JPH11336624A - ダクト及びダクトの製造方法 - Google Patents

ダクト及びダクトの製造方法

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JPH11336624A
JPH11336624A JP10143809A JP14380998A JPH11336624A JP H11336624 A JPH11336624 A JP H11336624A JP 10143809 A JP10143809 A JP 10143809A JP 14380998 A JP14380998 A JP 14380998A JP H11336624 A JPH11336624 A JP H11336624A
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distal
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L27/00Adjustable joints, Joints allowing movement
    • F16L27/12Adjustable joints, Joints allowing movement allowing substantial longitudinal adjustment or movement

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Joints Allowing Movement (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】機器間の振動伝達を防止すると共に、信頼性及
び生産性に優れ、かつ製造コストの低減が得られるダク
ト及びダクトの製造方法を提供する。 【解決手段】一対の円筒状のインナーリング40と、先
端部にインナーリング40を嵌挿する嵌合部14を備え
た樹脂製の第1ダクト部材10と、先端部にインナーリ
ング40を嵌挿する嵌合部24を備えた樹脂製の第2ダ
クト部材20と、一端に第1ダクト10の嵌合部14の
外周に嵌合する第1連結部32を備えると共に、他端に
第2ダクト20の嵌合部24の外周に嵌合する第2連結
部35を備えたゴム製の第3ダクト30と、第1ダクト
10の嵌合部14及び第2ダクト20の嵌合部24に各
々嵌合した第3ダクト30の各連結部32、35を各々
締め付け固定するホースクランプ45とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダクト及びダクト
製造方法に関し、特に機器間に設けられて互いに連通せ
しめるダクト及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車用エンジンとエアクリナ
ーとの間を接続するエアダクト等のように自動車に搭載
された機器間を接続するダクトには、各機器間の振動伝
達を防止することが要求される。
【0003】このため例えば、図9に示すように、剛性
が高いハード樹脂によって形成されて基端部101aが
エンジン側に接続される樹脂製ダクト部材101の先端
部101bと、同じくハード樹脂によって形成されて基
端部102aがエアクリーナ側に接続される樹脂製ダク
ト部材102の先端部102bとの間を剛性が低いソフ
ト樹脂からなる蛇腹管状の樹脂製ダクト部材103によ
って一体に連結するエアダクト100がある。
【0004】このようなエアダクト100によると、ソ
フト樹脂によって蛇腹管状に形成された樹脂製ダクト部
材103によって形成される中間部によってエンジンと
エアクリナーとの間の相対振動が吸収され、かつハード
樹脂によって形成される両樹脂製ダクト部材101、1
02によって両端がエンジン及びエアクリナーに結合さ
れることからエアダクト100の過度の揺動が回避され
る。
【0005】このエアダクト100は、図10に示すよ
うに、予め樹脂製ダクト部材101及び102に対応す
るハード樹脂製のチューブ101Aとチューブ102A
を樹脂製ダクト部材103に対応するソフト樹脂製のチ
ューブ103Aによって連結したチューブ100Aを準
備し、このチューブ100Aをブロー成形するエクスチ
ェンジブロー成形によって製造される。
【0006】ソフト樹脂とハード樹脂により一体に成形
した吸気ダクトに関しては、実開平8−68号公報に開
示されるように、両端部及び中間部の一部を剛性の低い
ソフト樹脂により、他の部分をハード樹脂によって一体
的に形成するエアダクトが提案されている。
【0007】なお、特開平7−27275号公報に開示
されるように、樹脂製ダクトとゴム製ダクトを連結する
際、樹脂ダクトの端部内にインナートリングを嵌入して
樹脂ダクトの結合部の剛性向上を図る先行技術がある。
【0008】一般に、このように樹脂ダクトにインナー
リングを嵌装するには、インナーリングを圧入するが、
圧入したインナーリングの脱落を防止するため、インナ
ーリングの圧入に先行して樹脂製ダクトの内周を研削し
