JPH09102192A - リフレッシュ制御方法 - Google Patents
リフレッシュ制御方法Info
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- JPH09102192A JPH09102192A JP7259121A JP25912195A JPH09102192A JP H09102192 A JPH09102192 A JP H09102192A JP 7259121 A JP7259121 A JP 7259121A JP 25912195 A JP25912195 A JP 25912195A JP H09102192 A JPH09102192 A JP H09102192A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refresh
- bank
- dram
- frame memory
- memory
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】メモリ上のデータを同期転送している場合に、
DRAMで構成されたフレームメモリに対する効率の良
いリフレッシュ制御方法を提供することこと。 【構成】DRAMで構成され、複数のバンクを有するフレー
ムメモリのリフレッシュ制御方法において、データを読
み出し中もしくは書き込み中の動作中バンクは、水平同
期信号に同期して1ライン毎にリフレッシュを行い、動
作中バンク以外のバンクは、各バンク毎にリフレッシュ
を行う。また、動作中バンクでは、水平同期信号に同期
して1ラインで必要な回数のリフレッシュを一括して行
っても良い。さらに、動作中バンクのラインのうち、読
み出し終了もしくは書き込み終了からの経過時間が所定
時間以下である所定時間未経過ラインは、リフレッシュ
を行わない。
DRAMで構成されたフレームメモリに対する効率の良
いリフレッシュ制御方法を提供することこと。 【構成】DRAMで構成され、複数のバンクを有するフレー
ムメモリのリフレッシュ制御方法において、データを読
み出し中もしくは書き込み中の動作中バンクは、水平同
期信号に同期して1ライン毎にリフレッシュを行い、動
作中バンク以外のバンクは、各バンク毎にリフレッシュ
を行う。また、動作中バンクでは、水平同期信号に同期
して1ラインで必要な回数のリフレッシュを一括して行
っても良い。さらに、動作中バンクのラインのうち、読
み出し終了もしくは書き込み終了からの経過時間が所定
時間以下である所定時間未経過ラインは、リフレッシュ
を行わない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動画用フレームメモリ
等で使用されるDRAM(Dynamic Random AccessMemory)で
構成された大容量メモリに対するデータのリフレッシュ
を制御するリフレッシュ制御方法に関する。
等で使用されるDRAM(Dynamic Random AccessMemory)で
構成された大容量メモリに対するデータのリフレッシュ
を制御するリフレッシュ制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、画像や音声などを扱うアプリケー
ションが多くなり、動画用のフレームメモリを代表とす
る大容量のメモリへの要求が高まっている。この大容量
メモリには、速度はSRAM(Static Random Access Memor
y)より遅いが容量が大きく、かつ単位記憶容量当たり
の単価が安いという利点を持つDRAMが、一般的に使用さ
れている。しかし、DRAMは、前述のような利点を持つ反
面、DRAMのメモリセル内の静電容量素子に電荷の形で蓄
えられた情報がトランジスタの接合リーク電流などによ
り徐々に失われるという特徴があり、DRAM中に記録され
た記録データを保持するために一定期間毎にメモリセル
のデータの読み出しと再書き込み、つまり、リフレッシ
ュを行わなければならない。つまり、DRAMを利用する場
合、DRAMのメモリセルのデータを保持するために一定期
間毎に必ず、リフレッシュが必要となる。従来は、定期
的にリフレッシュのリクエストを発生するリフレッシュ
カウンタを用意し、リフレッシュカウンタからの信号を
検出することによりDRAMのリフレッシュを行っていた。
大容量メモリにDRAMを使用しているシステムでは、すべ
てのDRAMに対し同時にリフレッシュを行うと、消費電力
が増大し、回路の動作が不安定になるという問題があ
る。この消費電力の増大は、バッテリーで駆動している
システムなどにおいて問題となってくる。そこで、メモ
リをバンクに分け、バンク毎、順番にリフレッシュを行
うような分割リフレッシュ制御方法が提案されている。
特開平6ー214881号公報には、各メモリバンク毎
にタイミングをずらしてリフレッシュを行い、電力消費
を削減する方法が記載されている。この特開平6ー21
4881号公報では、従来の全メモリバンクを同時にリ
フレッシュするというモードと、分割された各バンクご
とにタイミングをずらしてリフレッシュを行うモードが
切り替え可能となっており、情報処理装置全体の電力消
費状態から適当なリフレッシュのモードが選択できる。
ションが多くなり、動画用のフレームメモリを代表とす
る大容量のメモリへの要求が高まっている。この大容量
メモリには、速度はSRAM(Static Random Access Memor
y)より遅いが容量が大きく、かつ単位記憶容量当たり
の単価が安いという利点を持つDRAMが、一般的に使用さ
れている。しかし、DRAMは、前述のような利点を持つ反
面、DRAMのメモリセル内の静電容量素子に電荷の形で蓄
えられた情報がトランジスタの接合リーク電流などによ
り徐々に失われるという特徴があり、DRAM中に記録され
た記録データを保持するために一定期間毎にメモリセル
のデータの読み出しと再書き込み、つまり、リフレッシ
ュを行わなければならない。つまり、DRAMを利用する場
合、DRAMのメモリセルのデータを保持するために一定期
間毎に必ず、リフレッシュが必要となる。従来は、定期
的にリフレッシュのリクエストを発生するリフレッシュ
カウンタを用意し、リフレッシュカウンタからの信号を
検出することによりDRAMのリフレッシュを行っていた。
大容量メモリにDRAMを使用しているシステムでは、すべ
てのDRAMに対し同時にリフレッシュを行うと、消費電力
が増大し、回路の動作が不安定になるという問題があ
る。この消費電力の増大は、バッテリーで駆動している
