JP2002112163A - 画像データ記憶装置及びその画像データ格納方法 - Google Patents

画像データ記憶装置及びその画像データ格納方法

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JP2002112163A
JP2002112163A JP2000297148A JP2000297148A JP2002112163A JP 2002112163 A JP2002112163 A JP 2002112163A JP 2000297148 A JP2000297148 A JP 2000297148A JP 2000297148 A JP2000297148 A JP 2000297148A JP 2002112163 A JP2002112163 A JP 2002112163A
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JP2000297148A
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Hidenori Sato
英徳 佐藤
Tetsuichiro Ichiguchi
哲一郎 市口
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像符号化の際に余分な画素データ19や画
素ブロック20も読み出されていたため、正確な画像デ
ータの読み出しができないという課題があった。 【解決手段】 画像データを構成する画素データが順次
格納される複数のバンクを有するメモリ部と、このメモ
リ部に対して書き込み・読み出しに係るバンク範囲を設
定するアクセスバンク設定手段と、書き込み・読み出し
に係るバンク範囲に対して書き込み又は読み出しを行う
メモリ領域を特定し、このメモリ領域に対して連続的に
画像データの書き込み又は読み出しを行う書き込み・読
み出し手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は動画像などの画像
データを符号化・復号する画像符号化/復号装置に使用
される画像データ記憶装置に係り、特に画像データを構
成する画素データを格納した複数のバンクを有して、必
要なバンクに対して選択的に画像データの書き込み又は
読み出しを行うことができる画像データ記憶装置及びそ
の画像データ格納方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像符号化/復号装置では、画像
データの格納に、JIEDEC Standard 2
1−C(Joint Electronic Devi
ceEngineering Council−ele
ctronic industrial associ
ation Standard 21−C)に規定され
るような汎用のSDRAM又はDRAMからなる画像デ
ータ記憶装置を使用していた。また、このような画像符
号化/復号装置と画像データ記憶装置との間は、画像デ
ータの一定時間内の伝送量を大きくし、リアルタイムの
符号化を実現するために、例えば32ビット幅などの多
ビット幅のバスで接続される。
【0003】図8は上述したような従来の画像符号化/
復号装置における画像データ記憶装置周辺部の構成を示
すブロック図である。図において、11は画像データ記
憶装置として汎用SDRAM13を使用する従来の画像
符号化/復号装置、12は画像符号化/復号装置11内
のメモリ制御回路で、画像符号化/復号装置11内の不
図示のCPUなどから入力した制御信号に基づいて汎用
SDRAM13への画像データの書き込み/読み出し動
作を行う。13は画像データ記憶装置として画像符号化
/復号装置11に利用される汎用SDRAMで、複数の
ワード線(ロウアドレスで指定)と複数のビット線(カ
ラムアドレスで指定)とをマトリクス状に直交させて配
置し、その各交点上に格子状に設けた複数のメモリセル
からなるメモリセルアレイを有する。14はメモリ制御
回路12と汎用SDRAM13との間でやり取りされる
画像データを伝送するデータバスで、図示の例では8ビ
ットで表現される1画素(の1成分)の画像データを4
画素単位で伝送する32ビット幅のバスが設けられてい
る。
【0004】15はメモリ制御回路12から汎用SDR
AM13に送信される汎用SDRAM13より読み出す
べき画像データのアドレスに係るアドレス信号を伝送す
るアドレスバス、16はRAS(Row Addres
s Strobe)信号を伝送する信号線であって、R
AS信号は汎用SDRAM13内の不図示のメモリセル
アレイから所望のメモリセルのロウアドレスを選択す
る。17はCAS(Column Address S
trobe)信号を伝送する信号線であって、CAS信
号は汎用SDRAM13内の不図示のメモリセルアレイ
から所望のメモリセルのカラムアドレスを選択する。1
8はRAS信号、CAS信号に対応するロウアドレス、
カラムアドレスで選択されたメモリセルに対する書き込
み・読み出しを決定するWE(Write Enabl
e)信号を汎用SDRAM13に伝送する信号線であ
る。
【0005】次に動作について説明する。画像符号化/
復号装置11内のメモリ制御回路12は、不図示のクロ
ック発生装置からのクロック信号に同期させながら、ア
ドレスバス15、信号線16,17,18を介して汎用
SDRAM13に対して記憶内容を読み出すべきメモリ
セルのアドレスに係るアドレス信号、RAS信号、CA
S信号、及びWE信号を送信する。汎用SDRAM13
はアドレス信号、RAS信号、CAS信号、及びWE信
号を受けると、以下に示すような機能を発揮する。RA
S信号を受けると、記憶内容を読み出すべきメモリセル
のRow(行)アドレスをラッチして、そのロウアドレ
スに基づき、ワード線の選択を行う(ワード線に電荷を
チャージして選択状態とする)。また、CAS信号を受
けると、記憶内容を読み出すべきメモリセルのColu
mn(列)アドレスをラッチして、そのカラムアドレス
に基づき、ビット線の選択を行う(ビット線に電荷をチ
ャージして選択状態とする)。このとき、RAS信号、
CAS信号によって選択されたロウアドレス、カラムア
ドレスによるメモリセルに対する書き込み・読み出しモ
ードを決定するWE信号に基づいて、記憶内容を読み出
すべきメモリセルの書き込み・読み出し動作が行われ
る。
【0006】ここで、画像符号化/復号装置11による
画像データの汎用SDRAM13への展開について説明
する。図9は図8の画像符号化/復号装置による画像デ
ータ記憶装置に対する画像データの展開例を示す図であ
る。図において、19は画素ブロック20を構成する画
素データで、汎用SDRAM13が32ビットのデータ
を使用することから画素ブロック20には4つの画素デ
ータ19が格納される。20は汎用SDRAM13にお
いて画像データに対するアクセスの基本単位となる画素
ブロックで、画像フィールド22内の同一アドレスに格
納することができる。21は画像符号化/復号装置11
による画像符号化動作における処理単位であるマクロブ
ロックで、画像符号化において汎用SDRAM13に対
する画像データの書き込み・読み出しはマクロブロック
21単位で行われる。22は画像フレームを構成する画
像フィールドで、高速に読み書きできるように複数の画
素ブロック20がメモリマッピングされている。また、
画像フィールド22において斜線のない領域及び斜線を
付した領域は異なるバンクを示しており、それぞれバン
ク0、バンク1を示している。
【0007】次に概要について説明する。画像データは
画像符号化/復号装置11内の不図示の処理装置によっ
て階層構造を有する画像フレームデータに変換されて汎
用SDRAM13に格納される。汎用SDRAM13が
32ビットのデータを使用することから8ビットで表現
される画素データ19が4つ格納された画素ブロック2
0を、輝度信号の場合で16(水平)×16(垂直)の
正方形に配列して1つのマクロブロック21を構成して
いる。また、画素ブロック20毎にカラムアドレスが付
され、マクロブロック21毎にロウアドレスが付されて
いる。MPEG(Moving Picture Ex
perts Group)などの画像符号化方式では、
動画像などの画像データを構成する画像フレームをマク
ロブロック21毎に区切って符号化する。また、図示の
例では動画像データをインタレース走査が行えるよう
に、画像フィールド22を奇数ラインのTopフィール
ドと偶数ラインのBottomフィールドとで1つの画
像フレームを構成している。この場合、画像フィールド
22から見たマクロブロックの大きさは、輝度信号の場
合で16(水平)×8(垂直)の画素ブロック20とな
る。さらに、画像フィールド22は独立に同時並行に書
き込み・読み出しが行える動作単位ブロックであるバン
ク(バンク0、バンク1)に分割されている。画像符号
化/復号装置11が画像データの符号化中に行う汎用S
DRAM13に対する画像データの書き込み/読み出し
は、上述したマクロブロック21単位で行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像データ記憶
装置は以上のように構成されているので、画像符号化の
際に読み出すべき画像データが画素ブロック20の整数
倍のデータ領域を有しないとき、画素ブロック20の整
数倍のデータ領域となるように余分な画素データ19や
画素ブロック20も読み出されていた。これにより、正
確な画像データの読み出しができず、余分な画素データ
19や画素ブロック20を読み出す分だけ処理時間を短
縮することができないという課題があった。
【0009】具体的に上記課題について説明する。図1
0は図9で示した画像データ記憶装置に展開された画像
データを読み出す動作を説明する図である。図におい
て、23は汎用SDRAM13から読み出すべき画像デ
ータで、図示の例では18(水平)×10(垂直)の画
素ブロック20のデータ領域で構成されている。24は
実際に汎用SDRAM13から読み出される画像データ
