JP2626447B2 - 段積み送り出し装置及び方法 - Google Patents

段積み送り出し装置及び方法

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JP2626447B2
JP2626447B2 JP3640393A JP3640393A JP2626447B2 JP 2626447 B2 JP2626447 B2 JP 2626447B2 JP 3640393 A JP3640393 A JP 3640393A JP 3640393 A JP3640393 A JP 3640393A JP 2626447 B2 JP2626447 B2 JP 2626447B2
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亮二 広西
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ニチデン機械株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一端と他端とで厚みを
異にするワークの段積み送り出し装置及び方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、図4(A)(B)に示すように
先端部分(1A)に別部品を溶接などで固定したことによ
り、その先端部分(1A)と基端部分(1B)とで厚みを異
にするワーク(1)を、同図(C)に示すようにベース
(2)上に固着するに際しては、従来、そのワーク(1)
を手作業でもって一つずつ供給してベース(2)の取り
付け位置にセッティングするようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
なワーク(1)についてベース(2)への供給を自動化す
るためには、多数のワーク(1)を段積みできるような
構造を具えたマガジンを必要とするが、図4(B)に示
すように、ワーク(1)の先端部分(1A)の厚み(T1
と基端部分(1B)の厚み(T2)が異なるため、直線状の
移動経路を具えたマガジン内に多数のワーク(1)を段
積みしようとしても、マガジン内でワーク(1)の段積
み姿勢が崩れ、ワーク(1)がマガジン自体と干渉する
ことにより、ワーク(1)が変形したり、その表面に傷
が付く等の問題が発生していた。そのため、上記マガジ
ンを使用することは実際上困難で、自動化と省力化の促
進が大きく制約されていた。
【0004】そこで、本発明は上記問題点に鑑みて提案
されたもので、その目的とするところは、一端と他端と
で厚みを異にするワークの供給を容易に自動化し得る段
積み送り出し装置及び方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決手段とし
て、本発明装置は、ワークの厚みが大きい一端をガイド
する曲率半径の大きな外側壁面と、ワークの厚みが小さ
い他端をガイドする曲率半径の小さな内側壁面とを同心
状に対向配置することにより、曲成されたワーク移動経
路を持つマガジンを具備したことを特徴とする。
【0006】本発明装置では、上記マガジン内に曲成さ
れたワーク移動経路の入口側にワーク押込み用プッシャ
を、且つ、出口側に押さえ部材及び切出しピンからなる
ワーク切出し構体をそれぞれ配設し、ワーク切出し構体
の後段にワークチャック機構を配設することが望まし
い。
【0007】また、本発明方法は、一端と他端とで厚み
を異にするワークを、その厚みが大きい一端をガイドす
る曲率半径の大きな外側管壁面と、厚みが小さい他端を
ガイドする曲率半径の小さな内側管壁面とを同心状に対
向配置することにより曲成されたワーク移動経路を持つ
マガジン内に段積み状態で収納し、そのワーク移動経路
の入口側からワークを押圧した状態で、その出口側から
ワークを切り出すようにしたことを特徴とする。
【0008】
【作用】ワークの厚みが大きい一端をガイドする曲率半
径の大きな外側壁面と、ワークの厚みが小さい他端をガ
イドする曲率半径の小さな内側壁面とを同心状に対向配
置することにより、曲成されたワーク移動経路を持つマ
ガジン内で、多数のワークは、段積み姿勢を崩すことな
く移動することが可能となる。
【0009】
【実施例】以下、図1乃至図3を参照しながら本発明の
一実施例を説明する。尚、図4と同一部分には同一参照
符号を付して重複説明は省略する。
【0010】本発明のマガジン(4)は、図1乃至図3
に示すように、ワーク(1)の厚み(T1)が大きい先端
部分(1A)をガイドする大きな曲率半径(R1)を有する
外側壁面(4A)と、ワーク(1)の厚み(T2)が小さい
基端部分(1B)をガイドする小さな曲率半径(R2)を有
する内側壁面(4B)とを、回転中心(O)の周りに同心
状に対向配置することによってC字状に弯曲したワーク
移動経路(5)を形成している。尚、このワーク移動経
路(5)の入口側には、図1(B)に示すようにワーク
(1)の押込み用プッシャ(6)が配設されており、ま
た、その出口側には、ワーク(1)の切出し構体(7)が
配設されている。
【0011】プッシャ(6)は、回転中心(O)の周りに
支持アーム(8)を介して揺動レバー(9)を回動可能に
支持すると共に、この揺動レバー(9)の下面に、ワー
ク移動経路(5)内に干渉することなく進入し得るよう
に曲率半径と幅寸法を調節されたC字状の押込みアーム
(10)を固着し、この押込みアーム(10)の先端部分に
ピン(11)で押込み片(12)を固着した構造を有する。
【0012】一方、切出し構体(7)は、図1(A)、
図2及び図3(A)に示すように、ワーク移動経路
(5)の出口側に到達したワーク(1)を上方から弾性的
に押圧する押さえ部材(13)と、この押さえ部材(13)
で一部〔図3(A)で示す斜め点線部分(13A)〕を押
