JPH08166090A - ゴムホースとその製造方法及びホース接続構造 - Google Patents
ゴムホースとその製造方法及びホース接続構造Info
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- JPH08166090A JPH08166090A JP645795A JP645795A JPH08166090A JP H08166090 A JPH08166090 A JP H08166090A JP 645795 A JP645795 A JP 645795A JP 645795 A JP645795 A JP 645795A JP H08166090 A JPH08166090 A JP H08166090A
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- diameter
- hose
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- rubber hose
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】部品点数を削減するとともに、ヒーターホース
などのゴムホースをパイプに容易に結合できるようにす
る。 【構成】パネル200 に設けられたパネル穴201 を貫通し
て延びるパイプ100 に結合されるゴムホース1であっ
て、先端にパネル穴201 の径より大きな径の略ラッパ状
の拡径部10をもつことを特徴とする。パイプ100 への挿
入が容易であり、拡径部10がパネル穴201 周囲を覆って
シールするので、パネル穴201 からの外気や騒音の侵入
も防止される。
などのゴムホースをパイプに容易に結合できるようにす
る。 【構成】パネル200 に設けられたパネル穴201 を貫通し
て延びるパイプ100 に結合されるゴムホース1であっ
て、先端にパネル穴201 の径より大きな径の略ラッパ状
の拡径部10をもつことを特徴とする。パイプ100 への挿
入が容易であり、拡径部10がパネル穴201 周囲を覆って
シールするので、パネル穴201 からの外気や騒音の侵入
も防止される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴムホースとその製造
方法及びそのゴムホースを用いたホース接続構造に関す
る。本発明は自動車のラジエータホース、ヒーターホー
スなどに利用できる。
方法及びそのゴムホースを用いたホース接続構造に関す
る。本発明は自動車のラジエータホース、ヒーターホー
スなどに利用できる。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車のエンジン冷却水は、ラジ
エータからエンジンを通り、車室内側に設けられた熱交
換ユニットで熱交換を行うことで、車室内の冷暖房に利
用されている。したがって冷却水の流路は、エンジンル
ームと車室とを隔てるダッシュパネルを貫通して設ける
必要がある。
エータからエンジンを通り、車室内側に設けられた熱交
換ユニットで熱交換を行うことで、車室内の冷暖房に利
用されている。したがって冷却水の流路は、エンジンル
ームと車室とを隔てるダッシュパネルを貫通して設ける
必要がある。
【0003】従来の冷却水流路とダッシュパネルとの取
付構造としては、図12に示すように車室内の熱交換ユ
ニットから延びる金属パイプ100をダッシュパネル2
00に設けられたパネル穴201からエンジンルーム側
に突出させ、エンジンルーム側では金属パイプ100に
ヒーターホース300を挿通してクリップ301で締結
する構造が一般的である。なお、パネル穴201と金属
パイプ100の間にはゴムブッシュ101が設けられ、
車室内への外気の侵入とエンジンルームからの騒音の侵
入が防止されている。
付構造としては、図12に示すように車室内の熱交換ユ
ニットから延びる金属パイプ100をダッシュパネル2
00に設けられたパネル穴201からエンジンルーム側
に突出させ、エンジンルーム側では金属パイプ100に
ヒーターホース300を挿通してクリップ301で締結
する構造が一般的である。なお、パネル穴201と金属
パイプ100の間にはゴムブッシュ101が設けられ、
車室内への外気の侵入とエンジンルームからの騒音の侵
入が防止されている。
【0004】また上記のヒーターホース300の反対側
で、エンジンとラジエータとを接続する冷却水回路とし
ては、アルミダイキャスト製のパイプをシリンダブロッ
ク側に固定し、そのパイプにヒーターホースをクリップ
等を用いて締結固定した構造が一般的である。
で、エンジンとラジエータとを接続する冷却水回路とし
ては、アルミダイキャスト製のパイプをシリンダブロッ
ク側に固定し、そのパイプにヒーターホースをクリップ
等を用いて締結固定した構造が一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のダッシュパネル
への取付構造において、ヒーターホース300を金属パ
イプ100に締結する場合には、先ずパネル穴201に
ゴムブッシュ101を装着する。次にヒーターホース先
端にクリップ301を拡径状態で挿通しておき、それを
パネル穴201からエンジンルーム内に突出している金
属パイプ100に挿入する。そして所定長さ挿入後、ク
リップ301を縮径させて締結することで行われる。
への取付構造において、ヒーターホース300を金属パ
イプ100に締結する場合には、先ずパネル穴201に
ゴムブッシュ101を装着する。次にヒーターホース先
