JPH10144073A - シンクロナスdramのアクセス機構 - Google Patents

シンクロナスdramのアクセス機構

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JPH10144073A
JPH10144073A JP8296441A JP29644196A JPH10144073A JP H10144073 A JPH10144073 A JP H10144073A JP 8296441 A JP8296441 A JP 8296441A JP 29644196 A JP29644196 A JP 29644196A JP H10144073 A JPH10144073 A JP H10144073A
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JP
Japan
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access
control
sdram
synchronous dram
address
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JP8296441A
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Katsuki Miyawaki
克樹 宮脇
Mitsuhiko Ota
光彦 太田
Sei Maeda
聖 前田
Takao Yoshitomi
隆夫 吉富
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バースト長の設定されたSDRAMに対して
多くのメモリアクセス形式に対応した複雑なアクセスが
行えるメモリアクセス機構を簡単な回路で実現する。 【解決手段】 設定されたバースト長で連続したアクセ
スを行うことが可能な、複数のバンクで構成されるバン
ク構造を有するシンクロナスDRAM10をアクセスする
ためのシンクロナスDRAMのアクセス機構であって、
制御信号から、シンクロナスDRAMの状態に応じた制
御シーケンス信号を生成する制御シーケンサを備えるシ
ンクロナスDRAMのアクセス機構において、制御シー
ケンサは、独立して動作可能な、複数のバンクの個数分
の複数のシーケンサ32,33 と、複数のシーケンサにより
生成されるシーケンス信号に基づいたアクセス動作を行
う順序を制御するアクセス順序制御回路34とを備えるよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定のバースト長
では高速なアクセスが可能なシンクロナスDRAM(S
DRAM)を使用して高速なメモリアクセスを可能にし
たSDRAMのアクセス機構に関し、特に所定のバース
ト長に限定されずに高速なアクセスを可能にしたSDR
AMのアクセス機構に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CPUの高速化に伴ってDRAM
の高速化の必要性が高まっており、各種の新しい方式の
DRAMが実用化されている。その1つにシンクロナス
DRAM(SDRAM)がある。SDRAMは、内部の
動作を外部から印加されるクロックに同期して動作する
ようにすることでタイミング設計を容易にすると共に、
連続するアドレスのデータの入出力(バースト転送)で
は、非常に短いサイクル時間でアクセスできるようにす
ることで高速化を図っている。しかし、連続していない
アドレスをアクセスする場合には、高速のアクセスの実
現が困難という問題があった。このような問題を解決す
るための1つの対策として、SDRAMでは、メモリセ
ル部を複数のバンク構造とし、連続しないアドレスにア
クセスする場合には、バンクを切り換えることにより、
アクセス速度を低下させないようにしている。
【0003】図1は、SDRAMの基本構成を示す図で
ある。図1に示すように、SDRAM10は、第1バン
ク12と第2バンク13で構成されたメモリセル部を有
しており、外部との入出力は入出力インターフェース1
1を介して行われる。入出力インターフェース11で、
アクセスするバンクの切り換え等の制御が行われる。こ
の入出力インターフェース11での動作を、通常インタ
リーブと呼んでいる。
【0004】図2は、SDRAMのリード動作時のアク
セスタイミングを示す図である。ここではバースト長は
4ワードに設定されている。SDRAMの内部は、外部
から印加されるクロックに同期して動作する。図示のよ
うに、まずロウアドレスを示すアドレス信号が出力され
ることを示す信号/RASが「低(L)」に変化され、
その3サイクル後に列(カラム)アドレスを示すアドレ
ス信号/CASが「低(L)」に変化される。これに同
期してアドレス信号や書き込み制御信号/WEも変化さ
