JPH11339005A - 画像処理装置ならびに特殊効果装置、および画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置ならびに特殊効果装置、および画像処理方法

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JPH11339005A
JPH11339005A JP10141156A JP14115698A JPH11339005A JP H11339005 A JPH11339005 A JP H11339005A JP 10141156 A JP10141156 A JP 10141156A JP 14115698 A JP14115698 A JP 14115698A JP H11339005 A JPH11339005 A JP H11339005A
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JP
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data
memory
banks
written
video data
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JP10141156A
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English (en)
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Masafumi Kurashige
雅文 倉重
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T1/00General purpose image data processing
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
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  • Storing Facsimile Image Data (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 変換のために画像データが書き込まれるメモ
リにおいて、比較的低速なメモリを効率的に活用してよ
り高速なランダムアクセスを可能とする。 【解決手段】 データ幅32ビットで、各成分Y,C,
Kがパラレルに入力されたビデオデータを、マルチプレ
クサでクロック周波数を4倍にして、1サンプリング点
毎に各成分Y,C,Kをシリアルに並べ替え、データ幅
を10ビットにする。水平方向に入力されたデータを、
バースト長が4のSDRAMにバーストライトする。そ
の際、水平方向には1サンプリング点毎に、垂直方向に
はライン毎に、夫々バンクA,Bを切り替え、隣接画素
を異なるバンクに書き込む。夫々のバンク内では、各成
分Y,C,Kが夫々アドレスn,n+1,n+2と、ア
ドレスが連続的に指定される。バンクA,Bをライン毎
に切り替えながら垂直方向にバーストリードすると、S
DRAMで水平/垂直に高速で読み替えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディジタル化さ
れた画像データに対して、所定の画像処理を施し、特殊
な視覚効果を得るようにされた画像処理装置ならびに特
殊効果装置、および画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、画像信号に対して所定の画像
処理を施し、特殊な視覚効果を得るようにした特殊効果
装置は、存在した。近年では、このような特殊効果装置
は、画像信号をディジタル変換して画像データとして扱
い、それにより、より多彩な表現が可能とされている。
【0003】特殊効果装置で得られる特殊効果の例とし
ては、画像の回転,縮小,爆発などがある。これらのう
ち、爆発は、中心から外側へ向けて画像が広がっていく
ような効果である。このような特殊効果は、図12に一
例が示されるように、例えば1フィールドあるいは1フ
レームの画像データをマッピング用のメモリに書き込
み、書き込んだデータを読み出す際に、目的に応じたメ
モリアドレスを発生させる。そのアドレスに基づき、マ
ッピング用のメモリから画像データを読み出すことによ
って、画像が変換され、特殊効果が実現される。
【0004】このような処理の際には、ランダムアクセ
スによってメモリに書き込まれた画像データが読み出さ
れる。すなわち、このとき用いられるメモリには、図1
3に示されるように、書き込みはシーケンシャルに行わ
れ、読み出しがランダムに行われる。このとき、略リア
ルタイムでの処理が必要とされるので、高速性も要求さ
れる。そのため、従来では、高速なランダムアクセスが
可能なSRAM(Static Random Access Memory) がこの
メモリとして用いられていた。
【0005】図14は、SRAMを用いた従来技術によ
る画像変換回路の構成の一例を示す。画像変換、例えば
任意の比率での画像の拡大/縮小は、例えば、変換され
るサンプリング点Xを取り囲む4サンプリング点A,
B,C,Dのデータを用いて、バイリニア内挿と称され
る方法で行われる。サンプリング点Xと各サンプリング
点A,B,C,Dまでの距離の比に基づいて、各サンプ
リング点A,B,C,Dの重み付けを行う。このよう
に、変換に際して4サンプリング点のデータが同時に必
要となるため、サンプリング点A〜Dにそれぞれ対応す
る4組のSRAMが必要とされる。
【0006】また、端子120から供給されるデータ
は、例えばそれぞれ10ビットのデータ幅を有する輝度
信号Y,色信号C,およびキー信号Kからなるコンポー
ネント信号であり、30ビット乃至は32ビットのデー
タ幅を有する。一方、SRAMは、通常1ワードが16
ビットまたは8ビットで構成される。データ幅が16ビ
ットのものを使用すると、データ幅が32ビットである
1サンプリング点分のデータをアクセスするためには、
SRAMがパラレルに2個必要である。さらに、SRA
