JPH046189Y2 - - Google Patents
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- JPH046189Y2 JPH046189Y2 JP1985199966U JP19996685U JPH046189Y2 JP H046189 Y2 JPH046189 Y2 JP H046189Y2 JP 1985199966 U JP1985199966 U JP 1985199966U JP 19996685 U JP19996685 U JP 19996685U JP H046189 Y2 JPH046189 Y2 JP H046189Y2
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- winding
- chuck
- hole
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- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 48
- 238000010409 ironing Methods 0.000 claims description 12
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、電子計算機用、VTR用小型磁気ヘ
ツドその他の部品の巻線を自動的に行うための巻
線装置に関する。
ツドその他の部品の巻線を自動的に行うための巻
線装置に関する。
(従来の技術及び問題点)
電子計算機の記憶装置用小型磁気ヘツドは、コ
ア寸法が極めて小さくなつている。
ア寸法が極めて小さくなつている。
第14図はこの種の磁気ヘツドコアの形状の1
例であり、1はコアで、2は巻線用穴である。
例であり、1はコアで、2は巻線用穴である。
第15図は前記巻線用穴2に挿通し巻回する線
材の1例である。この線材(ワイヤー)の幅Wは
例えば0.13mm程度であり、前記巻線用穴2の長手
寸法Xは0.58mmでごく小さいため、自動巻線には
かなりの工夫を有する。
材の1例である。この線材(ワイヤー)の幅Wは
例えば0.13mm程度であり、前記巻線用穴2の長手
寸法Xは0.58mmでごく小さいため、自動巻線には
かなりの工夫を有する。
第16図は従来の巻線装置を示す。この巻線装
置は、線材5を送出す送りローラー6と、ローラ
ー6より出た線材5をガイドするガイドチヤツク
7と、ワーク(コア)10の巻線用穴を通過した
線材5を吸引する吸引パイプ8とを備えている。
置は、線材5を送出す送りローラー6と、ローラ
ー6より出た線材5をガイドするガイドチヤツク
7と、ワーク(コア)10の巻線用穴を通過した
線材5を吸引する吸引パイプ8とを備えている。
この場合、送りローラー6でより出た線材5を
ガイドチヤツク7で機械的にガイドしてワーク1
0に連通するが、線材5の先端に少しでも曲がり
があると挿通不能となるので、ワーク10に線材
5を連通する前に毎回線材先端部を切断してい
た。
ガイドチヤツク7で機械的にガイドしてワーク1
0に連通するが、線材5の先端に少しでも曲がり
があると挿通不能となるので、ワーク10に線材
5を連通する前に毎回線材先端部を切断してい
た。
しかし、そのように線材先端を切断してから線
材の挿通を実行しようとしても、電子計算機用小
型磁気ヘツドのようにワークとしてのコアの巻線
用穴が小さいと、挿通困難となる欠点があつた。
材の挿通を実行しようとしても、電子計算機用小
型磁気ヘツドのようにワークとしてのコアの巻線
用穴が小さいと、挿通困難となる欠点があつた。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、上記の点に鑑み、ごく小さな巻線用
穴に対しても線材を確実に挿通し巻回可能な巻線
装置を提供しようとするものである。
穴に対しても線材を確実に挿通し巻回可能な巻線
装置を提供しようとするものである。
本考案は、線材を導入し送出する線材用穴及び
該線材用穴に連通する空気吸引穴とを有するノズ
ルと、前記線材用穴の先端開口に対向しており、
ワークの巻線用穴に挿通された線材を吸引する空
気吸引パイプと、該空気吸引パイプで吸引されて
いる線材を保持して引つ張るしごきチヤツクと、
該しごきチヤツクで保持された線材の先端を前記
ノズルの線材導入側に持つて行く巻き付けチヤツ