れる。/CASが「L」に変化し、カラムアドレスが入
力された時から2.5サイクル後にデータの出力が開始
され、4サイクルの間連続したアドレスの4ワード分の
データが出力される。続けて同一のロウアドレスのアド
レスにアクセスするのであれば、/CASが「L」に変
化し、カラムアドレスが入力された時から4サイクル後
に再び/CASを「L」にしてアクセスするカラムアド
レスを入力すれば、続けて連続したアドレスの4ワード
分のデータが出力される。ロウアドレスの異なるアドレ
スにアクセスする場合、そのアドレスが異なるバンクに
存在する時には、/CASを「L」に変化させた次のサ
イクルで、/RASを「L」に変化させてロウアドレス
を入力し、3サイクル後に/CASを「L」に変化させ
てカラムアドレスを入力することにより、連続してアク
セスできる。ただし、同一バンク内の異なるロウアドレ
スに変更する場合には、連続したアクセス動作は行えな
い。
【0005】図3は、バースト転送(バーストアクセ
ス)モードでアクセスできるアドレスの順序を説明する
図である。(1)に示すように、バーストアクセスモー
ドでは、あらかじめバースト長が設定され、バースト長
のアドレスが連続してアクセスされる。バースト長とし
ては、4ワードや8ワードが設定でき、図では4ワード
の場合を例として示してある。メモリ内のアドレスは、
あらかじめ設定されたバースト長単位に分けられ、この
単位内の1アドレスを指定すると、その単位内の設定さ
れたバースト長のアドレスがアクセスされる。例えば、
4ワードの時には、(2)の(a)に示すように、0、
1、2、3番地という順番でアクセスできるだけでな
く、(2)の(b)に示すように、2、3、0、1とい
う順にもアクセスでき、更に、(2)の(a)に示すよ
うな順番にアクセスするように設定した上で、2番地を
指定すれば、3、0、1番地という順でアクセスが行わ
れる。ただし、設定されたバースト長であっても、1回
のアドレス指定で上記の単位を越えたアドレス、例え
ば、(1)において、アドレス4n+3から4(n+
1)+2をアクセスするといったことはできない。SD
RAMでメモリシステムを構成する場合には、メモリア
クセス機構が使用されるのが一般的である。
【0006】図4は、従来のSDRAMのアクセス機構
の構成を示す図である。図4において、参照番号10が
2バンク構成のSDRAMであり、20がSDRAMの
アクセス機構を構成する。アクセス機構20は、初期設
定・リフレッシュ制御回路21と、制御シーケンサ22
と、コマンドデコーダ25と、アドレス多重回路26
と、メモリデータバッファ27とで構成される。初期設
定・リフレッシュ制御回路21は初期設定されたバース
ト長を記憶する回路や、リフレッシュ動作を制御する回
路である。制御シーケンサ22は、制御バス信号に応じ
て、その時点のSDRAMへのアクセス状態からどのよ
うな状態に変化すべきかを判定してコマンド信号を生成
する回路で、通常はステートマシンと呼ばれる順序回路
(シーケンサ)で構成される。コマンドデコーダ25
は、制御シーケンサ22からのコマンドをデコードして
SDRAMの制御信号線に印加する信号を生成する回路
である。アドレス多重回路26は、制御シーケンサ22
からの信号をデコードして、アドレスバス信号をロウア
ドレスとカラムアドレスに分けてから、時分割多重して
SDRAMに出力する。メモリデータバッファ27は入
出力データのバッファである。従来のメモリアクセス機
構は、図4に示すように、役割別に分割した順序回路で
構成する場合もあるが、全体として一組の順序回路とし
て構成される場合もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】SDRAMへのアクセ
スをすべてSDRAMに設定したバースト長を単位とし
て行う場合には、上記の制御シーケンサを一組の順序回
路で構成することが可能であった。しかしながら、この
方法では設定されたバースト長の倍数のアドレスから、
バースト長単位(バースト長の倍数)のワード数でメモ
リアクセスを行わなくてはならないという制約があっ
た。
【0008】SDRAMは、その高速性を生かして多く
のシステムに使用されようとしている。例えば、多量の
画像メモリを使用するグラフィックシステムでは、コス
トの点から画像メモリとしてはDRAMを使用するのが
一般的であるが、グラフィックシステムでも画像表示の
高速化などが求められており、SDRAMで画像メモリ
を構成することにより、アクセス時間の短縮化を図るこ
となどが行われている。しかし、画像処理などにおいて
は、縦横の2方向だけでなく、斜めの方向に隣接する画
素をアクセスしたり、画素を間隔をおいてアクセスする
ことが行われる。
【0009】図5は、バースト長が4ワードに設定され
たSDRAMに、バースト長に制約されずにアクセスす
る場合の例であり、アドレスがバースト長に対して
(1)に示すような関係にある場合に、(2)に示すよ