で、図示の例では破線で示した32(水平)×10(垂
直)の画素ブロック20のデータ領域で構成されてい
る。なお、図9と同一構成要素には同一符号を付して重
複する説明を省略する。
【0010】次に概要について説明する。MPEGなど
の画像符号化方式における動画像などの画像データの動
きベクトル探索及び補償では、画素ブロック20の整数
倍にないデータ領域を有する画像データ23を読み出す
必要があり、さらに、その読み出す画像フィールド22
内の位置も任意となる。従って、画素ブロック20の整
数倍にないデータ領域を有する画像データ23を読み出
すとき、画素ブロック20(4画素)単位で画像データ
を記憶している汎用SDRAM13に対して余分な画素
データ19や画素ブロック20が一緒に読み出されてし
まう。
【0011】図10に沿って具体的に説明する。図10
ではMPEGなどの画像符号化方式における画像データ
の動きベクトル探索及び補償などにおいて、例えば18
(水平)×10(垂直)の画素ブロック20のデータ領
域を有する画像データ23を読み出す場合を考えてい
る。この画像データ23は、図10に示すように画素ブ
ロック20の整数倍になく、画素データ19を端数単位
として含むデータ領域を有しており、正確に読み出すに
は画像フィールド22内のバンク0のアドレスm−11
にある画素ブロック20内の画素データ19からアクセ
スすることが最も効率的である。しかしながら、汎用S
DRAM13は画素ブロック20(4画素)単位で画像
データを記憶していることから、画素ブロック20の整
数倍のデータ領域を有する画像データが読み出される。
図示の例では、画像フィールド22内のバンク0のアド
レスm−10からバンク1のアドレスn−45までの画
素ブロック20にアクセスする画像データ23を含む画
像データ24(32(水平)×10(垂直)の画素ブロ
ック20)が読み出される。このように、所望の画像デ
ータを読み出すことができず、余分な画素データ19や
画素ブロック20を読み出すために処理時間も短縮する
ことができない。
【0012】また、従来の画像データ記憶装置は以上の
ように構成されているので、画像データを読み出すと
き、画素ブロック20のロウアドレスが変わると連続ア
クセスすることができなくなり、余分な読み出しサイク
ルが生じることから処理時間を短縮することができない
という課題があった。
【0013】具体的に上記課題について説明する。図1
1は図8に示した画像データ記憶装置から画像データを
読み出す際のシーケンスの例を示すタイミング図であ
る。図において、コマンドはサイクル毎における汎用S
DRAM13からの画像データの読み出し動作を制御す
るコマンドを示している。また、アドレスはサイクル毎
にラッチされる汎用SDRAM13内の画像フィールド
22における画素ブロック20のアドレスで、データは
サイクル毎にラッチされたアドレスに係る画素ブロック
20のデータを示している。
【0014】次に概要について説明する。図11に示す
画像データの読み出しシーケンスは、汎用SDRAM1
3から図10中の画像データ23(つまり、画像データ
24)を読み出す際のものである。サイクル2,5にお
いてバンク0、バンク1が活性化(バンク0、バンク1
を構成する画素ブロック20に係るビット線、ワード線
に電荷をチャージ(以下、プリチャージと称する)して
書き込み/読み出し可能な状態にする)される。また、
その間にバンク0の読み出しを命ずるコマンド及び読み
出す画素ブロック20のアドレスを受けると、画像フィ
ールド22内のバンク0のアドレスm−10にある画素
ブロック20から画像データの読み出しが開始される。
ここで、汎用SDRAM13は、画像フィールド22の
同一ロウアドレス空間における連続するカラムアドレス
空間に対して不図示のクロック発生装置からのクロック
信号に同期して連続してアクセスするバースト動作をす
ることができることから、サイクル7のアドレスm−1
0からサイクル18のアドレスm−15までのアクセス
やサイクル19のアドレスn−2からサイクル26のア
ドレスn−15までのアクセスが連続的に行われる。
【0015】読み出しシーケンスが進んで、画像フィー
ルド22内のバンク0のアドレスn−15にある画素ブ
ロック20から画像データが読み出されると、ロウアド
レスが変わって連続アクセスすることができなくなる。
具体的に説明すると、同一バンクで異なるロウアドレス
空間の画素ブロック20にアクセスする場合、上記バー
スト動作が一旦中断されることから、この間に別のロウ
アドレス空間に対するプリチャージを行うと画像データ
の書き込み・読み出し動作が行えない状態となる(但
し、異なるバンクであればロウアドレスが変わってもア
クセスは連続的に行うことができる。つまり、一方のバ
ンクにアクセス中に他方のバンクのプリチャージを行う
ことで、連続したアクセスが可能となる)。
【0016】これにより、図11に示すように、画像フ
ィールド22内のバンク0のアドレスn−15にある画
素ブロック20から画像データが読み出されると、ロウ
アドレスが変わって連続アクセスすることができず、バ
ンク0のアドレスm−24にある画素ブロック20の読
み出しが行われるまでに6サイクルの余分なサイクルが
生じ、同様に画像フィールド22内のバンク0のアドレ
スn−31にある画素ブロック20から画像データが読
み出されると、バンク0のアドレスm−40にある画素
ブロック20の読み出しが行われるまでに4サイクルの
余分なサイクルが生じているのがわかる。このように、
所望の画像データを読み出す際、ロウアドレスが変わる
と連続したアクセスをすることができず、余分なサイク
ルが生じるために処理時間を短縮することができない。
【0017】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、画像データを構成する画素データ
を格納した複数のバンクを設けて、設定されたバンクに
対して選択的に画像データの書き込み又は読み出しを行
えるようにして、画像データの書き込み又は読み出しを
効率的に行うことができる画像データ記憶装置を得るこ
とを目的とする。
【0018】また、この発明は画像データを構成する画
素データを格納した複数のバンクを有する画像データ記
憶装置に対して、画像データの書き込み又は読み出しを
効率的に行うことができる画像データ格納方法を得るこ
とを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明に係る画像デー
タ記憶装置は、ロウアドレスとカラムアドレスとにより
アドレスが特定され、各々が独立に書き込み・読み出し
することができ、画像データを構成する画素データが順
次格納される複数のバンクを有するメモリ部と、このメ
モリ部に対して、書き込み又は読み出しを開始する先頭
バンク及び先頭アドレスを指定すると、先頭バンクから
順次書き込み又は読み出しを行うバンク数に基づいて書
き込み・読み出しに係るバンク範囲を設定するアクセス
バンク設定手段と、このアクセスバンク設定手段が設定
したバンク範囲内のバンクを書き込み・読み出し可能な
状態に活性化する活性化手段と、この活性化手段が活性
化したバンク範囲に対して、先頭バンク及び先頭アドレ
スにより特定される書き込み又は読み出しを開始する先
頭メモリ位置と、上記バンク数と、このバンク数で先頭
メモリ位置を基準に書き込み又は読み出しを行うアドレ
ス数とから書き込み又は読み出しを行うメモリ領域を特
定し、このメモリ領域に対して上記バンク数及び上記ア
ドレス数で連続的に画像データの書き込み又は読み出し
を行う書き込み・読み出し手段とを備えるものである。
【0020】この発明に係る画像データ記憶装置は、メ
モリ部が、画像データを構成する画像フレームの水平方
向に並ぶ画素データ又は垂直方向のラインにロウアドレ
スを対応させ、画像データを構成する画像フレームの垂
直方向のライン又は水平方向に並ぶ画素データにカラム
アドレスを対応させ、ロウアドレス毎にバンクを所定数
単位で配列させて、バンク毎に画像データを構成する画
素データを順次格納するものである。
【0021】この発明に係る画像データ記憶装置は、メ
モリ部が、画像データを構成する画像フレームの水平方
向に並ぶ画素データ又は垂直方向のラインにロウアドレ
スを対応させ、画像データを構成する画像フレームの垂
直方向のライン又は水平方向に並ぶ画素データにカラム
アドレスを対応させ、ロウアドレス毎にバンクを所定数
単位で配列させて、バンク毎に画像データを構成する画
素データを順次格納し、アクセスバンク設定手段が、任
意のバンク、ロウアドレス、及びカラムアドレスが指定
されると、任意のバンクの1つ前に位置するバンクを先
頭バンクとするバンク範囲を書き込み・読み出しに係る
バンク範囲として設定し、書き込み・読み出し手段が、
先頭バンク及び指定されたカラムアドレスの1つ前のカ
ラムアドレスにより特定される先頭メモリ位置を含むメ
モリ領域に対して書き込み・読み出しを行うものであ
る。
【0022】この発明に係る画像データ記憶装置は、メ
モリ部が、画像データを構成する画像フレームの水平方
向に並ぶ画素データ又は垂直方向のラインにロウアドレ
スを対応させ、画像データを構成する画像フレームの垂
直方向のライン又は水平方向に並ぶ画素データにカラム
アドレスを対応させ、ロウアドレス毎にバンクを所定数
単位で配列させて、バンク毎に画像データを構成する画
素データを順次格納し、アクセスバンク設定手段が、任
意のバンク、ロウアドレス、及びカラムアドレスが指定
されると、任意のバンクを先頭バンクとするバンク範囲
と、任意のバンクの1つ前に位置するバンクを先頭バン
クとするバンク範囲とを切り換え自在に書き込み・読み
出しに係るバンク範囲として設定し、書き込み・読み出
し手段が、任意のバンク、ロウアドレス、及びカラムア
ドレスにより特定される先頭メモリ位置を含むメモリ領
域と、任意のバンクの1つ前に位置するバンクに相当す
る先頭バンク及び指定されたカラムアドレスの1つ前の
カラムアドレスにより特定される先頭メモリ位置を含む
メモリ領域とを適宜切り換えて書き込み・読み出しを行