システムなどにおいて問題となってくる。そこで、メモ
リをバンクに分け、バンク毎、順番にリフレッシュを行
うような分割リフレッシュ制御方法が提案されている。
特開平6ー214881号公報には、各メモリバンク毎
にタイミングをずらしてリフレッシュを行い、電力消費
を削減する方法が記載されている。この特開平6ー21
4881号公報では、従来の全メモリバンクを同時にリ
フレッシュするというモードと、分割された各バンクご
とにタイミングをずらしてリフレッシュを行うモードが
切り替え可能となっており、情報処理装置全体の電力消
費状態から適当なリフレッシュのモードが選択できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、フレームメモリとしてDRAMを使用しているシステム
において、画像を表示する場合には、そのタイミングの
制限により表示クロックに同期した同期転送によって1
ライン分のデータを連続して読み出さなければならな
い。このようなシステムに、特開平6ー214881号
公報のリフレッシュ方法を採用すると、画像データを読
み出しているバンクとリフレッシュを行っているバンク
が一致した場合、システムの制御部が定期的なリフレッ
シュリクエストを受けても、1ラインのデータを読み込
んでいる最中である場合には、リフレッシュを行うこと
ができない。また、同期転送時には、DRAM上の連続した
アドレスをアクセスするので、メモリコントローラはロ
ウアドレスが一定でカラムアドレスだけをインクリメン
トしてアクセスするページモードを使用していることが
多いため、このロウアドレスに対しては、その後、一定
時間はリフレッシュの必要がなくなる。従来は、定期的
に発生するリフレッシュリクエストは、このアクセスと
は独立しているため、直前にアクセスしたアドレスであ
ってもリフレッシュを行っていた。このようなリフレッ
シュ制御方法では、リフレッシュの直前に読み出しもし
くは書き込みを行ったにも関わらず、リフレッシュが必
要ないラインに再度重複してリフレッシュを行ってしま
う。そのため、もともと、リフレッシュには多大な時間
が必要であるうえに、重複リフレッシュによる時間が加
算され、トータルのリフレッシュに必要な時間は膨大に
なってしまう。
ば、フレームメモリとしてDRAMを使用しているシステム
において、画像を表示する場合には、そのタイミングの
制限により表示クロックに同期した同期転送によって1
ライン分のデータを連続して読み出さなければならな
い。このようなシステムに、特開平6ー214881号
公報のリフレッシュ方法を採用すると、画像データを読
み出しているバンクとリフレッシュを行っているバンク
が一致した場合、システムの制御部が定期的なリフレッ
シュリクエストを受けても、1ラインのデータを読み込
んでいる最中である場合には、リフレッシュを行うこと
ができない。また、同期転送時には、DRAM上の連続した
アドレスをアクセスするので、メモリコントローラはロ
ウアドレスが一定でカラムアドレスだけをインクリメン
トしてアクセスするページモードを使用していることが
多いため、このロウアドレスに対しては、その後、一定
時間はリフレッシュの必要がなくなる。従来は、定期的
に発生するリフレッシュリクエストは、このアクセスと
は独立しているため、直前にアクセスしたアドレスであ
ってもリフレッシュを行っていた。このようなリフレッ
シュ制御方法では、リフレッシュの直前に読み出しもし
くは書き込みを行ったにも関わらず、リフレッシュが必
要ないラインに再度重複してリフレッシュを行ってしま
う。そのため、もともと、リフレッシュには多大な時間
が必要であるうえに、重複リフレッシュによる時間が加
算され、トータルのリフレッシュに必要な時間は膨大に
なってしまう。
【0004】この発明は、上記のような点に鑑みてなさ
れたものであり、メモリ上のデータを同期転送している
場合に、DRAMで構成されたフレームメモリに対する
効率の良いリフレッシュ制御方法を提供することを目的
とする。
れたものであり、メモリ上のデータを同期転送している
場合に、DRAMで構成されたフレームメモリに対する
効率の良いリフレッシュ制御方法を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、DRAMで構成され、複数のバ
ンクを有するフレームメモリのリフレッシュ制御方法に
おいて、データを読み出し中もしくは書き込み中の動作
中バンクは、水平同期信号に同期して1ライン毎にリフ
レッシュを行い、前記動作中バンク以外のバンクは、各
バンク毎にリフレッシュを行うリフレッシュ制御方法と
した。
め、請求項1記載の発明は、DRAMで構成され、複数のバ
ンクを有するフレームメモリのリフレッシュ制御方法に
おいて、データを読み出し中もしくは書き込み中の動作
中バンクは、水平同期信号に同期して1ライン毎にリフ
レッシュを行い、前記動作中バンク以外のバンクは、各
バンク毎にリフレッシュを行うリフレッシュ制御方法と
した。
【0006】請求項2記載の発明は、読み出し中もしく
は書き込み中の前記動作中バンクでは、水平同期信号に
同期して1ラインで必要な回数のリフレッシュを一括し
て行う請求項1記載のリフレッシュ制御方法とした。
は書き込み中の前記動作中バンクでは、水平同期信号に
同期して1ラインで必要な回数のリフレッシュを一括し
て行う請求項1記載のリフレッシュ制御方法とした。
【0007】請求項3記載の発明は、DRAMで構成され、
複数のバンクを有するフレームメモリのメモリ制御方法
において、データを読み出し中もしくは書き込み中の動
作中バンク以外のバンクは、各バンク毎にリフレッシュ
を行い、前記動作中バンクでは、前記動作中バンクのラ
インのうち、読み出し終了もしくは書き込み終了からの
経過時間が所定時間以上である所定時間経過ラインは、
1ライン毎に水平同期信号に同期してリフレッシュを行
い、前記動作中バンクのラインのうち、読み出し終了も
しくは書き込み終了からの経過時間が前記所定時間以下
である所定時間未経過ラインは、リフレッシュを行わな
いリフレッシュ制御方法とした。
複数のバンクを有するフレームメモリのメモリ制御方法
において、データを読み出し中もしくは書き込み中の動
作中バンク以外のバンクは、各バンク毎にリフレッシュ
を行い、前記動作中バンクでは、前記動作中バンクのラ
インのうち、読み出し終了もしくは書き込み終了からの
経過時間が所定時間以上である所定時間経過ラインは、
1ライン毎に水平同期信号に同期してリフレッシュを行
い、前記動作中バンクのラインのうち、読み出し終了も