うなアドレスを順にアクセスするとする。このようなア
クセスでは、バースト長の倍数のアドレスからのバース
ト長単位のワード数でのアクセスにはならず、図で○で
示したアドレスを指定する必要があるが、○が隣接して
いる部分では次のアドレスの指定が遅れるため、実際に
は無駄なデータがアクセスされることになる。そのた
め、読み出しにおいては無駄なデータを除く処理が必要
で、書き込みにおいてはアクセスしないアドレスに不正
なデータの書き込みが行われないようにする処理が必要
である。そのため、SDRAMを使用しても実質的なア
クセス動作は高速にならないといった問題が生じてい
た。
【0010】そのため、バースト長に限定されない任意
アドレスおよび任意ワード数の連続バーストアクセスの
組み合わせにおけるバンクインターリーブ、単独バンク
または複数バンクを同時にアクティブ状態にしてのバー
ストアクセス等の機能を、アクセス機構で実現すること
が考えられる。上記のように、アクセス機構の制御シー
ケンサは、順序回路で構成されるが、順序回路は、ある
状態の時に受けた制御信号に応じて他の状態に遷移する
もので、取り得る状態数と状態遷移数の組み合わせが増
加すると回路が大きく複雑になる。SDRAMの制御で
は、制御のための命令の発行の順番やタイミングおよび
その間隔の組み合わせに応じて状態が異なるが、上記の
ような複雑な制御を行う場合には、取り得る状態の数が
指数関数的に増大してしまう。このような順序回路の状
態数および状態遷移の組み合わせの著しい増加は、回路
規模の増加だけでなく、回路動作速度も制限してしま
い、メモリアクセス機構の性能向上の妨げになってい
た。
【0011】SDRAMを使用したメモリアクセス機構
の性能を高めるためには、設定されたバースト長に限定
されない任意アドレス及び任意ワード長のランダムアク
セス、任意長のバーストアクセスの組み合わせにおける
バンクインタリーブによる効率的なメモリアクセスと、
SDRAMの動作クロックの向上による高速動作を同時
に実現する必要がある。
【0012】本発明は、バースト長の設定されたSDR
AMに対して上記の複雑なアクセスが行えるメモリアク
セス機構を簡単な回路で実現することにより、動作クロ
ック周波数を高めて、高性能なメモリアクセス機構を実
現しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のシンクロナスD
RAM(SDRAM)のアクセス機構では、上記目的を
実現するため、SDRAMのバンク構成に合わせて、独
立に動作する制御シーケンサをバンクの個数分設け、こ
れら複数の制御シーケンサのSDRAMへの動作順を調
停するアクセス順序制御回路を設ける。
【0014】すなわち、本発明のシンクロナスDRAM
のアクセス機構は、設定されたバースト長で連続したア
クセスを行うことが可能な複数のバンクで構成されるバ
ンク構造を有するシンクロナスDRAMをアクセスする
ためのシンクロナスDRAMのアクセス機構であって、
制御信号から、シンクロナスDRAMの状態に応じた制
御シーケンス信号を生成する制御シーケンサを備えるシ
ンクロナスDRAMのアクセス機構において、前記制御
シーケンサは、独立して動作可能な、バンクの個数分の
複数のシーケンサと、複数のシーケンサにより生成され
るシーケンス信号に基づいたアクセス動作を行う順序を
制御するアクセス順序制御回路とを備えることを特徴と
する。
【0015】本発明のSDRAMのアクセス機構では、
SDRAMの制御シーケンサを複数の同じ制御シーケン
サに分割することにより、順序回路の状態数および状態
遷移の組み合わせを減らしている。これにより、回路規
模の増大を抑えて、高速動作を実現することができる。
バーストアクセスを開始するメモリアドレスをバースト
長の倍数に限定しないと、最初のコマンド発行から次の
コマンド発行までの状態遷移の組み合わせは、バースト
長限定の時の1通りに比べて、バースト長が4ワードの
時には4通りに、バースト長が8ワードの時には8通り
に増加する。
【0016】同様に、連続してバーストアクセスをする
ワード数をバースト長に限定しないと、2番目以降のコ
マンド発行から次のコマンド発行までの状態遷移の組み
合わせは、バースト長限定の時の1通りに比べて、バー
スト長が4ワードの時には4通りに、バースト長が8ワ
ードの時には8通りに増加する。同一バンクでのコマン
ド発行のシーケンスは、メモリアドレスとバーストアク
セスをするワード数により一意に制御可能である。問題
は、バンクインタリーブを行う時である。バンクインタ
リーブを行うためには、アクセスの途中のバンクのコマ
ンド発行のシーケンスを完了する前に、別のバンクのコ
マンド発行のシーケンスを起動しなくてはならない。こ
れはコマンド発行のシーケンスをオーバーラップさせる
ことを意味する。
【0017】複数のバンクのコマンド発行のシーケンス