うものである。
【0023】この発明に係る画像データ記憶装置の画像
データ格納方法は、ロウアドレスとカラムアドレスとに
よりアドレスが特定され、各々が独立に書き込み・読み
出しすることができる複数のバンクを有するメモリ部を
備えた画像データ記憶装置の画像データ格納方法におい
て、画像データを構成する画像フレームの水平方向に並
ぶ画素データ又は垂直方向のラインにロウアドレスを対
応させ、画像データを構成する画像フレームの垂直方向
のライン又は水平方向に並ぶ画素データにカラムアドレ
スを対応させるアドレス設定ステップと、ロウアドレス
毎にバンクを所定数単位で配列させるバンク設定ステッ
プと、このバンク設定ステップで配列させたバンク毎に
画像データを構成する画素データを順次格納する画像デ
ータ格納ステップとを備えるものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による画
像データ記憶装置の構成を示すブロック図である。図に
おいて、1は制御信号及びアドレス生成回路(アクセス
バンク設定手段、活性化手段、書き込み・読み出し手
段)で、不図示の画像符号化/復号装置から入力した画
像データの画像データ記憶装置内におけるアドレスに係
るアドレス信号5と、画像データの書き込み・読み出し
を制御する制御信号6とを入力して、メモリセル2,・
・・,2に対する連続的な画素データの書き込み又は読
み出しの際におけるカラムアドレスの自動カウントアッ
プ、書き込み又は読み出しを行うように指定されたバン
クの活性化、及び、制御信号6をアドレス・制御信号8
に変換する。2はバンクを構成するメモリセル(バン
ク、メモリ部)で、ロウアドレスとカラムアドレスとに
よりアドレスが特定され、各々が独立に書き込み・読み
出しすることができ、画像データを構成する画素データ
が順次格納される。本願発明では、メモリセル2,・・
・,2やそのアドレスを特定するロウアドレス及びカラ
ムアドレスを決定する不図示のデコーダなどからなるメ
モリ部として、汎用のSDRAM、若しくはDRAMを
使用する。また、実施の形態1による画像データ記憶装
置は、不図示のクロック信号発生装置から入力したクロ
ック信号に同期して画像データの書き込み・読み出しを
行う。3は選択回路(書き込み・読み出し手段)であっ
て、制御信号及びアドレス生成回路1によって指定され
て活性化されたバンク(メモリセル2,・・・,2)に
対して選択的に画像データの読み出しを行う。
【0025】4は実施の形態1の画像データ記憶装置に
入力される画像データである入力データ(画素データ、
画像データ)で、不図示の画像符号化/復号装置などか
ら128ビットのデータとして入力し、1画素データに
相当する8ビットに分岐して8ビットのデータバスを介
して各メモリセル2,・・・,2にパラレルに入力す
る。5は不図示の画像符号化/復号装置などから入力さ
れるアドレス信号で、書き込み時には入力データ4を格
納するメモリセル2のアドレスに係るアドレス信号5
が、読み出し時には出力データ7を読み出すメモリセル
2のアドレスに係るアドレス信号5が制御信号及びアド
レス生成回路1に入力する。6は画像データの書き込み
・読み出しを制御する制御信号で、この制御信号6とア
ドレス信号5とに基づいて制御信号及びアドレス生成回
路1が書き込み又は読み出しを行うメモリセル2,・・
・,2を活性化したり、活性化されたメモリセル2,・
・・,2に対して選択的に画像データの読み出しを行う
動作を制御するアドレス・制御信号8を生成する。7は
制御信号及びアドレス生成回路1によって活性化された
メモリセル2,・・・,2から読み出された出力データ
(画素データ、画像データ)であって、16本の8ビッ
ト幅のデータバスと144ビット幅のデータバスとを介
して144ビットのデータとして出力する。8は書き込
み又は読み出しを行うメモリセル2,・・・,2を活性
化したり、活性化されたメモリセル2,・・・,2に対
して選択的に画像データの読み出しを行う動作を制御す
るアドレス・制御信号で、制御信号6とアドレス信号5
とに基づいて制御信号及びアドレス生成回路1が生成す
る。
【0026】図2は図1による画像データ記憶装置に対
する画像データの展開例を示す図である。図において、
9は実施の形態1による画像データ記憶装置に入力され
る動画像などの画像データを構成する画像フィールド
(画像データ)で、図示の例では動画像などの画像デー
タを構成する画像フレームが奇数ラインのTopフィー
ルドと偶数ラインのBottomフィールドとからなる
インタレース構造をとっている。10はマクロブロック
(MB;MacroBlock)で、MPEGなどの画
像符号化方式では、動画像などの画像データを構成する
画像フレームをマクロブロック10毎に区切って符号化
する。マクロブロック10は、輝度信号が16(水平)
×16(垂直)画素で、人間の視感度が輝度と比較して
色情報の方が敏感でないために色差信号の場合は8(水
平)×16(垂直)又は8(水平)×8(垂直)画素の
半分程度の精度に間引かれている。また、図示の例で
は、上述したように画像データを構成する画像フレーム
がインタレース構造をとっていることから、画像フィー
ルドがTopフィールドとBottomフィールドとか
らなり、マクロブロック10はTopフィールドとBo
ttomフィールドとで画像フィールドの垂直方向のラ
インが分割されて、輝度信号で16(水平)×8(垂
直)画素、色差信号で8(水平)×8(垂直)又は8
(水平)×4(垂直)画素が符号化におけるアクセス単
位となる。11は図1中のメモリセル2,・・・,2か
らなるバンクで、ロウアドレス毎に所定数単位(図示の
例では32個)で配列している。
【0027】先ず、メモリセルに対する画像データの格
納方法について説明する。ここでは、説明の簡単のため
に輝度信号を例にとって説明する。図1中のメモリセル
2からなるバンク0〜バンク31によるメモリ空間にお
いて、動画像などの画像データを構成する画像フレーム
の水平方向に並ぶ画素データにロウアドレスを対応さ
せ、画像データを構成する画像フレームの垂直方向のラ
インにカラムアドレスを対応させる(アドレス設定ステ
ップ)。
【0028】次に、ロウアドレス毎にバンクを所定数単
位で配列させる(バンク設定ステップ)。具体的には、
水平方向に32個のバンク(バンク0〜バンク31)が
順に配置され、2MB(水平32画素)毎にこれを繰り
返す。また、2MB毎にロウアドレスをカウントアップ
する。一方、垂直方向にはカラムアドレス順に同一のバ
ンク配列が配置される。これにより、図2に示すよう
に、水平方向に32画素毎にバンク0〜バンク31によ
る配列が連続し、垂直方向には同一番号のバンクが連続
するようになる。
【0029】上述のようにして配列させたバンク(バン
ク0〜バンク31)毎に画像データを構成する画像フレ
ームの水平方向に並ぶ画素データを順次格納してゆく
(画像データ格納ステップ)。このように、従来の技術
のように4画素を格納する画素ブロック20毎に画像デ
ータを格納することなく、各々が独立に書き込み・読み
出しすることができるバンク0〜バンク31に対して画
像データを構成する画素データを順次格納することか
ら、画素ブロック20の整数倍のデータ領域を有する画
像データでなくとも余分な画素データ19や画素ブロッ
ク20が一緒に読み出されてしまうことがない。
【0030】次に動作について説明する。先ず、画像デ
ータの書き込み動作について説明する。一般に画像符号
化方式において、画像データ記憶装置への画像データの
書き込みはMB単位で行われることから、本実施の形態
においてもMB単位での画像データの書き込み動作につ
いて説明する。また、画像データ記憶装置に対する画像
データの展開は図2に示したものと同様であるものとす
る。先ず、不図示の画像符号化/復号装置から入力デー
タ4を格納するメモリセル2,・・・,2(バンク0〜
バンク31)のアドレスに係るアドレス信号5と画像デ
ータの書き込み・読み出しを制御する制御信号6とを画
像データ記憶装置内の制御信号及びアドレス生成回路1
に入力する。制御信号及びアドレス生成回路1は、アド
レス信号5と制御信号6とからクロック信号の1サイク
ルで入力データ4の書き込みを行うバンク数、入力デー
タ4の書き込みを行うサイクル数(カラムアドレス数)
を抽出して不図示のレジスタに設定する。ここでは、例
えばクロック信号の1サイクルで入力データ4の書き込
みを行うバンク数を16、入力データ4の書き込みを行
うサイクル数を8に設定する。
【0031】これに続いて、制御信号及びアドレス生成
回路1は、アドレス信号5と制御信号6とから入力デー
タ4の書き込みを開始する先頭バンク(MB単位での画
像データの書き込みを行うので、バンク0又はバンク1
6)及び書き込みを開始するロウアドレス(先頭アドレ
ス)を抽出して、先頭バンクから16バンク分(MBの
水平16画素に対応)のメモリセル2,・・・,2(書
き込みに係るバンク範囲)を書き込み可能な状態に活性
化する。具体的には、制御信号及びアドレス生成回路1
が先頭バンクから16バンク分のメモリセル2,・・
・,2に係るアドレス・制御信号8を不図示のデコーダ
に出力して書き込みに係るバンク範囲のワード線やビッ
ト線に電荷をチャージさせる。
【0032】先頭バンクから16バンク分のメモリセル
2,・・・,2が活性化されると、制御信号及びアドレ
ス生成回路1は、アドレス信号5と制御信号6とから入
力データ4の書き込みを開始するカラムアドレス(先頭
アドレス)を抽出して、このカラムアドレスをカウント
アップしつつ、活性化されたメモリセル2,・・・,2
に対して入力データ4の書き込み動作を開始する。ここ
で、クロック信号の1サイクルで入力データ4の書き込
みを行うバンク数及び入力データ4の書き込みを行うサ
イクル数が不図示のレジスタから読み出される。これに
より、先頭バンク(バンク0)内の書き込みの開始アド
レス(先頭アドレス)により特定されるメモリ位置(先
頭メモリ位置)からバンク1〜バンク15までに入力デ
ータ4が順次書き込まれる。また、サイクル数が8であ