しくは書き込み終了からの経過時間が前記所定時間以下
である所定時間未経過ラインは、リフレッシュを行わな
いリフレッシュ制御方法とした。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明は、DRAMで構成された複数
のバンクを有するフレームメモリにおいて、データを読
み出し中もしくは書き込み中の動作中バンクは、1ライ
ン毎に水平同期信号に同期してリフレッシュを行い、動
作中バンク以外のバンクは、各バンク毎にリフレッシュ
を行う。
のバンクを有するフレームメモリにおいて、データを読
み出し中もしくは書き込み中の動作中バンクは、1ライ
ン毎に水平同期信号に同期してリフレッシュを行い、動
作中バンク以外のバンクは、各バンク毎にリフレッシュ
を行う。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載のリ
フレッシュ制御方法において、読み出し中もしくは書き
込み中の動作中バンクでは、水平同期信号に同期して1
ラインで必要な回数のリフレッシュを一括して行う。
フレッシュ制御方法において、読み出し中もしくは書き
込み中の動作中バンクでは、水平同期信号に同期して1
ラインで必要な回数のリフレッシュを一括して行う。
【0010】請求項3記載の発明は、DRAMで構成された
複数のバンクを有するフレームメモリにおいて、データ
を読み出し中もしくは書き込み中の動作中バンク以外の
バンクは、各バンク毎にリフレッシュを行い、動作中バ
ンクでは、動作中バンクのラインのうち、読み出し終了
もしくは書き込み終了からの経過時間が所定時間以上で
ある所定時間経過ラインは、1ライン毎に水平同期信号
に同期してリフレッシュを行い、動作中バンクのライン
のうち、読み出し終了もしくは書き込み終了からの経過
時間が所定時間以下である所定時間未経過ラインは、リ
フレッシュを行わない。
複数のバンクを有するフレームメモリにおいて、データ
を読み出し中もしくは書き込み中の動作中バンク以外の
バンクは、各バンク毎にリフレッシュを行い、動作中バ
ンクでは、動作中バンクのラインのうち、読み出し終了
もしくは書き込み終了からの経過時間が所定時間以上で
ある所定時間経過ラインは、1ライン毎に水平同期信号
に同期してリフレッシュを行い、動作中バンクのライン
のうち、読み出し終了もしくは書き込み終了からの経過
時間が所定時間以下である所定時間未経過ラインは、リ
フレッシュを行わない。
【0011】
【実施例】以下、本願発明の実施例について説明する。
請求項1記載の発明を図1及び図2の実施例に基づいて
説明する。図1は、請求項1記載の発明の概要構成を示
す。図2は、フレームメモリ1とメモリコントローラ2
の詳細な関係を示す。
請求項1記載の発明を図1及び図2の実施例に基づいて
説明する。図1は、請求項1記載の発明の概要構成を示
す。図2は、フレームメモリ1とメモリコントローラ2
の詳細な関係を示す。
【0012】まず、各構成をそれぞれ説明する。DRA
Mで構成されたフレームメモリ1は、複数のバンクより
なるが、本願発明の実施例では、図2に示すように8個
のバンクのDRAMモジュールからなり、各バンクは共通の
アドレスバス、データバスに接続されている。フレーム
メモリ1のDRAMを動作させるための制御信号のうち、RA
S(ロウ・アドレス・ストローブ)、CAS(カラム・アドレ
ス・ストローブ)、W(ライト)信号はバンク毎別々に、OE
(アウトプット・イネーブル)は各バンク共通にメモリコ
ントローラ2から送られる。これらの制御信号の組み合
わせにより、フレームメモリ1の読み出し、書き込み、
リフレッシュを制御する。リフレッシュ制御方法の詳細
については後述する。
Mで構成されたフレームメモリ1は、複数のバンクより
なるが、本願発明の実施例では、図2に示すように8個
のバンクのDRAMモジュールからなり、各バンクは共通の
アドレスバス、データバスに接続されている。フレーム
メモリ1のDRAMを動作させるための制御信号のうち、RA
S(ロウ・アドレス・ストローブ)、CAS(カラム・アドレ
ス・ストローブ)、W(ライト)信号はバンク毎別々に、OE
(アウトプット・イネーブル)は各バンク共通にメモリコ
ントローラ2から送られる。これらの制御信号の組み合
わせにより、フレームメモリ1の読み出し、書き込み、
リフレッシュを制御する。リフレッシュ制御方法の詳細
については後述する。
【0013】メモリコントローラ2は、バスからのメモ
リリード、メモリライト(R/W)の要求を受け付け、
フレームメモリ1のDRAMに対する制御信号、RAS、CAS、
W、OEによってDRAMの動作を制御する。この時、アドレ
スの上位ビットから、アクセスするバンクを決定し、該
当するバンクにだけ制御信号を送ると同時に、アドレス
をマルチプレクスするための制御信号(SEL)をアドレス
発生回路5に送る。また、メモリコントローラ2は、リ
フレッシュタイマ3からのリフレッシュリクエスト(/RF
_RQ)を検知すると、フレームメモリ1のDRAMのリフレッ
シュサイクルを行うようにRAS、CAS信号を制御する。リ
フレッシュは互いのバンクが重なり合わないように行う
ため、例えばRAS10、CAS10によりバンク10に対し
て、CAS信号とRAS信号の制御によるCASビフォアRASリフ
レッシュを行い、バンク10のリフレッシュが終了した
らRAS11、CAS11によりバンク11のリフレッシュを
行う。以上のような制御を繰り返すことによりフレーム
メモリ1全体のリフレッシュを行う。
リリード、メモリライト(R/W)の要求を受け付け、
フレームメモリ1のDRAMに対する制御信号、RAS、CAS、
W、OEによってDRAMの動作を制御する。この時、アドレ
スの上位ビットから、アクセスするバンクを決定し、該
当するバンクにだけ制御信号を送ると同時に、アドレス
をマルチプレクスするための制御信号(SEL)をアドレス
発生回路5に送る。また、メモリコントローラ2は、リ
フレッシュタイマ3からのリフレッシュリクエスト(/RF
_RQ)を検知すると、フレームメモリ1のDRAMのリフレッ
シュサイクルを行うようにRAS、CAS信号を制御する。リ
フレッシュは互いのバンクが重なり合わないように行う
ため、例えばRAS10、CAS10によりバンク10に対し
て、CAS信号とRAS信号の制御によるCASビフォアRASリフ
レッシュを行い、バンク10のリフレッシュが終了した
らRAS11、CAS11によりバンク11のリフレッシュを
行う。以上のような制御を繰り返すことによりフレーム
メモリ1全体のリフレッシュを行う。