をオーバーラップさせて同時に制御するためには、1つ
のバンクのコマンド発行のシーケンスの各状態に対し
て、他のバンクの各状態の組み合わせが存在することに
なる。つまり、2バンク構成のSDRAMならば状態数
は1つのバンクの状態数の2乗になる。同様に、状態遷
移の組み合わせも、1つのバンク数の状態遷移数を組み
合わせた数になる。例えば、1つのバンクに対する制御
シーケンサが20の状態と30の状態遷移で実現できる
ならば、2つのバンクをバンクインタリーブさせるため
には、400の状態と数百の状態遷移が必要になる。実
際には、状態と状態遷移の組み合わせは、無効な組み合
わせをのぞいて最適化されるために、必ずしも2乗には
ならないが、大幅に増加して複雑化することは避けられ
ない。
【0018】本発明では、SDRAMの制御回路をバン
ク毎に独立の複数の制御シーケンサに分割して構成する
ことにより、各制御シーケンサの状態と状態遷移の組み
合わせを増加させることなく、バースト長に限定されな
い任意のメモリアドレスからの任意のワード数でのバー
ストアクセスと、バンクインタリーブ機能を同時に実現
することができる。また、バンク毎に異なった制御シー
ケンサではなく、同じ制御シーケンサを適用できること
が特徴である。各制御シーケンサは、1つのバンクに対
する制御に必要な状態を持てばよい。状態遷移の判断
(条件)として、自身が動作権を得ているかどうかと、
次のクロックサイクルが空いているかどうか(他のバン
クのシーケンサがそのクロックサイクルを使用しないか
どうか)の条件を付加する必要があるが、それによる回
路規模の増加、動作速度への影響は、前述の状態数と状
態遷移数の増加による影響に比べて極めて少ない。
【0019】
【発明の実施の形態】図6は、本発明の実施例のSDR
AMアクセス機構の構成を示す図である。図において、
参照番号10は2バンク構成のSDRAMであり、31
は初期設定・リフレッシュ制御回路であり、32は第1
制御シーケンサであり、33は第2制御シーケンサであ
り、34はアクセス順序制御回路であり、35はSDR
AMコマンドデコーダであり、36はアドレス多重回路
であり、37はメモリデータバッファである。第1と第
2制御シーケンサ32と33、及びアクセス順序制御回
路34を除く部分は従来例と同じである。また、第1と
第2制御シーケンサ32と33は、従来と同様の機能に
加えて、自身が動作権を得ているかどうかと、次のクロ
ックサイクルが空いているかどうかの判定を行う機能が
付加されている。
【0020】アクセス順序制御回路34は、SDRAM
のバンクに対応した各制御シーケンスに対して、アクセ
スの順番を制御する。順番を指定された制御シーケンス
が動作権を得て優先的にアクセスシーケンスを進めるこ
とができる。もう一方の制御シーケンサは、動作権を得
た制御シーケンサの空いているクロックサイクルのみを
使用して、SDRAMに対するリードコマンド、ライト
コマンドの発行の手前まで進むことができ、その状態で
動作権を得るまで待機することになる。
【0021】動作権を得た制御シーケンスは、次のクロ
ックサイクルを自分自身で使用するのか、他の制御シー
ケンサでの使用を許可するかの情報を、相手の制御シー
ケンサに渡す。動作権を得ていない方の制御シーケンサ
は、その信号を受け取って次のクロックサイクルを使用
できるかどうか判定する。おたがいにクロックサイクル
を譲り合うことでSDRAMに対するコマンドの発行の
衝突を回避する。
【0022】図7に、本発明の実施例のメモリアクセス
機構を、MPEG−2方式に準拠した画像および音声復
号用の半導体集積回路へ適用した例を示している。MP
EG−2の復号では、符号データと画像データの2つの
形態のデータを外部メモリであるSDRAMに格納す
る。符号データは、画像用の符号データと音声データと
して独立して扱われ、それぞれFIFO(First In Firs
t Out)形式のバッファメモリとして構成される。画像デ
ータは、メモリ上に2次元の画像イメージとしてフレー
ムバッファを構成する。
【0023】画像データのメモリアクセスは、復号した
画像の書き込み、復号中に以前の画像を参照するための
参照読み出し、画像を表示するための表示読み出しで、
異なった形式のメモリアクセスが行われる。復号画像書
き込みは、マクロブロックと呼ばれる16画素×16画
素の矩形領域を単位として書き込まれる。参照画像読み
出しは、大きさが可変の矩形領域を画素単位として任意
の位置から読み出される。表示画像の読み出しは、水平
方向のラインを単位として読み出される。参照画像の読
み出しを効率的に行うために、画面上で隣接するSDR
AMのページが異なるバンクになるように配置して、2
つのバンクをアクティブな状態にしたまま交互にアクセ
スする方式を採用している。
【0024】各データのメモリアクセスは、SDRAM
アクセス用のローカルバスを経由して行われる。画像と
音声の符号データと画像データのメモリアクセスには順