ることから、上記メモリ位置からカラムアドレスが8回
カウントアップされることで、上記16バンク単位の書
き込み動作が開始アドレスのカラムアドレスに沿って8
回行われてマクロブロック10に対応する領域に入力デ
ータ4が書き込まれる。このようにして、図2に示すマ
クロブロック10毎に、これを構成するバンク11に1
画素分の8ビット幅のデータバスを介して1画素データ
に対応する入力データ4が書き込まれてゆく。
【0033】次に、画像データの読み出し動作について
説明する。ここでは、従来の技術で課題であった画像符
号化における動き探索又は動き補償を行う場合について
以下に示す図3に沿って説明する。図3は図1で示した
画像データ記憶装置に展開された画像データを読み出す
動作を説明する図である。図において、11aは画像デ
ータの読み出しを開始する開始アドレスに対応する画素
データを格納したバンク(先頭バンク)内のメモリ位置
(先頭メモリ位置)である。また、m,m+1はロウア
ドレス、n〜n+15はカラムアドレスである。なお、
図2と同一構成要素には同一符号を付して重複する説明
を省略する。
【0034】図3に示すように、画像符号化における動
き探索又は動き補償を行う場合、マクロブロック10を
またがるメモリ領域に対してアクセスすることがある。
また、アクセスする領域も動き補償では17(水平)×
9(垂直)画素、動き探索では18(水平)×10(垂
直)画素というように、マクロブロック10の16(水
平)×8(垂直)画素より広い範囲となる。これによ
り、従来では所望の画像データを読み出すことができ
ず、余分な画素データや画素ブロックを読み出すために
処理時間も短縮することができないという不具合を生じ
ていた。
【0035】そこで、この実施の形態1による画像デー
タ記憶装置では、読み出しを開始する先頭バンク及び先
頭アドレスを指定すると、これら先頭バンク及び先頭ア
ドレスにより特定される読み出しを開始する先頭メモリ
位置と、先頭バンクから順次読み出しを行うバンク数
と、このバンク数で先頭メモリ位置を基準に読み出しを
行うアドレス数とから読み出しを行うメモリ領域を特定
するので、読み出しを行うメモリ領域を任意のサイズで
設定することができ、上述したような従来の不具合が生
じることがない。具体的に説明すると、先ず、不図示の
画像符号化/復号装置から画像データを読み出すメモリ
セル2,・・・,2(バンク0〜バンク31)のアドレ
スに係るアドレス信号5と画像データの書き込み・読み
出しを制御する制御信号6とを画像データ記憶装置内の
制御信号及びアドレス生成回路1に入力する。制御信号
及びアドレス生成回路1は、アドレス信号5と制御信号
6とからクロック信号の1サイクルで画像データの読み
出しを行うバンク数、画像データの読み出しを行うサイ
クル数(カラムアドレス数)を抽出して不図示のレジス
タに設定する。ここでは、例えば動き補償における17
(水平)×9(垂直)画素のメモリ領域にアクセスする
ものとし、1サイクルで画像データの読み出しを行うバ
ンク数を17、画像データの読み出しを行うサイクル数
を9に設定する。
【0036】これに続いて、制御信号及びアドレス生成
回路1は、アドレス信号5と制御信号6とから画像デー
タの読み出しを開始する先頭バンク(バンク22)及び
読み出しを開始するロウアドレスm(先頭アドレス)を
抽出して先頭バンクからの17バンク分のメモリセル
2,・・・,2(読み出しに係るバンク範囲)を読み出
し可能な状態に活性化する。具体的には、制御信号及び
アドレス生成回路1が先頭バンク(バンク22)から1
7バンク分のメモリセル2,・・・,2に係るアドレス
・制御信号8を、不図示のデコーダに出力して読み出し
に係るバンク範囲のワード線やビット線に電荷をチャー
ジさせる。このとき、先頭バンク(バンク22)から1
7バンク分のメモリセル2,・・・,2に係るアドレス
・制御信号8を選択回路3にも出力する。また、活性化
するバンクがバンク番号31を超えた場合は、バンク番
号0に折り返すが、このとき、上記のようにして設定さ
れたロウアドレスに1アドレスだけカウントアップす
る。
【0037】先頭バンク(バンク22)からの17バン
ク分のメモリセル2,・・・,2が活性化されると、制
御信号及びアドレス生成回路1は、アドレス信号5と制
御信号6とから画像データの読み出しを開始するカラム
アドレスn+3(先頭アドレス)を抽出して、このカラ
ムアドレスをカウントアップしつつ、活性化されたメモ
リセル2,・・・,2に対して画像データの読み出し動
作を開始する。ここで、クロック信号の1サイクルで画
像データの読み出しを行うバンク数及び画像データの読
み出しを行うサイクル数が不図示のレジスタから読み出
される。これにより、先頭バンク(バンク22)内の読
み出しの開始アドレス(先頭アドレス)により特定され
るメモリ位置11aからバンク23〜バンク31及びバ
ンク0〜バンク6までに格納される画像データが順次読
み出される。また、サイクル数が9であることから、メ
モリ位置11aからカラムアドレスが9回カウントアッ
プされることで、上記17バンク単位の読み出し動作が
開始アドレスのカラムアドレスに沿って9回行われて1
7(水平)×9(垂直)画素のメモリ領域から画像デー
タが読み出される。このようにして、図3に示した先頭
バンク(バンク22)内の画像データの読み出しを開始
する開始アドレスに対応する画素データを格納したメモ
リ位置11aから、クロック信号の1サイクルでバンク
数17分の画素データが読み出され、カラムアドレスの
9回のカウントアップ(n+3からn+11まで)で、
動き補償における17(水平)×9(垂直)画素のメモ
リ領域に格納された画像データが読み出される。
【0038】上述のようにして指定したメモリ領域から
読み出された画像データは、制御信号及びアドレス生成
回路1からアドレス・制御信号8を受けた選択回路3に
よって選択的に読み出されて外部に出力データ7として
出力される。具体的に説明すると、制御信号及びアドレ
ス生成回路1からのアドレス・制御信号8に基づいて、
選択回路3はバンク0〜バンク31と接続する各データ
バスのうち、指定したメモリ領域に対応するバンクとの
接続を維持し、他のバンクとの接続を遮断する。これに
より、選択回路3から指定したメモリ領域から読み出さ
れた画像データのみが入力し、1画素データに対応する
8ビット幅の出力データバス及び144ビット幅のデー
タバスを介して出力データ7として外部に出力される。
【0039】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、ロウアドレスとカラムアドレスとによりアドレスが
特定され、各々が独立に書き込み・読み出しすることが
でき、画像データを構成する画素データが順次格納され
る複数のバンクを構成するメモリセル2,・・・,2か
らなるメモリ部と、このメモリ部に対して、書き込み又
は読み出しを開始する先頭バンク及び先頭アドレスを指
定すると、この先頭バンクから順次書き込み又は読み出
しを行うバンク数に基づいて書き込み・読み出しに係る
バンク範囲を設定し、設定したバンク範囲内のバンクを
書き込み・読み出し可能な状態に活性化して、この活性
化したバンク範囲に対して、先頭バンク及び先頭アドレ
スにより特定される書き込み又は読み出しを開始するメ
モリ位置11aと、バンク数と、このバンク数でメモリ
位置11aを基準に書き込み又は読み出しを行うアドレ
ス数とから書き込み又は読み出しを行うメモリ領域を特
定し、このメモリ領域に対して画像データの書き込み又
は読み出しを行う制御信号及びアドレス生成回路1や選
択回路3とを備えるので、従来のように読み出すべき画
像データが画素ブロック20の整数倍のデータ領域を有
しないときでも、余分な画素データ19や画素ブロック
20も読み出されることがないことから、正確な画像デ
ータの読み出しができ、読み出し時間を短縮することが
できる。
【0040】また、画像データを構成する画素データを
格納した複数のバンクのうち、設定されたバンクに対し
て選択的に画像データの書き込み又は読み出しを行える
ことから、画像データを書き込む又は読み出すときに画
素ブロック20のロウアドレスが変わると画像データの
連続アクセスができなくなることがなく、無駄な書き込
み又は読み出しサイクルを消費することがない。
【0041】さらに、活性化するバンク数や連続的にア
クセスするサイクル数を適宜設定することができること
から、画像符号化の各操作(例えば、動き探索、動き補
償における読み出しメモリ領域の設定など)に合わせた
フレキシブルな動作を実現することができる。
【0042】さらに、この実施の形態1によれば、画像
データを構成する画像フレームの水平方向に並ぶ画素デ
ータにロウアドレスを対応させ、画像データを構成する
画像フレームの垂直方向のラインにカラムアドレスを対
応させ、ロウアドレス毎にバンクを所定数単位で配列さ
せて、バンク毎に画像データを構成する画素データを順
次格納するので、従来のように4画素を格納する画素ブ
ロック20毎に画像データを格納することなく、各々が
独立に書き込み・読み出しすることができるバンク0〜
バンク31に対して画像データを構成する画素データを
順次格納することから、画素ブロック20の整数倍のデ
ータ領域を有する画像データでなくとも余分な画素デー
タ19や画素ブロック20が一緒に読み出されてしまう
ことがない。これにより、画像データ記憶装置に対する
効率的な画像データの書き込み・読み出し動作を実現さ
せることができる。
【0043】なお、上記実施の形態1では、画像データ
の輝度信号について示したが、色差信号についても上記
と同様に適用することができる。
【0044】実施の形態2.この実施の形態2は、任意
のバンク、ロウアドレス、及びカラムアドレスが指定さ
れると、これらにより特定される先頭メモリ位置を含む
メモリ領域と、任意のバンクの1つ前に位置するバンク
に相当する先頭バンク及び指定されたカラムアドレスの
1つ前のカラムアドレスにより特定される先頭メモリ位
置を含むメモリ領域とを適宜切り換えて書き込み・読み