端にクリップ301を拡径状態で挿通しておき、それを
パネル穴201からエンジンルーム内に突出している金
属パイプ100に挿入する。そして所定長さ挿入後、ク
リップ301を縮径させて締結することで行われる。
【0006】ところが近年の自動車の高機能化に伴い、
エンジンルーム内の部品搭載密度が高くなっているため
エンジンルーム内での作業の困難性が高くなっている。
そのためゴムブッシュ101の装着作業や、クリップ3
01の縮径作業の一層の簡易化が求められている。また
部品点数が多いという問題もある。またシリンダブロッ
クに固定されたパイプにヒーターホースを締結固定する
構造では、上記と同様に部品点数が大きい。そしてヒー
ターホースが曲りホースである場合には、少なくともパ
イプに挿通される長さ分のストレート部が必要であり、
省スペースの観点からは好ましいといえない。
エンジンルーム内の部品搭載密度が高くなっているため
エンジンルーム内での作業の困難性が高くなっている。
そのためゴムブッシュ101の装着作業や、クリップ3
01の縮径作業の一層の簡易化が求められている。また
部品点数が多いという問題もある。またシリンダブロッ
クに固定されたパイプにヒーターホースを締結固定する
構造では、上記と同様に部品点数が大きい。そしてヒー
ターホースが曲りホースである場合には、少なくともパ
イプに挿通される長さ分のストレート部が必要であり、
省スペースの観点からは好ましいといえない。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、部品点数を削減するとともに、ヒーターホ
ースなどのゴムホースをダッシュパネルやシリンダブロ
ックなどと容易にかつ省スペースで結合できるようにす
ることを目的とする。
ものであり、部品点数を削減するとともに、ヒーターホ
ースなどのゴムホースをダッシュパネルやシリンダブロ
ックなどと容易にかつ省スペースで結合できるようにす
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する第1
発明のゴムホースは、先端に一般部の径より大きな径の
略ラッパ状に拡径された拡径部をもつことを特徴とす
る。またこのゴムホースを容易に製造する第2発明の製
造方法は、押出成形により内部に補強糸層をもつ未加硫
ゴムホースを形成する成形工程と、未加硫ゴムホースの
先端の被賦形部分を加熱しながら所定形状の治具に押圧
し徐々に略ラッパ状に拡径して予備賦形ホースとする予
備賦形工程と、予備賦形ホースに所定形状のマンドレル
を挿入した状態で加硫して先端に未加硫ゴムホースの内
径の1.5倍以上の内径に拡径された拡径部を形成する
加硫工程と、よりなることを特徴とする。
発明のゴムホースは、先端に一般部の径より大きな径の
略ラッパ状に拡径された拡径部をもつことを特徴とす
る。またこのゴムホースを容易に製造する第2発明の製
造方法は、押出成形により内部に補強糸層をもつ未加硫
ゴムホースを形成する成形工程と、未加硫ゴムホースの
先端の被賦形部分を加熱しながら所定形状の治具に押圧
し徐々に略ラッパ状に拡径して予備賦形ホースとする予
備賦形工程と、予備賦形ホースに所定形状のマンドレル
を挿入した状態で加硫して先端に未加硫ゴムホースの内
径の1.5倍以上の内径に拡径された拡径部を形成する
加硫工程と、よりなることを特徴とする。
【0009】さらに、第1発明のゴムホースを利用した
第3発明のホース接続構造は、先端に一般部の径より大
きな径の略ラッパ状に拡径された拡径部をもつゴムホー
スの拡径部内壁面を流路が開口した壁面の開口周縁部に
押圧してシール固定したことを特徴とする。また第1発
明のゴムホースを利用した第4発明のホース接続構造
は、先端に一般部の径より大きな径の略ラッパ状に拡径
された拡径部をもつゴムホースと、パイプが貫通して突
出するパネル穴をもつパネルとからなり、拡径部にパイ
プが挿入され拡径部先端がパネルに接しパネル穴を覆っ
てシールしていることを特徴とする。
第3発明のホース接続構造は、先端に一般部の径より大
きな径の略ラッパ状に拡径された拡径部をもつゴムホー
スの拡径部内壁面を流路が開口した壁面の開口周縁部に
押圧してシール固定したことを特徴とする。また第1発
明のゴムホースを利用した第4発明のホース接続構造
は、先端に一般部の径より大きな径の略ラッパ状に拡径
された拡径部をもつゴムホースと、パイプが貫通して突
出するパネル穴をもつパネルとからなり、拡径部にパイ
プが挿入され拡径部先端がパネルに接しパネル穴を覆っ
てシールしていることを特徴とする。
【0010】
【作用】第1発明のゴムホースは、先端に略ラッパ状に
拡径された拡径部をもつ。したがって拡径部先端を相手
部材壁面に押圧することで、接続部分近傍のシールを行
うことができる。例えば第3発明のホース接続構造で
は、拡径部内壁面を流路が開口した壁面の開口周縁部に
押圧することにより、接続部分がシールされる。つま
り、従来のホース接続構造ではホースには必ず相手部材
であるパイプが挿入されていたが、本発明のゴムホース
によればパイプを挿入しなくても相手部材の流路開口に
直接接続することが可能となる。
拡径された拡径部をもつ。したがって拡径部先端を相手
部材壁面に押圧することで、接続部分近傍のシールを行
うことができる。例えば第3発明のホース接続構造で
は、拡径部内壁面を流路が開口した壁面の開口周縁部に
押圧することにより、接続部分がシールされる。つま
り、従来のホース接続構造ではホースには必ず相手部材
であるパイプが挿入されていたが、本発明のゴムホース
によればパイプを挿入しなくても相手部材の流路開口に
直接接続することが可能となる。