Mは、一般的に容量が1Mビット程度と比較的小さいた
め、変換データのアドレスのために同数のSRAMが必
要となる。さらにまた、書き込み/読み出しを並行して
行うため、切り替えて使用する2組のSRAMが必要と
なる。
【0007】すなわち、従来では、図14に示されるよ
うに、書き込みに2個で1組とされたSRAMがSRA
M123A〜123Hの、計16個必要とされた。同様
に、読み出しに2個で1組とされたSRAMがSRAM
124A〜124Hの、計16個必要とされ、全体で3
2個ものSRAMが必要とされていた。
【0008】書き込み用のSRAM123A〜123H
と、読み出し用のSRAM124A〜124Hとは、読
み出し/書き込み切り替え回路121で交互に切り替え
られ、読み出しと書き込みとを並行して行えるようにさ
れている。また、読み出された点A〜点Dの4点の画像
データは、補間回路122で所定の補間処理を行われ、
端子125に導出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ここで用いられるSR
AMは、DRAM(Dynamic RAM) に比べ、同一の容量で
は価格が高い、また、消費電力が大きいという問題点が
あった。
【0010】そのため、上述したようなマッピング用の
メモリに、DRAMを使うことが要求されていた。しか
しながら、DRAMは、データ読み出しの際に、RAS
およびCASという2つのアドレスを指定する必要があ
る、また、DRAMは、プリチャージ時間が必要である
など、単体では高速ランダムアクセスに対応するのが難
しいという問題点があった。
【0011】このため、DRAMを上述の用途に用いる
際には、従来では、複数のDRAMを並列接続してい
た。複数のDRAMのそれぞれに対してデータを振り分
けて書き込むことで、見かけ上の速度を高速化させる。
しかしながら、DRAMを並列化すると、それぞれのD
RAMに書き込まれるデータ量が減り、DRAM単体の
容量がどんどん大きくなる今日においては、メモリの使
用効率が悪くなるという問題点があった。
【0012】また、例えば上述の特殊効果処理の前に、
スキャンコンバータによって、画像データに対して水平
および垂直方向のフィルタ処理が行われる。このフィル
タ処理の際にも、垂直方向の処理では隣同士の走査線が
用いられるため、フィールドあるいはフレーム単位で水
平方向に順次データを溜め込み、垂直方向に読み出す処
理が行われる。そのため、ここでも高速にランダムアク
セスが可能なメモリが必要とされる。
【0013】図15は、DRAMを用いた場合の従来の
スキャンコンバータの構成の一例を示す。このスキャン
コンバータは、2相のパラレルで構成される。端子10
0から入力された画像データのうち第1フィールドのデ
ータは、それぞれデータ幅が16ビットである2つのD
RAM102A,102Bに書き込まれる。同様に、第
2フィールドのデータは、それぞれデータ幅が16ビッ
トである2つのDRAM102C,102Dに書き込ま
れる。
【0014】なお、スキャンコンバータにおいても、画
像データの書き込みと読み出しとが並行して行われる。
そのため、DRAM102A〜102Dと、DRAM1
03A〜103Dとの、2組のメモリが必要とされる。
これら2組のメモリは、読み出し/書き込み切り替え回
路101で交互に切り替えられて用いられ、読み出しの
際には、これら2相の構成とされたメモリが交互にアク
セスされ、垂直方向に連続的に画像データが読み出され
端子104に導出される。そのため、DRAMは、8個
が必要とされる。
【0015】このように、スキャンコンバータにおいて
も、DRAMで構成した場合には、多数のメモリを用い
る必要があるという問題点があった。
【0016】したがって、この発明の目的は、比較的低
速なメモリを効率的に活用し、より高速なランダムアク
セスを可能とした画像処理装置ならびに特殊効果装置、
および画像処理方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決するために、メモリに書き込まれたディジタル
ビデオデータを所定の順序で読み出すことで変換処理を
行う画像処理装置において、複数のバンクを有するメモ
リと、メモリの複数のバンクのうちの一つのバンクの連
続したアドレスに、ディジタルビデオデータの同一のサ
ンプリング点の複数のサンプルのそれぞれを書き込むよ
うにメモリのアドレス制御を行うアドレス制御手段とを
有することを特徴とする画像処理装置である。
【0018】また、この発明は、メモリに書き込まれた
ディジタルビデオデータを所定の順序で読み出すことで
特殊な映像効果を得るようにした特殊効果装置におい
て、複数のバンクを有するメモリと、メモリの複数のバ
ンクのうちの一つのバンクの連続したアドレスに、ディ
ジタルビデオデータの同一のサンプリング点の複数のサ
ンプルのそれぞれを書き込むようにされ、書き込む際
に、隣り合うサンプリング点のサンプルが互いに異なる
バンクに書き込まれるように、ディジタルビデオデータ
の1サンプリング点毎に複数のバンクを切り替えると共
に、ディジタルビデオデータの1ライン毎に複数のバン
クを切り替えるようにメモリのアドレス制御を行うアド
レス制御手段とを備えた画像処理装置を有することを特
徴とする特殊効果装置である。
【0019】また、この発明は、メモリに書き込まれた
ディジタルビデオデータを所定の順序で読み出すことで
特殊な映像効果を得るようにした特殊効果装置におい
て、複数のバンクを有するメモリと、メモリの複数のバ
ンクのうちの一つのバンクの連続したアドレスに、ディ
ジタルビデオデータの同一のサンプリング点の複数のサ
ンプルのそれぞれを書き込むようにされ、書き込む際
に、同一のサンプリング点のサンプルを複数のバンクの
少なくとも2つにそれぞれ書き込むようにメモリのアド
レス制御を行うアドレス制御手段とを備えた画像処理装
置を有することを特徴とする特殊効果装置である。
【0020】また、この発明は、メモリに書き込まれた
ディジタルビデオデータを所定の順序で読み出すことで
変換処理を行う画像処理方法において、複数のバンクを
有するメモリを備え、メモリの複数のバンクのうちの一
