JPH0343710Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0343710Y2
JPH0343710Y2 JP19652785U JP19652785U JPH0343710Y2 JP H0343710 Y2 JPH0343710 Y2 JP H0343710Y2 JP 19652785 U JP19652785 U JP 19652785U JP 19652785 U JP19652785 U JP 19652785U JP H0343710 Y2 JPH0343710 Y2 JP H0343710Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
hole
winding
nozzle
air suction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP19652785U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62104431U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP19652785U priority Critical patent/JPH0343710Y2/ja
Publication of JPS62104431U publication Critical patent/JPS62104431U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0343710Y2 publication Critical patent/JPH0343710Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、電子計算機用、VTR用小型磁気ヘ
ツドその他の部品の巻線を自動的に行うための巻
線装置において、線材を送出してワークの巻線用
穴に挿通するための巻線用ノズルに関する。
(従来の技術及び問題点) 電子計算機の記憶装置用小型磁気ヘツドは、コ
ア寸法が極めて小さくなつている。
第5図はこの種の磁気ヘツドコアの形状の1例
であり、1はコアで、2は巻線用穴である。
第6図は前記巻線用穴2に挿通し巻回する線材
の1例である。この線材(ワイヤー)の幅Wは例
えば0.13mm程度であり、前記巻線用穴2の長手寸
法Xは0.58mmでごく小さいため、自動巻線にはか
なりの工夫を有する。
第7図は従来の巻線装置を示す。この巻線装置
は、線材5を送出す送りローラー6と、ローラー
6より出た線材5をガイドするガイドチヤツク7
と、ワーク(コア)10の巻線用穴を通過した線
材5を吸引する吸引パイプ8とを備えている。
この場合、送りローラー6でより出た線材5を
ガイドチヤツク7で機械的にガイドしてワーク1
0に挿通するが、線材5の先端に少しでも曲がり
があると挿通不能となるので、ワーク10に線材
5を挿通する前に毎回線材先端部を切断してい
た。
しかし、そのように線材先端を切断してから線
材の挿通を実行しようとしても、電子計算機用小
型磁気ヘツドのようにワークとしてのコアの巻線
用穴が小さいと、挿通困難となる欠点があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記の点に鑑み、ごく小さな巻線用
穴に対しても線材を確実に挿通可能な巻線用ノズ
ルを提供しようとするものである。
本考案は、開閉自在に支持された一対のノズル
半割り体からなり、両半割り体は突き合わせ状態
において線材を導入し送出する線材用穴を構成す
る線材用溝と、該線材用溝に連通する空気吸引穴
とを備えた手段により、上記問題点を解決してい
る。
(作 用) 本考案の巻線用ノズルでは、空気吸引力を利用
して線材をノズル先端より送出してワークの巻線
用穴に挿通するから、線材送出過程において線材
の曲がりがなく、小さな巻線用穴に対しても確実
に線材を挿通できる。このため、従来自動巻線が
困難であつた電子計算機用小型磁気ヘツドの自動
巻線も可能となる。また、従来装置のように挿通
前に毎回線材先端部を切断する作業は、不必要で
あり、機構の簡素化も可能である。さらに、高速
でも円滑に線材の送出が可能であり、巻線作業の
高速化を図ることができる。
(実施例) 以下、本考案に係る巻線用ノズルの実施例を図
面に従つて説明する。
第1図及び第2図は本考案の巻線用ノズル及び
これに付随する機構部分を、第3図及び第4図は
巻線用ノズルの作用及び動きをそれぞれ示す。こ
れらの図において、線材供給側より線材5を導入
してワーク(例えば第5図の磁気ヘツドコア等)
10側に送出する巻線用ノズル15は、中央で2
分割した構造であつて、ノズル半割り体15A,
15Bとからなつている。これらのノズル半割り
体15A,15Bは、それぞれスライド台座16
A,16B上に固定され、各スライド台座16
A,16Bは支持部材17により線材5の進行方
向に垂直な第1図矢印P方向に摺動自在に支持さ
れている。前記各台座16A,16Bにはそれぞ
れカムフオロアとしてのローラー18が設けられ
ており、それらのローラー18間にノズル開閉矢
弦19が第4図のように前進して入つたとき、各
台座16A,16Bは開き、従つて巻線用ノズル
15は2つのノズル半割り体15A,15Bに分
離される。なお、ノズル開閉矢弦19が後退位置
にあるときは、図示しないばね等の力によりノズ
ル半割り体15A,15Bは突き合わされて一体
となつている。
第3図及び第4図にも示す如く、前記ノズル半
割り体15A,15Bには、両半割り体15A,
15Bが一体となつたときにノズル中央に線材用
穴20を構成するように線材用溝20A,20B
が形成され、さらに線材用溝20A,20Bにそ
れぞれ連通するように複数の空気吸引穴21が形
成され、空気吸引穴21には、それぞれバキユー
ムホース22が接続されている。バキユームホー
ス22の先端は真空ポンプ等の負圧源に結ばれ
る。ここで、前記線材用穴20の先端部内面は線
材5の送り出し位置を正確に規定するために円錐
面23となつており、前記線材用穴20における
線材5の進行方向(第3図矢印Q)と前記空気吸
引穴21の空気吸引方向(第3図矢印R)とが鈍
角をなしている。これは、線材5自身が空気吸引
穴21に引き込まれないようにするためである。
一方、線材5の送出方向に沿つて配置された軸
体25により摺動自在に支持されたスライダ26
には、空気吸引パイプ27がワーク10をはさん
で前記線材用穴20の先端開口に対向するように
配設されている。この空気吸引パイプ27にはパ
イプ用バキユームホース28が接続されている。
また、スライダ26側には、パイプ27の後退時
に線材5をつかんで一定の張力で線材5を引つ張
るしごきチヤツク29が設けられている。
以上の実施例の構成において、第1図及び第2
図のように巻線用ノズル15の線材用穴20の後
端側に挿入された線材5は、空気吸引による負圧
でノズル内に導入され、その線材5の先端は、線
材用穴先端部の円錐面23で正確に位置決めされ
て線材用穴20の先端開口よりワーク10の巻線
用穴に向かつて送出される。
ワーク10の巻線用穴に挿通された線材先端部
は、ワーク10をはさんで前記線材用穴20の先
端開口に近接対向状態にある空気吸引パイプ27
内に吸い込まれて引つ張られる。この空気吸引パ
イプ27はスライダ26の移動に伴い線材5を吸
引しつつ矢印Sの方向に移動する。
その後、しごきチヤツク29が線材5を挟持し
てスライダ26の移動台とともに矢印Sの方向に
移動し続ける。この際、ノズル開閉矢弦19が前
進して第4図のように前記スライド台座16A,
16Bを開き、ノズル15を2つの半割り体15
A,15Bに分離する。これにより、ノズル側の
線材5の送り出しは停止され、しごきチヤツク2
9によりワーク10を通過した線材5に対し一定
の張力が与えられる。
しごきチヤツク29で線材5に張力を与えた
後、線材5の先端は旋回され線材供給側に持つて
来られ、再び第1図及び第2図のように線材の先
端が巻線用ノズル15に導入されて上述の動作が
繰り返される。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案の巻線用ノズル
は、空気吸引力を利用して線材を先端より送出
し、ワークの巻線用穴に挿通するようにしたの
で、以下のような効果を得ることができる。
(1) 巻線用ノズル15の通過中に線材5が曲がる
ことなく、線材を正確に送り出すことができ、
従来困難であつた電子計算機用小型磁気ヘツド
等においても自動巻線が可能である。また、線
材の先端をいちいち切断する工程も不要であ
る。
(2) 構造が簡単であり、線材供給側の機構も簡単
でよい。
(3) ノズル15で円滑に線材を送出でき、自動巻
線の高速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る巻線用ノズル及びこれに
付随する機構部分を示す平面図、第2図は同側面
図、第3図はノズル半割り体が突き合わされ一体
化した状態の平断面図、第4図はノズル半割り体
が分離した状態の平面図、第5図は磁気ヘツドコ
アの1例を示す説明図、第6図は線材の1例を示
す断面図、第7図は従来の巻線装置を示す平面図
である。 10……ワーク、15……巻線用ノズル、20
……線材用穴、21……空気吸引穴、27……空
気吸引パイプ、29……しごきチヤツク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 開閉自在に支持された一対のノズル半割り体
    からなり、両半割り体は突き合わせ状態におい
    て線材を導入し送出する線材用穴を構成する線
    材用溝と、該線材用溝に連通する空気吸引穴と
    を備え、空気吸引力を利用して線材を先端より
    送出することを特徴とする巻線用ノズル。 (2) 前記線材用穴の先端部内面が円錐面となつて
    いる実用新案登録請求の範囲第1項記載の巻線
    用ノズル。 (3) 前記線材用穴における線材の進行方向と前記
    空気吸引穴の空気吸引方向とが鈍角をなしてい
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の巻線用
    ノズル。
JP19652785U 1985-12-23 1985-12-23 Expired JPH0343710Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19652785U JPH0343710Y2 (ja) 1985-12-23 1985-12-23