て真円度を確保し、しかる後インナーリングを圧入する
ことからその加工に伴う製造コストの増大を招くと共
に、インナーリングの圧入に際してインナーリングによ
って樹脂ダクトの内面を損傷するおそれがある。また、
インナーリングをインサート成形しながらブロー成形を
行う方法においては、ブロー成形設備が複雑になり製造
コストの増大を誘発する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記エクスチェンジブ
ロー成形によるダクトの製造には、ソフト樹脂とハード
樹脂によるチューブを一体で同時に成形することから専
用の設備が必要となり製造コストの増大が懸念される。
更に材料が限定されることから振動伝達の特性等様々な
要求を満たすことが困難であった。
【0010】この対策として、樹脂製ダクト部材間をゴ
ム製ダクトによって連通することが考えられる。この樹
脂製ダクト部材間をゴム製ダクトによってダクトによる
とゴム製ダクトによって振動伝振動伝達が良好に遮断さ
れる。しかし樹脂ダクトの先端外周にゴム製ダクトの端
部を嵌合させてホースクランプによって締結することか
ら、ホースクランプの締結力及び熱的影響によって樹脂
製ダクトが変形して樹脂ダクト部材とゴム製ダクトとの
結合部からエア漏れの発生やゴムブーツの抜け出しが懸
念される。
【0011】この対策として、樹脂製ダクトのゴム製ダ
クトの結合部の剛性を確保するため樹脂製ダクトの肉厚
を厚くすると、ブロー成形の性質上、樹脂製ダクトの経
路全体の肉厚が厚くなり、製造コスト及びその質量が増
大が懸念される。
【0012】従って、かかる点に鑑みてなされた本発明
の目的は、機器間の振動伝達を防止すると共に、信頼性
及び生産性に優れ、かつ製造コストの低減が得られるダ
クト及びこのダクトの製造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1に記載のダクトの発明は、一対の円筒状のインナー
リングと、基端部に一方の機器側に接続するための接続
部を備えると共に先端部に上記一方のインナーリングを
嵌入する嵌合部を備えた樹脂製の第1ダクト部材と、基
端部に他方の機器側に接続するための接続部を備えると
共に先端部に上記他方のインナーリングを嵌入する嵌合
部を備えた樹脂製の第2ダクト部材と、一端に上記第1
ダクトの嵌合部外周に嵌合する連結部を備えると共に他
端に上記第2ダクトの嵌合部外周に嵌合する連結部を備
えたゴム製の第3ダクトと、上記第1ダクトの嵌合部及
び第2ダクトの嵌合部に各々嵌合した上記第3ダクトの
各連結部を各々締め付け固定したホースクランプとを備
えたことを特徴とする。
【0014】この請求項1の発明によると、第1ダクト
部材及び第2ダクト部材の先端に備えられた嵌合部にイ
ンナーリングが嵌入され、該嵌合部の外周に第3ダクト
部材の連結部が嵌合してホースクランプによって締結す
ることから、嵌合部がインナリングによって補強され、
第1ダクト部材及び第2ダクト部材の肉厚を増加するこ
となく剛性の向上が得られ、ホースクランプによる締め
付け力や熱的影響によって変形することなく、第1ダク
ト部材と第3ダクト部材及び第2ダクト部材と第3ダク
ト部材の連結が良好になり、機器間の振動伝達を防止す
ると共に気密性が確保されて信頼性及び生産性に優れ、
製造コストの低減が得られる。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1のダク
トにおいて、上記第1ダクト部材の嵌合部は、インナー
リングを嵌入する拡径部及び該拡径部の先端側と基端部
側に各々形成されてインナーリングを挟持する基端側縮
径部及び先端側縮径部を備え、上記第2ダクト部材の嵌
合部は、インナーリングを嵌入する拡径部及び該拡径部
の先端側と基端部側に各々形成されてインナーリングを
挟持する先端側縮径部及び基端側縮径部を備えたことを
特徴とする。
【0016】この請求項2の発明によると、樹脂製の第
1ダクト部材及び第2ダクト部材の先端部に備えられた
拡径部に嵌挿されたインナーリングを先端側縮径部及び
基端側縮径部によって挟持することによってインナーリ
ングの脱落が回避され、インナーリングを圧入すること
なくインナリングが装着され、インナーリング装着によ
る第1ダクト部材及び第2ダクト部材の内面の損傷が回
避される。更に先端側縮径部によってインナーリングの
端部が覆われ、第3ダクト部材の嵌合時に第1及び第2
ダクトの先端によって第3ダクト部材の内周面を損傷す
ることが未然に回避される。
【0017】更に、インナーリングが基端側縮径部と先
端側縮径部によって挟持されて保持されることから、嵌
装する拡径部内面の要求精度を高める必要がなく、また
インナーリング装着のための第1ダクト及び第2ダクト
内周面の真円度を高める研削加工或いはインナーリング
をインサート成形しながらのブロー成形が不要になり、
生産性が向上し製造コストの削減が得られる。
【0018】請求項3に記載の発明は、請求項2のダク
トにおいて、上記先端側縮径部は、先端に移行するに従
って次第に縮径されるテーパ状の外周面を備えたことを