序関係がないため、メモリアクセスを調停する回路を用
意している。図8は、制御シーケンサの接続とローカル
バスの制御信号を示す。2つの制御シーケンサは、まっ
たく同じ回路で構成される。
【0025】ローカルバスの制御信号線は、SDRAM
の2つのバンクに対して独立に用意してある。この制御
信号線は、一組で構成することもできる。本実施例で
は、参照画像の読み出しを効率的に行うために、2つの
バンクに対するメモリアクセスの指示を同時に発行でき
るように、バンク毎に制御信号を独立させている。2つ
の制御シーケンサは、それぞれ独立して動作することが
できる。SDRAMへアクセスする(コマンドを発行す
る)順番を決めるために、ローカルバスの各バンクへの
アクセス開始要求信号の順番を保持して、動作権を与え
る制御シーケンスを決めている。この動作権を与えられ
た制御シーケンスが、SDRAMの自身のバンクへのメ
モリアクセスを進めることができる。動作権の与えられ
ていない方の制御シーケンサは、自身のバンクをアクテ
ィブな状態にして、リードまたはライトコマンドを発行
する直前の状態で、次の動作権が与えられるまで待機し
ている。動作権の与えられた制御シーケンサのメモリア
クセスが完了する前に、ローカルバスから次のメモリア
クセスの指示を発行することにより、2つのバンクをバ
ンクインタリーブしながら連続してアクセスができる。
【0026】2つの制御シーケンサは、お互いにSDR
AMへのコマンド発行のタイミングが重ならないように
制御されなくてはならない。この制御は、動作権を与え
られた制御シーケンサから相手の制御シーケンサへ、次
のクロックサイクルをSDRAMへのコマンド発行に使
用できることを示す信号線を、相互にやり取りすること
で行える。この信号線の制御には、SDRAMへのアク
ティブコマンド発行禁止期間の情報が含まれる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多くのメモリアクセス形式に対応したSDRAMの制御
回路を、従来の手法に比べて非常に単純化された制御シ
ーケンスで実現することができる。これは、回路規模の
増大を抑制するだけでなく、制御回路およびSDRAM
の動作周波数を向上させるのに有効な方式であり、バン
ク構成を有するSDRAMを使用する装置の性能向上に
寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】2バンク構成のシンクロナスDRAM(SDR
AM)の基本構成を示す図である。
【図2】シンクロナスDRAMのアクセスタイミングを
示すタイミングチャートである。
【図3】バーストモードでのアクセスできるアドレスの
順序を示す図である。
【図4】従来のシンクロナスDRAMのアクセス機構の
構成を示す図である。
【図5】バーストモードで、バースト長に限定されない
複雑なアクセスの例を示す図である。
【図6】本発明の実施例のシンクロナスDRAMのアク
セス機構の構成を示す図である。
【図7】シンクロナスDRAMを画像処理装置に適用し
た時の構成例を示す図である。
【図8】制御シーケンサ部の構成を示す図である。
【符号の説明】
10…SDRAM(2バンク構成) 31…初期設定・リフレッシュ制御回路 32…第1制御シーケンサ 33…第2制御シーケンサ 34…アクセス順序制御回路 35…SDRAMコマンドデコーダ 36…アドレス多重回路 37…メモリデータバッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 聖 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 吉富 隆夫 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設定されたバースト長で連続したアクセ
    スを行うことが可能な、複数のバンクで構成されるバン
    ク構造を有するシンクロナスDRAMをアクセスするた
    めのシンクロナスDRAMのアクセス機構であって、 制御信号から、前記シンクロナスDRAMの状態に応じ
    た制御シーケンス信号を生成する制御シーケンサを備え
    るシンクロナスDRAMのアクセス機構において、 前記制御シーケンサは、 独立して動作可能な、前記複数のバンクの個数分の複数
    のシーケンサと、 該複数のシーケンサにより生成されるシーケンス信号に
    基づいたアクセス動作を行う順序を制御するアクセス順
    序制御回路とを備えることを特徴とするシンクロナスD
    RAMのアクセス機構。
JP8296441A 1996-11-08 1996-11-08 シンクロナスdramのアクセス機構 Withdrawn JPH10144073A (ja)

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