JP2713686B2 - 糸端固定方法 - Google Patents

糸端固定方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は糸条パツケージの糸端固
定方法、更に詳しくは最外層の糸端を固定することによ
り搬送途中での糸端の垂れや乱れを防止すると共にパツ
ケージ最外層の剥取り作業における糸端の取り出しを容
易にさせるパツケージの形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ポリエステル繊維のような合成繊
維の製造においては生産の効率化を図るため、従来人手
で行われていたパツケージ外層部の剥取作業を自動化す
る試みがなされてきたが、この場合パツケージが玉揚げ
されてから搬送されてくるまでの工程内において空調等
の風の乱れ、パツケージの振動等の影響によりパツケー
ジの糸端の垂れや乱れを発生し、このため糸端を容易に
取り出すことが難しくなり、自動化を実施する上からだ
大きな障害となつていた。
【0003】かかる問題を解決するため、巻取機に切替
え終了時点で製糸工程で使用した同一の油剤による糸端
糊付け固定方法(特公平3―38188号公報)やパツ
ケージ表面に加圧ジエツト噴射ノズルによりパツケージ
表面に糸端を交絡させる方法(特開昭63―57477
号公報)などが提案されている。
【0004】このような方法においても、糸端は固定さ
れ搬送途中のパツケージの糸端の垂れや乱れを防止する
ことは可能である。
【0005】しかし、糊付け方法では油剤の付着斑が発
生し染色斑になつたり、パツケージ表面に糸端を交絡さ
せる方法では交絡させる部分や交絡ノズルの圧力等によ
つて品質の保証されない部分の範囲が拡大されるばかり
か、糸端がパツケージの中に埋まってしまい糸端を取り
出すことができなくなつたりして、安定的な糸端の固定
が困難であつた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる問題を
解決し、パツケージの糸端が搬送途中に垂れ下がつたり
乱れたりすることなく、安定かつ確実な糸端の固定方法
を提供することを目的としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は巻き
取られた糸条パツケージから巻き終りの糸端を取り出し
該糸端を固定する方法において、ボビンホルダーに挿着
したパツケージを回転してパツケージ側方に設けた吸引
器に糸端を吸引保持するとともに、ボビンホルダーと平
行に並設した糸端規制バーを吸引保持中の糸端とパツケ
ージの間に移行し、糸端規制バーをパツケージとその最
外層糸条の間に押し入れ、パツケージ表面に沿って少な
くとも吸引保持中の糸端との重なり位置が形成されるま
で回転させ、該重なり位置にボビンホルダーの側方位置
に配設した糸条流体処理装置を移動して前記重なり位置
にある糸端と最外層糸条を絡み合わせて糸端をパツケー
ジに固定することを特徴とする糸端固定方法、および巻
き終りの糸端をパツケージ最外層糸条に絡み合わせて固
定したパツケージをボビンホルダーより取出す際に、糸
条絡合部に向って取出方向とほぼ同方向に圧力気体を噴
出することを特徴とする糸端固定方法である。
【0008】
【実施例】次に、本発明を図面に基いて説明する。図1
は本発明を実施するに好適な装置の概略斜視図、図2は
図1の糸端規制バーの取付部分を説明するための要部断
面図である。
【0009】図において、1は装置本体のフレームで、
該フレーム1の直立板1aには糸条パツケージPを把持
するボビンホルダー2が軸受4を介して取付けられ、そ
の後端2aが直立板1aに固定されたモータ3の駆動軸
3aと連結して回転可能にされている。
【0010】ボビンホルダー2の後部には軸受5を介し
てプーリ6が回転自在に取り付けられている。プーリ6
にはそのリム6aと並列して前部側に後述の糸端規制バ
ー10を支持するガイド板7がリム6aと平行するよう
にボス6bに固定されている。