特徴とする。この請求項3の発明によると、先端側縮径
部がテーパ状に形成され、第3ダクト部材の嵌合作業が
容易になる。
【0019】請求項4に記載の発明は、請求項2または
3のダクトにおいて、上記拡径部の外周に、該周方向に
沿って突出する環状の突出部を備えたことを特徴とす
る。この請求項4の発明によると、拡径部外周に形成さ
れた環状の突出部が第3ダクト部材の内周に圧接されて
第1ダクト部材と第3ダクト部材及び第2ダクト部材と
第3ダクト部材の気密性が向上する。
【0020】請求項5に記載の発明は、請求項2〜4の
ダクトにおいて、上記先端側縮径部をダクト軸線方向に
沿って分断して拡径部に達するスリットを有することを
特徴とする。この請求項5の発明によると、スリットを
設けることによって第1ダクト部材及び第2ダクト部材
の先端開口部が容易に押し開かれてインナーリングの装
着が容易になり作業性が向上する。
【0021】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
ダクトにおいて、第1ダクト部材、第2ダクト部材及び
第3ダクト部材は、各々第1ダクト部材と第3ダクト部
材及び第2ダクト部材と第3ダクト部材の対応位置に付
されたパーティングラインを有することを特徴とする。
この請求項6の発明によると、各第1ダクト部材、第2
ダクト部材及び第3ダクト部材に、付されたパーティン
グラインを対応させることによって各ダクト部材の相互
の位置決めがなされ、作業性が向上する。
【0022】請求項7に記載の発明は、請求項1〜5の
ダクトにおいて、上記第3ダクト部材は、蛇腹管部の両
端に各々上記連結部を備えたことを特徴とする。この請
求項7の発明によると、第3ダクト部材の中間部を蛇腹
管状に形成することによって振動伝達防止の機能が向上
する。
【0023】請求項8に記載のダクト製造方法は、先端
部に形成されてインナーリングを嵌入する嵌合部及び該
嵌合部の先端側に先端に移行するに従って縮径された先
端側縮径部を有する一対のダクト部材の各上記先端側縮
径部の先端が互いに連続形成された樹脂製のダクト中間
成形部材を成形するブロー成形工程と、上記ダクト中間
成形部材において互いに連続形成された各先端側縮径部
の先端間で切断して2個の樹脂製ダクト部材を得る分割
工程と、各樹脂製ダクト部材の拡径部内にインナーリン
グを嵌着するインナーリング装着工程と、ゴム製ダクト
部材の両端に各々形成された連結部を各々上記各樹脂製
ダクト部材の嵌合部外周に嵌合せしめるダクト連結工程
と、ホースクランプによって上記各樹脂製ダクトの嵌合
部に各々嵌合した上記ゴム製ダクトの連結部を各々締め
付け固定する締結工程とを有することを特徴とする。
【0024】請求項8の発明によると、ブロー成形工程
において一対のダクト部材の先端側縮径部の先端が互い
に連続したダクト中間成形部材をブロー成形し、分割工
程で互いに連続形成された先端側縮径部によって形成さ
れる断面V字の谷部を切断して第1ダクト部材及び第2
ダクト部材を得ることから、廃棄されるスクラップ部分
が少なく容易に2個のダクト部材が得られ、効率的にダ
クトが製造される。
【0025】請求項9に記載された発明は、筒状のダク
ト本体の基端部に一方の機器側に接続するための接続部
を備え先端部に円筒状のインナーリングを嵌入するため
の拡径部及び該拡径部の先端側及び基端部側にインナー
リングを挟持する先端側縮径部及び基端側縮径部を有す
る嵌合部を備えた第1ダクト部材と、筒状のダクト本体
の基端部に他方の機器側に接続するための接続部を備え
先端部に円筒状のインナーリングを嵌入するための拡径
部及び該拡径部の先端側及び基端部側にインナーリング
を挟持する先端側縮径部及び基端側縮径部を有する嵌合
部を備えた第2ダクト部材との上記各先端側縮径部の先
端が連続成形されたダクト中間成形部材を成形するブロ
ー成形工程と、上記ダクト中間成形部材における互いに
連結された各先端側縮径部の先端間で切断して第1ダク
ト部材及び第2ダクト部材を得る分割工程と、第1ダク
ト部材の拡径部内及び第2ダクト部材の拡径部内に各々
インナーリングを嵌着するインナーリング装着工程と、
第1ダクト部材の嵌合部外周に第3ダクト部材の一端に
形成された第1連結部を嵌合せしめると共に、第2ダク
ト部材の嵌合部外周に第3ダクト部材の他端に形成され
た第2連結部を嵌合するダクト連結工程と、第1ダクト
部材の嵌合部に嵌合した第3ダクト部材の第1連結部及
び第2ダクト部材の嵌合部に嵌合した第3ダクト部材の
第2連結部を各々ホースクランプによって締結する締結
工程とを有することを特徴とする。
【0026】この請求項9の発明によると、ブロー成形
工程において第1ダクト部材と第2ダクト部材の先端側
縮径部の先端が互いに連続してダクト中間成形部材をブ
ロー成形し、分割工程で互いに連結された先端側縮径部
間を切断して第1ダクト部材及び第2ダクト部材を得る
ことから、容易に第1ダクト部材及び第2ダクト部材が
得られ、かつ1組の第1ダクト部材と第2ダクト部材が
同時に成形されることから、過不足拡大1ダクト部材と
