア73,74はカム体68を中に
して180度変位して配設してあり、また両カム6
9,70も相反する位置でそれぞれ180度の範囲
に設けられる。ここで第1カム69は、短かい小
径部69aから傾斜部69bを経たのち長い大径
部69cに移るように形成され、また第2カム7
0は、長い小径部70aから傾斜部70bを経た
のち短かい大径部70cに移るように形成されて
いる。なおブロツク71,72と可動台32との
間には、カムフオロア73,74を圧接付勢する
ばね77,78を設けている。
前記エア供給装置18は第2図仮想線に示すよ
うに、互い接近動した可動台32の上方において
供給ホース80が下向きで開口するように配設さ
れ、そして供給ホース80は支持部材81によつ
て機枠2側に支持される。
前記リフト装置19は第9図〜第11図に示す
ように、駆動装置に連動する昇降枠85を有す
る。すなわち主コンベヤ3の支持枠86と一体の
支持板87に、駆動装置の一例であるシリンダ装
置88が上向きに取付けられ、このシリンダ装置
88の上向きピストンロツド89に昇降枠85の
水平板部85aが連結される。そして支持板87
と水平板部85aとの間に、ロツド形式の昇降ガ
イド装置90が設けられる。前記昇降枠85は、
水平板部85aにて一体化された前後板部85b
と左右板部85cとにより形成され、そして左右
板部85cの上端には、主コンベヤ3の両側外方
に位置する支持台91が取付けられる。
前後板部85bのそれぞれには前後フイルム押
え92が設けられ、また左右板部85cのそれぞ
れには左右フイルム押え93が設けられる。前後
フイルム押え92は、前後板部85bの上端外面
に軸受94を介して左右方向で支持した回転軸9
5と、この回転軸95に固着したリンク96と、
このリンク96と前後板部85bとの間に設けた
シリンダ装置97と、前記回転軸95の両端に固
着したアーム98と、これらアーム98の遊端に
横軸心の周りで遊転自在に取付けた押えローラ9
9とから構成される。なお左右板部85cに配設
される左右フイルム押え93も同様であつて、軸
受100、回転軸101、リンク102、シリン
ダ装置103、アーム104、押えローラ105
とから構成される。
各フイルム押え92,93はアーム98,10
4が各別に起立、横倒自在であり、その起立によ
り、支持台91で支持したケース7の四側外面の
上部に対して押えローラ99,105が接当する
ように、アーム98,104の長さやシリンダ装
置97,103のストロークを設定している。1
06はストツパ装置を示す。
次にフイルム袋開き装置の作用を説明する。送
り出し装置12ならびに下送コンベヤ21の連動
した間欠駆動により下送された長尺フイルム9
は、その開口部8aの周辺が両吸着ヘツド55に
対向したときに下送が停止される。このとき開き
装置17においては、第2図仮想線、第3図仮想
線で示すように可動台32は互いに離間動してお
り、またカム装置65は第6図に示すように両カ
ムローラ73,74がそれぞれの小径部69a,
70aに対向していることから、第3図仮想線で
示すように吸着ヘツド55は垂直姿勢に、さらに
アーム62は後方へ逃げた位置にある。
前述したように下送が停止した長尺フイルム9
の下端は光電管形式などの検出装置で検出され、
そして先ず作動装置34によつて両可動台32が
互いに接近動される。すなわちシリンダ装置45
の収縮で前後方向ピン36の周りに上下動レバー
38を揺動させ、第1押引き杆43を押出す。こ
れにより左右動レバー42が縦ピン40の周りに
揺動し、第2押引き杆44を介して可動台32を
接近動させる。この接近動によつて、第3図実
線、第4図に示すように、吸着ヘツド55の本体
前面56aで長尺フイルム9の下端を挟むことに
なる。この状態で接続口61側に吸引力を作用さ
せると、この吸引力は吸引路60を介して凹部5
7内に作用することになり、以つて開口部58に
働く吸引力でフイルム辺8bを吸着することにな
る。その際にフイルム辺8bは、吸引力によつて
開口部58を通つて凹部59内に入り込み、そし
て吸引路60が連通した内部59へと入り込んで
行く。これによりフイルム辺8bは、第4図仮想
線に示すように蟻溝形状に沿つて入り込むことに
なる。
この状態でカム装置65のシリンダ装置76を
作動させると、カム体68の回転に伴つて先ず第
7図に示すように第1カム69の大径部69cが
第1カムフオロア73に作用することになり、こ