出しを行うものである。
【0045】図4はこの発明の実施の形態2による画像
データ記憶装置に展開された画像データを読み出す動作
を説明する図である。図において、11bは画像データ
の読み出しを開始する開始アドレスに対応する画素デー
タを格納したバンク(バンク27)内のメモリ位置(先
頭メモリ位置)である。11cはバンク27の1つ前に
位置するバンク26及び上記開始アドレスの1つ前のカ
ラムアドレスにより特定されるメモリ位置(先頭メモリ
位置)である。また、四角で囲まれた18(水平)×1
0(垂直)画素のメモリ領域は、画像符号化における動
き探索の読み出し領域を示している。なお、図2及び図
3と同一構成要素には同一符号を付して重複する説明を
省略する。
【0046】次に概要について説明する。上記実施の形
態1において説明したように、画像符号化の動き補償や
動き探索では、通常の画像データの符号化と異なるサイ
ズのメモリ領域から画像データの読み出しが行われる。
具体的には、輝度信号を例にとると、通常の画像データ
を符号化する場合、マクロブロック10(サイズ、16
(水平)×8(垂直))単位で読み出されるのに対し、
動き補償及び動き探索を行う場合では、それぞれ17
(水平)×9(垂直))単位、18(水平)×10(垂
直))単位で読み出される。そこで、この実施の形態2
による画像データ記憶装置では、画像符号化でMB(1
6(水平)×8(垂直)画素)単位で書き込み・読み出
しを行っている際に、適宜動き補償及び動き探索を行う
ことができるように、最初に設定した書き込み・読み出
しに係るメモリ領域(16(水平)×8(垂直)画素又
は17(水平)×9(垂直)画素)と、メモリ領域(1
8(水平)×10(垂直)画素)とを適宜切り換えて活
性化させるものである。
【0047】次に動作について説明する。実施の形態2
による画像データ記憶装置の構成は、基本的に図1に示
した上記実施の形態1によるものと同様であり、メモリ
部も図2に示したものと同様であるものとする。上記実
施の形態1と異なる点としては、制御信号及びアクセス
生成回路1が制御信号6を受けて最初に設定した書き込
み・読み出しに係るバンク範囲から、このバンク範囲の
先頭バンクの1つ前に位置するバンクを先頭バンクとす
るバンク範囲を活性化させるアドレス・制御信号8をメ
モリセル2,・・・,2(バンク0〜バンク31)に出
力するものである。具体的に説明すると、先ず、不図示
の画像符号化/復号装置から画像データを読み出すメモ
リセル2,・・・,2(バンク0〜バンク31)のアド
レスに係るアドレス信号5と画像データの書き込み・読
み出しを制御する制御信号6とを画像データ記憶装置内
の制御信号及びアドレス生成回路1に入力する。制御信
号及びアドレス生成回路1は、アドレス信号5と制御信
号6とからクロック信号の1サイクルで画像データの読
み出しを行うバンク数、画像データの読み出しを行うサ
イクル数(カラムアドレス数)を抽出して不図示のレジ
スタに設定する。ここでは、例えば動き補償における1
7(水平)×9(垂直)画素のメモリ領域にアクセスす
るものとし、1サイクルで画像データの読み出しを行う
バンク数を17、画像データの読み出しを行うサイクル
数を9に設定する。
【0048】これに続いて、制御信号及びアドレス生成
回路1は、アドレス信号5と制御信号6とから画像デー
タの読み出しを開始する先頭バンク(バンク27)及び
読み出しを開始するロウアドレスmを抽出する。このあ
と、制御信号及びアドレス生成回路1から先頭バンク
(バンク27)を含めた17バンク分のメモリセル2,
・・・,2(読み出しに係るメモリ領域)にアドレス・
制御信号8が出力されて、これらが読み出し可能な状態
に活性化される。上述したメモリセル2,・・・,2が
活性化されると、制御信号及びアドレス生成回路1は、
アドレス信号5と制御信号6とから画像データの読み出
しを開始するカラムアドレスn+3を抽出して、このカ
ラムアドレスをカウントアップしつつ、活性化されたメ
モリセル2,・・・,2に対して画像データの読み出し
動作を開始する。
【0049】ここで、クロック信号の1サイクルで画像
データの読み出しを行うバンク数及び画像データの読み
出しを行うサイクル数が不図示のレジスタから読み出さ
れる。これにより、先頭バンク(バンク27)内の読み
出しの開始アドレスに対応するメモリ位置11bからバ
ンク28〜バンク31及びバンク0〜バンク11までに
格納される画像データが順次読み出される。また、サイ
クル数が9であることから、開始アドレスのカラムアド
レスから9回カウントアップされることで、上記17バ
ンク単位の読み出し動作が開始アドレスのカラムアドレ
スに沿って9回行われて17(水平)×9(垂直)画素
のメモリ領域から画像データが読み出される。ここまで
は、上記実施の形態1と同様である。
【0050】実施の形態2による画像データ記憶装置で
は、動き補償動作を行ったあとに動き探索を行うときを
想定して、制御信号及びアドレス生成回路1が不図示の
画像符号化/復号装置からアドレス信号5と制御信号6
とを入力した際に動き探索を考慮した設定を不図示のレ
ジスタに格納しておく。具体的には、制御信号及びアド
レス生成回路1は、アドレス信号5と制御信号6とを受
信すると、前回設定したクロック信号の1サイクルで画
像データの読み出しを行うバンク数、画像データの読み
出しを行うサイクル数を1プラスした値を不図示のレジ
スタに設定しておく。ここでは、上述したように、最初
に動き補償における17(水平)×9(垂直)画素のメ
モリ領域にアクセスするので、動き探索に対応する18
(水平)×10(垂直)画素のメモリ領域の読み出しを
行うために、1サイクルで画像データの読み出しを行う
バンク数を18、画像データの読み出しを行うサイクル
数を10も同時に設定する。
【0051】これに続いて、不図示の画像符号化/復号
装置から動き探索を行う旨を示す制御信号6が制御信号
及びアドレス生成回路1に入力されると、制御信号及び
アドレス生成回路1は、動き探索を行う旨を示す制御信
号6とアドレス信号5とから最初の先頭バンク(バンク
27)の1つ前に位置するバンク(バンク26)と、ロ
ウアドレスmとを抽出する。このあと、制御信号及びア
ドレス生成回路1から先頭バンク(バンク26)から1
8バンク分のメモリセル2,・・・,2(読み出しに係
るバンク範囲)にアドレス・制御信号8が出力されて、
これらが読み出し可能な状態に活性化される。これらの
メモリセル2,・・・,2が活性化されると、制御信号
及びアドレス生成回路1は、動き探索を行う旨を示す制
御信号6とこれに対応するアドレス信号とから画像デー
タの読み出しを開始するカラムアドレス(最初に指定し
た開始アドレスにおけるカラムアドレスn+3の1つ前
のカラムアドレスn+2)を抽出して、このカラムアド
レスをカウントアップしつつ、活性化されたメモリセル
2,・・・,2に対して画像データの読み出し動作を開
始する。
【0052】ここで、クロック信号の1サイクルで画像
データの読み出しを行うバンク数及び画像データの読み
出しを行うサイクル数が不図示のレジスタから読み出さ
れる。これにより、図4に示すように、先頭バンク(バ
ンク26)内の動き探索の開始アドレスにより特定され
るメモリ位置11cからバンク27〜バンク31及びバ
ンク0〜バンク11までの画像データが順次読み出され
る。また、サイクル数が10であることから、メモリ位
置11cのカラムアドレスから10回カウントアップさ
れることで、上記18バンク単位の読み出し動作が開始
アドレスのカラムアドレスに沿って10回行われて、1
8(水平)×10(垂直)画素のメモリ領域から画像デ
ータが読み出される。
【0053】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、制御信号及びアクセス生成回路1が、先頭バンク
(バンク27)が指定されると、バンク27の1つ前に
位置するバンク26を先頭バンクとするバンク範囲を書
き込み・読み出しに係るバンク範囲として設定し、バン
ク26及びカラムアドレスn+3の1つ前のカラムアド
レスn+2により特定されるメモリ位置11cを含むメ
モリ領域に対して書き込み・読み出しを行うので、上記
実施の形態1と同様の効果が得られると共に、制御信号
及びアクセス生成回路1の入力する制御信号6を変更す
るだけで、画像符号化における動き補償や動き探索に柔
軟に対応することができる。
【0054】また、この実施の形態2によれば、制御信
号及びアクセス生成回路1が、先頭バンク(バンク2
7)が指定されると、バンク27を先頭バンクとするバ
ンク範囲と、バンク27の1つ前に位置するバンク26
を先頭バンクとするバンク範囲とを切り換え自在に書き
込み・読み出しに係るバンク範囲として設定し、バンク
27、ロウアドレスm、及びカラムアドレスn+3によ
り特定されるメモリ位置11bを含むメモリ領域と、バ
ンク27の1つ前に位置するバンク26に相当する先頭
バンク及びカラムアドレスn+3の1つ前のカラムアド
レスn+2により特定されるメモリ位置11cを含むメ
モリ領域とを適宜切り換えて書き込み・読み出しを行う
ので、通常の画像符号化と動き補償や動き探索とを適宜
切り換えることができることから、画像符号化の各操作
に合わせた柔軟な動作を実現することができる。
【0055】なお、上記実施の形態2では、画像データ
の輝度信号について示したが、色差信号についても上記
と同様に適用することができる。
【0056】実施の形態3.この実施の形態3は、メモ
リ部が、画像データを構成する画像フレームの垂直方向
のラインにロウアドレスを対応させ、画像データを構成
する画像フレームの水平方向に並ぶ画素データにカラム
アドレスを対応させ、ロウアドレス毎にバンクを所定数
単位で配列させて、バンク毎に画像データを構成する画
素データを順次格納するものである。
【0057】図5はこの発明の実施の形態3による画像
データ記憶装置の構成を示すブロック図である。図にお
いて、1aは制御信号及びアドレス生成回路(アクセス
バンク設定手段、活性化手段、書き込み・読み出し手