第2ダクト部材が得られ、その製造管理が容易になり生
産性が向上すると共に、製品管理が容易になる。
【0027】請求項10に記載の発明は、請求項9のダ
クトの製造方法において、上記ブロー成形工程は、上記
第1ダクト部材の先端側縮径部の先端と上記第2ダクト
部材の先端側縮径部の先端とが同一樹脂製の蛇腹管状部
を介して連続成形されたダクト中間成形部材を成形する
と共に、分割工程は、上記ダクト中間成形部材における
第1ダクト部材の先端側縮径部先端と蛇腹管状部との間
及び第2ダクト部材の先端側縮径部先端と蛇腹管状部と
の間で切断して第1ダクト部材及び第2ダクト部材を製
造することを特徴とする。
【0028】この請求項10の発明によると、ブロー成
形工程において第1ダクト部材と第2ダクト部材の先端
側縮径部の先端が蛇腹管状部を介在して互いに連続する
ダクト中間成形部材をブロー成形し、しかる後分割工程
で互いに連続形成された蛇腹管状部と先端側縮径部によ
って形成された谷部を切断して蛇腹管状部を切除して第
1ダクト部材及び第2ダクト部材を得ることから、請求
項9の効果に加え、要求により蛇腹管状部を切除するこ
となく蛇腹管状部で第1ダクト部材と第2ダクト部材が
連続形成された状態のダクト中間成形部材をダクトとし
て使用することが可能になる。
【0029】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明に
おけるダクト及びダクトの製造方法の第1実施形態を各
機器である車両用エンジンとエアクリナーとの間を連通
するエアダクトを例に、図1乃至図6及び図7の製造工
程図によって説明する。
【0030】図1は、エアダクト1の正面図、図2は図
1の矢視A方向からの側面図、図3は図1にB−B線断
面図であり、ダクト1は樹脂製の第1ダクト部材10、
第2ダクト部材20、ゴム製の第3ダクト部材30、剛
性を有する例えば金属製のインナーリング40及びホー
スクランプ45によって構成される。
【0031】第1ダクト部材10は、略L字状に屈曲さ
れた筒状のダクト本体11と、ダクト本体11の基端部
にエアクリーナ(図示せず)側に接続される接続部12
が形成され、先端部に第3ダクト部材30の端部に形成
された第1連結部32と嵌合する嵌合部14が形成され
ている。
【0032】嵌合部14は、図3に断面図を示すように
円筒状のインナーリング40を嵌入するための拡径部1
5と、拡径部15とダクト本体11とを連結する基端部
側縮径部16と、拡径部15の先端側に延設された先端
側縮径部17を有し、拡径部15に嵌合されたインナー
リング40を基端部側縮径部16と先端側縮径部17に
よって挟持して拡径部15内に保持するように構成され
ている。
【0033】先端側縮径部17の外周面17aは、先端
に移行するに従って拡径部15から離れると共に次第に
縮径されるテーパ状に形成され、この外周面17aと連
続するように拡径部15の外周に沿って突出する環状の
突出部18が形成されている。
【0034】更に嵌合部14には、図3及び図4にその
要部斜視図を示すように、先端側縮径部14を分断して
拡径部15の略中央部まで達するスリット19がダクト
軸線方向に沿って複数、本実施形態では相対向して一対
形成されている。なお符号10aはブロー成形の際に割
型によって付されたパーティングラインである。
【0035】第2ダクト部材20は、略L字状に屈曲さ
れた筒状のダクト本体21と、ダクト本体21の基端部
にエンジン(図示せず)側に接続される接続部22が形
成され、先端部に第3ダクト部材30の端部に形成され
た第2連結部35と嵌合する嵌合部24が形成され、か
つダクト本体21の接続部22近傍は蛇腹管部23が形
成されている。
【0036】嵌合部24は、図3に断面図を示すように
上記第1ダクト部材10の嵌合部14と同様の形状であ
って、円筒状のインナーリング40を嵌入するための拡
径部25と、拡径部25とダクト本体21とを連結する
基端部側縮径26と、拡径部25の先端側に延設された
先端側縮径部27を有し、インナーリング40を基端部
側縮径部26と先端側縮径部27によって挟持して拡径
部25内に保持するように構成されている。
【0037】先端側縮径部27の外周面27aは、先端
に移行するに従って拡径部25から離間すると共に次第
に縮径されるテーパ状に形成され、この外周面27aと
連続するように拡径部25の外周に沿って突出する環状
の突出部28が形成されている。
【0038】更に第1ダクト部材10と同様に、嵌合部
24には、先端側縮径部24を分断して拡径部25の略
中央部まで達するスリット29が複数形成されている。
なお符号20aは第1ダクト部材10に付されたパーテ
ィングライン10aと対応してブロー成形時に割型によ
って付されたパーティングラインである。
【0039】一方、第3ダクト部材30は、可撓性に優
れたゴム製であって、蛇腹管部31及び蛇腹管部31の
両端に各々形成された第1連結部32と第2連結部35
によって形成されている。
【0040】第1連結部32は、第1ダクト部材10の