つのバンクの連続したアドレスに、ディジタルビデオデ
ータの同一のサンプリング点の複数のサンプルのそれぞ
れを書き込むようにしたことを特徴とする画像処理方法
である。
【0021】上述したように、この発明によれば、複数
のバンクを有するメモリが用いられると共に、メモリの
アドレス制御手段によって、メモリの複数バンクのうち
の一つのバンクの連続したアドレスに、ディジタルビデ
オデータの1サンプリング点の複数のサンプル、例えば
輝度Y,色C,およびキーKがそれぞれ書き込まれるよ
うにされているため、1サンプリング点の複数サンプル
のバーストライト/バーストリードが可能とされる。
【0022】また、この発明によれば、複数のバンクを
有するメモリが用いられると共に、メモリのアドレス制
御手段によって、メモリの複数バンクのうちの一つのバ
ンクの連続したアドレスに、ディジタルビデオデータの
1サンプリング点の複数サンプル、例えば輝度Y,色
C,およびキーKがそれぞれ書き込まれるようにされ、
書き込みの際に、隣り合うサンプリング点のサンプルが
互いに異なるバンクになるように、1サンプリング点毎
にバンクが切り替えられると共に、1ライン毎にバンク
が切り替えられるようにされているため、垂直方向の読
み出しを、バンクを切り替えながら高速に行うことがで
きる。
【0023】また、この発明によれば、複数のバンクを
有するメモリが用いられると共に、メモリのアドレス制
御手段によって、メモリの複数バンクのうちの一つのバ
ンクの連続したアドレスに、ディジタルビデオデータの
1サンプリング点の複数サンプル、例えば輝度Y,色
C,およびキーKがそれぞれ書き込まれるようにされ、
書き込みの際に、同一のサンプリング点のデータが複数
のバンクに書き込まれるため、任意にサンプリング点を
選択しても、バンクを切り替えながらの高速な読み出し
が可能である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の第1の形
態を、図面を参照しながら説明する。図1は、この発明
が適用可能な画像処理装置1の構成の一例を示す。この
画像処理装置1は、入力されたアナログビデオ信号がデ
ィジタル変換されてメモリに書き込まれ、例えばコンピ
ュータに接続されたコントローラで以てメモリからの読
み出しアドレスを操作することで、映像の拡大,縮小,
爆発などの様々な特殊効果を得ることができるようにさ
れている。
【0025】端子10に対してアナログビデオ信号が入
力される。このビデオ信号は、輝度信号Y,色信号C,
およびキー信号Kからなるコンポーネント信号YCKと
する。なお、キー信号Kは、その画素が有効かどうかを
示す信号である。ビデオ信号は、これに限らず、三原色
信号R,G,Bおよびキー信号Kからなる信号RGBK
や、YUV系にキー信号Kを加えた信号YUVKを用い
るようにしてもよい。また、コンポーネント信号に限ら
ず、内部でコンポーネント信号に変換することによっ
て、コンポジット信号を扱うようにもできる。
【0026】端子10から入力されたビデオ信号は、A
/D変換器11で所定のサンプリング周波数でサンプリ
ングされてディジタル信号に変換され、フィルタ12に
供給される。フィルタ12は、供給されたビデオ信号に
対して、水平および垂直方向にフィルタ処理を行うもの
で、水平方向にフィルタ処理を行った後、データを垂直
方向に読み替え、垂直方向にフィルタ処理を行う、スキ
ャンコンバータ部である。
【0027】図2は、このスキャンコンバート処理を行
うようにされたフィルタ12の構成の一例を示す。端子
30から入力されたビデオ信号は、水平フィルタ31に
よってライン毎にフィルタ処理され、メモリ32に書き
込まれる。そして、メモリ32から垂直方向にデータが
読み出され、読み出されたデータに対して、垂直フィル
タ33において垂直フィルタ処理される。垂直フィルタ
33の出力は、端子34に導出される。
【0028】こうしてフィルタ12で水平/垂直方向に
フィルタ処理され、量子化の際の折り返し歪を低減され
たビデオ信号は、メモリ13に書き込まれる。メモリ1
3にビデオデータを書き込む際の書き込みアドレスは、
書き込みアドレス生成回路20によって生成される。メ
モリ13は、特殊効果のためのマッピング用のメモリで
ある。メモリ13に書き込まれたデータは、処理に応じ
て適宜、間引きや順序の変更などが行われ読み出され
る。
【0029】メモリ13に書き込まれたビデオデータ
は、読み出しアドレス生成回路21によって生成された
読み出しアドレスに基づき読み出される。メモリ13か
ら読み出されたビデオデータは、補間回路14によって
補間されD/A変換器15に供給される。D/A変換器
15でアナログ信号に変換されたビデオ信号は、端子1
6から出力される。
【0030】読み出しアドレス生成回路21は、コンピ
ュータ22からの命令により、所定の順序で、メモリ1
3に対する読み出しアドレスを生成する。すなわち、コ
ンピュータ22には、映像に対して各種の特殊効果(拡
大,縮小,爆発など)の指示を与えるためのコントロー
ラ23が設けられる。コントローラ23の操作に応じた
制御信号がコンピュータ22から読み出しアドレス生成
回路21に供給され、読み出しアドレス生成回路21で
は、この制御信号に基づき、メモリ13からの読み出し
アドレスを、指示された効果に応じて生成する。
【0031】また、読み出しアドレス生成回路21から
補間回路14に対して、メモリ13に供給された読み出
しアドレスに対応した制御信号が供給される。これによ
り、メモリ13から読み出されたビデオデータに対し
て、指示された効果に応じた補間処理がなされる。
【0032】この発明の実施の第1の形態は、上述の図
1ならびに図2に示される、スキャンコンバータ部、す
なわちフィルタ12、特に、フィルタ12が有するメモ
リ32に適用されるものである。図3は、この実施の一
形態によるスキャンコンバータ部の構成の一例を示す。
図3に示される全体が上述の図2におけるメモリ32に
対応する。
【0033】端子40からビデオデータが入力される。
上述したように、ビデオデータは、例えば信号YCKか
らなるコンポーネント信号に基づき入力される。この例
では、コンポーネント信号の各成分Y,CおよびKのそ