クとを備えた手段により、上記問題点を解決して
いる。
該線材用穴に連通する空気吸引穴とを有するノズ
ルと、前記線材用穴の先端開口に対向しており、
ワークの巻線用穴に挿通された線材を吸引する空
気吸引パイプと、該空気吸引パイプで吸引されて
いる線材を保持して引つ張るしごきチヤツクと、
該しごきチヤツクで保持された線材の先端を前記
ノズルの線材導入側に持つて行く巻き付けチヤツ
クとを備えた手段により、上記問題点を解決して
いる。
(作用)
本考案の巻線装置では、空気吸引力を利用して
線材をノズル先端より送出してワークの巻線用穴
に挿通するから、線材送出過程において線材の曲
がりがなく、小さな巻線用穴に対しても確実に線
材を挿通でき、しごきチヤツク及び巻き付けチヤ
ツクにより所定のテンシヨンで線材の巻回ができ
る。このため、従来自動巻線が困難であつた電子
計算機用小型磁気ヘツドの自動巻線も可能とな
る。また、従来装置のように挿通前に毎回線材先
端部を切断する作業は、不必要であり、機構の簡
素化も可能である。さらに、高速でも円滑に線材
の送出が可能であり、巻線作業の高速化を図るこ
とができる。
線材をノズル先端より送出してワークの巻線用穴
に挿通するから、線材送出過程において線材の曲
がりがなく、小さな巻線用穴に対しても確実に線
材を挿通でき、しごきチヤツク及び巻き付けチヤ
ツクにより所定のテンシヨンで線材の巻回ができ
る。このため、従来自動巻線が困難であつた電子
計算機用小型磁気ヘツドの自動巻線も可能とな
る。また、従来装置のように挿通前に毎回線材先
端部を切断する作業は、不必要であり、機構の簡
素化も可能である。さらに、高速でも円滑に線材
の送出が可能であり、巻線作業の高速化を図るこ
とができる。
(実施例)
以下、本考案に係る巻線装置の実施例を図面に
従つて説明する。
従つて説明する。
第1図及び第2図は線材を導入し送出するノズ
ル及びこれに付随する機構部分を、第3図及び第
4図はノズルの作用及び動きをそれぞれ示す。
ル及びこれに付随する機構部分を、第3図及び第
4図はノズルの作用及び動きをそれぞれ示す。
これらの図において、線材供給側より線材5を
導入してワーク(例えば第14図の磁気ヘツドコ
ア等)10側に送出するノズル15は、中央で2
分割した構造であつて、ノズル半割り体15A,
15Bとからなつている。これらのノズル半割り
体15A,15Bは、それぞれスライド台座16
A,16B上に固定され、各スライド台座16
A,16Bは支持部材17により線材5の進行方
向に垂直な第1図矢印P方向に摺動自在に支持さ
れている。前記各台座16A,16Bにはそれぞ
れカムフオロアとしてのローラー18が設けられ
ており、それらのローラー18間にノズル開閉矢
弦19が第4図のように前進して入つたとき、各
台座16A,16Bは開き、従つてノズル15は
2つのノズル半割り体15A,15Bに分離され
る。なお、ノズル開閉矢弦19が後退位置にある
ときは、図示しないばね等の力によりノズル半割
り体15A,15Bは突き合わされて一体となつ
ている。
導入してワーク(例えば第14図の磁気ヘツドコ
ア等)10側に送出するノズル15は、中央で2
分割した構造であつて、ノズル半割り体15A,
15Bとからなつている。これらのノズル半割り
体15A,15Bは、それぞれスライド台座16
A,16B上に固定され、各スライド台座16
A,16Bは支持部材17により線材5の進行方
向に垂直な第1図矢印P方向に摺動自在に支持さ
れている。前記各台座16A,16Bにはそれぞ
れカムフオロアとしてのローラー18が設けられ
ており、それらのローラー18間にノズル開閉矢
弦19が第4図のように前進して入つたとき、各
台座16A,16Bは開き、従つてノズル15は
2つのノズル半割り体15A,15Bに分離され
る。なお、ノズル開閉矢弦19が後退位置にある
ときは、図示しないばね等の力によりノズル半割
り体15A,15Bは突き合わされて一体となつ
ている。
第3図は及び第4図にも示す如く、前記ノズル
半割り体15A,15Bには、両半割り体15
A,15Bが一体となつたときにノズル中央に線
材用穴20を構成するように線材用溝20A,2
0Bが形成され、さらに線材用溝20A,20B
にそれぞれ連通するように複数の空気吸引穴21
が形成され、空気吸引穴21には、それぞれバキ
ユームホース22が接続されている。バキユーム
ホース22の先端は真空ポンプ等の負圧源に結ば