【0011】なお拡径部の相手部材への押圧手段は、例
えば実施例にも示すようなリング状の押し付け部材で拡
径部周縁部を相手部材へ押圧する手段などがある。また
第4発明のホース接続構造では、拡径部にパイプが挿入
され拡径部先端がパネルに接してパネル穴を覆ってシー
ルしている。つまりパネルに当接した拡径部がパネル穴
周囲を覆ってシールするので、パネル穴からの外気や騒
音の漏れが防止され、従来用いられていたゴムブッシュ
などを不要とすることができる。
えば実施例にも示すようなリング状の押し付け部材で拡
径部周縁部を相手部材へ押圧する手段などがある。また
第4発明のホース接続構造では、拡径部にパイプが挿入
され拡径部先端がパネルに接してパネル穴を覆ってシー
ルしている。つまりパネルに当接した拡径部がパネル穴
周囲を覆ってシールするので、パネル穴からの外気や騒
音の漏れが防止され、従来用いられていたゴムブッシュ
などを不要とすることができる。
【0012】なお第4発明のようにパイプを挿入する場
合には、ゴムホースはパネル穴から突出するパイプに拡
径部から挿通されるので、位置決め性と初期の挿入作業
性が良好である。そしてパイプのゴムホース内への挿入
は、拡径部がパネルに当接した時点で終了し、挿入終了
位置を規制する必要がなく狭い作業空間における作業性
に優れている。
合には、ゴムホースはパネル穴から突出するパイプに拡
径部から挿通されるので、位置決め性と初期の挿入作業
性が良好である。そしてパイプのゴムホース内への挿入
は、拡径部がパネルに当接した時点で終了し、挿入終了
位置を規制する必要がなく狭い作業空間における作業性
に優れている。
【0013】またパイプへの挿通が完了後、クリップな
どによりゴムホース外周からのパイプへの締結が一般に
行われる。この締結作業は従来と同様に行うことができ
るが、クリップを拡径状態で保持してゴムホース先端の
所定位置に予め部分的に接着しておくことが望ましい。
このようにすれば片手で締結作業を行うことができ、狭
い作業空間内での作業性に優れる。またこの時、拡径部
の存在により拡径状態のクリップがゴムホースから抜け
落ちるのが防止されている。
どによりゴムホース外周からのパイプへの締結が一般に
行われる。この締結作業は従来と同様に行うことができ
るが、クリップを拡径状態で保持してゴムホース先端の
所定位置に予め部分的に接着しておくことが望ましい。
このようにすれば片手で締結作業を行うことができ、狭
い作業空間内での作業性に優れる。またこの時、拡径部
の存在により拡径状態のクリップがゴムホースから抜け
落ちるのが防止されている。
【0014】上記ゴムホースを製造する第2発明の製造
方法では、先ず一般の押出成形にて断面一定の未加硫ゴ
ムホースを製造する。この未加硫ゴムホースには、内部
に通常の方法により補強糸層が形成されている。次いで
未加硫ゴムホースの先端の被賦形部分を加熱しながら治
具に押圧し、徐々に拡径して予備賦形する。この予備賦
形する方法としては、例えば円錐状の治具に先端を押圧
することで行うことができる。この場合、いきなり大き
な角度に拡径しようとすると先端の破損が生じるので、
治具の先端角度を小さいものから大きいものまで数点用
意しておき、小さい角度の治具から始めて徐々に大きい
角度の治具を用いるのがよい。
方法では、先ず一般の押出成形にて断面一定の未加硫ゴ
ムホースを製造する。この未加硫ゴムホースには、内部
に通常の方法により補強糸層が形成されている。次いで
未加硫ゴムホースの先端の被賦形部分を加熱しながら治
具に押圧し、徐々に拡径して予備賦形する。この予備賦
形する方法としては、例えば円錐状の治具に先端を押圧
することで行うことができる。この場合、いきなり大き
な角度に拡径しようとすると先端の破損が生じるので、
治具の先端角度を小さいものから大きいものまで数点用
意しておき、小さい角度の治具から始めて徐々に大きい
角度の治具を用いるのがよい。
【0015】また未加硫ゴムホースの先端の内面又は外
面に、先端から軸方向へ延びる切り込みを設けておくこ
とも好ましい。これにより拡径時に切り込み幅が周方向
に広がるので一層の拡径が可能となる。そして補強糸層
まで切り込みを入れて補強糸層を切断しておくことが好
ましい。このようにすれば補強糸層による抵抗がなくな
るので一層容易に拡径することができる。また切り込み
深さを、先端側で深く奥方ほど浅くすることも好まし
い。これにより拡径形状を一層滑らかなラッパ状とする
ことができ、パネルとの密着性が向上する。
面に、先端から軸方向へ延びる切り込みを設けておくこ
とも好ましい。これにより拡径時に切り込み幅が周方向
に広がるので一層の拡径が可能となる。そして補強糸層
まで切り込みを入れて補強糸層を切断しておくことが好
ましい。このようにすれば補強糸層による抵抗がなくな
るので一層容易に拡径することができる。また切り込み
深さを、先端側で深く奥方ほど浅くすることも好まし
い。これにより拡径形状を一層滑らかなラッパ状とする
ことができ、パネルとの密着性が向上する。
【0016】なお、内部の補強糸により拡径が困難とな
る場合があり、補強糸層がブレードの場合には拡径が困
難となる場合が多いが、スパイラル巻きやニッティング
の場合には比較的容易に拡径できる。これは拡径時に先
端の拡径部分で糸ピッチが変化したり、糸が端部から素
抜けたりすることによるものであろう。また拡径すべき
部分の補強糸の巻きピッチを他の部分より大きくしてお
くことも好ましいことである。
る場合があり、補強糸層がブレードの場合には拡径が困
難となる場合が多いが、スパイラル巻きやニッティング
の場合には比較的容易に拡径できる。これは拡径時に先