れによりブロツク71を介して第1回転軸51を
回転させ、両吸着ヘツド55を第3図仮想線に示
すように互いに離間方向に揺動させる。この揺動
により、吸着してなるフイルム辺8bは左右に開
かれるのであるが、その際に吸着位置がずれてい
ることから、開きは確実に行なわれる。
前述したカム体68の回転に伴つて、第8図に
示すように第2カム70の大径部70cが第2カ
ムフオロア74に作用することになり、これによ
りブロツク72を介して第2回転軸52を回転さ
せ、さらにアーム62を介してクランプ片63を
上方に揺動させる。するとクランプ片63は開か
れた開口部8a内に入り込み、そして第3図仮想
線で示すように本体前面56aとの間でフイルム
辺8bを挟持することになる。このとき上方では
切断装置16による切断が終了しており、したが
つてフイルム袋8の開口部8aを挟持したことに
なる。
次いで作動装置34の前述とは逆作動により可
動台32を離間動させるのであるが、このとき送
り出し装置12や下送コンベヤ21の間欠駆動が
再び行なわれ、またエア供給装置18からエアが
供給される。すると開口部8aの周辺を吸着され
たフイルム袋8は、下送コンベヤ21で送出され
つつ開口部8aが拡げられる。そして所定量広げ
られたのちは送出しのみ継続されるのであるが、
このとき上方からエアが供給されていることか
ら、送出されるにつれてフイルム袋8は裏返しさ
れ、そしてリフト装置19で持上げられているケ
ース7内に挿入される。挿入後、エア供給は停止
され、そしてカム装置65の作動で第6図に示す
ようにカムフオロア73,74にそれぞれの小径
部69a,70aを対向させることで、先ずクラ
ンプ片63が下動してクランプが解除され、そし
て吸着ヘツド55を垂直姿勢にする。この前後
に、吸着ヘツド55側の吸引力が解放され、フイ
ルム辺8bの吸着保持は解除されている。その
後、リフト装置19によつてケース7を下降させ
ることで一工程を終了する。
次にリフト装置19の作用を説明する。昇降枠
85が下降限にあるとき、前後フイルム押え92
のアーム99は第10図に示すように横倒姿勢に
あり、また左右フイルム押え93のアーム104
は離間姿勢にある。したがつて主コンベヤ3によ
るケース7の搬送はアーム98,104に邪魔さ
れることなく行なわれる。搬送されてきたケース
9は、ストツパ装置106に受止められることに
より支持台91の上方で定位置に停止する。この
状態でシリンダ装置88を伸展させて昇降枠85
を上昇させると、一体に上昇する支持台91がケ
ース7の下面に接当して、このケース7を主コン
ベヤ3上から持ち上げることになる。この持上げ
たケース7に対して第11図仮想線に示すよう
に、エア供給により裏返しされたフイルム袋8が
挿入される。そしてエア供給を停止し、クランプ
を解除することでフイルム袋8の開口部8aの周
辺は落下し、フイルム辺8b部分はケース7の上
縁内外に亘つて覆さることになる。
この状態で各フイルム押え92,93のシリン
ダ装置97,103を伸展させ、アーム98,1
04を回転軸95,101の軸心周りで揺動させ
る。これにより押えローラ99,105を、第9
図に示すようにフイルム辺8bを介してケース7
の外面に接当させ、以つてフイルム辺8bの挟持
を行なう。その際に、各フイルム押え92,93
は各別に起立動することから、支持台91に対し
てケース7が位置ずれしていたとしても、挟持は
何んら支障なくかつ無理なく行なえる。この挟持
姿勢を維持した状態で昇降枠85を下降させ、ケ
ース7を主コンベヤ3上に卸ろす。このときのス
トロークの差は押えローラ99,105の遊転で
吸収し得る。次いでアーム98,104を離間動
させ、そしてストツパ装置106を解除動させる
ことにより、フイルム袋8を挿入したケース7は
次工程へと搬送される。
発明の効果 上記構成の本発明によると、昇降枠を上昇させ
ることにより、コンベヤ上に位置したケースを支
持台を介して持ち上げることができ、そしてケー
スを開き装置に接近させて位置させることができ
る。この状態で、送り出されたフイルム袋の開口
部周辺を開き装置で開くとともにエア供給装置か
らのエア供給を行なうことにより、フイルム袋を
開きながら裏返しすることができるとともに、エ
ア圧によつて下方に膨らますことができ、そして
膨みをケース内に確実に挿入することができる。
次いでエア供給を停止したのち開き装置による
保持を開放することで、開口部の周辺を落下させ