れる。ここで、前記前記線材用穴20の先端部内
面は線材5の送り出し位置を正確に規定するため
に円錐面23となつており、前記線材用穴20に
おける線材5の進行方向(第3図矢印Q)と前記
空気吸引穴21の空気吸引方向(第3図矢印R)
とが鈍角をなしている。これは、線材5自身が空
気吸引穴21に引き込まれないようにするためで
ある。
半割り体15A,15Bには、両半割り体15
A,15Bが一体となつたときにノズル中央に線
材用穴20を構成するように線材用溝20A,2
0Bが形成され、さらに線材用溝20A,20B
にそれぞれ連通するように複数の空気吸引穴21
が形成され、空気吸引穴21には、それぞれバキ
ユームホース22が接続されている。バキユーム
ホース22の先端は真空ポンプ等の負圧源に結ば
れる。ここで、前記前記線材用穴20の先端部内
面は線材5の送り出し位置を正確に規定するため
に円錐面23となつており、前記線材用穴20に
おける線材5の進行方向(第3図矢印Q)と前記
空気吸引穴21の空気吸引方向(第3図矢印R)
とが鈍角をなしている。これは、線材5自身が空
気吸引穴21に引き込まれないようにするためで
ある。
第5図及び第6図はノズル15の線材用穴20
の先端開口に対向してワーク10の巻線用穴に挿
通された線材5を吸引するための空気吸引パイプ
と、該空気吸引パイプで吸引されている線材を保
持して引つ張るしごきチヤツク及びこれに付随す
る機構部分を示す。
の先端開口に対向してワーク10の巻線用穴に挿
通された線材5を吸引するための空気吸引パイプ
と、該空気吸引パイプで吸引されている線材を保
持して引つ張るしごきチヤツク及びこれに付随す
る機構部分を示す。
これらの図において、線材5の送出方向に沿つ
て配置された軸体25により摺動自在に支持され
たスライダ26には、空気吸引パイプ27がワー
ク10をはさんで前記線材用穴20の先端開口に
対向するように配設されている。この空気吸引パ
イプ27にはパイプ用バキユームホース28が接
続されている。また、スライダ26側には、第5
図のようにパイプ27の後退時に線材5をつかん
で一定の張力で線材5を引つ張るしごきチヤツク
29が設けられている。
て配置された軸体25により摺動自在に支持され
たスライダ26には、空気吸引パイプ27がワー
ク10をはさんで前記線材用穴20の先端開口に
対向するように配設されている。この空気吸引パ
イプ27にはパイプ用バキユームホース28が接
続されている。また、スライダ26側には、第5
図のようにパイプ27の後退時に線材5をつかん
で一定の張力で線材5を引つ張るしごきチヤツク
29が設けられている。
しごきチヤツク29は、一対の挟持部材29
A,29Bを有し、該挟持部材29A,29B
は、空気吸引パイプ27先端部分のスプラインに
摺動自在に嵌合する支持部材30に枢着されてい
る。両挟持部材29A,29Bは伸長ばね31に
より閉じる方向に付勢されている。各挟持部材2
9A,29Bにはローラー32が枢着され、第5
図のように空気吸引パイプ27がワーク10側に
前進している状態ではローラー32間隔は空気吸
引パイプ27の太径部分により広げられ、従つて
挟持部材29A,29B先端は開いている。
A,29Bを有し、該挟持部材29A,29B
は、空気吸引パイプ27先端部分のスプラインに
摺動自在に嵌合する支持部材30に枢着されてい
る。両挟持部材29A,29Bは伸長ばね31に
より閉じる方向に付勢されている。各挟持部材2
9A,29Bにはローラー32が枢着され、第5
図のように空気吸引パイプ27がワーク10側に
前進している状態ではローラー32間隔は空気吸
引パイプ27の太径部分により広げられ、従つて
挟持部材29A,29B先端は開いている。
前記スライダ26にはワイヤ33が接続され、
該ワイヤ33はモータ等の駆動力により一定のテ
ンシヨン(張力)で第5図の矢印S方向に引つ張
られるようになつている。スライダ26がS方向
に移動すると空気吸引パイプ27はこれと一体に
動くが基台34側のアーム35先端のローラー3
6が前記挟持部材側のローラー32に当たるた
め、しごきチヤツク29の動きは一定量遅れ、ロ
ーラー32が空気吸引パイプ27の細径部分に当
接して挟持部材29A,29Bの先端が閉じた状
態となつてから移動を開始する。従つて、第5図
1点鎖線及び第6図のように、しごきチヤツク2
9は一定のテンシヨンで線材5を挟持してS方向
に移動する。