【0014】リフレッシュタイマ3は、定期的にリフレ
ッシュのリクエスト(/RF_RQ)を発生し、メモリコントロ
ーラ2にフレームメモリ1のDRAMのリフレッシュを要求
する。また、RASオンリーリフレッシュモードを使用す
る場合、リフレッシュタイマ3は、リフレッシュアドレ
スカウンタ4にアドレスのインクリメントを指示し、ア
ドレス発生回路5にリフレッシュするアドレスを選択す
るよう指示を出す。
ッシュのリクエスト(/RF_RQ)を発生し、メモリコントロ
ーラ2にフレームメモリ1のDRAMのリフレッシュを要求
する。また、RASオンリーリフレッシュモードを使用す
る場合、リフレッシュタイマ3は、リフレッシュアドレ
スカウンタ4にアドレスのインクリメントを指示し、ア
ドレス発生回路5にリフレッシュするアドレスを選択す
るよう指示を出す。
【0015】リフレッシュアドレスカウンタ4は、RAS
オンリーリフレッシュによるリフレッシュを行う場合、
フレームメモリ1のDRAMに送るロウアドレスを発生し、
リフレッシュタイマ3からのリクエストによりロウアド
レスをインクリメントして、フレームメモリ1に与え
る。この時、アドレスがフレームメモリ1の最後のアド
レスとなったら、0アドレスに戻る。
オンリーリフレッシュによるリフレッシュを行う場合、
フレームメモリ1のDRAMに送るロウアドレスを発生し、
リフレッシュタイマ3からのリクエストによりロウアド
レスをインクリメントして、フレームメモリ1に与え
る。この時、アドレスがフレームメモリ1の最後のアド
レスとなったら、0アドレスに戻る。
【0016】アドレス発生回路5は、バスからのメモリ
リード、メモリライトに対して、メモリコントローラ2
からの制御信号(SEL)により、アドレスをロウアドレス
とカラムアドレスに分け、フレームメモリ1のDRAMに送
る。また、RASオンリーリフレッシュ時にはリフレッシ
ュアドレスカウンタ4で生成されたロウアドレスをフレ
ームメモリ1のDRAMに送る。
リード、メモリライトに対して、メモリコントローラ2
からの制御信号(SEL)により、アドレスをロウアドレス
とカラムアドレスに分け、フレームメモリ1のDRAMに送
る。また、RASオンリーリフレッシュ時にはリフレッシ
ュアドレスカウンタ4で生成されたロウアドレスをフレ
ームメモリ1のDRAMに送る。
【0017】次に、請求項1記載の発明の動作の概要を
説明する。バスからメモリリード、メモリライト(R/
W)のリクエストを受けると、メモリコントローラ2
は、リフレッシュタイマ3からのリフレッシュのリクエ
スト(/RF_RQ)が無かった場合はそのままメモリのリー
ド、ライトを行い、リフレッシュタイマ3からのリフレ
ッシュのリクエスト(/RF_RQ)があった場合はバスからの
アクセスを保留しフレームメモリ1のDRAMのリフレッシ
ュを行い、リフレッシュが終了した時点で保留されてい
たバスのリード、ライトアクセスを行う。フレームメモ
リ1の読み出し及び書き込みは、メモリコントローラ2
がバスからの要求であるAS(アドレスストローブ)、DS
(データストローブ)を検知することで開始される。この
時、バスからのアドレスをアドレス発生回路5の中にあ
るマルチプレクサで時分割し、RAS信号、CAS信号に合わ
せて、分割されたロウアドレスとカラムアドレスをフレ
ームメモリ1に送る。また、メモリコントローラ2は、
アドレスの上位ビットからアクセスするバンクを決定
し、該当するバンクにだけRAS信号、CAS信号などの制御
信号を送る。そして、メモリコントローラ2は、読み出
しの時はデータバス上にデータが有効になった時、ま
た、書き込みの時はデータがフレームメモリ1に書き込
まれた時点でバス上にACK(Acknowledge)信号を出し、
フレームメモリ1の読み出し、書き込みが終了したこと
を知らせる。フレームメモリ1の読み出し及び書き込み
が行われていないバンクのリフレッシュは、バンク毎順
番に行うような分割方式を考える。図3にそのタイミン
グを示す。メモリコントローラ2はリフレッシュのリク
エスト信号(/RF_RQ)を受けとったらすぐにリフレッシュ
タイマ3に応答信号(/RF_ACK)を返す。この時、リフレ
ッシュタイマ3はリクエスト信号(/RF_RQ)をクリアす
る。そしてメモリコントローラ2は、バンク10から順
番に、リフレッシュサイクルの時間が重なり合わないよ
うにリフレッシュを行っていく。つまり、メモリコント
ローラ2は、リクエスト信号を受けとったらバンク10
のリフレッシュサイクルに入り(RF-state== BANK10)、C
AS10、RAS10をアクティブにすることにより、バン
ク10のCASビフォアRASリフレッシュを行う。バンク10
が終了したら次のバンク11のリフレッシュサイクルに
入り(RF-state == BANK11)、バンク10と同様CAS1
1、RAS11をアクティブにすることによりCASビフォア
RASリフレッシュを行う。これをバンク17まで行うこ
とにより、全バンクのリフレッシュを完了する。ここで
はCASビフォアRASモードのリフレッシュを示したが、RA
Sオンリーモードでリフレッシュを行う場合は、アドレ
ス発生回路5からリフレッシュアドレスカウンタ4が示
しているロウアドレスをフレームメモリ1のDRAMに与え
てリフレッシュを行う。この時は、リフレッシュが終了
すると同時にリフレッシュアドレスカウンタ4の値をイ
ンクリメントし、次のロウアドレスを指し示す必要があ
る。
説明する。バスからメモリリード、メモリライト(R/
W)のリクエストを受けると、メモリコントローラ2
は、リフレッシュタイマ3からのリフレッシュのリクエ
スト(/RF_RQ)が無かった場合はそのままメモリのリー
ド、ライトを行い、リフレッシュタイマ3からのリフレ
ッシュのリクエスト(/RF_RQ)があった場合はバスからの
アクセスを保留しフレームメモリ1のDRAMのリフレッシ
ュを行い、リフレッシュが終了した時点で保留されてい
たバスのリード、ライトアクセスを行う。フレームメモ
リ1の読み出し及び書き込みは、メモリコントローラ2
がバスからの要求であるAS(アドレスストローブ)、DS
(データストローブ)を検知することで開始される。この
時、バスからのアドレスをアドレス発生回路5の中にあ
るマルチプレクサで時分割し、RAS信号、CAS信号に合わ
せて、分割されたロウアドレスとカラムアドレスをフレ
ームメモリ1に送る。また、メモリコントローラ2は、
アドレスの上位ビットからアクセスするバンクを決定
し、該当するバンクにだけRAS信号、CAS信号などの制御
信号を送る。そして、メモリコントローラ2は、読み出