端の拡径部分で糸ピッチが変化したり、糸が端部から素
抜けたりすることによるものであろう。また拡径すべき
部分の補強糸の巻きピッチを他の部分より大きくしてお
くことも好ましいことである。
【0017】拡径時には被賦形部分のみが加熱される。
もし被賦形部分以外の場所まで加熱すると、押圧の力で
未加硫ゴムホースが変形するばかりか、押圧の力が被賦
形部分に伝わらず十分な拡径が困難となる。予備賦形さ
れた予備賦形ホースは、所定形状のマンドレルが挿入さ
れた状態で加硫される。拡径部の外周形状を一層精密な
ものとするなら、加圧可能な金型を併用することもでき
る。予備賦形工程で十分に拡径されているので、この加
硫工程により得られる拡径部は、未加硫ゴムホースの内
径の1.5倍以上の内径とすることが可能である。
もし被賦形部分以外の場所まで加熱すると、押圧の力で
未加硫ゴムホースが変形するばかりか、押圧の力が被賦
形部分に伝わらず十分な拡径が困難となる。予備賦形さ
れた予備賦形ホースは、所定形状のマンドレルが挿入さ
れた状態で加硫される。拡径部の外周形状を一層精密な
ものとするなら、加圧可能な金型を併用することもでき
る。予備賦形工程で十分に拡径されているので、この加
硫工程により得られる拡径部は、未加硫ゴムホースの内
径の1.5倍以上の内径とすることが可能である。
【0018】
【実施例】以下、実施例により具体的に説明する。 (実施例1)図1に、本発明の一実施例のゴムホースを
パイプに締結した接続構造を示す。このゴムホース1は
自動車のヒーターホースであり、車室側に配置された熱
交換ユニットから延び車室とエンジンルームを隔てるパ
ネル200のパネル穴201を貫通して延びるパイプ1
00に結合されて用いられる。
パイプに締結した接続構造を示す。このゴムホース1は
自動車のヒーターホースであり、車室側に配置された熱
交換ユニットから延び車室とエンジンルームを隔てるパ
ネル200のパネル穴201を貫通して延びるパイプ1
00に結合されて用いられる。
【0019】このゴムホース1は、一端部にラッパ状に
拡径した拡径部10をもち、内部に補強糸層11が形成
されている。そして拡径部10からパイプ100に挿通
され、拡径部10がパネル穴201の周囲でパネル20
0に圧接してシールされ、拡径部10の根元部分ではク
リップ2がゴムホース1をパイプ100に締結してい
る。なお、パイプ100には互いに間隔を隔てた一対の
突条部101が形成され、クリップ2は一対の突条部1
01の間でゴムホース1を締結している。
拡径した拡径部10をもち、内部に補強糸層11が形成
されている。そして拡径部10からパイプ100に挿通
され、拡径部10がパネル穴201の周囲でパネル20
0に圧接してシールされ、拡径部10の根元部分ではク
リップ2がゴムホース1をパイプ100に締結してい
る。なお、パイプ100には互いに間隔を隔てた一対の
突条部101が形成され、クリップ2は一対の突条部1
01の間でゴムホース1を締結している。
【0020】このゴムホース1を製造するには、先ず一
般の押出成形にて未加硫ゴムホース1’を製造する。次
に図2に示す円錐状の治具3を用意し、治具3を未加硫
ゴムホース1’が軟化する100〜200℃に、望まし
くは150℃に加熱する。未加硫ゴムホース1’の被賦
形部分のみをこの温度に加熱してもよい。そして未加硫
ゴムホース1’先端を治具3に徐々に強く数回押圧して
拡径した。
般の押出成形にて未加硫ゴムホース1’を製造する。次
に図2に示す円錐状の治具3を用意し、治具3を未加硫
ゴムホース1’が軟化する100〜200℃に、望まし
くは150℃に加熱する。未加硫ゴムホース1’の被賦
形部分のみをこの温度に加熱してもよい。そして未加硫
ゴムホース1’先端を治具3に徐々に強く数回押圧して
拡径した。
【0021】例えば内径16mm、肉厚4mmで中間に
スパイラル巻きで形成された補強糸層をもつ未加硫ゴム
ホースの端部を内径39mm以上に拡径するには、先ず
先端角度θ=60°の治具3を用いて数回押圧して拡径
し、次に先端角度θ=120°の治具3を用い数回押圧
して拡径したところ、内径45mmまでは破損なく拡径
することができた。
スパイラル巻きで形成された補強糸層をもつ未加硫ゴム
ホースの端部を内径39mm以上に拡径するには、先ず
先端角度θ=60°の治具3を用いて数回押圧して拡径
し、次に先端角度θ=120°の治具3を用い数回押圧
して拡径したところ、内径45mmまでは破損なく拡径
することができた。
【0022】ここでもし被賦形部分以外まで加熱する
と、その部分の軟化により押圧の力が吸収され、賦形が
困難となるばかりか変形も生じてしまう。したがって被
賦形部分のみを加熱するように治具3を加熱することと
した。なお、押圧する際に治具3を回転させることも試
みたが、未加硫ゴムホースの加熱した部分としていない
部分の境でホースが回転して捩じれが生じ、円滑な拡径
ができなかった。したがって、回転などは行わず単に押
圧するだけの方が好ましい。
と、その部分の軟化により押圧の力が吸収され、賦形が
困難となるばかりか変形も生じてしまう。したがって被
賦形部分のみを加熱するように治具3を加熱することと
した。なお、押圧する際に治具3を回転させることも試
みたが、未加硫ゴムホースの加熱した部分としていない
部分の境でホースが回転して捩じれが生じ、円滑な拡径
ができなかった。したがって、回転などは行わず単に押
圧するだけの方が好ましい。
【0023】次に、このように予備賦形された予備賦形
ホース1’’にマンドレルを挿入する。このマンドレル
4には、図3に示すように後端に略ラッパ状の型面をも