【0011】ガイド板7はその前面に形成したスライド
用ガイド8にリニアベアリングなどで滑動もしくは摺動
自在に配されたスライダー9が係合しており、このスラ
イダー9に図1に示す位置で上下方向に所定間隔を置い
てボビンホルダー2の先端部近くまで平行に延びる2本
のロッド体10a,10bからなる糸端規制バー(ツイ
ンシャフト)10が取付けられ、更に糸端規制バー10
に直交してガイド板7と平行に歯車としてのラック12
が突設されている。なお、糸端規制バーの2本のロッド
体10a,10bは一体としても、また別体としての構
造としてもよいが、両者の間に補強もしくは間隔保持体
11で連結するのが好ましい。これらロッド体10a,
10b,間隔保持体11は管体で構成してもよいことは
いうまでもない。更に、糸端規制バー10の糸条接触位
置には、図11及び12に示すように糸端規制溝10c
を設けるのが好ましい。
【0012】また、ガイド板7の外端部には駆動軸にピ
ニオンを取付けたモータ13が固定され、このモータ1
3の上部に配設されたギアボックス14内で前記ラック
12とピニオンが噛合うように配され、モータ13の駆
動によりラック12を直線運動させて、糸端規制バー1
0をボビンホルダー2(パツケージP)に近付けたり離
したりする如くされている。このパツケージ方向へ移動
する機構は各種のパツケージ径に対応させるもので、各
種銘柄や径の異なるパツケージ等広い範囲に利用できて
非常に好ましいものであるが、処理するパツケージ径が
一定である場合には必ずしも必要とするものでいはな
い。
【0013】また、直立板1aの上部にはブラケット1
5を介してモータ16が設置され、モータ16の駆動軸
に設けたプーリ17と前記ボビンホルダー2の後部に回
転自在に設けたプーリ6(リム6a)の間にベルト18
が掛け渡され、モータ16の駆動によりプーリ6を回転
してこれに固定された糸端規制バー10をボビンホルダ
ー2の回りに回転できるように構成されている。
【0014】ボビンホルダー2の側部下方位置のフレー
ム1にはパツケージPの幅に対応する長さの吸引口19
aを有し吸引手段に連通する糸端保持ノズル19が設け
られるとともに、その後部もしくは側部上方にはパツケ
ージPの方向に延びるねじ軸20を連結したモータ21
とねじ軸20と平行に並設したガイド軸22を支持する
ブラケット23設けられ、及びブラケット23の前部位
置にねじ軸20とガイド軸22を支持する受台24がブ
ラケット25を介して配設されている。受台24にはね
じ軸20を支持するための軸受が設けられており、ねじ
軸20のねじ20aはこの受台24から先端側に向かっ
て刻設されている。
【0015】これらねじ軸20とガイド軸22に糸端固
定用の交絡ノズル26を突出するよに取付けた可動体2
7が受台24の前部でそれぞれ螺合及び遊合し、ねじ軸
20の回転によりガイド軸22に案内されて前後進可能
に設けられ、交絡ノズル26が糸端規制バー10の間に
入り込む位置まで移動するようにされている。交絡ノズ
ル26は噴出孔が開口する交絡溝または交絡孔に糸条の
導入が容易に行えるようにUもしくはV字状の導入スリ
ツト26aが形成されたものが好ましいが、これに限定
されるものではない。交絡ノズル26の前後進手段とし
てねじ軸方式を示したが、流体圧シリンダーやスライダ
ー方式、その他の公知の手段を利用してもよい。28は
噴出孔に連結する流体供給管である。
【0016】なお、糸端規制バー10をパツケージPの
外周に沿って回転させる方法としては、この他の手段、
方法によつてもよい。またビンホルダー2のチヤツク機
構はどのような形式のものでも利用可能であり、その機
構については広く知られているのでここでは省略する。
【0017】このような構成からなる装置において、巻
取機あるいは台車等より受け入れられたパツケージPは
その糸端が乱れ、ばらけて不安定な状態でフレームのボ
ビンホルダー2に挿着され、図示しない把持機構により
固定される。
【0018】パツケージPが固定されると、糸端保持ノ
ズル19が作動して吸引流が発生し、吸引口19aは吸
