JP2777403B2 - 長方形部材へのoリング嵌着方法及びその装置 - Google Patents

長方形部材へのoリング嵌着方法及びその装置

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JP2777403B2 JP12046489A JP12046489A JP2777403B2 JP 2777403 B2 JP2777403 B2 JP 2777403B2 JP 12046489 A JP12046489 A JP 12046489A JP 12046489 A JP12046489 A JP 12046489A JP 2777403 B2 JP2777403 B2 JP 2777403B2
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豊二 吉川
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動組立の技術分野に関し、特に長方形部
材の外周に設けられたOリング溝にOリングを嵌着する
ためのOリング組付方法及びその装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
気密性を要する端子台やスイッチ等の電気部品におい
ては、気密性を確保するために本体(ベース)とケース
との間にOリングを入れる構造がしばしば採用さてい
る。しかし、端子台やスイッチ等の電気部品の本体(ベ
ース)は一般に長方形であり、この長方形の部材の外周
に設けられたOリング溝に円形のOリングを嵌着するこ
とになるばかりでなく、端子台やスイッチ等の電気部品
は端子等の突起物も多い形状なので自動的に組付けるこ
とは非常に困難であり、余儀なく人手によってOリング
を組付けていることが多かった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、これら従来困難とされていた長方形でかつ
種々の突起物を有する部材の外周にOリングを自動的に
組付けるための方法及び装置を提供しようとするもので
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、これら課題を、Oリングを所定の方向に引
き伸ばす第1の工程と、開閉可能であって長方形部材の
短辺より大で長辺より小の幅に形成されたチャック爪を
閉じた状態でOリングの引き伸ばし方向に沿って挿入
し、前記引き伸ばし方向に直交するチャック開き方向に
開いてチャック爪でOリングを保持する第2の工程と、
チャック爪の間に長方形部材の長辺がチャック爪の開き
方向に平行となるように挿入し、Oリングの位置と同じ
高さにOリング溝があるように保持する第3の工程と、
チャック爪又は長方形部材のいずれかを90度回転させて
長方形部材の短辺側のOリング溝にOリングを嵌入する
第4の工程と、チャック爪を引き抜いて長辺側のOリン
グ溝にOリングを嵌入する第5の工程とからなる長方形
部材へのOリング嵌着方法によって解決すると共に、O
リングを整送し1個ずつに分離して供給するOリング供
給手段と、前記Oリング供給手段で供給されたOリング
を引き伸ばし手段に搬送、供給する搬送ヘッドと、供給
されたOリングを保持して所定の方向に引き伸ばす引き
伸ばし手段と、開閉可能で長方形部材の短辺より大で長
辺より小の幅に形成されたチャック爪を有し、上下方向
に移動可能なチャックヘッドと、長方形部材を保持して
前記チャックヘッドに対して相対的に90度回転可能な長
方形部材保持手段とを有し、前記Oリング供給手段と前
記引き伸ばし手段との間を前記搬送ヘッドでOリングを
搬送し、前記引き伸ばし手段と前記長方形部材保持手段
との間を前記チャックヘッドの前記チャック爪でOリン
グを成形した状態で搬送するように構成した長方形部材
へのOリング嵌着装置を使用することによって解決した
ものである。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
第1図は、本発明のOリング嵌着方法及び装置を適用
するに好適な電気部品の1例を示し、第1図(a)は斜
視図、第1図(b)は正面図である。図に示すように、
長方形のベース1には図示の例では4本の端子2が植設