れぞれのサンプルでなるデータに対して10ビットずつ
が割り当てられ、データ幅が30ビットのデータとして
入力される。あるいは、例えば2ビットのダミーデータ
が付加され、データ幅が32ビットのデータとして入力
される。なお、別の例として、入力信号が例えば信号R
GBKからなるコンポーネント信号である場合には、各
成分のサンプルR,G,BおよびKによるデータのそれ
ぞれに対して、8ビットずつが割り当てられる。
【0034】入力ビデオデータは、読み出し/書き込み
切り替え回路41に供給される。読み出し/書き込み切
り替え回路41は、マルチプレクサ42およびデマルチ
プレクサ43を含む。マルチプレクサ42は、例えば入
力されるビデオデータの4倍のクロック周波数で、デー
タ幅が32ビットでパラレル入力されたビデオデータを
各成分毎にをシリアルに並べ替える。
【0035】すなわち、図4のタイムチャートに一例が
示されるように、入力データは、各成分Y,C,Kがパ
ラレルとされ、30ビット(32ビット)のデータ幅を
有する。クロック周波数を例えば入力データの4倍とし
て、入力データを時間軸方向に圧縮し、ビデオデータの
1サンプリング点毎に、各成分のデータY,C,Kをシ
リアルに並べて、データ幅が10ビットのデータとして
出力する。
【0036】また、別の例では、ビデオ信号が三原色信
号に基づくデータRGBKであれば、1サンプリング点
における各成分データR,G,B,Kがシリアルに並べ
られ、データ幅が8ビットのデータとして出力される。
【0037】こうしてデータ幅が10ビットとされたデ
ータがSDRAM44に書き込まれる。なお、読み出し
/書き込み切り替え回路41には、SDRAM44およ
び45の、2つのSDRAMが接続される。読み出し/
書き込み切り替え回路41では、所定のタイミングでこ
れら2つのSDRAM44,45の読み出し/書き込み
を切り替え、一方に書き込みが行われているときに、他
方から読み出しを行う。ここでは、説明のため、SDR
AM44に書き込みが行われ、SDRAM45からは読
み出しが行われているものとする。
【0038】ここで、SDRAM44,45のアクセス
方法について、概略的に説明する。SDRAM44,4
5でのアドレス割り当ては、カラム(行)アドレスおよ
びロー(列)アドレスとでマトリクス状になされる。ま
た、SDRAM44,45は、メモリ領域として、切り
替えて使用されるバンクAおよびバンクBの2つの領域
を有する。これらバンクAおよびバンクBのそれぞれに
ローアドレスが設けられ、ローアドレスのそれぞれに対
してカラムアドレスが配される。なお、このSDRAM
44,45は、例えばデータ幅が16ビットとされ、1
6Mビット程度の容量を有する。
【0039】SDRAM44,45は、1度の指定で複
数のカラムアドレスに対して連続的にアクセスして、書
き込みあるいは読み出しを連続的に行う、所謂バースト
ライト/バーストリードを行うことができる。書き込み
または読み出しで連続して出力または入力されるワード
数をバースト長と称する。このバースト長は、例えば’
1’,’2’,’4’,’8’,フルページといったよ
うに、各種設定可能である。この例では、バースト長
は、’4’に設定される。
【0040】ところで、SDRAM44,45の制御
は、コマンドによってなされる。例えば、SDRAM4
4,45の所定のコマンド入力端子と、パラレルに12
ビットの入力端を有するアドレス入力端子とに対して供
給された信号の組み合わせによって、SDRAM44,
45に対する所定のコマンド入力がなされる。このコマ
ンドは、例えば、図示されないメモリコントローラによ
って生成され出力され、SDRAM44,45に対して
供給される。
【0041】SDRAM44,45を制御する際には、
コマンド入力の際に、この同期式メモリであるSDRA
M44,45が有する非同期特性に基づく幾つかの制約
事項が存在する。SDRAM44,45に対する書き込
みや、SDRAM44,45からの読み出しを効率良く
制御する際には、この制約事項を十分考慮に入れる必要
がある。以下に、このSDRAM44,45の制御なら
びに制約事項について、概略的に説明する。図5は、S
DRAM44,45のアクセス方法の一例を示すタイム
チャートである。
【0042】SDRAM44,45を使用するに当たっ
て、先ず、モードレジスタが設定される。このモードレ
ジスタを設定することで、SDRAM44,45の動作
モードが設定される。モードレジスタは、モードレジス
タ設定コマンドによって設定される。モードレジスタに
よって、CASレーテンシ,ラップタイプ,およびバー
スト長が設定される。このモードレジスタの設定後は、
所定時間、例えば20ns以上経過するまで次のコマン
ドの入力ができない。
【0043】CASレーテンシは、これらのパラメータ
の中でも最も重要なもので、コマンド入力からデータリ
ードまでのレーテンシ(クロック数)を設定する。すな
わち、コマンドが入力されてから、このCASレーテン
シだけ待ってデータリードが開始される。CASレーテ
ンシは、例えば’1’,’2’,または’3’から何れ
かの値が選択され設定される。この例では、CASレー
テンシを’2’に設定する。
【0044】ラップタイプは、バーストライト/バース
トリードを行う際の、バーストデータのアドレスがイン
クリメントされる順序を指定する。シーケンシャルまた
はインターリーブのうち何れかが選択できる。また、バ
ースト長は、’1’,’2’,’4’,’8’,または
フルページのうち何れかが選択され設定される。この例
では、バースト長を’4’に設定する。
【0045】SDRAM44,45において、アクティ
ブコマンドにより、対象バンクの所定のローアドレスが
アクティブとされ、書き込み/読み出しが可能な状態と
される。図5の例では、点aでバンクAに対してアクテ
ィブコマンドが出され、バンクAが書き込み/読み出し
可能な状態とされる。同様に、点c,点e,点hでも、
バンクAあるいはバンクBに対するアクティブコマンド
が出される。そして、このアクティブとされたバンクの
ローアドレスに対するデータライト/データリードコマ
ンドが入力されると共に、データが入力され、対象バン