引状態となると共に、モータ3が駆動しボビンホルダー
2に固定されたパツケージPが1回転乃至数回転する
が、モータ3を正逆転させて巻き終りの糸端Ya を吸引
し易くしておくのが好ましい。なお、吸引口19aは糸
端Ya を吸引し固定し易いようにスライド機構と連結し
てもよい。
【0019】この回転により巻き終りの糸端Ya は吸引
口19の近辺を通過する際に引き出され、これに吸引保
持されることになる。このとき、糸端規制バー10はこ
れらの動作に干渉しない位置に退避している(図3)。
【0020】糸端Ya が固定された後、モータ16が駆
動してベルト18を介してプーリ6が回転し、スライダ
ー9に固定された糸端規制バー10が図3に点線で示す
ようにパツケージPと吸引口19に吸引保持されている
糸端Ya の間に入り込み、ほぼ1回転もしくは数回転し
て(図4)、パツケージPの1周分ないしは複数周分の
最外層糸条Yb の中に入り込みもしくはこれを剥ぎ離す
如く解舒して、吸引口19aに吸引保持されている糸端
Ya と重なる部分Yc が形成されるようにする(図
5)。この場合、糸端規制バー10に糸端規制溝10c
が設けられていると、糸条のすべり等によるずれのため
に両糸条が分離された状態になることが防止され、確実
に重なり部分Ycが生じる(図11及び12)。この糸
端規制溝10cの長さは該糸端規制バー10の全周長さ
のの3分の1程度あれば十分である。
【0021】次に、糸端規制バー10が停止した後、ね
じ軸20の回転によって交絡ノスル26が糸端規制バー
10の2つのロッド体10aと10bの間に進入し(図
6)、これら糸条の重なり部分Yc はそのV字状の導入
スリツト24aに案内されて重なり合って交絡孔に入
り、ここで作動流体の噴射により2種の糸条は交絡処理
され極めて簡単かつ容易に固定され、糸端Ya はパツケ
ージP最外層糸条Yb と絡み合ってこれに固定されるこ
ととなる。この場合、糸端規制バー10の2つのロッド
体10aと10b間には糸端Ya と重なる部分Yc が確
実にパツケージPから浮上がった状態に常に間隙が形成
されるため、交絡ノスル26が入り易くその交絡固定が
きわめて容易かつ確実に行われる。
【0022】交絡部Yd の形成による糸端の固定が完了
すると、吸引作動の解除とともに交絡ノスル26はパツ
ケージPと干渉しない位置まで退避し、糸端は吸引口1
9aより解放される(図7)。
【0023】この場合、吸引作動の解除前後に刃物もし
くは溶断刃などの切断手段により吸引口19aと交絡部
Yd の間で切断するのが好ましい。
【0024】図8に示すように糸端の固定が完了したパ
ツケージPはボビンホルダー2による保持が解除された
後、フレーム1に装着された流体圧シリンダーによる製
品押出プレート(図示せず)あるいはロボット等の自動
化手段によつて他の台車などに移載される。
【0025】移載終了後、糸端規制バー10は次に挿着
されるパツケージPに干渉しない位置に復帰して一連の
動作を終了する。
【0026】なお、交絡ノズルは一体型の場合、前記の
ようにV字状の導入スリツト26aを形成してもその幅
が大きくとれないため、場合によっては糸条位置が少し
ずれた際に、これに対応してずれた位置に前進したりあ
るいは糸条が導入してもずれ位置では確実に交絡ができ
なかったり、また交絡後後退するとき糸条を損傷したり
することがある。このような場合は、図3に示すような
分割開閉型の交絡ノズルを使用するのが好ましい。
【0027】すなわち、図において30は左右に2分割
した半割状のノズル体31、32からなる交絡ノズル本
体で、各ノズル体31、32は流体圧チャック33のチ
ャック爪34a,34bから左右に突出したブラケット
38,39にボルト40を介して固定されている。
【0028】流体圧チャック33はその本体34の内部
に設けた流体圧シリンダーとカム及びリンク方式(図示
せず)等を利用してチャック爪34a,34bを左右に
移行させて開閉動作を行うようにしたもので、ノズル体
31、32は本体34の上部にボルト37で固定したガ