つ加硫受け型40が形成されている。そして予備賦形ホ
ース1’’の拡径された端部10’が加硫受け型40に
押圧された後に、マンドレル4の他端にキャップ41が
嵌合される。
ホース1’’にマンドレルを挿入する。このマンドレル
4には、図3に示すように後端に略ラッパ状の型面をも
つ加硫受け型40が形成されている。そして予備賦形ホ
ース1’’の拡径された端部10’が加硫受け型40に
押圧された後に、マンドレル4の他端にキャップ41が
嵌合される。
【0024】このキャップ41はマンドレル4の他端が
貫通する中心孔42をもち、マンドレル4との嵌合によ
り予備賦形ホース1’’が加硫受け型40に向かって押
圧されるように構成されている。したがってキャップ4
1の嵌合により予備賦形ホース1’’は加硫受け型40
に押圧され、加硫受け型40の外周に形成されたリング
状凸部43で先端の移動が規制されることで、加硫受け
型40の型面に沿って賦形されるとともに押圧力が保持
される。
貫通する中心孔42をもち、マンドレル4との嵌合によ
り予備賦形ホース1’’が加硫受け型40に向かって押
圧されるように構成されている。したがってキャップ4
1の嵌合により予備賦形ホース1’’は加硫受け型40
に押圧され、加硫受け型40の外周に形成されたリング
状凸部43で先端の移動が規制されることで、加硫受け
型40の型面に沿って賦形されるとともに押圧力が保持
される。
【0025】そして全体を上記加硫釜へ入れ、150℃
で20〜30分加熱することで加硫が行われた。得られ
たゴムホース1の先端には、略ラッパ状に拡径された拡
径部10が形成されていた。なお、本実施例では加硫受
け型40とキャップ41で拡径部10の形状が規定され
たが、図4に示すように加硫押し型44と加硫受け型4
0とで拡径部10を型成形加硫することもできる。この
場合には拡径部10の外側表面を加硫押し型44で形成
することができ、複雑形状の拡径部10を形成するのに
有効である。
で20〜30分加熱することで加硫が行われた。得られ
たゴムホース1の先端には、略ラッパ状に拡径された拡
径部10が形成されていた。なお、本実施例では加硫受
け型40とキャップ41で拡径部10の形状が規定され
たが、図4に示すように加硫押し型44と加硫受け型4
0とで拡径部10を型成形加硫することもできる。この
場合には拡径部10の外側表面を加硫押し型44で形成
することができ、複雑形状の拡径部10を形成するのに
有効である。
【0026】このゴムホース1には、拡径状態で固定さ
れたクリップ2が挿通され、クリップ2は所定位置で部
分的にゴムホース1と接着された。そしてパイプ100
に向かってゴムホース1を押圧して挿入するのである
が、先端に拡径部10をもつためパイプ100の初期挿
入が極めて容易であり、狭い作業空間における作業性は
良好であった。そして拡径部10がパネル200に当接
するまでゴムホース1を挿通し、拡径部10がパネル2
00に押圧された後クリップ2の拡径固定を解除してゴ
ムホース1をパイプ100に締結した。この解除は片手
で行うことができ、狭い作業空間における作業性は良好
であった。
れたクリップ2が挿通され、クリップ2は所定位置で部
分的にゴムホース1と接着された。そしてパイプ100
に向かってゴムホース1を押圧して挿入するのである
が、先端に拡径部10をもつためパイプ100の初期挿
入が極めて容易であり、狭い作業空間における作業性は
良好であった。そして拡径部10がパネル200に当接
するまでゴムホース1を挿通し、拡径部10がパネル2
00に押圧された後クリップ2の拡径固定を解除してゴ
ムホース1をパイプ100に締結した。この解除は片手
で行うことができ、狭い作業空間における作業性は良好
であった。
【0027】またこの接続構造によれば、パイプ100
の軸心がパネル穴201の中心からずれていても、拡径
部10の径がパネル穴201の径より充分大きいので、
パネル穴201のシールを確実に行うことができる。 (実施例2)第2の実施例のホース接続構造を図5に示
す。ゴムホース5は、拡径部50の端面の一部に溝51
が形成されており、拡径部50の端部にシールゴム6が
接着されていること以外は実施例1と同様である。なお
この溝51は、図3又は図4に示す加硫受け型40の型
面の一部に凸部を形成しておくことで容易に形成するこ
とができる。
の軸心がパネル穴201の中心からずれていても、拡径
部10の径がパネル穴201の径より充分大きいので、
パネル穴201のシールを確実に行うことができる。 (実施例2)第2の実施例のホース接続構造を図5に示
す。ゴムホース5は、拡径部50の端面の一部に溝51
が形成されており、拡径部50の端部にシールゴム6が
接着されていること以外は実施例1と同様である。なお
この溝51は、図3又は図4に示す加硫受け型40の型
面の一部に凸部を形成しておくことで容易に形成するこ
とができる。
【0028】このゴムホース5には、拡径部50の開口
端面にシールゴム6が接着されて用いられる。このシー
ルゴム6には中央にパイプ100の外径と同一もしくは
それより僅かに小さい径の貫通穴60が設けられてい
る。そしてパイプ100との締結時には、パイプ100
は貫通穴60からゴムホース5に挿入され、シールゴム
6がパイプ100の外周面に当接してシールしている。
また拡径部50は、溝51が下方に開口するように位置
されている。
端面にシールゴム6が接着されて用いられる。このシー
ルゴム6には中央にパイプ100の外径と同一もしくは
それより僅かに小さい径の貫通穴60が設けられてい
る。そしてパイプ100との締結時には、パイプ100
は貫通穴60からゴムホース5に挿入され、シールゴム