てケースの上縁内外に亘つて覆せることができ
る。この覆せた開口部周辺は、各フイルム押えを
起立させてケース側に接当させることで、これら
フイルム押えと四側外面との間で強く挟持するこ
とができる。したがつて昇降枠の下降によるケー
スの離間時に、空気抵抗などで開口部周辺がまく
れ上つたりすることを防止でき、フイルム袋の挿
入形態が乱れることはなくなり、しかもフイルム
押えを昇降枠に取付けることで、フイルム挿入部
の近辺を簡素化できる。さらに各フイルム押えが
各別に起立動することから、ケースが位置ずれし
ていても、何ら支障なくかつ無理なく挟持を行な
うことができる。
前述のような下降によりケースをコンベヤ上に
位置させることができ、その際にケースがコンベ
ヤ上に着地したのちにリフト装置の下降動が継続
することによるストロークの差は、フイルム袋上
を押えローラが転動することで、このフイルム袋
を損傷させることなく吸収することができる。そ
して昇降枠が限度まで下降した状態で、各フイル
ム押えを離間動させることによつて、フイルム袋
を挿入したケースをコンベヤにより取出すことが
できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図はフイ
ルム袋開き装置部の一部切欠き側面図、第2図は
同一部切欠き平面図、第3図は同要部の一部切欠
き背面図、第4図は吸着ヘツド部の一部切欠き背
面図、第5図は同側面図、第6図〜第8図はカム
作用を示す概略平面図、第9図はリフト装置部の
側面図、第10図は同要部の一部切欠き側面図、
第11図は同正面図、第12図はケースへのフイ
ルム袋挿入設備を示す斜視図、第13図は同側面
図、第14図は同背面図、第15図は同平面図、
第16図〜第18図は要部の作用状態を示す概略
斜視図である。 1……フイルム袋挿入設備、3……主コンベ
ヤ、7……ケース、8……フイルム袋、8a……
開口部、8b……フイルム辺、9……長尺フイル
ム(シート物)、12……送り出し装置、16…
…切断装置、17……開き装置、18……エア供
給装置、19……リフト装置、21……下送コン
ベヤ、32……可動台、34……作動装置、51
……第1回転軸、52……第2回転軸、55……
吸着ヘツド、63……クランプ片、65……カム
装置、80……供給ホース、85……昇降枠、8
8……シリンダ装置(駆動装置)、91……支持
台、92……前後フイルム押え、93……左右フ
イルム押え、98,104……アーム、99,1
05……押えローラ、106……ストツパ装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 開口部を下向きとして送り出されるフイルム
    袋の下部周辺を保持して開口部を開く開き装置
    と、開かれたフイルム袋に上方から対向するエア
    供給装置と、前記開き装置の下方に配設され、か
    つ上昇動によりコンベア上に位置した上面開放の
    ケースを持ち上げ自在なリフト装置とを有し、こ
    のリフト装置を、駆動装置に連動する昇降枠と、
    この昇降枠に取付けた支持台と、前記昇降枠に各
    別に起伏自在に取付けられ、起立により支持台で
    支持したケースの四側外面に接当自在な複数のフ
    イルム押えとから構成し、このフイルム押えの接
    当部を横軸心の周りに遊転自在な押えローラによ
    り形成したことを特徴とするケースへのフイルム
    袋挿入装置。
JP20241486A 1986-08-27 1986-08-27 ケ−スへのフイルム袋挿入装置 Granted JPS6367231A (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS559844A (en) * 1978-07-07 1980-01-24 Teijin Seiki Co Ltd Method of packing corrugated cardboard box or like with sack
JPS62146122A (ja) * 1985-12-20 1987-06-30 株式会社 オリイ 袋装着方法および装置
JPS62251324A (ja) * 1986-04-03 1987-11-02 株式会社オリイ 袋装着装置

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