圧された状態にあるワーク(1)に対して間歇的に送り
出し動作する切出しピン(14)とによって構成されてい
る。切出しピン(14)は、図2に示すように下端部に形
成された切出し刃(14A)の高さ(T3)を、ワーク(1)
の基端部分(1B)の厚み(T2)よりも僅かに低くするこ
とによって、切出しピン(14)の先端が上方からワーク
(1)の取り付け孔(1C)内に押込まれたとき、ワーク
移動経路(5)の出口側で移動端に位置するワーク(1)
のみに切出し刃(14A)を係合させる。切出しピン(1
4)は、移動端に位置するワーク(1)と係合した後、図
3に矢印(F)で示す方向に移動することによって、ワ
ーク移動経路(5)の出口側からワーク(1)を1枚ずつ
切出す。この矢印(F)方向へのワーク(1)の送り出し
動作を妨害しないように、図3(A)に斜め点線部分
(13A)で示すようにワーク(1)の一部を押さえ部材
(13)で押圧するようにしている。
【0013】一方、切出し構体(7)の後段、即ち、ワ
ーク(1)の移動方向(F)の後段には、切出し構体
(7)から解放されたワーク(1)を後続工程、例えば、
ベース(2)への組付け工程へ搬送するためのワークチ
ャック機構(15)が設けられている。ワークチャック機
構(15)は、図3(B)に示すように、ワーク(1)の
板厚方向(P1)及び長手方向(P2)に移動可能な2本1
組のピン(16A)(16B)と、このピン(16A)(16B)に
対して固定配置した2個1組のストッパ(17A)(17B)
から構成されている。ピン(16A)(16B)の下端には、
ワーク(1)の厚み(T2)を有する基端部分(1B)に穿
設されている取り付け孔(1C)内に嵌まり込む逆テーパ
部位(18)が設けられている。
【0014】ワーク(1)が切出し構体(7)の切出し刃
(14A)により矢印(F)方向に移動して所定位置に停止
すると、ワークチャック機構(15)による搬送動作が開
始される。先ず、図3(B)に実線で示すようにピン
(16A)(16B)を離間状態のまま下降させ、逆テーパ部
位(18)を取り付け孔(1C)内に挿入させる。この状態
でピン(16A)(16B)を、図3(B)に二点鎖線で示す
ように距離(e)だけ接近方向に移動させ、逆テーパ部
位(18)の外端を取り付け孔(1C)の一部と係合させ
る。この時、ピン(16A)(16B)の下端が逆テーパ状に
成形されているため、ワーク(1)は逆テーパ部位(1
8)に沿ってせり上がり、2本のピン(16A)(16B)間
に中心距離(P)を置いた状態でその上面をストッパ(1
7A)(17B)の下面に密着させる。この結果、ワーク
(1)は、ピン(16A)(16B)とストッパ(17A)(17
B)によりチャックされた状態となり、組付け工程への
搬送準備動作を終了する。この状態でワーク(1)が組
付け工程に到達すると、ピン(16A)(16B)が上述とは
逆動作して、ワーク(1)は、取り付け孔(1C)の中心
をベース(2)上の突起(19)の中心と一致させ状態で
ワークチャック機構(15)から離脱してベース(2)上
にセッティングされる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、一端と他端とで厚みを
異にするワークの複数枚を形崩れのない段積み状態でマ
ガジン内に収納することができる。この結果、従来の人
手によるワークの供給が不要となり、省力化の促進と工
数の減少に対して顕著な効果が発揮された。また、人手
によるワークの取扱いで問題とされていた変形や傷付き
等が解消され、歩留まりの向上に対しても注目すべき効
果が発揮された。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明のマガジンを示す上面図 (B)はマガジン及びワーク押込み用プッシャを示す正
面図
【図2】ワークと切出し構体の要部を示す拡大正面図
【図3】(A)はワークと切出し構体要部を示す拡大上
面図 (B)はワークチャック機構を示す拡大部分正面図
【図4】(A)は一端と他端との厚みの異なるワークの
一例を示す上面図 (B)は(A)のI−I線に沿う断面図 (C)はワークをベースにセッティングした状態を示す
斜視図
【符号の説明】
1 ワーク 4 マガジン 5 ワーク移動経路 6 プッシャ 7 切出し構体 15 ワークチャック機構

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークの厚みが大きい一端をガイドする
    曲率半径の大きな外側壁面と、ワークの厚みが小さい他
    端をガイドする曲率半径の小さな内側壁面とを同心状に
    対向配置することにより、曲成されたワーク移動経路を
    持つマガジンを具備したことを特徴とする段積み送り出
    し装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のマガジン内に曲成された
    ワーク移動経路の入口側にワーク押込み用プッシャを、
    且つ、出口側に押さえ部材及び切出しピンからなるワー
    ク切出し構体をそれぞれ配設し、ワーク切出し構体の後
    段にワークチャック機構を配設したことを特徴とする段
    積み送り出し装置。
  3. 【請求項3】 一端と他端とで厚みを異にするワーク
    を、その厚みが大きい一端をガイドする曲率半径の大き
    な外側管壁面と、厚みが小さい他端をガイドする曲率半
    径の小さな内側管壁面とを同心状に対向配置することに
    より曲成されたワーク移動経路を持つマガジン内に段積
    み状態で収納し、そのワーク移動経路の入口側からワー
    クを押圧した状態で、その出口側からワークを切り出す
    ようにしたことを特徴とする段積み送り出し方法。
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