該ワイヤ33はモータ等の駆動力により一定のテ
ンシヨン(張力)で第5図の矢印S方向に引つ張
られるようになつている。スライダ26がS方向
に移動すると空気吸引パイプ27はこれと一体に
動くが基台34側のアーム35先端のローラー3
6が前記挟持部材側のローラー32に当たるた
め、しごきチヤツク29の動きは一定量遅れ、ロ
ーラー32が空気吸引パイプ27の細径部分に当
接して挟持部材29A,29Bの先端が閉じた状
態となつてから移動を開始する。従つて、第5図
1点鎖線及び第6図のように、しごきチヤツク2
9は一定のテンシヨンで線材5を挟持してS方向
に移動する。
第7図は、しごきチヤツク29で保持された線
材5の先端を前記ノズル15の線材導入側に持つ
て行く巻き付けチヤツク及びこれに付随する旋回
機構部分の構成と動作の概略を示し、第8図及び
第9図は巻き付けチヤツク及び旋回機構部分の詳
細を示す。
材5の先端を前記ノズル15の線材導入側に持つ
て行く巻き付けチヤツク及びこれに付随する旋回
機構部分の構成と動作の概略を示し、第8図及び
第9図は巻き付けチヤツク及び旋回機構部分の詳
細を示す。
これらの図に示すように、旋回機構40は、巻
き付けチヤツク41と、ガイドローラー42と、
巻き付けドラム43を具備している。
き付けチヤツク41と、ガイドローラー42と、
巻き付けドラム43を具備している。
また、基台側に軸支された回転主軸44によつ
て回動ブロツク45が回動自在に支持され、該回
動ブロツク45に螺旋軸46が軸支され、ガイド
部材47が立設されている。前記回転主軸44の
軸心はワーク10の巻線用穴に略一致するように
設定されており、回転主軸44はサーボモータ等
の駆動源に連結されている。
て回動ブロツク45が回動自在に支持され、該回
動ブロツク45に螺旋軸46が軸支され、ガイド
部材47が立設されている。前記回転主軸44の
軸心はワーク10の巻線用穴に略一致するように
設定されており、回転主軸44はサーボモータ等
の駆動源に連結されている。
螺旋軸46には、これに螺合する雌螺子を有す
る昇降ブロツク48が昇降自在に設けられ、昇降
ブロツク48は螺旋軸46とともに回転してしま
わないようにガイド部材47で昇降方向に摺動自
在にガイドされている。
る昇降ブロツク48が昇降自在に設けられ、昇降
ブロツク48は螺旋軸46とともに回転してしま
わないようにガイド部材47で昇降方向に摺動自
在にガイドされている。
昇降ブロツク48には第9図のように巻き付け
ドラム用回転軸49が軸支され、該回転軸49の
後端は、歯車50,51を介してステツピングモ
ータ52に接続され、回転軸49の先端には回転
板53が固着されている。回転板53にはボール
ブツシユ54を介してドラム取り付け板55が支
持され、回転板53側のエアーシリンダ56で前
進及び後退方向に駆動されるようになつている。
ドラム取り付け板55には線材5が外接する巻き
付けドラム43が設けられている。ここで、前記
ドラム用回転軸49の軸心と前記ドラム43の中
心とは一致するように設定されている。また、ド
ラム基部よりアーム57を介して線材を挟持する
巻き付けチヤツク41及び線材が外接するガイド
ローラー42が設置されている。
ドラム用回転軸49が軸支され、該回転軸49の
後端は、歯車50,51を介してステツピングモ
ータ52に接続され、回転軸49の先端には回転
板53が固着されている。回転板53にはボール
ブツシユ54を介してドラム取り付け板55が支
持され、回転板53側のエアーシリンダ56で前
進及び後退方向に駆動されるようになつている。
ドラム取り付け板55には線材5が外接する巻き
付けドラム43が設けられている。ここで、前記
ドラム用回転軸49の軸心と前記ドラム43の中
心とは一致するように設定されている。また、ド
ラム基部よりアーム57を介して線材を挟持する
巻き付けチヤツク41及び線材が外接するガイド
ローラー42が設置されている。
前記巻き付けチヤツク41は一対の挟持部材4
1A,41Bを有し、両挟持部材41A,41B
はアーム57に枢着され、両挟持部材間の伸長ば
ね60により先端が閉じる方向に付勢されてい
る。また、一方の挟持部材後部には小型エアーシ
リンダ61が固定され、このエアーシリンダ61
のロツドが伸動したとき両挟持部材41A,41
Bの先端を開くようになつている。
1A,41Bを有し、両挟持部材41A,41B
はアーム57に枢着され、両挟持部材間の伸長ば