拡径部15の外周面に内周面33aが密着嵌合する筒状
の嵌着部33と、先端側縮径部17の外周面17aに内
面34aが圧接するすると共にダクト本体31と嵌着部
33を連結する連接部34を有している。更に、嵌着部
33の外周に周方向に沿って環状に突出して対峙するク
ランプ保持部33bが形成されている。
【0041】第2連結部35は、第1連結部32と同様
に、第2ダクト部材20の拡径部25の外周面に内周面
36aが密着嵌合する筒状の嵌着部36と、先端側縮径
部27の外周面27aに内面37aが圧接するすると共
にダクト本体31と嵌着部36を連結する連接部37を
有し、嵌着部36の外周には、環状に突出して対峙する
クランプ保持部36bが設けられている。
【0042】このように形成されるゴム製の第3ダクト
部材30は、例えば割型を用いて加硫されて成形され、
或いはブロー成形によって成形され、その成形の際割型
の接合部によってダクト軸線に沿ったパーティングライ
ン30aが付される。
【0043】このように構成される上記第1ダクト部材
10及び第2ダクト部材20の製造は、図7に示すブロ
ー成形工程Iにおいて、図5に正面図を、また図6に図
5のC−C線断面拡大図を示し、かつ図1乃至4と対応
する部分に同一符号を付するように、第1ダクト部材1
0の先端側縮径部17の先端と第2ダクト部材20の先
端側縮径部27の先端が連続形成された筒状のダクト中
間成形部材9をブロー成形によって製造する。このブロ
ー成形時に、割型によって上記パーティングライン10
a及び20aが連続する線状に付される。
【0044】そして、次の分断工程IIにおいて、ダク
ト中間成形部材9の互いに連続する第1ダクト部材10
の先端側縮径部17の先端と第2ダクト部材20の先端
側縮径部27によって断面略V字状に形成された連続部
9aの谷部を分割線aとして切断することによって第1
ダクト部材10及び第2ダクト部材20が得られ、これ
ら分割された第1ダクト部材10及び第2ダクト部材2
0に上記スリット19及び29を各々形成する。
【0045】従って、上記ブロー成形工程Iにおいて、
1組の第1ダクト部材10と第2ダクト部材20が同時
に一体成形されることから、第1ダクト部材10と第2
ダクト部材20が互いに過不足なく製造されて製造管理
が容易になり、かつ分割工程IIにおいて互いの先端側
縮径部17と27によって形成される断面V字状の連続
部9aの谷部を分割線aとすることによってスクラップ
部分の発生が極めて少なく所定の位置で第1ダクト部材
10と第2ダクト部材20に容易に切断でき、生産性が
向上すると共に均一な第1ダクト部材10及び第2ダク
ト部材20が得られる。
【0046】そして、次のインナーリング装着工程II
Iにおいて、第1ダクト部材10に形成された嵌合部1
4の拡径部15内にインナーリング40を装着する。イ
ンナーリング40は、剛性を有する金属製の円筒状であ
って、スリット19によって分断された先端側縮径部1
7を押し広げ、その開口端部10Aからインナーリング
40を拡径部15内に装着する。拡径部15内に装着さ
れたインナーリング40は、その端縁40a及び40b
の両側から基端側縮径部16及び先端側縮径部17によ
って挟持されて拡径部15内に保持される。
【0047】従って、インナーリング40を圧入する必
要がなく、インナーリングの圧入に起因する第1ダクト
部材10内面の損傷発生は未然に回避されると共に、圧
入作業及び圧入装置等の設備或いは、第1ダクト部材1
0のインナーリング装着面の真円度を確保するための研
削作業及びその研削装置等が不要になり製造コストの削
減が得られる。
【0048】第2ダクト部材20においても同様に、ス
リット29によって分断された先端縮径部27を押し広
げ、その開口端部20Aからインナーリング40を拡径
部25内に装着する。拡径部25内に装着されたインナ
ーリング40は、その端縁40a及び40bの両側から
基端側縮径部26及び先端側縮径部27によって挟持さ
れて嵌合部24内に保持される。
【0049】インナーリング40が各々装着された第1
ダクト部材10及び第2ダクト部材20は、次のダクト
連結工程IVにおいて、第3ダクト30の両端に形成さ
れた第1連結部33及び第2連結部35を上記各々嵌合
部14及び24の外周に嵌合させて、第3ダクト30を
介して互いに連結される。
【0050】第1ダクト部材10の嵌合部14と第3ダ
クト部材30の第1連結部33の嵌合方法は、第1ダク
ト部材10に付されたパーティングライン10aと、第
3ダクト部材30に付されたパーティングライン30a
との相対位置を合わせ、図3に矢印Dで示すように第1
ダクト部材10の嵌合部14の外周に、その先端側より
先端側縮径部17の外周面17aと連接部34の内面3
4aが圧接するまで差し込み嵌合させる。
【0051】この嵌合にあたりインナーリング40の端
縁40bが先端側縮径部17によって覆われていること
から、インナーリング40の端縁40bにカットバリ等
が有る場合でも該カットバリによって第3ダクト部材3
0を損傷することが回避され、かつテーパ状に形成され