段)で、不図示の画像符号化/復号装置から入力した画
像データの画像データ記憶装置内におけるアドレスに係
るアドレス信号5aと、画像データの書き込み・読み出
しを制御する制御信号6aとを入力して、メモリセル2
a,・・・,2aに対する連続的な画素データの書き込
み又は読み出しの際におけるカラムアドレスの自動カウ
ントアップ、書き込み又は読み出しを行うように指定さ
れたバンクの活性化、及び、制御信号6aをアドレス・
制御信号8aに変換する。2aはバンクを構成するメモ
リセル(バンク、メモリ部)で、ロウアドレスとカラム
アドレスとによりアドレスが特定され、各々が独立に書
き込み・読み出しすることができ、画像データを構成す
る画素データが順次格納される。本願発明では、メモリ
セル2a,・・・,2aやそのアドレスを特定するロウ
アドレス及びカラムアドレスを決定する不図示のデコー
ダなどからなるメモリ部として、汎用のSDRAM、若
しくはDRAMを使用する。また、実施の形態3による
画像データ記憶装置は、不図示のクロック信号発生装置
から入力したクロック信号に同期して画像データの書き
込み・読み出しを行う。3aは選択回路(書き込み・読
み出し手段)であって、制御信号及びアドレス生成回路
1aによって指定されて活性化されたバンク(メモリセ
ル2a,・・・,2a)に対して選択的に画像データの
読み出しを行う。
【0058】5aは不図示の画像符号化/復号装置など
から入力されるアドレス信号で、書き込み時には入力デ
ータ4を格納するメモリセル2aのアドレスに係るアド
レス信号5aが、読み出し時には出力データ7を読み出
すメモリセル2aのアドレスに係るアドレス信号5aが
制御信号及びアドレス生成回路1aに入力される。6a
は画像データの書き込み・読み出しを制御する制御信号
で、この制御信号6aとアドレス信号5aとに基づいて
制御信号及びアドレス生成回路1aが書き込み又は読み
出しを行うメモリセル2a,・・・,2aを活性化した
り、活性化されたメモリセル2a,・・・,2aに対し
て選択的に画像データの読み出しを行う動作を制御する
アドレス・制御信号8aを生成する。8aは書き込み又
は読み出しを行うメモリセル2a,・・・,2aを活性
化したり、活性化されたメモリセル2a,・・・,2a
に対して選択的に画像データの読み出しを行う動作を制
御するアドレス・制御信号で、制御信号6aとアドレス
信号5aとに基づいて制御信号及びアドレス生成回路1
aが生成する。なお、図1と同一構成要素には同一符号
を付して重複する説明を省略する。
【0059】図6は図5による画像データ記憶装置に対
する画像データの展開例を示す図である。図において、
9aは実施の形態3による画像データ記憶装置に入力さ
れる動画像などの画像データを構成する画像フィールド
(画像データ)で、図示の例では動画像などの画像デー
タを構成する画像フレームが奇数ラインのTopフィー
ルドと偶数ラインのBottomフィールドとからなる
インタレース構造をとっている。10aはマクロブロッ
ク(MB;MacroBlock)で、MPEGなどの
画像符号化方式では、動画像などの画像データを構成す
る画像フレームをマクロブロック10a毎に区切って符
号化する。マクロブロック10aは、輝度信号が16
(水平)×16(垂直)画素で、色差信号で8(水平)
×16(垂直)又は8(水平)×8(垂直)画素の半分
程度の精度に間引かれている。また、図示の例では上述
したように画像データを構成する画像フレームがインタ
レース構造をとっていることから、マクロブロック10
aはTopフィールドとBottomフィールドとで画
像フィールドの垂直方向のラインが分割されて、輝度信
号で16(水平)×8(垂直)画素が符号化におけるア
クセス単位となる。12は図5中のメモリセル2a,・
・・,2aからなるバンクで、ロウアドレス毎に所定数
単位(図示の例では16個)で配列している。
【0060】先ず、メモリセルに対する画像データの格
納方法について説明する。ここでは、説明の簡単のため
に輝度信号を例にとって説明する。図5中のメモリセル
2a,・・・,2aからなるバンク0〜バンク15によ
るメモリ空間において、動画像などの画像データを構成
する画像フレームの垂直方向のラインにロウアドレスを
対応させ、画像データを構成する画像フレームの水平方
向に並ぶ画素データにカラムアドレスを対応させる(ア
ドレス設定ステップ)。
【0061】次に、ロウアドレス毎にバンクを所定数単
位で配列させる(バンク設定ステップ)。具体的には、
垂直方向に16個のバンク(バンク0〜バンク15)が
順に配置され、2MB(垂直16画素)毎にこれを繰り
返す。また、2MB毎にロウアドレスをカウントアップ
する。一方、水平方向にはカラムアドレス順に同一のバ
ンク列が配置される。これにより、図6に示すように、
垂直方向に16画素毎にバンク0〜バンク15による配
列が連続し、水平方向には同一番号のバンクが連続する
ようになる。
【0062】上述のようにして配列させたバンク(バン
ク0〜バンク15)毎に画像データを構成する画像フレ
ームの垂直方向に並ぶ画素データを順次格納してゆく
(画像データ格納ステップ)。このように、従来の技術
のように4画素を格納する画素ブロック20毎に画像デ
ータを格納することなく、各々が独立に書き込み・読み
出しすることができるバンク0〜バンク15に対して画
像データを構成する画素データを順次格納することか
ら、画素ブロック20の整数倍のデータ領域を有する画
像データでなくとも余分な画素データ19や画素ブロッ
ク20が一緒に読み出されてしまうことがない。
【0063】次に動作について説明する。先ず、画像デ
ータの書き込み動作について説明する。一般に画像符号
化方式において、画像データ記憶装置への画像データの
書き込みは、MB単位で行われることから、本実施の形
態においてもMB単位での画像データの書き込み動作に
ついて説明する。また、画像データ記憶装置に対する画
像データの展開は図6に示したものと同様であるものと
する。先ず、不図示の画像符号化/復号装置から入力デ
ータ4を格納するメモリセル2a,・・・,2a(バン
ク0〜バンク15)のアドレスに係るアドレス信号5a
と画像データの書き込み・読み出しを制御する制御信号
6aとを画像データ記憶装置内の制御信号及びアドレス
生成回路1aに入力する。制御信号及びアドレス生成回
路1aは、アドレス信号5aと制御信号6aとからクロ
ック信号の1サイクルで入力データ4の書き込みを行う
バンク数、入力データ4の書き込みを行うサイクル数
(カラムアドレス数)を抽出して不図示のレジスタに設
定する。ここでは、例えばクロック信号の1サイクルで
入力データ4の書き込みを行うバンク数を8、入力デー
タ4の書き込みを行うサイクル数を16に設定する。
【0064】これに続いて、制御信号及びアドレス生成
回路1aは、アドレス信号5aと制御信号6aとから入
力データ4の書き込みを開始する先頭バンク(MB単位
での画像データの書き込みを行うので、バンク0又はバ
ンク8)及び書き込みを開始するロウアドレスを抽出し
て、先頭バンクから8バンク分(MBの垂直8画素に対
応)のメモリセル2a,・・・,2a(書き込みに係る
バンク範囲)を書き込み可能な状態に活性化する。具体
的には、制御信号及びアドレス生成回路1aが先頭バン
クから8バンク分のメモリセル2a,・・・,2aに係
るアドレス・制御信号8aを不図示のデコーダに出力し
て書き込みに係るバンク範囲のワード線やビット線に電
荷をチャージさせる。
【0065】先頭バンクから8バンク分のメモリセル2
a,・・・,2aが活性化されると、制御信号及びアド
レス生成回路1aは、アドレス信号5aと制御信号6a
とから入力データ4の書き込みを開始するカラムアドレ
スを抽出して、このカラムアドレスをカウントアップし
つつ、活性化されたメモリセル2a,・・・,2aに対
して入力データ4の書き込み動作を開始する。ここで、
クロック信号の1サイクルで入力データ4の書き込みを
行うバンク数及び入力データ4の書き込みを行うサイク
ル数が不図示のレジスタから読み出される。これによ
り、先頭バンク(バンク0)内の書き込みの開始アドレ
スにより特定されるメモリ位置からバンク1〜バンク7
までに入力データ4が順次書き込まれる。また、サイク
ル数が16であることから、上記メモリ位置のカラムア
ドレスから16回カウントアップされることで、上記8
バンク単位の書き込み動作が開始アドレスのカラムアド
レスに沿って16回行われてマクロブロック10aに対
応する領域に入力データ4が書き込まれる。このように
して、図6に示すマクロブロック10a毎に、これを構
成するバンク12に1画素分の8ビット幅のデータバス
を介して1画素データに対応する入力データ4が書き込
まれてゆく。
【0066】次に、画像データの読み出し動作について
説明する。ここでは、従来の技術で課題であった画像符
号化における動き探索又は動き補償を行う場合について
以下に示す図7に沿って説明する。図7は図5で示した
画像データ記憶装置に展開された画像データを読み出す
動作を説明する図である。図において、12aは画素デ
ータを格納したバンク11(先頭バンク)内の画像デー
タの読み出しを開始する開始アドレスに対応するメモリ
位置(先頭メモリ位置)である。なお、図6と同一構成
要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0067】図7に示すように、画像符号化における動
き探索又は動き補償を行う場合、マクロブロック10a
をまたがるメモリ領域に対してアクセスすることがあ
る。また、アクセスする領域も動き補償では17(水
平)×9(垂直)画素、動き探索では18(水平)×1
0(垂直)画素というように、マクロブロック10aの
16(水平)×8(垂直)画素より広い範囲となる。こ
れにより、従来では所望の画像データを読み出すことが
できず、余分な画素データや画素ブロックを読み出すた
めに処理時間も短縮することができないという不具合を
生じていた。
【0068】そこで、この実施の形態3による画像デー
タ記憶装置では、読み出しを開始する先頭バンク及び先