クの対象ローアドレスに対するデータの書き込み/読み
出しが行われる。
【0046】データの書き込み/読み出し後には、プリ
チャージを行う必要がある。図5では、点gで、バンク
Aに対するプリチャージコマンドが出されている。ま
た、オートプリチャージ付きライト/リードコマンドを
実行することによって、データの書き込み/読み出しが
なされた後の所定期間後に、自動的にプリチャージを行
うことができる。
【0047】図5の例には、点bでバンクAに対してオ
ートプリチャージ付きライトコマンドが出され、バンク
Aに対してバースト長’4’でデータが書き込まれた後
に、このコマンドが実行される様子が示されている。な
お、点fは、オートプリチャージ無しのライトコマンド
である。
【0048】ライトコマンド同士の間隔は、1クロック
分である。すなわち、ライトコマンドは、1クロック毎
に制限無しに入力することができる。同様に、リードコ
マンド同士の間隔は、1クロック分であって、リードコ
マンドも1クロック毎に制限無しに入力することができ
る。但し、読み出しの際には、CASレーテンシが存在
するため、リードコマンドが入力されてから実際にデー
タが出力されるまでには、CASレーテンシ分だけ遅延
が生ずる。CASレーテンシが’2’と指定されたこの
例では、リードコマンドが入力された2クロック分後
に、データの出力がなされる。
【0049】また、これらライトコマンドおよびリード
コマンドは、それぞれ別のライトコマンドあるいはリー
ドコマンドでインタラプトが可能である。これにより、
ライトあるいはリードを行うカラムアドレスを1クロッ
ク単位で指定することができる。
【0050】SDRAM44,45では、非同期特性に
基づく制約事項として、これら各コマンド入力ならびに
動作の間には、それぞれ所定の間隔が必要とされる。こ
の制限事項の違反は、SDRAM44,45の誤動作を
引き起こす。図6は、この制約条件の一例を一覧して示
す。最上段に示される数値は、SDRAM44,45の
動作の最小間隔とされるサイクルである。ここでは、サ
イクルが13nsであるSDRAMを20nsのクロッ
クで動作させる例について、図6と、上述の図5を用い
て説明する。
【0051】リフレッシュコマンドから次のリフレッシ
ュコマンドあるいはアクティブコマンドまでの間隔は、
間隔tRCと称され、最小で、7クロック分に相当する1
30nsが必要である。アクティブコマンドからプリチ
ャージコマンドまでの間隔は、間隔tRAS と称され、最
小で91nsが必要である。これは、5クロック分に相
当する。逆に、プリチャージコマンドとアクティブコマ
ンドまでの間隔は、間隔tRPと称され、39nsが必要
とされる。これは、2クロック分に相当する。アクティ
ブコマンドとデータリード/データライトコマンドまで
の間隔は、間隔tRCD と称され、2クロック分に相当す
る39nsが必要とされる。
【0052】一方のバンクをアクティブにした後に他方
のバンクをアクティブにする際の各アクティブコマンド
間の間隔は、間隔tRRD と称され、39nsが必要とさ
れる。これは、2クロック分に相当する。図5では、バ
ンクAのアクティブコマンドが出される点aから、バン
クBのアクティブコマンドが出される点cまで、4クロ
ック分の間隔が開けられている。
【0053】データ入力とプリチャージコマンドとの間
隔は、間隔tDPL と称される。データの書き込みをオー
トプリチャージ付きライトコマンドで以て行い、オート
プリチャージを指定した場合の、最後のデータ入力と次
のアクティブコマンドとの間隔は、間隔tDAL と称され
る。これら間隔tDPL および間隔tDAL は、CASレー
テンシによって左右される。間隔tDPL において、CA
Sレーテンシが3の場合、1クロック+13nsが必要
とされる。これは、2クロック分に相当する。CASレ
ーテンシが1または2では、共に、1クロック分に相当
する19.5nsが必要とされる。また、間隔tDAL
おいて、CASレーテンシが3の場合、2クロック+3
9nsが必要とされる。これは、4クロック分に相当す
る。CASレーテンシが1または2では、1クロック+
39nsが必要とされる。これは、3クロック分に相当
する。
【0054】この実施の第1の形態では、マルチプレク
サ42で分割および並び替えをされ、データ幅が10ビ
ットのデータとされた、1サンプリング点における各成
分データY,C,Kを、SDRAM44(45)の、同
一バンクの連続したアドレスに書き込む。図7は、この
実施の第1の形態での、サンプリング点とSDRAM4
4(45)におけるアドレス配置の関係を示す。書き込
みは、画面の水平方向に行われ、読み出しは、垂直方向
に行われる。書き込みは、水平方向には、サンプリング
点毎に、バンクAおよびバンクBが交互に切り替えられ
て行われる。それと共に、垂直方向に読み出す際に、バ
ンクAおよびバンクBを交互に切り替えて読み出すよう
に、アドレスが制御される。アドレスの制御は、例えば
図示されないアドレス信号生成回路で生成されたアドレ
ス信号に基づきなされる。
【0055】1サンプリング点の各成分データY,C,
Kは、一つのアドレスを指定され、バーストライトされ
る。図7に示されるように、例えばオートプリチャージ
付きライトコマンドにより、データYを書き込むアドレ
スnが指定される。すると、バースト長(=’4’)に
従い、アドレスnへのデータYの書き込みに続けて、連
続したアドレスn+1,n+2およびn+3に、データ
C,データKおよびダミーデータがそれぞれ書き込まれ
る。なお、ダミーデータの書き込みは、省略することが
できる。
【0056】バンクAに対する書き込みが終了すると、
バンクBのアクティブコマンドが出され、次の画素デー
タがバンクBに書き込まれる。上述のバンクAへの書き
込みと同様に、バンクBへの書き込みもバーストライト
で行われる。バンクBに書き込みが行われている間、バ
ンクAでは、先に出されたオートプリチャージ付きライ
トコマンドにより自動的にプリチャージが実行される。
このように、バンクAおよびバンクBとが交互に切り替
えられ、1サンプリング点の各成分のデータがバースト
長に対応して書き込まれる。