6がパイプ100の外周面に当接してシールしている。
また拡径部50は、溝51が下方に開口するように位置
されている。
【0029】このような接続構造とすることにより、パ
ネル200の内外の気密性をより向上させるとともに、
万一パネル200と拡径部50との間に水が浸入して
も、シールゴム6の存在により水は車室内側に漏れるこ
となく、かつ漏水を溝51からエンジンルーム内に排出
することができる。 (実施例3)本実施例では、図6に示すように、未加硫
ゴムホース7の先端外周表面に補強糸層70まで深く延
び軸方向に長く延びる複数の切り込み71を設けたこと
以外は実施例1と同様である。切り込み71の存在によ
り未加硫ゴムホース7を容易に拡径でき、一層径の大き
な拡径部を形成することができた。
ネル200の内外の気密性をより向上させるとともに、
万一パネル200と拡径部50との間に水が浸入して
も、シールゴム6の存在により水は車室内側に漏れるこ
となく、かつ漏水を溝51からエンジンルーム内に排出
することができる。 (実施例3)本実施例では、図6に示すように、未加硫
ゴムホース7の先端外周表面に補強糸層70まで深く延
び軸方向に長く延びる複数の切り込み71を設けたこと
以外は実施例1と同様である。切り込み71の存在によ
り未加硫ゴムホース7を容易に拡径でき、一層径の大き
な拡径部を形成することができた。
【0030】なお、図7に示すように、切り込み81を
未加硫ゴムホース8の先端内周表面に設けても同様の効
果が得られることはいうまでもない。この場合は、この
切り込み81を実施例2で説明した漏水をエンジンルー
ム側へ排出するための溝51として用いることができ
る。したがって切り込み81を拡径部全周に均等に形成
しておけば、実施例2に比べてゴムホースの円周方向の
位置決めが不要となり、作業性が一層向上する。
未加硫ゴムホース8の先端内周表面に設けても同様の効
果が得られることはいうまでもない。この場合は、この
切り込み81を実施例2で説明した漏水をエンジンルー
ム側へ排出するための溝51として用いることができ
る。したがって切り込み81を拡径部全周に均等に形成
しておけば、実施例2に比べてゴムホースの円周方向の
位置決めが不要となり、作業性が一層向上する。
【0031】また図示しないが、未加硫ゴムホースの内
外両表面に切り込みを周方向に交互に形成すれば、拡径
が一層容易となる。さらに、切り込み深さを拡径部先端
ほど深く奥方ほど浅くすれば、ラッパ状の拡径が一層容
易となる。 (実施例4)本実施例は、拡径部の形状とパネル200
への当接形態が異なること以外は実施例1と同様であ
る。
外両表面に切り込みを周方向に交互に形成すれば、拡径
が一層容易となる。さらに、切り込み深さを拡径部先端
ほど深く奥方ほど浅くすれば、ラッパ状の拡径が一層容
易となる。 (実施例4)本実施例は、拡径部の形状とパネル200
への当接形態が異なること以外は実施例1と同様であ
る。
【0032】本実施例のゴムホースでは、図8に示すよ
うに、拡径部9は断面算盤珠状の膨出部90と、膨出部
90から谷部91を経て先端に向かって広がるフレア部
92とから構成されている。そして谷部91の外径はパ
ネル穴201の径より僅かに小さくなっている。このゴ
ムホースでは、フレア部92はパネル穴201から入っ
て反対側で径方向に突出し、バネル200の表面aとゴ
ムホースの膨張面bとが圧接している。したがって、パ
ネルとゴムホースとの気密性が確保でき、膨張部が蛇腹
状になっているのでゴムホースのパイプへの挿入量がば
らついてもパネルとのシール性は確保される。 (実施例5)第5の実施例のホース接続構造を図9に示
す。この接続構造は、拡径部10の先端をフランジ状と
し、かつ拡径部10とパネル200との間にブチルゴム
製のリング状粘着部材61を介在させたこと以外は実施
例1と同様である。
うに、拡径部9は断面算盤珠状の膨出部90と、膨出部
90から谷部91を経て先端に向かって広がるフレア部
92とから構成されている。そして谷部91の外径はパ
ネル穴201の径より僅かに小さくなっている。このゴ
ムホースでは、フレア部92はパネル穴201から入っ
て反対側で径方向に突出し、バネル200の表面aとゴ
ムホースの膨張面bとが圧接している。したがって、パ
ネルとゴムホースとの気密性が確保でき、膨張部が蛇腹
状になっているのでゴムホースのパイプへの挿入量がば
らついてもパネルとのシール性は確保される。 (実施例5)第5の実施例のホース接続構造を図9に示
す。この接続構造は、拡径部10の先端をフランジ状と
し、かつ拡径部10とパネル200との間にブチルゴム
製のリング状粘着部材61を介在させたこと以外は実施
例1と同様である。
【0033】粘着部材62は布材にブチルゴムが含浸さ
れて形成され、その中心穴の径はパイプ100の外径よ
り小さく中心穴の周縁部がパイプ100の外周に弾接し
ている。なお、中心穴周縁部にはシリコンオイルが塗布
されて粘着性が消失され、パイプ100の挿入作業が円
滑に行われるように工夫されている。本実施例では、粘
着部材61が拡径部10とパネル200とに粘着してい
るので、ゴムホース1のパネル200への押圧力が充分
でなくてもパネル穴201を確実にシールすることがで
きる。また粘着部材62がパイプ100に弾接している
ので、気密性が一層向上している。 (実施例6)第6の実施例のホース接続構造を図10に
示す。この接続構造は、エンジンのシリンダブロック4
00と、実施例5と同様のゴムホース1と、押し付け部
材20とから構成されている。
れて形成され、その中心穴の径はパイプ100の外径よ