頭アドレスを指定すると、これら先頭バンク及び先頭ア
ドレスにより特定される読み出しを開始する先頭メモリ
位置と、先頭バンクから順次読み出しを行うバンク数
と、このバンク数で先頭メモリ位置を基準に読み出しを
行うアドレス数とから読み出しを行うメモリ領域を特定
するので、読み出しを行うメモリ領域を任意のサイズで
設定することができ、上述したような従来の不具合が生
じることがない。具体的に説明すると、先ず、不図示の
画像符号化/復号装置から画像データを読み出すメモリ
セル2a,・・・,2a(バンク0〜バンク15)のア
ドレスに係るアドレス信号5aと画像データの書き込み
・読み出しを制御する制御信号6aとを画像データ記憶
装置内の制御信号及びアドレス生成回路1aに入力す
る。制御信号及びアドレス生成回路1aはアドレス信号
5aと制御信号6aとからクロック信号の1サイクルで
画像データの読み出しを行うバンク数、画像データの読
み出しを行うサイクル数(カラムアドレス数)を抽出し
て不図示のレジスタに設定する。ここでは、例えば動き
補償における17(水平)×9(垂直)画素のメモリ領
域にアクセスするものとし、1サイクルで画像データの
読み出しを行うバンク数を9、画像データの読み出しを
行うサイクル数を17に設定する。
【0069】これに続いて、制御信号及びアドレス生成
回路1aは、アドレス信号5aと制御信号6aとから画
像データの読み出しを開始する先頭バンク(バンク1
1)及び読み出しを開始するロウアドレスmを抽出して
先頭バンク(バンク11)から9バンク分のメモリセル
2a,・・・,2a(読み出しに係るバンク範囲)を読
み出し可能な状態に活性化する。具体的には、制御信号
及びアドレス生成回路1aが先頭バンク(バンク11)
から9バンク分のメモリセル2a,・・・,2aに係る
アドレス・制御信号8aを不図示のデコーダに出力して
読み出しに係るバンク範囲のワード線やビット線に電荷
をチャージさせる。このとき、先頭バンク(バンク1
1)から9バンク分のメモリセル2a,・・・,2aに
係るアドレス・制御信号8aを選択回路3aにも出力す
る。また、活性化するバンクがバンク番号15を超えた
場合は、バンク番号0に折り返すが、このとき、上記の
ようにして設定された先頭バンクのロウアドレスに1ア
ドレスだけカウントアップする。
【0070】先頭バンク(バンク11)から9バンク分
のメモリセル2a,・・・,2aが活性化されると、制
御信号及びアドレス生成回路1aは、アドレス信号5a
と制御信号6aとから画像データの読み出しを開始する
カラムアドレス(先頭アドレス)を抽出して、このカラ
ムアドレスをカウントアップしつつ、活性化されたメモ
リセル2a,・・・,2aに対して画像データの読み出
し動作を開始する。ここで、クロック信号の1サイクル
で画像データの読み出しを行うバンク数及び画像データ
の読み出しを行うサイクル数が不図示のレジスタから読
み出される。これにより、先頭バンク(バンク11)内
の読み出しの開始アドレスに対応するメモリ位置12a
からバンク12〜バンク15及びバンク0〜バンク3ま
でに格納される画像データが順次読み出される。また、
サイクル数が17であることから、開始アドレスのカラ
ムアドレスから17回カウントアップされることで、上
記9バンク単位の読み出し動作が開始アドレスのカラム
アドレスに沿って17回行われて17(水平)×9(垂
直)画素のメモリ領域から画像データが読み出される。
このようにして、図7に示した、画素データを格納した
先頭バンク(バンク11)内の画像データの読み出しを
開始する開始アドレスに対応するメモリ位置12aか
ら、クロック信号の1サイクルでバンク数9分の画素デ
ータが読み出され、カラムアドレスの17回のカウント
アップで、動き補償における17(水平)×9(垂直)
画素のメモリ領域に格納された画像データが読み出され
る。
【0071】上述のようにして指定したメモリ領域から
読み出された画像データは、制御信号及びアドレス生成
回路1aからアドレス・制御信号8aを受けた選択回路
3aによって選択的に読み出されて外部に出力データ7
として出力される。具体的に説明すると、制御信号及び
アドレス生成回路1aからのアドレス・制御信号8aに
基づいて、選択回路3aはバンク0〜バンク15と接続
する各データバスのうち、指定したメモリ領域に対応す
るバンクとの接続を維持し、他のバンクとの接続を遮断
する。これにより、選択回路3aから指定したメモリ領
域から読み出された画像データのみが入力し、1画素デ
ータに対応する8ビット幅の出力データバス及び144
ビット幅のデータバスを介して出力データ7として外部
に出力される。
【0072】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、画像データを構成する画像フレームの垂直方向のラ
インにロウアドレスを対応させ、画像データを構成する
画像フレームの水平方向に並ぶ画素データにカラムアド
レスを対応させ、ロウアドレス毎にバンクを所定数単位
で配列させて、バンク毎に画像データを構成する画素デ
ータを順次格納するので、従来のように4画素を格納す
る画素ブロック20毎に画像データを格納することな
く、各々が独立に書き込み・読み出しすることができる
バンク0〜バンク15に対して画像データを構成する画
素データを順次格納することから、画素ブロック20の
整数倍のデータ領域を有する画像データでなくとも余分
な画素データ19や画素ブロック20が一緒に読み出さ
れてしまうことがない。これにより、画像データ記憶装
置に対する効率的な画像データの書き込み・読み出し動
作を実現させることができる。
【0073】なお、上記実施の形態3では、画像データ
の輝度信号について示したが、色差信号についても上記
と同様に適用することができる。
【0074】また、上記実施の形態2による構成を上記
実施の形態3に適用してもでき、この場合、上記実施の
形態2と同様の効果を得ることができる。
【0075】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ロウ
アドレスとカラムアドレスとによりアドレスが特定さ
れ、各々が独立に書き込み・読み出しすることができ、
画像データを構成する画素データが順次格納される複数
のバンクを有するメモリ部と、このメモリ部に対して、
書き込み又は読み出しを開始する先頭バンク及び先頭ア
ドレスを指定すると、先頭バンクから順次書き込み又は
読み出しを行うバンク数に基づいて書き込み・読み出し
に係るバンク範囲を設定するアクセスバンク設定手段
と、このアクセスバンク設定手段が設定したバンク範囲
内のバンクを書き込み・読み出し可能な状態に活性化す
る活性化手段と、この活性化手段が活性化したバンク範
囲に対して、先頭バンク及び先頭アドレスにより特定さ
れる書き込み又は読み出しを開始する先頭メモリ位置
と、上記バンク数と、このバンク数で先頭メモリ位置を
基準に書き込み又は読み出しを行うアドレス数とから書
き込み又は読み出しを行うメモリ領域を特定し、このメ
モリ領域に対して上記バンク数及び上記アドレス数で連
続的に画像データの書き込み又は読み出しを行う書き込
み・読み出し手段とを備えるので、余分な画素データが
読み出されることがないことから、正確な画像データの
読み出しができ、読み出し時間を短縮することができる
という効果がある。
【0076】また、画像データを構成する画素データを
格納した複数のバンクのうち、設定されたバンクに対し
て選択的に画像データの書き込み又は読み出しを行える
ことから、画像データを書き込む又は読み出すときにロ
ウアドレスが変わると画像データの連続アクセスができ
なくなるという従来の不具合がなく、効率的な書き込み
又は読み出し動作を行うことができるという効果があ
る。
【0077】さらに、活性化するバンク数や連続的にア
クセスするサイクル数を適宜設定することができること
から、画像符号化の各操作(例えば、動き探索、動き補
償における読み出しメモリ領域の設定など)に合わせた
フレキシブルな動作を実現することができるという効果
がある。
【0078】この発明によれば、メモリ部が、画像デー
タを構成する画像フレームの水平方向に並ぶ画素データ
又は垂直方向のラインにロウアドレスを対応させ、画像
データを構成する画像フレームの垂直方向のライン又は
水平方向に並ぶ画素データにカラムアドレスを対応さ
せ、ロウアドレス毎にバンクを所定数単位で配列させ
て、バンク毎に画像データを構成する画素データを順次
格納するので、余分な画素データが一緒に読み出されて
しまうことがなく、画像データ記憶装置に対する効率的
な画像データの書き込み・読み出し動作を行うことがで
きるという効果がある。
【0079】この発明によれば、メモリ部が、画像デー
タを構成する画像フレームの水平方向に並ぶ画素データ
又は垂直方向のラインにロウアドレスを対応させ、画像
データを構成する画像フレームの垂直方向のライン又は
水平方向に並ぶ画素データにカラムアドレスを対応さ
せ、ロウアドレス毎にバンクを所定数単位で配列させ
て、バンク毎に画像データを構成する画素データを順次
格納し、アクセスバンク設定手段が、任意のバンク、ロ
ウアドレス、及びカラムアドレスが指定されると、任意
のバンクの1つ前に位置するバンクを先頭バンクとする
バンク範囲を書き込み・読み出しに係るバンク範囲とし
て設定し、書き込み・読み出し手段が、先頭バンク及び
指定されたカラムアドレスの1つ前のカラムアドレスに
より特定される先頭メモリ位置を含むメモリ領域に対し
て書き込み・読み出しを行うので、上記段落0075の
構成に適用することで上記段落0075から上記段落0
078と同様の効果が得られると共に、簡単な設定で画
像符号化における動き補償や動き探索に柔軟に対応する
ことができるという効果がある。
【0080】この発明によれば、メモリ部が、画像デー
タを構成する画像フレームの水平方向に並ぶ画素データ
又は垂直方向のラインにロウアドレスを対応させ、画像
データを構成する画像フレームの垂直方向のライン又は
水平方向に並ぶ画素データにカラムアドレスを対応さ