【0057】SDRAM45(44)からのデータの読
み出しも、書き込みと同様に、サンプリング点毎にバン
クAおよびバンクBを交互に切り替えながら、バースト
リードされる。但し、読み出しの場合には、画面の垂直
方向に向けてアドレスが指定され、水平方向と垂直方向
の読み替えが行われる。
【0058】図8は、SDRAM45(44)からのデ
ータ読み出しの一例を示すタイミングチャートである。
信号Ck,Cs,Ras,Casは、それぞれ外部から
供給されるタイミング信号であり、信号WEは、書き込
みを許可するライトイネーブル信号である。また、信号
A11,A10,A0〜A9は、アドレス信号である。
信号A11でバンク指定が行われ、信号A10でオート
プリチャージの指定が行われる。信号A0〜A9で、ロ
ーアドレスおよびカラムアドレスが指定される。
【0059】信号A0〜A9で、1サンプリング点の先
頭のデータ(この例では、成分Yのデータ)の、ローお
よびカラムアドレスが指定される。カラムアドレスが指
定された後、設定されたCASレーテンシ(=’2’)
に基づき、2クロックが経過してから成分Yのデータが
読み出され、続けて、バースト長(=’4’)に従い、
1サンプル点の他の成分のデータがバースト的に出力さ
れる。
【0060】また、カラムアドレスが指定されて2クロ
ック経過した後、他方のバンクがアクティブとされる。
そして、ローおよびカラムアドレスが指定され、カラム
アドレスの指定後2クロックが経過して、バースト的に
データが読み出される。このように、バンクA,Bの切
り替えとデータの読み出しとが連続的に行われる。
【0061】こうして、それぞれ10ビットのデータ幅
でSDRAM45から読み出されたデータは、読み出し
/書き込み切り替え回路41のデマルチプレクサ43に
供給される。なお、デマルチプレクサ43は、上述のマ
ルチプレクサ42と逆の処理を行う。データ幅が10ビ
ットでシリアルに並べられて入力された、1サンプリン
グ点の各成分のデータY,C,Kがパラレルに並べ替え
られ、32ビットのデータ幅を有する1サンプリング点
のディジタルビデオデータとされて出力される。
【0062】このように、SDRAM44および45に
おいて、CASレイテンシが2およびバンクが2つ以上
有るときに、バースト長が最小で’4’であれば、2つ
のバンクを交互に切り替えたときに不連続になることな
く、SDRAM44あるいは45上の任意のアドレスの
読み書きがバースト長単位で行える。この実施の第1の
形態では、このことを利用して、SDRAMによる画素
データの高速なアクセスを実現している。
【0063】図15を用いて上述した従来例では、8個
のDRAMが必要とされているが、この実施の第1の形
態では僅かに2個のSDRAMで済み、構成が非常に簡
素化されると共に、コスト的にも有利である。なお、こ
れは、バンクやバースト長が増えた場合にも、そのまま
適用することができる。
【0064】次に、この発明の実施の第2の形態につい
て説明する。この実施の第2の形態は、画像変換処理装
置1において、特殊効果を得るためのマッピングを行
う、メモリ13にSDRAMを用いた例である。
【0065】先ず、理解を容易とするために、バイリニ
ア内挿による画像変換処理について、図9を用いて概略
的に説明する。図9Aにおいて、点A,B,C,および
Dは、変換前のサンプリング点であり、光点である。点
Xは、変換後に光点に対応する点である。例えば点A〜
Dからなる正方形の1辺の長さを1、点Aから点Xまで
の、水平方向の距離をKh(0≦Kh≦1)、垂直方向
の距離をKv(0≦Kv≦1)とする。そして、点A〜
Dそれぞれの画素データに対して、図9Bに一例が示さ
れる式(1)に基づき重み付けを行い、点Xの画素デー
タを求める。
【0066】図10は、この実施の第2の形態における
メモリ13の構成の一例を示す。端子50から、例えば
信号YCKからなるコンポーネント信号に基づき、ビデ
オデータが入力される。この例では、コンポーネント信
号の各成分Y,CおよびKのそれぞれのデータに対して
10ビットずつが割り当てられ、データ幅が30ビット
のデータとして入力される。あるいは、例えば2ビット
のダミーデータが付加され、データ幅が32ビットのデ
ータとして入力される。なお、入力信号が例えば信号R
GBKからなるコンポーネント信号である別の例では、
各成分のデータR,G,BおよびKのそれぞれに対し
て、8ビットずつが割り当てられる。
【0067】入力ビデオデータは、読み出し/書き込み
切り替え回路51に供給される。読み出し/書き込み切
り替え回路51は、マルチプレクサ52およびマルチプ
レクサ52と逆の処理を行うデマルチプレクサ53を含
む。
【0068】この第2の形態でも、上述の第1の形態と
同様に、マルチプレクサ52において、例えば信号YC
Kからなるコンポーネント信号に基づき入力されたビデ
オデータが時間軸方向に圧縮され各成分毎にシリアルに
並び替えられる。すなわち、図4のタイムチャートを用
いて既に説明したように、ビデオ信号の1サンプリング
点における各成分のデータY,C,Kをシリアルに並べ
て、データ幅が10ビットのデータとして出力する。
【0069】また、別の例では、ビデオ信号が三原色信
号に基づくデータRGBKであれば、一つのサンプリン
グ点における各成分によるデータR,G,B,Kがそれ
ぞれシリアルに並べられ、データ幅が8ビットのデータ
として出力される。
【0070】読み出し/書き込み切り替え回路51に
は、SDRAM55A〜55DおよびSDRAM56A
〜56Dの、それぞれ4個のSDRAMからなる2組の
SDRAMが接続される。読み出し/書き込み切り替え
回路51では、所定のタイミングでこれら2組のSDR
AMの読み出し/書き込みを切り替え、一方の組にに書
き込みが行われているときに、他方の組から読み出しを
行う。ここでは説明のため、SDRAM55A〜55D
の組に書き込みが行われ、SDRAM56A〜56Dの
組からは読み出しが行われているものとする。
【0071】図示しないが、読み出し/書き込み切り替
え回路51には、書き込みアドレス生成回路20および
読み出しアドレス生成回路21からのアドレス信号が供
給される。アドレス信号は、読み出し/書き込み切り替