り小さく中心穴の周縁部がパイプ100の外周に弾接し
ている。なお、中心穴周縁部にはシリコンオイルが塗布
されて粘着性が消失され、パイプ100の挿入作業が円
滑に行われるように工夫されている。本実施例では、粘
着部材61が拡径部10とパネル200とに粘着してい
るので、ゴムホース1のパネル200への押圧力が充分
でなくてもパネル穴201を確実にシールすることがで
きる。また粘着部材62がパイプ100に弾接している
ので、気密性が一層向上している。 (実施例6)第6の実施例のホース接続構造を図10に
示す。この接続構造は、エンジンのシリンダブロック4
00と、実施例5と同様のゴムホース1と、押し付け部
材20とから構成されている。
【0034】押し付け部材20は略リング状をなし、中
心孔の径は拡径部10の外径より小さくゴムホース1の
一般部の外径より大きく構成され、拡径部10先端のフ
ランジ状部をシリンダブロック400と挟持した状態
で、ボルト21にてシリンダブロック400に固定され
ている。その状態で拡径部10はシリンダブロック40
0の冷却水の流路開口401を覆い、流路開口401の
周縁部に圧接されてシール効果を発現している。
心孔の径は拡径部10の外径より小さくゴムホース1の
一般部の外径より大きく構成され、拡径部10先端のフ
ランジ状部をシリンダブロック400と挟持した状態
で、ボルト21にてシリンダブロック400に固定され
ている。その状態で拡径部10はシリンダブロック40
0の冷却水の流路開口401を覆い、流路開口401の
周縁部に圧接されてシール効果を発現している。
【0035】したがって本実施例の接続構造によれば、
従来流路開口401に固定されていたパイプ部材及びパ
イプ部材とシリンダブロック400との間のシール部材
などが不要となる。またゴムホース1にはパイプ部材を
挿通する部分が不要となるので、曲り形状のゴムホース
1を直接接続することができ、スペース面で有利であ
る。
従来流路開口401に固定されていたパイプ部材及びパ
イプ部材とシリンダブロック400との間のシール部材
などが不要となる。またゴムホース1にはパイプ部材を
挿通する部分が不要となるので、曲り形状のゴムホース
1を直接接続することができ、スペース面で有利であ
る。
【0036】なお、本実施例の他の態様として、実施例
5と同様に拡径部10とシリンダブロック400との間
に粘着部材あるいは断熱部材を介在させてもよい。また
図11に示すように拡径部10内にサーモスタット栓2
1などを配置することもできる。
5と同様に拡径部10とシリンダブロック400との間
に粘着部材あるいは断熱部材を介在させてもよい。また
図11に示すように拡径部10内にサーモスタット栓2
1などを配置することもできる。
【0037】
【発明の効果】すなわち第1発明のゴムホースによれ
ば、狭い作業空間であってもパイプへの結合工数を格段
に低減することができ、また部品点数を減らすこともで
きるので、コストの低減を図ることができる。また第2
発明の製造方法によれば、ひび割れや破れなどの破損な
く、大きな拡径部を安定して形成することができる。
ば、狭い作業空間であってもパイプへの結合工数を格段
に低減することができ、また部品点数を減らすこともで
きるので、コストの低減を図ることができる。また第2
発明の製造方法によれば、ひび割れや破れなどの破損な
く、大きな拡径部を安定して形成することができる。
【0038】そして第3発明のホース接続構造によれ
ば、流路が開口する壁面に直接ゴムホースを接続してい
るので、パイプなどが不要となりかつ組付工数が低減さ
れるので、コストを大きく低減できる。またパイプを挿
通しないので曲り形状のゴムホースを直接接続すること
ができ、省スペース化を図ることができる。さらに第4
発明のホース接続構造によれば、パイプへの挿通作業性
に優れ、かつゴムブッシュなどを不要としてパネル穴を
確実にシールできるので、組付作業性に格段に優れてい
る。また部品点数も従来に比べて少ないので、大幅にコ
ストを低減できる。
ば、流路が開口する壁面に直接ゴムホースを接続してい
るので、パイプなどが不要となりかつ組付工数が低減さ
れるので、コストを大きく低減できる。またパイプを挿
通しないので曲り形状のゴムホースを直接接続すること
ができ、省スペース化を図ることができる。さらに第4
発明のホース接続構造によれば、パイプへの挿通作業性
に優れ、かつゴムブッシュなどを不要としてパネル穴を
確実にシールできるので、組付作業性に格段に優れてい
る。また部品点数も従来に比べて少ないので、大幅にコ
ストを低減できる。
【図1】本発明の一実施例のゴムホースをパイプ及びパ
ネルと接続結合した状態で示す断面図である。
ネルと接続結合した状態で示す断面図である。
【図2】本発明の一実施例のゴムホースの製造方法にお
ける予備賦形工程の説明図である。
ける予備賦形工程の説明図である。
【図3】本発明の一実施例のゴムホースの製造方法にお
ける予備賦形工程の説明図である。
ける予備賦形工程の説明図である。
【図4】本発明の一実施例のゴムホースの製造方法にお
ける予備賦形工程の他の態様を示す説明図である。
ける予備賦形工程の他の態様を示す説明図である。
【図5】本発明の第2の実施例のホース接続構造の断面
図である。
図である。
【図6】本発明の第3の実施例のゴムホースの断面図で
ある。
ある。
【図7】本発明の第3の実施例のゴムホースの他の態様
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図8】本発明の第4の実施例のホース接続構造の断面
図である。
図である。
【図9】本発明の第5の実施例のホース接続構造の断面