た先端側縮径部17の外周面17aに誘導されて円滑に
嵌合されされると共に、先端側縮径部17の外周面17
aと連接部34の内面34aの圧接によって第1ダクト
部材10に対する第3ダクト部材30の嵌入量が決定さ
れ適切な状態で第1ダクト部材10と第3ダクト部材3
0が結合される。
【0052】更に第1ダクト部材10の突出部18と第
3ダクト部材30の嵌着部33の内周面33aに押接し
て密着され、かつ先端側縮径部17の外周面17aと連
接部34の内面34aの圧接によって第1ダクト部材1
0と第3ダクト部材30の気密性が確保される。
【0053】同様に、第2ダクト部材20の嵌合部24
と第3ダクト部材30の第2連結部35の嵌合方法は、
第2ダクト部材20に付されたパーティングライン20
aと、第3ダクト部材30に付されたパーティングライ
ン30aとの相対位置を合わせ、図3に矢印Eで示すよ
うに第2ダクト部材20の嵌合部24の外周に、その先
端側より先端側縮径部27の外周面27aと連接部37
の内面37aが圧接するまで差し込み嵌合させる。
【0054】そして、次の締結工程Vにおいて、嵌合し
た第1ダクト10の嵌合部14と第3ダクト30の第1
連結部32をホースクランプ45によって外周から締結
し、同様に第2ダクト部材20の嵌合部24と第3ダク
ト部材30の第2連結部材35をホースクランプ45に
よって締結する。このホースクランプ40による締結に
よって第1ダクト部材10及び第2ダクト部材20の各
嵌合部14及び24は、インナーリング40によって内
面側から支えられて変形することなく気密性を確保した
状態で維持される。
【0055】このように構成されたエアダクト1は、エ
アクリーナ側に基端部12が連接される樹脂製の第1ダ
クト部材10と、エンジン側に基端部22が連接される
樹脂製の第2ダクト部材20の各先端に形成された嵌合
部14と24がゴム製の第3ダクト部材30で連結され
ることのよってエンジン側とエアクリーナ側の振動伝達
が良好に遮断され、かつ第1ダクト部材10及び第2ダ
クト部材20の各嵌合部14、24がインナーリング4
0によって補強されることから第1ダクト部材10及び
第2ダクト部材20の肉厚の削減が可能になり、エアダ
クト1の質量及び製造コストの削減が得られ、生産性に
優れかつ高品質なエアダクト1が得られる。
【0056】(第2実施形態)次に図8及び図8のF−
F線断面拡大図を示す図9によって第2実施形態につい
て説明する。なお、説明の便宜上図4及び5と対応する
部分に同一符号を付することによって該部の詳細な説明
は省略する。
【0057】ブロー成形工程Iにおいて、図8に示すよ
うに略L字状に屈曲形成された第1ダクト部材10の先
端側縮径部17の先端と略L字状に屈曲形成された第2
ダクト部材20の先端側縮径部27の先端が蛇腹管状部
55によって連結され状態のダクト中間成形部材50を
同一の樹脂によるブロー成形によって成形する。
【0058】そして、ダクト中間成形部材50は、次の
分断工程IIにおいて、第1ダクト部材10の先端側縮
径部17の先端と蛇腹管状部55によって断面略V字状
に形成された接続部50b及び第2ダクト部材20の先
端側縮径部27の先端と蛇腹管状部55によって形成さ
れた接続部50cの谷部を分割線b及びcとして切断す
る。この切断によって上記第1実施形態同様の第1ダク
ト部材10及び第2ダクト部材20が得られる一方、切
除された蛇腹管状部55は溶融してリサイクルすること
が出来る。
【0059】このように成形された第1ダクト部材10
及び第2ダクト部材20は、第1実施形態同様、インナ
ーリング装着工程IIIにおいて、第1ダクト部材10
及び第2ダクト部材20の各嵌合部14及び24内にイ
ンナーリング40を装着し、ダクト連結工程IVにおい
て、第3ダクト30の両端に形成された第1連結部32
及び第2連結部35を上記各々嵌合部14及び24の外
周に嵌合させて、第3ダクト30を介して互いに連結さ
れて第1実施形態と同様に図1及び図2に示すエアダク
ト1が形成される。
【0060】一方、比較的振動伝達が許容される場合
は、ブロー成形によって蛇腹管状部55によって第1ダ
クト部材10と第2ダクト部材20が一体成形されたダ
クト中間部材50をそのままダクトとして使用すること
によって異仕様の部品の共用化が可能となり製造及の簡
素化並びに部品点数の削減により製造コストを下げるこ
とができる。
【0061】以上説明では、自動車用のエンジンとエア
クリーナを連通するエアダクトを例に説明したが、他の
ダクトに適用することは勿論、第1ダクト部材10及び
第2ダクト部材20に各々スリット19及び29を2箇
所所に設けたが、各々4箇所にスリットを設ける等適宜
他の複数箇所に設けることも、また第3ダクト部材30
の第1連結部32の内面33a及び第2連結部35の内
面35aに第1ダクト部材10及び第2ダクト部材20
の突出部18及び28に対応して該突出部18、28が
嵌合する環状の溝を形成して第1ダクト部材10と第3
ダクト部材30との間及び第2ダクト部材20と第3ダ