イド体35の前面に沿って摺動する。ノズル体31、3
2には閉じた際に円形もしくは長円の糸導孔となる半円
状の溝31a,32aが刻設されるとともに先端部はV
字状を形成するように拡開されている。
【0029】交絡ノズルの作動流体はガイド体35の前
部に設けた加圧流体の導入孔36を介してその端部に設
けた連結孔36aからこれに対応してノズル本体30に
設けた供給孔(図示せず)に供給される(ノズル体3
1、32が閉じたときに前記孔が一致し流体が供給され
る)。41,42は流体の供排気管である。
【0030】この場合、ノズル本体30は開状態で移動
し交絡すべき糸条が糸導孔に対応する位置に達した時点
でチャック33が作動してノズル体31、32が閉じ、
加圧流体が供給され交絡処理が行われる。このとき糸条
の糸導孔は完全に閉ざされるので流体処理時に糸が飛び
出すようなトラブルが発生することはない。また、糸条
の位置がずれていてもノズルが開状態で移動するため、
開状態のクリアランス分だけ吸収することができ位置決
めが容易になるし、交絡処理後に後退して元の位置に戻
る際、チャックが開いた状態となるため交絡固定された
糸条に干渉することもなくなる。
【0031】これら交絡ノズルあるいはチャックの移動
位置は距離センサーなどの手段を利用してより正確な位
置決めをおこなうことができることはいうまでもない。
【0032】前記のように交絡処理のような絡み合いに
より糸端を固定されたパッケージは取出装置によりボビ
ンホルダーから抜取られるが、この際に交絡部を含む最
外層糸条は交絡部とパッケージとの間に位置する糸端規
制バーと係合(接触)しており、この係合状態でパッケ
ージが抜出されると摩擦抵抗により交絡部を含む最外層
糸条が本来の位置からずれを生じる。
【0033】このようなずれが発生すると、銘柄によっ
ては糸が伸びたり後工程における糸端取出処理等が面倒
となったりすることがある。特に交絡部を含む最外層糸
条が糸端固定装置側の端部にある場合はパッケージ端か
ら交絡部を含む最外層糸条が落ちたり、あるいは移送中
に振動や揺れなどから最外層糸条が落下し易くなり、糸
端がパッケージの一定位置に固定されている状態に必ず
しもならない場合もある。
【0034】こうした点を避けるため図10に示すよう
な圧力気体処理を行うことが好ましい。すなわち、図1
0において糸端規制バー10は管体から構成されてお
り、間隔保持体11の前部側中央付近にはスリット状の
圧空噴射孔50が設けられ、交絡部Yd に向うようにや
や上向きに圧空が噴出するごとくされている。間隔保持
体11は複数本、ここでは6つ取付けられ、その全てに
噴射孔50が設けられている。このように間隔保持体1
1には全てに噴射孔50を設けるのが好ましいが、前部
の複数本のみに設けてもよく、また噴射孔50はスリッ
ト状のほか種々のタイプのものあるいは複数の噴射孔と
したものも利用可能である。
【0035】51は圧空の導入ノズルで圧空源に連なる
供給管52と連結しており、パッケージPの抜出し時に
圧空が供給され、噴射孔50から圧空が噴出する。この
とき噴出した圧空は交絡部Yd を含む最外層糸条に当た
り、パッケージ移動に伴って生じようとするずれを押し
戻して位置ずれを補正する。これによって交絡部の位置
があまりずれることがなく、前記のようなトラブルを発
生することもなくなり、安定した糸端固定が行われる。
なお、圧空の圧力や噴射量等は銘柄に関係なく一定値に
固定してもよいが、より好ましくはそれぞれの銘柄に応
じて適宜その条件値を決めておくのがよい。
【0036】以上は説明の理解上、1つのパツケージを
処理する場合について述べたが、通常は複数個、例えば
6個のパツケージを同時に処理するように各機構を対応
して、あるいは一括して設けるのが好ましく、また糸端
固定は交絡処理の外、タスラン加工のような糸処理ノズ
ルを使用したり、その他の絡みを付与するような手段を
利用することができる。
【0037】更に、糸端規制バー、交絡ノズル、その他