されており、その外周部に設けられたOリング溝1aにO
リング3が嵌着されている。
第2図及び第3図は、本発明のOリング嵌着装置の要
部を示す平面図及び正面図であって、図示しないパーツ
フィーダのような部品整列装置によって整列されたOリ
ング3は、シュート4とエスケープメント5によって構
成されるOリング供給手段に供給され、シュート4によ
って搬送され、エスケープメント5によって1個ずつに
分離、位置決めされた後、搬送ヘッド6によって中間ス
テーション7に供給される。
図示の搬送ヘッド6は、図示しない真空源からの真空
圧がコネクタ6a、管路6bを経て吸着ノズル6cに達してO
リング3を吸着するように構成されているが、必ずしも
吸着する必要はなく、確実に且つ変形することなく搬送
することが可能ならばメカニカルチャック等を使用して
も支障なく、或いは任意の供給ロボット等を使用しても
差支えない。
中間ステーション7は、Oリング3の引き伸ばし手段
を兼ねており、第2図に示すように1対の開閉爪7aを有
しており、この開閉爪7aが図示しない駆動源によって想
像線で示す位置まで開くことによって供給されたOリン
グ3を引き伸ばして、その隙間に長方形部材の短辺より
大で長辺より小の幅に形成されたチャック爪8が挿入可
能となる。
このチャック爪8は、チャックヘッド9に周知のチャ
ック開閉機構によって開閉可能に設けてあり、中間ステ
ーション7と後述する長方形部材保持手段10との間を移
動可能となっている。
前述した中間ステーション7の開閉爪7aによって引き
伸ばされたOリング3の隙間に挿入されたチャック爪8
は、中間ステーション7の開閉爪7aからOリング3を受
け取り、長方形部材保持手段10に保持されているベース
1のOリング溝1aにOリング3を嵌着する。このため
に、チャックヘッド9は上下及び左右方向に移動可能と
なっており、且つ、長方形部材保持手段10との間で相対
的に90度回転可能となっている。
なお、本実施例では、エスケープメント5と中間ステ
ーション7との高さの差及び距離と、中間ステーション
7と長方形部材保持手段10に保持されたベース1のOリ
ング溝1aとの高さの差及び距離とは一致しており、且つ
搬送ヘッド6はチャック爪8と同一のスピンドルヘッド
9aにばね11を介して設けられているので、ベース1にO
リング3を嵌着すると同時に中間ステーション7にOリ
ング3を供給する構成となっている。
次に、このOリング嵌着装置によるOリングの嵌着工
程を第2図、第3図及び第4図(a)乃至(f)を参照
して説明する。
部品整列装置によって整列されたOリング3は、シュ
ート4とエスケープメント5によって構成されるOリン
グ供給手段に供給され、1個ずつに分離、位置決めされ
た後、搬送ヘッド6によって中間ステーション7に供給
される(第4図(a))。
中間ステーション7は、Oリング3の引き伸ばし手段
を兼ねており、第2図に示すように1対の開閉爪7aが想
像線で示す位置まで開くことによって供給されたOリン
グ3を所定の方向に引き伸ばす第1の工程が行われる。
次に、その隙間に開閉可能であって長方形部材の短辺
より大で長辺より小の幅に形成されたチャック爪を閉じ
た状態でOリングの引き伸ばし方向に沿って挿入し(第
4図(b))、図示しない周知のチャック開閉機構によ
ってチャック爪8を前記引き伸ばし方向に直交するチャ
ック開き方向に開き、引き伸ばし手段である開閉爪7aを
チャック爪8の内側で閉じることによってOリング3を
チャック爪8に移し(第4図(c))、チャック爪8で
Oリング3を保持する第2の工程が行われる。
次いで、チャックヘッド9が上昇して右行することに
よってチャック爪8はOリング3を保持した状態で上
昇、右行して長方形部材保持手段10の上方に位置し、ベ
ース1の短辺に平行にチャック爪8を保持して下降し、
チャック爪の間にベース1の長辺がチャック爪の開き方
向に平行となるように挿入してOリングの位置と同じ高
さにOリング溝がある位置で停止する(第4図(d))
ことによって第3の工程が行われる。
次に、チャック爪8又は長方形部材保持手段10のいず
れか一方(第4図では長方形部材保持手段10)を90度回
転させてベース1の短辺側のOリング溝1aにOリング3
を嵌入する(第4図(e))第4の工程を行い、チャッ
ク爪8を上方に引き抜いて長辺側のOリング溝1aにOリ