え回路51を介して、SDRAM55A〜55Dおよび
SDRAM56A〜56Dのうち、対応するものに供給
される。
【0072】なお、SDRAM55A〜55DおよびS
DRAM56A〜56Dは、上述したように、それぞれ
16Mビット程度と十分な容量を有しているため、画像
変換のためのアドレスを、それぞれに格納することがで
きる。そのため、アドレス用のメモリを別途用意する必
要がない。また、これらSDRAM55A〜55Dおよ
びSDRAM56A〜56Dのアクセス方法は、実施の
第1の形態で既に説明した、SDRAM44,45の場
合と同一である。
【0073】マルチプレクサ52でデータ幅が10ビッ
トとされたデータは、バイリニア内挿で用いられる点
A,B,C,およびDに各々対応して、SDRAM55
A,55B,55C,および55Dにそれぞれ書き込ま
れる。例えば、点Aに対応するデータがSDRAM55
Aに書き込まれ、点Bに対応するデータがSDRAM5
5Bに書き込まれる。同様に、点Cに対応するデータが
SDRAM55Cに書き込まれ、点Dに対応するデータ
がSDRAM55Dに書き込まれる。
【0074】それぞれ10ビットのデータ幅で、既にデ
ータが書き込まれているSDRAM56A〜56Dか
ら、例えばコンピュータ22からの特殊効果の指示に応
じて、所定の画素データが読み出される。読み出された
データは、補間回路54によって所定の補間処理を施さ
れ、デマルチプレクサ53で、上述のマルチプレクサ5
2と逆の処理を施される。すなわち、10ビットのデー
タ幅でシリアルに並べられて入力された、1サンプリン
グ点の各成分のデータY,C,Kがパラレルに並べ替え
られ、32ビットのデータ幅を有する、1サンプリング
点のビデオデータとされる。デマルチプレクサ53の出
力は、端子57に導出される。
【0075】SDRAM55A〜55D(56A〜56
D)のそれぞれは、バイリニア内挿に用いられる4つの
サンプリング点にそれぞれ対応している。そのため、書
き込みに用いられる4個のSDRAMのそれぞれにおい
て、1サンプリング点のデータを書き込む所要時間の、
4倍の時間をかけてデータを書き込むことが可能であ
る。そこで、この実施の第2の形態では、1サンプリン
グ点分のデータを、書き込む側のSDRAMのバンクA
およびバンクBの両方に、共に書き込む。
【0076】図11は、この実施の第2の形態での、サ
ンプリング点とSDRAM55A〜55D(56A〜5
6D)におけるアドレス配置の関係を示す。メモリA,
B,C,およびDは、それぞれSDRAM55A,55
B,55C,および55D(あるいはSDRAM56
A,56B,56C,および56D)に対応する。例え
ば奇数ラインにおいて、メモリAおよびBに対してサン
プリング点単位で交互にデータが書き込まれ、偶数ライ
ンにおいて、メモリCおよびDに対してサンプリング点
単位で交互にデータが書き込まれる。上述したように、
データは、バンクAおよびBの両方に共に書き込まれ
る。
【0077】このとき、1サンプリング点の各成分のデ
ータY,C,Kは、一つのアドレスを指定され、バース
トライトされる。図11に示されるように、例えばオー
トプリチャージ付きライトコマンドにより、データYを
書き込むアドレスnが指定される。すると、バースト長
(=’4’)に従い、アドレスnへのデータYの書き込
みに続けて、連続したアドレスn+1,n+2およびn
+3に、データC,データKおよびダミーデータがそれ
ぞれ書き込まれる。なお、ダミーデータの書き込みは、
省略することができる。
【0078】4つのメモリA〜Dに対してこのように画
素データを書き込むことによって、画面上の、互いに隣
り合うどの4画素データが欲しい場合でも、必ずバンク
AおよびBを交互に切り替えることができ、連続的にデ
ータを読み出すことができる。そのため、バイリニア内
挿による画像変換処理を高速に行うことができる。
【0079】図14を用いて上述した従来例では、32
個のSRAMが必要とされているが、この実施の第2の
形態では僅かに8個のSDRAMで済み、構成が非常に
簡素化されると共に、コスト的にも有利である。なお、
これは、バンクやバースト長が増えた場合にも、そのま
ま適用することができる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、データ幅が32ビットでパラレルに供給されるビデ
オデータを、マルチプレクサにより、各成分毎にシリア
ルに並べ替えている。そのため、データ幅を、SDRA
Mのデータ幅に適合させて小さくすることができると共
に、SDRAMのバーストライト/バーストリードを利
用して効率良くデータをアクセスすることができる。し
たがって、ランダム的に高速なアクセスが必要な場合で
も、SDRAMのメモリ空間を有効に利用することで、
多数のSRAMを利用すること無く、少ないデバイス数
で同様の処理を行うことができるという効果がある。
【0081】また、従来では8個のDRAMで構成され
ていたスキャンコンバータ部を、この発明の実施の第1
の形態を用いることで、2個のSDRAMで構成するこ
とが可能とされる。さらに、従来では32個ものSRA
Mで構成されていた画像変換処理部を、この発明の第2
の形態を用いることで、僅かに8個のSDRAMで構成
することが可能とされる。
【0082】例えば1Mビットの容量を有するSRAM
と、16Mビットの容量を有するSDRAMとでは、価
格ならびに外形が略同じである。実際には、メモリをド
ライブするためには、多くのアドレス,データバッファ
が必要とされる。そのため、例えば画像変換部では、S
RAMを用いた従来の構成に比べ、実施の第2の形態に
よる構成では、例えば1/7程度まで小型化が可能とさ
れる。このように、SDRAMを用いて構成されるこの
発明では、従来の構成に比べ、大幅に価格の低減化なら
びに小型化が実現できるという効果がある。
【0083】また、メモリを駆動するための、周辺のイ
ンターフェイス用のIC(集積回路)においても、ピン
数やドライブ能力を削減することができる。これによっ
ても、価格の低減化ならびに小型化が実現できるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用可能な画像処理装置の構成の一