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19652785U JPH0343710Y2 (ja) 1985-12-23 1985-12-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62104431U JPS62104431U (ja) 1987-07-03
JPH0343710Y2 true JPH0343710Y2 (ja) 1991-09-12

Family

ID=31155431

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19652785U Expired JPH0343710Y2 (ja) 1985-12-23 1985-12-23

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0343710Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62104431U (ja) 1987-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0343710Y2 (ja)
JPH0436568B2 (ja)
KR910009300B1 (ko) 권선장치
JPH046189Y2 (ja)
JPH0514499Y2 (ja)
JPS58206112A (ja) トロイダル型コアの巻線装置
JPS63311714A (ja) 巻線機
JPS6231106A (ja) トロイダル形コアの巻線装置
JPS6243531B2 (ja)
JPH01278007A (ja) 巻線装置
JPH02119109A (ja) 磁気ヘッド用巻線機
JP2579772B2 (ja) 位置決め装置の制御方法
JP3664685B2 (ja) ワーク穴へのワイヤ挿通装置及びワイヤ挿通方法
JP2572446B2 (ja) 空心コイル巻線挿入装置
KR890001898B1 (ko) 권선(卷線)방법 및 그 권선장치
JP2699432B2 (ja) 管状部品の切断挿入装置
JPH02119112A (ja) 磁気ヘッド用巻線機
JPH01125814A (ja) ワイヤ挿入装置
JPS62125613A (ja) トロイダル巻線装置における線材曲り矯正機構
JPS61180418A (ja) 線材端部の巻ぐせの除去方法及び装置
JPS5994409A (ja) 巻線装置用線供給装置
JPS6187312A (ja) 巻線方法およびその巻線装置
JPS6322606B2 (ja)
JPS63258737A (ja) テ−プ貼り付け機
JPS6241089U (ja)