の部材あるいは機構はパツケージの大きさ(径)に対応
してその移動位置を自動的に決めたり調整、制御したり
する手段、例えば各種のセンサーを利用して移動範囲を
制御する如くなしてもよい。
【0038】なお、モータは電気的なものに限らず圧力
空気を利用するロータリアクチュエータなどの手段を使
用することができる。
【0039】以上に説明した本発明に係る糸端固定方法
は巻取機からの玉揚時に、ドッファーに積載した装置よ
り、あるいは別に設けた装置により行うことができる
し、またパッケージ処理工程やその他工程で適宜利用す
ることができることはいうまでもない。
【0040】
【発明の効果】以上に説明の如く、本発明によればパツ
ケージの糸端固定を確実かつ迅速に行うことができると
ともに、製品品質に悪影響を与えることなくパツケージ
搬送中の糸端の乱れ等を防止し、かつパツケージの外層
剥取作業における糸端取り出しを極めて容易にするとい
う顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する装置の概略斜視図である。
【図2】図1の糸端規制バー取付部分を説明するための
要部断面図である。
【図3】本発明の作用説明図である。
【図4】本発明の作用説明図である。
【図5】本発明の作用説明図である。
【図6】本発明の作用説明図である。
【図7】本発明の作用説明図である。
【図8】本発明方法で糸端を固定したパツケージの概略
斜視図である。
【図9】本発明に係る交絡ノズルを示す一部断面を含む
平面図である。
【図10】本発明に係る交絡部位置ずれ防止用の圧空処
理の作用説明図である。
【図11】本発明に係る糸端規制溝の作用説明図であ
る。
【図12】図11におけるA―A線矢視図である。
【符号の説明】
2 ボビンホルダー 3 モータ 6 プーリ 7 ガイド板 9 スライダー 10 糸端規制バー 10c 糸端規制溝 12 ラック 13 モータ 16 モータ 17 プーリ 19 糸端保持ノズル 20 ねじ軸 26 交絡ノズル 27 可働体 30 交絡ノズル本体 33 流体式チャック 50 圧空噴射孔

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻き取られた糸条パツケージから巻き終
    りの糸端を取り出し該糸端を固定する方法において、ボ
    ビンホルダーに挿着したパツケージを回転してパツケー
    ジ側方に設けた吸引器に糸端を吸引保持するとともに、
    ボビンホルダーと平行に並設した糸端規制バーを吸引保
    持中の糸端とパツケージの間に移行し、糸端規制バーを
    パツケージとその最外層糸条の間に押し入れ、パツケー
    ジ表面に沿って少なくとも吸引保持中の糸端との重なり
    位置が形成されるまで回転させ、該重なり位置にボビン
    ホルダーの側方位置に配設した糸条流体処理装置を移動
    して前記重なり位置にある糸端と最外層糸条を絡み合わ
    せて糸端をパツケージに固定することを特徴とする糸端
    固定方法。
  2. 【請求項2】 糸端規制バーがボビンホルダー方向に移
    動可能である請求項1記載の糸端固定方法。
  3. 【請求項3】 糸端規制バーが2本の平行したロッド体
    からなる請求項1又は2記載の糸端固定方法。
  4. 【請求項4】 糸端規制バーの糸条接触位置に糸端規制
    溝を設けた請求項1、2又は3記載の糸端固定方法。
  5. 【請求項5】 糸条流体装置が開閉可能に分割された交
    絡ノズルである請求項1〜4のいずれか1項に記載の糸
    端固定方法。
  6. 【請求項6】 パツケージをボビンホルダーより取出す
    際に、巻き終りの糸端をパツケージ最外層糸条に絡み合
    わせて固定した糸条絡合部に向って取出方向とほぼ同方
    向に圧力気体を噴出することを特徴とする請求項1〜5
    のいずれか1項に記載の糸端固定方法。
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