例を示すブロック図である。
【図2】スキャンコンバート処理を行うフィルタの構成
の一例を示すブロック図である。
【図3】実施の一形態によるスキャンコンバータ部の構
成の一例を示すブロック図である。
【図4】マルチプレクサにおける処理を示すタイムチャ
ートである。
【図5】SDRAMのアクセス方法の一例を示すタイム
チャートである。
【図6】SDRAMにおける制約条件の一例を一覧して
示す略線図である。
【図7】実施の第1の形態での、サンプリング点とSD
RAMにおけるアドレス配置の関係を示す略線図であ
る。
【図8】SDRAMからのデータ読み出しの一例を示す
タイミングチャートである。
【図9】バイリニア内挿を説明するための略線図であ
る。
【図10】実施の第2の形態におけるメモリの構成の一
例を示すブロック図である。
【図11】実施の第2の形態での、サンプリング点とS
DRAM55A〜55Dにおけるアドレス配置の関係を
示す略線図である。
【図12】特殊効果における変換処理を説明するための
略線図である。
【図13】特殊効果におけるメモリのアクセスを説明す
るための略線図である。
【図14】SRAMを用いた従来技術による画像変換回
路の構成の一例を示すブロック図である。
【図15】DRAMを用いた場合の従来のスキャンコン
バータの構成の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】 12・・・スキャンコンバート処理を行うフィルタ、1
3・・・マッピング用のメモリ、14・・・補間回路、
20・・・書き込みアドレス生成回路、21・・・読み
出しアドレス生成回路、22・・・コンピュータ、32
・・・スキャンコンバート処理を行うメモリ、41,5
1・・・読み出し/書き込み切り替え回路、42,52
・・・マルチプレクサ、43,53・・・デマルチプレ
クサ、44,45,55A〜55D,56A〜56D・
・・SDRAM、101,121・・・読み出し/書き
込み切り替え回路、102A〜102D,103A〜1
03D・・・DRAM、123A〜123H,124A
〜124H・・・SRAM

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリに書き込まれたディジタルビデオ
    データを所定の順序で読み出すことで変換処理を行う画
    像処理装置において、 複数のバンクを有するメモリと、 上記メモリの上記複数のバンクのうちの一つのバンクの
    連続したアドレスに、ディジタルビデオデータの同一の
    サンプリング点の複数のサンプルのそれぞれを書き込む
    ように上記メモリのアドレス制御を行うアドレス制御手
    段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像処理装置におい
    て、 上記アドレス制御手段は、さらに、上記ディジタルビデ
    オデータを上記複数のバンクに書き込む際に、隣り合う
    サンプリング点のサンプルが互いに異なるバンクに書き
    込まれるように、上記ディジタルビデオデータの1サン
    プリング点毎に上記複数のバンクを切り替えると共に、
    上記ディジタルビデオデータの1ライン毎に上記複数の
    バンクを切り替えるように上記メモリのアドレス制御を
    行うことを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の画像処理装置におい
    て、 上記アドレス制御手段は、さらに、上記ディジタルビデ
    オデータを上記メモリに書き込む際に、同一のサンプリ
    ング点のサンプルを上記複数のバンクの少なくとも2つ
    にそれぞれ書き込むように上記メモリのアドレス制御を
    行うことを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 メモリに書き込まれたディジタルビデオ
    データを所定の順序で読み出すことで特殊な映像効果を
    得るようにした特殊効果装置において、 複数のバンクを有するメモリと、 上記メモリの上記複数のバンクのうちの一つのバンクの
    連続したアドレスに、ディジタルビデオデータの同一の
    サンプリング点の複数のサンプルのそれぞれを書き込む
    ようにされ、上記書き込む際に、隣り合うサンプリング
    点のサンプルが互いに異なるバンクに書き込まれるよう
    に、上記ディジタルビデオデータの1サンプリング点毎
    に上記複数のバンクを切り替えると共に、上記ディジタ
    ルビデオデータの1ライン毎に上記複数のバンクを切り
    替えるように上記メモリのアドレス制御を行うアドレス
    制御手段とを備えた画像処理装置を有することを特徴と
    する特殊効果装置。
  5. 【請求項5】 メモリに書き込まれたディジタルビデオ
    データを所定の順序で読み出すことで特殊な映像効果を
    得るようにした特殊効果装置において、 複数のバンクを有するメモリと、 上記メモリの上記複数のバンクのうちの一つのバンクの
    連続したアドレスに、ディジタルビデオデータの同一の
    サンプリング点の複数のサンプルのそれぞれを書き込む
    ようにされ、上記書き込む際に、同一のサンプリング点
    のサンプルを上記複数のバンクの少なくとも2つにそれ
    ぞれ書き込むように上記メモリのアドレス制御を行うア
    ドレス制御手段とを備えた画像処理装置を有することを
    特徴とする特殊効果装置。
  6. 【請求項6】 メモリに書き込まれたディジタルビデオ
    データを所定の順序で読み出すことで変換処理を行う画
    像処理方法において、 複数のバンクを有するメモリを備え、 上記メモリの上記複数のバンクのうちの一つのバンクの
    連続したアドレスに、ディジタルビデオデータの同一の
    サンプリング点の複数のサンプルのそれぞれを書き込む
    ようにしたことを特徴とする画像処理方法。
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