ね60により先端が閉じる方向に付勢されてい
る。また、一方の挟持部材後部には小型エアーシ
リンダ61が固定され、このエアーシリンダ61
のロツドが伸動したとき両挟持部材41A,41
Bの先端を開くようになつている。
このような旋回機構40は、前記昇降ブロツク
48が螺旋軸46の先端側に位置するとき、第7
図の曲線J1のように線材最長時軌跡を描く。ま
た、ワーク10に線材が巻回されて行くに従つて
線材の残りの長さは短くなるから、螺旋軸46の
回転により昇降ブロツク48を回転主軸44側に
近付けて旋回半径を短縮する。第7図の曲線J2
は線材最短時軌跡である。
48が螺旋軸46の先端側に位置するとき、第7
図の曲線J1のように線材最長時軌跡を描く。ま
た、ワーク10に線材が巻回されて行くに従つて
線材の残りの長さは短くなるから、螺旋軸46の
回転により昇降ブロツク48を回転主軸44側に
近付けて旋回半径を短縮する。第7図の曲線J2
は線材最短時軌跡である。
以上の実施例の構成において、第1図及び第2
図のようにノズル15の線材用穴20の後端側に
挿入された線材5は、空気吸引による負圧でノズ
ル内に導入され、その線材5の先端は、線材用穴
先端部の円錐面23で正確に位置決めされて線材
用穴20の先端開口よりワーク10の巻線用穴に
向かつて送出される。
図のようにノズル15の線材用穴20の後端側に
挿入された線材5は、空気吸引による負圧でノズ
ル内に導入され、その線材5の先端は、線材用穴
先端部の円錐面23で正確に位置決めされて線材
用穴20の先端開口よりワーク10の巻線用穴に
向かつて送出される。
ワーク10の巻線用穴に挿通された線材先端部
は、ワーク10をはさんで前記線材用穴20の先
端開口に近接対向状態にある空気吸引パイプ27
内に吸い込まれて引つ張られる。この空気吸引パ
イプ27はスライダ26の移動に伴い線材5を吸
引しつつ矢印Sの方向に移動する。
は、ワーク10をはさんで前記線材用穴20の先
端開口に近接対向状態にある空気吸引パイプ27
内に吸い込まれて引つ張られる。この空気吸引パ
イプ27はスライダ26の移動に伴い線材5を吸
引しつつ矢印Sの方向に移動する。
その後、しごきチヤツク29が線材5を挟持し
てスライダ26の移動とともに矢印Sの方向に第
6図のごとく移動し続ける。この際、ノズル開閉
矢弦19が前進して第4図のように前記スライド
台座16A,16Bを開き、ノズル15を2つの
半割り体15A,15Bに分離する。これによ
り、ノズル側の線材5の送り出しは停止され、し
ごきチヤツク29によりワーク10を通過した線
材5に対し一定のテンシヨン(張力)が与えられ
る。
てスライダ26の移動とともに矢印Sの方向に第
6図のごとく移動し続ける。この際、ノズル開閉
矢弦19が前進して第4図のように前記スライド
台座16A,16Bを開き、ノズル15を2つの
半割り体15A,15Bに分離する。これによ
り、ノズル側の線材5の送り出しは停止され、し
ごきチヤツク29によりワーク10を通過した線
材5に対し一定のテンシヨン(張力)が与えられ
る。
しごきチヤツク29で線材5にテンシヨンを与
えた後、しごきチヤツク29の手前において第6
図のように待機していた巻き付けチヤツク41
は、第8図のエアーシリンダ56の伸動によりド
ラム取り付け板55とともに前進し、さらに小型
エアーシリンダ61の作動により各挟持部材41
A,41Bの先端を閉じて線材5を挟持し、巻き
付けドラム43の回転に従つて第10図のように
A1,A2,A3位置へ移動する。
えた後、しごきチヤツク29の手前において第6
図のように待機していた巻き付けチヤツク41
は、第8図のエアーシリンダ56の伸動によりド
ラム取り付け板55とともに前進し、さらに小型
エアーシリンダ61の作動により各挟持部材41
A,41Bの先端を閉じて線材5を挟持し、巻き
付けドラム43の回転に従つて第10図のように
A1,A2,A3位置へ移動する。
次いで、回転主軸44を中心として巻き付けチ
ヤツク41、ガイドローラー42及びドラム43
を含む機構部分が矢印Kのように旋回し、これら
は第11図の位置にくる。これとともに線材押さ
え70により線材5を押さえる。その後、螺旋軸
46が回転して昇降ブロツク48が下降し、第1
2図のように巻き付けチヤツク41、ガイドロー
ラー42及びドラム43はB1位置からB2位置と
なりノズル15の線材導入側に近接する。この