せ、ロウアドレス毎にバンクを所定数単位で配列させ
て、バンク毎に画像データを構成する画素データを順次
格納し、アクセスバンク設定手段が、任意のバンク、ロ
ウアドレス、及びカラムアドレスが指定されると、任意
のバンクを先頭バンクとするバンク範囲と、任意のバン
クの1つ前に位置するバンクを先頭バンクとするバンク
範囲とを切り換え自在に書き込み・読み出しに係るバン
ク範囲として設定し、書き込み・読み出し手段が、任意
のバンク、ロウアドレス、及びカラムアドレスにより特
定される先頭メモリ位置を含むメモリ領域と、任意のバ
ンクの1つ前に位置するバンクに相当する先頭バンク及
び指定されたカラムアドレスの1つ前のカラムアドレス
により特定される先頭メモリ位置を含むメモリ領域とを
適宜切り換えて書き込み・読み出しを行うので、通常の
画像符号化と動き補償や動き探索とを適宜切り換えるこ
とができることから、画像符号化の各操作に合わせた柔
軟な動作を実現することができるという効果がある。
【0081】この発明によれば、ロウアドレスとカラム
アドレスとによりアドレスが特定され、各々が独立に書
き込み・読み出しすることができる複数のバンクを有す
るメモリ部を備えた画像データ記憶装置の画像データ格
納方法において、画像データを構成する画像フレームの
水平方向に並ぶ画素データ又は垂直方向のラインにロウ
アドレスを対応させ、画像データを構成する画像フレー
ムの垂直方向のライン又は水平方向に並ぶ画素データに
カラムアドレスを対応させるアドレス設定ステップと、
ロウアドレス毎にバンクを所定数単位で配列させるバン
ク設定ステップと、このバンク設定ステップで配列させ
たバンク毎に画像データを構成する画素データを順次格
納する画像データ格納ステップとを備えるので、余分な
画素データが一緒に読み出されてしまうことがなく、画
像データ記憶装置に対する効率的な画像データの書き込
み・読み出し動作を実現させることができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による画像データ記
憶装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1による画像データ記憶装置に対する画像
データの展開例を示す図である。
【図3】 図1で示した画像データ記憶装置に展開され
た画像データを読み出す動作を説明する図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による画像データ記
憶装置に展開された画像データを読み出す動作を説明す
る図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による画像データ記
憶装置の構成を示すブロック図である。
【図6】 図5による画像データ記憶装置に対する画像
データの展開例を示す図である。
【図7】 図5で示した画像データ記憶装置に展開され
た画像データを読み出す動作を説明する図である。
【図8】 従来の画像符号化/復号装置における画像デ
ータ記憶装置周辺部の構成を示すブロック図である。
【図9】 図8の画像符号化/復号装置による画像デー
タ記憶装置に対する画像データの展開例を示す図であ
る。
【図10】 図9で示した画像データ記憶装置から読み
出す画像データの画像フィールド内の位置とデータ領域
とを示す図である。
【図11】 図8に示した画像データ記憶装置から画像
データを読み出す際のシーケンスの例を示すタイミング
図である。
【符号の説明】
1,1a 制御信号及びアドレス生成回路(アクセスバ
ンク設定手段、活性化手段、書き込み・読み出し手
段)、2,2a メモリセル(バンク、メモリ部)、
3,3a 選択回路(書き込み・読み出し手段)、4
入力データ(画素データ、画像データ)、5,5a ア
ドレス信号、6,6a 制御信号、7 出力データ(画
素データ、画像データ)、8,8a アドレス・制御信
号、9,9a画像フィールド(画像データ)、10,1
0a マクロブロック(MB;MacroBloc
k)、11,12 バンク、11a,11b,11c,
12a メモリ1位置(先頭メモリ位置)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/13 Z Fターム(参考) 5B024 AA15 BA29 CA07 CA16 5B047 EA02 EA05 EB02 EB03 EB06 5C052 AA17 AB02 CC11 DD04 GB06 GC05 GD01 GD02 GE06 GF01 GF04 5C059 KK08 KK11 MA00 NN01 PP04 UA02 UA05 UA38

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロウアドレスとカラムアドレスとにより
    アドレスが特定され、各々が独立に書き込み・読み出し
    することができ、画像データを構成する画素データが順
    次格納される複数のバンクを有するメモリ部と、 このメモリ部に対して、書き込み又は読み出しを開始す
    る先頭バンク及び先頭アドレスを指定すると、上記先頭
    バンクから順次書き込み又は読み出しを行うバンク数に
    基づいて書き込み・読み出しに係るバンク範囲を設定す
    るアクセスバンク設定手段と、 このアクセスバンク設定手段が設定した上記バンク範囲
    内のバンクを書き込み・読み出し可能な状態に活性化す
    る活性化手段と、 この活性化手段が活性化した上記バンク範囲に対して、
    上記先頭バンク及び上記先頭アドレスにより特定される
    書き込み又は読み出しを開始する先頭メモリ位置と、上
    記バンク数と、このバンク数で上記先頭メモリ位置を基
    準に書き込み又は読み出しを行うアドレス数とから書き
    込み又は読み出しを行うメモリ領域を特定し、このメモ
    リ領域に対して上記バンク数及び上記アドレス数で連続
    的に画像データの書き込み又は読み出しを行う書き込み
    ・読み出し手段とを備えた画像データ記憶装置。
  2. 【請求項2】 メモリ部は、画像データを構成する画像
    フレームの水平方向に並ぶ画素データ又は垂直方向のラ
    インにロウアドレスを対応させ、画像データを構成する
    画像フレームの垂直方向のライン又は水平方向に並ぶ画
    素データにカラムアドレスを対応させ、上記ロウアドレ
    ス毎にバンクを所定数単位で配列させて、上記バンク毎
    に画像データを構成する画素データを順次格納すること
    を特徴とする請求項1記載の画像データ記憶装置。
  3. 【請求項3】 メモリ部は、画像データを構成する画像
    フレームの水平方向に並ぶ画素データ又は垂直方向のラ
    インにロウアドレスを対応させ、画像データを構成する
    画像フレームの垂直方向のライン又は水平方向に並ぶ画
    素データにカラムアドレスを対応させ、上記ロウアドレ
    ス毎にバンクを所定数単位で配列させて、上記バンク毎
    に画像データを構成する画素データを順次格納し、 アクセスバンク設定手段は、任意のバンク、ロウアドレ
    ス、及びカラムアドレスが指定されると、上記任意のバ
    ンクの1つ前に位置するバンクを先頭バンクとするバン
    ク範囲を書き込み・読み出しに係るバンク範囲として設
    定し、 書き込み・読み出し手段は、上記先頭バンク及び上記指
    定されたカラムアドレスの1つ前のカラムアドレスによ
    り特定される先頭メモリ位置を含むメモリ領域に対して
    書き込み・読み出しを行うことを特徴とする請求項1記
    載の画像データ記憶装置。
  4. 【請求項4】 メモリ部は、画像データを構成する画像
    フレームの水平方向に並ぶ画素データ又は垂直方向のラ
    インにロウアドレスを対応させ、画像データを構成する
    画像フレームの垂直方向のライン又は水平方向に並ぶ画
    素データにカラムアドレスを対応させ、上記ロウアドレ
    ス毎にバンクを所定数単位で配列させて、上記バンク毎
    に画像データを構成する画素データを順次格納し、 アクセスバンク設定手段は、任意のバンク、ロウアドレ
    ス、及びカラムアドレスが指定されると、上記任意のバ
    ンクを先頭バンクとするバンク範囲と、上記任意のバン
    クの1つ前に位置するバンクを先頭バンクとするバンク
    範囲とを切り換え自在に書き込み・読み出しに係るバン
    ク範囲として設定し、 書き込み・読み出し手段は、上記任意のバンク、上記ロ
    ウアドレス、及び上記カラムアドレスにより特定される
    先頭メモリ位置を含むメモリ領域と、上記任意のバンク
    の1つ前に位置するバンクに相当する先頭バンク及び上
    記指定されたカラムアドレスの1つ前のカラムアドレス
    により特定される先頭メモリ位置を含むメモリ領域とを
    適宜切り換えて書き込み・読み出しを行うことを特徴と
    する請求項1記載の画像データ記憶装置。
  5. 【請求項5】 ロウアドレスとカラムアドレスとにより
    アドレスが特定され、各々が独立に書き込み・読み出し
    することができる複数のバンクを有するメモリ部を備え
    た画像データ記憶装置の画像データ格納方法において、 画像データを構成する画像フレームの水平方向に並ぶ画
    素データ又は垂直方向のラインに上記ロウアドレスを対
    応させ、画像データを構成する画像フレームの垂直方向
    のライン又は水平方向に並ぶ画素データに上記カラムア
    ドレスを対応させるアドレス設定ステップと、 上記ロウアドレス毎に上記バンクを所定数単位で配列さ
    せるバンク設定ステップと、 このバンク設定ステップで配列させた上記バンク毎に画
    像データを構成する画素データを順次格納する画像デー
    タ格納ステップとを備えたことを特徴とする画像データ
    記憶装置の画像データ格納方法。
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