しの時はデータバス上にデータが有効になった時、ま
た、書き込みの時はデータがフレームメモリ1に書き込
まれた時点でバス上にACK(Acknowledge)信号を出し、
フレームメモリ1の読み出し、書き込みが終了したこと
を知らせる。フレームメモリ1の読み出し及び書き込み
が行われていないバンクのリフレッシュは、バンク毎順
番に行うような分割方式を考える。図3にそのタイミン
グを示す。メモリコントローラ2はリフレッシュのリク
エスト信号(/RF_RQ)を受けとったらすぐにリフレッシュ
タイマ3に応答信号(/RF_ACK)を返す。この時、リフレ
ッシュタイマ3はリクエスト信号(/RF_RQ)をクリアす
る。そしてメモリコントローラ2は、バンク10から順
番に、リフレッシュサイクルの時間が重なり合わないよ
うにリフレッシュを行っていく。つまり、メモリコント
ローラ2は、リクエスト信号を受けとったらバンク10
のリフレッシュサイクルに入り(RF-state== BANK10)、C
AS10、RAS10をアクティブにすることにより、バン
ク10のCASビフォアRASリフレッシュを行う。バンク10
が終了したら次のバンク11のリフレッシュサイクルに
入り(RF-state == BANK11)、バンク10と同様CAS1
1、RAS11をアクティブにすることによりCASビフォア
RASリフレッシュを行う。これをバンク17まで行うこ
とにより、全バンクのリフレッシュを完了する。ここで
はCASビフォアRASモードのリフレッシュを示したが、RA
Sオンリーモードでリフレッシュを行う場合は、アドレ
ス発生回路5からリフレッシュアドレスカウンタ4が示
しているロウアドレスをフレームメモリ1のDRAMに与え
てリフレッシュを行う。この時は、リフレッシュが終了
すると同時にリフレッシュアドレスカウンタ4の値をイ
ンクリメントし、次のロウアドレスを指し示す必要があ
る。
【0018】次に、フレームメモリ1の画像データを同
期転送する場合のリフレッシュを図4及び図5の実施例
に基づいて説明する。画像データは、水平同期信号(/HS
YNC)に同期して転送される。ここで、図4からわかるよ
うに、水平同期信号がアクティブになっている付近では
同期転送は行われない。そのため、フレームメモリ1の
DRAMのリフレッシュは、水平同期信号がアクティブ
になっている付近、つまり、画像データの同期転送が行
われていない間に、水平同期信号に同期して行うように
する。画像データを同期転送している同期転送バンク
(図5ではバンク11)のリフレッシュを図5の実施例に
基づいて説明する。同期転送では実際に画像データを送
信している間はリフレッシュを行うことはできない。そ
のため画像データを送ることがない水平同期信号(/HSYN
C)のタイミングでリフレッシュを行う。図5に示すよう
に、水平同期信号(/HSYNC)がアクティブになったらバ
ンク11のリフレッシュサイクルに入り(RF-state==BAN
K11)、CAS11、RAS11をアクティブにしてリフレッ
シュを行い、これと同時に応答信号(/RF_ACK)を返す。
一方、図6に示すように、同期転送を行っていないバン
クに対しては、リフレッシュタイマ3からのリクエスト
による通常のリフレッシュを行うが、バンク11は水平
同期信号に同期してリフレッシュを行っているので、こ
のバンク11はスキップされる。メモリコントローラ2
はリフレッシュのリクエスト信号(/RF_RQ)を受けとった
らすぐにリフレッシュタイマ3に応答信号(/RF_ACK)を
返す。この時、リフレッシュタイマ3は、リクエスト信
号(/RF_RQ)をクリアする。そしてメモリコントローラ2
は、フレームメモリ1のDRAMのバンクのうち、同期
転送バンク(バンク11)を除いてバンク10から順番
に、リフレッシュサイクルの時間が重なり合わないよう
にリフレッシュを行うに制御する。図6の実施例では、
リクエスト信号を受けとったらバンク10のリフレッシ
ュサイクルに入り(RF-state==BANK10)、CAS10、RAS
10をアクティブにして、バンク10のCASビフォアRAS
リフレッシュを行う。バンク10のリフレッシュが終了
したら同期転送バンクであるバンク11をスキップし、
バンク12のリフレッシュサイクルに入り(RF-state ==
BANK12)、バンク10と同様CAS12、RAS12をアク
ティブにしてCASビフォアRASリフレッシュを行う。この
操作をバンク17まで順に行い、同期転送バンク(バン
ク11)以外のリフレッシュを完了する。
期転送する場合のリフレッシュを図4及び図5の実施例
に基づいて説明する。画像データは、水平同期信号(/HS
YNC)に同期して転送される。ここで、図4からわかるよ
うに、水平同期信号がアクティブになっている付近では
同期転送は行われない。そのため、フレームメモリ1の
DRAMのリフレッシュは、水平同期信号がアクティブ
になっている付近、つまり、画像データの同期転送が行
われていない間に、水平同期信号に同期して行うように
する。画像データを同期転送している同期転送バンク
(図5ではバンク11)のリフレッシュを図5の実施例に
基づいて説明する。同期転送では実際に画像データを送
信している間はリフレッシュを行うことはできない。そ
のため画像データを送ることがない水平同期信号(/HSYN
C)のタイミングでリフレッシュを行う。図5に示すよう
に、水平同期信号(/HSYNC)がアクティブになったらバ
ンク11のリフレッシュサイクルに入り(RF-state==BAN
K11)、CAS11、RAS11をアクティブにしてリフレッ
シュを行い、これと同時に応答信号(/RF_ACK)を返す。
一方、図6に示すように、同期転送を行っていないバン
クに対しては、リフレッシュタイマ3からのリクエスト
による通常のリフレッシュを行うが、バンク11は水平
同期信号に同期してリフレッシュを行っているので、こ
のバンク11はスキップされる。メモリコントローラ2
はリフレッシュのリクエスト信号(/RF_RQ)を受けとった
らすぐにリフレッシュタイマ3に応答信号(/RF_ACK)を
返す。この時、リフレッシュタイマ3は、リクエスト信
号(/RF_RQ)をクリアする。そしてメモリコントローラ2
は、フレームメモリ1のDRAMのバンクのうち、同期
転送バンク(バンク11)を除いてバンク10から順番
に、リフレッシュサイクルの時間が重なり合わないよう
にリフレッシュを行うに制御する。図6の実施例では、
リクエスト信号を受けとったらバンク10のリフレッシ
ュサイクルに入り(RF-state==BANK10)、CAS10、RAS