際、ドラム外周より空気を噴き出して線材5にテ
ンシヨンを与えて線材5がたるまないようにす
る。これにより、ワーク10の巻線用穴に挿通さ
れた線材5の先端が再びノズル15の空気吸引力
によつて線材用穴20に導入される。
ヤツク41、ガイドローラー42及びドラム43
を含む機構部分が矢印Kのように旋回し、これら
は第11図の位置にくる。これとともに線材押さ
え70により線材5を押さえる。その後、螺旋軸
46が回転して昇降ブロツク48が下降し、第1
2図のように巻き付けチヤツク41、ガイドロー
ラー42及びドラム43はB1位置からB2位置と
なりノズル15の線材導入側に近接する。この
際、ドラム外周より空気を噴き出して線材5にテ
ンシヨンを与えて線材5がたるまないようにす
る。これにより、ワーク10の巻線用穴に挿通さ
れた線材5の先端が再びノズル15の空気吸引力
によつて線材用穴20に導入される。
その後、第13図のように巻き付けチヤツク4
1は開いて線材5を開放し、第8図及び第9図の
ドラム取り付け板55とともに後退し、第13図
矢印Lのように回転主軸44を中心として巻き付
けチヤツク41、ガイドローラー42及びドラム
43を含む機構部分が旋回して復帰する。
1は開いて線材5を開放し、第8図及び第9図の
ドラム取り付け板55とともに後退し、第13図
矢印Lのように回転主軸44を中心として巻き付
けチヤツク41、ガイドローラー42及びドラム
43を含む機構部分が旋回して復帰する。
以後、線材5の先端は、再び第1図及び第2図
のようにワーク側に送出されて上述の動作が繰り
返される。
のようにワーク側に送出されて上述の動作が繰り
返される。
(考案の効果)
以上説明したように、本考案の巻線装置は、線
材を導入し送出する線材用穴及び該線材用穴に連
通する空気吸引穴とを有するノズルと、前記線材
用穴の先端開口に対向しており、ワークの巻線用
穴に挿通された線材を吸引する空気吸引パイプ
と、該空気吸引パイプで吸引されている線材を保
持して引つ張るしごきチヤツクと、該しごきチヤ
ツクで保持された線材の先端を前記ノズルの線材
導入側に持つて行く巻き付けチヤツクとを備えた
構成としたので、以下のような効果を得ることが
できる。
材を導入し送出する線材用穴及び該線材用穴に連
通する空気吸引穴とを有するノズルと、前記線材
用穴の先端開口に対向しており、ワークの巻線用
穴に挿通された線材を吸引する空気吸引パイプ
と、該空気吸引パイプで吸引されている線材を保
持して引つ張るしごきチヤツクと、該しごきチヤ
ツクで保持された線材の先端を前記ノズルの線材
導入側に持つて行く巻き付けチヤツクとを備えた
構成としたので、以下のような効果を得ることが
できる。
(1) ノズル15の通過中に線材5が曲がることが
なく、線材を正確に送り出すことができ、従来
困難であつた電子計算機用小型磁気ヘツド等に
おいても自動巻線が可能である。また、線材の
先端をいちいち切断する工程も不要である。
なく、線材を正確に送り出すことができ、従来
困難であつた電子計算機用小型磁気ヘツド等に
おいても自動巻線が可能である。また、線材の
先端をいちいち切断する工程も不要である。
(2) ワークに対して線材を挿通するだけでなく、
線材に所定のテンシヨンを付与しながら複数回
巻回することができる。
線材に所定のテンシヨンを付与しながら複数回
巻回することができる。
(3) ノズル15で円滑に線材を送出でき、自動巻
線の高速化を図ることができる。
線の高速化を図ることができる。
第1図は本考案に係る巻線装置の実施例であつ
てノズル及びこれに付随する機構部分を示す平面
図、第2図は同側面図、第3図はノズル半割り体
が突き合わされ一体化した状態の平断面図、第4
図はノズル半割り体が分離した状態の平面図、第
5図は空気吸引パイプ及びしごきチヤツク部分を
示す側断面図、第6図は空気吸引パイプ及びしご
きチヤツクの動作を示す概略側面図、第7図は巻
き付けチヤツクを有する旋回機構の動作を示す概
略側面図、第8図は巻き付けチヤツクを有する旋
回機構の正断面図、第9図は同平断面図、第10
図乃至第13図は旋回機構の動作を順に示す概略
側面図、第14図は磁気ヘツドコアの1例を示す
説明図、第15図は線材の1例を示す断面図、第
16図は従来の巻線装置を示す平面図である。 10……ワーク、15……ノズル、20……線
材用穴、21……空気吸引穴、27……空気吸引
パイプ、29……しごきチヤツク、40……旋回