ング3を嵌入する(第4図(f))第5の工程を行い、
嵌着作業を終了する。
第2、3図の実施例では、搬送ヘッド6とチャック爪
8とが同一のスピンドルヘッド9aに設けられており、エ
スケープメント5と中間ステーション7との距離と、中
間ステーション7と長方形部材保持手段10との距離が同
一になるように設けられているので、中間ステーション
7からOリング3を受け取りベース1のOリング溝1aに
Oリング3を嵌着する第3乃至第5の工程と同時にエス
ケープメント5によるOリング3の位置決め位置から中
間ステーション7にOリング3を搬送する第1乃至第2
の工程が実行され、サイクルタイムを節約するように構
成されている。
〔発明の効果〕
本発明は、以上のように構成されているので、端子台
やスイッチ等の電気部品のように長方形の形状で、更に
端子等の突起物も多い形状を有し、Oリングを自動的に
組付けることは非常に困難であるために余儀なく人手に
よってOリングを組付けていた長方形部材にもOリング
を自動的に組付けることが可能となり、その省力化効果
は多大なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のOリング嵌着方法及び装置を適用す
るに好適な電気部品の1例を示し、第1図(a)は斜視
図、第1図(b)は正面図、第2図及び第3図は、本発
明のOリング嵌着装置の要部を示す平面図及び一部切欠
き正面図であり、第4図(a)〜(f)はそれぞれ各工
程における要部の状態を示す説明図である。 1……長方形のベース、3……Oリング、4……シュー
ト、5……エスケープメント、6……搬送ヘッド、7…
…中間ステーション、8……チャック爪、9……チャッ
クヘッド、10……長方形部材保持手段。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長方形部材の外周に設けられたOリング溝
    にOリングを嵌着する方法であって、Oリングを所定の
    方向に引き伸ばす第1の工程と、開閉可能であって長方
    形部材の短辺より大で長辺より小の幅に形成されたチャ
    ック爪を閉じた状態でOリングの引き伸ばし方向に沿っ
    て挿入し、前記引き伸ばし方向に直交するチャック開き
    方向に開いてチャック爪でOリングを保持する第2の工
    程と、チャック爪の間に長方形部材の長辺がチャック爪
    の開き方向に平行となるように挿入し、Oリングの位置
    と同じ高さにOリング溝があるように保持する第3の工
    程と、チャック爪又は長方形部材のいずれかを90度回転
    させて長方形部材の短辺側のOリング溝にOリングを嵌
    入する第4の工程と、チャック爪を引き抜いて長辺側の
    Oリング溝にOリングを嵌入する第5の工程とからなる
    ことを特徴とする長方形部材へのOリング嵌着方法。
  2. 【請求項2】長方形部材の外周に設けられたOリング溝
    にOリングを嵌着する装置であって、Oリングを整送し
    1個ずつに分離して供給するOリング供給手段と、前記
    Oリング供給手段で供給されたOリングを引き伸ばし手
    段に搬送、供給する搬送ヘッドと、供給されたOリング
    を保持して所定の方向に引き伸ばす引き伸ばし手段と、
    開閉可能で長方形部材の短辺より大で長辺より小の幅に
    形成されたチャック爪を有し、上下方向に移動可能なチ
    ャックヘッドと、長方形部材を保持して前記チャックヘ
    ッドに対して相対的に90度回転可能な長方形部材保持手
    段とを有し、前記Oリング供給手段と前記引き伸ばし手
    段との間を前記搬送ヘッドでOリングを搬送し、前記引
    き伸ばし手段と前記長方形部材保持手段との間を前記チ
    ャックヘッドの前記チャック爪でOリングを成形した状
    態で搬送するように構成したことを特徴とする長方形部
    材へのOリング嵌着装置。
JP12046489A 1989-05-16 1989-05-16 長方形部材へのoリング嵌着方法及びその装置 Expired - Lifetime JP2777403B2 (ja)

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