10をアクティブにして、バンク10のCASビフォアRAS
リフレッシュを行う。バンク10のリフレッシュが終了
したら同期転送バンクであるバンク11をスキップし、
バンク12のリフレッシュサイクルに入り(RF-state ==
BANK12)、バンク10と同様CAS12、RAS12をアク
ティブにしてCASビフォアRASリフレッシュを行う。この
操作をバンク17まで順に行い、同期転送バンク(バン
ク11)以外のリフレッシュを完了する。
【0019】次に、請求項2記載の発明を図7の実施例
に基づいて説明する。フレームメモリ1が動画用フレー
ムメモリとして動作している場合、水平同期信号から次
の水平同期信号までの時間が予め分かっており、1ライ
ンの間に何回のリフレッシュが必要かが計算できる。そ
の回数分だけ連続して水平同期信号に同期してリフレッ
シュを行えば良い。例えば、1ラインで10回のリフレ
ッシュが必要である場合は、図7に示す実施例のように
なる。つまり、メモリコントローラ2は、水平同期信号
(/HSYNC)がアクティブになったらバンク11のリフレ
ッシュサイクルに入り(RF-state==BANK11)、CAS1
1、RAS11をアクティブにしてフレームメモリ1のD
RAMのリフレッシュを行うとともに、応答信号(/RF_A
CK)を返す。また、メモリコントローラ2は、メモリコ
ントローラ2内部にリフレッシュ回数をカウントするカ
ウンタ(RF-counter)を設け、リフレッシュのリクエスト
が発生したら、カウント値を0にセットし、リフレッシ
ュを行う毎にカウンタの値をインクリメントしていく。
そしてカウンタの値が10になったところで、リフレッ
シュの動作を中止し、リフレッシュを完了する。このよ
うに、水平同期信号の後に1ラインで必要な回数のリフ
レッシュを一括して行うことにより、DRAMに保存された
データを保証する。
に基づいて説明する。フレームメモリ1が動画用フレー
ムメモリとして動作している場合、水平同期信号から次
の水平同期信号までの時間が予め分かっており、1ライ
ンの間に何回のリフレッシュが必要かが計算できる。そ
の回数分だけ連続して水平同期信号に同期してリフレッ
シュを行えば良い。例えば、1ラインで10回のリフレ
ッシュが必要である場合は、図7に示す実施例のように
なる。つまり、メモリコントローラ2は、水平同期信号
(/HSYNC)がアクティブになったらバンク11のリフレ
ッシュサイクルに入り(RF-state==BANK11)、CAS1
1、RAS11をアクティブにしてフレームメモリ1のD
RAMのリフレッシュを行うとともに、応答信号(/RF_A
CK)を返す。また、メモリコントローラ2は、メモリコ
ントローラ2内部にリフレッシュ回数をカウントするカ
ウンタ(RF-counter)を設け、リフレッシュのリクエスト
が発生したら、カウント値を0にセットし、リフレッシ
ュを行う毎にカウンタの値をインクリメントしていく。
そしてカウンタの値が10になったところで、リフレッ
シュの動作を中止し、リフレッシュを完了する。このよ
うに、水平同期信号の後に1ラインで必要な回数のリフ
レッシュを一括して行うことにより、DRAMに保存された
データを保証する。
【0020】次に、請求項3記載の発明を図8から図1
1の実施例に基づいて説明する。図8のフレームメモリ
21、メモリコントローラ22、リフレッシュタイマ2
3、リフレッシュアドレスカウンタ24は請求項1記載
の発明の実施例で説明したものと同じであるため、個々
の説明は省略する。
1の実施例に基づいて説明する。図8のフレームメモリ
21、メモリコントローラ22、リフレッシュタイマ2
3、リフレッシュアドレスカウンタ24は請求項1記載
の発明の実施例で説明したものと同じであるため、個々
の説明は省略する。
【0021】図10に示すように、リフレッシュアドレ
ステーブル26は、リフレッシュが必要なアドレスを管
理するテーブルであり、RASオンリーリフレッシュのロ
ウアドレスとリフレッシュ実行フラグからなっている。
リフレッシュ実行フラグは1ビットで示され、例えば、
このリフレッシュ実行フラグが0の時はリフレッシュが
不必要であり、1の時はリフレッシュが必要であるもの
とする。
ステーブル26は、リフレッシュが必要なアドレスを管
理するテーブルであり、RASオンリーリフレッシュのロ
ウアドレスとリフレッシュ実行フラグからなっている。
リフレッシュ実行フラグは1ビットで示され、例えば、
このリフレッシュ実行フラグが0の時はリフレッシュが
不必要であり、1の時はリフレッシュが必要であるもの
とする。
【0022】アドレス発生回路25は、バスからのメモ
リリード、メモリライトに対して、メモリコントローラ
22からの制御信号(SEL)により、アドレスをロウアド
レスとカラムアドレスに分け、フレームメモリ21のDR
AMに送るとともに、アクセスしたロウアドレスをリフレ
ッシュアドレステーブル26にも送信する。このとき、
リフレッシュアドレステーブル26では、このロウアド
レスに対するリフレッシュ実行フラグを0にし、並び
に、アドレス発生回路25はRASオンリーリフレッシュ
時に、リフレッシュアドレスカウンタ24で生成された
ロウアドレスをフレームメモリ21のDRAMに送信する。
つまり、リフレッシュアドレステーブル26では、フレ
ームメモリ21上のあるアドレスがアクセスされたら、
そのロウアドレスに対するリフレッシュ実行フラグを0
にして、そのロウアドレスのリフレッシュを行わないよ
うにし、そのアクセスから一定時間経過後、つまり一定
回数のリフレッシュタイマ23からのリクエスト信号(/
RF_RQ)を受けた後、リフレッシュ実行フラグを1とし、
メモリコントローラ22がリフレッシュのリクエストを
受け付けるようにする。
リリード、メモリライトに対して、メモリコントローラ
22からの制御信号(SEL)により、アドレスをロウアド
レスとカラムアドレスに分け、フレームメモリ21のDR
AMに送るとともに、アクセスしたロウアドレスをリフレ
ッシュアドレステーブル26にも送信する。このとき、
リフレッシュアドレステーブル26では、このロウアド
レスに対するリフレッシュ実行フラグを0にし、並び
に、アドレス発生回路25はRASオンリーリフレッシュ
時に、リフレッシュアドレスカウンタ24で生成された
ロウアドレスをフレームメモリ21のDRAMに送信する。
つまり、リフレッシュアドレステーブル26では、フレ
ームメモリ21上のあるアドレスがアクセスされたら、
そのロウアドレスに対するリフレッシュ実行フラグを0
にして、そのロウアドレスのリフレッシュを行わないよ