機構、41……巻き付けチヤツク、42……ガイ
ドローラー、43……巻き付けドラム。
てノズル及びこれに付随する機構部分を示す平面
図、第2図は同側面図、第3図はノズル半割り体
が突き合わされ一体化した状態の平断面図、第4
図はノズル半割り体が分離した状態の平面図、第
5図は空気吸引パイプ及びしごきチヤツク部分を
示す側断面図、第6図は空気吸引パイプ及びしご
きチヤツクの動作を示す概略側面図、第7図は巻
き付けチヤツクを有する旋回機構の動作を示す概
略側面図、第8図は巻き付けチヤツクを有する旋
回機構の正断面図、第9図は同平断面図、第10
図乃至第13図は旋回機構の動作を順に示す概略
側面図、第14図は磁気ヘツドコアの1例を示す
説明図、第15図は線材の1例を示す断面図、第
16図は従来の巻線装置を示す平面図である。 10……ワーク、15……ノズル、20……線
材用穴、21……空気吸引穴、27……空気吸引
パイプ、29……しごきチヤツク、40……旋回
機構、41……巻き付けチヤツク、42……ガイ
ドローラー、43……巻き付けドラム。
Claims (1)
- 線材を導入し送出する線材用穴及び該線材用穴
に連通する空気吸引穴とを有するノズルと、前記
線材用穴の先端開口に対向しており、ワークの巻
線用穴に挿通された線材を吸引する空気吸引パイ
プと、該空気吸引パイプで吸引されている線材を
保持して引つ張るしごきチヤツクと、該しごきチ
ヤツクで保持された線材の先端を前記ノズルの線
材導入側に持つて行く巻き付けチヤツクとを備え
たことを特徴とする巻線装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985199966U JPH046189Y2 (ja) | 1985-12-28 | 1985-12-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985199966U JPH046189Y2 (ja) | 1985-12-28 | 1985-12-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62112130U JPS62112130U (ja) | 1987-07-17 |
JPH046189Y2 true JPH046189Y2 (ja) | 1992-02-20 |
Family
ID=31162083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985199966U Expired JPH046189Y2 (ja) | 1985-12-28 | 1985-12-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH046189Y2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5940516A (ja) * | 1982-08-31 | 1984-03-06 | Canon Inc | 巻線装置 |
JPS5965419A (ja) * | 1982-10-06 | 1984-04-13 | Hitachi Ltd | トロイダルコア巻線機の線材矯正方法 |
JPS6095911A (ja) * | 1983-10-31 | 1985-05-29 | Toshiba Corp | 巻線機 |
-
1985
- 1985-12-28 JP JP1985199966U patent/JPH046189Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5940516A (ja) * | 1982-08-31 | 1984-03-06 | Canon Inc | 巻線装置 |
JPS5965419A (ja) * | 1982-10-06 | 1984-04-13 | Hitachi Ltd | トロイダルコア巻線機の線材矯正方法 |
JPS6095911A (ja) * | 1983-10-31 | 1985-05-29 | Toshiba Corp | 巻線機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62112130U (ja) | 1987-07-17 |
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