図である。
図である。
【図10】本発明の第6の実施例のホース接続構造の断
面図である。
面図である。
【図11】本発明の第6の実施例の他の態様を示すホー
ス接続構造の断面図である。
ス接続構造の断面図である。
【図12】従来のゴムホースをパイプと結合した状態で
示す断面図である。
示す断面図である。
1:ゴムホース 2:クリップ 10:拡径
部 100:パイプ 200:パネル 201:
パネル穴
部 100:パイプ 200:パネル 201:
パネル穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡邉 徳雄 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 平松 義也 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 先端に一般部の径より大きな径の略ラッ
パ状に拡径された拡径部をもつことを特徴とするゴムホ
ース。 - 【請求項2】 押出成形により内部に補強糸層をもつ未
加硫ゴムホースを形成する成形工程と、 該未加硫ゴムホースの先端の被賦形部分を加熱しながら
所定形状の治具に押圧し徐々に略ラッパ状に拡径して予
備賦形ホースとする予備賦形工程と、 該予備賦形ホースに所定形状のマンドレルを挿入した状
態で加硫して先端に該未加硫ゴムホースの内径の1.5
倍以上の内径に拡径された拡径部を形成する加硫工程
と、よりなることを特徴とするゴムホースの製造方法。 - 【請求項3】 先端に一般部の径より大きな径の略ラッ
パ状に拡径された拡径部をもつゴムホースの該拡径部内
壁面を流路が開口した壁面の該開口周縁部に押圧してシ
ール固定したことを特徴とするホース接続構造。 - 【請求項4】 先端に一般部の径より大きな径の略ラッ
パ状に拡径された拡径部をもつゴムホースと、パイプが
貫通して突出するパネル穴をもつパネルとからなり、該
拡径部に該パイプが挿入され該拡径部先端が該パネルに
接し該パネル穴を覆ってシールしていることを特徴とす
るホース接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP645795A JPH08166090A (ja) | 1994-10-14 | 1995-01-19 | ゴムホースとその製造方法及びホース接続構造 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24943194 | 1994-10-14 | ||
JP6-249431 | 1994-10-14 | ||
JP645795A JPH08166090A (ja) | 1994-10-14 | 1995-01-19 | ゴムホースとその製造方法及びホース接続構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08166090A true JPH08166090A (ja) | 1996-06-25 |
Family
ID=26340596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP645795A Withdrawn JPH08166090A (ja) | 1994-10-14 | 1995-01-19 | ゴムホースとその製造方法及びホース接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08166090A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005069290A (ja) * | 2003-08-21 | 2005-03-17 | Daihatsu Motor Co Ltd | ブリーザホースの取付構造 |
CN110215396A (zh) * | 2019-07-09 | 2019-09-10 | 河北晟泰生物科技有限公司 | 血液或氧气进出管与血液容器膜体的垂直连接装置 |
CN112590269A (zh) * | 2020-12-03 | 2021-04-02 | 嘉兴市腾翔塑业有限公司 | 一种封尾pe软管及其生产工艺 |
-
1995
- 1995-01-19 JP JP645795A patent/JPH08166090A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005069290A (ja) * | 2003-08-21 | 2005-03-17 | Daihatsu Motor Co Ltd | ブリーザホースの取付構造 |
JP4583011B2 (ja) * | 2003-08-21 | 2010-11-17 | ダイハツ工業株式会社 | ブリーザホースの取付構造 |
CN110215396A (zh) * | 2019-07-09 | 2019-09-10 | 河北晟泰生物科技有限公司 | 血液或氧气进出管与血液容器膜体的垂直连接装置 |
CN112590269A (zh) * | 2020-12-03 | 2021-04-02 | 嘉兴市腾翔塑业有限公司 | 一种封尾pe软管及其生产工艺 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041214 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050107 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20050208 |