うにし、そのアクセスから一定時間経過後、つまり一定
回数のリフレッシュタイマ23からのリクエスト信号(/
RF_RQ)を受けた後、リフレッシュ実行フラグを1とし、
メモリコントローラ22がリフレッシュのリクエストを
受け付けるようにする。
【0023】次に、請求項3記載の発明のリフレッシュ
の動作について、図11の実施例に基づいて説明する。
メモリコントローラ22がリフレッシュタイマ23から
のリクエスト信号(/RF_RQ)を受けると、リフレッシュ
アドレスカウンタ24は、アドレス値をインクリメント
する。次に、アドレスカウンタ24で示されるロウアド
レスのRASオンリーリフレッシュの動作に入るが、この
時リフレッシュアドレステーブル26を参照し、そのロ
ウアドレスに対するリフレッシュ実行フラグが0か1か
を判定し、リフレッシュ実行フラグが1の場合はそのま
まリフレッシュサイクルに入り、アドレス発生回路25
からロウアドレスをフレームメモリ21に与えるととも
に、メモリコントローラ22からRAS信号を与えて、リ
フレッシュを完了させる。また、リフレッシュ実行フラ
グが0の場合はリフレッシュが必要ないため、リフレッ
シュサイクルに入らずそのまま抜ける。このようにし
て、図9に示すように構成されたフレームメモリ21
の、現在ラインnをアクセス中である場合、このライン
nより前の、あるサイズ分の領域(図9中のラインmか
らラインnまで)は、リフレッシュタイマ23からのリ
クエスト信号が一定回数にまだ達していない、つまり、
アクセスから一定時間が経過していないために、対応す
るロウアドレスのリフレッシュ実行フラグが0のままで
ある。従って、ラインmからラインnまでの領域は、リ
フレッシュが必要ないことになる。この状態のリフレッ
シュを示すタイミングチャートは、図11のようにな
る。図11では、リフレッシュアドレステーブル26の
リフレッシュ実行フラグが1であるライン0〜m−1、
およびラインn+1〜YまでをRASオンリーモードでリ
フレッシュする。一方、リフレッシュアドレステーブル
26のリフレッシュ実行フラグが0であるラインm〜n
までは、一定時間が経過するまでリフレッシュを行わな
いこととする。
の動作について、図11の実施例に基づいて説明する。
メモリコントローラ22がリフレッシュタイマ23から
のリクエスト信号(/RF_RQ)を受けると、リフレッシュ
アドレスカウンタ24は、アドレス値をインクリメント
する。次に、アドレスカウンタ24で示されるロウアド
レスのRASオンリーリフレッシュの動作に入るが、この
時リフレッシュアドレステーブル26を参照し、そのロ
ウアドレスに対するリフレッシュ実行フラグが0か1か
を判定し、リフレッシュ実行フラグが1の場合はそのま
まリフレッシュサイクルに入り、アドレス発生回路25
からロウアドレスをフレームメモリ21に与えるととも
に、メモリコントローラ22からRAS信号を与えて、リ
フレッシュを完了させる。また、リフレッシュ実行フラ
グが0の場合はリフレッシュが必要ないため、リフレッ
シュサイクルに入らずそのまま抜ける。このようにし
て、図9に示すように構成されたフレームメモリ21
の、現在ラインnをアクセス中である場合、このライン
nより前の、あるサイズ分の領域(図9中のラインmか
らラインnまで)は、リフレッシュタイマ23からのリ
クエスト信号が一定回数にまだ達していない、つまり、
アクセスから一定時間が経過していないために、対応す
るロウアドレスのリフレッシュ実行フラグが0のままで
ある。従って、ラインmからラインnまでの領域は、リ
フレッシュが必要ないことになる。この状態のリフレッ
シュを示すタイミングチャートは、図11のようにな
る。図11では、リフレッシュアドレステーブル26の
リフレッシュ実行フラグが1であるライン0〜m−1、
およびラインn+1〜YまでをRASオンリーモードでリ
フレッシュする。一方、リフレッシュアドレステーブル
26のリフレッシュ実行フラグが0であるラインm〜n
までは、一定時間が経過するまでリフレッシュを行わな
いこととする。
【0024】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1記載
の発明によれば、大容量メモリとして利用するDRAM
をリフレッシュの分割のためにバンク分けし、通常はリ
フレッシュリクエストを受けた後、各バンクのリフレッ
シュサイクルが重なり合わないように、順にDRAMの
リフレッシュを行い、動画用フレームメモリとして動作
しているバンクに対しては水平同期信号に同期してリフ
レッシュを行うことにより、実際に、同期転送を行って
いない時間内にリフレッシュを完了させて、フレームメ
モリ上の画像データの同期転送時においても、DRAMのリ
フレッシュが可能となる。
の発明によれば、大容量メモリとして利用するDRAM
をリフレッシュの分割のためにバンク分けし、通常はリ
フレッシュリクエストを受けた後、各バンクのリフレッ
シュサイクルが重なり合わないように、順にDRAMの
リフレッシュを行い、動画用フレームメモリとして動作
しているバンクに対しては水平同期信号に同期してリフ
レッシュを行うことにより、実際に、同期転送を行って
いない時間内にリフレッシュを完了させて、フレームメ
モリ上の画像データの同期転送時においても、DRAMのリ
フレッシュが可能となる。
【0025】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加え、読み出し中もしくは書き込み中
の動作中バンクでは、水平同期信号に同期して1ライン
で必要な回数のリフレッシュを一括して行うことによ
り、不必要なリフレッシュを行うことがなく、リフレッ
シュ時間の短縮と消費電力の抑制ができる。
載の発明の効果に加え、読み出し中もしくは書き込み中
の動作中バンクでは、水平同期信号に同期して1ライン
で必要な回数のリフレッシュを一括して行うことによ
り、不必要なリフレッシュを行うことがなく、リフレッ
シュ時間の短縮と消費電力の抑制ができる。
【0026】請求項3記載の発明によれば、動画用フレ
ームメモリとして動作しているバンクに対しては水平同
期信号に同期してリフレッシュを行うことにより、実際
に同期転送を行っていない時間内にリフレッシュを済ま
せ、メモリ上のデータの同期転送時においても、DRAMの
リフレッシュを可能とする。また、動画用フレームメモ
リとして動作しているバンクにおいて、リフレッシュの
該当ラインが、直前に読み出されたり、書き込まれたり
した場合は、リフレッシュを省くように制御し、不必要