クト部材30の間の機密性を向上させる等上記実施の形
態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範
囲で適宜種々変更することは可能である。
【0062】
【発明の効果】以上説明した本発明のダクトによると、
第1ダクト部材及び第2ダクト部材の先端に備えられた
嵌合部にインナーリングが嵌入され、該嵌合部の外周に
第3ダクト部材の連結部が嵌合してホースクランプによ
って締結することから、嵌合部がインナリングによって
補強され、肉厚を増加することなく剛性が向上してホー
スクランプによる締め付け力や熱的影響による変形が防
止され、第1ダクト部材と第3ダクト部材及び第2ダク
ト部材と第3ダクト部材の連結が良好になり、機器間に
おける振動伝達の防止が確実になり、信頼性及び生産性
に優れ、製造コストの低減が得られる。
【0063】また、本発明のダクトの製造方法による
と、ブロー成形工程において一対のダクト部材の先端側
縮径部の先端が互いに連続したダクト中間成形部材をブ
ロー成形し、しかる後分割工程で互いに連結された先端
側縮径部によって形成された断面V字の谷部を切断して
第1ダクト部材及び第2ダクト部材を得ることから、廃
棄されるスクラップ部分が少なく容易に2個のダクト部
材が得られ、効率的にダクトが得られる。
【0064】特に、ブロー成形工程において第1ダクト
部材と第2ダクト部材の先端縮径部の先端が互いに連続
してダクト部材をブロー成形し、しかる後分割工程で互
いに連結された先端側縮径部を切断して第1ダクト部材
及び第2ダクト部材を得ることによって、容易に第1ダ
クト部材及び第2ダクト部材が得られ、かつ1組の第1
ダクト部材と第2ダクト部材が同時に成形されることか
ら、その製造管理が容易になり生産性が向上すると共
に、製品管理が容易になる等、本発明は高品質のダクト
が得られ、かつ生産性に優れ、製造コストの削減が可能
なことと相俟って振動を伴う機器間に用いられるダクト
を使用する分野及びダクト生産分野に貢献すること大な
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するダクトの正面図で
ある。
【図2】図1の矢視A方向からの側面図である。
【図3】図1にB−B線断面拡大図である。
【図4】第1ダクト部材及び第2ダクト部材を説明する
要部斜視図である。
【図5】ダクト中間成形部材の正面図である。
【図6】図5のC−C線断面拡大図である。
【図7】ダクトの製造工程図である。
【図8】第2実施形態を説明するダクト中間部材の正面
図である。
【図9】図8のF−F線断面拡大図である。
【図10】従来のダクトを説明する正面図である。
【図11】従来のダクトの製造方法を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1 エアダクト 9 ダクト中間成形部材 10 第1ダクト部材 10a パーティングライン 11 ダクト本体 12 接続部 14 嵌合部 15 拡径部 16 基端部側縮径部 17 先端側縮径部 17a 外周面 18 突出部 19 スリット 20 第2ダクト部材 20a パーティングライン 21 ダクト本体 22 接続部 24 嵌合部 25 拡径部 26 基端部側縮径 27 先端側縮径部 27a 外周面 28 突出部 29 スリット 30 第3ダクト部材 30a パーティングライン 31 蛇腹管部 32 第1連結部 35 第2連結部 40 インナーリング 45 ホースクランプ 50 ダクト中間成形部材 55 蛇腹管状部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F16L 33/22 F16L 33/22 // B29L 23:00

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器間に設けられて互いに連通せしめる
    ダクトにおいて、 一対の円筒状のインナーリングと、 基端部に一方の機器側に接続するための接続部を備える
    と共に、先端部に上記一方のインナーリングを嵌入する
    嵌合部を備えた樹脂製の第1ダクト部材と、 基端部に他方の機器側に接続するための接続部を備える
    と共に、先端部に上記他方のインナーリングを嵌入する
    嵌合部を備えた樹脂製の第2ダクト部材と、 一端に上記第1ダクトの嵌合部外周に嵌合する連結部を
    備えると共に、他端に上記第2ダクトの嵌合部外周に嵌
    合する連結部を備えたゴム製の第3ダクトと、 上記第1ダクトの嵌合部及び第2ダクトの嵌合部に各々
    嵌合した上記第3ダクトの各連結部を各々締め付け固定
    するホースクランプとを備えたことを特徴とするダク
    ト。
  2. 【請求項2】 上記第1ダクト部材の嵌合部は、インナ
    ーリングを嵌入する拡径部及び該拡径部の先端側と基端
    部側に各々形成されてインナーリングを挟持する基端側
    縮径部及び先端側縮径部を備え、 上記第2ダクト部材の嵌合部は、インナーリングを嵌入