なリフレッシュを行わないようにして、リフレッシュ時
間の短縮と消費電力の抑制ができる。
ームメモリとして動作しているバンクに対しては水平同
期信号に同期してリフレッシュを行うことにより、実際
に同期転送を行っていない時間内にリフレッシュを済ま
せ、メモリ上のデータの同期転送時においても、DRAMの
リフレッシュを可能とする。また、動画用フレームメモ
リとして動作しているバンクにおいて、リフレッシュの
該当ラインが、直前に読み出されたり、書き込まれたり
した場合は、リフレッシュを省くように制御し、不必要
なリフレッシュを行わないようにして、リフレッシュ時
間の短縮と消費電力の抑制ができる。
【図1】請求項1記載の発明の概要構成を表すブロック
図である。
図である。
【図2】請求項1記載の発明のメモリコントローラとフ
レームメモリの関係を表す図である。
レームメモリの関係を表す図である。
【図3】分割リフレッシュ制御方法を示すタイミングチ
ャート図である。
ャート図である。
【図4】水平同期信号に同期したリフレッシュ制御方法
を表す図である。
を表す図である。
【図5】水平同期信号に同期したリフレッシュ制御方法
を表す図である。
を表す図である。
【図6】請求項1記載の発明の実施例を表す図である。
【図7】請求項2記載の発明の実施例を表す図である。
【図8】請求項3記載の発明の概要構成を表すブロック
図である。
図である。
【図9】請求項3記載の発明の実施例を表す図である。
【図10】リフレッシュアドレステーブルの実施例であ
る。
る。
【図11】RASオンリーリフレッシュを表す図であ
る。
る。
1、21 フレームメモリ 2、22 メモリコントローラ 3、23 リフレッシュタイマ 4、24 リフレッシュアドレスカウンタ 5、25 アドレス発生回路 10 バンク10 11 バンク11 12 バンク12 13 バンク13 14 バンク14 15 バンク15 16 バンク16 17 バンク17 26 リフレッシュアドレステーブル。
Claims (3)
- 【請求項1】DRAMで構成され、複数のバンクを有するフ
レームメモリのリフレッシュ制御方法において、データ
を読み出し中もしくは書き込み中の動作中バンクは、水
平同期信号に同期して1ライン毎にリフレッシュを行
い、前記動作中バンク以外のバンクは、各バンク毎にリ
フレッシュを行うことを特徴とするリフレッシュ制御方
法。 - 【請求項2】読み出し中もしくは書き込み中の前記動作
中バンクでは、水平同期信号に同期して1ラインで必要
な回数のリフレッシュを一括して行うことを特徴とする
請求項1記載のリフレッシュ制御方法。 - 【請求項3】DRAMで構成され、複数のバンクを有するフ
レームメモリのメモリ制御方法において、データを読み
出し中もしくは書き込み中の動作中バンク以外のバンク
は、各バンク毎にリフレッシュを行い、前記動作中バン
クでは、前記動作中バンクのラインのうち、読み出し終
了もしくは書き込み終了からの経過時間が所定時間以上
である所定時間経過ラインは、1ライン毎に水平同期信
号に同期してリフレッシュを行い、前記動作中バンクの
ラインのうち、読み出し終了もしくは書き込み終了から
の経過時間が前記所定時間以下である所定時間未経過ラ
インは、リフレッシュを行わないことを特徴とするリフ
レッシュ制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7259121A JPH09102192A (ja) | 1995-10-05 | 1995-10-05 | リフレッシュ制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7259121A JPH09102192A (ja) | 1995-10-05 | 1995-10-05 | リフレッシュ制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09102192A true JPH09102192A (ja) | 1997-04-15 |
Family
ID=17329613
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7259121A Pending JPH09102192A (ja) | 1995-10-05 | 1995-10-05 | リフレッシュ制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09102192A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100329758B1 (ko) * | 1998-12-30 | 2002-08-08 | 주식회사 하이닉스반도체 | 어드레스버퍼와로우프리디코더사이에서하나의공통버스라인을사용하는반도체메모리소자 |
US6816928B1 (en) | 1999-01-29 | 2004-11-09 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Packet communication apparatus with first and second processing circuits which access a storage circuit during first and second time periods, respectively |
-
1995
- 1995-10-05 JP JP7259121A patent/JPH09102192A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100329758B1 (ko) * | 1998-12-30 | 2002-08-08 | 주식회사 하이닉스반도체 | 어드레스버퍼와로우프리디코더사이에서하나의공통버스라인을사용하는반도체메모리소자 |
US6816928B1 (en) | 1999-01-29 | 2004-11-09 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Packet communication apparatus with first and second processing circuits which access a storage circuit during first and second time periods, respectively |
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