    する拡径部及び該拡径部の先端側と基端部側に各々形成
    されてインナーリングを挟持する先端側縮径部及び基端
    側縮径部を備えたことを特徴とする請求項1に記載のダ
    クト。
  3. 【請求項3】 上記先端側縮径部は、先端に移行するに
    従って次第に縮径されるテーパ状の外周面を備えたこと
    を特徴とする請求項2に記載のダクト。
  4. 【請求項4】 上記拡径部の外周に、該周方向に沿って
    突出する環状の突出部を備えたことを特徴とする請求項
    2または3に記載のダクト。
  5. 【請求項5】 上記先端側縮径部をダクト軸線方向に沿
    って分断して拡径部に達するスリットを有することを特
    徴とする請求項2〜4に記載のダクト。
  6. 【請求項6】 上記第1ダクト部材、第2ダクト部材及
    び第3ダクト部材は、各々第1ダクト部材と第3ダクト
    部材及び第2ダクト部材と第3ダクト部材の対応位置に
    付されたパーティングラインを有することを特徴とする
    請求項1〜5に記載のダクト。
  7. 【請求項7】 上記第3ダクト部材は、蛇腹管部の両端
    に各々上記連結部を備えたことを特徴とする請求項1〜
    6に記載のダクト。
  8. 【請求項8】 一対の樹脂製ダクト部材の各先端部間を
    ゴム製のダクト部材によって連通せしめるダクトの製造
    方法において、 先端部に形成されてインナーリングを嵌入する嵌合部及
    び該嵌合部の先端側に先端に移行するに従って縮径され
    る先端縮径部を有する一対のダクト部材の各上記先端側
    縮径部の先端が互いに連続形成された樹脂製のダクト中
    間成形部材を成形するブロー成形工程と、 上記ダクト中間成形部材において互いに連続形成された
    各先端側縮径部の先端間で切断して2個の樹脂製ダクト
    部材を得る分割工程と、 各樹脂製ダクト部材の拡径部内にインナーリングを嵌着
    するインナーリング装着工程と、 ゴム製ダクト部材の両端に各々形成された連結部を各々
    上記各樹脂製ダクト部材の嵌合部外周に嵌合せしめるダ
    クト連結工程と、 ホースクランプによって上記各樹脂製ダクトの嵌合部に
    各々嵌合した上記ゴム製ダクトの連結部を各々締め付け
    固定する締結工程とを有することを特徴とするダクトの
    製造方法。
  9. 【請求項9】 一方の機器側及び他方の機器側に接続す
    るための各々基端部備えた樹脂製の第1ダクト部材及び
    第2ダクト部材の各先端部に、ゴム製の第3ダクト部材
    の両端部を各々嵌合させて上記第1ダクト部材と第2ダ
    クト部材を連通せしめるダクトの製造方法において、 筒状のダクト本体の基端部に一方の機器側に接続するた
    めの接続部を備え先端部に円筒状のインナーリングを嵌
    入するための拡径部及び該拡径部の先端側及び基端部側
    にインナーリングを挟持する先端側縮径部及び基端側縮
    径部を有する嵌合部を備えた第1ダクト部材と、筒状の
    ダクト本体の基端部に他方の機器側に接続するための接
    続部を備え先端部に円筒状のインナーリングを嵌入する
    ための拡径部及び該拡径部の先端側及び基端部側にイン
    ナーリングを挟持する先端側縮径部及び基端側縮径部を
    有する嵌合部を備えた第2ダクト部材との上記各先端側
    縮径部の先端が連続成形されたダクト中間成形部材を成
    形するブロー成形工程と、 上記ダクト中間成形部材における互いに連結された各先
    端側縮径部の先端間で切断して第1ダクト部材及び第2
    ダクト部材を得る分割工程と、 第1ダクト部材の拡径部内及び第2ダクト部材の拡径部
    内に各々インナーリングを嵌着するインナーリング装着
    工程と、 第1ダクト部材の嵌合部外周に第3ダクト部材の一端に
    形成された第1連結部を嵌合せしめると共に、第2ダク
    ト部材の嵌合部外周に第3ダクト部材の他端に形成され
    た第2連結部を嵌合するダクト連結工程と、 第1ダクト部材の嵌合部に嵌合した第3ダクト部材の第
    1連結部及び第2ダクト部材の嵌合部に嵌合した第3ダ
    クト部材の第2連結部を各々ホースクランプによって締
    結する締結工程とを有することを特徴とするダクトの製
    造方法。
  10. 【請求項10】上記ブロー成形工程は、上記第1ダクト
    部材の先端縮径部の先端と上記第2ダクト部材の先端側
    縮径部の先端とが同一樹脂製の蛇腹管状部を介して連続
    成形されたダクト中間成形部材を成形すると共に、 分割工程は、上記ダクト中間成形部材における第1ダク
    ト部材の先端側縮径部先端と蛇腹管状部の間及び第2ダ
    クト部材の先端側縮径部先端と蛇腹管状部の間で切断し
    て第1ダクト部材及び第2ダクト部材を得ることを特徴
    とする請求項9に記載のダクト製造方法。
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